• "獣害対策"(/)
ツイート シェア
  1. 滋賀県議会 2022-03-11
    令和 4年 3月11日環境・農水常任委員会−03月11日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    令和 4年 3月11日環境農水常任委員会−03月11日-01号令和 4年 3月11日環境農水常任委員会              環境農水常任委員会 会議要録                                開会 10時28分 1 開催日時      令和4年3月11日(金)                                閉会 11時28分                         (休憩 11時01分〜11時03分) 2 開催場所      第三委員会室 3 出席した委員    大橋委員長、白井副委員長             松本委員加藤委員富田委員清水(鉄)委員、             九里委員今江委員 4 出席した説明員   石河琵琶湖環境部長西川農政水産部長および関係職員 5 事務局職員     馬崎主査柴田主幹 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  10時28分 《農政水産部所管分》 1 議第53号 令和3年度滋賀一般会計補正予算(第15号)のうち農政水産部所管部分について (1)当局説明  中田農政水産部次長 (2)質疑意見等松本利寛 委員  産地競争力強化対策事業の(1)から(4)について、当初の予算見積りと比較して中には執行ゼロのものもあり、押しなべて当初予定の3分の1程度事業実績しか示されていません。1年先の事業をどう見通すのかは難しいですが、せっかく事業として予算を立てるのならば、3分の1以下というのは、事業計画のありようとしてどうなのでしょうか。それぞれ事業実態があると思いますので、こういう状況に至った事情も含めてもう少し説明してください。 ◎平井 農政水産部技監  個別に御説明させていただきます。  まず産地競争力強化対策事業(1)のアについてです。これは3地区から2地区に減っていますが、減った1地区は大規模イチゴ施設でして、(5)に事業振替となっています。  イとウは、ほぼ担い手に対する助成であり、ポイントが高い順に採択されます。全国でたくさん要望がある中、実はこの予算以上の要望をしていますが、実質的に国から配分を頂いたのがこれだけです。特に先進的農業経営確立支援タイプは非常に難しく、1円も頂けませんでした。  (2)の産地生産基盤パワーアップ事業はゼロとなっています。2地区を予定していましたが、計画準備が十分ではなかったので、来年度に向けて要望していくという状況です。  (3)と(4)は、国の補正で11月に積ませていただいたものです。(3)については、同じように要望はたくさん行いましたが、採択されたものはこれだけでした。(4)に関しましても、新しい事業ですので、農家準備不足もあり、要望がありませんでした。来年度に向けて、今、要望調査をしており、その中で要望いただいているものがあります。 ◆松本利寛 委員  現地や実施主体との関係はあると思いますが、事業実施に向けて精度を上げながら予算を確保する努力をしていただきたいです。3分の1、あるいは国が認めなかったことなどを含めると、予算そのものが成り立っていないのではないかと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  しがの水田フル活用総合対策事業についても、減額率が相当大きいですが、それぞれの事情はどういう状況でしたか。 ◎平井 農政水産部技監  1番のしがの力強い水田農業確立事業については、この中で麦、大豆に対して団地化を進める等の国庫事業がありますが、麦、大豆を増やした面積よりも転作面積を増やさなければいけないという要件があります。滋賀県ですと麦、大豆二毛作ですので、2倍の延べ面積になります。その延べ面積以上に転作面積を増やすという要件がある事業で、単作ですと対応できるのですが、麦、大豆二毛作ですので対応できず、1産地からしか要望がありませんでした。この事業については、そういう課題を国に要望等申し上げて、来年度からはそういう要件は撤廃されましたので、事業として展開していけると考えています。  また、気候変動適応型農作物生産体制強化事業農業用ハウス強靱化緊急対策事業は、ハウスを強靱化するための補強をする事業です。これは個別の農家に対して支援するのではなく、産地ぐるみ取組が必要となり、事業継続計画――BCPをつくっていただく必要があります。個別のBCPは、国の簡単なチェックシートのようなものがあり、個別に対応していただければよいのですが、話合いを行い、産地ぐるみBCPをつくる必要があります。個別の農家でありますので、産地ぐるみで話をしていくのが難しく、なかなか成立しないという実態であります。できる限りそういった産地ぐるみ取組ができるように、普及推進に努めたいと考えています。 ◆松本利寛 委員  獣害対策推進プロジェクト事業費も3分の1ほどになっていますが、どういう事情ですか。 ◎平井 農政水産部技監  これについては、夏ぐらいに予算要求をする段階で各市町要望確認します。その要望に基づいて予算要求をさせていただきますが、蓋を開けますと3分の1程度要望しかありませんでしたので、国からの配分がなかったということではありません。そういう意味では大分要望が減ってきているのではと思っています。 ◆松本利寛 委員  先ほど申し上げたように、1年先の事業展開の予測をして、予算を見積もるのは大変だと思いますが、できるだけ精度を上げて、最初と最後がそれなりに均衡する事業計画予算にしていただきたいと思います。 ◆清水鉄次 委員  関連で今の答弁の内容を確認します。産地競争力強化対策事業で(1)を(5)に振り替えたということなので、(1)は国に採択されなくて、(5)で目的を変えてその事業を残したということだと思いますが、まだ採択されていませんよね。見通しはどうなのですか。 ◎平井 農政水産部技監  見通しについては、国に確認をしていますが、まだ十分に返事がない状況ですので、確定していません。 ◆松本利寛 委員  想定されている事業箇所の想像はつきますが、地元調整が必要だと聞いています。 ◎平井 農政水産部技監  イチゴ施設ですが、地元のある農家から大きいプロジェクトなので心配する声が出ていると聞いています。ただ、この事業そのものについては、丁寧に市町から説明されていると伺っていますので、今のところ問題はないという認識です。 ◆松本利寛 委員  いまだに決定されていないことと関連はありますか。 ◎平井 農政水産部技監  今国が燃油対策等々に追われており、なかなかそこまで手が回らず、遅れていると聞いています。個別の事情ではなく、国全体の事情と聞いています。 ◆今江政彦 委員  国の補助事業執行できなければ減額でやむを得ないと思います。  2点お願いします。1つは9ページの就職氷河期世代新規就農促進事業費補助金について、金額的には900万円ほどですが、せっかくこういうメニューがあるのに結果的に該当がなくゼロでした。就職氷河期事業関係は、議会でもいろいろ議論もあり、県もいろいろ努力いただいています。難しい部分はありますが、PRがどの程度できていたのか、その辺の事情を聞かせてください。  それから13ページの畜産収益力強化対策事業費について、新規も含めて大きな金額ですが、この時期なので当然、繰越明許費となると思いますけれども、執行見込みはどうでしょうか。 ◎森野 農業経営課地域農業戦略室長  就職氷河期世代新規就農促進事業費補助金関係ですが、(2)の経営開始型農業次世代人材投資事業費補助金の中でカバーできましたので、国の配分を頂かずに30歳以上50歳未満の方も対応させていただきました。国が予算の全体を確保するために、同じような事業ですが、特に30歳以上50歳未満の方の分の予算を別途確保しており、今回はそれを使わなくても滋賀県の要望は全部対応できました。 ◎青木 畜産課長  畜産収益力強化対策事業、いわゆる畜産クラスター事業ですが、現在3協議会で6農場から畜舎等の建設に係る要望が出ていまして、現在、国のヒアリングの最中です。第2次要望ですが、一応3月の終わりぐらいに結果が出ると思います。  もう1つスマート畜産導入支援事業ですが、連絡を頂いていますので、来年度執行できると思います。 ◆加藤誠一 委員  土地改良公共事業について、全体の事業進捗に問題はないと思いますが、いわゆる16か月予算関係で、いろいろな補正がたくさんあります。その関係でたまたま当初予算減額となりますが、全体的には影響がないのかを確認させてください。  もう1つ確認ですが、平井技監が先ほどおっしゃっていた国の採択に関してポイント制が導入されていることはよく知っていますけれども、北海道から沖縄県までを含めた全国でのポイント制なのか、近畿だけのポイント制なのかであります。いろいろな制度に乗ろうと思うと、大きい北海道などは何でもできそうに思いますが、滋賀県は滋賀県なりに頑張ろうとしているのに、全国でのポイント制滋賀県は全部駄目とされてしまうのは、ちょっといかがなものかと思いますので、言うべきことは言わないといけないと思います。その辺の考えを聞きたいと思います。 ◎中川 農政水産部技監  土地改良公共事業については、11月の議会で承認いただいた補正予算で36億円ほど頂いており、両方を合わせた事業進捗をしっかりと見ています。地域要望にしっかり応えられる予算として進めていますので、問題はないと考えています。 ◎平井 農政水産部技監  御指摘についてよく分かりますが、国の制度そのものは、要件的には認定農業者であるなどといったもので、あとはそれぞれが計画をどれだけ伸ばすか、現状値がどれだけ大きいかなどにより採択が決められます。  地域の人・農地プランがあり、最近は個別ではなく集落でのポイントになります。高い人、低い人を合わせて平均的なポイントにして、地区採択をされます。担い手に関する支援については、そういった状況です。  そういう中で、全国的にはある程度バランスのとれた制度になっているのではないかと考えています。委員がおっしゃられる滋賀県の独自性というのは、なかなか難しい部分がありますので、御理解をいただきたいと思います。 ◆加藤誠一 委員  技監がおっしゃることは分かりますが、本当に熱心な農家は、国の補助金を使って新しいことをやろうと思いますし、そのときは市役所を通じて申請します。例えば市町で受け付けて単純に申請されるよりは、各農業整備事務所も協力して計画をつくり、できるだけ国に認めてもらえるように指導もしていただければありがたいと思います。これは要望としてお願いしておきます。 (3)採決  賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した。 2 議第58号 令和3年度滋賀沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について (1)当局説明  中田農政水産部次長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 3 議第71号 県の行う土地改良事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて (1)当局説明  青木耕地課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 休憩宣告  11時01分 再開宣告  11時03分 《琵琶湖環境部所管分》 4 議第53号 令和3年度滋賀一般会計補正予算(第15号)のうち琵琶湖環境部所管部分について (1)当局説明  林琵琶湖環境部次長 (2)質疑意見等 ◆今江政彦 委員  森林環境学習事業のやまのこ事業について、減額の理由は宿泊から日帰りになったということでいいのですが、コロナなどの事情日帰りでもできなかったところは、4年生全体でどの程度ありましたか。 ◎樽谷 森林政策課長  対象は235校です。そのうち実施したのは233校、2校は実施していませんので、99%が実施しています。 ◆今江政彦 委員  それぞれの学校の事情はありますが、一生に一度の小学校4年生でのタイミングですので、コロナ禍で大変だと思いますが、引き続き全ての4年生が参加できるようによろしくお願いします。要望です。 ◆松本利寛 委員  産業廃棄物対策事業費最終処分場特別対策事業、いわゆるRDの対策事業減額要因を教えてください。 ◎湯木 琵琶湖環境部管理監  令和3年度の予算については、2次対策工事完了後の翌年度というタイミングでして、結果的に非常に慎重を期した予算となっていました。  その中で効果的、効率的な事業執行に努めた結果でして、特に工事終了後の構造物状況対策効果等が比較的良好に推移している点から、事業規模事業量が当初必要と考えていたものから大きく減となりました。  主な要因ですが、まずは対策工事効果の見極めにより、追加補修工事が不必要、もしくは工事量が減となりました。深掘穴対策ということで、処分場内の地下の水の滞留状況も比較的良好でしたので、新たに揚水井戸設置等も想定していましたが不要となりました。また、水処理施設の配管の更新も一部考えていましたが、更新時期を延長しました。
     また、対策完了後のモニタリング調査の結果、不必要もしくは事業量が減となったものがあります。まずは周辺の環境影響調査により、連絡協議会での住民の皆様との話合いの結果、下流域経堂池調査回数を減らすことができました。また、産業廃棄物とは別に旧の栗東市の家庭系のごみもあり、これについても一定評価ができましたので、モニタリング調査が減少しました。  それから、先の委員会でも御報告しましたが、ヒ素についても一定評価ができましたので、5か所ほどボーリング調査追加で行う必要があると考えていましたけれども不要になりました。  それと、最初次長説明でもありましたが、場内の浸透水をピットに集めて揚水し、水処理施設で処理して下水に放流していますが、その処理量が想定より少なく、下水道代電気代等が減になりました。 ◆松本利寛 委員  分かりました。琵琶湖環境部補正予算に異論はないのですが、補正予算全体について提案もありますので、承認させていただくわけにはいかないことを申し添えておきたいと思います。 ◆加藤誠一 委員  琵琶湖研究基金積立金について、令和5年以降にいろいろな設備が必要だと思いますが、多分基金はほとんど残っていないと思います。今回、新たに積まれますが、令和5年以降に何か大きなことを考えているのか確認します。 ◎礒谷 環境政策課長  琵琶湖研究基金は、現在、3,600万円程度しかないので、今回積ませていただきます。当初予算で精密な分析機器などの購入をお願いしていますが、各種の分析機器や船舶の維持などがありますので、そうしたことを洗い出しながら、効果的にこの2億円を使っていきたいと考えています。 ◆加藤誠一 委員  予算特別委員会分科会でも言いましたが、部長から答弁いただいた琵琶湖管理基金についてもよろしくお願いします。要望です。 (3)採決  賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決した。 5 議第57号 令和3年度滋賀県林業・木材産業改善資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)について (1)当局説明  林琵琶湖環境部次長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 6 議第65号 令和3年度滋賀琵琶湖流域下水道事業会計補正予算(第3号)について (1)当局説明  林琵琶湖環境部次長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 7 議第72号 流域下水道事業に要する経費について関係市町が負担すべき金額を定めることにつき議決を求めることについて (1)当局説明  太田下水道課長 (2)質疑意見等  なし (3)採決  全員一致原案のとおり可決すべきものと決した。 8 挨拶    (退職者 挨拶) 小竹循環社会推進課長 9 委員長報告について    委員長に一任された。 閉会宣告  11時28分  県政記者傍聴:なし  一般傍聴  :中止...