滋賀県議会 2018-03-09
平成30年 3月 9日予算特別委員会総務・政策・企業分科会−03月09日-01号
○
細江正人 分科会長 いや、だから、ここで戻します。中断していたところへ。
◆
大野和三郎 委員 違うでしょう。討論なり採決までいくのと違うのですか。
○
細江正人 分科会長 違います。
ペーパーを配らせます。
◆
大野和三郎 委員 違うのですね。
○
細江正人 分科会長 それでは、求められた
資料が出てまいりましたので、
説明をお願いいたします。
◎
村上 総務部長 ありがとうございます。先ほど
予算に関する
説明書の47ページの記述について、どのような考え方でこのようにしたのかというお尋ねがございました。
予算に関する
説明書の47ページをまずお開きいただきまして、14款諸
収入、5項
収益事業収入の中で、2目
モーターボート競走事業会計繰入金、あるいは節として、
モーターボート競走事業と書かせていただいております。その
根拠につきまして、今
資料をお配りしました
地方自治法施行規則の第14条あるいは第15条で
予算の調製の様式、あるいは
歳入歳出予算の款項の
区分、目および
歳入予算に係る節の
区分は別記のとおりとすると
ひな形が示されております。
1枚おめくりいただきますと、595ページの左側のところで、
歳入歳出予算の款項の
区分および目の
区分、第15条
関係ということで、
歳入側の
ひな形が示されております。
1枚おめくりいただきまして、右側598ページの左側、上から12款
繰入金、そして項
特別会計繰入金、目何々
特別会計金と書かれております。
本県の場合、今ここではなくて、左側を見ていただきまして、14款諸
収入の中の6項
収益事業収入、そして、その次の目、1宝くじ
収入の下の2何々というところの何々というものにつきまして、先ほど47ページで見ていただいた
モーターボート競走事業会計繰入金を書かせていただいております。
あるいは、その次を見ていただいて608ページ右側、
歳入予算に係る節の
区分のところで、一番下、その他の
歳入科目の横に、
歳出予算の項の
区分等に対応して、普通公共
地方団体の長が
定めた節の
区分によるとされておりまして、これを
モーターボート競走事業というように47ページに書かせていただいております。
最後のページに、
地方財務実務提要で、14款諸
収入に掲げるべき項目の例としまして、6番、いわば項、
収益事業収入の中身として、4行目に書かれておりますが、
地方公共団体に実施が許されている宝くじ
事業、競輪、競馬、競艇があるとございまして、ちょっとこのような頭の
整理で47ページのような様式を調整させていただいているということです。ちょっと当初にうまく
説明ができずに申しわけございませんでした。
◆
大野和三郎 委員 何かちょっと考え違いをしているのではないですか。例えば宝くじ、あれは
本県が
特別会計で見ているのですか。
本県の
特別会計は17。宝くじは
特別会計ですか。
◎
谷口 財政課長 一般会計です。
◆
大野和三郎 委員 だから、先ほどから言っている趣旨が理解できていないのと違いますか。どうして他の4
会計にあっては
繰り入れがあるのに、17のうち、
あともろもろ。ただ、
目的を異にするでしょう。何度も言うように、この
モーターボート競走事業の
設置等に関する
条例の第1条、くどくなるけども、
本県が実施する
施策に必要な
財源を
確保する。これが
特別会計の
目的としてあるわけです。そうであるならば、ひとしく冒頭の
会計から
一般会計への
繰り入れを見込むべきでしょうと言っているのです。宝くじとイコールではないでしょう。そのことを言っているのです。
◎
村上 総務部長 委員のお話については、そのような考え方もあると存じます。ただ、この今最後のページにつけた
地方財務実務提要にありますように、今
委員が御指摘のその
事業から
収益性を上げるということに着目して、当該
事業については、行政的効果が比較的希薄か、むしろ皆無と言えるところから
経済性をもって上げた
収益、これを
一般会計で計上する場合の項、目および節は、この
収益事業収入に上げる、これが計上されるということで、競艇
事業の例も書かれておりますので、別の
整理もできるかもしれませんが、当方としては、このような一つのガイドラインに沿って計上させていただいているということです。
◆
大野和三郎 委員 要は、
繰り入れが見込めないからということですか。本音で話してください、本音で。
◎
村上 総務部長 本音で
モーターボート事業会計から上がった
収益を
県民のサービス向上、あるいは
一般会計の
歳入として
有効活用していくという考えで、我々は、
公営事業会計、
モーターボート競走会計を運営しております。ただ、その
会計の
整理としまして、先ほど見ていただいた
地方財務実務提要にあるように、この競艇
事業については、
特別会計収入という欄ではなくて、
収益事業収入という目で受けるという形のガイドラインがありますので、気持ちとしては、
委員御指摘のように、ここから上がった
収益をしっかりと
県民サービスの向上に使っていきたい気持ちですけれども、
会計上の処理としては、このような諸
収入の欄で受けさせていただいているということです。
◆
大野和三郎 委員 谷口財政課長に尋ねるけれど、380億円の
予算、
平成29年度は360億円ですか。結局、
収益の
見通しが70万円、それで
県民の福祉の向上に資すると言えますか。費用対効果、いわゆる投資効果です。
◎
谷口 財政課長 この
収益事業会計からできるだけ多くの
収益を生み出すことによって、
委員が再三御指摘いただいている
県民の皆さんの福祉の向上に充てていく必要があると思っています。
先ほどおっしゃったベースの額で言うと、そこにはなかなか難しい面がありますので、今後とも
繰り出しについて配慮して、しっかりやっていく必要があると考えております。
◆
大野和三郎 委員 だから、
部長、先ほどの続きになるのですが、現場での
売り上げが15%というのならば、
簿価掛ける0.15の
施設で、それを今きょう直ちにというわけではないけれど、抜本的に危機感を持って、どうあるべきかを速やかに
議論するべきでしょう。今ある
施設なので、減価償却も残っているのでというが、仮に40億円の残債があったとしても、
簿価は90億円で、単純に相殺すれば50億円。これもいつも申し上げているとおり、びわ湖ホールしかり、琵琶湖博物館しかり、全く基金がないでしょう。
財政は全体を視野に入れて、そういうところも考えていかないと。だから、今ここで具体をということではないけれど、危機感を持って、直接の担当は東管理監のところになるかもわからないけれど、過日の一般質問で聖域を設けることなく
本県が抱える
財政的な課題については、全て諮問したと知事が答弁をされているでしょう。その辺もしっかり踏まえて、危機感を持って。その辺の姿勢ですよ、
部長。
◎
村上 総務部長 ありがとうございます。先ほど
事業課長が申し上げたとおり、まず、今ある資産を最大限
有効活用すべく場間場外の発売日数をふやしたり、
歳出の効率化に努めたり、まず、目の前の努力をしているところです。あるいは、
地方公営企業法も適用しまして、
企業会計制度に移行して、これまで以上に経営を
評価、分析して改善に努めているということです。
おかげさまで、今、毎年の繰出金もここ数年少しずつ回復してきていることで、ありがたい
状況ではございますが、
委員御指摘のとおり、今後、少子高齢化がさらに進んでいき、また、
施設も老朽化していくこともありますので、今を当たり前に思ったらいけないことについては、私も本当にそのように受けとめております。
今まで以上の自己検証を行って、現在の形が最善であるとは考えずに、今後のことについてあらゆる事態に対応できるような検討を内部的に進めていきたいと存じます。
◆
大野和三郎 委員 最後に東管理監、そういうことなので、くれぐれも知事の答弁が言葉だけで終わらないように。
閉会宣告 11時58分
県政記者傍聴:
京都
一般傍聴 :なし...