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  1. 愛媛県議会 2018-07-31
    平成30年第358回臨時会(第1号 7月31日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    平成30年第358回臨時会(第1号 7月31日) 第358回愛媛県議会臨時会会議録 平成30年7月31日(火曜日)   〇出席議員 44名   1番  武 井 多佳子   2番  田 中 克 彦   3番  松 井 宏 治   4番  塩 出   崇   5番  高 橋 英 行   6番  松 下 行 吉   7番  川 本 健 太   8番  帽 子 大 輔   9番  大 石   豪   10番  宇 高 英 治   11番  欠     番   12番  欠     番   13番  菊 池 伸 英   14番  福 田   剛   15番  中   政 勝   16番  逢 坂 節 子
      17番  古 川 拓 哉   18番  兵 頭   竜   19番  大 西   誠   20番  松 尾 和 久   21番  欠     番   22番  欠     番   23番  木 村   誉   24番  石 川   稔   25番  梶 谷 大 治   26番  西 田 洋 一   27番  中 田   廣   28番  大 西   渡   29番  福 羅 浩 一   30番  三 宅 浩 正   31番  欠     番   32番  欠     番   33番  欠     番   34番  欠     番   35番  欠     番   36番  笹 岡 博 之   37番  黒 川 洋 介   38番  毛 利 修 三   39番  徳 永 繁 樹   40番  高 山 康 人   41番  渡 部   浩   42番  戒 能 潤之介   43番  鈴 木 俊 広   44番  欠     番   45番  横 田 弘 之   46番  越 智   忍   47番  村 上   要   48番  赤 松 泰 伸   49番  本 宮   勇   50番  欠     番   51番  西 原 進 平   52番  中 畑 保 一   53番  明 比 昭 治   54番  岡 田 志 朗   55番  森 高 康 行   ―――――――――― 〇欠席議員 なし   ―――――――――― 〇欠  員 3名   ―――――――――― 〇出席理事者  知事          中 村 時 広  副知事         上 甲 俊 史  副知事         原   昌 史  公営企業管理者     兵 頭 昭 洋  総務部長        菅   豊 正  企画振興部長      西 本 牧 史  スポーツ・文化部長   土 居 忠 博  防災安全統括部長    福 井 琴 樹  県民環境部長      金 子 浩 一  保健福祉部長      山 口 真 司  営業本部長       八十島 一 幸  経済労働部長      田 中 英 樹  農林水産部長      田 所 竜 二  土木部長        杉 本   寧  会計管理者出納局長   岸 本 憲 彦  教育長         三 好 伊佐夫  副教育長        武 智 俊 和  人事委員会委員長    宇都宮 嘉 忠  公安委員会委員     増 田 吉 利  警察本部長       松 下   整  監査委員        本 田 和 良  監査事務局長      山 本 亜紀子   ―――――――――― 〇出席事務局職員  事務局長        内 田 万 美  事務局次長       山 田 裕 章  参事総務課長      北 川 謙 二  参事議事調査課長    松 本 賢 固  参事政務調査室長    西 田 洋 一  議事調査課主幹     井 原 重 喜   ―――――――――― 〇本日の会議に付した事件  会期決定の件  会議録署名者選任の件  臨第92号議案ないし臨第99号議案  継続調査承認の件      午前10時 開会 ○(鈴木俊広議長) ただいまから、第358回愛媛県議会臨時会を開会いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 知事から、今議会招集の挨拶があります。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) 開会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  本日、緊急に臨時県議会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙の中を御参集いただきましてありがとうございます。  本議会におきましては、今回の豪雨災害からの復旧をスピード感を持って進めるための平成30年度補正予算案等につきまして御審議をいただくこととなっておりますので、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶とさせていただきます。  よろしくお願いいたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) この際、新任の方々を紹介いたします。  まず、三好伊佐夫教育長から挨拶があります。   〔三好伊佐夫教育長登壇〕 ○(三好伊佐夫教育長) 本日、7月31日付で教育長を拝命いたしました三好伊佐夫でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、竹本公教育委員会委員から挨拶があります。   〔竹本公教育委員会委員登壇〕 ○(竹本公教育委員会委員) 去る7月11日に教育委員を拝命いたしました竹本でございます。
     微力ではございますが、子供たちが生きる力を育み、健やかに成長できますよう、愛媛の教育の充実、発展に誠心誠意努力してまいりたいと考えております。どうぞ御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、本田和良監査委員から挨拶があります。   〔本田和良監査委員登壇〕 ○(本田和良監査委員) さきの6月県議会におきまして、皆様方の御同意をいただきまして、去る7月11日付で監査委員に就任をいたしました本田和良でございます。  微力ではございますが、事務事業の適正かつ効率的な運営ということに意を用いて監査を行ってまいりたいと考えております。皆様方の御指導、御鞭撻のほどどうかよろしくお願いをいたします。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、永井一平監査委員から挨拶があります。   〔永井一平監査委員登壇〕 ○(永井一平監査委員) 御紹介いただきました永井一平でございます。  7月18日付をもちまして監査委員を拝命いたしました。微力を尽くしていく所存でございますので、よろしく御指導のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、増田吉利公安委員会委員から挨拶があります。   〔増田吉利公安委員会委員登壇〕 ○(増田吉利公安委員会委員) さきの6月県議会におきまして皆様の御同意をいただき、7月14日付をもって公安委員会委員に再任されました増田吉利でございます。  県警察はいつ、いかなるときにおいても、県民の皆様の期待と信頼に応える活動ができるように、引き続き与えられた職務に精励してまいりたいと考えております。引き続きよろしくお願いいたします。(拍手)   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) これから、議事を開きます。  お諮りいたします。  今議会の会期は本日1日限りとすることに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 次に、会議録署名者は、議長において指名することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  本日の会議録署名者渡部浩議員越智忍議員を指名いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 知事から、臨第92号議案ないし臨第99号議案の提出がありましたので、報告いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) それでは、臨第92号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算ないし臨第99号議案を一括上程付議いたします。  知事の説明を求めます。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) ただいま上程されました平成30年度補正予算案につきまして説明をさせていただきたいと思います。  その前に、今回の豪雨災害で26名ものとうとい命が失われました。また、警察、海上保安庁、今もなお懸命な捜索を続けていただいておりますが、残念ながら、2名の方の安否が確認できていません。さらには、避難所にはいまだに400名を超える方々が不自由な生活を余儀なくされている状況にあります。そして、将来のこと、産業基盤、地域のインフラ、さまざまな傷跡が残っている中で不安を感じていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。  まず冒頭に、お亡くなりになられた方々に対して、本当に心から御冥福をお祈りさせていただきますとともに、今なお不自由な生活あるいは不安を抱えていらっしゃる被災者皆さんにお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。県としても全力でサポートしていくことをここにかたくお約束させていただきたいと思います。  今回の災害は、未曽有の被害を愛媛県内に残しました。当初、続々と入ってくる情報を受けて、これはただごとではない、そう感じました。しかしながら、南予地域を中心とした被害については、松山にいるとなかなか実感できるものではありませんでした。ましてや、これが東京であるならばなおさらのことであろう、そんな気持ちが心をよぎったわけであります。一刻も早く国にこの状況を受けとめていただきたいという思い、そして、これからの長い道のりに対処するためには財政的な担保なくして思い切った施策の展開ができないという思い、いろいろと悩みはしたんですけれども、被災後3日で現場を離れるということがいいのかどうか、心の中の葛藤もございましたが、東京にそれを伝えることと財政的な担保を求めることを優先させ、東京、官邸に赴きまして状況を伝えさせていただきました。  以来、各関係者のさまざまな御助力もいただきまして、体制が整えられてきたところでありますが、今回の被災に向き合うに当たりましては、まず何を基本に共有すべきかということを優先させる必要がある、そう思います。  そこで、災害対策本部では、地域を守るとはどういうことなんだろうか、それはまず、人を守る、そして生活を守る、そして産業を守る、この3つの視点を持って初めて地域が守られるんではないかということを共有しようということでスタートをさせていただきました。そして、長い道のりの中でしっかりとした目標を見定める必要あり、そういう考えのもとに、第1段階の目標につきましては、人命の救助、そしてまた、水の確保、さらには住居の手当て、この3つを第1ステージにおけるところの目標にする、そういう形でスタートを切らせていただきました。  先ほど御報告させていただきましたとおり、人命につきましては、依然2名の方の安否が確認できていない状況にあります。関係者皆さんには御苦労をかけますけれども、諦めずに捜索をお願いしたいというふうに思っております。  そして、次に大きな問題となったのが水でありました。改めて今回の被害に向き合い、水というものの重要性を再認識したような気がいたします。もちろん生活のため、さらには被災した家屋の清掃のため、また、産業のため、水がなかったら何もできないということは言うまでもないところであります。  大洲市、そして西予市、そして宇和島市の一部で断水状態が続きましたが、幸いなことに大洲市と西予市は、浄水場が被災したわけではありませんでしたので、早い段階で通水というものに結びつけることが関係者の努力の結集によって可能となりました。  しかしながら、宇和島市の吉田町につきましては、浄水場そのものが被災したということもあって、吉田町と三間町において断水状態が今なお続いているところであります。1万人以上の方に水がなく、給水車等々でしのいでいる状況にあるわけであります。  当初、工法等についてさまざまな検討を重ねた結果、浄水場にかわり得る施設を設置するしか方法がない、その方法として浮上したのがろ過機の確保でありましたけれども、発注して機械ができ上がるまでには相当な時間を要するということもありましたので苦慮していたところ、このろ過機の確保につきましては、厚生労働省が頑張っていただきまして、東京都がオリンピックのカヌー競技で使用する予定で発注したろ過機が、既にメーカーの在庫として存在していることが発覚し、東京都にもお願いしまして、それを回していただくというふうなことでしのいだところが、まず第一歩でありました。  このろ過機の確保でスムーズに行くかと思ったんですけれども、これを動かすためには配電盤の確保とポンプの確保が必要でありました。配電盤につきましては、経済産業省に骨を折っていただきまして、メーカーに交渉し確保、そして、ポンプにつきましては、厚生労働省のサポートもいただきましたが、たまたまポンプメーカーの社長が知人でありましたので、その会社の最優先事項でやっていただきたいという要請を県の方から出しまして、これに応えていただき、そして、輸送につきましては自衛隊及び警察が担っていただくことによって、いわばさまざまな組織がチーム力で結びついて、宇和島市の土地の確保、そして、業者の連係プレーも相まって、8月の下旬になろうという当初の見込みが8月上旬の通水に至るというふうなことで、今工事が進められている状況にあることを御報告させていただきたいと思います。  そして、2つ目の第1ステージの目標の住居の確保でありますが、これにつきましては、まずは、土地の確保でありましたけれども、特に吉田町については、なかなか土地が、予定していた場所も崩壊してしまいましたので見つからない状況にありましたが、現在のところ、西予市、大洲市、そして、宇和島市全てにおいて、全体の必要数全ての土地がまだ確保できているわけではありませんが、当面確保できたところから瞬時に着工に入ろうということで、3市全てで仮設住宅の着工に入っております。こちらにつきましては、国の内閣府及び国土交通省が全力を傾けていただいているところでありまして、早いものでは8月中には仮設住宅の完成が予定されているところであります。  こうした水の通水の時期、そして、仮設住宅の完成時期を明示することによって、少しでも被災されている皆さんに安心していただけたらというふうに思っているところであります。  さて、その後、実はこの豪雨災害は、3市に集中しておりますけれども、それだけではとどまりません。鬼北町、松野町、八幡浜市、伊方町あるいは内子町、そして、松山市、今治、さまざまな広範な地域で被害が発生しているところであります。  県としては、3市の被災面積被災者数、当然集中的にやらなければなりませんけれども、ほかの被災現場にもきめ細かく目配りをしながら、しっかりと対応をしていきたいというふうに思います。  以上で、大まかなきょうに至るまでの報告とさせていただきますが、もう一つ気にかかっているのが、特に一次産業にかかわっていらっしゃる方の将来不安でございます。この先やっていけるんだろうか、そうした心情がよぎっていることは容易に想像のつくところでありますけれども、こうした不安感を払拭するのも我々の使命であります。議員の皆さんにもきょうお集まりいただきましたけれども、県としてしっかりした対応をするということを、予算を通じてメッセージを送るということが、その不安感を払拭していくことにつながっていくのではないか、そんな思いから、早期の招集に踏み切らせていただきましたけれども、御同意をいただきまして感謝を申し上げたいと思います。  さて、このたびの災害に対しましては、先ほど申し上げました人を守る、生活を守る、産業を守る、この3つがあって初めて地域を守れるとの認識で対応しており、今回の補正予算においては、被災者生活支援に加えて、農林水産業復旧支援を初め、県民生活生命線である道路や河川などの復旧対策スピード感を持って積極的に進めるため、所要の経費を計上することといたしました。  まず、被災者生活等支援として、市町の要望に沿って、応急仮設住宅借り上げ住宅をしっかり確保することに加え、被災者が実施する住宅の応急修理を支援し、居住環境の整備を迅速に進めるとともに、建設業団体の協力を得て、被災地土砂撤去等を支援するほか、被災事業主が雇用を維持できるよう、県独自の支援策を講じることといたしました。  次に、農林水産業復旧支援として、被災農家営農再開に向けて必要となる新たな種苗や肥料、農薬などの生産資材の調達、モノレールやトラクター、農業用ハウスなどの農業用機械施設の導入や修繕を支援するとともに、集出荷場選果場などの共同利用施設の復旧、再整備に加え、畜産農家営農再開を図るため、被災畜舎等の整備や再生産に向けた機械、繁殖用親鳥の導入を支援するほか、防護柵など鳥獣害防止施設の復旧を支援することといたしました。  また、土砂崩れの被害が甚大であった急傾斜地の樹園地につきましては、被災していない周辺園地を含めた区画整理を視野に入れ、一体的な整備構想図のモデルを作成して産地の早期復旧を図るほか、農地や農業用施設林道等の復旧に取り組むことといたしました。  さらに、社会基盤の復旧及び二次災害防止対策として、落石や倒木などにより交通や物資輸送に支障を来している道路の啓開対策に取り組むとともに、土砂災害が発生した地域において、仮設防護柵大型土のうを設置するなど、当面の応急対策と二次災害の防止に努めることとし、土砂の堆積が著しい箇所の緊急的な河床掘削や海岸の漂着流木の除去、崖崩れ防止対策の強化のほか、公共土木施設港湾施設の復旧に取り組むことといたしました。  このほか、県有施設等復旧対策として、被災した県立学校修繕等を進めるとともに、浸水被害を受けた信号機警察庁舎の復旧を行うなど、県民生活への影響を最小限にとどめるため、速やかな機能回復が必要な施設の復旧に取り組むことといたしました。  この結果、今回の補正予算の総額は、一般会計で435億6,039万円、特別会計で41億2,171万円、企業会計で9,977万円、合計で477億8,187万円と災害関連補正予算としては過去最大の規模でありまして、本年度予算累計額は1兆137億7万円となります。  この補正予算の財源につきましては、国庫支出金を初め、繰入金、県債などのほか、事業執行に伴う特定財源を充当することといたしました。  以上が補正予算の概要でありますが、このほか、今回被災された方々への対応として、県税の減免対象を拡大するための条例改正など各種条例の改正及びその他の諸案件も提案しておりますので、適切な議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  なお、被災地復興には長い年月がかかりますが、まだまだ当面の状況対処も続いてまいります。関係機関、そしてまた、多くのボランティアの皆さんにも被災地で活躍をしていただいています。その全ての皆さんに心から感謝を申し上げて、そして、今後ともの御協力を心からお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  以上の議案に対する質疑を省略することに賛成の議員は起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。  それでは、全議案をお手元に配付の委員会付託議案一覧表のとおり、各委員会に付託いたします。  各委員会におきましては、休憩中にそれぞれ委員会を開き、付託議案について審査の上、再開後の本会議で各委員長からその経過と結果を報告願うことにいたします。  暫時休憩いたします。      午前10時22分 休憩   ―――――――――――――――――      午後1時15分 再開 ○(鈴木俊広議長) 再開いたします。  それでは、臨第92号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算ないし臨第99号議案一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。  まず、総務企画委員長に報告を願います。 ○(西田洋一議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 西田洋一議員   〔西田洋一議員登壇〕 ○(西田洋一総務企画委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、今回の補正予算に対する考えはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今回の補正予算は、専決処分後、さらに把握した被害状況や市町の追加要望等を踏まえ、応急仮設住宅借り上げ住宅を適切に確保するなど被災者の支援に加え、柑橘樹園地の崩壊を初め、平成に入って最大の被害額となった農林水産業復旧支援をソフト・ハード両面から進めるとともに、県民生活生命線である道路や河川などの社会基盤の復旧や二次災害防止対策等を積極的に進めることとしている旨の答弁がありました。  このほか、被災市町への県職員の派遣、被災者等輸送支援などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、環境保健福祉委員長に報告を願います。 ○(宇高英治議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 宇高英治議員   〔宇高英治議員登壇〕 ○(宇高英治環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、7月豪雨により、災害救助法が適用された7市町に対し、県としてどのような支援を行うのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、このたびの災害対応においては、既に専決処分により、市町の避難所運営応急仮設住宅の建設に係る経費のほか、被災者等へのお見舞金や災害援護資金などの予算措置を行った。  さらに、今回の補正予算案では、食品等物資調達のほか、市町の追加ニーズを踏まえ、応急仮設住宅の建設や住宅の応急修理などに要する経費を増額補正したところである。被災地では、先日、仮設住宅の建設に着手したところであり、一日も早く日常の生活が取り戻せるよう、迅速な支援に取り組む旨の答弁がありました。  このほか、被災者生活再建支援制度、水道の復旧状況などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、農林水産委員長に報告を願います。 ○(松下行吉議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 松下行吉議員   〔松下行吉議員登壇〕 ○(松下行吉農林水産委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、今回の豪雨災害による農林水産被害の状況及び今後の基本的な対応方針はどうかとただしたのであります。
     これに対し理事者から、農林水産関係被害額は、現時点で約476億円に上り、平成16年度の台風被害を大きく上回るなど極めて甚大かつ深刻なものと認識している。県では、直ちに被害箇所応急措置を実施するとともに、早期に対応が必要な事業について、今議会に総額で約141億円の補正予算案を提案したところである。今後は、被災農家の営農継続や産地復興を目指した中長期的な視点での産地支援策も実行し、生産者の営農意欲が低下し離農につながることのないよう、総力を挙げ、この難局に対応していきたい旨の答弁がありました。  このほか、農地復旧モデル計画策定事業、被災農業者向けの支援策などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、経済企業委員長に報告を願います。 ○(大西誠議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 大西誠議員   〔大西誠議員登壇〕 ○(大西誠経済企業委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、今回、災害関連対策資金を創設したとのことだが、今後、県はどのように被災事業者への支援に取り組むのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今回の資金は、事業再開へ向けた設備投資や当面の運転資金を融資するものであり、他の資金と比べ低利で、県が保証料を全額補助する等、事業者の負担軽減を図ったものとなっている。このため、被災地での相談会の実施や被災事業者の会合等への出席を通じ、当該資金の活用を呼びかけており、今後は、国に補助制度の充実を要請し、その活用を支援することで、被災事業者が迅速に事業再開できるよう全力で取り組んでいきたい旨の答弁がありました。  このほか、豪雨災害緊急地域雇用維持助成事業、肱川発電所の更新などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、建設委員長に報告を願います。 ○(兵頭竜議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 兵頭竜議員   〔兵頭竜議員登壇〕 ○(兵頭竜建設委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、7月豪雨では県内各地で公共土木施設に甚大な被害が発生しており、今回の予算案にその復旧費が計上されているが、県内における被害状況はどうか、また、復旧に向けた今後の取り組みはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県内の公共土木施設の被害は、県と市町で2,297箇所、約318億円となっており、これまで平成に入って最大であった平成16年度を上回り、統計の残る昭和28年度以降で最大の被害となっている。このため、県では、二次災害防止として、直ちに損壊した護岸部分に大型土のうを設置し補強するなど応急対策に努めるとともに、順次、復旧工事を発注することとしており、一日も早い公共土木施設の復旧を図り、県民の安全・安心を確保したい旨の答弁がありました。  このほか、河床掘削事業の取り組み、漂着流木等の処理対策などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、スポーツ文教警察委員長に報告を願います。 ○(古川拓哉議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 古川拓哉議員   〔古川拓哉議員登壇〕 ○(古川拓哉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  審査の過程では、一部の委員から、豪雨災害により被災した県立学校早期復旧が求められるが、主な被災状況と復旧の見込みはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県立学校では18校が被災し、現在、汚泥の除去などの復旧作業が進みつつあるが、大洲高等学校肱川分校では、校舎1階部分が浸水し、インターネット環境を含めた電気設備の故障を初め、学校運営に必要な備品が流出するなどしたほか、八幡浜工業高等学校では、実習機器が水没により使用不可となっている。また、複数の学校でグラウンドの冠水などによる被害が発生している。今回の補正予算案においては、これらの現時点で判明している被害について、復旧に必要な経費を計上しており、可能な限り、2学期が始まるまでに学校機能を回復するよう全力で取り組んでいきたい旨の答弁がありました。  このほか、被災した施設の追加修繕等の見込み、大洲警察署等の災害復旧などについても論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  臨第92号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算ないし臨第99号議案に対する討論は省略することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  これから表決を行います。  まず、臨第92号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算ないし臨第96号議案一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって、以上の議案はいずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、臨第97号議案専決処分の承認についてないし臨第99号議案一括議題とし、以上の議案をいずれも承認することに賛成の議員は起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって、以上の議案はいずれも承認することに決定いたしました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  お手元に配付のとおり、各委員長から継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 知事から挨拶があります。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) 閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  本日の臨時県議会に御提案させていただきました議案につきましては、適切な議決を賜り、心から御礼を申し上げます。  早速、復旧に向けた各種事業の取り組みを加速するとともに、引き続き被災地のニーズにきめ細かく対応しながら、復旧、復興を見据えた中長期的な視点での対策にも全力を挙げて取り組んでまいりたいと存じますので、議員各位におかれましても、一層の御支援と御協力をお願い申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) これをもって、第358回愛媛県議会臨時会を閉会いたします。      午後1時33分 閉会...