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  1. 千葉県議会 2022-12-12
    令和4年_農林水産常任委員会(第1号) 本文 2022.12.12


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長高橋秀典君) ただいまから農林水産常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。なお、傍聴については、一般席の定員を10名とさせていただきましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長高橋秀典君) それではまず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、12月定例県議会の会期中に開催する農林水産常任委員会会議録署名委員竹内委員西尾委員を指名いたします。お願いします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長高橋秀典君) 本委員会に付託されました案件は、議案5件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長高橋秀典君) 初めに、議案の審査を行います。
     農林水産部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件審査終了後に行いますので、御了承願います。  舘野農林水産部長◯説明者舘野農林水産部長) 本定例会において、農林水産常任委員会に付託され、御審議をお願いする議案は5件でございます。  議案第1号令和4年度千葉県一般会計補正予算(第4号)についてですが、人事委員会勧告に基づく職員の給与改定に必要な9,943万6,000円を増額しようとするものであり、既定予算と合わせた補正後の予算額は542億840万4,000円となります。また、繰越明許費として、漁港整備土地改良事業などについて、適正な工期を確保するため20億7,225万3,000円を設定しようとするものです。  以上が一般会計補正予算の説明となります。  次に、予算関係以外の議案について御説明します。  議案第15号両総土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定については、国庫補助事業の拡充に伴い、両総土地改良施設維持管理に係る土地改良区の費用負担割合を一部引き下げるため、また、議案第16号千葉県林地開発行為等の適正化に関する条例の一部を改正する条例の制定については、本年9月の森林法施行令の改正により、太陽光発電設備の設置に係る届出が必要となる小規模林地開発行為の規模を改めるため、それぞれ所要の改正を行うものです。  議案第19号及び第20号契約の締結については、(仮称)基幹家畜保健衛生所建築工事及び電気設備工事について、議会の議決を得ようとするものです。  以上が付託議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほど担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、当面する諸般の情勢について申し上げます。  初めに、高病原性鳥インフルエンザについて申し上げます。  11月26日に香取市のアイガモを飼育する施設で、今季初となる高病原性鳥インフルエンザが発生し、同日中に殺処分や消毒等の防疫措置を完了しました。また、感染拡大を防止するため、移動制限区域等を設けるとともに、現在消毒ポイントを3か所設置し、畜産関係車両の消毒を実施しています。引き続き、養鶏事業者等に対し、飼養衛生管理を徹底するよう指導を行うことにより、予防対策に万全を期してまいります。  次に、物価高騰に対する支援の状況について申し上げます。  9月補正予算で計上した物価高騰対策の各事業については、生産者等から手続に必要な計画書等の提出を受け、現在審査を行うなど、手続を進めているところであり、少しでも早く支援が届くよう取り組んでまいります。また、酪農については、6月補正予算で計上した飼料高騰対策に係る支援金の生産者への支払いを終えたところですが、生乳の需要が少なくなる年末年始に向けて、12月17日にペリエ稲毛において、県産牛乳を無償配布して、一層の消費を呼びかけるイベントを開催します。引き続き、牛乳、乳製品の消費拡大に取り組んでまいります。  次に、米の生産について申し上げます。  国は、令和5年産主食用米適正生産量を本年実績とほぼ同量の669万トンとし、令和4年産と同程度の作付転換を図れば需給が均衡する見通しとしています。これを受け、本県産米の令和5年産の生産目安について、過去2年間、国を上回る生産量の削減率を達成していることから、令和4年産の生産目安と同量の25万1,207トンとしました。また、市町村ごと生産目安についても、令和4年産の生産目安と同量とし、直ちに通知したところです。  県としては、引き続き米価の安定化に向け、主食用米が適正な生産量となるよう、市町村等と連携し、需要に応じた米生産を推進してまいります。  次に、農業大学校について申し上げます。  農業大学校では、令和2年度から本館の大規模改修工事を行ってきましたが、10月末に竣工し、今月1日から新しくなった本館で授業を再開しました。今回の改修では、ニーズの高い農産物加工を多くの学生が一度に学べるよう、食品加工実験室を拡大するほか、大型冷蔵庫などを導入するとともに、配属希望の学生数に応じて各専攻教室の面積を柔軟に設定できるよう、専攻教室の大教室化などを行いました。引き続き、農業の担い手育成中核的機関として、学習環境の充実に努めてまいります。  次に、新しい千葉料理黒アヒージョについて申し上げます。  本県の新鮮でおいしい農林水産物魅力発信を図っていくため、若い世代を対象とした料理を通じた魅力発信について、庁内若手職員で検討を重ねてまいりましたが、その結果、県内の多彩な農林水産物を活用できるスペイン発祥の料理であるアヒージョに隠し味として、千葉県ならではのしょうゆを加え、黒アヒージョとして提案していくこととしました。この黒アヒージョを広く紹介するため、県内飲食店を対象に、SNSを活用した料理コンテストプレゼントキャンペーンなどを行ってまいります。  ここで、農作物の状況について申し上げます。  本県の主要な秋冬野菜の東京都中央卸売市場における状況ですが、サツマイモの入荷量は平年の1割減となっており、価格は1割高、大根は入荷量、価格とも平年並み、キャベツの入荷量は平年の1割増で、価格は平年並みとなっています。また、花卉については、カーネーションやストックなどの切り花は、入荷量、単価とも平年並みとなっています。  今後とも、生育状況価格動向を注視し、農家への情報提供などにより、農業経営の安定化に努めてまいります。  最後に、漁業の状況について申し上げます。  本年1月から10月までの主な漁業の生産額の状況ですが、サバやイワシを漁獲対象とするまき網漁業では平年の約1割増、小型漁船によるキンメダイ漁業は平年の約2割増、イセエビ漁業は平年の約6割増、チョウセンハマグリ漁業は平年の約3割増となっています。また、サンマ漁業は、今月5日をもって今期の操業が終了しました。今漁期も漁場が遠く、群れも薄かったため、引き続き大変厳しい状況となりました。ノリ養殖業については、例年どおり収穫が始まり、11月の取引額は約1億2,000万円で、平年の2割増と好調な滑り出しとなりました。  今後も、海水温等海況情報の提供を通じて、効率的な操業による漁業経営の安定化に努めてまいります。  以上でございます。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長高橋秀典君) それでは初めに、議案第1号令和4年度千葉県一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  板倉農林水産政策課長◯説明者板倉農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。私からは、農林水産部一般会計補正予算(第4号)について御説明いたします。  お手元の令和4年12月定例県議会農林水産常任委員会資料の1ページをお開きください。一般会計補正予算(第4号)は、令和4年人事委員会勧告に基づく給与改定に伴い9,943万6,000円を増額しようとするものであり、その結果、補正前の額と合わせた総額は542億840万4,000円となります。  増額となる9,943万6,000円の内訳を御説明いたします。少し飛びますが5ページをお開きください。第7款第1項第1目農業総務費の補正額は8,371万6,000円の増額でございます。  下段を御覧ください。第7款第5項第1目水産業総務費の補正額は1,572万円の増額でございます。  続けて、繰越明許費について御説明いたします。恐縮ですが、説明資料の3ページにお戻りください。繰越明許費は、県営用排水改良事業など14の事業について、地元や関係機関等との協議の遅延などにより、年度内に終了しないことが判明したことから、適正な工期を確保するため20億7,225万3,000円の繰越明許費を設定しようとするものでございます。  以上で農林水産政策課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長高橋秀典君) 鈴木耕地課長◯説明者鈴木耕地課長) 耕地課のほうから、耕地課の12月補正予算について御説明をさせていただきます。  農林水産常任委員会資料の4ページを御覧ください。県営用排水改良事業債務負担行為の補正となります。補正額は4億6,000万円でございます。  この内容は、令和3年6月議会の議決を経て契約を締結した三島ダム洪水吐き改修工事について、令和5年度までの債務を設定していましたが、施工過程で判明した地山の風化対策を考慮した工法及び工程の見直しを行った結果、工事費の増額、工期の延期の必要があるため債務負担行為の補正を行うものです。  契約変更につきましては、仮契約締結後、2月議会にお諮りさせていただく予定です。  以上で耕地課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◯委員長高橋秀典君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長高橋秀典君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第15号関係 ◯委員長高橋秀典君) 次に、議案第15号両総土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  鈴木耕地課長◯説明者鈴木耕地課長) 議案第15号両総土地改良施設管理条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  農林水産常任委員会資料6ページを御覧ください。こちらの改正の理由でございますが、これまで管理事業で行ってきた老朽施設の補修等を拡充された国庫補助水利施設整備事業により実施することに伴い、土地改良区の費用負担割合の一部引下げを行うものです。  改正内容は、水利施設整備事業の補助率に対応した分担金の徴収のため、現行の分担金規定後段読替規定を削るものです。  施行期日は令和5年1月1日となります。  以上で耕地課の説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◯委員長高橋秀典君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第15号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長高橋秀典君) 挙手全員。よって、議案第15号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第16号関係 ◯委員長高橋秀典君) 次に、議案第16号千葉県林地開発行為等の適正化に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  堀口森林課長◯説明者堀口森林課長) 森林課でございます。議案第16号千葉県林地開発行為等の適正化に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  農林水産常任委員会資料の7ページを御覧ください。本年9月、森林法施行令の一部が改正され、1ヘクタール以下の太陽光発電設備の設置に係る開発行為について、ほかの目的の開発行為と比較して濁水の発生等の被害が多いことから、知事の許可を要する開発行為の規模が見直され、1ヘクタール超から0.5ヘクタール超に規制が強化されました。これに伴い、条例に規定する知事の許可を要せず届出が必要となる小規模林地開発行為のうち、太陽光発電設備の設置の規模について、0.3ヘクタール以上1ヘクタール以下から、0.3ヘクタール以上0.5ヘクタール以下に変更するものとなります。
     施行期日については令和5年4月1日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いします。 ◯委員長高橋秀典君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 それでは、16号についてお聞きしたいと思います。太陽光発電の設置については、平成24年7月のFIT制度の創設以降、増加の一途をたどっており、災害や景観等への懸念もあるところです。そのような中、今回、国の規制が強化されたことに伴い、県条例も一部改正し、小規模林地開発行為の規模を改めるという御説明をいただきました。  そこで伺いますが、今まで条例の対象となる太陽光発電設備の設置に係る小規模林地開発行為の件数はどの程度あったでしょうか。そのうち、今回新たに林地開発許可の対象となる件数はどのくらいあるのか。また、届出が許可に変わることで、県ではどのように林地開発行為の適正化につなげていくのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ◯委員長高橋秀典君) 堀口森林課長◯説明者堀口森林課長) 森林課でございます。  今まで条例の対象となる太陽光発電設備の設置に係る小規模林地開発行為の数でございますが、平成24年7月にFIT制度が創設されて以来、太陽光発電設備の設置に係る小規模林地開発行為の届出は、平成27年度の79件をピークとして増加しておりましたけども、近年については、太陽光発電の買取り価格の低下などにより減少しており、令和3年度については18件となっております。また、そのうち今回新たに林地開発許可の対象とする案件でございますが、これは、令和3年度を例にしますと、16件ということになっております。  最後に、届出が許可に変わることで、県ではどのように林地開発行為の適正化につなげていくのかというところでございますが、林地開発許可においては、調節池等防災施設の設置や残置森林の適切な配置など、許可基準に適合するかどうかの審査を行うとともに、許可をしようとするときには、技術的・専門的観点から森林審議会の意見を聞くこととしております。また、林地開発許可は届出と異なりまして、防災施設設置完了ですとか、植栽施工前の施行状況届を提出させることによりまして、施行状況に応じた適時適切な指導を行うこととしております。これらによりまして、新たに許可対象となる太陽光発電設備の設置に係るものにつきましても、濁水の発生の防止など適正な林地開発行為の施行の確保につなげてまいります。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 答弁いただき少し安心したというか、条例を制定して、今後も適正な林地開発行為の施行を確保していただき、水源涵養など森林の持つ公益的機能の維持に努めることを要望して終わります。お願いいたします。 ◯委員長高橋秀典君) そのほか質疑ありませんか。──ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第16号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長高橋秀典君) 挙手全員。よって、議案第16号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第19号、議案第20号関係 ◯委員長高橋秀典君) 次に、議案第19号及び議案第20号契約の締結についての2議案は関連しますので一括して議題とします。  当局に説明を求めます。  大澤畜産課長◯説明者大澤畜産課長) 畜産課でございます。議案第19号及び第20号契約の締結につきましては関連しますので、一括して御説明いたします。  農林水産常任委員会資料の8ページを御覧ください。議案第19号及び議案第20号は、県内の畜産農家の大半が集中している香取・海匝地域における防疫体制を確保するため、周辺の家畜保健衛生所を集約の上、再整備を行うものでございます。  当該工事は、おのおの予定価格5億円以上の工事となることから、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  まず議案第19号、(仮称)基幹家畜保健衛生所本館棟外建築工事について御説明いたします。  本議案は、本館棟、解剖棟などの建築工事となります。  契約の相手方は、畔蒜・阿部特定建設工事共同企業体で、契約金額は21億6,700万円となります。  工期は、契約締結の翌日から令和6年11月29日までです。  続きまして議案第20号、(仮称)基幹家畜保健衛生所電気設備工事について御説明いたします。  農林水産常任委員会資料の9ページを御覧ください。本議案は、(仮称)基幹家畜保健衛生所の再整備に伴い、附帯する電気設備を整備する工事となります。  契約の相手方は、小峯・東テク電工特定建設工事共同企業体で、契約金額は5億8,630万円です。  工期は、契約締結の翌日から令和6年11月29日までです。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長高橋秀典君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論及び採決を行います。  討論及び採決は分割して行います。  初めに、議案第19号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第19号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長高橋秀典君) 挙手全員。よって、議案第19号は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第20号の討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第20号に賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手◯委員長高橋秀典君) 挙手全員。よって、議案第20号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長高橋秀典君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  林委員、お願いします。 ◯林幹人委員 冒頭、部長挨拶にございました高病原性鳥インフルエンザについて、国内では発生が続いておりまして、本県におきましても、先般11月の26日に香取市で発生があったというところであります。令和2年度、3年度というふうに続いての発生となったわけですけれども、県では防疫体制の強化にどのように取り組んでいるのかお聞かせください。 ◯委員長高橋秀典君) 大澤畜産課長、お願いします。 ◯説明者大澤畜産課長) 畜産課でございます。  防疫体制の強化についての御質問でございますけれども、県では、これまで防疫資材の備蓄や民間活用による動員体制の強化に取り組んできたところです。また、高病原性鳥インフルエンザ発生シーズン前に防疫機材点検作業を行うとともに、県職員や自衛隊、市町村、関係団体の参加の下、発生を想定した防疫訓練を10月27日に実施したところです。さらに、今季初の国内発生が生じた際には、市町村、関係団体を集めた緊急対策会議を開催するとともに、大規模農場での発生に備え、関係課との連携体制の再確認を行うなど、協力体制の強化を図ってまいりました。引き続き、防疫体制の強化に取り組んでまいります。  以上になります。 ◯委員長高橋秀典君) 林委員、お願いします。 ◯林幹人委員 了解です。体制の強化が図られているということは理解いたしました。ただ、この高病原性鳥インフルエンザの発生というのは、一度発生してしまうと養鶏業界への影響が非常に大きなものでございますので、発生予防に万全を期すのは当然のことながら、万が一、発生した際には迅速に対応していただけるように要望して終わります。ありがとうございました。 ◯委員長高橋秀典君) ほかにありませんか。  小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 せっかくですから、大きく分けて3つ。黒アヒージョと、あと酪農と漁業についてお聞きします。  まず、黒アヒージョについてですけど、県庁内の若手職員の発案から事業が始まり、県内で生産される多彩な農林水産物を活用できるものとして提案したと聞いています。黒アヒージョという強い印象のネーミングをはじめ、新しい取組であり、大変期待しているところであります。黒アヒージョが広がっていくためには、まずはしっかりとPRしていくことが必要だと思います。  そこで伺います。千葉の魅力を発信する料理として、黒アヒージョをどのようにPRしていくのか。
    ◯委員長高橋秀典君) 牧野流通販売課長◯説明者牧野流通販売課長) 流通販売課でございます。  今年度は情報発信を中心としたプロモーションを行うこととしており、現在、様々な飲食店で黒アヒージョを提供いただけるよう、県内飲食店を対象として、黒アヒージョ料理コンテストへの参加募集を行っているところです。さらに、アニメとのコラボ企画による飲食店での黒アヒージョフェアの開催やプレゼントキャンペーンなどを予定しています。今後とも、県内の飲食店やキャンプなど、様々なシーンで黒アヒージョを気軽に楽しんでいただけるよう、普及定着に向けPRしてまいります。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 ありがとうございます。料理コンテストやフェアなど様々な手段でPRすることで、黒アヒージョの普及定着に向け取り組んでいくことが分かりました。今後とも、より一層効果的なPRをお願いいたします。また、アヒージョで使用するオリーブオイルなど、県内で生産が始まってきていますので、黒アヒージョの食材については、できる限り積極的に県産農林水産物を使っていただけるよう、飲食店に働きかけていただきたいと思います。  次に、酪農についてですけども、代表質問の答弁や本日の部長の挨拶の中でも、消費拡大に向けたPRに取り組むとの内容が盛り込まれていましたけれども、県はこの冬の牛乳、乳製品の消費拡大についてどのように取り組んでいくのでしょうか。お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長高橋秀典君) 大澤畜産課長◯説明者大澤畜産課長) 畜産課でございます。  牛乳、乳製品の消費拡大についての御質問でございますけれども、冬の時期、特に年末年始につきましては、学校給食が休止になるなど牛乳の消費が減少することから、県としては、チーバくんツイッターやホームページを活用した消費拡大に関する情報を発信してまいります。また、12月17日にはペリエ稲毛フードスクエアにおいて、牛乳に関する情報発信や牛乳の無償配布等を行うとともに、牛乳を使った減塩効果の高い和食のレシピや牛乳をよりおいしく飲むためのアレンジレシピの紹介、牛乳グッズのプレゼントキャンペーンなど消費拡大に向けたPRを行うこととしております。そのほかにも、学校や家庭において、酪農や乳牛に関する関心を深め応援してもらうため、県内の小学生が乳牛や生産者への感謝などを絵手紙として作成し応募する、おいしい牛乳をありがとう絵手紙コンクールを実施するとともに、コンクールに参加している小学校には、家庭での消費を増やしてもらえるよう、消費拡大のためのパンフレットを配付しているところです。今後も積極的にPRを行うことにより、より一層の消費拡大に取り組んでまいります。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 ありがとうございます。我が党の代表質問でも、酪農家の厳しい状況に対する支援を要望したところでありますけども、自民党の千葉県支部連合会としても、配合飼料のセーフティネット制度の充実や粗飼料部門の整備について、また、農林水産物の適正な価格形成の仕組みづくりなどについて、本日この後、国へ要望を行うこととしております。県においても、畜産業、特に酪農の厳しい状況を認識していただき、十分な支援が行われるよう再度強く要望したいと思います。  先ほど黒アヒージョの話がありましたけど、私、牛乳の消費としては、牛乳ようかんというのが千葉県のソウルフードで、地域によっては牛乳寒天と呼んでるかもしれませんけども、意外と千葉県のオリジナルだと思うんです。ですから、白い牛乳ようかんということで、黒アヒージョと白い牛乳ようかんで、ぜひ売っていただきたいなと、個人的な要望かも分かりませんけど、いいんじゃないかなと。お土産にも使えるように、ぜひ、黒と白と言っちゃうと何か、紅白のほうがいいかもしれないですけど、すみません、よろしくお願いします。  最後に、漁業についてですけれども、県内産地の荷さばき施設や製氷・貯氷施設などの流通関連施設の多くは老朽化しており、高品質な水産物を供給するためには、これら流通関連施設の機能を高めていくことが必要と考えますが、荷さばき施設などの流通関連施設の整備状況はどうでしょうか。 ◯委員長高橋秀典君) 篠原水産課長。 ◯説明者(篠原水産課長) 水産課でございます。  県は、銚子、勝浦の流通拠点漁港において、高度衛生管理型の荷さばき施設と製氷・貯氷施設などを一体的に整備を進めております。また、船形や竹岡漁港などの地域の拠点漁港では、産地市場の統合などを併せて進めておりまして、水産物の集約化と衛生的な荷さばき施設等の整備を進めているところでございます。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 水産物の価格形成力を強化する上で、高品質な水産物を供給するための関連施設の機能強化は重要と思います。引き続き、漁業者や市町とともに取り組んでもらいたいと思っています。また、産地における魚価向上に向けては、施設整備だけでなく、漁業者による取組も重要と考えております。私の地元の大原では、漁業者がサワラの鮮度保持技術の導入に取り組んでいます。鮮度保持技術の導入やブランド化など、魚価向上に取り組む漁業者への支援状況はどうでしょうか。 ◯委員長高橋秀典君) 篠原水産課長。 ◯説明者(篠原水産課長) 県では、大原のサワラや勝浦のキンメダイなどの鮮度保持技術の導入に際して、水産事務所の普及指導員や水産総合研究センターの研究員が技術支援等を行っております。また、千葉ブランド水産物を34品目認定し、漁業者と流通関係者による連携した販売促進の取組などをサポートしております。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 小路副委員長。 ◯小路正和副委員長 ありがとうございます。漁業経営の安定化を図るためには、水産物の鮮度、品質向上、PRやブランド化の取組により魚価の向上を図り、漁業所得を高める取組が重要と考えております。沿岸漁船漁業を営む漁業者の中には、規模は小さく、零細な漁業経営体も数多くあります。魚価の向上や、そのための価格形成力の強化の対策が県内漁業者に広く行き渡るよう、引き続き十分な対策を講じてもらいたいと思います。先ほどの酪農と併せて、小規模事業者、大変苦しい状況にありますので、よろしくお願いします。先日もドラマは終わりましたけど、「もちのろんスケじゃ!」ということで、ぜひ盛り上げていただければと思います。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) ほかにありませんか。  鈴木委員。 ◯鈴木和宏委員 私からは飼料用米についてお伺いいたします。輸入飼料の価格が高騰する中、国産飼料の自給率の向上が求められると思います。本会議の中でも、県では需要の減少している主食用米から飼料用米への転換を進めており、令和4年度は目標の1万ヘクタールを上回ったとともに、様々な取組を行い、飼料用米の定着を図っていくとの答弁がございました。飼料用米の活用による稲作経営の発展、また飼料の自給率向上と価格安定のためにも、その取組が気になるところであります。  そこで2点お伺いいたします。  現在の家畜用飼料の自給率はどのような状況でしょうか。  それともう1点、飼料用米への転換について、今年度は目標達成したとのことでしたけれども、今後の目標はどのように設定していくのでしょうか。 ◯委員長高橋秀典君) 大澤畜産課長◯説明者大澤畜産課長) 畜産課でございます。  私からは、飼料自給率についての御質問にお答えさせていただきます。本県における飼料自給率は、平成21年度は約12%でありまして、その後は11%から14%台で推移しており、令和3年度は約13%となっております。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 生産振興課でございます。  飼料用米の目標の面積についての御質問なんですが、県では、令和5年産の主食用米生産目安を本年と同量の4万6,177ヘクタールとしたところでございます。次年度も、本年と同様の作付の転換に取り組む必要があるというふうに考えております。このため、令和5年産の飼料用米の目標面積につきましても、本年と同量の1万ヘクタールを目標に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 鈴木委員。 ◯鈴木和宏委員 状況は分かりました。また来年度も目標達成できるように、またしっかりと取り組んでいただければと思います。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) ほかにありませんか。  西尾委員。 ◯西尾憲一委員 10月の県外視察、北海道4か所見て回ったわけですが、その中でも、とりわけ道総研、北海道立総合研究機構、お話を伺って、これ、本県でも応用は可能ではないかと思ったわけです。道総研の方のお話ですと、道内のいろんな機関を1つにまとめることによって、相互作用の効果もあったし、特に管理部門だと思うんですが、合理化の結果も、いい結果も出ているということなので、本県でも農林水産関係の試験研究機関が幾つもあるわけですが、それを統合できないかということがまず第1点。  次に、有機農業、学校給食用農産物についての質問なんですけども、国は2050年までに耕地に占める有機農業の割合を25%、100万ヘクタールに拡大する目標を掲げております。ということは、毎年1%ずつ増やしていく必要があるわけですよね。だけど、現行の体制ではなかなか難しいと思われます。ですから、現場からは、有機農業を一貫して支援する機構の設立を求める声が上がっているとも言われております。政府は、これまでは基本方針を示すだけで、県や自治体に具体的な計画の作成や実施を任せてきておりますが、県の進捗状況はどうか。  もう1点は、同じ学校給食用なんですが、食は次世代の子供の心身を豊かに、健やかにする非常に大切なものですけども、世界各国では法整備が進んできているんですよね。とりわけ、フランスなんかでは、独自の給食の認定制度を設けております。我が国は、そういう制度がないわけで、だとしたら、学校給食を決めるのは市町村、あるいはその教育委員会かもしれませんけれども、県として、何か学校給食に有機農産物を採用する上で、後押しになるような認定制度みたいなものを設けることができないかということを伺いたいと思います。 ◯委員長高橋秀典君) 板倉農林水産政策課長◯説明者板倉農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。  私のほうからは、委員のほうから御質問ございました研究機関の統合についてお答えさせていただきます。委員のほうからもお話ございましたけれども、統合したことによって、その相互作用ですとか、それから合理化、こういったところに効果があったのではないかというお話ございましたけれども、県といたしましても、限られた研究資源を効果的、効率的に配置をして、研究の充実を図っていく、これは大変必要だというふうに考えておりまして、これまでも農業関係の4つの試験場等と、それから森林研究センター、こういったものを統合して農林総合研究センターにするなど、必要な見直しを随時行ってきているところでございます。私も県外視察のほうには同行させていただきまして、いろいろお話、伺ってきたところでございますので、今後とも社会的ニーズの変化に対応しながら、本県農林水産業の成長を技術面から支えていけるように効率的、また戦略的な研究、試験研究体制、これを構築できるよう努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 福田安全農業推進課長。 ◯説明者(福田安全農業推進課長) 安全農業推進課でございます。  まず、有機農業の進捗状況についてですけれども、千葉県では、第3次有機農業推進計画で令和12年度目標を1,200ヘクタール、耕地面積の約1%相当を目標に取り組んでいるところですけれども、今現状としましては、令和元年度で730ヘクタール程度ということで、耕地面積の0.6%程度というところでございまして、どちらかというと横ばいの状況になってございます。県としましても、栽培技術支援、それから機械導入支援等を進めながら、今後とも有機農業の取組拡大に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  それから続きまして、有機農業の認定制度みたいなものが……。     (西尾憲一委員、「できないかと」と呼ぶ) ◯説明者(福田安全農業推進課長) 県としてできないかという御質問でよろしかったでしょうか。     (西尾憲一委員、「はい」と呼ぶ) ◯説明者(福田安全農業推進課長) 今、有機農業につきましては、有機JAS認定制度というものがございます。取得に当たりまして、県の農業改良普及員のほうで有機JASに関する今研修等を受けていますので、有機JAS認定制度が取れるような形で、県としてはサポートしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。道総研のように、一本化、統合化するのかしないのか、はっきりお答えになってなかったような気がしますし、あと、県にも漁業、水産関係の研究機関もあるので、それも含めてやるのかやらないのかということも答えていただければ。道の場合は、やっぱり具体例は忘れましたけども、農林というような、何かそうしたような具体的成果もあったようなことをお話しされていたような記憶があるんですけども。 ◯委員長高橋秀典君) 板倉農林水産政策課長
    ◯説明者板倉農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。  試験研究機関は一本化できないのかということでございますけれども、私どもといたしましては、現在、その地域性ですとか、また専門性、こういったことも考えながら、農林と、それから水産と畜産、この3つの試験研究機関に統合を進めてきたところでございます。北海道の方からも、あまり大きい組織にしてしまったために、道内各地に点在している研究機関をグリップするといったことも難しい面があるというようなお話もございました。県といたしましては、現在この3つの研究施設で研究を進めていくことが、適当ではないかというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。将来的にも北海道のように統合、一本化するという考えはないということでしょうか。 ◯委員長高橋秀典君) 板倉農林水産政策課長◯説明者板倉農林水産政策課長) 将来的にも一本化がないかということでございますけれども、将来のことにつきましては、今後の社会経済情勢ですとか、行政ニーズ、こういった変化を踏まえながら、改めて検討を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 ありがとうございます。急な質問で大変恐縮なんですけども、牛乳ですね。何かやっぱり去年もだぶついたし、今年もだぶつくのではないかと言われております。昨年度は県はどのように対応されて、また今年度はどのように対応されるのか。例えば、東京都などはお米とか野菜を低所得者層に配付すると、大阪でも米を5000円相当、10キロを配付するというようなことを言ってるわけで、県でも、やっぱり牛乳なり、もし余ってるようなら低所得層に配付できないかと思うんですが、急な質問ですみません。 ◯委員長高橋秀典君) 大澤畜産課長◯説明者大澤畜産課長) 畜産課でございます。  牛乳につきましては、昨年度も年末同じように廃棄になるんじゃないかというような状況がございましたけれども、うちの県としてみれば、PRを重ねてきたということと、知事のほうもツイッターで消費拡大について呼びかけていただいたところもあります。昨年度につきましては、この年末年始の期間中、1人これまでより1杯余計に飲めば回避できるというような状況でしたので、何とか回避できたというような状況がございます。今年度につきましても、状況的には同じような状況でありまして、牛乳については、ここ近年増産傾向にある中で、コロナ等の影響もありまして需要のほうが伸び悩んでるといった状況で、先ほど私のほう、小路副委員長の質問に対する答弁でも言いましたけれども、この時期については学校も休止になるということで、学校給食の消費も落ちるということで、一番廃棄になる可能性が高いということになっております。県では先ほども言いましたけれども、ツイッターやホームページを活用したPRをしていくとともに、17日の日には稲毛でPRをしていくという形を取っております。  先ほど、牛乳については、なかなか県が買い取ってどこかに配付するというのは、生ものですので消費期間が非常に短いということで、子供食堂で扱うというのもなかなかできないというふうな形でして、その辺が牛乳が年末年始、廃棄の懸念があるというのは、そういった消費期間が非常に短いと、生ものということがありますので、ここは皆さんで、日頃から飲んでらっしゃると思うんですけれども、この時期に1人1杯でも多く飲んでいただくと、そこが一番重要かというふうに考えておりますので、県としても積極的にPRしてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長高橋秀典君) よろしいですか。     (西尾憲一委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長高橋秀典君) ほかに。  木下委員、お願いします。 ◯木下敬二委員 ちょっと教えてほしいんですけども、施設園芸の省エネの転換事業、これについて今までどのくらい申込件数があったのか。まずは申込件数から。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 生産振興課でございます。  9月補正で予算措置させてもらった施設園芸省エネ転換推進事業についての御質問なんですけども、事業の募集期間が10月28日から11月18日までとさせてもらいまして、農業事務所を窓口として募集させていただいたところです。今67件の申請をいただいたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 67件ということなんですけども、そうすると、採択予定件数、これはどのくらいなの。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 今計画を審査しているところで、補助金の内示の手続を済ませているところでございます。実際には67件全てというところは、ちょっと今手元にはございませんが、ほぼ採択されるところで進めていただいてまして、今事業申請いただいたものがほぼほぼ予算額の規模となっておりますので、あと細かい審査をしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員、お願いします。 ◯木下敬二委員 今日現在で12月12日だよね。その内示するということなんですけども、いつ頃、しっかりと、採択したところへ通知をするの。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 細かい事務手続で申し訳ございませんが、今、内示の事務決裁処理を行っています。その処理が今週中に終われば、各生産者の方々には御案内の通知ができるというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 逆に、採択されたほうは支払い日はいつまで。この事業の支払いを完了させなさいと、必ず出すわけだから、いつの予定。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 本事業は、年度内に工事を完了させるという前提で進めているところです。各事業者ごとに事業の完了期間が違うと考えております。事業が完了次第、速やかに補助金をお支払いするというふうなところで、各事業所ごとにお支払いしていきたいというふうに考えております。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 支払いは3月10日まで済ませなさいというようなことを農業事務所で言ってないの。その辺はどうなの。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) すみません、私どものほうでお伝えしているところが不知していると申し訳ございませんが、工事の事業完了が年度内ということで考えているところでございます。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 そうすると、支払いは年を越してもいいということ。いわゆる省エネの工事をやってくれる業者の方に。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) 年度内に工事が完了するという確認検査をもちまして、支払いは年度明けての支払いになる。年度内に工事が完了するというところが1つの区切りになると思います。 ◯木下敬二委員 その支払いをいつまでしなさいよというのは、県は求めてないわけね。これ、はっきり聞いとくよ。     (「支払いってうちの支払いじゃないよ」と呼ぶ者あり) ◯木下敬二委員 そうだよ、千葉県の支払いじゃないよ。     (森本生産振興課長、「千葉県の支払いですか」と呼ぶ) ◯木下敬二委員 違うよ。事業者がいついつ、何日まで領収書をもらってくださいと。それと補助金の関係があるんで。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) すみません、工事の完了が3月10日までに終わらせてくれと、支払いが済ませていただきたいということでございます。年度末までにということで。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 もう一度確認するけど、3月10日までに支払わなくても3月31日までに支払えば、県からその後、補助金が来るという考え方でいいの。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) すみません。工事の完了が3月10日まででございます。支払いについては、確認検査後──支払いはその後ということで大丈夫です。     (木下敬二委員、「よく分かってない」と呼ぶ)
        (「支払いはいつまでなの」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) すみません、確認が終わるというところが3月10日までで、支払いは求めてません。 ◯委員長高橋秀典君) 木下委員。 ◯木下敬二委員 求めてないのね。はっきりしてよ、その辺は。千葉県としては、この省エネの予算で、いわゆる3月10日までに支払ってくれということは言ってないわけね。千葉県から補助金が来るとか、そういう問題は後の話で、まずは支払って領収書をそろえてくれというようなことを指導していないかということを聞いてんのよ。 ◯委員長高橋秀典君) 森本生産振興課長。 ◯説明者(森本生産振興課長) すみません、改めて確認して、再度報告させていただきます。申し訳ございません。工事が3月10日までに完了してくれということをちょっとお願いしたところでございまして。 ◯委員長高橋秀典君) 支払いの期日に関しては。 ◯説明者(森本生産振興課長) 確認させていただきます。 ◯委員長高橋秀典君) 確認ということですね。  木下委員。 ◯木下敬二委員 いずれにしても、まだその内示をする段階で、実はその手続中といったら12月越しちゃうかも分からないじゃない、全員のところに行くのが。それで、工事は3月10日までといったら、いろんな方の仕事を、今、暖房の問題いろいろあるから、そんなところで時間的な余裕ができるのかと。だから、すごくタイトなやり方じゃないかなというのを施設園芸やってる人は言ってるよ、はっきり。だから、そういう無理なことではなくて、余裕を持ってやれるような状況の中で、しかし、予算として使うべきものが1億幾ら上がってきてるんだから、間に合えば67件全部できると、それは大いに結構なんだ。その辺をもう1回しっかりと確認をして、連絡をください。 ◯委員長高橋秀典君) 確認の上で、委員の皆さんにお願いします。  西尾委員。 ◯西尾憲一委員 先ほどの試験研究機関の統合についてですけども、マイナス面を挙げて、将来的には統合が難しいような答弁だったんですが、職員の皆さんにとってはポストが減るから、それは否定したいでしょうけど、北海道では12年間続いてるんですよ。12年間。デメリットもあるかもしれないけども、メリットもあるんですよ。どっちのほうが大きいんですか。 ◯委員長高橋秀典君) 板倉農林水産政策課長◯説明者板倉農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。  委員の御指摘のとおり、統合することのメリット、デメリット双方あるというふうに考えております。そういった中で、本県といたしましては、現状の3つの研究センターでやっていくということが適当だというふうに現時点では考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長高橋秀典君) 西尾委員。 ◯西尾憲一委員 それはどなたの判断ですか。あなたですか、部長ですか、知事ですか。 ◯委員長高橋秀典君) 板倉農林水産政策課長◯説明者板倉農林水産政策課長) 農林水産政策課でございます。  組織につきましては、毎年、随時見直しのほうを図ってるところでございまして、どういった形にするのかというところにつきましては、知事までも協議をさせていただいてるところでございます。 ◯委員長高橋秀典君) 西尾委員、よろしいですか。 ◯西尾憲一委員 メリットもあるわけで、北海道は続いてるんですよね。だから、そういうことも考えて、もう一度よく検討していただきたいと思います。 ◯委員長高橋秀典君) よろしいですか。     (西尾憲一委員、「ありがとうございました」と呼ぶ) ◯委員長高橋秀典君) ほかにありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長高橋秀典君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) 特に御発言ないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長高橋秀典君) 次に、委員の派遣についてお諮りいたします。  本日の委員会終了後、ノリの流通・加工について及びカキの養殖試験についてに関する調査のため、委員の派遣を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長高橋秀典君) それでは、そのように決定いたします。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長高橋秀典君) 以上で農林水産常任委員会を閉会いたします。        午前10時59分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....