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  1. 群馬県議会 2022-12-09
    令和 4年第3回定例会地域活性化・魅力発信に関する特別委員会-12月09日-01号


    取得元: 群馬県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年第3回定例会地域活性化・魅力発信に関する特別委員会-12月09日-01号令和 4年第3回定例会地域活性化・魅力発信に関する特別委員会 委員会の名称 地域活性化・魅力発信に関する特別委員会 開催場所   301委員会室 開議年月日時 令和4年12月9日(金) 午前10時00分 散会年月日時 令和4年12月9日(金) 午前11時41分 会議の目的  令和4年第3回後期定例会        委員長 星野 寛   副委員長 神田和生   委員 水野俊雄 出席委員   委員  後藤克己   委員   あべともよ  委員 岸善一郎        委員  酒井宏明   委員   安孫子 哲  委員 伊藤 清        委員  斉藤 優   委員   相沢崇文 欠席委員   なし 執行部等出席者       【地域創生部】               【環境森林部】        部長             新井 薫   自然環境課長           金子 浩        地域創生課長         花崎 晋  【農政部        地域創生課地域連携主監    佐藤彰宏   ぐんまブランド推進課長      福島浩毅        ぐんま暮らし外国人推進課長 中嶋政雄  【産業経済部 戦略セールス局】        文化振興課長         佐藤貴昭   観光魅力創出課リトリート推進主監 福田真宣        文化振興課歴史文化遺産室長  井上昌美   観光魅力創出課次長        小山祐治
           スポーツ振興課長       高橋陽一   eスポーツ・新コンテンツ創出課長 齊藤義之       【知事戦略部】                ロケ誘致推進室長         富澤恵子        戦略企画課長         古仙孝一  【県土整備部】        メディアプロモーション課長  前川尚子   交通政策課長           松井 紀        デジタルトランスフォーメーション戦略課長  都市計画課次長          松本一明                       田中佑典   住宅政策課次長          藤井健太郎 △開議 ○星野寛 委員長   ただいまから、地域活性化・魅力発信に関する特別委員会を開きます。本日の委員会は、配付の次第により審査を行います。  本日、都市計画課長から欠席届が提出されており、代理として都市計画課次長が出席しておりますので御了承願います。  また、安孫子委員から遅刻の届出がされています。  議会広報のため本日の審査風景を県議会事務局職員が撮影しますので御承知おきください。  なお、「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた当面の議事運営に関する申合せ」に関して、9月15日の議会運営委員会で、委員会について執行部の出席者を限定しないこと、所管事項の質問通告を廃止することが決定されておりますので、御留意願います。  本日、説明のため、eスポーツ・新コンテンツ創出課長の出席要求が出されておりますがいかがいたしますか。  (「出席でよろしいと思います」との声あり) ○星野寛 委員長   よろしいですね。このことについて出席要求の手続を行います。  (「はい」の声あり) ○星野寛 委員長   それではeスポーツ・新コンテンツ創出課長は入室ください。  本日、傍聴人は、おりません。 △委員長あいさつ ○星野寛 委員長   (委員長あいさつ) △付議事件の説明 ○星野寛 委員長   付議事件に関わる説明を執行部からお願いいたします。 ◎中嶋 ぐんま暮らし外国人活躍推進課長   (配付資料1により説明) ◎佐藤 文化振興課長   (配付資料2により説明) ◎高橋 スポーツ振興課長   (配付資料3により説明) ○星野寛 委員長   以上で説明は終わりました。 △付議事件の質疑 ○星野寛 委員長   これより付議事件の質疑に入ります。質疑及び答弁は、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆水野俊雄 委員   県立赤城公園活性化事業の現状について、概要を簡単に説明していただきたい。 ◎金子 自然環境課長   10月に赤城ウェルビーイングをコンセプトにした基本構想を取りまとめた。拠点施設を整備するための基本設計について、先月下旬に公募型プロポーザルにより委託事業者を決定したところである。 ◆水野俊雄 委員   基本設計の事業者は、どういった事業者に決まったのか。これまで構想に関わったスノーピークはどう関わるのか。 ◎金子 自然環境課長   委託事業者は、スノーピークとは異なる。スノーピークはコンサルティングとして協力する予定であり、キャンプ場をはじめアウトドア事業のノウハウを生かしてほしいと考えている。 ◆水野俊雄 委員   事業者の名称は発表できないのか。 ◎金子 自然環境課長   委託事業者は、東京の成瀬・猪熊建築設計事務所である。 ◆水野俊雄 委員   構想自体は魅力的なものになっている。基本設計を行う施設は、キャンピングフィールドランドステーションとのことだが、施設整備以外も含め、基本構想はどのように進めていくのか。 ◎金子 自然環境課長   基本構想は段階的に進める計画である。最初のステップとして拠点施設を3年程度で整備し、その後、新たな民間プレーヤー等の参画をいただきながら、公園の機能を広げていきたい。 ◆水野俊雄 委員   具体的なスケジュール感を含め、構想の実現性をどう担保するのか、何か裏付けのようなものはあるのか。 ◎金子 自然環境課長   当事業は内閣府の地方創生拠点整備交付金を活用することとしており、3か年程度を目途として事業計画を立てている。構想では第2ステップ、第3ステップについても記載をしているため、これを踏まえ、持続可能な公園づくりを進めていきたい。 ◆水野俊雄 委員   第2、第3のステップを着実に踏めるような第1ステップであってほしい。最初のステップをきちんと踏んで足がかりにしながら、赤城山の観光開発が、自然と調和のとれた形で進んでいくようにお願いしたい。  ゾーニングに関しては、県民の皆さんも関心があって様々な意見が寄せられた。新たな基本構想や設計においても、活用する部分と保存する部分を明確にエリア分けしていくという考え方を採用しているということでよいか。 ◎金子 自然環境課長   基本構想を見直す中で、活用エリア保全エリアゾーニングを行い、小沼と覚満淵については整備対象から外した。自然環境は赤城公園の最大の強みである。活用エリアについても現在植生等の調査を実施しており、施設整備の基礎資料としていく。 ◆水野俊雄 委員   民間の事業者に、自らの資本を投入してでも参画したい、と思われるよう、民間を巻き込んで事業を進めて欲しいが、民間の活用についてどう考えているか。 ◎金子 自然環境課長   官民共創は構想の大きな柱である。持続的な管理運営や魅力的なサービスの提供など、民間との連携による効果を大いに期待している。今後、民間のノウハウ等が最大限生かされるよう連携方法を検討していきたい。 ◆水野俊雄 委員   PFIなどを含め様々な形態があるが、ぜひ長期的に、民間の事業者と良い関係を作り、地域がさらに活性化できるようお願いしたい。  次に、「利根川自転車道」のナショナルサイクルルート国指定に向けた考え方はどうか。 ◎松井 交通政策課長   国内で6つのルートが指定されている。視察を行う等、課題を整理しており、市町村とも連携して意見交換をしながら検討していくと所管課より聞いている。 ◆水野俊雄 委員   ぜひ指定に向けて取り組んでほしい。自転車を活用する方々のために整備することで観光資源になる。観光資源として様々な可能性を考えて、魅力を作り込んでいただきたい。  さらに、自転車道を上流に延伸し、八ッ場ダムまで、また水源県なので利根川の源流域までつなげて、川上から川下まで、源流から海までつながる、そんなサイクルルートを是非とも完成していただきたい。このことは指定とは別にお願いしておきたい。  次に、東吾妻町のドライブインを改修して上毛かるた館が整備された。上毛かるたのPRとして魅力的な施設だが、こうした取組を承知しているか。 ◎佐藤 文化振興課長   先日伺ったところ、山梨県出身の社長が上毛かるたを知って、その存在をPRするための施設として開設したと聞いている。上毛かるた普及のためには、そのような民間の取組が重要であると考えている。 ◆水野俊雄 委員   お菓子のパッケージを札の絵にしていて、組み合わせると様々なメッセージを箱に入れられるというアイデアが非常に面白い。上毛かるたは札ごとに地域の魅力が凝縮されており、それぞれの地域に誘導するきっかけになる。上毛かるたで集客してそこから各地域に誘導していくというやり方が盲点であった。上毛かるた館は、その拠点になっている。  また、上毛かるた大会の中止や、学校授業での活用も減少するなど、かるたに触れる機会が減少している実態を危惧している。教育委員会とも連携して上毛かるたを県民共通の財産となるよう機運醸成を図ってほしいと考えるがいかがか。 ◎佐藤 文化振興課長   上毛かるた県大会については、令和2・3年度は中止であったが、今年度は開催予定と聞いている。群馬県子ども会育成連合会と県、県教育委員会の共催で実施しているところであるが、育成会単位で開催しない地域もある。また、今年度は、上毛かるた副読本デジタル化を実施し、学校に配信する予定である。今後も、教育委員会と連携して子どもたち上毛かるたの魅力を伝えていきたい。 ◆水野俊雄 委員   上毛かるたや自転車道など、今まで当たり前と思っていたものの見方を変えることで、多くの人に関心を持ってもらえる力があると感じた。足元の文化を見つめ直すこと、また、群馬県を新たに元気にしていく、そうした価値をつくることについて、地域創生部長の決意を伺いたい。 ◎新井 地域創生部長   委員御指摘の足元の文化を見つめ直すことについては、今まさに温泉がそうであり、世界に向けた発信に取り組んでいるところである。足元の文化を掘り起こすことについては、行政だけではなく民間で取り組むことも重要と考えている。委員からいただいた御意見は、心にとどめて考えていきたい。 ◆後藤克己 委員   ブロックチェーンについて注目している。政府も成長戦略の中でWeb3という言葉を言っている。Web3について、本県ではどのような取組を行っているか。 ◎田中 デジタルトランスフォーメーション戦略課長   県では、Web3の活用を全庁的に推進していく体制を整えるため、デジタルトランスフォーメーション戦略課内に「Web3推進プロジェクトチーム」を本年8月に設置した。専任2名、兼務8名の計10名で構成され、国内外における先進事例の情報収集を行うとともに、Web3関連技術・サービスに係る調査・研究を進めている。  本年度の具体的事業としては、これまで紙ベースで発行している「ぐんま古墳カード」について、10月にオリジナルデザインの「ぐんま古墳カードNFT」を数量限定で発行した。県立歴史博物館での配布実績は63点であり、県民に認知してもらえたと考えている。
     Web3は日々新しい情報が更新されている分野であることから、引き続き情報収集を行うとともに、本県で活用可能な技術等について研究・調査していきたい。 ◆後藤克己 委員   NFTは関係人口作りの手段として、これまでのアナログの発想を超えた形で可能性があると考える。また、農業分野におけるトレーサビリティ等についても、ブロックチェーン技術の研究が進んでいるとのことである。今後も、次年度に向けて、最新の研究や情報収集等に努めてほしい。 ◎田中 デジタルトランスフォーメーション戦略課長   関係人口作りについて、本県として何ができるかということは、考えていきたい。  また、トレーサビリティについても、日本国内でどのような取組があるかということを研究していきたい。 ◆あべともよ 委員   奨学金返還支援制度について伺う。群馬県に定住する若者を増やしていく取組につながる非常に良い制度だと思っている。大学生が利用する奨学金だけでなく、高校生が利用する群馬県高等学校等奨学金や群馬県教育文化事業団高等学校等奨学金も支援対象に含まれるのか。 ◎古仙 戦略企画課長   支援対象者を大卒者に限定していないため、高校生向けの奨学金を借りていた高卒者であっても、要件を満たせば支援対象となる。その要件は、県内に本社を有する、本制度を利用する中小企業等に就職し、申請日において採用後3年以内かつ30歳未満で、正社員として勤務しており、貸与された奨学金を本人が返還中又は返還予定であること等である。 ◆あべともよ 委員   ホームページに掲載されている条件を見ただけでは、高校生は対象外だと誤解される部分がある。「(独)日本学生支援機構が貸与する奨学金」と「群馬県教育文化事業団高等学校等奨学金」等を支援対象とするとはっきり要綱に記載すれば、高校生向けの奨学金も支援対象に含まれることが分かりやすいと考えるがどうか。 ◎古仙 戦略企画課長   委員の御指摘を踏まえ、検討していきたい。 ◆あべともよ 委員   高校生向けの奨学金は教育委員会が事務を行っているため、教育委員会を通じて、奨学金返還支援制度があることをしっかり周知してほしい。  次に、自然史博物館の老朽設備の更新について伺う。県有施設は地域の魅力のひとつとして地域活性化につながる財産である。今年6月に一般質問で取り上げたが、老朽化した機器の更新について、進捗を伺いたい。 ◎佐藤 文化振興課長   厳しい財政状況の中で施設の老朽化への対応や展示のリニューアルを行わなければならず、分析機器の更新ができないのが実情である。こうした中、自然史博物館では共同研究に力を入れており、令和3年度の研究実績73件のうち58件が共同研究によるもので、他館から共同研究を持ちかけられるケースもある。共同研究では国立科学博物館や東京大学など国内有数の研究機関と連携するなど、優秀な学芸員が自然史博物館の研究を支えている。 ◆あべともよ 委員   予算の関係でなかなかその機器の更新まで手が回らないということだが、企業が分析機器の更新時に、使用できる機器を放出することもあると聞いている。企業への働きかけを行ってもよいと考えるがいかがか。 ◎佐藤 文化振興課長   企業における機器更新のタイミングや自然史博物館の研究活動に使えるか検証が必要だが、産業経済部と相談しながら取り組みたい。 ◆あべともよ 委員   待ちの姿勢でなく、企業への働きかけをしてほしい。  次に、U19eスポーツ選手権の実施状況について伺う。当日の来場人数はどれくらいか。 ◎齊藤 eスポーツ・新コンテンツ創出課長   北海道から沖縄まで過去最高の114チームのエントリーがあった。令和2年度から開催し、今年で3回目で、過去2回はコロナウイルスの感染防止の観点から無観客で実施したが、今年初めて有観客で開催した。現在精査しているところであるが、大会当日は約400名の方に来場いただき、約4割が県外からの来場者であった。 ◆あべともよ 委員   400人ということだが、2日間の人数か。 ◎齊藤 eスポーツ・新コンテンツ創出課長   1日目のU19eスポーツ選手権のみの数である。2日目に開催した全日本eスポーツ実況王決定戦も概算で約400人と把握している。 ◆あべともよ 委員   有観客で開催した結果、どのような課題があったか。 ◎齊藤 eスポーツ・新コンテンツ創出課長   データ分析や現場の意見を聞きながら、これからしっかりと精査していきたい。 ◆あべともよ 委員   大会をより活性化するために今後ぜひ検討してほしい。eスポーツインターネットの世界でできるものだが、会場に来ることに対する魅力を作っていく必要がある。他のイベントを同時に開催するなど会場に来ないと得られない体験を用意することが大事である。  そこで、最近注目されているVチューバーというアニメのキャラクターに関する企画に対し、群馬県がデジタル先進県として活動の場を提供するなど、様々な検討をしてはどうか。大会の魅力を高めるために、インターネット空間リアル空間を上手く融合させることが必要ではないか。 ◎齊藤 eスポーツ・新コンテンツ創出課長   eスポーツはオンライン上でも多くの集客が見込める。そのため、今回の大会ではゲーム実況を行っているストリーマーが自身のチャンネルから大会の様子を配信する取組も実施した。 ◆あべともよ 委員   環境も変わっていくので、ぜひ先取りしていっていただきたい。  次に、アンテナショップぐんまちゃん家」について伺う。ぐんまちゃん家の閉鎖に伴い、アンテナショップとしての機能はどうするのか。 ◎小山 観光魅力創出課次長   アンテナショップにおいて多くの県産品を都内で紹介してきたが、一店舗だけではその効果が限定的であった。そのため、出張物産販売などにより、多くの関係先を開拓してきた。引き続き、そのつながりを生かし、企業等と連携しながら、県産品の販路拡大に取り組んでいきたい。 ◆あべともよ 委員   アンテナショップとしての機能を、ECサイトに係る取組でどのように代替するのか。 ◎小山 観光魅力創出課次長   県の観光サイトでは、「ぐんまの物産品特集」というページを設けており、ページのリンクから、それぞれのショップに移動して商品を購入することも可能となっている。こうした取組等により、物産振興を継続していきたい。 ◆あべともよ 委員   バーチャル空間ぐんまちゃん家を作り、県内事業者に出店してもらうなどの取組も考えられるがどうか。 ◎小山 観光魅力創出課次長   委員の御提案も参考にさせていただきながら、アンテナショップ終了後の物産振興に係る新しい形の事業について検討していきたい。 ◆あべともよ 委員   匂いを嗅ぐ、触れる、味を見るなどはリアルの良さである。バーチャルとリアルが連動するような取組を検討してもらいたい。  次に、「群馬県の山に登って特製手ぬぐいを手に入れよう!キャンペーン」について、キャンペーンの実施結果はどうか。 ◎小山 観光魅力創出課次長   キャンペーンの全体の実施状況は現在集計中である。対象の山を3か所登山することでもらえる手ぬぐいについては、キャンペーン開始後1か月で配布終了となった。 ◆あべともよ 委員   非常に人気があって良かった。結果を生かして来年度も実施してほしい。キャンペーン参加者へのアンケート調査の結果はどうか。 ◎小山 観光魅力創出課次長   県外からの参加者が約4割であり、全参加者のうち約6割が道の駅や直売所に、約3割が入浴施設に立ち寄っていることから、登山だけでなく、周辺の観光施設への波及効果があることを確認できる。 ◆あべともよ 委員   群馬県独自では、ここまで大勢の人の参加は難しかったと思う。ファンの人たちの層に働きかけることで効果が上がる。キャンペーンについては、しっかり結果を分析して、事業を継続してもらいたい。リピーターを大事にしていくことが、持続的な観光振興につながる。  次に、登山道の整備について伺いたい。武尊山にある10㎞のハイキングコースは、かつて農村環境基盤整備事業で国、県、村で事業費を負担し整備をしたが、その後、老朽化し修繕されていない。補助金を利用して整備したものが27年後に現地に放置されているというようなことが、現実に起きていて問題となっている。維持管理をして使えるようにすれば、十分魅力を発信できるものだと思うが、このような維持管理の進まない事例に対し、修繕が必要と考えるがどうか。 ◎金子 自然環境課長   登山道整備の費用や労力の調達には、市町村と同様に県も苦慮している。市町村が管理者として行う整備に、県が補助等の支援を行う仕組みを制度化することは難しいと考える。  こうした状況にあることを踏まえ、先行事例や民間の動き等も見ながら、効果的な整備のあり方について検討していきたい。 ◆あべともよ 委員   このことに関しては、国の責任も大きい。国に対してもこういった事例があることを伝え、予算確保の制度も作っていただくように要望したい。 ◆岸善一郎 委員   ニューイヤー駅伝について、群馬県で開催されるようになったことで、良かった点はどのようなものか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   本県開催は36年目となり、新年の風物詩として全国的に定着している。当日はテレビで約6時間放送され、県や地域の情報を全国に発信できる絶好の機会である。また、今回沿道観戦を解禁する方針であり、感染症対策を行いつつ、多くの方が一体感を持ち観戦し、応援する機会を提供することも大きな意義と考える。末永く本県で開催できるよう取り組みたい。 ◆岸善一郎 委員   大会の経済波及効果はいかがか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   大会当日は全国から参加チームの企業など、多くの方が応援のため来県することから、相応の経済波及効果があると考える。 ◆岸善一郎 委員   主催者に対し県の費用負担はあるか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   県の本年度予算は約740万円であり、このうち520万円を補助金として支出している。それ以外は入賞チームへの副賞品などの経費である。 ◆岸善一郎 委員   本県開催40年目など、節目の年には大々的に盛り上げていただきたいがいかがか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   節目の年には、特別な取組をできればよいと考える。 ◆岸善一郎 委員   他県から大会を開催したいなどの話はあるか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   長く本県で開催してきた実績もあり、現状では主催者から他県開催などの話は出ていない。 ◆岸善一郎 委員   関係する市町から支援などの依頼はあるか。 ◎高橋 スポーツ振興課長   大会の主管として群馬陸上競技協会が関わっており、協会とともに各市町からの依頼に対応している。 ◆岸善一郎 委員   しっかり大会を磨き上げてもらい、本県での開催を続けてもらいたい。
    ◆酒井宏明 委員   温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録について、温泉自体の定義は様々あって、効能、歴史的観点等、捉え方によって違いがあって難しいと思う。温泉文化の定義付けをするため、しっかりとした議論を行い、多くの人の共通認識としていく必要があると考えるがいかがか。 ◎佐藤 文化振興課長   委員御指摘の点は、登録に向けて重要な課題の一つである。温泉文化のストーリーや定義、登録に向けた有識者による検討会の設置を国に働きかけている。  また、フィンランドのサウナ文化登録では、担い手を国民とするなど定義を幅広に捉えており参考となる。なお、温泉自体の定義は温泉法で規定されている。 ◆酒井宏明 委員   先般登録された風流踊は24都府県のものが対象であった。温泉文化の登録について対象地域はどのように考えているか。 ◎佐藤 文化振興課長   特定の温泉地を対象とするのではなく、温泉地全体が共感するストーリーを訴えることを考えていきたい。 ◆酒井宏明 委員   温泉による癒やしや自然の恵みなどを文化として定義付けするのは難しいと思うが、インバウンド目線だけでなく、それぞれの地域の良さを取り入れて合意を得ながら進めてほしい。  次の質問は、ぐんま広報11月号の表紙について伺いたい。表紙写真がフリー素材だったということで驚いたが、ぐんま広報リニューアル後、表紙にフリー素材が5件、県撮影写真が22件使用されているとのことだが、選定基準はあるのか。 ◎前川 メディアプロモーション課長   特集テーマに合わせ、読者により興味や関心を持ってもらうためには、どのようなビジュアルが有効であるか課内で協議の上、決定している。 ◆酒井宏明 委員   11月号の表紙には、これまで数十件問合せがあったようだが、11月号以前にも問合せはあったのか。 ◎前川 メディアプロモーション課長   イメージ画像を使用した表紙への問合せはない。ただし、ぐんま広報へのお便りで表紙への意見を集約している。 ◆酒井宏明 委員   12月号の表紙にはサッカーチームの画像が使用されているが、フリー素材なのか、又は県職員が撮影したものか。 ◎前川 メディアプロモーション課長   12月号の特集は、特別支援学校生徒の活動・活躍等であったため、学校から写真を提供してもらった。 ◆酒井宏明 委員   12月号の表紙はリアルな写真ということだが、注釈はあったのか。 ◎前川 メディアプロモーション課長   表紙には記載していない。 ◆酒井宏明 委員   「公務員のための広報の教科書」には、肖像権や著作権等について詳細に書かれている。特に学校では、個人が特定できるような場合、必ず学校や本人、保護者などの許諾を得る必要があるとされ、この点は気をつける必要があると思う。写真で顔が認識できなくても、どの学校か特定できることがないよう配慮が必要と考えるがどうか。 ◎前川 メディアプロモーション課長   写真の使用にあたっては、学校に説明し了解を得ている。委員御指摘のとおり配慮すべきことには配慮して、よりよい広報をしていきたい。 ◆酒井宏明 委員   ぐんま広報の表紙は県の顔であるため、どの写真を使用するか決めることは大変なことであるが、11月号の表紙の写真を見て、現地に行ってみたいと思う県民の気持ちはもっともであると考える。フリー素材が一概に悪いわけではないが、今後、表紙写真をどのように活用していくか、地域創生部長の見解を伺いたい。 ◎新井 地域創生部長   所管外のため私見になるが、ぐんま広報については、手に取って中を読んでもらうことが大切であるため、表紙の工夫は重要である。定例記者会見で知事が述べていたように、本県のよいところを紹介できるものがよいと考える。 ◆酒井宏明 委員   ぐんま広報の表紙写真については、誰が、どこで撮ったかも重要である。職員が撮った写真を活用するなど、職員の頑張りを紙面でも評価していただきたい。 ◆伊藤清 委員   通告していた移住に係る現状と今後の対策については、冒頭に説明していただいた詳細な資料が提供されるとのことであるため、本日は質問をせず、資料を参考にさせていただく。 ○星野寛 委員長   以上で質疑を終了いたします。 △閉会中継続審査(調査)特定事件の決定 ○星野寛 委員長   次に、委員会が閉会中審査又は調査する案件については、お手元に配付してある案のとおりでよろしいでしょうか。  (「はい」の声あり) ○星野寛 委員長   さよう決定いたします。 △提言の作成について ○星野寛 委員長   次に、提言の作成についてです。  特別委員会においては、1年間程度を目安に議会としての意見・提言をまとめることとした方針のもとで活動しております。  そこで、本委員会としては、今後、年間を通しての提言を取りまとめたいと考えておりますが、散会後に委員の皆様にお残りいただき、今後の予定を確認したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 △散会 ○星野寛 委員長   以上をもちまして、本委員会で審議すべき案件は終了いたしました。  これにて散会いたします。  (午前11時41分散会)   委員会記録署名委員    地域活性化・魅力発信に関する特別委員会     委員長 星野 寛...