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08月08日-委員長報告、討論、採決、閉会-05号

  • "土地造成事業会計補正予算"(/)
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  1. 新潟県議会 1964-08-08
    08月08日-委員長報告、討論、採決、閉会-05号


    取得元: 新潟県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    昭和39年  6月定例会 本会議昭和39年8月8日(土曜日)  議事日程 第5号    午後1時 開議 第1 第125号議案から第142号議案まで及び第145号議案から第155号議案まで 第2 請願第100号から第173号まで 第3 陳情第24号から第70号まで 第4 請願第29号、第37号、第40号、第46号から第87号まで、第92号から第97号まで、陳情第11号 第5 第156号議案から第158号議案まで 第6 第16号発議案から第20号発議案まで 第7 議長辞職許可について 第8 副議長辞職許可について 第9 常任委員会委員の選任 第10 常任委員長の選任 第11 常任副委員長の選任 第12 都市計画地方審議会委員の選挙   ―――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1  第125号議案 昭和39年度新潟県一般会計補正予算  第126号議案 昭和39年度新潟県母子福祉資金貸付事業特別会計補正予算  第127号議案 昭和39年度新潟県中小企業設備合理化資金貸付事業特別会計補正予算  第128号議案 昭和39年度新潟県電気事業会計補正予算  第129号議案 昭和39年度新潟県土地造成事業会計補正予算  第130号議案 昭和39年度新潟県病院事業会計補正予算  第131号議案 新潟県財政調整基金の処分について  第132号議案 契約の締結について(新潟新競馬場スタンド構内建築工事)  第133号議案 知事専決処分について(昭和38年度起債変更)  第134号議案 知事専決処分について(新潟地震関係補正予算)  第135号議案 知事専決処分について(新潟地震関係災害救助特別会計補正予算)  第136号議案 知事専決処分について(新潟地震関係災害救助特別会計補正予算)  第137号議案 知事専決処分について(県税条例一部改正)  第138号議案 知事専決処分について(附属機関設置条例一部改正)  第139号議案 知事専決処分について(新潟地震関係工業用水道事業特別会計補正予算)  第140号議案 知事専決処分について(新潟新競馬場馬場築造工事請負契約)  第141号議案 知事専決処分について(直江津港改修工事請負契約)  第142号議案 知事専決処分について(昭和大橋復旧工事請負契約)  第145号議案 一般職の職員の給与、勤務時間等に関する条例等の一部を改正する条例等の一部改正につい         て  第146号議案 新潟県道路占用料等徴収条例の一部改正について  第147号議案 新潟県港湾管理条例の一部改正について  第148号議案 新潟県立病院及び診療所条例等の一部改正について  第149号議案 新潟県職業訓練所設置条例の一部改正について  第150号議案 新潟県工場誘致条例の一部改正について  第151号議案 県道路の認定、変更及び廃止について  第152号議案 公平委員会の事務の受託について(湯沢町、外1組合)  第153号議案 町村の境界変更について(小出町、広神村)  第154号議案 町村の境界変更について(吉田町、弥彦村)  第155号議案 村の境界変更について(広神村、湯之谷村) 日程第2 請願  第100号 木炭検査手数料の廃止に関する請願  第101号 主要地方道柏崎高浜堀之内線の舗装に関する請願  第102号 車両制限令施行に伴うバス路線の改良に関する請願  第103号 地すべり対策に関する請願  第104号 恩給格差是正に関する請願  第105号 県道荒浜安田新道線の延長認定に関する請願  第106号 主要地方道新潟亀田内野線災害復旧工事施行に関する請願  第107号 県道新潟港下木戸線の補修、舗装に関する請願  第108号 県道荒浜安田新道線の路線変更に関する請願  第109号 川岸町二丁目十字路に交通信号機設置に関する請願  第110号 町道山手線改修工事に対する県費助成に関する請願  第111号 県道田口停車場杉野沢線の補修、舗装に関する請願  第112号 串川の河川改修に関する請願  第113号 新潟地震被災県営住宅復旧に関する請願  第114号 中里駅前町道の県道認定に関する請願  第115号 小栗山川口線(仮称)の県道認定及び経過地一部変更に関する請願  第116号 長岡市新組地区湛水防除に関する請願  第117号 源太山川の河川法準用河川編入に関する請願  第118号 松沢川の河川法準用河川編入に関する請願  第119号 清水沢川の河川法準用河川編入に関する請願  第120号 和南津沢川の河川法準用河川編入に関する請願  第121号 田沢川の河川法準用河川編入に関する請願  第122号 小江戸川の河川法準用河川編入に関する請願  第123号 相川川の河川法準用区域変更に関する請願  第124号 県道長岡岩野小千谷線の一部路線変更に関する請願  第125号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第126号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第127号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第128号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第129号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第130号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第131号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第132号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第133号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第134号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第135号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第136号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第137号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第138号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第139号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第140号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第141号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第142号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第143号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第144号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第145号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第146号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第147号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第148号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第149号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第150号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第151号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第152号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第153号 栗ノ木川、新栗ノ木川堤防の築造に関する請願  第154号 水害対策に関する請願  第155号 水害対策に関する請願  第156号 水害対策に関する請願  第157号 水害対策に関する請願  第158号 私立保育施設に対する援助に関する請願  第159号 柿崎病院の医師充足、施設整備に関する請願  第160号 ガンセンター新潟病院の災害復旧に関する請願  第161号 道路の新設に関する請願  第162号 猫興野橋(仮橋)の改造に関する請願  第163号 県立新潟女子高等学校の建設促進に関する請願  第164号 公立義務教育諸学校の教職員定数並びに教職員給与国庫負担に関する請願  第165号 通船川の即時廃川に関する請願  第166号 柿崎病院の現状改善に関する請願  第167号 七月豪雨被害地病害虫防除経費補助に関する請願  第168号 スノーセット設置に関する請願  第169号 橋梁新設に関する請願  第170号 清津川、釜川筋の砂防堰堤構築に関する請願  第171号 市道両津下久知久知河内線の県道認定に関する請願  第172号 鵜川の改修促進に関する請願  第173号 栗ノ木川、新栗ノ木川堤防の築造に関する請願 日程第3 陳情  第24号 畜産行政機構の一元化に関する陳情  第25号 沼田栃尾三条線の二級国道昇格に関する陳情  第26号 県立松代高等学校校地買収及び施設整備に関する陳情  第27号 国立新潟大学高田分校教員養成課程四年制設置に関する陳情  第28号 輸入木材の荷捌き水面設置に関する陳情  第29号 養蚕の凍霜害対策に関する陳情  第30号 南魚沼郡県出先機関総合庁舎新築に関する陳情  第31号 県立中条高等学校校地拡張に関する陳情  第32号 夜間定時制高等学校屋外運動場照明施設設置に関する陳情  第33号 県道中野三条線の路線変更に関する陳情  第34号 新潟地震対策に関する陳情  第35号 新潟地震対策に関する陳情  第36号 新潟地震対策に関する陳情  第37号 新潟地震対策に関する陳情  第38号 新潟地震対策に関する陳情  第39号 新潟地震対策に関する陳情  第40号 新潟地震対策に関する陳情  第41号 新潟地震対策に関する陳情  第42号 新潟地震対策に関する陳情  第43号 新潟地震対策に関する陳情  第44号 大郷橋の復旧(永久橋架換)に関する陳情  第45号 木炭生産施設災害復旧に対する助成に関する陳情  第46号 乙大日川の震災復旧工事施行に関する陳情  第47号 烏川の災害復旧工事施行に関する陳情  第48号 水害対策に関する陳情  第49号 水害対策に関する陳情  第50号 水害対策に関する陳情  第51号 産業災害対策に関する陳情  第52号 食品工業の復興促進に関する陳情  第53号 水害田の空中散布に対する助成に関する陳情  第54号 道満川の復旧工事施行に関する陳情  第55号 農業用水堰堤災害復旧事業に関する陳情  第56号 水害対策に関する陳情  第57号 水害対策に関する陳情  第58号 水害対策に関する陳情  第59号 道満川の復旧工事施行に関する陳情  第60号 在日朝鮮人に対する住宅金融公庫資金の融資に関する陳情  第61号 在日朝鮮人に対する国民金融公庫等資金の融資に関する陳情  第62号 関屋分水事業の促進に関する陳情  第63号 震災復興援助に関する陳情  第64号 震災復興援助に関する陳情  第65号 震災復興援助に関する陳情  第66号 水害の激甚災害指定に関する陳情  第67号 道満川の堤防土盛工事施行に関する陳情  第68号 通船川の存置に関する陳情  第69号 防災ダム等の建設に関する陳情  第70号 水害復旧と河川改修に関する陳情 日程第4  請願第29号、第37号、第40号、第46号から第87号まで、第92号から第97号まで  陳情11号 総務文教委員会における請願第29号、第46号から第87号まで、第97号、陳情第11号、社会土木委員会における 請願第165号、陳情第68号、第69号閉会中継続審査について 日程第5  第156号議案 公安委員会委員の選任について  第157号議案 収用委員会委員の任命について  第158号議案 監査委員の選任について 日程第6  第16号発議案 地震等災害保険制度の確立に関する意見書(高山富三君外21名)  第17号発議案 新潟大学歯学部の設置に関する意見書(外山勘兵衛君外19名提出)  第18号発議案 恩給法の改正に関する意見書(外山勘兵衛君外19名提出)  第19号発議案 公立義務教育諸学校の教職員定数の改善等に関する意見書(外山勘兵衛君外19名提出)  第20号発議案 原水爆の禁止等に関する意見書(相場一清君外13名提出) 特別委員長の報告 日程第7 議長辞職許可について 議長の選挙 日程第8 副議長辞職許可について 副議長の選挙 日程第9 常任委員会委員の選任 日程第10 常任委員長の選任 日程第11 常任副委員長の選任 日程第12 都市計画地方審議会委員の選挙 特別委員会解消について 特別委員会設置の動議(相場一清君外13名提出) 特別委員会委員の定数について 特別委員会委員の選任 特別委員会の閉会中継続調査について 議会運営委員会委員の選任報告 特別委員会及び議会運営委員会の正副委員長の互選結果の報告   ――――――――☆――――――――出席議員(62名)       岩野 良平 君  山崎 直榮 君  子田 忠男 君  荒井 清治 君       阿部 助哉 君  志苫  裕 君  若槻  勉 君  丸山金太郎 君       後藤 清一 君  川崎 重吉 君  小林 藤吉 君  志田  保 君       鈴木吉治郎 君  木島喜兵衛 君  小林 寅次 君  加賀田二四夫君       吉川 芳男 君  高橋 鋼吉 君  高橋半左エ門君  小山 俊弌 君       長川谷吉雄 君  中川 よう 君  高山 富三 君  市橋 長助 君       相場 一清 君  飯塚 宗久 君  高鳥  修 君  松井 源内 君       鈴木 太吉 君  小野 清一 君  戸田 文司 君  小林 静夫 君       石本十九一 君  澤野 廣吉 君  長谷川多喜男君  遠山 作助 君       茂野 誠衛 君  稲家 重雄 君  旗野 進一 君  岩村時次郎 君       坂内 龍雄 君  外山勘兵衛 君  角屋 久次 君  鈴木 精一 君       渡邊 常世 君  高橋 重雄 君  高橋 正治 君  平田 早苗 君       岡田 幸平 君  長谷川 信 君  石坂 三郎 君  相澤 春治 君       佐藤 幸作 君  佐藤熊太郎 君  金子 政治 君  川室 道隆 君       田原與一郎 君  祢津 文雄 君  三浦 貞一 君  吉田 吉平 君       高橋 虎夫 君  内山 福雄 君   ―――――――――――――――――議員以外の出席者  知事          塚田十一郎 君  出納長         関川 信二 君  総務部長        君  健男 君  民生部長        山添 一郎 君  衛生部長        村中 俊明 君  商工労働部長      中宮 勇一 君  農地部長        辻  源吾 君  土木部長        田所 文男 君  病院局長        井村 繁樹 君  教育長         松原 義一 君  警察本部長       倉井  潔 君  人事委員会事務局長   加藤 秀雄 君   ――――――――☆―――――――― △午後3時7分開議 ○議長(平田早苗君) これより本日の会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第1 第125号議案から第142号議案まで及び第145号議案から第155号議案まで △日程第2 請願第100号から第173号まで △日程第3 陳情第24号から第70号まで △日程第4 請願第29号、第37号、第40号、第46号から第87号まで、第92号から第97号まで、陳情第11号   ――――――――☆―――――――― ○議長(平田早苗君) 日程第1、第125号議案から第142号議案まで、及び第145号議案から第155号議案まで、日程第2、請願第100号から第173号まで、日程第3、陳情第24号から第70号まで、日程第4、請願第29号、第37号、第40号、第46号から第87号まで、第92号から第97号まで、陳情第11号を一括して議題といたします。 まず、産業経済委員長の報告を求めます。高山富三君。   〔高山富三君登壇〕(拍手) ◆高山富三君 産業経済委員会における付託案件の審査結果について御報告申し上げます。 付託された議案は、第125号議案、一般会計補正予算外9件、請願4件、陳情15件、ほかに継続審査となっておりました請願7件であります。 以下、審議の過程における要望、意見等のおもなるものについて申し上げます。 まず、農林部関係では、1 技肉両社貸付金に関連し、これの県営移管も検討されているというが、経営については収支の健全性を維持するようにされたいこと。 2 刈谷田川を中心とする中越方面の水害が数年をおかずして再発している現状にかんがみ、農林、農地、土木部等関係部局において十分連絡を密にし、総合的見地から関連地域の農林、農地、河川対策を樹立されたいこと。 3 地震、水害等により収入の激減する農家等に対しては、所得増大の方途を講じられたいこと。 4 単県事業が円滑、強力に施行されることに留意されるとともに、既決の事業予算が完全実施されるように特段の配慮をされたいこと。 次に、商工労働部の関係について申し上げます。 1 東西両港の復興建設に伴い、港湾労働者の需給調整が主要になるので、6大港並みに地方港湾労働審議会のごときものの設置及び港湾労働者受け入れ体制、福祉施設の設置等につき早急に検討されたいこと。 2 構造性天然ガスについては、埋蔵量の豊富を誇っているにもかかわらず、開発は遅々として需要を満たすに至っていないことは遺憾である。開発の促進については一段の努力をいたされるとともに、天然ガス生産物の2次加工企業の誘致についても十分配慮されたいこと。 3 地震、水害により大きな災害を受けた中小企業等に対し、資金面、指導面に万全を期されたいこと。 4 地震被災者に対しても、損害保険の給付対象となることが実現するように努力されたいこと。 なお、このことに関連し、その実現促進方について別途意見書を本委員会として発議いたしました。 なお、その他おもな質疑といたしましては、新潟市周辺の地盤沈下が微速度とはいえ現在なお続いており、これが完全停止につき有効な手段を講ずべきこと、それから新潟県開発公社の内容、昭和石油の県外移転、新潟市の都市計画などがありました。 次に、各党党議結果の報告を求めましたところ、自由民主党、県政会、民主社会党はいずれも原案のとおり賛成、日本社会党は第128号議案、電気事業会計については、第1款資本的支出につき反対、第129号議案、土地造成事業会計、第132号議案、競馬場構内建築工事、第140号議案、競馬場馬場築造工事、第150号議案、工場誘致条例の一部改正については反対、他の議案はいずれも原案のとおり賛成というものであります。 次いで採決の結果、右の議案につきましてはいずれも多数をもって原案のとおり決し、他の議案は全会一致をもって原案のとおり可決または承認すべきものと決した次第であります。 なお、日本社会党からは右5議案について少数意見の保留がありました。 次に、請願、陳情について申し上げます。 まず、2月定例会より継続審査中でありました請願第37号、労働環境整備都市の確立に関する請願につきましては、願意妥当と認め採択とし、全国一律最低賃全制の法制化促進意見書提出依頼等に関する請願第92号から96号までの5件については、慎重な審査の結果、現在のわが国の経済力から見て時期尚早と認められるため、不採択すべきものと決しました。 次に、請願第100号及び陳情第24号、第51号、第61号並びに継続審査中の請願第40号の5件については、なお検討の要があるため保留すべきものとし、その他の請願3件、陳情12件については、いずれも願意妥当と認め、採択の上知事に送付すべきものと決した次第であります。 なお、採択された請願、陳情のうち金額及び貸付金の返済期限等の明記されてあるものについては、その部分を除くこととなっているので、申し添えます。 以上を持って御報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、社会土木委員長の報告を求めます。松井源内君。   〔松井源内君登壇〕(拍手) ◆松井源内君 社会土木委員会における付託議案及び請願、陳情の審査結果について御報告いたします。 付託議案は、一般会計補正予算歳出のうち民生、衛生、土木部関係のほか特別会計1件、企業会計1件、条例改正3件、その他事件議決4件であります。 以下、審査の過程における発言の概要について申し上げます。 まず、衛生部関係におきましては、公害の未然防止、食品衛生監視員の増員と監視体制の強化、季節旅館に対する営業施設整備貸付金の融資、被災地の防疫対策、特に河川貯木場の衛生管理の徹底等について要望があり、また被災地以外の保健活動はとかく災害の陰に隠れておろそかにされているうらみがあるので、十分なる配慮を望む旨の要望がありました。 次に、病院局関係におきましては、医師、看護婦の充足と施設整備について要望がありましたが、特に柿崎病院については広範な診療圏と地域住民の切なる願いにもかかわらず、その機能は停止寸前にあり、要員確保と施設の改善が強く要望されたのであります。このほか病院における食品衛生管理の徹底、旧瀬波病院の早期払い下げについても要望がありました。 次に、土木部関係におきましては、再三災害をもたらしている刈谷田川の治水計画について論議が集中し、昭和36年災害をもとにして立てられた計画がすでに再検討の必要に迫られていること、知事が計画の進捗状況を把握していなかったこと等は、被災地の住民感情として許せないとして強い不満が述べられ、その早期改修が強く要望されました。そのほか買収用地の適正評価、職員手当の完全支給、県工事に対する不当なる政治的圧力の排除、関屋分水事業の促進、通船川の災害防除、日々雇用職員の定数化、公共野積み場の設置、あるいは地下埋設工事との連絡協調による道路復旧工事の促進等についてもそれぞれ要望がありました。 次に、民生部関係におきましては、私立保育所に対する災害復旧費補助若草寮等児童福祉施設の食費の増額等について要望があったほか、地震、水害等を理由とした福祉関係予算へのしわ寄せ、あるいは青少年健全育成計画繰り延べ等が行なわれないよう特に留意されたい旨の要望がありました。 次は、所管事項全般にわたる問題でありますが、既決予算の完全実施、公共事業の完全消化については全会一致をもって強く要望することに決しました。 本委員会は、以上申し述べました諸点が今後の県政に十分反映されることを期待し、付託議案10件についてはいずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決した次第であります。 再度申し上げますが、既決予算の完全実施、公共事業の完全消化は県政運営の基本方針として堅持されるよう要請いたします。 次に、付託されました請願38件、陳情20件について申し上げます。 まず、新潟地震被災県営住宅復旧に関する請願第113号については、すでに復旧位置が決定しているため不採択すべきものとし、また通船川の存廃に関する請願第165号、陳情第68号及び防災ダム等の建設に関する陳情第69号の3件については、審査の万全を期するため、閉会中も継続して審査すべきものと決しました。 次に、請願第105号、第108号、第114号、第115号、第117号から第124号まで、第161号、第171号及び陳情第33号の15件は、いずれも県道認定または準用河川編入に関するものであり、建設省あるいは道路網整備審査会との関連があるため保留すべきものとし、また陳情第25号及び第60号の2件についてもなお検討を要するため、これまた保留すべきものと決しました。 その他の請願22件、陳情15件については、いずれも願意妥当と認め、採択の上、知事に送付すべきものと決しましたが、貸付金の返済期限、事業の所管がえ、小規模災害復旧に対する県費助成あるいは工事延長等については、その部分を除くこととなっておりますので、申し添えます。 以上で報告を終わります。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、総務文教委員長の報告を求めます。外山勘兵衛君。   〔外山勘兵衛君登壇〕(拍手) ◆外山勘兵衛君 総務文教委員会における付託案件の審査結果について御報告いたします。 付託されました議案は、第125号議案、昭和39年度新潟県一般会計補正予算案外16件、請願32件、陳情12件であります。 以下、審査の過程において述べられた要望意見のおもなる諸点について申し上げます。 その第1は、今回の新潟地震によって総合開発計画及び新産業都市建設の諸計画は、第1年度において一部補正もやむを得ない事態に至っていることは推察されるところでありますが、今後の県財政の見通しは税源帯の被害、県単事業または国庫補助の低い公用施設の被害等から見て収入減と支出増をしいられ、今後国からの財政資金援助等に期待するところが多く、震災復興という緊急を要する新しい都市の建設と、当初来の構想に基づく都市建設の大事業を控え、きわめてきびしいものがありますとの質問に対し、執行にあたっては、かかる情勢のもとにあっても主要事業の核心を失することなく、万全を期し復興と建設に努力するとの答弁でありましたが、すなわち、震災復興及び水害対策については、国からの財政援助等により懸念は一応解消するとしても、これら復興対策事業外の一般公共事業、特に指定公共事業の今後の実施方針、財源措置に明確を欠く点もなしとしない事情から事業の行き先不安を懸念するものもありますので、これらの重点復興事業の影になる他の公共事業に影響を与えることないよう十全の配慮を要望する発言がありました。また、復興対策にあたっては、産業開発と社会開発とを並行してなすべきものであり、産業開発に偏するのあまり社会開発を犠牲にすることのないように、計画策定にあたっては十分な配慮のもとに根本的な対策を講じられたいとの意見がありました。 第2は、今次災害の復興にあたって職員の業務量は従来の業務に倍加しての業務量であるため、職員、特に技術関係職員の事務量は他府県の量をはるかに越える現況であり、このため、職員の過労、事務能率への影響等事業消化に努力しても限界を越える実態は関係当事者がともに認めているところでありますので、当局は事業の実情に即した職員の適正配置と勤務条件の改善に抜本的な対策を検討され、事業の円滑な運営を期されるよう措置されたいこと。 第3は、震災による罹災校舎の惨状は建築構造のいかんを問わず悲惨を呈し、これが復興については緊急を要するもののみであります。特に国体による労力のおくれを補う時期にあっての震災であっただけに、学力の低下、子弟の精神的不安、進学への焦燥等関係者の苦悩はひとしおのものがあります。校舎の応急復旧はもとよりでありますが、震災の経験を生かした校舎の恒久的対策をすみやかに講じ、関係者の不安除去につとめられ、未来に希望のある教育施設の建設をはかられたい。 また、校舎の改良復旧に際しては罹災市町村が財政逼迫のおりからでもあることにかんがみ、地元負担の軽減について特段の財政措置を講じられたいのであります。 なお、休校等の事情により低下した学習の実態は、教職員関係者の努力と子弟の自覚によってより一そう充実向上を期されるよう特段の配慮を希望します。 第4は、交通警察の実態は国体においてつちかわれたせっかくの交通道徳が、震災を機に道路の損傷、環境の不整備から好ましくない状況に至っていることは寒心にたえないところであります。幸い震災後の社会事情も好転しつつある現在、当局は交通道徳の高揚と事故防止対策について特段の努力を期されたいこと。 第5は、高田警察署の土地講入費に関連し、新設予定地の選定にあたっては、機動力の十二分に発揮できる国道18号線沿いに設置されることを地域住民は期待しているので、これらの点を考慮し、警察行政、活動に将来支障を来たすことのないよう慎重な配慮を払われたいとの発言がありました。 以上が審議過程におけるおもなる発言の概要でありますが、付託議案17件につきましては、採決の結果、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと決した次第であります。 次に、請願、陳情について申し上げます。 まず、2月定例会より継続審査となっておりました請願44件、及び陳情1件は、閉会中があたかも国体準備及び開催期間に当たり、加えて新潟地震の発生、水害対策等の事情もあって慎重に審査するいとまがなかったため、さらに閉会中継続して審査すべきものと決しました。 次に、今期定例会において付託されました請願32件、陳情12件につきましては、いずれも願意妥当と認め、採択の上知事、教育委員会及び公安委員会に送付すべきものと決しましたが、年度及び貸付金、返済期限の明記されておりますものにつきましては、その部分を除くこととなっておりますので、申し添えます。 以上をもって総務文教委員会の報告といたします。(拍手)   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) これより採決いたします。 まず、第125号議案、昭和39年度新潟県一般会計補正予算を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼び者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、特別会計関係予算5件のうち、まず、第128号議案及び第129号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告は可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、両案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの特別会計関係予算3件、すなわち、第126号議案、第127号議案、第130号議案を一括して採決いたします。 3案の委員長の報告はいずれも可決であります。3案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、3案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、条例6件のうち、まず第150号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの条例5件、すなわち、第145号議案から第149号議案までを一括して採決いたします。 5案の委員長の報告はいずれも可決であります。5案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、5案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、除斥を要するもの1件、すなわち、第142号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は承認であります。本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり承認いたしました。 次に、その他の事件議決16件のうち、まず、第132号議案及び第140号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告はいずれも可決または承認であります。両案を委員報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
    ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、両案とも委員長報告のとおり可決または承認いたしました。 次に、残りの事件議決14件、すなわち、第131号議案、第133号議案から第139号議案まで、第141号議案、第151号議案から第155号議案までを一括して採決いたします。 14案の委員長の報告はいずれも可決または承認であります。14案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、14案は委員長報告のとおり可決または承認いたしました。   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) おはかりいたします。 総務文教委員会において請願第29号、第46号から第87号まで、第97号、陳情第11号、社会土木委員会において請願第165号、陳情第68号、第69号について閉会中審査いたしたいとの申し出があります。 これを許可するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、閉会中審査することに決しました。 次に、請願80件、すなわち、第37号、第40号、第92号から第96号まで、第100号から第164号まで、第166号から第173号までのうち、まず、第40号、第92号から第96号まで、第100号、第162号を一括して採決いたします。 これらの請願8件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、委員長報告のとおり決しました。 次に、残りの請願72件については委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情35件、すなわち、第24号から第67号まで、及び第70号のうち、まず第60号、第61号を一括して採決いたします。 これらの陳情2件を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、委員長報告のとおり決しました。 次に、残りの陳情33件については委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。 ただいま採択された請願、陳情については、知事、教育委員会及び公安委員会に送付することにいたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第5 第156号議案から第158号議案まで   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) 日程第5、第156号議案から第158号議案までを一括して議題といたします。   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) 提出者の説明を求めます。塚田知事。   〔知事塚田十一郎君登壇〕(拍手) ◎知事(塚田十一郎君) ただいま上程になりました議案3件は、いずれも人事に関する案件であります。 すなわち、第156号議案は、公安委員の任命について、第157号議案は、収用委員会委員の任命について、第158号議案は、監査委員の選任について、それぞれおはかりいたしました。 何とぞ御同意を賜わりますようお願い申し上げます。   ――――――――――――――――― ◆稻家重雄君 第156号議案から第158号議案までは人事問題でありますので、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(平田早苗君) 稲家君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) まず第156号議案、公安委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、本案に同意するに決しました。 次に、第157号議案、収用委員会委員の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに贅成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立多数。よって、本案に同意するに決しました。 次に、第158号議案、監査委員の選任についてを採決いたします。 本案に同意するに贅成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(平田早苗君) 起立総額員。よって、本案に同意するに決しました。   ――――――――☆―――――――― △日程第6 第16号発議案から第20号発議案まで ○議長(平田早苗君) 日程第6、第16号発議案から第20号発議案までを一括して議題といたします。 ◆稻家重雄君 ただいま議題となりました第16号発議案から第20号発議案までは、提出者のほか全員賛成でありますので、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(平田早苗君) 稲家君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) 第16号発議案から第20号発議案までを一括して採決いたします。 5案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平田早苗君) 御異議なしと認めます。よって、5案は可決いたしました。   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) ただいま可決いたしました意見書5件と同内容のものを請願書として衆参両院議長に対し提出いたしますから御了承願います。   ――――――――☆――――――――特別委員長の報告 ○議長(平田早苗君) 新潟工業港建設特別副委員長、信濃川関屋分水特別委員長、雪害対策特別委員長、地辷等特殊災害対策特別委員長、国体準備特別委員長新潟地震対策特別副委員長から発言を求められておりますので、順次これを許します。 まず、新潟工業港建設特別副委員長の発言を許します。長谷川吉雄君。   〔長谷川吉雄君登壇〕(拍手) ◆長谷川吉雄君 新潟工業港建設特別委員会の御報告を申し上げます。 本委員会は、過ぐる昭和36年の6月定例会におきまして、新潟工業港の建設とその臨海工業地帯の造成を促進することを主目的といたしまして設置以来、県選出国会議員をはじめとし、県及び市町村と一体となりまして強力な建設運動を展開し、昭和37年度政府予算編成に際し、新潟工業港調査費として初めて2,500万円の予算がつき、当年度北蒲原郡太郎代浜に試験突堤の建設が行なわれ、本事業の記念すべき第一歩がしるされたのでありますが、時あたかも新産業都市建設促進法が成立しまして、新産業都市地区指定いかんが工業港建設上重大影響をもたらしますことから、本委員会の設置目的に新産業都市建設に関する事項が取り入れられ、東港の建設促進とともに新潟地区新産業都市指定獲得運動を推進してまいったのでありますが、自来2期4年間、今日まで3代にわたります本委員会の積極的な活動によりまして、新潟東港建設の起工式が昨年7月11日行なわれて以来、各般の工事が着々と進められ、現在西防波堤並びに波除堤の建設が急ピッチで行なわれており、本年度中には待望の内陸部掘り込みを進める予定にあり、鋭意工業港建設の度を高めておりますことはまことに御同慶にたえない次第であります。 また、新産業都市の建設につきましては、本年3月新潟地区指定の決定を見まして東港とともにそれぞれ新段階を迎え、今後の伸展に大いなる期待を持たれていたのでありますが、不幸新潟地震によりまして、特に新潟西港臨海工業地帯が壊滅的打撃を受けましたことは新産業都市建設上大きな痛手ではありますが、今後の復興建設の促進によりまして、これが早期達成をはかることが望まれるものであります。 幸い東港地区は、いささかの被害もなく、西港の機能喪失により一そうの重要性が加わり、東港地区臨海工業地帯の造成促進とともに、東港の建設を急速に進めることが刻下の急務でありまして、今後これらの対策推進につきまして一段と積極化が要するときにあたりまして、今定例会をもって本委員会を解消することになりましたが、今日までの活動に際し御尽力いただきました委員並びに関係者各位に対し深甚な謝意を表し、報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、信濃川関屋分水特別委員長の発言を許します。渡邊常世君。   〔渡辺常世君登壇〕(拍手) ◆渡邊常世君 信濃川関屋分水特別委員会の2月定例会以後における活動の経過を御報告いたします。 本委員会は、4月9日建設省をはじめ関係各省並びに県選出国会議員に対し、昭和39年度公共事業予算の確保について陳情いたしてまいりましたが、各省においては、目的の早期達成のため、議会の一そうの活動に期待するとして終始理解ある態度を示され、その後の予算内示事務が順調に促進されたことから見て、きわめて効果的な運動となったものと確信している次第であります。 本委員会は、これをもって中央に対する活動は一応所期の使命を遂行し得たものとして、以来、県の事業執行状況に注目をいたしてまいったのであります。 県においては、分派点上流の護岸工事施行のための用地買収及び法線内の用地買収交渉を進めつつあり、補償業務処理委員会の活動も、各分科会において具体的補償原案の策定に入る段階にあって、一応満足すべき体制にあったのでありますが、震災と相次ぐ水害によりすべての機能を停止するのやむなきに至ったのであります。 今次の水害によって、洪水の猛威を現実に体験した新潟市をはじめ信濃川下流沿岸地域住民は、水のおそろしさと関屋分水の重要性に対する理解をさらに深めるところとなり、分水の早期完成を望む声は日増しに高まり、法線地域内においても、震災による被災家屋の補修を行なっても、分水によって移転を要する場合、二重の負担となるところから、早期買収を望むなど、関屋分水の早期完成は沿岸地域住民をはじめ新潟全市民の切実な叫びとなったのであります。 本委員会は、7月17日及び8月5日、今後の対策とこれらの諸問題について調査をいたしました。 今次の水害による新潟市街の被害がきわめて軽微であったことは、刈谷田川水系の31カ所にも及ぶ破堤による痛ましい犠牲によって救われたものであって、全流量が下流を襲った場合を想定するとき、心中まさにりつ然たるものがあります。 また、震災による河床の変動、堤防の弱化による危険の増大、壊滅的打撃をこうむった西港の復旧、市街の一体化による防災都市の建設、さらには地盤の沈下による都市排水問題を加えて本事業の緊急性と重要性は以前に比して倍加しているものと信ずるのであります。 今次の災害が二千七百八十余億に達する未曾有の被害を本県にもたらし、これが復興にあたって県財政の前途きわめて多難のとき、関屋分水事業が埋め立て地の売却収入に財源の多くを求めているところから、その完成がおくれることを危ぶむはともかくとして、信濃川堤防のかさ上げによって分水の必要なしと云々する者や、労多くして効の少ない刈谷田分水論があるやに仄聞するところでありますが、関屋分水が単に治水だけではなく、多目的として新潟県の発展に不可欠のものであることを知らないさまに暴論と断ぜざるを得ないのであります。 本委員会は、既往の経過はあるとしても、本事業の重要性と今次災害の特異性にかんがみ、国に大幅な援助を求めるべきであり、関屋分水の完成なくして復興なしと結論し、これが推進を強く要望したのであります。 本事業の緊急重要性については、本会議一般質問の場においても論議の焦点となり、関屋分水が新潟県百年の礎石であり、これが実現に向かって全県民の世論を結集するとともに、あえて赤字をおそれるべからずとの主張はまさに正論であり、議会の総意であると確信するものであります。一葉目をおおえば泰山見えず、一行失あれば百行ともに傾くのたとえ、知事におかれては議会の意を体し、勇断を持って本事業の早期実現に邁進されんことを強く要望するものであります。 本事業の早期完成のためには、今後国の直轄とする方向で活発な運動を展開することが急務のとき、諸般の事情により本日をもって信濃川関屋分水特別委員会が解消されることは、外に与える影響また少なしとしないことを憂えるものでありますが、本事業が議会の総意によって推進され、今日に至っていることにかんがみ、今後とも議会人としての良識と責任においてさらに積極的かつ強力な運動が行なわれることを期待いたしまして、本委員会の報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、雪害対策特別委員長の発言を許します。角屋久次君。   〔角屋久次君壇〕(拍手) ◆角屋久次君 雪害対策特別委員会の調査並びに運動の経過について御報告申し上げます。 すでに御承知のとおり、最近県内におきまして冬期道路交通確保のため、地下水を利用したパイプ施設による消雪対策が進められ、画期的な効果をあげ、漸次波及しようとしておりますが、国庫補助対象外であるため、その布設はすべて地元の市町村、住民の負担によって行なわれているのが現状でありますので、補助対象事業とするよう建設省はじめ関係省に強力なる運動をいたしました結果、このほど道路本体と認め、凍雪害防止事業として採択し、本年度から実施せられることとなりました。 積雪を単に除去するという消極的な方途ではなく、消雪というより積極的な方途が国の施策として打ち出されたことは、豪雪対策に新しい時代を画するものとして喜びにたえない次第であります。 また、流雪溝、消雪パイプの取水、揚水施設につきましては、補助対象外でありますが、委員会は流消雪施設と取水、揚水施設は一体不離のものであり、補助対象とすべきであるとの認識に立ち、運動を進めました結果、建設省及び経済企画庁としては、とりあえず今年度から新たに計上されました豪雪地帯対策事業調整費により措置すべきであるとし、また津南のスノーセット建設事業についても取り上げられ、現在大蔵省と合議の段階にあります。 これらの措置は豪雪地帯対策事業調整費創設の趣旨を生かしたものと存ぜられ、また、当委員会はその大幅配分と採択基準の拡大に努力してまいったものでありますが、今後は補助対象事業として採択されるよう一そうの運動が必要と考えられます。 流消雪施設につきましては、ただいま申し上げました今回の措置を突破口といたしましてこれをさらに拡充強化し、県内各適地にそれぞれ建設が促進され、豪雪地帯における冬期道路交通の確保に益することを期待してやまない次第であります。 次に、豪雪地帯における税制の合理化につきましては、去る2月定例会において意見書を議決した次第でありますが、国においては現行税制体系を変革するものであるとして抵抗も強く、今後は資料を整備するほか、関係道府県を一丸とした強力なる運動が必要と考えられます。特に中央における税制並びに豪雪対策関係の要職におられる知事の御協力を要望するものであります。 以上、当委員会が当面の重点事項として調査、運動いたしました事項について申し上げましたが、以下、今後なお一そうの運動を要する事項について申し述べます。 豪雪地帯対策特別措置法の制定により、基本計画が策定せられましたが、同計画は抽象的、構想的に過ぎ、その具体化をはかるためには、実態に即した事業計画の作成並びにその予算的裏づけが必要であること。 冬期道路交通の確保は民生安定、産業発展のため必須のものでありますが、特に市町村道は民生安定のため欠くべからざるものでありますので、積極的に雪寒路線に編入すること。 次に、現在豪雪対策につきましては、経済企画庁総合開発局特別地域開発課が窓口になっておりますが、豪雪対策に関する関係省庁は行政機関のほとんどを網羅し、内容も多岐にわたっておりますので、その掌握と積極的な促進をはかるため、経済企画庁に豪雪対策課を創設すること。 また、今年度長岡市に設置が決定し、現在作業が進められております雪害実験所の研究内容は、自然科学に限定されておりますので、社会人文科学をも研究対象とする総合研究所とするよう機構の充実強化をはかる必要があること等であります。 豪雪関係諸対策につきましては、ようやく国の認識も得られ、特別措置法の立法等を見たとはいえ、いまだその緒についたばかりであり、豪雪地帯住民の宿願であります地域格差の是正、後進性からの脱却には道遠いものがあるのであります。恒久的諸対策の確立をはかるため、今後の強力なる促進を痛感する次第であります。 以上をもって雪害対策特別委員会の報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、地辷等特殊災害対策特別委員長の発言を許します。高鳥修君。   〔高鳥修君登壇〕(拍手) ◆高鳥修君 地辷等特殊災害対策特別委員会におけるその後の経過について御報告申し上げます。 まず、地盤沈下対策についてであります。 新潟地区の地盤沈下対策事業は、本議会をはじめ関係者の長年にわたる努力によって、昭和36年度からの5カ年計画のもとに恒久対策工事が実施されてまいったところであり、全体計画118億のうち昨年度までにすでに76億円余の事業が実施され、本年度は18億円余の事業費で着々対策工事を進めてまいったのでありますが、去る6月16日の新潟地震により、これまで実施してきたこれらの港湾、海岸施設、河川堤防、都市排水施設、さらに農地関係施設に甚大なる被害を受けるに至り、その結果、当初計画は大幅な変更を余儀なくされている実情にあります。 今後、新潟地震復興計画の一環として強力な政治力の結集によるこれら地盤沈下対策施設早期復旧のための予算の大幅獲得などが強く望まれているのであります。 次に、地すべり対策についてでありますが、新潟地震並びに引き続く7月の集中豪雨により、西頸城郡能生町新戸地内の大地すべりをはじめ、県下各地に地すべりが頻発し、このため、多くの人家が立ちのきを余儀なくされるなど、その被害はますます増加の傾向にあるのでありまして、地すべりについても地盤沈下対策同様予算の大幅獲得による防止施設の完全実施が強く望まれているのであります。 なお、松之山の地すべり対策につきましては、名方面の格別の御理解のもとに着々と復旧工事が進められてまいりました結果、先般の集中豪雨に際しても新たな地すべりの発生を見ることなく、地元民ひとしく安堵いたしておるところでありますが、今後さらに積極的な防止工事の促進、財政面の援助等が強く望まれております。 本委員会は、新たに設置される地辷対策特別委員会地すべり対策について当面するこれら諸問題の早期解決に特段の御努力をされるよう強く期待し、御報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、国体準備特別委員長の発言を許します。鈴木精一君。   〔鈴木精一君登壇〕(拍手) ◆鈴木精一君 2月定例会後の国体準備特別委員会の経過について御報告申し上げます。 オリンピック東京大会の前ぶれとして国の内外から注目され、また、県民が久しく待望しておりました第19回国民体育大会春季大会が全国から1万8,216名にのぼる選手、役員の参加を得て、去る6月6日県営陸上競技場において開会され、翌7日から県内20市町村で熱戦が展開、同11日県営陸上競技場における閉会式をもって6日間にわたる全日程を終了いたしました。 昭和35年12月開催決定以来3年半の長期にわたり、県当局の斬新な企画と周到な計画のもとに準備の促進に専念された関係者の努力と、健民運動をはじめとする県民の協力が一体となって大会運営はもとより輸送、宿泊、接伴、交通等についてもきわめて円滑に行なわれ、多発県として心配されていた赤痢も大会期間中は全く発生せず、また、正確にして迅速な報道等名方面から好評を得て、オリンピック東京大会に多くの示唆と明るい希望を与えたのであります。 一方、競技においては、本大会を目ざして練習に励んでまいりました県勢の活躍はまことに目ざましく、男女総合、女子総合ともに初優勝を遂げ、地方では初めての天皇、皇后両杯獲得という輝かしい成績をあげ、県民の期待にこたえたのであります。この偉業はオリンピック東京大会を目前にして参加選手が例年より意欲的であったにもかかわらず、厚い選手層を誇る常勝東京都を完全に押えてなし遂げられたもので、国体史上県勢の血と汗とによって打ち立てられた不滅の金字塔であります。 新潟国体の成功、ことに県勢の活躍は県民にやればやれるという強い自信と数多くの教訓を残したのでありまして、去る6月16日の新潟地震発生に際し、県下数十万の学童が一名の犠牲者もなく校舎から無事避難し、また、新潟市内において地震による火災が民家から一件も発生しなかったことは驚異的なものとして各方面の注目を集め、国体による訓練の成果として絶賛されているところであります。 このように新潟国体が成功し、大きな成果をあげ得ましたのは、県当局及び関係者のなみなみならぬ努力と県民の献身的な協力並びに選手のたゆまぬ精進によるものであり、今定例会におきましてこれらの方々の労苦に対する感謝決議が満場一致で可決されたことは御承知のとおりであり、本委員会としても心から敬意と感謝の意を表する次第であります。 次に、8月1日から開催される予定でありました夏季大会は、新潟地震のため県で種々検討の結果、返上することとなり、6月27日中央の国体常任委員会で中止と決定された旨、7月3日開催の本特別委員会に総務部長から報告がありました。 夏季大会のため鋭意準備を進めてきた関係者と、郷土の期待にこたえるべく猛練習を続けてきた選手の労苦に対し、心から感謝の意を表するとともに、残された施設を活用してこれらの方々の労苦に報いられるよう要望するものであります。 夏季大会の中止により、本特別委員会はその設置目的を終了いたしましたので、7月3日の委員会において国体準備特別委員会を解消することに決した次第であります。 最後に、国体が残した数多くの教訓と遺産を災害復興に、さらには県勢伸展のため十分生かされんことを希望して国体準備特別委員会の報告といたします。(拍手) ○議長(平田早苗君) 次に、新潟地震対策特別副委員長の発言を許します。若槻勉君。   〔若槻勉君登壇〕(拍手) ◆若槻勉君 副委員長の若槻でございますが、委員長にかわって報告をさせていただきます。 新潟地震対策特別委員会の経過について報告いたします。 去る6月16日午後1時1分40秒突如新潟県下を襲った新潟地震の震災被害状況については、ここにあらためて申し上げるまでもなく各位の十分御承知のとおりでありますが、当時の概況を顧みますと、死者14人、負傷者381人をはじめ住家の全壊、全焼3,000戸余、半壊、半焼9,800戸、床上、床下、浸水合わせて1万2,000戸等、住家の損壊合計は実に6万2,000戸余に達し、世帯数6万五千余り、人員にして31万7,000人余にのぼるものであり、公共施設を含む地震による被害総額は実に2,673億9,600万円余にのぼる未曾有のものであり、地震とともに発生した火災、津波による浸水、交通、電気、ガス、水道の壊滅等々当時を思い起こしますとき、まことに目をおおわしむるものがあります。 かかる非常事態に直面し、県議会は、直ちに6月19日臨時会を開き、本特別委員会の設置を見たのでありますが、県の全機能をあげての連日にわたる被災者への救援、援護と各種応急措置の実施に追われているときであり、委員会としての活動は一時事態の安定するを待ち、その間全委員をあげて各地域において復興に協力をいたした次第でありますが、復興への道もようやく軌道に乗った去る7月3日、当議場において委員会を開催し、被害の状況及び応急対策等県としてそれぞれ措置された概要について知事の説明を求め、さらに7月6日、7日の両日にわたり、災害救助法の発動された市町村等に対し全員5カ班に編成し、現地調査を行ない震災市町村の実情を調査し、その調査に基づいて7月9日各小委員会を開催、今後の復興対策について協議を重ねた次第であります。 また、7月7日から本県を襲った豪雨により信濃川、阿賀野川、刈谷田川、魚野川をはじめ県下の大中小河川が随所ではんらんしたため、死者10名、行方不明1人、農林、農地、土木その他各般にわたり108億6,400万円余にのぼる巨額な被害を受けたのであります。新潟地震発生後2旬にして再びこの大災害が発生し、関係地域住民に大きな不安と衝撃を与えたのであります。 本委員会は、この水害についても直ちに万全の態勢をもって対処するため、7月14日委員会を開催し、地震災害とあわせて水害対策についても種々協議するとともに、さらにこの両災害の実情を中央に訴え、国の積極的な財政援助のもと早急な復興を要請するため、翌15日、16日の両日上京、県選出国会議員並びに関係各省庁に対し強力な陳情を行なったのであります。 以上が本特別委員会本日までの活動状況の概要であります。震災復興とさらにその後県下各地を襲った水害復旧とあわせ見まするとき、県政の前途はきわめて多事多端であり、本県がさきに策定し発足日も浅い総合開発計画をはじめとし、その他建設、復興の大事業と考え合わせますと、県執行部及び議会の責務はますます重大なるものがあります。 今後新たに設置されるであろうところの特別委員会において、これらの諸要望が早急に実現し、県民の期待にこたえる日の一日も早からんことを希望し、特別委員会の報告といたします。(拍手)   ――――――――――――――――― ○議長(平田早苗君) 暫時休憩いたします。    午後4時16分 休憩   ――――――――☆――――――――    午後4時53分 開議 ○副議長(鈴木太吉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第7 議長辞職許可について ○副議長(鈴木太吉君) 日程第7、議長辞職許可についてを議題といたします。 平田早苗君から議長を辞職いたしたい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(鈴木太吉君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。   ――――――――☆―――――――― △議長の選挙 ○副議長(鈴木太吉君) つきましては、この際日程を追加して、議長の選挙を行ないたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(鈴木太吉君) 御異議なしと認めます。よって、これより議長の選挙を行ないます。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○副議長(鈴木太吉君) 立会人は先例により5人を定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(鈴木太吉君) 御異議なしと認めます。よって、議長は   山 崎  直 榮 君  長谷川  吉 雄 君   中 川  よ う 君  高 山  富 三 君   高 橋  虎 夫 君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。   〔書記投票用紙を配付〕 ○副議長(鈴木太吉君) なお、念のため申し上げますが、本投票は単記無記名であります。諸君のお手元に配付いたしました投票用紙に被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票せられんことを望みます。 投票用紙の配付漏れはありませんか。――配付漏れなしと認めます。 氏名の点呼を命じます。   〔書記氏名を点呼〕   〔各員投票〕 ○副議長(鈴木太吉君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。   〔議場開鎖〕   〔書記投票を計算〕 ○副議長(鈴木太吉君) 投票の結果を報告いたします。 投票人数60人、投票総数60票であります。投票人数と符合いたします。 投票の結果は  戸 田  文 司 君    46票      〔拍手〕  小 林  寅 次 君    14票      〔拍手〕 右の結果、戸田文司君が議長に当選せられました。   〔拍手〕 ○副議長(鈴木太吉君) ただいま議長に当選せられました戸田文司君に文書をもって当選の通知をいたさせます。   〔事務局長議長当選者戸田文司君に当選通知書を交付〕   ――――――――――――――――― ○副議長(鈴木太吉君) 議長に当選せられました戸田文司君の挨拶があります。   〔戸田文司君登壇〕(拍手) ◆戸田文司君 今回多数の皆さま方の御推薦を賜わりまして、議長に就任できましたることは、私といたしましてこの上もない光栄に存ずる次第でございます。感謝感激にたえません。(拍手) 就任いたしました以上は、誠心誠意県政伸展と議会の権威保持のため努力いたしたい覚悟でございます。 また、今回新潟県は未曾有の大災害を受けております。こういうときに議長の職責を全ういたしますることは、まことにその責任が重大であることを痛感いたす次第でございます。 まことに微力の者でございますので、何とぞ議員各位の一そうの御支援と御協力を賜わらんことを切にお願い申し上げまして、議長就任の挨拶にかえさせていただく次第でございます。(拍手)   〔副議長退席、戸田文司君議長席に着く〕   ――――――――☆―――――――― △日程第8 副議長辞職許可について ○議長(戸田文司君) 日程第8、副議長辞職許可についてを議題といたします。 鈴木太吉君から副議長を辞職いたしたい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。   ――――――――☆―――――――― △副議長の選挙 ○議長(戸田文司君) つきましては、この際日程を追加して、副議長の選挙を行ないたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、これより副議長の選挙を行ないます。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(戸田文司君) 立会人は先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、議長は   子 田  忠 男 君  小 林  静 夫 君   石 本  十九一 君  澤 野  廣 吉 君   内 山  福 雄 君を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。   〔書記投票用紙を配付〕 ○議長(戸田文司君) なお、念のため申し上げますが、本投票は単記無記名であります。諸君のお手元に配付いたしました投票用紙に被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票せられんことを望みます。 投票用紙の配付漏れはありませんか。――配付漏れなしと認めます。 氏名の点呼を命じます。   〔書記氏名を点呼〕   〔各員投票〕 ○議長(戸田文司君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。   〔議場開鎖〕   〔書記投票を計算〕 ○議長(戸田文司君) 投票の結果を報告いたします。 投票人数61人、投票総数61票であります。投票人数と符合いたします。 投票の結果は  相 場  一 淸 君     45票      〔拍手〕  志 田    保 君     16票      〔拍手〕 右の結果、相場一淸君が副議長に当選せられました。   〔拍手〕 ○議長(戸田文司君) ただいま副議長に当選せられました相場一淸君に文書をもって当選の通知をいたさせます。   〔事務局長副議長当選者相場一清君に当選通知書を交付〕   ――――――――――――――――― ○議長(戸田文司君) 副議長に当選せられました相場一淸君の挨拶があります。   〔相場一淸君登壇〕(拍手) ◆相場一清君 ただいまは、各位の御推挽をかたじけのういたしまして、副議長に選任をされました。まことに光栄かつ感激にたえません。 この上は戸田新議長を助けまして、まことに微力ではございますが、県政の飛躍的発展、あわせまして、議会運営の正常化とその権威の保持に微力を捧げてまいる覚悟でございますので、皆さん方の格別の御指導、御鞭撻を賜わりたい次第でございます。 まことに僣越でございますが、一言御挨拶を申し上げます。(拍手)   ――――――――――――――――― ○議長(戸田文司君) 暫時休憩いたします。    午後5時23分 休憩   ――――――――☆――――――――    午後5時27分 開議 ○議長(戸田文司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第9 常任委員会委員の選任 ○議長(戸田文司君) 日程第9、常任委員会委員の選任を行ないます。 おはかりいたします。常任委員会委員の選任については、委員会条例第4条第1項の規定により、諸君のお手元に配付の名簿のとおり、それぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、名簿のとおり決定いたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第10 常任委員長の選任 ○議長(戸田文司君) 日程第10、常任委員長の選任を行ないます。 おはかりいたします。 常任委員長の選任は投票による選挙の方法によって行ないたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、投票による選挙の方法によって行ないます。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(戸田文司君) 立会人は先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、議長は   荒 井  淸 治 君  長谷川  多喜男 君   遠 山  作 助 君  祢 津  文 雄 君   稲 家  重 雄 君を指名いたします。 ただいまより総務文教委員長、社会土木委員長産業経済委員長と明記した3枚の投票用紙を順次配付いたさせます。   〔書記投票用紙を配付〕 ○議長(戸田文司君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。――配付漏れなしと認めます。 念のため申し上げますが、本投票は各常任委員会の委員の中から1名を記入する無記名投票であります。諸君のお手元に配付いたしました3枚の投票用紙にそれぞれ被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票せられんことを望みます。 氏名の点呼を命じます。   〔書記氏名を点呼〕   〔各員投票〕 ○議長(戸田文司君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。   〔議場開鎖〕   〔書記投票を計算〕 ○議長(戸田文司君) 投票の結果を報告いたします。 投票人数61人、投票数、総務文教委員長61票、社会土木委員長61票、産業経済委員長61票、投票人数と符合いたします。 投票の結果は  総務文教委員長に   角 屋 久 次 君    46票      〔拍手〕   鈴 木 吉次郎 君    15票      〔拍手〕  社会土木委員長に   川 室 道 隆 君    46票      〔拍手〕   川 崎 重 吉 君    15票      〔拍手〕  産業経済委員長に   佐 藤 幸 作 君    46票      〔拍手〕   子 田 忠 男 君    15票      〔拍手〕であります。 右の結果  総務文教委員長に   角屋久次君  社会土木委員長に   川室道隆君  産業経済委員長に   佐藤幸作君が、それぞれ当選せられました。   〔拍手〕   ――――――――☆―――――――― △日程第11 常任副委員長の選任 ○議長(戸田文司君) 日程第11、常任副委員長の選任を行ないます。 おはかりいたします。 常任副委員長の選任は、投票による選挙の方法によって行ないたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、投票による選挙の方法によって行ないます。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(戸田文司君) 立会人は先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、議長は   阿 部  助 哉 君  旗 野  進 一 君   岩 村  時次郎 君  坂 内  龍 雄 君   外 山  勘兵衛 君を指名いたします。 ただいまより総務文教副委員長、社会土木副委員長、産業経済副委員長と明記した3枚の投票用紙を順次配付いたさせます。   〔書記投票用紙を配付〕 ○議長(戸田文司君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。――配付漏れなしと認めます。 念のため申し上げますが、本投票は各常任委員会の委員の中から1名を記入する無記名投票であります。諸君のお手元に配付いたしました3枚の投票用紙にそれぞれ被選挙人の氏名を記載し、点呼に応じて御登壇の上、投票せられんことを望みます。 氏名の点呼を命じます。   〔書記氏名を点呼〕   〔各員投票〕 ○議長(戸田文司君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。 投票箱閉鎖。 これより投票箱を開き、投票を計算いたさせます。 立会人の方は御登壇願います。 議場の開鎖を命じます。   〔議場開鎖〕   〔書記投票を計算〕 ○議長(戸田文司君) 投票の結果を報告いたします。投票人数61人、投票数、総務文教副委員長61票、社会土木副委員長61票、産業経済副委員長61票、投票人数と符合いたします。 投票の結果は  総務文教副委員長に   小 林 静 夫 君     45票      〔拍手〕   志 苫   裕 君     16票      〔拍手〕  社会土木副委員長に   相 澤 春 治 君     44票      〔拍手〕   後 藤 淸 一 君     16票      〔拍手〕   高 橋 虎 夫 君     1票  産業経済副委員長に   澤 野 廣 吉 君     45票      〔拍手〕   松 澤 俊 昭 君     16票      〔拍手〕であります。 右の結果  総務文教副委員長に   小林静夫君  社会土木副委員長に   相澤春治君  産業経済副委員長に   澤野廣吉君が、それぞれ当選せられました。   〔拍手〕   ――――――――☆―――――――― △日程第12 都市計画地方審議会委員の選挙 ○議長(戸田文司君) 日程第12、都市計画地方審議会委員の選挙を行ないます。 おはかりいたします。 都市計画地方審議会委員の選挙は、その手続を省略し、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、議長は   高 橋 鋼 吉 君  長谷川   信 君   平 田 早 苗 君  木 島 喜兵衛 君   志 苫   裕 君  吉 田 吉 平 君を、それぞれ指名いたします。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、都市計画地方審議会委員に   高 橋 鋼 吉 君  長谷川   信 君   平 田 早 苗 君  木 島 喜兵衛 君   志 苫   裕 君  吉 田 吉 平 君が、それぞれ当選せられました。   ――――――――☆――――――――特別委員会解消について ○議長(戸田文司君) 次の日程に入るに先立ち、おはかりいたします。 新潟工業港建設特別委員会、信濃川関屋分水特別委員会、雪害対策特別委員会、地辷等特殊災害対策特別委員会、国体準備特別委員会新潟地震対策特別委員会は、本日をもって解消することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。   ――――――――☆――――――――特別委員会設置の動議(相場一淸君外13名提出) ○議長(戸田文司君) 相場一淸君外13名よりお手元に配付のとおり、災害対策特別委員会、雪害対策特別委員会、地辷対策特別委員会設置の動議が提出されておりますので、これを議題といたします。   ―――――――――――――――――
    ○議長(戸田文司君) 採決いたします。 本動議を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、災害対策特別委員会、雪害対策特別委員会、地辷対策特別委員会は設置することに決しました。   ――――――――☆――――――――特別委員会委員の定数について ○議長(戸田文司君) ただいま設置いたしました特別委員会の委員会の委員の定数についておはかりいたします。 災害対策特別委員会の委員の定数は27人、雪害対策特別委員会の委員の定数は18人、地辷対策特別委員会の委員の定数は18人といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。   ――――――――☆――――――――特別委員会委員の選任 ○議長(戸田文司君) 次に、各特別委員会の委員の選任については、委員会条例第4条第1項の規定により、諸君のお手元に配付の名簿のとおりそれぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、名簿のとおり決しました。   ――――――――☆――――――――特別委員会の閉会中継続調査について ○議長(戸田文司君) なお、災害対策特別委員会、雪害対策特別委員会、地辷対策特別委員会は、その性格上、設置目的が終了するまで閉会中も継続調査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼び者あり〕 ○議長(戸田文司君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。   ――――――――☆――――――――議会運営委員会委員の選任報告 ○議長(戸田文司君) この際、御報告いたします。 議会運営委員会委員の任期満了に伴い、本日議長は、新潟県議会運営委員会規約第3条第1項の規定により、議会運営委員に   岡 田 幸 平 君   高 橋 重 雄 君   平 田 早 苗 君   鈴 木 太 吉 君   佐 藤 熊太郎 君   三 浦 貞 一 君   鈴 木 淸 一 君   飯 塚 宗 久 君   稲 家 重 雄 君   木 島 喜兵衛 君   若 槻   勉 君   志 田   保 君を選任いたしました。御了承願います。   ――――――――――――――――― ○議長(戸田文司君) これより各特別委員会及び議会運営委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。    午後6時20分 休憩   ――――――――☆――――――――    午後6時21分 開議 ○議長(戸田文司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。   ――――――――☆――――――――特別委員会及び議会運営委員会の正副委員長の互選結果の報告 ○議長(戸田文司君) 御報告いたします。 災害対策特別委員会の委員長に  渡邊常世君 同副委員長に  加賀田二四夫君 雪害対策特別委員会の委員長に  岩村時次郎君 同副委員長に  高橋虎夫君 地辷対策特別委員会の委員長に  小野淸一君 同副委員長に  田原與一郎君 議会運営委員会の委員長に  飯塚宗久君 同副委員長に  稲家重雄君が、それぞれ互選されました。御了承願います。   〔拍手〕   ――――――――☆―――――――― ○議長(戸田文司君) 提出案件全部議了いたしました。 これにて6月定例会は閉会いたします。 △午後6時23分閉会...