• "政課長"(/)
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  1. 千葉県議会 2022-10-05
    令和4年_総合企画企業常任委員会(第1号) 本文 2022.10.05


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前9時59分開会 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、ただいまから総合企画企業常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。なお、傍聴については、一般席の定員を10名とさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、まず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、9月定例県議会の会期中に開催する総合企画企業常任委員会会議録署名委員に今井委員、野田委員を指名させていただきます。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(小野崎正喜君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案1件、企業局関係が議案4件であります。  なお、審査の順序は、初めに企業局関係、次に総合企画部関係といたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(企業局関係)
    ◯委員長(小野崎正喜君) これより企業局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(小野崎正喜君) なお、審査に先立ち、さきの人事異動に伴う人事紹介を行います。  企業局の人事異動について、企業局長から御紹介願います。  山口企業局長。     (山口企業局長から、土地管理部副参事兼ニュータウン事業室長内田昌代を委員に紹介) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案の審査を行います。  企業局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いいたします。  山口企業局長。 ◯説明者(山口企業局長) 本日御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案しております企業局関係の議案は4議案です。  初めに、議案第3号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)についてですが、内容は、1点目として、燃料価格の高騰に伴う動力費の増額補正及び入札の執行等に伴う委託料や修繕費等の減額補正、2点目として、令和4年度の人員に合わせた人件費の補正、3点目として、県水お客様センター受付業務委託について、今年度中の次期契約締結に向けた債務負担行為の設定を行うものです。この結果、収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は5億5,100万円を増額するものであり、補正後の支出予算総額は1,496億5,500万円となります。  次に、議案第4号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)についてですが、内容は、上水道事業会計と同様、1点目として、燃料価格の高騰に伴う動力費の増額補正及び入札の執行等に伴う委託料や修繕費等の減額補正、2点目として、令和4年度の人員に合わせた人件費の補正を行うものです。この結果、収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は1億1,300万円を増額するものであり、補正後の支出予算総額は240億円となります。  次に、議案第5号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)についてですが、内容は、1点目として、富津地区において新たな分譲が見込まれることから、分譲収入及び分譲原価についてそれぞれの増額補正、2点目として、上水道事業会計及び工業用水道事業会計と同様、令和4年度の人員に合わせた人件費の補正を行うものです。この結果、収益的収入と資本的収入を合わせた補正額は10億4,100万円を増額するものであり、補正後の収入予算総額は181億8,200万円となり、また、収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は11億1,100万円を増額するものであり、補正後の支出予算総額は200億9,300万円となります。  次に、議案第7号職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定について申し上げます。  本議案では、地方公務員法の一部改正が行われ、令和5年4月1日から定年年齢が引き上げられることに伴い、企業局においても、千葉県企業局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例について、所要の規定の整備を行おうとするものです。  議案の詳細につきましては担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。  次に、諸般の報告といたしまして、千葉県営水道事業中期経営計画に基づく令和3年度の実施結果、千葉県工業用水道事業中期経営計画に基づく令和3年度の実施結果、千葉県造成土地管理事業経営計画に基づく令和3年度の土地処分状況及び台風15号により被害を受けた静岡市への支援について御報告をいたします。  まず、千葉県営水道事業中期経営計画の令和3年度実施計画といたしましては、令和5年度中の稼働に向けて施設整備を進めているちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備について、洗浄排水池築造工事等が完成したほか、管路の耐震化について優先的に進めている湾岸埋立地域において28.7キロメートルを更新するなど、重要度等を考慮しながら実施いたします。  また、支払い方法の多様化や手続等のオンライン化について、現在のお客様サービス業務の課題や将来の体制、方針を整理したICT等を活用したお客様サービス業務改善方針を策定したところです。こうした実績については、企業局で「達成している」あるいは「おおむね達成している」との内部評価に対し、有識者等による評価会議において、内部評価が適切かつ十分に行われており妥当であるとの評価をいただいております。  次に、千葉県工業用水道事業中期経営計画の令和3年度の実施結果としましては、老朽化・耐震対策として、木更津南部地区人見浄水場排水処理施設の更新に係る建築工事が完了したほか、千葉市緑区平山町地先ほかの送水管約1.2キロメートルの更新が完了いたしました。また、停電対策については、千葉地区の宮崎給水場など12施設において、燃料タンクの増設や小型発電機の設置などにより対策が完了いたしました。  これら計画に基づく事業は、一部を除き、おおむね予定どおりに進捗しているところであり、今年度も引き続き事業の推進に注力してまいります。なお、現計画が本年度終了となることから、次期計画について、これまでの取組状況も踏まえながら策定を進めていくところです。  次に、千葉県造成土地管理事業経営計画に基づく令和3年度の土地処分状況としましては、未処分土地では5ヘクタールの処分計画に対して幕張・検見川地区などで2ヘクタール、貸付土地では1ヘクタールの処分計画に対して千葉北部地区での計画前倒し等により3ヘクタールを処分いたしました。その結果、年度末の保有土地面積は、未処分土地172ヘクタール、貸付土地111ヘクタールとおおむね順調に推移しており、引き続き経営計画の進捗管理に努めてまいります。  最後に、台風15号により被害を受けた静岡市への支援についてですが、記録的な大雨により被害を受けた静岡市から千葉県に対し、応急給水活動に係る要請が9月26日にありました。このことを受け、当局では、給水車2台、職員6名体制で9月27日から本日10月5日までの9日間、延べ18台、54名を派遣し、病院等への応急給水を行っております。災害発生時には、大規模水道事業体の責務として、これまで培ってまいりました組織力、技術力を生かしながら、今後もできる限りの支援を行っていきたいと考えております。  以上、議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げました。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第3号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは初めに、議案第3号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課です。  議案第3号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の2ページをお開きください。初めに、補正の概要について御説明いたします。  収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は5億5,100万円、0.37%の増額で、補正後の支出予算総額は1,496億5,500万円となります。  表の一番下、補正の内容を御覧ください。補正の内容としては3項目ございます。1つ目は、燃料価格の高騰に伴う動力費の増額及び入札差金発生等に伴う委託料等の減額を、2つ目は、人件費について、本年4月の人事異動に伴い、令和4年度における現在の人員に合わせた補正を、3つ目は、県水お客様センター受付業務委託について、今年度中の次期契約締結に向けた10億4,400万円を限度額とする債務負担行為の設定をそれぞれ行おうとするものでございます。  表の中ほど、9月補正2)の欄を御覧ください。まず、収益的収支ですが、収益的収入の補正はありません。収益的支出は5億3,800万円の増で、その内容は、動力費の13億8,300万円の増。入札差金等の発生等に伴う修繕費、委託料、負担金の計8億4,400万円の減、現在の人員に合わせた人件費の100万円の減となっています。この結果、純利益は4億8,400万円の減で、補正後の純利益は5億9,700万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入の補正はありません。資本的支出は1,300万円の増で、その内容は、収益的支出と同様に、令和4年度の人員に合わせた人件費の補正でございます。  続いて、資料の3ページを御覧ください。議案書写しに沿って御説明いたします。3ページから4ページまでの第2条収益的支出の補正、第3条資本的支出の補正及び第4条債務負担行為の補正は2ページで説明したとおりとなりますので、省略をさせていただきます。  次に、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増額に伴う補正でございます。  以上で令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 先ほど執行部から説明で、燃料費の高騰に伴う動力費の補正予算を計上するという話がありましたが、報道等によると、電力については燃料価格の高騰の影響で公共施設の入札不調も相次いだと聞いております。  そこでお伺いしますけれども、上水道事業における電力の供給契約はどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課です。  上水道事業の電力の契約についてでございますけれども、燃料価格高騰の影響を受けまして、当局においても上水道事業で動力費の支出のある23所属のうち12所属について入札不調があったところでございます。入札不調のあった各所属では、契約できなかった場合の最終保障契約先となります東京電力パワーグリッド株式会社と随意契約を行い、必要な電力を確保したところです。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 電力の契約状況は分かりました。今回の補正予算は、上水道事業の電力料金等を支払うため、動力として13億8,300万円の大幅な増額が計上されています。今の執行部の説明では、約半分の所属で東京電力パワーグリッド株式会社と契約しているとのことでしたが、同社の料金については、燃料が高騰し電力取引価格が高くなった分を反映させる新たな制度も導入されたと聞いています。電力料金については、これからもさらなる負担も懸念されると思います。  そこでお伺いしますけれども、動力費の増額が上水道事業の運営に与える影響はどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課です。  動力費の増額による影響についてでございますけれども、委員の御指摘のとおり、東京電力パワーグリッド株式会社では9月以降に新たな制度を導入したことから、状況によっては今後もさらに動力費が必要となることが見込まれているところでございます。また、そのほかに資材価格や労務費単価等の上昇も見られまして、今後もその傾向が続くと考えられることから、運営がさらに厳しさを増していくものと認識しているところでございます。  当局といたしましては、引き続き電気料金の動向等について注視しつつ、必要な対応を図ってまいります。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 これは要望だ。水の安定供給はなくてはならないものです。今回の上水道事業の動力予算の補正はかなり大きな規模のものでありますが、今後さらに動力費が膨らむこともあり得るのではないかと思われます。引き続き、経費の節減や効率的な運用を図るなど、健全経営に努めていただくよう要望いたします。  次に入ります。先ほど局長から県水お客様センター受付業務委託債務負担行為について説明がありました。この受付業務委託について、令和3年度予算において、令和3年度から令和7年度までの債務負担行為が設定されたと記憶しております。  そこでお伺いしますが、県水お客様センター受付業務委託債務負担行為を改めて設定するのはなぜか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 新田業務振興課長。 ◯説明者(新田業務振興課長) 業務振興課でございます。  県水お客様センター受付業務委託債務負担行為に関する御質問ですが、県水お客様センター受付業務委託については、令和3年度当初予算で次期委託契約に係る債務負担行為を設定しておりました。しかし、本年3月にお客様サービスの向上を目指す千葉県営水道ICT等を活用したお客様サービス業務改善方針を策定した結果、クレジットカード払いや口座振替のオンライン申込みなどの導入に伴い、委託する受付業務の内容を変更する必要が生じました。このため、改めて9月補正で債務負担行為を設定する予算を確保した上で、本年12月末までに契約し、準備期間を経て、令和5年4月から業務を開始しようとするものでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今回補正で予算措置をする理由は分かりました。県水お客様センターの受付業務は県営水道の利用者と企業局をつなぐ重要な役割を担っているので、さらなる利用者の満足度向上を目指してしっかり取り組んでもらいたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 私も動力費についてお尋ねいたします。  13億8,300万円の増ということですが、補正前の額を教えてください。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 上水道事業におけます動力費の補正前の額ですけれども、28億9,300万円となっておりまして、今回補正13億8,300万円の増で42億7,700万円となるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。倍までは行っていませんが、1.7倍ぐらいですか。結構な、1.7倍以上になっているかと思うんですが、この増加分は4月からの増に遡って足りない分を補正したのかなとちょっと想像していますが、4月から8月ぐらいまでの伸び率というんですか、当初予算で想定した額を上回るパーセントというのは何%で推移してきているんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) こちらの動力費につきましては燃料費調整単価等の増加等も踏まえまして、年間で収支を見込みまして、今回補正をしたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 それは分かるんですけど、4月から8月にも増えていたと思いますが、それがまた今後10月以降も増え方がまた増えるのもどの程度見込んでいるかというのをちょっと確認したいので、それで今年度の前半の、最初の5か月ぐらいの実績が出ていると思いますので、今年度の5か月分ぐらいについては当初予算で見込んだ額より何%ぐらい増えていたんでしょうかとお聞きしているんですが。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 前半の増額につきましては今ちょっと精査をしているところでございまして、ちょっと今手元に数字がないところでございます。申し訳ありません。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。では、後ほど数字をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。ちょっと私、1.7倍と申し上げた、ちょっと不正確でありますので、もう少し小さい数字だというふうに理解しました。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第3号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第4号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第4号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課です。  続きまして、議案第4号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。資料の5ページをお開きください。  初めに、補正の概要について御説明いたします。収益と資本的支出を合わせた補正額は1億1,300万円、0.47%の増額で、補正後の支出予算総額は240億円となります。表の一番下、補正の内容を御覧ください。補正の内容としては2項目ございます。1つ目は、燃料価格の高騰に伴う動力費の増額及び入札差金の発生等に伴う委託料等の減額を、2つ目は、人件費について、本年4月の人事異動に伴い、令和4年度における現在の人員に合わせた補正をそれぞれ行おうとするものでございます。  表の中ほど、9月補正2)の欄を御覧ください。まず、収益収支ですが、収益的収入の補正はありません。収益的支出は1億1,700万円の増で、その内容は、動力費の3億7,400万円の増、入札差金等の発生等に伴う委託料、修繕費、負担金の計2億7,600万円の減、現在の人員に合わせた人件費の1,900万円の増となっています。この結果、純利益は1億800万円の減で、補正後の純利益は2億2,400万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入の補正はありません。資本的支出は400万円の減で、その内容は、令和4年度の人員に合わせた人件費の減でございます。  続いて、資料の6ページを御覧ください。議案書の主旨に沿って御説明いたします。6ページから7ページまでの第2条収益的支出の補正、第3条資本的支出の補正は5ページで説明したとおりとなりますので、省略をさせていただきます。  次に、8ページの第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増加に伴う補正でございます。  以上で令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審査くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 では、動力費についてお尋ねいたします。  3億7,400万円の増ということですが、補正前の額を教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 工業用水道事業におきます動力費でございますけれども、補正前の額が8億8,600万円、3億7,500万円の増額となりまして、補正後が12億6,100万円となるところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。これも1.4倍ぐらいになっている感じですが、4月から8月までの動力費の伸び率はどの程度だったのか教えてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 工業用水道事業の前半の伸び率でございますけれども、令和3年度と令和4年度の比較となりますけれども、前半で82.9%の増となっているところでございます。  以上です。     (秋葉就一委員、「ありがとうございました」と呼ぶ) ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第4号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第4号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第5号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第5号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課です。  議案第5号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。資料の9ページをお開きください。  初めに、補正の概要について御説明いたします。
     収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は11億1,100万円、5.9%の増額で、補正後の支出予算総額は200億9,300万円となります。表の一番下、補正の内容を御覧ください。補正の内容としては、富津地区の土地について新たな分譲が見込まれることから、分譲原価等を見込むもの及び人件費について、令和4年度の人員に合わせた補正を行おうとするものでございます。  表の中ほどの9月補正額、2)の欄を御覧ください。まず、収益的収支ですが、収益的収入は10億4,100万円の増で、その内容は富津地区の分譲収益です。収益的支出は11億1,100万円の増で、その内容は、富津地区の分譲原価10億9,800万円の増及び令和4年度の人員に合わせた人件費1,300万円の増でございます。その結果、純利益は7,000万円の減で、補正後の純利益は12億3,800万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入及び支出の補正はありません。  続いて資料の10ページを御覧ください。議案書写しに沿って御説明いたします。  第2条業務の予定量の補正ですが、土地分譲面積に富津地区の分譲面積14万9,000平方メートルを加え24万3,020平方メートルとするものです。  第3条収益的収入及び支出の補正は9ページで説明したとおりとなりますので、省略させていただきます。  次に、11ページの第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増額に伴う補正でございます。  第5条重要な資産の取得及び処分の補正は、2万平方メートル以上の土地の処分として富津地区の分譲を行う補正でございます。  以上で令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第5号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第5号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、議案第7号職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  飯塚総務企画課長。 ◯説明者(飯塚総務企画課長) 議案説明資料の12ページをお開きください。議案第7号職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定について御説明させていただきます。  この議案は、地方公務員法の一部改正等により、令和5年4月1日から、地方公務員の定年年齢の引上げ等が行われることから、県においても所要の改正を行うものです。今回、県全体で関係条例を一括して議案としており、このうち当局が所管します千葉県企業局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について御説明をさせていただきます。  主な改正内容ですが、(1)については、法改正により、定年前再任用短時間勤務制などの新たな再任用制度が導入されることに伴い、それらの再任用職員も現行の再任用職員と同様に扶養手当等を支給対象外とするものでございます。(2)は、職員の高齢者部分休業に関する条例におきまして、現行では、部分休業を取得できる年齢を定年から5年を減じた年齢としているところ、定年引上げ後も現行と同様に55歳から取得できるように改正することから、文言の整理を行うものでございます。  このほか、地方公務員法の改正により条例で引用している条文に変更があったことから、所要の規定整備を行うものでございます。  施行期日は法改正の施行日と同様で、令和5年4月1日でございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 私から2点、お願いします。  先ほど局長から中期経営計画の昨年度の実施結果について報告がありましたが、県営水道では、近い将来に発生が懸念される大規模地震に備え、管路の耐震化を進めていると思いますが、その現在の状況について確認させていただきます。  県営水道における令和3年度末の管路全体の耐震化の進捗状況はどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  令和3年度末の管路総延長約9,235キロメートルに対して、耐震化延長は約2,388キロメートルであり、耐震化率は25.9%となっており、目標の25.9%を達成しております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今の答弁では管路全体について答えてもらいましたが、優先的に耐震化を進めている湾岸埋立地域などについてもお伺いしたいと思います。湾岸埋立地域や災害拠点病院等の最重要給水施設に給水する管路の耐震化の状況はどうか、詳しくお願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  湾岸埋立地域の実績は55.3%であり、目標の55.3%を達成しております。また、重要給水施設に給水する管路の実績は32.9%であり、目標の33.1%を若干下回っておりますが、おおむね達成しております。引き続き、老朽度や重要度等を勘案し、中期経営計画に基づき管路の耐震化等を推進してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望だ、これは。管路の耐震化についてはおおむね順調であるようですが、水道はライフラインとして、県民にとって大変重要なものであることから、いつ起きるか分からない災害に備え、引き続き管路の耐震化に積極的に取り組んでいただきたいと思います。  次に入ります。本会議でも、我が党の代表質問として今井議員が登壇した際、8月に発生した千葉市美浜区の漏水事故についても話がありました。私もこの現場に行き、この漏水について承知しておりますが、改めて今回の事故について確認したいと思います。  今回の漏水事故の原因は何か。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  今回の漏水事故の原因は、配水管の腐食が局部的に進行したことにより漏水したものでございます。この配水管は、中期経営計画において今年度更新を予定していたもので、現在更新工事を実施しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 配水管の腐食により漏水したということについては分かりました。漏水等の事故を完全に防ぐことは難しいと思いますが、その対策は大変重要なことと認識していますので、確認のためにお伺いします。管路の漏水対策や事故対応についてどのように取り組んでいるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  漏水事故等を未然に防止するため、漏水調査や管路パトロール等を定期的に実施し、異常があった場合には速やかに修繕するなど、予防保全型の維持管理を行っているところです。また、漏水事故等の緊急時に備え、年間を通じて24時間修繕工事を実施できる体制を確保しているところです。今後も適切に維持管理を行いながら、計画的に管路の更新を進めるとともに、事故発生時には早期の復旧に努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。
    ◯本間 進委員 要望だ、これは。漏水が起きると地元住民の生活に大きな影響を及ぼすことから、管路の更新、耐震化を計画的に取り組むとともに、事故発生時には、修繕業者等とも十分に連携し、早期の復旧に努めるよう要望いたします。  最後になります。県営水道における電力の逼迫時の対応についてですが、本年6月に電力需給逼迫注意報が発令されましたが、今後、冬期に向けて電力状況は厳しくなると想定されますが、一方、浄・給水場では多くの電力が必要となるわけですが、そこでお伺いいたします。  電力需給逼迫時に浄・給水場ではどのように対応するのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小林浄水課長。 ◯説明者(小林浄水課長) 浄水課でございます。  電力逼迫時の浄・給水場での対応についてでございますが、電力需給が逼迫した場合には、電力需要が高まる時間帯以外での浄水処理量を増加することで、事前に配水池の貯留水を確保するなど、電力受給バランスの平準化に努めるほか、需要が高まる時間帯に施設内照明の調整や空調設備の温度設定を変更するなど、電力使用量の削減にも努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 電力使用量を削減していても、地域全体の需給バランスが崩れれば大規模な停電が起きる可能性もあるかと思いますので、さらにお伺いします。浄・給水場では、停電時を想定しどのように取り組んでいるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小林浄水課長。 ◯説明者(小林浄水課長) 浄水課でございます。  停電時の対応につきましては、万一の停電に備え、日頃から非常用自家発電設備の燃料を補充しておくとともに、災害時燃料供給協定事業者との訓練を実施し連携を強化するなど、停電時においても安定給水に影響を与えないよう取り組んでいます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望。電力逼迫時の対応については分かりました。どのような状況においても、県民の皆さんへの安定給水を図ることが重要であります。対策に万全を期していただきたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質問ございますか。  宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 幕張新都心について質問させてもらいます。  私は幕張で生まれ育っているわけですけれども、昔は、子供の頃は、どこから来たのといって、幕張と言うと知らない人も多くて、半農半漁の田舎町で、何か恥ずかしいような言い方をしたときもあるんです、子供の頃はですね。美浜のほうはまた都会ですけれども。今は、もう全国へ行っても幕張というと知らない人はいないくらい大都市になりましたよね。スーパーブロックでああいうふうな特徴のある、国内にはないと思うんです、あんな大きなビルが集中的に建っているというのはですね。  40年前ですか、幕張メッセができました。それからずっと、何かそのときのインパクトから全然ちょっと何か後退しているような感じもしていたんですけれども、その間にもいろいろな施設ができたりしてきたんですけれども、基本的にはコンベンションシティーとしてやってきたと思うんですよ。これからもそうだと思うんですけれども、いろんな特徴がありますけれども、これから第二湾岸も計画されている、サッカー場もあそこにできている、ZOZOのスタジアムもどうするか検討されているというときに、幕張豊砂駅と名前が今年決まって、来年オープンするということですけれども、これは非常に大きなインパクトがあるんじゃないかなというふうに思っているんです。  そういう意味で、まだまだたくさん新都心の土地を所有している企業局が、こういうチャンスというかを捕らまえて、どういうふうにこれから新都心に取り組んでいくのかということをちょっと確認したいなと。いつも聞いていることなんだけれども、来年そういうふうに新駅ができると。駅ができると非常に流れも変わってきますし、いろんな効果が出てくるし、バス路線も新たにつくられるでしょう。いろんな問題で影響があると思いますけれども、どんなふうに取り組んでいくのかお聞きしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木土地事業調整課長。 ◯説明者(鈴木土地事業調整課長) 土地事業調整課でございます。  委員御指摘のとおり、当局につきましては、幕張豊砂駅周辺に幕張メッセ駐車場用地など多くの未処分土地を保有して、周辺では最大の地権者であるというふうに認識しております。今後のまちづくりに関わっていく上での当局の果たすべき役割、これを十分認識しつつ、保有する未処分土地の有効活用に向けまして、地元市はもちろんのこと、関係団体、庁内の関係部署などと連携しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 まあそうなんでしょうけれども、とにかく幕張新都心というのは、前の新三角構想があって、成田、幕張、上総というふうに、千葉県全体の中の中核の都市なんですよ。最近いろいろ問合せすると、幕張新都心のまちづくりは千葉市にお任せしてありますからという言葉をよく聞くんですけれども、幕張新都心というのは、千葉市の職員にそういう、千葉県全体の中の幕張新都心であるのに、千葉市の人が千葉県全体のことなんか考えられますか。やっぱり考えられないと思うんですよ、千葉市の職員は千葉市のことを考えていればいいわけだから。ですから、県全体の中の中枢である幕張新都心ですから、今まで以上に積極的に企業局は参画していってもらわないと、いい町ができないと思うんですよ。隣の習志野も一部ありますし、これは県市間にまたがっている問題ですから、市益も、ぜひそういう捕らまえ方をしてもらいたいと思います。  それと、以前にJRとのアクセス、これは何か新聞によると、若葉地区のいろんな建物ができて、小学校も何か新設されるということでありますけれども、JRとのアクセスが、これがうまくできていない。幕張本郷なんでしょうけれども、幕張新都心の一番中枢の駅というのは海浜幕張じゃないと思うんですよ。やっぱり幕張駅がメインの駅になる。幕張駅は全国とつながっている。まあ、幕張本郷もそうですけれども、海浜、京葉線は東京駅でストップしちゃうわけですよね。だから、そういう意味でJRとのアクセス、幕張駅南口の駅前、千葉市で駅前がないのは幕張新都心のある幕張駅だけなんですよ、北口はあるけれども。この状態を企業局は放置しておけないと思うんですよね。ですから、千葉市とその辺、幕張南口の駅前についてもこれから積極的に話し合ったり参画していっていただきたいということを要望して終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 要望でよろしいですか。  ほかに質問はございますか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 1問、本間委員が2問目で質問されたことと重なるところもあるんですが、これからの、今後の千葉の水道の問題について、会派でもちょっと話題になりましたもので、1点、ある意味感謝を込めて話題にさせていただきたいと思います。  漏水事故に対する迅速な対応です。令和4年の、ちょっと状況を振り返りますと、8月4日午後2時45分、京葉線稲毛駅から北西300メートル、集合住宅が建ち並ぶ場所に、300ミリの配水管の腐食により公道漏水が発生したと。300ミリの配水管は、先ほどのお話ですと、今年度修繕する対象の場所だったという、更新する予定だったと言っておりましたけれども、その箇所が漏水したということで約300戸が断水したと。現場には大きな穴が開いて、電柱も倒れ、ガス管もあり、何より消火栓がなかったということで大変だったということです。給水栓前に赤水を洗浄することができない状況だったと。消火栓の設置をするために、機材とともに有資格の人材も必要だったと。その模様はTBSのメディアでも報道されて、漏水箇所が修繕できても赤水であれば飲めないという予想がされると。住宅だけでなく近くの会社、ホテルにも影響が予想されたと。さらには、朝6時前に作業を終えて、通勤前の市道の2車線のうち1車線を何とかを交通を開放しなければならないという極めて緊迫した状態だったという状況だったと、その中での作業だったと聞いています。  今回、そのような極めて厳しい中で、朝6時には配水管の修理、消火栓の設置をし、給水が再開できたと。市道の交通の2車線のうち1車線も開放できたし、また県水に関わる、これは千葉県の担当職員と民間会社の本当にすばらしい連携プレーだったということで評価しているところでございます。  そこでちょっと確認でお伺いしたいんですが、この美浜区高洲4−5においての配水管、口径300ミリの腐食による大規模漏水事故が発生しましたけれども、この企業局と民間の連携はすごい迅速で対応はよかったと思うんですが、最小限の被害に止めることができた、これは大型車両や砂の確保、消火栓の設置なども十分できたと思うんですけれども、深夜に及ぶ大変な困難な作業だったと思うけれども、この状況はどうだったでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  委員御指摘のとおり、大雨が降る悪条件の中、電柱撤去やガス管の安全対策を行いながら漏水箇所の修繕工事を実施する必要があり、大変困難な作業でした。緊急維持修繕工事の受注者が協力して資機材を確保するとともに、機動的に漏水修繕と洗浄用の消火栓設置を行うことで、早期の給水再開と交通規制の解除を実現することができました。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。もう1つ、集合住宅も建ち並んでいる場所だったということで、深夜の作業であったということで、騒音とか振動とか、さらには作業照明も配慮が必要であったと思うんですけれども、そうした体制はどのように対応をされたんでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  作業に当たっては、低騒音型の建設機械や作業照明等の電源に無騒音のリチウムイオンバッテリーを使用するなど、近隣住民の方々へ配慮することで、騒音、振動等の苦情もなく修繕工事を完了することができました。今後とも、漏水事故発生時には、修繕工事の受注者と連携し、迅速かつ適切に対応してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 最後に、今回の漏水への対応というのは、私ども会派でも、多分全国トップクラスの技術の集積が生かされたのではないかという評価をしているところでございます。徹夜で作業に当たられた皆さんに、本当にお疲れさまでしたと申し添えたいと思います。  また、漏水事故当初から、私たちの県議のほうにもメールが、以前のように怠るのではなく、状況の推移を御連絡いただきましたこと、その点も評価したいと思います。今後とも、県議ともメールで連絡を取りながらとかやっていきたいと思いますし、また、漏水事故は少なからずとも今後も発生すると思いますので、より技術を磨き、今回同様の対応を期待したいと思いますので、よろしくお願いします。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  田中委員。 ◯田中信行委員 私からは、非常に単純な素朴な疑問なんですが、事業中期経営計画に伴ういわゆる評価結果ですね。これは8項目にわたるいわゆる施策の中であるわけなんですが、安全な水の供給の中で、おいしい水の供給という項目があります。これは内部評価では達成をしている、外部評価では妥当だというような評価を得ているんですが、実際においしい水というのはかなり主観的な部分が入るような気がしますが、基本的にどういう基準をもっておいしい水を達成しよう、ないしはおいしい水にしようとしているのか、まずその基準をお教え願いたい。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  今、委員おっしゃいましたおいしい水づくりについてでございますけれども、ただいま県営水道では安全・おいしい水プロジェクト2021−2025というものを推進しておりまして、これまでのおいしい水づくり計画の理念と成果を引き継ぎ、県営水道の安全でおいしい水の供給に向けた具体的な施策を展開しているところでございます。その中で、このプロジェクトでは、安全でおいしい水道水をお届けし、お客様に安心してお使いいただけますよう、国の定める水質基準よりも厳しい水質目標を設定しまして、水道水の安全性をまず十分確保しております。この取組によりまして、水道水の臭い等も減るということから、結果的においしい水の供給につながっている、こういう独自の水質目標を設定させていただいているというところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中委員。 ◯田中信行委員 おおむね理解をしようと思うんですが、実際いただいた参考資料の3の中期計画に係る令和3年度の財務評価の概要というのがあります。この中に、今言われた安心な水というのは1つの大きな項目であります。けれども、おいしい水はそのほかにあるわけだよね。実際に塩素の多点注入方式を導入する、それから残留塩素の低減化を図る、それから送配水管の計画的な洗浄をする、それから、いわゆる貯水槽の適正な管理と直結給水の促進をする、この方法は取られています。私としては、水質検査の中で、いわゆるpHの問題があったり、いわゆる硬度の問題があったり、ミネラル分の、いわゆる成分の問題があったり、そういう形で本当においしい水を追求しているのかどうか、そこなんです。洗浄して塩素を低減化したから、これはおいしいですよというふうに、本来この表現が使えるのかどうか。おいしい水と言うには、そういう意味では今ミネラルウォーターはいっぱいありますよね。いろんな成分が入っていたり、富士の何とか水とかいう水があったりします。基本的には検査結果が出ていませんけれども、こういうような基準は全く考慮されていないのか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  今委員おっしゃいましたとおり、このおいしい水というところでミネラルというお話がございました。このミネラルにつきましては、昭和60年に当時の厚生省のおいしい水研究会というところが発表したおいしい水の要件というのがございまして、その中のおいしさの要件の1つとして、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルが適度に含まれているということが確かに挙げられてございます。この適度に含まれるミネラルなどの蒸発残留物の量につきましては、1リットル当たり30から200ミリグラムとされているところでございます。当局では、先ほどもお話ししたとおりでございますけれども、国の定める水質基準よりも厳しい基準で確保してやっているということであり、また、このおいしい水の要件である先ほどの残留蒸発物等につきましても、当局の令和3年度における水質の平均値においては、この要件は満たしている状況というところではございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中委員。 ◯田中信行委員 あまりよく分からないので。今、カルシウムやマグネシウムが含まれるか、30から200ミリグラムというんだけれども、実際にこの中においしい水検定実施回数が年に1度やっている。水質検査をやって、どういう基準で水質検査をやっているんですか。残留カルシウムじゃなくて、基本的にはどの程度のもの、どういう基準の科学的な基準をもって水質検定をしているのか。国よりもっと厳しいその検定基準でやっているよという、じゃ、具体的にどういう基準でやっているのか教えてください。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 今の委員御指摘のあります中期経営計画の事業評価である水質検査体験というものでございますけれども、こちらにつきましては、応募いただいたお客様に水質検査キットをお送りしまして、そして、お客様の御自宅の水道水を検査し、それで御回答いただくという取組でございます。その中で……(田中信行委員、「違うよ、体験じゃなくて、検定検査したんでしょう、その話」と呼ぶ)申し訳ございません、先ほどお話しさせていただきましたおいしい水づくりの水質目標ということで、国の基準よりも厳しいということでお話しさせていただきましたが、こちらの中の令和3年度の結果でございます。申し訳ございません。色度のことでございますけれども、国の定める基準、5度以下ということでございますが、当局では1度以下ということで満足をしております。また、安全・安心の濁度でございますけれども、2度以下という国の基準に対し、当局の実績としては0.1度以下でございます。また、総トリハロメタンにつきましては、国の基準の0.1ミリグラム・パー・リットル以下を、令和3年度では0.021ミリグラム・パー・リットル以下ということで満足しております。残留塩素につきましては、0.1ミリグラム・パー・リットル以下の国の基準に対し、当局は0.5ミリグラム・パー・リットル以下ではございましたけれども、令和3年度の実績は0.56ミリグラム・パー・リットル以下と、この目標は達成することができなかったというものでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中委員。 ◯田中信行委員 もうここで終わりますけれども、色度とか濁度とかトリハロメタンというのは、おいしさとは関係ない。基本的には安全性の問題。そういうものでおいしさを測るとは思えない。それから、塩素の低減化が0.1ミリグラムが国であって、県が0.056でできなかったというのは、基本的にそれは国よりずっと多いということです。これがおいしい水につながっているのかどうか。本当においしい水という言葉を使うならば、やっぱり基準を設けなければ駄目でしょうという話なんです。カルシウムが、マグネシウムがどのぐらい。ただ、実際には浄水場が幾つかある中で、なかなか難しいことは確かなんだけれども、ある程度科学的な鑑定ないしは基準を設けなければ、おいしい水が改善されたかどうか、おいしくなったかってどこかで決めないと分からないと思います。  もうこれ以上聞かないから、おいしい水そのものに対して、もうちょっと科学的にその基準を設けてください。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 山口管理部長。 ◯説明者(山口管理部長) おいしい水というのは結構主観的なものもありますので、県ではアンケート調査をしながら県民の声を聞いております。ただ、今御指摘のそういった1つの基準があったほうがいいじゃないかということに関しては今後研究してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中委員。 ◯田中信行委員 蛇足です。蛇足としては、いわゆるアンケートを取ったからといって、基準が全然違うわけだから、千葉県のおいしい水はこういう基準で持っていますよぐらいは答弁できるようにしてください。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) すみません、先ほどお話しさせていただいた内容に間違いがございましたので訂正をさせていただきます。申し訳ございません。  国の残留塩素の基準を0.1と言ってしまいましたが、1ミリグラム・パー・リットル以下でございます。訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。 ◯委員長(小野崎正喜君) 田中委員、よろしいですか。 ◯田中信行委員 いいですよ、分かりました。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 先ほど企業局長の諸般の報告のところで、第2期千葉県営水道中期経営計画、令和3年度から7年度に関する報告がありましたので、それに関連して質疑いたします。  第二木下〜柏井導水管整備事業が同中期経営計画の27ページに記載されております。こちらの事業につきましては、総延長が約26キロメートルと伺っておりますけれども、通過している4市の各延長が今何キロメートルずつであるか。また、現在の木下〜柏井導水管の各自治体の各延長も含めて教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  第二木下〜柏井導水管でございますけれども、本事業の起点となる印西市の木下取水場から終点となる千葉市の柏井浄水場までの布設延長約26キロメートルの市別布設延長でございますが、印西市、約13キロメートル、八千代市、約8キロメートル、佐倉市、約4キロメートル、千葉市、約1キロメートルの予定としております。なお、具体的な布設延長については、今後詳細な設計を踏まえて調査をしてまいります。また、現在の導水管の布設延長でございますが、約24キロメートルあります。市別の布設延長でございますが、印西市、約13キロメートル、八千代市、約1キロメートル、佐倉市、約9キロメートル、千葉市、約1キロメートルとなっております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。今の御答弁から、印西市と千葉市は延長が変わっていないわけですが、佐倉市が5キロ減る一方で、八千代市は7キロ、1キロから8キロに増えていますので、水道水のほうではお世話になっていないんですけれども、水道管の布設の関係では影響が8倍になるということもありますので、次の質疑をさせていただきたいと思います。  この同事業の令和3年度の元々の予定と実績がどのようなものだったか、市の名前や地名等、ある程度どの区間か分かるような形で教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  第二木下〜柏井導水管整備事業において、中期経営計画の令和3年度の主な事業として、印西市の滝野から草深区間の実施設計業務委託の完了を当初計画をしてございました。しかし、同区間では、国道464号や北総鉄道の下に布設することから、関係機関と埋設位置などに係る協議に時間を要し、結果として完成に至りませんでしたが、おおむね進捗はしたところでございます。  今後も、関係機関との協議を継続、調整し、適切に設計業務を進め、安定給水に資する導水管整備事業の着実な進捗に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 今のお尋ねだと、元々予定していたところの進捗状況しか御答弁なかったと思うんですが、それ以外に進めた区間についても教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  令和3年度のその他進めた内容でございますけれども、新たに実施設計業務委託として、八千代市の米本から佐倉市の西志津区間の設計に着手をしたというところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。まだ測量やボーリング、設計等が進められているところかと思いますので、現時点で工事の予算づけの時期がどのタイミングになるかはまだはっきりしていないと思いますけれども、そのような時期が見えてきた場合については、その区間の沿線の地域の皆様に早めの御説明や御理解を求めることをしていただくことを要望させていただきます。  以上で質問を終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質問はございますか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 2点伺いたいと思いますが、まず1点目、管路の耐震化の関係ですけれども、現在9,235キロ、今現在2,388キロでありましたよと。25.9%で目標を達成しましたという答弁がありました。また、質疑の中で美浜区の件ですが、更新する予定のものが破裂したよと、周りが断水したよということもあります。やはり本間委員からもありましたように、管路の耐震化とかというのは災害に備える中で当然計画的に進めていくというのは分かりますけれども、その計画をやはり一刻も早く進めていくべきではないかと思うんですが、そこら辺についてはいかがでございましょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 望月計画課長。 ◯説明者(望月計画課長) 計画課でございます。  管路の耐震化の点でございますけれども、小中口径管路の更新延長につきましては、前中期経営計画の期間中では年間70キロメートルの管路更新としておりましたけれども、現中期経営計画の期間中においては、10キロメートル増加し、年間80キロメートルとしております。今後30年間の施設整備の考え方を示す長期施設整備方針では、大規模地震に備え、管路の更新に併せ耐震化を進めていくこととしており、現在、年間約80キロメートルの管路更新延長を年間100キロメートル以上に増やすことを目標としております。今後とも、できる限り事業量を上積みしてできるように検討し、一刻も早く耐震化が図れるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 非常に心強い答弁だったかなと思いますが、30年というと、また管が古くなってくる。だから、メンテナンスもしていかなきゃいかんので、やはり素早くやっていただきたいと。それはまた事業者のほうとも、やはりそこら辺、どこまでできるんだと。じゃ、目いっぱいやろうと、そういったところでやっていただくことをまず要望したいと思います。  そしてもう1点、静岡のほうにも給水車を出したというお話もありましたし、大規模災害に備えるという中で、避難所は基本的に市町村が整備をするということなんですが、給水車なんかも避難所に行くわけですけれども、そうではなくて、やはり耐震性の貯水槽を市町村と連携して整備をしていくと。そういった中で、耐震性の貯水槽の設置や非常用給水栓について、市への補助などを検討していただきたいなと思っております。というのは、地震があった場合には、じゃ、給水車が13台しかない中で、その給水車がぐるぐる回るといったって、事故を起こすかもしれないし、二次災害、三次災害につながるおそれがありますのでね。であれば、避難をされる方々が避難所に行くんですから、そこにしっかりとした耐震性の貯水槽があれば、そこの水がなくなったらそこに給水してあげる。そうすれば、またその給水車が戻って水を積んでまた行けるという。ただ、給水車がずっと給水してやっていたら時間ばっかり食ってしまう。そういったこともありますので、耐震性貯水槽の設置について市への補助を検討するなど設置を促進すべきと思うが、どうでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  耐震性貯水槽の設置については、給水区域の関係市からの要望があり、平成8年度から随時耐震性貯水槽の設置及び管理に関する基本協定等を締結し、現在8基設置されています。本協定では、市の費用負担で耐震性貯水槽を設置し、市が所有することとしており、維持管理については、市から受託し県営水道が行っております。委員御指摘のとおり、耐震性貯水槽等の非常時に使用できる水栓は、災害時の飲用水確保において有効であることから、今後とも設計や維持管理面で積極的に協力するとともに、関係市と応急給水の迅速な対応について意見交換を行うなど、連携して耐震性貯水槽等の設置を促進してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 これは避難所なので、知事部局のほうともやっていただきたいんですけれども、結局、県から補助金が出るよとなれば市もやりやすいんですよ。だって、今8基とおっしゃいましたけれども、どれだけの人口で8基なのか分かりませんけれども、たしか市川では2基ですよ。それに給水車が3台、市川と浦安で給水車3台の割り当てみたいな話なんでね。それじゃ、どうやって水を賄うんですかという話をせざるを得ない。やはりそこら辺を検討していただいて、やはり補助金をつけてあげることによって進めやすいんですよ、市町村は。そういったちょっと補助メニューを考えて、知事部局のほうとしっかり連携を取って、防災担当のほうとやっていただきたいということを強く要望して終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 すみません、ちょっと一言で終わりますから。皆さん水道の問題でございまして、私はまちづくりのことをやったんですけれども、さっき田中さんからおいしい水の話がありました。以前と比べると、以前というか、もう1990年代、80年代、あの頃から比べるとおいしくなったよね。やっぱり努力してきたんだと思います。外国なんかに行くと物すごい水が出てくるから、だから、どんなふうにやっているのかなっていつも思うんだけれども。そういうことを考えれば安全・安心な水というのを努力してやってきていると思うんです。でも、塩素とかいろいろ入っているから、これからも努力していかなくちゃならないですけれども。  そこで、一番やっぱり利用者が懸念するのは料金体系なんですよ。今でも、いや、高いなという人はかなりいると思うんですよ。皆さんだってそう思っていると思うんですね。この適正料金を、私は適正料金だと思っているんですけれども、適正料金をこれからどんなふうに維持していくかということがやっぱり一番大事だと思いますよね。今のまま維持できるのかどうか。そういう視点をこれから長期計画に入れて、なるたけ県民の皆様に適正な料金で安全に水道を使っていただきたい。ペットボトルにもなっているぐらいですから、おいしい水だと思います。だから、その辺をひとつ料金体系、適正料金というものを守っていくためにはどうしたらいいかということを長期計画の視点にも入れていただきたいと思います。  それと、さっきちょっと言った幕張新都心なんですけれども、新都心事業ということがあるとしたら、今土地所有者なんですけれども、幕張新都心は先ほど言ったけれど事業ということがあるとしたら、事業評価というのがあると思うんですよ。それを千葉市にお願いしますというわけにはいかないと思うんですよね。だから、幕張新都心は県が責任を持ってやっぱりやっていかなければならない事業だと思うんですよ、千葉市にお任せというわけにはいかない。そういう意味で、ぜひこれから幕張新都心の町の魅力が最大限高まることを目指して、まちづくりに取り組んでいただくよう要望します。
    ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに御質問は。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) すみません、先ほど秋葉委員から、水道事業の動力費につきまして御質問がありましたので、先ほどお答えできなかった件につきましてお答えさせていただきます。  水道事業費の動力費の電気料金でございますけれども、4月から7月の実績を令和3年度と令和4年度を比べた場合ですが、この4か月間で約5億3,000万円の増ということで、これを比率にいたしますと70%増、約1.7倍となっているところでございます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  先ほど本間委員からの最重要給水施設に給水する管路の耐震化の進捗状況に関する御質問で、私、重要給水施設に給水する管路の実績とお答えしましたが、正しくは、最重要給水施設に給水する管路でしたので、おわびして訂正させていただきます。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、特に委員長報告すべき事項がございましたら御発言願います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。  以上で企業局関係の審査を終了といたします。  暫時休憩いたします。        午前11時17分休憩        ─────────────────────────────        午前11時23分再開 ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開いたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(小野崎正喜君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(小野崎正喜君) なお、審査に先立ち、さきの人事異動に伴う人事紹介をいたします。  総合企画部の人事異動について、総合企画部長から御紹介願います。     (高橋総合企画部長から、国際課長木村洋志、統計課副参事榊田善啓を紹介) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いいたします。  高橋総合企画部長。 ◯説明者(高橋総合企画部長) 初めに、議案の概要について御説明申し上げます。  本日御審議いただく総合企画部関係の議案は1議案です。  議案第1号令和4年度千葉県一般会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  補正予算の主な内容ですが、総合企画部及び人事委員会事務局の職員人件費について、4月の人事異動に伴い、それぞれ所要額を精査した結果、2,431万9,000円を減額しようとするものでございます。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年度に引き続き、車両の消毒など地域公共交通事業者による感染予防対策を支援する事業に2億円を計上しようとするものでございます。  詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について3点御報告申し上げます。  1点目は、成田空港をめぐる動きについてです。  先月14日、空港会社、国、県及び関係市町の4者による意見交換会が開催され、空港会社からは、旅客施設の再構築や貨物機能の高度化、アクセスの改善などといった新しい成田空港構想の基本コンセプトのほか、今後の検討の進め方について説明があり、この検討への県の参加の要請がございました。本県からは、空港の機能強化は経済安全保障も含め我が国の競争力強化に直結する重要な国家プロジェクトであり、構想の策定に当たっては、地域と空港が一体的に発展することが結果的に国際競争力の強化につながるという認識が重要である旨を指摘したところでございます。今後も、市町と連携しながら構想の策定に対応してまいります。  また、令和3年1月に提案いたしました国家戦略特区については、有識者による国家戦略特区ワーキンググループが7月以降2回開催され、規制緩和の必要性や、規制緩和が実現した場合の効果などについて議論が行われております。本県からは、空港周辺地域における土地利用規制を緩和して、民間事業者が物流拠点を整備する際の予見可能性を高めることが不可欠であると主張しております。今後も、成田空港を核とした物流機能が抜本的に強化されるよう、空港周辺地域の国家戦略特区の指定に向けてしっかり対応してまいります。  2点目は、北総鉄道の運賃値下げについてです。  北総鉄道については、昨年11月に運賃値下げの方針が発表されていたところでございますが、今月1日から予定どおり値下げが行われております。今回の値下げによりまして、通学定期運賃については平均64.7%減という大幅な値下げが実現し、普通運賃についても、中距離帯を中心に最大100円の値下げとなりました。県としても、今回の運賃値下げを機に、新型コロナウイルス感染症の影響により減少した利用者数の回復とさらなる増加を図るため、沿線市や鉄道会社などと協力しながら、沿線地域の魅力発信や地域活性化に取り組んでまいります。  最後に、ドイツ・デュッセルドルフ市訪問団の来県についてでございます。  県の姉妹都市であるドイツ・デュッセルドルフ市との交流については、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延のため、令和2年以降、往来を伴う交流が滞っておりましたが、先月12日、同市の訪問団が来県され、初来日されたケラー市長と知事との間で会談が行われました。デュッセルドルフ市は、ドイツ最大の人口とGDPを誇るノルトライン・ウェストファーレン州の州都として政治経済の中心であり、多くの日本企業が進出するなど、欧州有数の邦人社会が形成されております。デュッセルドルフ市と本県とは平成17年に交流が始まり、令和元年5月に姉妹都市提携を結ぶなど、経済、文化、スポーツ、学問など様々な分野において重要な交流のパートナーとなっております。今回の来県では、幅広いテーマについて意見交換が行われ、将来を担う青少年を中心に交流を重ね、絆を深めていく重要性などを確認したところでございます。  今後とも、友好関係の発展に向けて、さらに交流の推進を図ってまいります。  以上、諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 初めに、議案第1号令和4年度千葉県一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。当局に説明を求めます。  横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課の令和4年度9月補正予算案について御説明いたします。  お手元の総合企画企業常任委員会議案説明資料の4ページをお開きください。第2款第2項第1目企画総務費の補正額は2,110万4,000円の減額で、その内容は、4月の組織改正や人事異動等に伴う職員人件費の減によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 私からは、交通計画課、令和4年度9月補正予算案について御説明いたします。  議案説明資料の5ページのほうをお開きください。第2款第2項第9目交通計画費の補正額は2億円の増額でございます。その内容は、地域公共交通感染防止対策事業として2億円を新たに計上するものでございます。これは、乗合バス、地域鉄道、タクシーを対象に、車両台数等に応じ支援金を給付し、車両消毒などの感染防止対策の取組を支援するというものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小川任用課長。 ◯説明者(小川任用課長) 人事委員会事務局の9月補正予算案について御説明いたします。  同じ資料の6ページをお開きください。第2款第8項第2目事務局費ですが、補正額は321万5,000円の減額であり、その内容は、本年4月の人事異動に伴う職員人件費の減額でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小野崎正喜君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  今井委員。 ◯今井 勝委員 公共交通事業者への支援について、交通計画課にお伺いしたいと思います。なお、公共交通事業者支援に関しては、既に報道発表がありました、9月補正予算案に関わる追加提案分においても事業が計上されていますが、今回は、議案第1号について質問させていただきます。  議案説明資料の1ページの交通計画課の補正額の説明欄にあります新たに予算が計上された地域公共交通感染防止対策事業について伺いたいと思います。  公共交通事業者には、これまでも感染防止対策への支援を何度かいただき、大変ありがたいことでありますが、感染症が長く続いている影響で、利用者は減り、また収益が大変大幅に落ち込んでいる中、物価高騰による経営への負担の増加により、公共交通事業者はますます苦しい状況に置かれています。  そこで伺いたいと思います。公共交通感染防止対策事業について、交通事業者へはいつ頃支援金を給付する予定なのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) こちらの地域公共交通感染防止対策事業につきましては、予算の成立後、速やかに申請受付が開始できるよう、今準備を進めているところでございます。事業者への支援金給付の時期でございますけれども、事業者数や対象車両数が多いことから、審査に一定程度の時間を要しますが、早ければ今年12月下旬から給付を開始できるよう事務手続を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 今井委員。
    ◯今井 勝委員 大変給付の時期についてはよく分かりました。ありがとうございます。地域公共交通事業者が置かれている厳しい現状を御理解いただき、このような支援予算を計上していただいたことについて、まずもって感謝を申し上げたいと思います。支援金ができるだけ早く事業者に届くよう、支給に向けた事務手続を速やかに行っていただくとともに、引き続き事業者の経営状況を注視し、今後も必要な支援についてよろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        日・米オスプレイの撤去を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、意見書が4件提出されておりますので、御協議願います。  意見書文案はお手元に配付してあります。  初めに、共産党、市民ネットワーク及びリベラル民主から提出されております日・米オスプレイの撤去を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        違憲立法である安保法制の廃止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、共産党、市民ネットワーク及びリベラル民主から提出されております違憲立法である安保法制の廃止を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        2023年度防衛省概算要求の積算根拠と事項要求の詳細を公表し、抜本的見直しを        図ることを求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、市民ネットワーク、共産党及びリベラル民主から提出されております2023年度防衛省概算要求の積算根拠と事項要求の詳細を公表し、抜本的見直しを図ることを求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        物価高騰へ実効ある対策を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、共産党及び市民ネットワークから物価高騰へ実効ある対策を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することになりますので、よろしくお願いいたします。  本意見書について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小野崎正喜君) それでは、意見の一致が見られませんので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 私からは、4つ質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、本県の水道事業について、料金収入が伸び悩む中、急増する老朽化施設の更新、災害時の緊急時対応、技術確保・継続など、1つの事業体では解決困難な課題が山積しており、事業体の運営基盤の強化が急務となっている。このような用水供給事業については、九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合の取組が進められており、県内の水道事業の統合のリーディングケースとしても大きな関心を持っています。本年4月には知事と市町村長等を委員とする統合協議会が設置され、5月開催の第1回協議会においては、令和7年4月を目途とする統合の基本的な方向性が確認され、9月には第2回の統合協議会が開催されたと聞いておりますが、第2回の統合協議会ではどのような協議が行われたか、お知らせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小坂水政課長。 ◯説明者(小坂水政課長) 水政課でございます。  9月13日に開催いたしました第2回統合協議会では、次の3点について事務局から報告をいたしました。1つ目は、運営の基本的な方針となる統合基本計画の策定と、国への認可申請に係るコンサルタントへの支援業務委託の契約締結について、2つ目は、施設整備や財務・経理、組織体制など専門的事項の検討を行うワーキンググループでの検討状況や、年度内の進捗の見込みについて、3つ目は、今後の統合協議会の開催予定についてでございます。以上の点につきまして、委員の皆様に御了承をいただいたところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 2回目の当協議は、分かりました。統合後の運営方針となる基本計画を策定するとのことですが、令和7年4月が統合の目途であることを考えると、時間的な猶予はあまりないと思えるため、今後の予定が気になるところです。  そこでお伺いしますけれども、統合基本計画の策定に向けた今後の予定はどうなっているか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 小坂水政課長。 ◯説明者(小坂水政課長) 統合基本計画の策定には、地域の将来人口などに基づく水需要の予測と、これを踏まえた施設整備計画、財政収支計画などが必要でございます。まずはこれらについて検討を進めているところでございます。今後、令和4年度中の検討成果を取りまとめました計画の素案を年度内に作成した上で、これを基にさらに検討協議を進めていき、令和5年度中に統合基本計画を策定したいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 統合基本計画策定のおおむねの予定については分かりました。九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合は県内水道事業体の統合のリーディングケースであることから、限られた時間の中ではありますが、令和7年4月の統合を目指してしっかりと検討・協議を進めていただくよう要望します。  次に入ります。羽田空港騒音について質問したいと思います。  千葉市上空の騒音軽減効果が期待される都心上空ルートについては、令和2年3月から運用が開始されております。この都心上空ルートに関して、先月9月22日、東京湾上空を通過する新たな飛行ルートを検討しているとの新聞報道がありました。これは、千葉市民、県民にとっても関心の高いことだと思います。  そこでお伺いしますけれども、東京湾上空を通る新飛行ルート検討との報道があったが、国における検討状況はどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 柊田空港地域振興課長。 ◯説明者(柊田空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  国は、いわゆる都心上空ルートの固定化回避の方策を議論するため、有識者によります羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会を令和2年6月に設置しております。この場におきまして、着陸直前の直線区間の短縮が可能で、羽田空港への導入の可能性のございます進入方式が示されていることは承知しております。委員御指摘の報道につきまして国に確認したところ、都心上空ルートの固定化回避策の検討に関し、当該進入方式を活用した具体的な新経路案や、その導入時期など、現時点において決まっているものではないとの回答を得たところでございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。
    ◯本間 進委員 報道されたような事実がないことは分かりました。しかし、都心上空ルートの固定化を回避する方策が検討されていることは事実ですので、千葉県側に負担のしわ寄せがないようしっかりと注視していただきたいと思います。また、国の検討会での検討結果は、羽田空港に関わる千葉県上空の飛行ルートの騒音軽減にも役立てるべきと考えます。  そこでお伺いしますけれども、羽田空港の滑走路への進入方式に関して、着陸直前の直線区間の短縮が可能となる方式を導入するのであれば、本県上空を通過する羽田着陸便においてもこれを導入すべきと思うが、どうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 柊田空港地域振興課長。 ◯説明者(柊田空港地域振興課長) 国に対しましては、羽田空港に着陸直前の直線区間の短縮が可能となる進入方式を導入するのであれば、本県上空を通過し羽田空港へ着陸する飛行ルートへの活用についても検討し、騒音軽減を図るよう申入れているところでございます。県としましては、国に対し、本県上空の飛行ルートのさらなる騒音軽減策について、あらゆる角度から検討し、早期実現に向けて取り組むよう引き続き求めてまいります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 県民、千葉市民は騒音軽減を強く望んでおります。国に対して、引き続きさらなる騒音軽減を強く求めていただくことを、よろしくお願い申し上げます。  3問目、JRの収支公表について質問したいと思います。  鉄道は、県民生活にとって重要な交通インフラであり、中でも県内全域に路線網を持つJRは、県内交通ネットワークの中核的な役割を担っています。一方で、鉄道については、新型コロナ感染の拡大により利用者数が大きく落ち込み、移動制限の緩和により回復傾向にあるものの、コロナ前の水準に戻らず経営は厳しい状況にあると思います。  そのような中で、7月28日、JR東日本から利用の少ない線区の収支が初めて公表され、県内でも内房線や外房線の一部の区間と、鹿島線、久留里線が公表の対象となりました。公表後もメディアに大きく取り上げられたこともあり、今後、これらの路線がなくなってしまうのでないかと不安に思っている住民の方も少なくないと思います。  そこでお伺いしますけれども、今回のJR東日本の収支公表について、県としてはどのように受け止めているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) これまでもJR東日本がこういった線区別の利用者数というのは公表しておりましたので、今回公表になった線区の利用者数について、県としても厳しい状況を把握していたところでございます。今回、線区別の収支という形で示したことで、利用者の少ないこうした線区についての現状を地域の皆様に御理解いただき、利用促進の取組などについて議論を深めるため、JRはこうした形で公表したものと受け止めております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 県としての受け止めについては分かりました。収支公表された路線に関して、その後JRから県に対して協議の申入れがあるなど、何か具体的な動きはあったのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) これまでのところ、JRから具体的な協議の申入れはございません。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 分かりました。ただ今後、県として収支公表のあった路線についてはJRや沿線自治体と協議するなど、何らかの取組が必要ではないかと思います。  そこでお伺いしますけれども、今回の収支公表を受けて、今後、県はどういった対応をするのかお聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 今回公表のあった路線のうち、久留里線につきましては令和2年4月に活性化協議会をJRや沿線市と立ち上げて活性化の取組を行っているところであり、今後もこうした取組を行っていきたいと考えております。また、ほかの路線につきましても、これまで利用状況が厳しいことについて情報共有はしてきたところでございますが、今回改めて収支という形で示されましたので、関係自治体と共有しつつ、今後どのような活性化を図っていくのかについて議論を深めていきたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望します。今回の収支公表の対象となった県内4路線は、地域住民の生活になくてはならないものであり、また、地域の活性化のために重要な路線であると考えています。今後も、沿線自治体と協力して、JRに対し利便性の向上を求めていくとともに、鉄道がこれからも維持されるよう、利用促進に向けた取組を続けるよう要望いたします。  最後になります。最後の質問は、第5次千葉県男女共同参画計画についてお伺いしたいと思います。  令和3年9月の定例県議会の常任委員会において、男女共同参画計画について、毎年度目標達成状況を見ながらしっかり要因を分析し、事業の改善を進めていただきたいと要望しました。第5次計画は、計画期間の5年の1年目が終了したところであり、令和7年度の目標達成に向け、計画全31指標の目標に達する到達状況について分析されていることと思います。  そこでお伺いしますけれども、第5次千葉県男女共同参画計画の各指標の令和3年度末時点の到達状況はどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 椿原男女共同参画課長。 ◯説明者(椿原男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  第5次計画の全31指標の令和3年度末時点での到達状況につきましては、男女共同参画推進事業所表彰件数など16指標が、5年間の計画の進捗の目安となる到達度20%以上だった一方、県の審議会等における女性委員割合など9指標が到達度20%未満でございました。なお、計画全体で男女の地位が平等となっていると思う人の割合など6指標は、調査が3年または5年ごとに実施されており、現時点で計画開始以降の数値の変化を見ることができず、到達状況は未判明としております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 令和3年度の到達状況について、おおむね順調に進捗している指数が複数ある一方、さらに取組を推進する必要がある指標も少なからずあるということが分かりました。男女共同参画計画においては、学識経験者や各専門分野の有識者から成る千葉県男女共同参画推進懇話会において、専門的見地から意見を聴取していると思います。それぞれの指標の課題を分析し、事業の改善へつなげていくには、こうした外部の有識者等の意見を得ることが大変有益だと考えています。  そこでお伺いしますけれども、令和3年度の実施状況について、男女共同参画推進懇話会の委員からはどのような意見があったのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 椿原男女共同参画課長。 ◯説明者(椿原男女共同参画課長) 第5次計画の実施状況につきましては、千葉県男女共同参画推進懇話会と、その下部組織である計画評価専門部会において委員の御意見をいただきました。その際には、例えば、県の審議会等における女性委員割合について、女性進出が進んでいない分野における女性委員数を上げる努力が必要である、庁内の担当課に女性登用を呼びかけるだけではなくて、業界団体への働きかけなどの外への発信も必要ではないかなどの御意見がありました。また、専門部会委員の皆様から御意見をいただく指標の選定につきまして、進捗の悪いものばかりを見るのではなく、順調に進んでいる指標も分析することにより、ほかの指標の改善の参考になるのではないかなど、評価の実施方法への御意見もいただきました。  いただいた御意見につきましては、今後の事業実施や評価方法の改善につなげ、計画の着実な推進を図ってまいります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 本間委員。 ◯本間 進委員 計画が終了する令和7年度の目標達成に向け、外部有識者の意見も得ながら、課題の分析と改善の検討がなされていることが分かりました。今後も計画の着実な進行管理に努めていただくとともに、長引く新型コロナウイルス感染症の影響などにより深刻化している課題もあると思いますので、社会経済情勢の変化等を注視し、必要な対応をしながら男女共同参画を一層推進していただくよう要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(小野崎正喜君) 椿原男女共同参画課長。 ◯説明者(椿原男女共同参画課長) 大変申し訳ありません、男女共同参画課でございます。先ほどの1問目の答弁の中で、1点訂正させていただきます。すみません。  先ほど1問目で、計画全体で男女の地位が平等となっていると思う人の割合というふうに申し上げたところですが、正しくは、社会全体で男女の地位が平等となっていると思う人の割合でございました。訂正しておわび申し上げます。すみません。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  今井委員。 ◯今井 勝委員 私からはちょっと要望させていただきたいと思うんですけれども、まず、公共交通支援事業の中で、第2種免許の取得に対する支援という形でお願いできないかということなんですけれども。  まず、県内の市町村では、千葉市と佐倉市が公共交通支援事業の中の2種免許取得費用の助成という形で実施しております。県内はその2市だけであります。県としても、これから成田も含めて、観光客が県内に相当入ってきています。また増えると思います。そのときに交通インフラをしっかりつくっておかないといけないと思うんですね。そのためにも、第2種免許の取得費用を何とか助成していただいて、県として公共交通支援事業として2種免許の取得を助成していただけないかという要望でございます。ぜひともこれは調査まで時間がかかるかと思いますけれども、なるべく早くしていただければということで、要望にさせていただきます。お願いします。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかにございますか。  野田委員。 ◯野田剛彦委員 私からは、男女共同参画における無意識の思い込み、偏見でございますアンコンシャス・バイアスに係る取組について伺いたいと思います。  千葉県総合計画で、アンコンシャス・バイアスに捕われることなく活躍でき、また、安全・安心に暮らせるよう、意識づくりや広報啓発活動に取り組むという基本方針が示され、主な取組としましては、第2期千葉県女性職員活躍推進プランに基づいて、女性職員がより個性と能力を発揮できる環境づくりを一層進めるということになっております。具体的な取組としましては、県民や企業を対象とした講演会や、小中学生を対象とした学校への出前セミナーを開催する、あるいはパネル展示を行うなど、企業や団体等と連携し男女共同参画に対する理解をさらに深めていくというお話でございますけれども、今年度のその取組について、具体的にちょっと教えていただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 椿原男女共同参画課長。 ◯説明者(椿原男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  アンコンシャス・バイアスについて、今年度の取組についてという御質問ございます。固定的な性別役割分担意識ですとかアンコンシャス・バイアス、こういったものの解消に向けまして、今年度は市町村や県の担当職員を対象とした研修会において、アンコンシャス・バイアスの解消をテーマに取り上げたところでございます。研修会においては、国が令和3年度に実施しました「性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究」の結果概要につきまして、内閣府男女共同参画局から御説明いただくとともに、県内の企業の担当者から、アンコンシャス・バイアスに関する取組事例を御紹介いただきました。また、今年度はこのほかにも県民を対象としたセミナーやパネル展示なども行っているところでございます。  今後とも、男女共同参画に対する理解の促進に向けて努めてまいります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 よく分かりました。引き続きアンコンシャス・バイアスに係る取組、広く県民に啓発していただきますようよろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに質問ございますか。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 2課にわたって質問させていただきます。  このたび千葉県総合計画県民広報版が私たち議員にも配られまして、非常に私はいいなと思っているんですけれども、デザインもシンプルだったので、今までのシンプルなところから一転して、こういう千葉を表すような名産や名物とかがイラストで描かれて、本当にとてもにぎやかで目を引くような冊子ができたのではないかなと思っています。ちょうど150周年を挟む中で、非常に効果のあるものではないかなと思っています。今回はそしてまたプロポーザル方式で事業を募ったということで、結果、皆さん本当によい提案ができたのではないかなと思っています。  内容を見ますと、私どもが策定段階で言ってきました計画に掲げる様々な取組、主な取組、SDGsのゴールとの関係が分かるような工夫も取り入れてくださいという要望をしてきましたけれども、今回、中にしっかり組み込んでいただきました。また、いざというときに戻るのがこの総合計画だと思います。そういう意味で、県民広報版をさらに有効に活用してほしいという思いで伺いたいと思います。  まず1問目、このたび作成した総合計画の県民広報版の特徴というのは、一番どう捉えていますか。
    ◯委員長(小野崎正喜君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 総合計画の県民広報版についてでございますけれども、委員にいろいろ先に言われてしまったんですけれども、県民広報版につきましては、やはり県民の皆さんにまず手に取っていただく、興味を持っていただくということが一番大事だと思いまして、今回、表紙につきましてはこれまでにないというか、県の魅力を明るく表現するイメージというのを取り入れたところでございます。また、本文につきましても写真やイラスト、それから県の取組を分かりやすく紹介するコラムを盛り込みまして、工夫したようなところでございます。  それからあと、委員先ほどおっしゃられましたけれども、計画に掲げました主な取組につきまして、関係するSDGsのゴールのマークを記載するなど工夫をしたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。  また、185ページにシールが貼ってあるんですけれども、新しい情報が入ったのかなと思いますので、本当にありがとうございます。  2番目なんですけれども、県民広報版の発行部数とか配布先はどのようになっていますでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 県民広報版につきましては、計画全文を記載いたしました冊子を2,800部作成いたしますとともに、県民や関係機関等に広く配布できるように概要をまとめたパンフレットを1万部作成したところでございます。これらの冊子等につきましては、県内の市町村や企業、関係団体、学校等に配布するとともに、県民の皆様に御覧いただけるように、県の文書館や各地域振興事務所、それから県立図書館等で配架いたしております。さらに、県内約20か所の主要駅等に設置をいたしております県政ふれあいコーナーにおいても、概要版のパンフレットを配架するなどしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 いろいろな方法で配布されている、また紹介しているということなんですけれども、ただ、特に千葉の若い人たちに、学校のほうにも配られているということであったんですけれども、若い人たちへの周知をもっとこう図っていくべきだと思いますけれども、それはどうでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 総合計画を推進していくためにも、県の将来を担う若い世代にこの計画の内容を知ってもらって、県政に関心を持っていただくというのは非常に重要だと思っておりまして、高校や大学等への配布に当たりましては、図書室へ配架していただくほか、授業などでも活用していただけるように依頼をしているところでございます。さらに、当課の事業でございますけれども、県内大学と連携して開催しております若者と一緒に考える地域活性化セミナーにおいても、参加者にこの概要版パンフレットを配布するなど、若い世代の計画の周知に努めていくこととしております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。  最後に、総合計画の、この計画は本県が目指す将来像を示したもので、その実現に向けて県民の皆さんと一緒に取り組んでいくためのある面、道しるべとなると思いますので、特に将来千葉を担う若い世代に、千葉県がこれに取り組んでいるという、千葉県政に関心を持ってもらうために重要だと思いますので、ぜひ、この県民広報版の積極的活用、さらに周知をお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いします。  次の2課、国際課のほうに伺いたいと思います。今回、この総合計画でも記されておりますけれども、多文化共生社会づくり、また国際交流の推進の要であるのが国際課の皆様であると思います。今回というか、常に世界の様々な動きを把握されて、世界を見詰める窓を持たれているのが国際課の皆様であると思いますけれども、今回その皆様に大きな問題提起されたのが、私はウクライナ問題だと思うんです。このウクライナへのロシア侵略は、本当に世界史に残る悲しい出来事だと思うんですけれども、このウクライナから追われるように避難されている方々を、今千葉が迎えて安心して暮らせるような支援をすることは、日本としても千葉県としてもやっぱり重要というか、関心事の1つでもありますので、それについて2点伺いたいと思います。  一部ホームページでも紹介されておりますけれども、このウクライナ避難者に対してどのような支援を行っているのか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木村国際課長。 ◯説明者(木村国際課長) 国際課でございます。  ウクライナから本県に避難された方々は、10月4日時点で58世帯94人でございまして、避難された方々の多くは、生活資金や住居、言語などの課題を抱えていると思っております。このため、県では市町村と連携しながら、1世帯当たり10万円の見舞金を、県外に転居した世帯を含め58世帯に支給するとともに、県営住宅10戸を10世帯23人に提供、翻訳機器を23人に貸与など、各種の支援を実施しているところでございます。このほか、労働局による就労支援や日本財団による生活支援金の支給、企業・団体による生活物資の提供などの支援も行われているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。避難生活が長期化するのも今予想されております。そういう面では、そうしたことを見据えて今後検討していただいて、避難者の方をどのようにまた支援していくのか教えていただければと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木村国際課長。 ◯説明者(木村国際課長) 国際課でございます。  避難の長期化が見込まれる中、避難民の方々がしっかりした生活基盤を築くためには、日本語学習や就労、子供の教育、地域社会との交流などが重要と考えております。このため県では、日本語教室の開催や、県で把握した就労受入れ申出事業所の労働局への情報提供などを行っているところでございます。このほか、市町村では公立小中学校での避難民の児童生徒の受入れ、企業、団体では食料品の無償提供、避難民同士の交流会開催などを行っており、県としては、国や市町村、企業、団体との連携を深め、避難民の方々のニーズと最適な支援を組合せるなどにより、避難民の方々がしっかりとした生活基盤を築けるよう支援してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 最後に、県民の皆様もニュースでとか、やっぱりウクライナの方たちへの、避難された方へ千葉県がこうしてやっているという情報は非常にうれしいというか、誇りにも感じているわけで、そういう面では国際課の皆さんが一番心に寄り添って、千葉県民の総意を受け止めていただいて、継続した支援を重ねていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかに御質問はございますか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 私から大きく2点お尋ねしたいと思います。1点目が、東京都心に乗り入れをしている県内の第三セクター鉄道、東葉高速鉄道、北総鉄道、つくばエクスプレスについてでございます。  そのうちの1点目は、前回、6月の常任委員会の時点ではつくばエクスプレスしか前期決算、2021年度決算が公表されておりませんでしたので、その後公表されたと理解していますので、東葉高速鉄道と北総鉄道の2021年度決算の運輸収入と最終損益の額及びそれらの前年度比及びコロナ前である2019年度比を教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 東葉高速鉄道及び北総鉄道の令和3年度決算についてでございますけれども、東葉高速鉄道につきまして、運輸収入は126億7,900万円で、令和2年度比で7.9%の増、また、令和元年度の対比では逆に20.5%の減というふうになってございます。最終損益は15億4,700万円の黒字でありまして、これも令和2年度に比べますと116.6%の増でございますが、逆に、令和元年度比で比較しますと52.1%の減となってございます。  一方、北総鉄道につきましては、運営収入は101億300万円で、対令和2年度比で6.7%の増でございますが、令和元年度比で20.3%の減、最終損益は17億7,000万円の黒字で、令和2年度比が40%の増、令和元年度比で32.4%の減というで、令和2年度に比べては増えてございますが、令和元年度に比べれば減という傾向が出ております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。前回、つくばエクスプレスが、運輸収入が331億3,100万円で、前年度比21%増でしたが、コロナ前の令和元年度と比べると25%の減ということと、最終損益が43億3,000万円の赤字ということでありました。これで3社の数字がそろったわけでありますけれども、北総鉄道については今月から値下げをしていただいたということで、沿線自治体の利用者の皆様が大変喜んでいることと思います。ぜひともこれを続けていただきたいと思っております。  ただ、決算の指標、その他の指標を見させていただきますと、北総鉄道の営業費用が112億円ほどであったのに対して、旅客運輸収入のほうが101億300万円ということで、この部分が逆ざやになっていますので、値下げ前の2021年度の時点でちょっと逆ざやになっていますので、いろいろな工夫で乗り切れると経営陣が判断されていると思いますけれども、しっかりとこの値下げが続けられるように、千葉県からも助言等をしていただきたいと思います。  また、東葉高速鉄道のほうは、経常利益とか先ほどの最終損益、当期純利益という部分では約15億5,000万円の黒字で、12期連続で黒字を計上できたということは喜ばしいことでありますが、ただ、バランスシートの最終的な部分であります繰越損失の部分では約14億4,000万円改善したけれども、まだ34億8,000万円程度繰り越しさせて残っているということでありますので、北総鉄道も繰越損失がもちろん14億7,000万円ほど残っておりますが、東葉高速鉄道のほうがやはり長期債務が約2,357億円という巨額の金額がまだ残っておりますので、この問題が大きいと思いますけれども、しっかりと県からも支援、助言等で沿線の住民の利便が高まるような取組をお願いしたいと思います。  あともう2点ほどこの関係でお尋ねいたしますが、今年度も既に6か月余り経過しているわけですけれども、東葉高速鉄道とつくばエクスプレス及び北総鉄道について、令和4年4月から8月までの運輸収入の額を、令和3年度の同期間及び令和元年度の同期間との比率も含めて教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 東葉高速鉄道、つくばエクスプレス、北総鉄道の令和4年から4月から8月まで5か月の状況につきまして、東葉高速鉄道は令和3年度対比で15%の増、令和元年度対比で13.6%の減、つくばエクスプレスは令和3年度対比で19.3%の増、令和元年度対比17.8%の減、北総鉄道は、こちらは輸送人員ベースではありますが、こちら令和3年度対比11.6%の増、令和元年度対比14.3%の減という傾向となっております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。令和元年度比がまだマイナスの13から18%程度いうことでありますので予断は許さない状況だと思いますので、県からも引き続きの御支援、御助言をお願いいたします。  最後の鉄道関係では、東葉高速鉄道についてのみはもう少し詳しく伺いたいと思います。  東葉高速鉄道の令和3年度の定期券の収入の全体額及びそのうちの通学定期分についての額と、その前年度である令和2年度、また前々年度である令和元年度と比較した形でどのような状況か、教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 東葉高速鉄道の令和3年度の運輸収入のうち、定期券全体については令和2年度対比で2.9%の減、令和元年度対比27.6%の減、通学定期については、令和2年度対比で37.3%の増、令和元年度対比で逆に34.3%の減となっております。  以上です。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 まだ特に通学定期についての回復が進んでいない状況が伺えました。では、今年度入ってからも5か月分ぐらいの数字がいただけるかと思いますので、本年4月から8月までの東葉高速鉄道の定期券収入の全体及びそのうちの通学定期分について、令和3年度及び令和元年度の同期間と比較した場合の伸び率、増減を教えていただきたいと思います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) 東葉高速鉄道の令和4年4月から8月までの運輸収入のうち、定期券全体については令和3年対比で10.7%の増、令和元年度対比20.0%の減、そのうち通学定期分については令和3年度対比で45.1%の増、令和元年度対比4.7%の減となっております。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 最後の通学定期の4月から8月の分について、コロナ前の4.7%減まで回復してきたんですか。これは喜ばしい状況だと思いますので、これがさらに改善することを願っております。
     この問題では最後に、改めて通学定期券、東葉高速鉄道の通学定期券の割引率の引上げ、つまり通学定期券運賃の値下げを要望させていただきます。八千代市長と本県知事、熊谷知事が面談した際にも、八千代市長からも要望されておりますので、ぜひとも実現をお願いいたします。  大きな2点目は、国際交流についてお尋ねいたします。  コロナ禍になってしまったこの2年半の国際交流の取組というのは非常に厳しい状況があったと思いますけれども、概略的にこの間の取組を御説明願います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木村国際課長。 ◯説明者(木村国際課長) 国際課でございます。  令和2年以降、新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、往来を伴う交流が困難となったところでございます。そこで県では、台湾桃園市長と知事とのウェブ会談や、米国ウィスコンシン州との姉妹提携30周年を記念した動画のオンライン公開など、インターネットを活用するなど工夫しながら交流を継続してきたところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。本日の部長からの諸般の報告にもあったと思いますが、デュッセルドルフの市長が9月12日に来県して、本県知事と会談をされました。新聞報道等でもお聞きしておりますので、直行便の再開のことですとか、脱炭素の問題などについて話し合われたというふうに伺っておりますが、会談の主な目的と話題等はどのようなものになっているでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木村国際課長。 ◯説明者(木村国際課長) 国際課でございます。  会談の目的ですが、平成17年以来交流を重ねてきた中で、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、令和元年に会談して以降行うことができませんでしたが、感染状況の落ち着きに伴い、世界的に海外との往来が再開し始めたこと、千葉県とデュッセルドルフ市双方のトップが替わったことなどから、今後のさらなる交流促進を図るため会談を実施したものでございます。  また、会談での話題ですが、今委員言及がございましたけれども、もう1つ青少年レベルの交流について、将来双方の重要な役割を担う人材育成につながることから重要であるといったことや、カーボンニュートラルに向けた取組などが話題となったところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 最後にまたちょっとデュッセルドルフだけじゃなくて、ウィスコンシン州と台湾桃園市も含めたことでお尋ねしたいんですが、1点目の御答弁の中に動画の公開というお話がありましたが、こうした交流事業については、県内市町村の国際交流団体等にも情報提供しているのでしょうか。もしまだされていなければ、今後メール等で提供する考えはいかがでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 木村国際課長。 ◯説明者(木村国際課長) 国際課でございます。  国際交流事業の実施に際しては、県内の市町村や国際交流団体等に適宜情報提供してきたところでございまして、先ほど申し上げた動画についても、県内市町村や国際交流団体に掲載したホームページのアドレスをお知らせしているところでございます。国際交流の活発化を図る上で、交流の取組を積極的に発信し、国際交流団体等との連携を図っていくことは重要と考えておりまして、引き続き情報発信に努めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 ホームドアについて伺いたいと思います。  JRと東京メトロの県内駅におけるホームドア整備計画はどのようになっていますでしょうか。 ◯委員長(小野崎正喜君) 鈴木交通計画課長。 ◯説明者(鈴木交通計画課長) JRが令和4年4月に公表した整備計画では、令和13年度末ごろまでに東京在来線主要路線の線区、330駅758番線の整備を進めることとしており、県内では総武線、常磐線、京葉線、武蔵野線各駅が対象となっております。そのうち、駅の乗車人員や車両の扉の位置などを考慮し、常磐緩行線及び総武緩行線の市川−西船橋間については、それより早い令和7年度末までに優先的に整備されるとなっております。また、東京メトロ東西線につきましては、令和7年度末までに全駅整備する計画を示しており、県内については令和6年度末までに浦安、南行徳、西船橋の各駅、令和7年度末までに行徳、妙典、原木中山の各駅にそれぞれ設置する予定と聞いております。JR、東京メトロにおけるホームドアの整備につきましては、2つの鉄道会社は今後整備を進めるに当たり、今年4月にバリアフリー料金制度の導入の届出をしており、計画的に整備が進むものと思われますが、県としても、鉄道事業者への働きかけや補助制度を通じて、整備が確実に進むよう取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 JRの市川−西船橋間は令和7年度末までに優先的に整備されるということですが、いずれも利用者の多い市川駅、本八幡駅及び西船橋駅はちょっと中途半端な感じになっていますけれども、現時点で未整備であります。具体的な整備時期も示されておりませんので、東京メトロのようにしっかりと整備計画を出してもらうように、県からも働きかけていただきたいと思います。  それともう1つ、成田空港行きのバスをまた要望しておきます。よろしくお願いをいたしまして、終わります。 ◯委員長(小野崎正喜君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 部長の報告の3点目については感想だけ言わせてもらいたいんですけれども、ドイツのデュッセルドルフ市の来県について、ここで幕張メッセはこのデュッセルドルフをモデルにしていると思うんですけれども、見本市のことについて、何かコロナ禍で意見交換していただきたかったという感想です。  それと、国家戦略特区のことなんですけれども、県による国家戦略特区の提案について、国家戦略特区ワーキンググループでの議論が進んでいるということでありますけれども、地元市町からも期待が寄せられているということでございます。一方で、周辺は農地でありますので、土地利用規制緩和というのが、これが大変岩盤規制でございまして、実現までに時間がかかると言われておりますけれども、現状、どの程度具体的に議論が進展しているのか、大変難しいと思いますけれども、国家戦略特区の指定に向け今後どのように取り組んでいくのか伺います。 ◯委員長(小野崎正喜君) 岡田空港周辺地域特区推進担当課長。 ◯説明者(岡田空港周辺地域特区推進担当課長) 空港地域振興課でございます。  これまで2回開催されましたワーキンググループでは、規制緩和の必要性、それから特区が実現した場合の効果などについて、関係省庁を交えた議論が行われております。現在、3回目のワーキンググループに向けまして、農林水産省、それから内閣府とともに事務方で議論を行っているところでございます。規制緩和の実現までにはさらに議論を重ねる必要があると考えておりまして、引き続き関係機関と連携を取りながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(小野崎正喜君) 宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 これからということでございますけれども、以前に、成田は国外、羽田は国内ということで、議会決議までしていろいろ議論したんですけれども、でも今は、現在JALとANA、海外便は羽田のほうが多いらしいですよね、成田よりも。そういう状況になってきていると。だから、やっぱり時代が変わるといろんな状況が変わってくるんだなというふうに思いますけれども、今、羽田は周辺が再開発、羽田周辺を再開発ということで、いろいろもう、いろんな事業を展開しているということですよね。やっぱり東京都、国がそういう指導をしてやっていると思うんですけれども、成田も、やっぱり成田空港はこれ、特区の指定に向けて県がやっていますけれども、国の事業なんですよね。国の表玄関、日本の表玄関、県の事業じゃないんですよね。だから、積極的にやっぱり国がこの成田空港の、もう特区にしろ、何にしろ、周辺にしろ、参画していかないというのは、私はそれはおかしいと思うんですよね。  ですから、そういう意味で国との連携、もう皆さんも県から国交省のこういうところに行かれていると思うんですけれども、やっぱり国の事業だということをしっかりと国のほうに認識してもらうということが重要だと思うんですよね。そういう意味で、この特区、土地利用の規制の緩和、それと成田空港の航空物流機能を強化するために欠かせないものだと思いますので、引き続き国や地元市町、航空会社などの関係機関と連携しながら、特区の実現に向けてしっかりと取り組んでいただきたい。そして、今後は成田空港の機能強化あるいは圏央道、大栄ジャンクション・−松尾横芝インターチェンジ間の開通、北千葉道路の整備、県内の交通インフラの整備進展が見込まれている。これらの交通インフラの効果を生かすためにも、県には広域行政の視点、県全体の成長というものを、この国の事業である成田空港、それをうまく捕らまえて取り組んでいただきたいなというふうに思います。  やっぱり役割、羽田と成田の役割、これからどんどん変わっていくと思うんですけれども、それぞれの特徴を生かして成田空港周辺、それとあと県全体のことを捕らまえて、国に積極的に事業に参画してもらえるような形で進めていってもらいたいと思います。要望しておきます。 ◯委員長(小野崎正喜君) ほかによろしいですか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「委員長、副委員長に一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉会中の継続事件 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  お手元に配付の継続事件項目表のとおり、閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小野崎正喜君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(小野崎正喜君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(小野崎正喜君) 以上で総合企画企業常任委員会を閉会いたします。        午後0時29分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....