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02月22日-01号

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  1. 宮古市議会 2007-02-22
    02月22日-01号


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    平成19年  3月 定例会     平成19年3月宮古市議会定例会会議録第1号第1号平成19年2月22日(木曜日)---------------------------------------議事日程第1号 諸報告 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 平成19年度宮古市経営方針について 日程第4 議案第1号 平成19年度宮古市一般会計予算 日程第5 議案第2号 平成19年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算 日程第6 議案第3号 平成19年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算 日程第7 議案第4号 平成19年度宮古市老人保健特別会計予算 日程第8 議案第5号 平成19年度宮古市介護保険事業特別会計予算 日程第9 議案第6号 平成19年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算 日程第10 議案第7号 平成19年度宮古市土地取得事業特別会計予算 日程第11 議案第8号 平成19年度宮古市下水道事業特別会計予算 日程第12 議案第9号 平成19年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算 日程第13 議案第10号 平成19年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算 日程第14 議案第11号 平成19年度宮古市浄化槽事業特別会計予算 日程第15 議案第12号 平成19年度宮古市魚市場事業特別会計予算 日程第16 議案第13号 平成19年度宮古市墓地事業特別会計予算 日程第17 議案第14号 平成19年度宮古市山口財産区特別会計予算 日程第18 議案第15号 平成19年度宮古市千徳財産区特別会計予算 日程第19 議案第16号 平成19年度宮古市重茂財産区特別会計予算 日程第20 議案第17号 平成19年度宮古市刈屋財産区特別会計予算 日程第21 議案第18号 平成19年度宮古市水道事業会計予算 日程第22 議案第19号 平成19年度宮古市病院事業会計予算 日程第23 議案第20号 宮古市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 日程第24 予算等特別委員会の設置について 日程第25 議案第21号 宮古市副市長定数条例 日程第26 議案第22号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例 日程第27 議案第23号 宮古市特別会計条例の一部を改正する条例 日程第28 議案第24号 宮古市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 日程第29 議案第25号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 日程第30 議案第26号 宮古地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 日程第31 議案第27号 岩手県沿岸知的障害児施設組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて 日程第32 議案第28号 市道路線の認定について---------------------------------------本日の会議に付した事件 上記日程のとおり出席議員(30名)    1番   高屋敷吉蔵君      2番   山口 豊君    3番   宇都宮勝幸君      4番   工藤小百合君    5番   千束 諭君       6番   田頭久雄君    7番   佐々木松夫君      8番   千葉胤嗣君    9番   横田有平君      10番   崎尾 誠君   11番   山崎時男君      12番   坂本悦夫君   13番   本田賢三君      14番   坂下正明君   15番   加藤俊郎君      16番   近江勝定君   17番   佐々木 勝君     18番   城内愛彦君   19番   田中 尚君      20番   茂市敏之君   21番   藤原光昭君      22番   松本尚美君   23番   阿部 功君      24番   佐々木武善君   25番   竹花邦彦君      26番   前川昌登君   27番   中嶋 榮君      28番   中里榮輝君   29番   長門孝則君      30番   三上 敏君欠席議員(なし)---------------------------------------説明のための出席者   市長       熊坂義裕君     助役       山口公正君   教育長      中屋定基君     教育部長     沼崎幸夫君   総務企画部長   畠山智禎君     総務課長     廣田司朗君   企画課長     吉水 誠君     財政課長     佐々木達雄君   教育総務課長   石村幸久君     上下水道部長   祝田健二君   会計課長     伊藤博俊君     田老総合事務所長 大棒賢作君   新里総合事務所長 坂本邦雄君     市民生活部長   中嶋敏孝君   総合窓口課長   杉村 憲君     保健福祉部長   坂本惠子君                      国保田老病院   福祉課長     小林健一君              上屋敷正明君                      事務長   産業振興部長   制野忠彦君     商工課長     嶋田宗治君   都市整備部長   高橋秀正君     建設課長     佐藤省次君   危機管理監    中屋鋭彦君---------------------------------------議会事務局出席者   事務局長     清水 登      次長       上居勝弘   主事       山崎俊幸      速記員      駒井和子 △開議              午前10時00分 開議 ○議長(三上敏君) ただいままでの出席は30名でございます。定足数に達しておりますので、これより平成19年3月宮古市議会定例会を開会いたします。--------------------------------------- △諸報告 ○議長(三上敏君) 会議に入る前に諸報告を行います。 12月市議会定例会以降に行った議員派遣について報告いたします。 去る1月15日、花巻市において開催された岩手県市議会議長会臨時総会千葉胤嗣副議長を派遣しましたので、ご了承願います。 次に、去る2月5日、同じく花巻市起業化支援センター行政視察のために議員19名を派遣いたしましたので、ご了承願います。 次に、去る2月13日、盛岡市において開催された「合併後のまちづくりを考えるシンポジウム」に議員12名を派遣しましたので、ご了承願います。 次に、宮古市監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、一般会計、各特別会計水道事業会計及び田老病院事業会計例月出納検査等の結果報告の提出がありましたので、配付目録のとおりお手元に配付しておりますので、ご了承願います。 次に、去る12月市議会定例会において可決された「道路特定財源一般財源化に反対する意見書」「『法テラス』の更なる体制整備・充実を求める意見書」「『マザーズサロン』(仮称)設置の早期実現を求める意見書」「障害者自立支援制度抜本的改善を求める意見書」「森林・林業・木材関連産業政策国有林野事業の健全化を求める意見書」及び「津軽石郵便局重茂郵便局田老郵便局新里郵便局の外務事務を宮古郵便局に再編・統合せずに現行サービスの維持・提供を求める意見書」につきましては衆参両院議長内閣総理大臣及び関係大臣に、また「後期高齢者医療制度の充実を求める意見書」につきましては厚生労働大臣並びに岩手県知事に提出しておきましたので、ご了承願います。 また、「岩手県後期高齢者医療広域連合設立に際し、全市町村が意見反映できる方途を講じることを求める決議」につきましては、岩手県後期高齢者医療広域連合設立準備委員会会長に提出しておきましたので、ご了承願います。 次に、一部事務組合に選出されている議員に対し報告のため発言を許します。 平成18年12月、宮古地区広域行政組合議会臨時会における議決事件の概要について、近江勝定君に発言を許します。 近江勝定君。             〔16番 近江勝定君登壇〕 ◆16番(近江勝定君) それでは、ご報告申し上げます。 宮古地区広域行政組合議会臨時会議決事件概要報告を申し上げます。 去る平成18年12月25日に招集されました宮古地区広域行政組合議会臨時会において審議されました議案につきまして、次の概要をご報告申し上げます。 本議会は、宮古地区広域行政組合宮古消防署3階大会議室において午後1時に開会され、会期は1日限りでございました。議案は3件で、お手元に配付されております概要報告書のとおりでございます。 議案第1号 平成18年度宮古地区広域行政組合一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,188万7,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ33億9,924万1,000円とするもので、これを原案どおり可決しております。 議案第2号 宮古地区広域行政組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例については、国及び県の例に準じて休息時間を廃止するとともに、育児または介護を行う議員の早出遅出勤務について定め、あわせて所要の整備をしようとするものであり、これを原案どおり可決しております。 議案第3号 岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更に関する協議の専決処分に関し承認を求めることについては、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年12月8日付で専決処分したことについて承認を求めたもので、これを承認しております。 以上で報告を終わります。 ○議長(三上敏君) 次に、平成18年12月、岩手県沿岸知的障害児施設組合議会定例会における議決事件の概要について、高屋敷吉蔵君に発言を許します。 高屋敷吉蔵君。             〔1番 高屋敷吉蔵君登壇〕 ◆1番(高屋敷吉蔵君) 岩手県沿岸知的障害児施設組合議会定例会議決事件の概要報告をいたします。 去る平成18年12月25日に招集されました岩手県沿岸知的障害児施設組合議会定例会において審議されました議案等につきまして、その概要をご報告申し上げます。 本定例会は、宮古市役所6階大会議室において午前10時に開議され、会期は1日限りでございました。議案等は8件で、お手元に配付されております概要報告書のとおりでございます。 選挙第1号 岩手県沿岸知的障害児施設組合議会議長に釜石市選出の佐藤一夫議員が選出されました。 選挙第2号 岩手県沿岸知的障害児施設組合議会副議長に宮古市選出議員の私、高屋敷吉蔵が選出されました。 認定第1号 平成17年度岩手県知的障害児施設組合一般会計歳入歳出決算の認定については、歳入合計2億7,678万5,161円で、歳出合計2億5,996万7,639円、歳入歳出差引残額は1,681万7,522円となり、執行率は96.6%で、原案どおり認定しております。 議案第1号 平成18年度岩手県沿岸知的障害児施設組合一般会計補正予算(第1号)については、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,560万円を減額し、歳入歳出それぞれ2億4,810万円とするもので、原案どおり可決しております。 議案第2号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増減及び同組合規約の一部変更の協議に関する専決処分に関し承認を求めることについては、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年4月20日付で専決処分したことについて承認を求めたもので、これを承認しております。 議案第3号 岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に係る専決処分に関し承認を求めることについては、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年7月19日付で専決処分したことについて承認を求めたもので、これを承認しております。 議案第4号 岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に係る専決処分に関し承認を求めることについては、地方自治法第179条第1項の規定により、平成18年10月25日付で専決処分したことについて承認を求めたもので、これを承認しております。 議案第5号 岩手県沿岸知的障害児施設組合知的障害児施設設置条例の一部を改正する条例については、宮古市の字の名称が変更になったことに伴い、はまゆり学園の位置の名称を変更するもので、原案どおり可決しております。 以上で報告を終わります。 ○議長(三上敏君) それでは、本日の会議を開きます。             〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 田中尚君。 ◆19番(田中尚君) それぞれ今の報告事項にかかわっての若干の質問よろしいでしょうか。今、報告があったので、そのことに対する質問です。 先ほど高屋敷議員の方から岩手県沿岸知的障害児施設組合議会に関する報告をいただいたわけでありますが、この当議会の議長及び副議長選挙が昨年12月に行われたようであります。そうしますと、我々の改選期は昨年4月でございましたし、4月に宮古市議会高屋敷議員を当議会の構成議員として選出したわけでありますが、その間の議長は、たしか佐々木武善議員が当議会の議長をしていたというふうに私は記憶しているわけなんですが、4月の選挙で佐々木武善議員宮古市議会からの一部事務組合の議員の資格を失ったということでありますけれども、そうしますと、その間の施設組合議会の議長は空席の状態だったのか、あるいは佐々木議員がそのまま議長だったのか、ちょっと私、疑問に思っているわけなんですが、その辺はどういうふうな組合の運営だったのか、管理者は市長でもありますが、議会のことでありますので、その辺はもしおわかりでしたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(三上敏君) 高屋敷吉蔵君。 ◆1番(高屋敷吉蔵君) 組合議会議長につきましては、4月で任期が切れておりますので、私が新しく宮古市の選出議員として任務に当たっておりましたが、議長空席ということで、議長を選出するのは定例会でなければならないということでもありましたし、その間、この月まで臨時議会もありませんでしたので、議長がやめたという格好で、副議長がその代理をずっとこの議決の日まで務めておりました。副議長というのは釜石市選出議員の佐藤一夫氏でございます。 以上、よろしいでしょうか。 ○議長(三上敏君) 田中尚君。 ◆19番(田中尚君) 従来広域行政組合もそうでありますし、それからここの施設組合議会においても、従来の構成市町村議会申し合わせとして、宮古市議会から選出された議員の中から議長を務めるというのが従来あったわけでありますけれども、実を言いますと、広域行政組合の方は、合併後の初議会におきまして、そういうふうな申し合わせがなくなってしまったというか、私に言わせれば無視されてしまったという経過がございますし、その影響として、この施設組合の方もそういう形で釜石市の議員が議長になったという経過なようであります。 私は実はこういうふうな動きは、私自身が広域行政組合の議員に選出されたときに直面したわけでありまして、当時は宮古市議会からは蛇口議員、千葉胤嗣議員、松本議員、それから私、もう一人……5人出たんですが、やはり同じようなことが行われまして、我々宮古市議会除きで、ちょっと時間をかしてくれということで、休憩を議長が許可して、そこで多数ですから、議長は町村から出しましょうというふうなことを、私たちは少なくとも体を張って阻止してきたという経過がございます。 私は事務処理の都合上からいっても、例えば議長の決裁をいただくということを考えたときでも、時間的にも大変事務局が苦労なさるし、行政の効率にも反する。何よりも組合議会運営の実態は、財政的にもさまざまないろいろな比率からいっても、やはりこれは宮古市の予算、あるいは宮古市議会の意向を無視して、存在感を抜きには考えられないということから、そういうことで来たわけでございまして、そういう経過、内容に変更することに対して、やはり適当といいますか、適切な理由がない限りは、単に議長のいす欲しさに、数に頼んで、ことしは例えば山田町、次は岩泉町というふうな形になるのは私はいかがなものかなと思っております。 したがいまして、今回のこういうふうな形がそういうことの第一歩になったということのないように、私はやはり是正すべきだと思いますので、これは我々宮古市議会の総意として、選出した人事に対する間接的な形での無視といいますか、私に言わせれば、宮古市議会のかなえの軽重が問われるような事態が生まれているというふうに思うんですが、議長はその辺のところはどのような受けとめでいるのか。いやいや、もうそういう時代ではないんだというふうな理解なのか。私は何よりも事務局が大変ではないのかなというふうに思いますし、客観的に見ても、事務の効率性、あるいはまた負担金拠出の合理性等々から考えても、あえてそういうところから出さなければならないということは考えられない。そういうことを思いますので、参考までに議長のこの問題に対する考え方でご意見があれば、この機会にお聞かせをいただきまして、私はそういう問題を思っているということを申し上げさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(三上敏君) この件に関しては、私も田中議員と全く同じ思いをいたしておりました。したがって、従来からの慣例でも、負担金をそれなりに出している当市がやはり束ねる、そういうことをやってきまして、自信を持って、私も高屋敷議員を送ったわけですけれども、結果的に選挙でこういうことになったと。 そこで、選挙の日に高屋敷議員本人から私に電話がございまして、「私の努力不足によって、大変申しわけございませんでした。こういう結果になりました」と遺憾の意を私に電話がございまして、結果は結果として受けとめます。副議長という要職をいただいたから頑張ってくださいと、こういう返事をやりました。あとは他議会のことですから、私からとやかく言うこともできませんので、そういう思いでございました。 これからもそういうことがないような選出議員の方策というのを改めて考えなければならないのかなという思いも一部にはございます。これが多分、当議会の雰囲気というのは全くわかりませんけれども、たまたま高屋敷議員が障害を持っているため、行動力的にどうなんだかというようなことだったかどうかも、それは定かでございませんが、そういう思いでおります。答弁はこれでよろしいですか。 高屋敷吉蔵君。 ◆1番(高屋敷吉蔵君) よろしければ、少しその経過を説明してもよいんですが、その選挙の結果。             〔「要らない」と呼ぶ者あり〕--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(三上敏君) それでは、本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、17番、佐々木勝君、18番、城内愛彦君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定
    ○議長(三上敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期については、議会運営委員会に諮問しておりますので、議会運営委員会委員長の報告を求めます。 松本尚美君。             〔22番 松本尚美君登壇〕 ◆22番(松本尚美君) 議会運営委員会の報告を申し上げます。 本定例会の会期につきまして、去る2月19日午前9時30分から議会運営委員会を開催し、説明員として、総務企画部長総務課長の出席を求め、協議をいたしました。 今議会に上程が予定されます案件は、議案51件、報告1件、発議案3件、意見書案2件、選挙1件であります。これらの議案等に係る審議予定は、お手元に配付いたしました日程表のとおりであります。 よって、本定例会の会期は、本日から3月15日までの22日間とすべきものと決定したところであります。 以上、報告といたします。 ○議長(三上敏君) お諮りいたします。 議会運営委員会委員長の報告は、本日から3月15日までの22日間でございます。委員長の報告どおりにしたいと思います。これにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月15日までの22日間と決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 平成19年度宮古市経営方針について ○議長(三上敏君) 日程第3、平成19年度宮古市経営方針について、市長の説明を求めます。 熊坂市長。             〔市長 熊坂義裕君登壇〕 ◎市長(熊坂義裕君) 平成19年3月市議会定例会が開催されるに当たりまして、平成19年度予算案の概要についてご説明いたしますが、それに先立ち、宮古市経営方針について、私の所信の一端を申し上げます。 一昨年6月6日の新市誕生以来、宮古市は目指すべき将来像として掲げる『「森・川・海」とひとが共生する安らぎのまち』の実現に向けて、着実に歩みを進めてまいりました。 この間、地域協議会が設立されるとともに、昨年4月には新市初の市議会選挙を経て30名の新たな議員をお迎えし、また農業委員も新しく選出されたところであります。各種団体につきましても、社会福祉協議会商工会議所を初めとした多くの団体の統合が図られるなど、まちづくりのための新たな枠組みが着々と整えられてまいりました。さらには、ことしは連合消防団や観光協会が一つになろうとしております。 合併後に調整されるとされていた各種税率や上下水道等の公共料金の統一もなされたことから、平成19年度は気持ちを新たに、まちづくりに取り組むことができる1年になるものと考えております。 さて、国においては厳しい財政状況が続いていることから、なお一層の行財政改革を進め、小さくて効率的な政府の実現を目指すとともに、地方については、みずから考え実行する自治体をつくるため、地方分権を徹底して進めるとしております。 一方、宮古市においては、市町村合併を究極の行政改革ととらえ、「改革なくして合併なし」との理念のもと、自治体経営を進めてまいりました。「改革なくして合併なし」とは、合併を機会に、さらに市の行財政構造を強化することです。 基礎的自治体である市町村は、住民と直接向き合っており、公的サービスの質と量の低下は極力抑えなければなりません。しかし、すべての公的サービスを行政が担うべきものではなく、あらゆる力を活用し、質と量を確保しながら、安価に提供することも大事であると考えております。 まちづくりを着実に進めるためには、市民との協働や地域力の活用が必要であり、NPO法人ボランティア団体、町内会、自治会を初めとする多様な主体のまちづくりへの参画を期待するとともに、各地域協議会と連携したまちづくりをより一層進めてまいります。 次に、新年度予算の概要につきましてご説明申し上げます。 予算編成に当たりましては、国の平成19年度予算方針である「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」に基づき、これまでの財政健全化の努力を今後とも継続するとともに、引き続き歳出の抑制、所管を超えた予算配分の重点化・効率化を実施するものとしております。 地方財政につきましては、税源移譲や定率減税廃止による地方税収入の増加が見込まれますが、三位一体改革に引き続き、国庫補助負担金の縮減や地方交付税の抑制は継続されるものと認識しております。こうした状況の見通しの中で、合併特例債などの導入を図り、普通建設事業費の確保に努めた予算編成を行ったところであります。 歳入のうち市税総額は57億481万円、地方交付税は86億6,400万円、市債は31億6,430万円を計上いたしました。歳出につきましては、国の方針と歩調を合わせ抑制に努めてきているものの、数次の景気対策による公共事業の追加や減税等の実施により、増加した地方債の償還や少子高齢化に伴う社会保障関係費の増加などもあり、引き続き極めて厳しい状況にあるものと認識しております。 当市における平成19年度の財政見通しは、市税につきましては所得税から個人市民税への税源移譲、そして法人市民税は、コネクター、金型産業が好調に伸びていることから、市税総額では18年度当初予算に比べ増額を見込んでおります。 地方交付税につきましては、18年度当初予算とほぼ同額を計上しておりますが、臨時財政対策債が地方債計画に基づき減額すると見込まれる中、歳出は扶助費、繰出金など義務的な経費が増加することから、客観的な視点での既存事業の徹底的な見直しや事業の緊急性、必要性、優先度等を勘案した厳しい選択を行い、限られた財源の重点的・効率的な配分に努めた編成をいたしました。 この結果、一般会計総額は236億4,450万円を計上、また特別会計全体では182億3,976万円、企業会計は18億4,827万円を計上し、合わせて437億3,253万円となっております。 次に、新年度の主な施策について、新規事業を中心に総合計画における8つの施策分野別にご説明をいたします。 まず、三陸沿岸地域の拠点都市としての基盤形成につきましては、高速交通体系を軸とした広域交通網の整備の進捗に合わせ、これを補完する市内幹線道路や市街地道路、生活関連道路の整備を進めてまいります。 高速交通体系の中心となる高規格幹線道路である三陸縦貫自動車道「宮古道路」につきましては、平成21年度の供用開始を目指して、現在一部工事の実施とともに、用地買収や埋蔵文化財調査が行われており、なお一層事業の進捗を図るため、支援体制を充実してまいります。 また、松山インターチェンジから県立宮古病院付近に至るいわゆる「宮古北道路」が事業区間として早期に決定されるよう働きかけてまいります。 宮古盛岡横断道路「宮古西道路」につきましては、宮古道路から県道宮古港線に接続するアクセス道路の用地調査が進捗していることから、宮古道路と同様に支援を行ってまいります。 国道106号につきましては、宮古・秋田間が国道46号として一本化され、国による直轄管理が図られるよう運動してまいります。 新里地区の国道340号につきましては、刈屋・中里から和井内・清水間の事業の進捗が図られるよう引き続き強く要望してまいります。 県道の主要地方道重茂半島線の整備につきましては、特に堀内・白浜間について、地元関係者との協議が調い、事業着手されたところであり、一般県道有芸田老線の整備促進とあわせて要望してまいります。 市街地道路、生活関連道路の整備につきましては、野中地区道路、松山線、刈屋和井内線の測量設計、摂待川線、磯鶏金浜線の道路改良工事に着手するとともに、北部環状線の県代行による早期工事着手に向け、引き続き用地買収、埋蔵文化財調査を実施してまいります。 市道などの維持管理につきましては、道路の維持補修や交通安全施設の整備、田老地区街灯補修工事を初めとする街灯や側溝等の整備に努めるとともに、施設の適正な管理を行ってまいります。 また、昨年来の数回の大雨により被災した公共土木施設の復旧に努めるとともに、今後の対策として、駒形、新町地区冠水対策事業のほか、河川や水路のしゅんせつを実施するとともに、早急に河川・水路等の整備計画を策定し、年次計画により整備を行ってまいります。 公共交通の確保と充実につきましては、当市を初め沿線市町村、県、鉄道事業者と連携し、JR山田線、岩泉線、三陸鉄道の存続・強化のための利用促進を図ってまいります。特に三陸鉄道に関しましては、非常に厳しい経営状況にあることから、存続のための財政支援を行うとともに、利用促進を図ってまいります。 また、情報通信基盤につきましては、携帯電話の不感地域解消のため、田代地区に携帯電話鉄塔の建設を行います。 港湾の整備につきましては、出崎地区の交流拠点整備が国土交通省東北整備局の平成19年度の重点項目に位置づけられたことから、竜神崎防波堤及び港湾施設の整備促進を関係機関に要望してまいります。 市街地の整備につきましては、宮古駅前広場整備に着手し、三陸沿岸における中心都市としての玄関口にふさわしい駅前の整備を進めてまいります。 次に、活力に満ちた産業振興都市づくりにつきましてご説明いたします。 農業につきましては、水稲の育苗施設整備によるみやこ米「どんぴしゃり」の産地化やリンドウの生産拡大に代表される農畜産物の高付加価値化、産地直売施設の利用促進などにより、農業経営の安定化や所得機会の創出を図ってまいります。 林業振興につきましては、保育・間伐などの各種事業を進めるとともに、環境にやさしい木質バイオマス利用を促進するため、ペレットストーブの普及に努め、木質資源の循環利用を進めてまいります。 また、地域材や間伐材の利用を促進するため、国・県の進める木材の新しい総合利用システムモデル整備事業に沿った振興を図り、木材利用及び木材産業体制の整備を図ってまいります。 水産業の振興につきましては、低気圧災害に伴う定置網被害に対する復旧支援や漁船漁業や流通加工業などの経営改善について、国・県の支援措置に連動した対策を推進してまいります。 生産の拡大につきましては、アワビの増養殖事業を継続して行うとともに、サケに続く魚種として、ヒラメ等の栽培放流事業の普及拡大を推進してまいります。 また、流通加工体制の整備につきましては、ワカメ・コンブの衛生管理、作業効率、品質管理の向上を目指したボイル加工処理施設を整備するほか、廻来船誘致活動や魚市場を中心とした水産物流通加工体制の機能強化に向けた調査・検討を引き続き行ってまいります。 生産基盤の整備につきましては、漁港漁場整備長期計画に基づき、各漁港の整備を進めるとともに、安全性・機能性を確保するために、被災箇所の復旧も含めた維持管理に努めてまいります。 工業の振興につきましては、本年4月から産業支援センターをスタートさせ、地域産業を支える人づくりのための産業人材育成と新たなモノづくりのため、産学官連携による新製品・新技術開発の支援や販路拡大に取り組んでまいります。 また、本年4月から岩手県立宮古高等技術専門校に金型技術科が新設されることから、その入校者に対する助成制度を設け、地域企業の人材育成拠点となるよう支援を行ってまいります。 水産加工業を中心とする食品製造業につきましても、宮古市産業支援センターの事業として積極的に取り組むとともに、製造業の新規創業者に対する家賃の助成制度を設け、起業家の支援を行ってまいります。 企業誘致につきましては、電子部品関連産業のすそ野が拡大しており、それに伴って施設の増設、関連企業の立地などの動きがあることから、きめ細やかなフォローアップを行い、規模拡大を支援してまいります。また、引き続き関連分野や新たな分野での企業誘致にも努め、雇用機会の創出に取り組んでまいります。 商業の振興につきましては、宮古市商業振興対策事業費補助金を設け、主体的な事業者等の支援を行うとともに、商工会議所・各商店街とも連携し、中心商店街を初め市内商業の振興及び活性化の支援を行ってまいります。 また、市内中小企業の安定と資金需要に対応するため、宮古市中小企業振興資金の融資枠を拡大し、中小企業の安定と振興発展を支援してまいります。 観光の振興につきましては、宮古市観光振興計画に基づき、宮古駅前広場整備事業とあわせ、総合観光案内所とユニバーサルデザインによる公衆トイレの整備などを行うとともに、老朽化が著しい浄土ケ浜レストハウスの建てかえに向け、環境省と協議を進めながら、観光客のニーズに応ずる機能を盛り込んだ施設となるよう設計コンペを行ってまいります。 また、三陸鉄道やJRなど公共交通機関の協力をいただき、滞在時間が長く、経済波及効果の高い着地型、体験型の観光商品を開発するとともに、すべての人にやさしい観光都市宮古を目指し「もてなし交流観光都市」宣言の浸透を図ってまいります。なお、着地型、体験型の観光による交流人口の拡大は、定住促進につながるものと考えております。 港湾の振興につきましては、外貿コンテナフィーダー定期航路の利用促進と航路の拡充に向け、首都圏や内陸部の企業などに対するポートセールスをさらに強化するとともに、地元企業の利用促進についても取り組んでまいります。 雇用情勢につきましては、製造業を中心に改善傾向が見られるものの、依然厳しい状況が続いていることから、トライアル雇用奨励金や離職者資格取得支援補助金などの市独自の雇用対策を引き続き実施するとともに、ふるさと就職面接会や就職支援セミナーを開催するなど、雇用機会の確保に努めてまいります。 また、新規学卒者に対してはインターンシップや職場見学会の実施を通じ、職業意識の醸成を図るとともに、地元への就職を推進いたします。 高齢者の能力活用と就業機会確保のため、シルバー人材センターへの支援を行うとともに、関係機関と連携し、障害者の雇用機会の拡大に努めてまいります。 安全で快適な生活環境づくりにつきましては、連合消防団の統合、消防力の充実等に取り組み、消防防災体制の一層の強化を図ってまいります。 防災対策につきましては、防災行政無線の統合とデジタル化に新たに着手するとともに、引き続き自主防災組織の充実・強化、総合防災訓練の実施、避難誘導標識板の設置及び津波防災意識の普及・啓発など総合的な防災対策を進めてまいります。 消防につきましては、消防力の充実を図るため継続的な消防団員確保の取り組みにあわせ、宮古市消防団第1分団屯所の建設及び第18分団屯所の設計委託を実施するとともに、消防ポンプ自動車等の消防車両の更新と防火水槽等の消防水利の整備を進めてまいります。 なお、国におきましては、「道の駅たろう」に防災拠点施設を整備する計画があることから、市といたしましても、その整備を支援してまいります。 消費者保護につきましては、トラブルへの機動的な対応や多重債務の整理、被害の救済を進めるとともに、訴訟の提起などを支援するための消費者救済資金貸付事業を推進してまいります。 生活環境の整備につきましては、個人住宅に対する地震防災対策として、高齢者世帯等における家具転倒防止器具取付支援事業を始めるとともに、木造耐震診断事業とあわせ、住環境の改善を進めてまいります。 上水道事業につきましては、懸案となっておりました樫内地区や蟇目地区の上水道への統合に着手をいたします。 公共下水道につきましては、磯鶏、八木沢、河南及び近内地区を中心に管渠整備を行ってまいります。 また、公共下水道等の処理区以外の地域におきましては、新たに市が浄化槽を設置し維持管理する市営浄化槽事業を開始いたします。 さらに、本事業を開始する以前から浄化槽を設置している方にも、希望により、市による維持管理を受けることができるようにしてまいります。 なお、長年の懸案でありました市営火葬場「みやこ斎苑」につきましては、本年4月1日から供用開始となり、指定管理者による管理を行ってまいります。 次に、循環を基調とした人と自然が共生する地域づくりにつきましてご説明いたします。 宮古市の環境の保全及び創造を図るため、平成19年度に宮古市環境基本計画が策定されることから、環境保全意識の一層の普及・啓発を図るとともに、市民や市民団体による自然保護活動の促進に努めてまいります。 一般家庭から排出される廃棄物の処理につきましては、宮古市一般廃棄物処理基本計画により、循環型社会の形成に向け、廃棄物の減量化、資源化の徹底に取り組んでまいります。 次に、健康でふれあいのある地域づくりにつきましては、いきいき健康宮古21プランに基づき、生活習慣病予防事業、母子保健事業、介護予防事業、心の健康づくり事業など、細かな事業を推進してまいります。 健康の維持・増進には、食事と運動が大切であることから、食生活改善推進員やヘルスサポーターの協力を得ながら、各種健康教室や運動教室において、バランスのとれた食事の摂取と適度な運動の継続の大切さについて啓発をしてまいります。 母子保健事業につきましては、結婚前から妊娠、出産を経て思春期に至る一貫した体系のもとに、健康づくり事業を実施してまいります。 平成20年4月の開所を目指す田老診療所の建設を初め、市民が安心して医療が受けられるよう、地域医療の充実を図ってまいります。 国民健康保険事業につきましては、平成20年度から実施される高齢者医療制度を初めとする医療制度改革に向けて、国保税改正や特定健診等実施計画を策定するなど、加入者の医療の確保と健康保持増進に努めてまいります。 高齢者福祉につきましては、高齢者が要介護状態に陥らないよう、介護予防サービスや生活支援サービスなどの充実を図るとともに、小規模多機能型居住介護施設など、地域密着型介護施設の整備を促進し、住みなれた地域で自立した生活を送ることができるよう、高齢者を支援する体制づくりを進めてまいります。 子育て支援・児童福祉につきましては、次代を担う子供の健やかな成長を促し、子育てしやすい環境づくりの一環として、ファミリーサポートセンター事業の利用促進や病後児保育、障害児保育、一時保育や保育所の保育料軽減、幼稚園児の保育料の軽減、就園奨励事業を継続してまいります。 児童館などの施設整備につきましては、重茂児童館建設に着手するとともに、老朽化に伴う新たな保育所建設について、保育需要動向などの調査を行い、早期に整備ができるよう準備してまいります。 放課後児童対策といたしまして、新たに藤原小学校の児童を対象とした学童の家を開設いたします。 また、国において放課後の子供たちの安全で健やかな活動場所の確保を図るため、平成19年度から「放課後子どもプラン」が創設されることから、当市といたしましても従来から取り組んでいる学童の家に加え、放課後子ども教室を開設し、子供の居場所づくりを計画的に推進してまいります。 障害者福祉につきましては、障害者自立支援法の施行2年目を迎え、サービス事業者の新支援システムへの移行が本格化することから、その円滑な移行を支援するとともに、相談事業や生活支援事業の充実を図り、適切なサービス提供に努めてまいります。 次に、多様な参画による交流と連携の地域づくりにつきましては、市民団体の支援育成を行い、コミュニティー活動やボランティア活動への積極的な参加が図られる環境を整えるとともに、社会貢献活動を通じた市政への参画が定着するよう目指してまいります。 市民活動団体に対しては、地域創造基金を活用した支援などを行い、市民と行政が連携する協働のまちづくりを進めてまいります。 男女共同参画社会の形成につきましては、男女共生推進センターを核として、男女共同参画に関する意識醸成や女性労働者の福祉の増進、地位向上につながる就業支援、女性のための相談事業の充実を図ってまいります。 次に、個性を生かし未来を拓くひとづくりにつきましてご説明いたします。 生涯学習につきましては、生涯学習推進計画を策定し、関係機関、団体等との連携を図り、市民の主体的な学習活動を支援してまいります。 また、地域住民の生涯学習の場として、西ケ丘地区センターを整備するとともに、生涯学習の情報拠点である図書館の電算化と蔵書の充実を図り、利用者へのサービス向上に努めてまいります。 学校教育につきましては、学校教育の活性化を図るため、小規模校間における交流学習、小学校児童を対象とした理科実験教室、中学校における運動部活動合同練習の3事業を盛り込んだ「宮古・新教育プラン」を実施してまいります。 また、生涯にわたる勤労観・職業観の基礎を築くため、小・中・高等学校及び関係機関との連携によるキャリア教育の推進に努めてまいります。 さらに、いじめや不登校問題を解決するため、相談電話や適応指導教室などの実施により、児童・生徒の悩み解決や学校復帰を積極的に支援するほか、関係機関と連携を図りながら、特別支援教育の充実にも努めてまいります。 学校施設につきましては、崎山小学校のトイレ水洗化を初め、千鶏小学校屋内運動場と重茂小学校校舎・屋内運動場の改築に向けた設計業務等を行い、児童・生徒が快適に学ぶことができる施設の整備に努めてまいります。 また、学校給食事業の改善と全中学校の完全給食を早期に実現させるため、今年度は田老地区に建設する第二給食センターの実施設計を行ってまいります。 スポーツ施設の整備といたしまして、新里野球場の改修を行うとともに、老朽化が著しい宮古運動公園野球場の開設に向け、実施設計を行います。 芸術文化の振興につきましては、市民文化会館が本年4月にリニューアル・オープンすることから、記念事業として、郷土芸能祭、ミュージカル、NHKのど自慢等を開催いたします。 なお、市民文化会館の管理運営につきましては、指定管理者制度を導入し、より効率的、効果的な運営を行ってまいります。 文化財につきましては、文化財の調査・研究と保存・活用に努めるための企画展、移動博物館、遺跡調査報告会の開催や国指定重要無形民俗文化財「黒森神楽」のガイドブックと映像記録の作成を行ってまいります。 また、国指定史跡である崎山貝塚につきましては、史跡整備基本計画の策定を進めるとともに、史跡の活用とその理解を深めるため、体験学習の機会を提供してまいります。 次に、新しいまちにふさわしい行財政運営の推進につきましては、市民の皆様への情報公開と情報共有を進めるとともに、一緒に考え創造する協働を常に念頭に置き、NPM(ニュー・パブリック・マネージメント)とPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)に基づく改革を進め、地方分権時代にふさわしい自己決定・自己責任の原則にのっとった行財政運営を推進してまいります。 さらに、行政と市民、民間事業者等との役割分担の見直しを進め、指定管理者制度などの積極的な活用を図るとともに、PFI事業など新たな視点に立った施策の検討も行ってまいります。 新たな行政需要に的確に対応するためには、不断の構造改革が必要であることから、平成19年度から組織のフラット化や外部評価の導入を進め、透明性の高い開かれた市役所、コスト意識の徹底による簡素で効率的な市役所の実現に努めてまいります。 また、職員の資質向上を図るため、民間、国、県への派遣、各種研修などを積極的に実施するとともに、県から400項目に上る権限移譲と4名の専門職員の派遣を受け入れ、市民サービスの向上を図ってまいります。 なお、総合窓口機能の強化を図るため、戸籍のコンピューター化に続き、平成19年度は除籍、改製原戸籍のデータ化を行うとともに、県から権限移譲を受けたパスポートの申請受理及び交付事務を10月から行ってまいります。 以上、新年度の市経営の基本姿勢及び新年度予算の概要等について述べさせていただきました。 地方分権の推進や少子高齢社会の進展、そして不透明な国・地方の財政など、地方自治体を取り巻く状況は大変厳しいものがあります。このような状況の中で宮古市が基礎的自治体として持続するために必要な備えをしっかりと構築していくことが私の責務であると考え、全身全霊を傾け取り組んでいく覚悟であります。 とかく行政は義務を果たすことで満足し、現状を改善することに関しましてはちゅうちょする傾向にあります。 しかし、私は、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士の「一日生きることは一歩進むことでありたい」との言葉のように、「どんなことでも、これでいい」とは思わず、「どんな小さなことでも目標を持って」改革を進め、子供たちが夢と希望を持って成長できるまち、市民一人一人が生き生き暮らすことができ、「合併してよかった」と思えるまちづくりを進め、次の世代に引き継いでいくことができるよう、誠心誠意取り組んでまいります。 今議会には、平成19年度予算案と関係議案など、いずれも宮古市の経営上重要な案件を提出しておりますので、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げて、私の経営方針の説明とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(三上敏君) これで宮古市経営方針についての説明を終わります。--------------------------------------- △日程第4 議案第1号 平成19年度宮古市一般会計予算 △日程第5 議案第2号 平成19年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算 △日程第6 議案第3号 平成19年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算 △日程第7 議案第4号 平成19年度宮古市老人保健特別会計予算 △日程第8 議案第5号 平成19年度宮古市介護保険事業特別会計予算 △日程第9 議案第6号 平成19年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算 △日程第10 議案第7号 平成19年度宮古市土地取得事業特別会計予算 △日程第11 議案第8号 平成19年度宮古市下水道事業特別会計予算 △日程第12 議案第9号 平成19年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第13 議案第10号 平成19年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算 △日程第14 議案第11号 平成19年度宮古市浄化槽事業特別会計予算 △日程第15 議案第12号 平成19年度宮古市魚市場事業特別会計予算 △日程第16 議案第13号 平成19年度宮古市墓地事業特別会計予算 △日程第17 議案第14号 平成19年度宮古市山口財産区特別会計予算 △日程第18 議案第15号 平成19年度宮古市千徳財産区特別会計予算 △日程第19 議案第16号 平成19年度宮古市重茂財産区特別会計予算 △日程第20 議案第17号 平成19年度宮古市刈屋財産区特別会計予算 △日程第21 議案第18号 平成19年度宮古市水道事業会計予算 △日程第22 議案第19号 平成19年度宮古市病院事業会計予算 △日程第23 議案第20号 宮古市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(三上敏君) お諮りいたします。 日程第4、議案第1号 平成19年度宮古市一般会計予算から日程第23、議案第20号 宮古市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例までの20件を一括議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、日程第4、議案第1号から日程第23、議案第20号までの20件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) それでは、ご説明申し上げます。 まず、ただいま提案になりました議案第1号から議案第19号までの平成19年度宮古市一般会計以下各特別会計予算につきまして、その概要をお手元の平成19年度予算に関する説明資料によりご説明申し上げますので、まず1ページをお開き願います。 第1表の平成19年度予算集計表の(B)欄をごらん願います。 最初に、(1)の一般会計の平成19年度当初予算額は236億4,450万円で、18年度当初予算と比較し6億3,050万円の減額で、マイナス2.6%となるものでございます。 なお、一般会計歳入歳出予算の内容につきましては、後ほどご説明申し上げます。 次に、(2)は、16の特別会計の総額で182億3,976万2,000円を計上するものでございます。 最初に、国民健康保険事業勘定特別会計予算は、73億9,625万9,000円を計上するものでございます。 次に、国民健康保険診療施設勘定特別会計予算は、1億9,899万2,000円を計上するものでございます。 次に、老人保健特別会計予算は、45億9,139万5,000円を計上するものでございます。 次に、介護保険事業特別会計予算は、34億6,926万4,000円を計上するものでございます。 次に、介護保険サービス事業勘定特別会計予算は、1,980万1,000円を計上するものでございます。 次に、土地取得事業特別会計予算は、1,040万3,000円を計上するものでございます。 次に、下水道事業特別会計予算は、22億3,168万1,000円を計上するものでございます。 次に、農業集落排水事業特別会計予算は、1,884万円を計上するものでございます。 次に、漁業集落排水事業特別会計予算は、6,155万8,000円を計上するものでございます。 次に、浄化槽事業特別会計予算は、後ほど議案第23号でご提案いたします特別会計条例改正で申し上げますが、19年度から事業を実施いたしますことから、特別会計を設けるもので、1億8,822万円を計上するものでございます。 次に、魚市場事業特別会計予算は、4,988万円を計上するものでございます。 次に、墓地事業特別会計予算は、148万円を計上するものでございます。 次に、山口財産区特別会計予算は、27万9,000円を計上するものでございます。 次に、千徳財産区特別会計予算は、26万4,000円を計上するものでございます。 次に、重茂財産区特別会計予算は、6万4,000円を計上するものでございます。 次に、刈屋財産区特別会計予算は、138万2,000円を計上するものでございます。 以上が特別会計予算でございます。 次に、(3)の公営企業会計は2つの企業会計の予算総額で、18億4,827万7,000円を計上するものでございます。 最初に、水道事業会計予算は、14億9,921万4,000円を計上するものでございます。 次に、病院事業会計予算は、3億4,906万3,000円を計上するものでございます。 以上、一般会計特別会計及び公営企業会計を合わせまして19会計の平成19年度当初予算の総額は437億3,253万9,000円を計上するものでございます。 次に、2ページをお開き願います。 この表は、一般会計の歳入の款別の予算額を掲げてございます。 それでは、表の右側の19年度の予算額をごらん願います。 1款市税57億481万6,000円は、収入見込みにより計上するものでございます。 次の2款地方譲与税の2億9,950万円から3款利子割交付金2,050万円、4款配当割交付金800万円、5款株式等譲渡所得割交付金600万円、6款地方消費税交付金6億1,300万円、7款ゴルフ場利用税交付金700万円、8款自動車取得税交付金7,300万円、9款地方特例交付金5,527万9,000円、10款地方交付税86億4,000万円までは、それぞれ地方財政計画等に基づいて計上するものでございます。 次に、11款交通安全対策特別交付金1,000万円から12款分担金及び負担金3億2,301万7,000円、13款使用料及び手数料3億1,215万円までは、収入見込み等を勘案し計上するものでございます。 次の14款国庫支出金19億8,516万5,000円と15款県支出金14億8,969万5,000円は、各事務事業に充当いたします収入見込みを計上するものでございます。 次に、16款財産収入4,322万4,000円は、収入見込み等を勘案し計上するものでございます。 次の17款寄附金は、整理科目で1,000円を計上するものでございます。 次に、18款繰入金は、各基金からの繰り入れで4億902万8,000円を計上するものでございます。 次の19款繰越金は、1,000円を計上するものでございます。 次に、20款諸収入4億8,082万4,000円は、収入見込み等を勘案し計上するものでございます。 次の21款市債は31億6,430万円で、投資的経費に充当いたします市債のほか、臨時財政対策債を計上するものでございます。 以上が一般会計歳入総額236億4,450万円の概要でございます。 次に、3ページをごらん願います。 この表は、一般会計の歳出の款別の予算額を掲げてございます。 それでは、右側の19年度の予算額をごらん願います。 1款議会費は2億3,376万3,000円で、主なものは議員報酬及び職員の人件費でございます。 次の2款総務費は30億4,887万8,000円で、主なものは人件費のほか、徴税、戸籍、選挙等事務経費を計上するものでございます。 次の3款民生費は63億2,230万1,000円で、主なものは生活保護費、保育所等運営費のほか、国保、老人保健及び介護保険の各特別会計に対する繰出金を計上するものでございます。 次に、4款衛生費は22億374万3,000円で、主なものは各種健康診査の経費や清掃に係る宮古地区広域行政組合負担金ほか、新規事業として田老診療所整備事業費を計上するものでございます。 次に、5款労働費は5,634万7,000円で、主なものは勤労者及び離職者の生活安定資金預託金等でございます。 次に、6款農林水産業費は12億3,151万1,000円で、主なものは農林業振興事業及び漁港整備事業のほか、国土調査事業や特別会計の農業及び漁業集落排水事業、魚市場事業への繰出金も合わせて計上するものでございます。 次に、7款商工費は6億903万5,000円で、主なものは商工業及び観光の振興事業費等を計上するものでございます。 次に、8款土木費は22億9,108万7,000円で、主なものは道路整備事業、土地区画整理事業のほか、公営住宅及び公園等の維持管理費や下水道会計繰出金等を計上するものでございます。 次に、9款消防費は20億331万1,000円で、主なものは宮古地区広域行政組合負担金や各分団運営費のほか、新規事業として防災行政無線デジタル化整備事業費等を計上するものでございます。 次に、10款教育費は19億3,656万1,000円で、主なものは小・中学校を初め各教育施設の管理運営費等を計上するものでございます。 11款災害復旧費は1,971万5,000円で、道路災害復旧事業費を計上するものでございます。 次に、12款公債費は、長期債元利償還金で36億6,824万7,000円を計上するものでございます。 13款諸支出金の1,000円は、整理科目でございます。 14款予備費は2,000万円を計上するものでございます。 簡単でございますが、一般会計歳出の各款別の予算額でございます。 以上、19年度一般会計並びに各特別会計の予算の概要を申し上げました。 平成19年度の当初予算は、総合計画に掲げる主要施策を推進し、社会情勢の変化に対応すべく、事務事業評価の結果を踏まえ、事務事業の徹底した見直しを行い、限られた財源の配分に努めたところでございます。 それでは、次に予算に関連いたします条例案の概略を説明申し上げます。 議案集(1)の20-1ページをごらんください。 議案第20号 宮古市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございますが、この条例は、国及び県の例に準じ、宮古市一般職の職員の扶養手当の額を改定するとともに、管理職手当の額を定額化しようとするものでございます。 以上、新年度予算につきまして、関連の条例として議案第20号の概略のみご説明させていただきました。 議案第1号から議案第19号までの各会計予算とあわせまして、よろしくご審議の上、原案にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 --------------------------------------- △日程第24 予算等特別委員会の設置について ○議長(三上敏君) 日程第24、予算等特別委員会の設置についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま提案になりました日程第4、議案第1号 平成19年度宮古市一般会計予算から日程第23、議案第20号 宮古市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例までの20件については、議長を除く議員全員で構成する予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、議長を除く議員全員で構成する予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。             午前11時15分 休憩             午前11時30分 再開 ○議長(三上敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に予算等特別委員会を開き、正副委員長の互選を行った結果、委員長に佐々木松夫君、副委員長に田頭久雄君が選任されましたので、報告いたします。--------------------------------------- △日程第25 議案第21号 宮古市副市長定数条例 ○議長(三上敏君) 日程第25、議案第21号 宮古市副市長定数条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) 議案集(1)の21-1ページをお開き願います。 議案第21号 宮古市副市長定数条例案についてご説明申し上げます。 本条例案は、地方自治法の一部改正に伴いまして、これまでの助役にかえて、副市長を置くこととされたこと及び副市長の定数は条例で定めることとされたことから、その定数を定める条例を制定しようとするものでございます。 この副市長制度につきましては、地方分権の推進に向け、長を支えるトップマネジメント体制を見直すに当たり、単に内部的な長の補佐にとどまらず、より積極的に長の命を受け、政策及び企画につきまして、いわゆるラインとして長に次ぐ立場から関係部局を指揮監督し政策判断すること、また長の権限に属する事務の一部につきまして、長の委任を受け、みずからの判断と責任において事務を執行することをその職務として明確に位置づけるという趣旨でございます。 以上が議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、地方自治法の改正に伴い、副市長の定数を定めようとするものである。これが、この条例案を提出する理由である。 よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第21号に対する質疑を行います。 高屋敷吉蔵君。 ◆1番(高屋敷吉蔵君) まず、この副市長制というのは、助役であった場合、職務代理とか、そういう形があったわけですけれども、副市長になった場合は、助役が職務代理になるようなケースが出てきたときは、職務代理でなくても、副市長として、市長の代理ができるということなのでしょうか。 それから、法律の条文の解釈が私できないものですから聞くんですが、この名称が変わっただけで、現在助役制にしているわけですが、4月1日施行なようですが、4月1日からは助役という名前を副市長に読みかえるということで、特に新しく選任するとか、そういうのはないわけですよね。その辺がちょっとあやふやなものですから、その2点お聞きしたい。 ○議長(三上敏君) 廣田総務課長。 ◎総務課長(廣田司朗君) 4月1日からは法律上で副市長と明文化されましたので、選任しなくても、助役は副市長となるということでございます。 それから、職務代理という意味がちょっとよくわからなかったんですが。 ○議長(三上敏君) 高屋敷吉蔵君。 ◆1番(高屋敷吉蔵君) 市長が事故とか、海外出張とか、あるいは選挙とか、そういう場合に職務代理者を選ぶわけですよね。それが助役とか、総務部長とか、そういうふうに選んでいくと思うんですが、今までの助役が職務代理になるようなケースの場合は、職務代理として選ばなくても、市長の代理をできるというふうな格好なんですか、この副市長の権限というものは。 ○議長(三上敏君) 廣田総務課長。 ◎総務課長(廣田司朗君) 今までどおり、市長が例えば長期出張とか云々という、外国の出張とかでいなくなった場合のそういう意味での職務代理という部分については変わりはございません。ただ、この副市長制になったことによって、いわゆる市長の専権事項である政策判断的な部分の一部を助役に与えるとか、あとは事務の一切の権限の部分、そういうのを与えるという、非常に幅を持たせたというのが今回の改正の意味合いでございます。             〔高屋敷議員「了解」と呼ぶ〕 ○議長(三上敏君) 他にないようでございますので、討論を省略し、直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。--------------------------------------- △日程第26 議案第22号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例 ○議長(三上敏君) 日程第26、議案第22号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) それでは、議案集(1)の22-1ページをお開き願います。 議案第22号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例案につきましてご説明申し上げます。 本条例案は、地方自治法の一部改正に伴いまして、関係する条例について、文言の整理等、所要の改正を行おうとするものでございます。 主な改正点は4点ほどございます。 第1点目が監査委員制度に関する改正でございます。これは条例の定めるところにより、3人または2人とされておりました市の監査委員の定数が2人と法定されたことに伴う改正でございます。 第2点目が助役制度に係る改正でございまして、これは先ほどご説明申し上げましたとおり、市町村の助役にかえまして、副市町村長を置くこととされたことに伴います改正でございます。 第3点目が吏員制度に係る改正でございます。これは吏員とその他の職員の区分、事務吏員と技術吏員の区分がそれぞれ廃止されまして、職員とされたことに伴います改正でございます。 最後が収入役制度に係る改正でございます。これは特別職である収入役を廃止し、一般職である会計管理者を置くこととされたことに伴う改正でございまして、この会計管理者の制度につきましては、出納事務の電算化の進展などの状況の変化を踏まえまして、必ずしも特別職たる収入役制度によらずとも、出納その他の会計事務の適正な執行を確保することが可能であると考えられること。また、実態といたしまして、収入役が長の対外的代理など本来の職務と直接関係のない事務を担当しているケースも見受けられておりましたことから、特別職を廃止し、会計事務をつかさどる一般職を置くという趣旨でございます。 以上の改正点を踏まえまして、関係する条例の文言の整理等、所要の改正をしようといたしますのがこの議案の主な内容でございます。 なお、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、地方自治法の改正に伴い、所要の改正をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由である。 よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第22号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 格別質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。---------------------------------------
    △日程第27 議案第23号 宮古市特別会計条例の一部を改正する条例 ○議長(三上敏君) 日程27、議案第23号 宮古市特別会計条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) 議案集(1)の23-1ページをお開き願います。 議案第23号 宮古市特別会計条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。 本案は、浄化槽整備事業を平成19年度から実施するに当たりまして、地方自治法(昭和22年法律第67号)第209条第2項の規定により、宮古市浄化槽事業特別会計を設けまして経理しようとするものでございます。 以上が条例改正の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、市営浄化槽事業を実施するため、特別会計を設置しようとするものである。これが、この条例案を提案する理由である。 よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第23号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 格別ないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。--------------------------------------- △日程第28 議案第24号 宮古市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例 ○議長(三上敏君) 日程第28、議案第24号 宮古市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 高橋都市整備部長。             〔都市整備部長 高橋秀正君登壇〕 ◎都市整備部長(高橋秀正君) 議案集(1)の24-1ページをお開き願います。 議案第24号 宮古市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例についてご説明をいたします。 本案は、道路法施行令の一部改正に伴い、自転車、原動機付自転車及び自動二輪車の駐車場整備に係る占用料の額を定めるため、道路法第39条第2項及び宮古市道路占用料徴収条例の第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 改正内容についてご説明いたします。 道路法施行令の改正により、道路管理者以外の者が設置する自転車等の道路上に駐車させるために必要な車輪どめ装置、料金精算機、その他必要な器具の占用が認められたものであり、その占用料の額を当該条例の別表に追加するものであります。 占用料の額は、占用面積1㎡につき1年、近傍類似の土地の地価に0.018を乗じて得た額とし、施行は平成19年4月1日とするものでございます。 なお、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、道路法施行令の改正に伴い、駐車場整備に係る占用料の額を定めようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 よろしくご審議をお願いします。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第24号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 格別質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案どおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第29 議案第25号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて ○議長(三上敏君) 日程第29、議案第25号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) それでは、議案集(1)の25-1ページをお開き願います。 議案第25号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることにつきましてご説明申し上げます。 本案は、平成19年2月1日に設置されました岩手県後期高齢者医療広域連合を岩手県知事の許可のあった日から岩手県市町村総合事務組合に加入させ、岩手県後期高齢者医療広域連合の議会の議員、その他非常勤の職員に関する災害補償に関する事務を岩手県市町村総合事務組合において共同処理するとともに、岩手県市町村総合事務組合規約において所要の整備をしようとするものでございます。 以上が議案提出の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、岩手県後期高齢者医療広域連合の設置に伴い、同連合を岩手県市町村総合事務組合に加入させ、災害補償に関する事務を同組合において共同処理するとともに、同組合規約において所要の整備をしようとするものである。これが、この議案を提出する理由である。 よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第25号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 格別質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第30 議案第26号 宮古地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて ○議長(三上敏君) 日程第30、議案第26号 宮古地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 畠山総務企画部長。             〔総務企画部長 畠山智禎君登壇〕 ◎総務企画部長(畠山智禎君) それでは、議案集(1)の26-1ページをお開き願います。 議案第26号 宮古地区広域行政組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることにつきましてご説明申し上げます。 本議案は、地方自治法の一部を改正する法律により、現在副管理者として規定しております管理者の属する団体の助役を副市町村長に改めますとともに、収入役の事務の兼掌規定について削除し、吏員とその他の職員についても一律に職員に改めるため、当組合規約の一部を変更するため、協議をしようとするものでございます。 以上が議案提出の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、地方自治法の改正に伴い、宮古地区広域行政組合規約の一部を変更することについて、関係団体と協議しようとするものである。これが、この議案を提出する理由である。 よろしくご審議をお願い申し上げます。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第26号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第31 議案第27号 岩手県沿岸知的障害児施設組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて ○議長(三上敏君) 日程第31、議案第27号 岩手県沿岸知的障害児施設組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 坂本保健福祉部長。             〔保健福祉部長 坂本惠子君登壇〕 ◎保健福祉部長(坂本惠子君) 議案集(1)の27-1ページをお開き願います。 議案第27号 岩手県沿岸知的障害児施設組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについてご説明申し上げます。 本議案は、地方自治法の一部を改正する法律により、収入役の事務の兼掌規定について削除し、吏員とその他の職員についても一律に職員に改めること及び児童福祉法の一部を改正する法律により、組合の経費の支弁方法に障害児施設給付費を加える必要が生じたことに伴い、当組合規約の一部を変更するための協議をしようとするものでございます。 以上が議案提出の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、地方自治法及び児童福祉法の改正に伴い、岩手県沿岸知的障害児施設組合規約の一部を変更することについて、関係団体と協議しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 よろしくご審議をお願いいたします。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第27号に対する質疑を行います。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 格別質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程第32 議案第28号 市道路線の認定について ○議長(三上敏君) 日程第32、議案第28号 市道路線の認定についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 高橋都市整備部長。             〔都市整備部長 高橋秀正君登壇〕 ◎都市整備部長(高橋秀正君) 議案集(1)の28-1ページをお開き願います。 議案第28号 市道路線の認定についてご説明をいたします。 本案は、岩手県から譲渡される予定の3路線の市道認定を行うため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 内容についてご説明いたします。 磯鶏68号線、同じく69号線は、一般県道宮古港線の磯鶏高架橋下の側道を岩手県より譲渡されるものでございます。 磯鶏68号線は、宮古市実田二丁目11番地先を起終点とした延長210m、幅員6.5mから4.4mとなっております。 磯鶏69号線は、宮古市実田二丁目5番1地先を起点とし、宮古市実田二丁目21番地先を終点とした延長132.55m、幅員は6.5mとなっております。 次に、松山片岸線は、岩手県が地域振興支援道路ネットワーク整備事業で整備し、譲渡された道路であります。宮古市松山第3地割27番1地先を起点とし、宮古市花輪第16地割3番4地先を終点とした延長2,442.8m、幅員は9.1mから2.6mとなっております。 28-2及び3ページに資料として認定図面を添付しておりますので、ご参照願います。 なお、議案の朗読は省略させていただきます。 平成19年2月22日提出、宮古市長、熊坂義裕。 理由、市道路線として認定をしようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 以上、よろしくご審議をお願いします。 ○議長(三上敏君) 説明が終わりました。 これより議案第28号に対する質疑を行います。 松本尚美君。 ◆22番(松本尚美君) 今、部長の方から市道認定といいますか、編入といいますか、そういう説明がありまして、1点だけ確認といいますか、理由の説明の補足をお願いしたいと思うんですが、磯鶏68、69号線なんですが、この道路は私の記憶でもここ一、二年でできたものではないなというふうに思うんですね。小山田トンネルから延長ですから、それに関連することで、県が整備されたというふうに思います。そのような説明でありますが、きょうに至った理由の補足をお願いしたいと思います。 ○議長(三上敏君) 佐藤建設課長。 ◎建設課長(佐藤省次君) この磯鶏の2つの路線は、磯鶏地区土地区画整理事業で築造された街路の一部でございます。当初本来であれば、市道の認定というのは、県と協議の上、ここの部分についてはもっと早くすべきだったと思いますが、県の方から、その当時の経過はちょっと私は定かではありませんが、高架橋を管理するということで、あるいは当時市道の認定からあえて外して、高架の管理をしたものと想像はできます。今回県の方から文書で正式に引き入れてくださいということで、うちの方でこれを認定しようとするものでございます。 ○議長(三上敏君) 他に質疑がないようでございます。 直ちにお諮りいたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △散会 ○議長(三上敏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明2月23日から28日までの6日間は、常任委員会開催及び議案思考のため、本会議は休会にしたいと思います。これにご異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三上敏君) 異議なしと認めます。 よって、2月23日から28日までの6日間は休会することに決定いたしました。 本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。             午後12時00分 散会...