7 配付した参考資料 別紙のとおり
8 議事の
経過概要 別紙のとおり
議事の
経過概要
開会宣告 9時59分
1
一般社団法人近江鉄道線管理機構の設立について
(1)
当局説明 渡辺土木交通部管理監
(2)質疑、意見等
◆
江畑弥八郎 委員 これまでかなり事務局を含めて努力して、ここまで来たということで敬意を表します。それから、この法人ですけれども、財源はどういう形になるのですか、教えてください。
◎渡辺
土木交通部管理監 この
一般社団法人の運営に当たりましては、各
構成団体であります沿線の市町と県から負担金を出して、それで運営をしていくという形になります。
◆
江畑弥八郎 委員 どういう比率ですか、おおむねで結構です。
◎渡辺
土木交通部管理監 比率につきましては、県が2分の1を負担します。これは、設備や施設の投資、あるいは修繕に関わる経費等も含めてということになります。それから各市町の負担割合につきましては、駅の数でありますとか路線延長、
住民定期利用者数に応じて、それぞれの計数を基に算出をいたしました割合に応じて負担をいただくことになります。
◆
江畑弥八郎 委員 米原市からの意見も、一応決着して整理されたということですか。
◎渡辺
土木交通部管理監 特に今の時点で
負担割合等について異議があるという状況にはなっておりませんが、例えば様々な
リスク管理でありますとか、今後の運営に関しての御意見については、まだこれから調整するべきところがあると認識をしております。
◆
松本利寛 委員 基本的なことについて、2点聞きます。一つは、
近江鉄道からこの機構に何と何を移管するのですか。ハードの部分、路面、それから電気、車両などあると思いますが、この基本的な考え方について教えてください。それから4月1日に新たな
事業体制に移り、路盤は、この機構が管理していくということになります。現場の技術者がいませんが、毎日動いている鉄道の日常的な
保線業務について、基本的には
近江鉄道に委託するということになるのですか。
◎渡辺
土木交通部管理監 1点目の何と何を移管するのかにつきましては、まずは、来年度策定をいたします
鉄道事業再
構築実施計画の中で、第二種
鉄道事業者が黒字の運営をする計画を立てる必要があります。そうした中で、設備、施設等につきましては、
鉄道事業用の資産としまして、大きく線路、電路、車両という3種類に分けられます。線路につきましては、必ず移管をされるということになりますけれども、電路、車両については、どこまで移すことで黒字経営ができるのかということをしっかりと踏まえて、適正な施設、設備等を無償譲渡していただくことを考えております。
2点目ですけれども、日常の
保線業務につきましては、実際には、
近江鉄道株式会社等に委託をして、
保線業務を行っていただくことになる想定をしております。
◆
松本利寛 委員 そうなると、基本的な考え方として、運行会社との関係で、路盤等の施設の利用料はどのような方向で検討しておられるのか、これから話し合われるのか、その辺どうなのですか。
◎渡辺
土木交通部管理監 御質問のとおり、今後確定をしていくことになりますけれども、施設につきましては、基本、無償で譲渡していただく形を考えております。そうした中で、第二種
鉄道事業者に利益が発生する仕組みになっておりますので、その利益についての活用方法についても、今後しっかりと検討していく段階であります。
◆
松本利寛 委員 そこなのですけれども、路盤や電路などの基本的なコストの負担が従来の
近江鉄道からなくなるわけですよね。そうしたときに、上に電車を走らせることによって生じた利益がどうなるのかという疑問があると思います。その利益がそのまま
近江鉄道に移行してしまうのかということです。これは地域の住民から見れば、今までの赤字を全部市町に任せて、上の部分で得た利益は
近江鉄道のものになるということなので、そこをどのように考えるのか、下の利用料についてどうするのかというのは、関係市町も含めて十分な議論が必要ではないかと思います。
◎渡辺
土木交通部管理監 現時点におきまして、利益の扱いにつきましては、毎年度発生する利益の一部、あるいは全部を後々の設備投資や
利便性向上の費用に充てるという仕組みがつくれないかということで検討しているところです。利益の全てが
近江鉄道のものになるものではないと想定をしております。
◆
松本利寛 委員 利益がプラスになればという問題はあると思いますが、機構ではどのような形でためるのですか。
◎渡辺
土木交通部管理監 そのため方につきましても、どこにどういう形でためるのが一番利益を損ねない形になるのか、どうするのが使いやすいのかなど、
上下分離にまでにしっかりと決めてまいりたいと考えております。
◆
有村國俊 委員 今度、来年1月に機構が法人登録を行って、4月から業務を開始されます。2024年度には、この
上下分離方式に移行というような中ですが、理事や幹事などの役員がどのように決定されたかの経緯を教えてください。それから、120年前にできた
近江鉄道の歴史については、県民の方々、あるいは沿線住民の方々も意外と知らないところもあると思います。ぜひこれを契機として、今の
近江鉄道とこれからの
近江鉄道の新たな未来をつなぐために、その辺のところの発信をやっていただきたいです。これはリクエストとしてお願いします。
◎渡辺
土木交通部管理監 2点いただきました。1点目の理事、幹事の決定の経緯ですけれども、この
一般社団法人については、やはり沿線の市町がメインとして担っていただくとの考え方から、代表理事を東近江市の副市長に担っていただくとともに、各沿線の大きいところとか、中心になるところの市町の部長級の方に理事を担っていただく予定です。県からも役員に入るということであります。
2点目でありますが、
近江鉄道線は、御意見いただきましたとおり、120年を超える大変歴史ある鉄道であります。しかも、こうした再生の取組を行っていく中で、全国各地にかなりのファンがいらっしゃるということがだんだん分かってきているところでもあります。そうした中で、今御提案いただきました歴史、それから沿線の文化、そうしたことも含めて、しっかりと全国に発信をして、多くの方に乗っていただけるような取組につなげたいと思います。
◆
本田秀樹 委員 法人の目的についてですけれども、「沿線地域の人々の移動の手段を確保する」とのことは理解していますが、「交流を生み出すことで活力に満ちた
まちづくり」ということについて、もう少し具体的な考え方を教えていただきたいと思います。
◎渡辺
土木交通部管理監 やはり鉄道は、その地域の中心をなす
移動手段であるとともに、駅や駅前は、生活や文化の中心だと捉えております。そうした中で、鉄道の活性化、再生をしっかり図るとともに、
まちづくりに欠かせない駅前の整備や二次交通を整備していくことによって、
移動手段が充実され、駅前の活性化が図れるだろうと考えております。そういう様々な効果を期待して、この取組を進めていきたいと考えております。
◆
本田秀樹 委員 駅前の整備ということで、整備のできている駅とできていない駅がたくさんあると思いますが、大きい駅の駅前はいろいろなものがあります。整備ができていない場所は今後どのように支援していくのか、その辺りを確認したいです。
◎渡辺
土木交通部管理監 例えば、愛知川の駅でありますと、美術館がくっついていたりとか、あるいは多賀大社前等も
コミュニティハウス等があり、結構いい駅ができているなというところもあります。一方で、御指摘のとおり、まだ未整備のところもあります。まずは、全体の計画の中で、その駅が所在する市町がメインとなって、その駅をどのように活用していくのかを決め、必要な整備をしていくことになると思います。その際には、この
社団法人でもしっかりと第三種
鉄道事業者としての役割を果たしながら、整備を進めていきたいと考えております。
◆
大橋通伸 委員 安全面でお尋ねします。ちょっと言い方は乱暴ですが、
近江鉄道を玄人とすると、今度の組織は素人というふうに思うのですけれども、4月から運行が開始されますが、これまで運行に当たっての安全面について、どのようなやり取りがされてきたかをお聞きします。
◎渡辺
土木交通部管理監 御指摘の安全運行については、各
構成団体や
鉄道事業者等も含めまして、全線存続する際に、全体でこれが最優先だということで、強くみんなで共有をしてきたところです。具体的な対応、対策等につきましては、先ほども御説明申し上げました
安全統括管理者を第二種
鉄道事業者の兼務でも済むところを、第三種
鉄道事業者にも専任を置くということにしました。それから、もちろん第二種
鉄道事業者となります
近江鉄道株式会社は御承知のとおり、車両を西武鉄道からもらっていて、溶接などをされていたり、様々な独特の部分もございます。また、北部を走っている車両については、除雪への対応もございます。そうした中で、橋梁等もそこそこ年数がたっております。そのあたりの情報もしっかりと共有しながら、必要な対策を遅れないように手を打つ形で進めております。
また、この第三種
鉄道事業者は、御指摘のとおり素人と言われればそうなのですけれども、将来的には
鉄道事業者のOB等に入ってもらうことも想定をして、しっかりと強力な体制を整えてまいりたいと考えております。
◆桐田真人 委員 先ほど
松本委員から利益が出たときのことの議論があったと思いますが、利益が出しやすい環境にはなるのでしょうけれども、経営というのは、いろいろな外部要因が重なってきます。逆に、利益が出なくて赤字が常態化した場合に、この機構や
近江鉄道、あるいは出資負担をされている沿線市町がどのような負担の割合をされていかれるのか、厳しい状況になったときの役割分担について、現段階における見通しをお伺いしたいと思います。
◎渡辺
土木交通部管理監 赤字が続いた場合で想定されるのは、今後利用者がどんどん減っていって回れなくなった場合ということになろうかと思いますけれども、その際にも、まずは黒字運行になるようしっかりと第二種、第三種
鉄道事業者で工夫をしてまいるということがまず第一であります。ただ、それでも赤字になるケースの対応については、現在、
上下分離までに様々なリスクを想定しているところであり、例えば事故や災害が起こった場合どうするのかなど、そうしたことと合わせて、そのあたりの
リスク分担のやり方についてしっかりと議論を進めてまいりたいと考えております。
2
近江鉄道線全線無料デイの実施結果等について
(1)
当局説明 渡辺土木交通部管理監
(2)質疑、意見等
◆
松本利寛 委員 今回この
イベントに非常に多くの人が集中しましたが、どういう方が来られて、日常的な利用に結びつくような糸口があったのかどうかなど、その辺の分析をされていくのかお聞きしたいと思います。
◎渡辺
土木交通部管理監 御指摘のとおり、この無料デイの
イベントをやって終わりということではいけません。今月、
近江鉄道株式会社で、
利用者向けのウェブアンケートを実施する予定となっております。その中で、どういうところから来て、どういう目的で乗られ、日常利用につながるのかどうか、そうしたこともしっかり分析できればと思っております。今、速報では、県内の方が多数だったというところまでは報告を受けているところです。
◆
目片信悟 委員 そもそもこの事業を実施した目的は何ですか。
◎渡辺
土木交通部管理監 目的につきましては、資料の1ページ目、1番の(2)に
乗車体験づくり、
鉄道活用の
機運醸成等とありますけれども、やはりまずは
近江鉄道を知ってもらい、それから乗ってもらうことをきっかけに、どんどん利用者を増やすような取組につなげられないかということが目的にあります。
◆
目片信悟 委員 ということは、この
イベントの後には利用者は増えていないといけないですよね。10月16日に実施してから約2か月たって、これから乗客の動向がどうなったのかというアンケートをしているようではちょっと遅いのではないかと思います。これは民間の事業者がされることなので、とやかく言うつもりはありませんが、これから交通税も含めたいろいろな形で、公が
上下分離も含めてやっていこうとするならば、やっぱりそういう結果につながっていくようにもっていく必要があると思います。例えば、今まではこれだけだったけれども、その後、徐々にこういったところが増えてきたとかというのをリアルタイムに分析していく必要があるのではないかという気がします。また、これだけ多くの人が来てくれて、周辺の飲食店が盛り上がったけれども、次の日から全然人が来なかったら飲食店も大変だと心配します。この辺も含めて、
公共交通をどのように維持し、活性化していくのかが重要だと思いますので、今後の県の施策と合わせて展開していくような取組を引き続き考えていただけるよう、よろしくお願いします。
◎渡辺
土木交通部管理監 その御意見をしっかりと踏まえて、取組を進めてまいりたいと思います。今回、この取組につきましては、
近江鉄道株式会社の取組であったとはいえ、
上下分離で今後運行していくことから、我々もしっかりと主体性を持って、この分析等も進めながら、議論をしてまいりたいと思います。
これまで、
法定協議会とか、活性化に取り組む
意見交換会、沿線の皆さんの
交流会等では、様々な意見が出たところですけれども、そうした意見も踏まえながら、何としても持続可能な運行ができるように行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
休憩宣告 10時31分
再開宣告 10時33分
3 「わたSHIGA輝く国スポ・障
スポ式典基本計画(中間案)および開・
閉会式会場等整備基本計画(中間案)」について
(1)
当局説明 横江国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長
高木国スポ・障
スポ大会局施設調整室長
(2)質疑、意見等
◆
有村國俊 委員 君が代の話が出ましたので、質問したいと思います。この国旗掲揚の場面での使用曲の君が代ですが、どなたに斉唱していただくのかは、いつ頃決まりますか。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 時期的には来年度以降に決定したいと思っております。どなたに頼むかというのは、専門家の御意見も聞きながら、これから検討していく段階です。
◆
有村國俊 委員 専門家の御意見を聞きながら進めていくということなのですね。最終の決定者は知事ですか。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 音楽部会を立ち上げておりまして、そちらのほうで決めていただいて、来年度以降の実施計画にその部分を反映させ、最終的には、
実行委員会でお諮りするということになると思います。
◆
有村國俊 委員 滋賀県ゆかりの方で国歌斉唱をされたがっている人がたくさんいらっしゃると思っております。そうした場合どうされますか。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 まだ具体にそこまでお話をいただいていないところですけれども、幅広い視点でその辺は検討してまいりたいと思います。
◆
有村國俊 委員 県民の皆様が多数喜んでいただけるような方をしっかりと人選していただきたいと思います。
◆
大橋通伸 委員
式典基本計画から2つお尋ねします。
資料10ページの
おもてなし演技についてですが、基本的な考え方の3つ目の丸、「
演技内容を統一し、一体感のある構成とします」とありますが、統一しというのは、国スポも障スポも全く一緒の内容をされるかどうかをお尋ねします。
次に12ページ、炬火についてですが、説明では、各市町の火を一つに集火、火を集めるという表現、御説明でしたが、どこでそれを集めるのか、そして、どこから開会式のセレモニーとなるのか、会場の外からなのか、会場に入ってからなのか、お尋ねします。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 2点御質問のうち、まず1点目の障スポと国スポの
演技内容統一という部分ですけれども、基本的に、
演技内容によって演者が変わってくるということもありますので、大まかには、ほぼ同じような構成で考えているところです。やはり今の時代ですとなかなか演者の練習機会とか時間の制約等もあります。ただ、内容は充実させていきたいと考えているところです。
また、2点目の炬火の
イベントの集火祭との関係ですけれども、各市町でまず火を起こし、それをきっちりと火種として集めるという部分です。実際にそれをどうするかというのは、我々の式典に絡めて演出も実は考えているところですので、先ほどの
もてなし演技の部分に少しコラボレーションするような格好でやるというのも一つだと思いますし、集火の映像を作って、それを式典で流すということも具体に検討しているところです。イメージとしては、集めた火を、式典で集約させるということで考えています。
◆
大橋通伸 委員 オリンピックのようにリレーというような形はとられないですよね。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 過去の第56回国体のときは、
炬火リレーという形でされていましたが、ここ10年ぐらい国体では
炬火リレーという形ではされていないところです。代わりに、現在は各地域の特色を生かした
炬火イベントという形でされている状況で、我々も各地域の特色を生かす形で実施していきたいと考えているところです。
◆
江畑弥八郎 委員 式典の資料の4ページのところの基本的な
考え方3つ目の「環境に優しい式典を目指します」ということですが、具体的にはどういう内容なのかというのをお聞きしたいと思います。また、資料13ページの各競技会の表彰式というところで、例えば福井国体では賞状のほかに副賞を用意されていたようですけれども、これは競技が開催される地域の
実行委員会が地域の特色を生かした副賞を決めていくという考え方なのかをお聞きしたいと思います
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 まず、1点目の環境に配慮した式典の考え方ですが、我々としては、CO2の削減につながるようにしていきたいということが一つあります。例えば、先ほど申し上げましたが、式典における選手、あるいは式典の
出演者等の負担軽減を目指すということは、人数の削減、時間の短縮にもつながってくると考えております。それについては、輸送のバスを減らしたり、仮設物の削減にもつながってきますので、CO2の削減につながってくるかと思います。また、その取組とともに、やはり運営側も参加者も環境を意識した行動を取っていただくことが必要と考えており、県民の環境に対する意識向上についても式典の中で表現できるように今後進めていきたいと考えているところです。
また、2点目の競技会の副賞についてですけれども、県としては、これをしなさいというのは通常ありません。これから各競技会の準備が本格的に市町のほうで進められます。
競技団体や各市町の思いによって、実際に地域の特産物を渡されたりするかと思いますので、県としても、意見交換をしながら見守っていきたいと考えています。
◆
江畑弥八郎 委員 環境の関係については、人を減らすだけでなく、もっと何か違うものをするのかなと思ったのでお聞きしました。これから詳細は検討されていくと思うのですが、やっぱりもっと特徴的な環境に配慮したものを打ち出すべきかと思いますので、お願いします。
2点目の副賞については、私どもの地元の彦根の
市議会議員の方も、例えば彦根仏壇を生かしたものなど、その辺の話もよく聞かれますので、そこはできるだけ早めに対応していただければありがたいと思います。
◎辻 国スポ・障
スポ大会局長 1点目、
環境配慮につきましては、今、式典の中での議論をしておりますが、やっぱり大会全体としてどのように環境に配慮した大会にするかという課題があると認識しております。具体的に、今年、栃木県では、選手団の
ユニフォームを新しくされております。新しくするに際して、
ペットボトルの廃材を利用して、
ペットボトルから再生した糸を使って選手団の
ユニフォーム、スタッフのウエアなどを作るというような取組をされておりました。我々の
ユニフォームももう大分長くなってきておりますので、そういうことも参考にしながら、環境に配慮した取組もやっていくようにしたいと考えております。
それから、炬火の
イベントでは、点火の燃料を環境に配慮した燃料を使うというようなことも取り組んでおられました。各県、大体2年前ぐらいに、そういうふうなメッセージ的なものを出しております。我々も、来年度どこかのタイミングで
環境配慮の取組として、こういうことをやっていきますよというようなものを出したいと思っておりますので、その際にはまた御案内させていただきたいと思っております。
◆
江畑弥八郎 委員 滋賀県でも、菜種油を使って長年市民活動をされていたりしますので、そういうものをぜひ活用していただければいいのかと思いますので、よろしくお願いします。
◆
本田秀樹 委員 開会式やいろいろな競技があると思いますが、会場が朝は何時に開いて、夕方は何時に閉まるのか、そこのところをお聞きしたいと思います。
◎横江 国スポ・障
スポ大会局競技・
式典室長 まず、開会式の例ですが、会場は10時ぐらいから開いて、終わりが4時半になっております。
競技時間については、競技によって異なり、例えば、朝も早く7時ぐらいに始まって、夜は遅く8時、9時ぐらいに終わるという競技もあれば、通常の時間帯で終わるような競技、
ボウリング競技のように民間の施設を使用する競技など、まちまちな状況です。
◆
本田秀樹 委員
一般観覧者の方は車で来られると思いますが、その時間帯についてはもう示されているのですか。どのような
安全管理をしているのか、そこをお聞きします。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 開閉会式等につきましては、基本的に
一般観覧者の方は、
公共交通機関を御利用いただきたいということで、車での来場というのは考えていません。一般的には、会場周辺は
交通規制等をかけて、車が入れないので、事前に周知等を図っていくことになります。
◆
本田秀樹 委員
公共交通を使うということですが、彦根駅から
メイン会場に歩いて行かれるのに、いろいろなルートがあると思います。周りに民家もたくさんありますので、そこをしっかり示してもらわないと苦情等が出たり、ごみなどいろいろ問題があるかと思いますけれども、そういうところはどう考えておられますか。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 今年度の栃木大会で申し上げますと、最寄り駅から歩ける距離のところにあり、そこでは交差点ごとに警備員を配置され、誘導されておりました。そういったことも参考に、民家等のほうに入られないような管理はさせていただきたいと考えています。
◎辻 国スポ・障
スポ大会局長 補足説明させていただきますと、御承知のとおり、彦根の総合スポーツ公園周辺には民家がかなり多くあります。やはり多くの方が来られる大会ですので、来場者が民家の中を通って、御迷惑をおかけするというのは、あってはならないと思っております。きちっとしたルートを来場者の皆さんには示したいと思っています。
基本的には、彦根城のお堀の南側から通っていただいて、連絡橋で入っていただきます。北側になりますと、すぐ横に民家がありますので、そちらのほうは、限られた方の通行としたいと思っております。周辺住民の方々には、
交通規制等、いろいろ御迷惑をおかけするかと思いますけれども、その辺は地元の説明などを丁寧にやって、御理解をいただきながら、大会準備を進めていきたいと思っております。
◆桐田真人 委員 当日の仮設トイレについて、小さい子供がいる関係で、要望になりますけれども、家族連れで国スポを観覧されることもあると思います。子供を連れていくとき、特にこういう大きな
イベントのときには、子供用のトイレを物すごく心配しますので、それが整備されているか、されていないかを事前に調査されて行かれます。施設、仮設トイレとかの衛生環境の整備の良し悪しによって、来場者が行こうかやめようかというような動機につながる可能性も極めて高いと思います。できましたら、今の段階で、仮設トイレにおいても、子供専用のトイレとかにも気配りしながら、配置を検討することが必要と思います。この国スポ大会における姿勢を表していただきたいと強く思いますので、今の段階で、子供用のトイレの仮設をする準備があるのかどうかについて、見解をお伺いしたいと思います。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 仮設トイレにつきましては、様々なものがあると思いますので、業者等から情報をいただきまして、配置をしてまいりたいと思います。今年行われました栃木大会でも、多くの方が御使用いただけるような広い多目的トイレとかも設置されておりましたので、いただきました御意見も参考に、今後、計画を立ててまいりたいと考えております。
○木沢成人 副委員長 会場等整備基本計画の5ページの会場装飾の考え方のところで、左の下にある写真は栃木大会の歓迎のぼり写真だと思います。これは地元の中学生や高校生の手作りののぼりだったと思いますが、滋賀の大会でも同じような形でのぼりを作成する予定をされていますでしょうか。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 会場装飾の中で、のぼり旗というのは、これまでの大会でも、地元の小中学生や高校生が作っておられるということがありますので、本県もそれを参考に検討してまいりたいと考えております。
○木沢成人 副委員長 滋賀県のことだけではなくて、他府県の名物とか特徴のことを学ぶ良い機会になります。私も拝見させていただいて、大変個性的かつ学びを感じられるのぼりでありました。教育的な意味も含めて、しっかり取り組んでいただきたいと思います。会場の飾り花でも、農業系高校の表現の場になるようにお願いしたいと思います。
それともう一つ、栃木の場合は、選手の待機場所からメインの式典会場までの距離が非常に長かったです。その移動の動線に、こののぼり全部を順番に掲げられていて、滋賀県ののぼりはどこにあるのだろうみたいな感じで、一つ一つをじっくり歩きながら見る仕掛けがありました。彦根の場合、割とコンパクトになっていて、全体の時間を調整するというようなことも考えると、これをゆっくり見てもらうための工夫をしっかり考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎辻 国スポ・障
スポ大会局長 のぼりに関しましては、私も見ていて、とても個性的で、多分いろいろ子供たちは調べた上で、その県の特徴的な絵を書いておられるのだろうなということが非常に感じられました。そういう勉強の機会であるのと同時に、選手からは、やっぱりああいうのぼりや激励の言葉があるのは、非常に勇気づけられるというような言葉も聞いたりします。今、効果的な配置についての御意見をいただきましたけれども、我々の施設はコンパクトですので、式典会場のみならず、各競技会場でものぼりがひらめいているような、選手を勇気づけるような形で配置したいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。
◆
松本利寛 委員 会場内の人の動線は出ているのですが、周辺に相当数の駐車場がありますよね。駐車場と車の移動の流れについて、周辺の交通渋滞も含めてどう考えるのか、その計画はまた別にあるのですか。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 輸送交通につきましては、別途、輸送交通の専門委員会を立ち上げ、関係者の方にも参加いただき、御議論をいただいているところです。輸送交通の基本計画につきましても、今年度、整理をしているところです。今後、警察等とも調整をしながら、会場外の
公共交通の整理につきましても、計画等をしっかりとつくってまいりたいと考えております。
◆
松本利寛 委員 メインスタジアムの周辺、それから第3種陸上競技場の東側辺りの駐車場全部に一般車を入れないという考え方ですか。
◎高木 国スポ・障
スポ大会局施設調整室長 今のところ、会場内の駐車場につきましては、一部関係者で使用いただくということは考えておりますが、一般の方に御利用いただくほどの十分なスペースがございませんので、一般の方の御利用はないと考えております。
◆
松本利寛 委員 もし一般車が入るとすれば、周辺部も含めて相当な渋滞が起きる可能性があるので、そこは周辺部分への渋滞に及ばないようなきちっとした車の流れをつくっていただきたいと思います。
○加藤誠一 委員長 開会式等、両方ともありますけれども、何千人規模を想定されているのかを教えてください。
◎石野 国スポ・障スポ大会局副局長 先般行われましたいちご一会とちぎ国体ですが、総合開会式が一番観覧数、参加者数が多かったということです。競技場の中に入っているのが1万2,111人ということでした。選手、監督、式典の演出者等々で4,000人、観覧席に入っておられる方が7,300人ということでしたので、そういったことを踏まえながら、滋賀県としてどれぐらいの規模感で実施するのかということを考えていく必要があると思います。
私どもの彦根の会場は、一応観客席が1万5,000人という形になっていますけれども、ロイヤルボックスを置いたり、吹奏楽の方を配置したりということになりますと、おおむね8,000席ぐらい座席のスペースがあると試算しているところです。どれぐらいの仮設スタンドを作るのかといったことも含めて、今後検討していきたいと考えております。
○加藤誠一 委員長 先ほど仮設トイレの課題がありましたけれども、そこの基本となる規模感がないと検討ができないので、できるだけ早くその規模をまとめたほうがいいのではないかと思いました。もう一つは、
有村委員から君が代の話が出ました。誰が決めるのかなどありますが、やっぱり大会全体を通して一体感を出すには、トータルで音楽といいますかBGMをコーディネートする人がいたほうがいいのではないかと思いました。これは検討をしていただければ結構ですけれども、指摘をしておきます。
4 第77回国民体育大会の結果を踏まえた競技力向上対策について
(1)
当局説明 南野国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長
(2)質疑、意見等
◆
大橋通伸 委員 2点お願いします。1点目は、第70回和歌山大会は24位ということで、これは近畿ということで力を入れられた結果だったのでしょうか、背景を教えてください。
2つ目、青年種別の新戦力の獲得についてです。例えば、ワールドベースボールクラシックだと大谷翔平がアメリカから帰ってきて日本の選手として活躍しますが、ふるさと選手に本県の国スポで活躍してもらうときのルール、取り決めを教えてください。
◎南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 まず1点目の第70回和歌山大会の結果ですが、開催県というのは予選が免除されます。この年は、和歌山県は予選免除でしたので、滋賀県、近畿に与えられるライバルが1県減っていることから、予選突破がしやすかったという傾向はあります。ただ、本選で入賞する必要があり、この年はカヌーがかなり大活躍しておりました。例年の倍ぐらいの点数を取っていましたし、アーチェリー競技もたくさん入賞しており、そういうことが複合的になりまして、24位という結果になったものと考えております。
2点目のふるさと選手につきましては、現在、滋賀県の小学校、中学校、高等学校を卒業した選手であれば、県外に居住あるいは勤務をしておられても、ふるさと選手として出場いただくことができます。ただ、そのためには、ふるさと登録という手続を経ていただく必要があります。ワールドベースボールクラシックの事例をおっしゃっていただきましたけれども、まさに今、サッカーのワールドカップも同じように、日本代表では、ふだんは欧米のプロのトップリーグで活躍していただいている選手が、ジャパンの
ユニフォームを着て、日本の代表として活躍しております。まさに国体、国スポでは、ふだんいろいろなところで活躍している選手が滋賀の
ユニフォームを着て、滋賀県の県民の皆さんの声援を得て、大活躍していただく、そういうことと考えております。
現在、開催年のふるさと選手を112人と想定をしており、先ほどの資料にもありましたように、その所属元の実業団等に開催年での滋賀代表としての出場について折衝を始めているところです。
◆
松本利寛 委員 2025年をピークとして、そこに照準を合わせて、様々な競技力の向上を図るのは分かるのですが、2025年が終われば、今のふるさと選手や企業招致の選手は次の開催県や、またその次の開催県に移動してしまいます。そうすると、全体として出場枠の減少も含めて順位が下がっていきます。振り返れば、その一時だけでは、滋賀県全体のスポーツレベルの向上や競技力の向上にはなかなかなり得なのではないですか。そういう意味からすると、2025年をピークとして、その年をどうするかというよりも、どういうふうに競技力を上げて、それをどう維持していくのかという観点で、県民のスポーツの振興を図っていく準備をする必要があるのではないかと思います。そういう視点をどう考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
◎南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 この委員会でも以前からそういう御指摘をいただいております。我々ももちろん2025年の目標を高く掲げて達成をしてまいりたいと思っておりますが、それだけではなくて、その後の滋賀の競技力の維持、発展につなげていくことこそが国スポの競技力向上の目的だと考えております。
スポーツ特別指導員、そのほか青年選手も滋賀に来ていただきます。もちろん選手のいろいろな意向もありますが、我々としては、一人でもたくさんの選手が滋賀に残っていただけるように、例えばスポーツ特別指導員であっても、その国スポでの期間、あるいは国スポが終わった時点で、県内の企業で、あるいは、もし試験を突破していただけるのであれば教員、公務員というような形で滋賀に残っていただいて、選手を引退された後であっても、指導者として後進の指導に関わっていただけるような道筋をつけていきたいと考えております。
また、優秀な選手に滋賀に来ていただくことにより、その姿を見た周りの選手や指導者、あるいは子供たちのレベルアップもこの2025年までの機会に図れるのではないかと思っておりますし、そのレベルアップにつながるような取組をしていく必要があると思います。このことも含めまして、2025年以降は、引き続きそのレベルを維持していくことこそが、国スポに向けた競技力向上の目的であり、我々はそこをしっかり目指していきたいと考えております。
◆
松本利寛 委員 過去10年間の開催県が開催年に優勝したかどうかは別にして、その後にどういう順位、どういう水準になってきたのかということを見た上で、少し長期的に考えて、滋賀県としてどういうレベルに持っていくのかということをきちっと位置づける必要があるのではないかと思います。毎年、東京をはじめ大阪、愛知などを含めて、絶えず10番以内に入っているところはほとんど決まっていますよね。そういう中で1位を争うということの意味について、どうなのかなという気はしますけれども、ほとんど人数の関係で上下しているという、この構造そのものから見たときに、滋賀を絶えずどの位置に持っていくのかという視点は、ずっと持ち続ける必要があるとは思います。
◎南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 滋賀県競技力向上の基本計画においては、開催年の総合優勝、天皇杯はもちろんなのですが、その後については、今目標としております15位のレベルを維持していきたいということを位置づけております。また、現在、改定作業をしておりますスポーツ推進計画においても同様の考え方で位置付けております。もちろん、上位は今委員御指摘のあった大きなところが占めているという傾向は変わらないと思いますけれども、先ほど申し上げました2025年の競技力向上のレガシーを、できる限り維持できるような目標も掲げつつ、取り組んでまいりたいと考えております。
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江畑弥八郎 委員 障スポ大会のほうですけれども、選手が55名、監督を含めて99名、今後の対応のところで、12種目309選手を目指したいとあります。4年ぶりでコロナ禍ということで、今回はかなり厳しかったと思うのですが、この55名から309名って大丈夫なのですか。
◎南野 国スポ・障
スポ大会局競技力向上対策室長 確かに数だけを見ると、単純に6倍ぐらいの数になります。まず、このうちで団体競技があります。309名の内訳が、団体競技で157名です。これは、12競技あるうち、今は2競技に出ておりますので、残り10競技のそれぞれのチームの数を積上げていくと、これぐらいになります。ただし、今それぞれの団体競技のチームの状況として、人数が常に充足しているということではありません。ですが、全くやっておられない競技はありませんので、それぞれの団体競技に取り組んでおられる選手の皆さんをしっかり育成強化していくことで、一定数は確保できるのではないかと考えております。
一方、個人競技のほうが152名です。先ほども申し上げましたように、個人競技については、5倍の人数の選手を育成していく必要があります。こちらについても、全く当てがないということではございません。今いろいろな県の大会や障害者スポーツの体験会に出ていただいている選手の中にも、全国大会に出てみたい、挑戦してみたいと言っておられる選手が一定数おられます。そういう選手を総計しますと、これぐらいの人数になると考えております。ただ、やはり全国大会の舞台で自信を持って活躍していただくために、この残り2年の間で練習会などの機会を確保、充実していきたいと考えております。
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江畑弥八郎 委員 パラリンピックを見ていると、相当レベルが高いなという気がしましたので、この数字を見てちょっと心配したのですけれども、この障スポ大会は、参加するということがメインということですので、この目標でできるということでしたら結構です。頑張ってください。