ツイート シェア
  1. 長野県議会 2018-10-15
    平成30年 9月定例会危機管理建設委員会−10月15日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    平成30年 9月定例会危機管理建設委員会−10月15日-01号平成30年 9月定例会危機管理建設委員会 危機管理建設委員会会議録(その3) ●招集年月日時刻及び場所   平成30年10月15日(月)午前10時30分、議事堂第5委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名   委  員  長        小 池   清   副 委 員 長        今 井 愛 郎   委     員        服 部 宏 昭      同           佐々木 祥 二      同           堀 内 孝 人      同           金 沢 敦 志      同           藤 岡 義 英      同           諏 訪 光 昭      同           高 橋   宏 ●欠席した委員の氏名    な し ●説明のため出席した者の氏名  (建設部)
       建設部長                長谷川 朋 弘    建設技監                臼 田   敦    リニア整備推進局長           水 間 武 樹    参事兼道路建設課長           下 里   巖    建設政策課長              松 澤 繁 明    道路管理課長              中 田 英 郎    河川課長                蓬 田   陽    砂防課長                田 下 昌 志    都市・まちづくり課長          猿 田 吉 秀    建築住宅課長              小 林 弘 幸    施設課長                荒 城 功 次    技術管理室長              藤 本   済    公営住宅室長              須 藤 俊 一    全国都市緑化信州フェア推進室長     矢 花 久 則    リニア整備推進局次長(用地・調整担当) 池 上 安 雄  (危機管理部)    危機管理監兼危機管理部長        池 田 秀 幸    消防課長                吉 原 英 樹    危機管理防災課長            高見沢   靖 ●付託事件   10月11日に同じ ●会議に付した事件   前半(建設部関係)10月11日に同じ   後半(危機管理関係付託事件のうち14、24及び危機管理部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前10時27分 ●小池委員長 開会を宣した。  ▲日程宣告    前半 建設部関係の審査    後半 危機管理部関係の審査  ▲欠席報告    本日、直江リニア整備推進局次長地域振興担当)は、公務出張のため、欠席する旨の届け出があったので報告した。  ▲議題宣告(建設部関係)    付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、委員の質疑等発言を許可した。 ◆金沢敦志 委員 おはようございます。どうも新人議員の金沢です。よろしくお願いします。  今回、委員会での質問ということなのですけれども、私は新人議員ですし、細かいところを根掘り葉掘り聞いてもどうかなというところもございますので・・・  (「いいんだよ、遠慮しなくて」と声あり)  大きな話をします。たまたま、今回の委員会で私の選挙区である長野市とその周辺の議員の先生方と一緒の委員会だということで、そこと連結するような大きなプロジェクトについて、私が、今、講演会とか県民の皆さんから求められている意識をここでお話しまして、皆さんとその意見の方向や認識が同じかどうかということを聞いていただきたいという場にしたいと思います。  たまたま高橋先生が私の地域の南側にいらっしゃって、犀川を挟んで反対側で、服部先生が北側にいらっしゃって、川を挟んで堀内先生がいらっしゃるということで、川と道路、つながっている部分について少しお聞きしたいことがあります。  長野市は、歴史の状況からすると裾花川と浅川の氾濫原で南北が弱い、東西は比較的道路の通りはいいのですけれども、南北は弱いという欠点があって、そのためにかなり南北の工事を現在していただいていると。若槻高田線を今やっておりますけれども、遺跡が出てきてしまって、それがやっぱり南北であります。その延長上、五分一から上高田までがまだ延伸ができていないという状況があります。一応、起点となるのがMEGAドンキ前の交差点でありますけれども、ただ、ここは連結してしまうと、すごく混んでしまうという地元の皆さんの御意見があって非常に難しいところがあります。  また、南北の道路のもう一つの混雑を解消するために東バイパスを柳原から落合橋のほうに向かって今やっておりますけれども、そこも弱点となっている南北の道路であります。ただ、これは道路がつながっても、結局落合橋か、五輪大橋を直さないと完成しないわけです。落合橋はもう50年以上たって非常に脆弱であるということで、今、期成同盟会があってやっているわけですけれども、五輪大橋も入口のところが二車線なのですけれども、四車線の橋脚の最初のところだけでき上がっていて、まだその後、直すかどうか、続けるかどうかというところがまだはっきりしていないところがあります。これがないと、非常に混雑するというわけであります。  あと東西の道路の強化ということで檀田からの道路、北部幹線をずっと穂保のほうに向かって、今、古里小学校ぐらいまで来ていますけれども突き抜けて、18号に連結させて、さらに壮大な計画ですけれども、そこからさらに延伸して千曲大橋に連結していけば、おそらくは河東側、須坂、高山、中野、小布施の皆さんはこの道路を通って四車線で全部、北部幹線を通って長野大通りに出て長野駅に来られるというような道路になるというわけであります。  さらに南北が弱い部分として一時、先生方もおっしゃっていましたけれども、いわゆる長野大橋と丹波島大橋の間に橋がほしいというのが一度ありました。ちょうど距離的にいうと真ん中、日赤の付近なのですけれども、もし日赤大橋という名前をつけたりすると、今、日赤で実は新しく立て直すという計画があって、道路を挟んで反対側に来るという計画もあります。ですので、もし本気でやるのであれば、そこを日赤の横を貫通して、東口にずっと一直線になる道路でないとなかなか難しいかなということであります。  このように計画は壮大なのですけれども、ことしの災害での補正予算が50億円かかるとなると、これだけつくるともう1,000億円級で、現実的には非常に厳しいものがあるというのは理解しているのですけれども、ただ、この中で地元の議員からすると、老朽化した落合橋については本当に安全性の問題が今、取りざたされています。50年たって振動がものすごくて、おそらく金属疲労を内部で起こしている可能性があるかもしれないのですけれども、もちろん検査されていると思うのですが、これは建てかえか、もしくは架けかえか、五輪大橋を四車線化するかしないと、東バイパスをつくっても、仏つくって魂入れずという状態になってしまいますので、地元の皆さんはとお話してやっていただくというのはお願いしたいと思います。  とうとうと話しましたけれども、長野市善光寺平とその近辺、さらに須坂のほうではモールが来るというような話で、そうすると大渋滞になりますから、そうすると若穂のほうでスマートインターチェンジがほしいというような話とか、さらには小布施のほうに連結して、橋を渡らないと大渋滞するのではないかと、いろいろ説がありますけれども、とりあえず、防災の観点から一番安全な部分において優先順位を決めていただければなと思います。  こんな認識なのですけれども、間違っているかなと思うところがあれば、部長とかにお話しいただければと思うのですけれども、どうですかね。 ◎長谷川朋弘 建設部長 すみません、幾つかありましたけれども、その中で特に東バイパスと落合橋のところですね、そこについて私からお話をしたいと思います。  まず、東バイパスについては、今、国で考えているのは、当面二車線で開通をさせようと考えていると聞いていますので、あそこも四車線計画ですけれども、一気に四車線ではないですし、あるいは交差点は立体交差ということになっているみたいですけれども、そこも平面ということで、まずは二車線でつなげてみようということで進めていると聞いていまして、そうしますと五輪大橋と、それから長野東バイパスへ直轄でやっている、間にも県道がありますから、そこも県が四車線化の事業化をさせていただいていますけれども、そこを今、既に二車線あって、一応、二車線のネットワークでつながるわけで、あとは、ちょうど長野東バイパス五輪大橋の間の県のところは四車線化をやっていますけれども、交差点のところで一部、右折レーンがないところがあるので、そこだけ右折レーンを例えば先行してその四車線化の事業の中でやるとか、そういった工夫をすることによって、当面、二車線で一回、できた段階で、その周辺に与える交通の影響というのを見てみようと。今の現18号からの転換もそれなりに、交通量が長野東バイパスというか、五輪大橋のほうに転換もするでしょうし、そういったような状況を見ながら考えていきたいと思っています。  あとは、落合橋ですけれども、こちらは確かに老朽化して、点検の結果は判定が幾つだったかというのは直ちにわからないのですが。老朽化というのは認識していまして、長野市からも架けかえをお願いされているので、一応、検討はしていきたいと思っているところであります。  あとは、落合橋の架けかえについて言いますと、事業費が、全部架けかえるとなるとお金がかかるということと、あと河川管理者との調整ですとか、あるいは堤防道路との接続方法ですね。今、千曲川河川事務所と調整をしているところで、そこら辺が今課題になっていると。千曲川の左岸側で、今は平面交差になっていますけれども、あそこを立体にできないかみたいな話を言われているので、そうなると、またお金がかかってしまうとかいろいろあって、そんなところの調整をやっているところであります。いずれにしても、引き続き検討はしていきたいと思っています。 ◆金沢敦志 委員 部長みずから、ありがとうございます。どうしても安全性の問題からすると、優先順位を決めていかざるを得ないのかなと思いますけれども、予算がものすごくかかるので、我々も非常に難しいというのは認識しておりますけれども、また御尽力いただければと思います。  それと2点目なのですけれども、防災の件でお聞きをしたいんですけれども。これも私、実は昔、防衛大臣の公設秘書官をしておりまして、当時、2011年の東日本大震災の救援に入った記憶があるのですけれども。陸前高田と気仙沼に入ったのですけれども、ものすごい自然災害の恐ろしさを身にしみて感じたわけであります。  陸前高田、浜に近いところは4階建てのアパートの上が抜けていると、これはもう助からないなという状況で、市の庁舎も完全に被災して、多くの方が亡くなっていて、避難した庁舎にお見舞いに行ったのですけれども、もう半分ぐらい、皆さん少し精神的にやられているのではないかなというぐらいの状況で、本当に庁舎の機関がまひしているという状態でありました。  その分、長野は津波がないからいいねというわけではなくて、長野もやはり歴史的に見て、善光寺平あたりはかなり大きな災害、善光寺大地震があったわけですけれども、1847年ですか、当時の記録だとマグニチュード7.3、4という大災害で、岩倉山が土砂崩れを起こして、犀川がせきとめられて、自然ダムができて、その後、大水害があったと。要は直接津波が来なくても地震災害とか、それにかかわる地すべりや自然ダムができて、それで崩壊して大災害になるというケースはあると思いますので、さらに、私がここでまたそういうことを言うと、あいつはまた変なことを言い始めるという話になると思うのですけれども、もう既にダムがありますよね。犀川には小田切ダムがありまして、笹平ダムがありますし、裾花には裾花ダム、奥裾花と、だから本当に大災害があったときに、そういったダムの水がどういう形でくるのかが心配であります。でも、お金をかけて大工事するのはもう予算的には無理な話ですし、やはりソフト的に、震災があったら避難するということをやらないと、物理的には無理なのだろうなと思いますけれども、それで危機管理するしかないのだろうなと思っています。  そういったのは、現実的には多分、各市町村がリードするのでしょうけれども、やはり県としても広域でそういった情報を、お互い市町村間をつなげてやるとか、そういったのは、ここで建設部にお聞きするのは何なのですけれども、どう思われているのか、どう支援していくのかというのは少しお聞きしたいなと思います。 ◎蓬田陽 河川課長 ただいま大水害にかかわるダムのお話が出ましたので、そこの関係と、今のソフト対策についてお話を差し上げたいと思います。  今回、西日本の豪雨でダムの操作ということが注目を浴びました。ダムも水害で水をためるのですが、当然、容量には限界があって、容量がいっぱいになりそうになると防災時の緊急操作ということで、流れ込む水をそのまま出すような形でやることがあります。そうすると、やはり西日本もそうでしたが、河川が氾濫する。要は、ダムでため込む水がなくなってしまっているということなので、流れてくる水をそのまま出すしかなくなるという、そういう操作になっています。  おっしゃるように、そういう雨が、想定を超えるような雨が降ったときにはダムでの洪水調節というのはできなくなりますので、次は避難という形でソフト対策になるんだろうと。現在、そういう大きな被害というか、洪水が全国で起こっていますので、大分、国土交通省を中心にソフト対策に力を入れています。  まず1点はL2というのですけれども、想定される大きな洪水に対する浸水がどこまで行くのか、また家が流される範囲がどのくらいなのか、そういうようなものを書いた浸水想定区域図の見直しをしております。それを元に、市町村が大きな災害のときのハザードマップをつくる。またそれとともにタイムラインということで、それに対してどういう時間でどういうことをやっていくかということをつくっていると、今、そういうことを一生懸命進めています。ですので、そういうソフト対策の充実は道半ばですけれども、今、全国規模でやっているという認識で私たちも一緒にいます。  それともう一つ、県としてもやっているのは、大きな川はそういうことができるのですけれども、小さな川の水位がどう上がるのかがよくわからないので、危機管理型の水位計ということで、小さい川にも水位がわかるようなシステムにして、その情報を流すと。例えば、あと1mで水があふれそうだといえば、その情報を流すと。そういう形でソフト対策を充実していると考えております。以上です。 ◆金沢敦志 委員 県の管轄のダムもありますので、また、本当に大きな地震があったらもうこれは本当に対処しようがないのだと思うのですけれども、やはり緊急速報みたいなものを出して、今、本当にお一人暮らしの高齢者の御自宅というのが多いのですね。だから一刻も早くそういった緊急速報を出して、ここら辺は水がないからいいだろう、津波なんかないだろうと思われますけれども、やはりダムの決壊というのは、まさかとは思いますけれども、ある可能性はゼロではないので、実際に善光寺大地震では自然ダムが崩壊して、松代藩の古文書によると約20メートルのダム津波により小市あたりで水をかぶったという記録が残っておりますので、それを考えると、確率的にはそういう被害がゼロではないので、やはり早めの、ソフト的に緊急速報を出していただくとか、管轄が県とするのであれば、そこら辺のリスクは回避していただきたいなと思います。以上であります。 ◆今井愛郎 委員 では、すみません。副委員長でもありますので、分をわきまえて質問を少しさせていただきたいと思いますが、資料に限ったところでさせていただきたいと思いますが、お願いいたします。  まず資料6と、それから資料20のアルウィンについて。  まず陸上競技場ですが、こちらは国体も含めてこれからいろいろな可能性が施設を含めてあると思うのですね。それで施設の老朽化ということですから、当然変えていかないといけないと思うのですが、ある意味、次の国体のときにどうするのだということまで視野に入れていかないと二重投資、例えばこれを建て直すということになる可能性があると思うのですが、この辺についていかがお考えで、今回のいわゆる計器の交換に係る予算を計上されているのか。これはほかで使えるということであればそれは問題ないのですけれども、そこをお伺いしたいことが一つ。  それからアルウィンについてですが、ネーミングライツは結構なことだと思いますのでぜひ進めていただきたいと思う一方で、アルウィンという今まで名前が通っていたものを変えるとすれば、県の看板を変えたり、印刷物等も全部変えたりすることも含めるとすると、初期経費をどの程度見積もられているのか。もっといえば、5年後にまた変われば、この会社がもし例えば3年でやめてしまったら、そもそも赤字になってしまうのかということもあると思うので、やめてしまうというかできなくなってしまうことも民間企業であれば想定はできると思うのですが、この場合、どの程度初期投資ネーミングライツに係る費用がかかっているのかということを試算されているのか、この2点をお伺いしてよろしいですか。 ◎猿田吉秀 都市・まちづくり課長 2点、御質問をいただきました。まず1点目、資料6にございます陸上競技場の備品の交換でございますが、備品でございますので、仮にここが国体の競技場となって建てかえる等のことがあった場合でも、使用できるものでございます。  2点目、アルウィンネーミングライツの件でございます。ネーミングライツによりまして愛称名が変わる場合の看板等の更新の費用につきましては、これはネーミングライツパートナー側の負担ということになってございまして、パートナーのほうではおそらく試算していると思いますが、私どもとしてその経費を試算はしてございません。以上です。 ◆今井愛郎 委員 少し確認をさせてください。そうすると、例えばアルウィンに「サンプロ」とつけるわけでしたっけ、「サンプロアルウィン」と、サンプロと例えば入れるお金は全部、向こうが勝手にやるという、例えば道路標識とかでアルウィンと書いてあっても、そこを変えるのも全部向こう側がやるわけですか。 ◎猿田吉秀 都市・まちづくり課長 もちろん、その管理者がございますので、管理者と協議の上で、費用の負担についてはパートナー側が負担するということになります。 ◆今井愛郎 委員 そうすると球場はそういうことだと思うのですけれども、道路とかにも当然アルウィンとかがありますよね。この先、アルウィン何キロとか、多分あると思うのですけれども、私も多分あったような気がする。気がするという言い方で申しわけないのですけれども、アルウィン直進とかそこらじゅうに記載がある。これも全て向こう側が見るのか、こういうものは例えば県が道路管理者としてやるべきものなのかという概念はどういうふうになりますか。 ◎猿田吉秀 都市・まちづくり課長 道路標識に出ている名称変更を含めて、パートナー側の負担になります。 ◆今井愛郎 委員 ありがとうございました。ではそのまま県が、言い方は悪いけれども、もうかるというふうにさせていただけるとすれば、非常にありがたいことなので、長く続けていただけるようにぜひお願いしたいと思います。  続いて資料9の道路工事中の、いわゆる橋脚のところを少し確認させていただきたいと思います。これはもうさんざん先輩委員からも質問ありましたが、2点、確認させてください。一つは工法をいろいろ検討した結果としてこの工法を選んだ。ですから、これは当然、これは県に責任があるという考えで今回の損害賠償が発生する形だと思うのですけれども、そもそも、私は保険屋なのですけれども、例えばこの工事をやるときには保険って入ると思うのですよね。工事請負保険というのに入っていて、例えば保険で賠償してもらうというような制度というのはないでしょうか。そもそも工法に問題がないという工事だったわけだから、いわゆる工事の工事請負保険に間違いなく入っていると思うのですけれども、入っておれば、本来、県に責任があるといえるほどのものでもないし、話を聞けば、想定外の割れ目の多い岩盤の露出などによる変形が原因という説明だったとすれば、これは一般災害にあたり、保険の対応ではないかなと思う部分もあるのですが、この辺についてはどういう考え方のもとで行われているか、伺ってよろしいですか。 ◎下里巖 参事兼道路建設課長 今回の大きな変状につきましては、御説明させていただいたとおりでございますが、基本的にはその都度、工法検討とか現場でも対応したものが結果として大きく変状したというもので故意、または過失、予見可能性はないということでございます。  保険の関係については、私はよくわかりませんけれども、そういうことで、今回のはあくまでも費用負担ということで上げさせていただいてございます。県は保険には入ってございません。 ◆今井愛郎 委員 すみません、県がではなくて、本来、工事請負側工事請負保険に入るのですよね、工事請負保険に入って、要するに工事中に何かあった場合に当然、賠償する。当然ミスがないとか、いろいろな約款条件はあると思うのですけれども、今回、県にもある意味、責任はなかったわけですよね。ある意味というか、決して間違った工事方法を選択したわけでもないし、きちんとした工事方法の中で協議して、これでいいだろうと思ってやってみたら、結果的に支持層が足りない、なかったことによる、あるいはその都度、重複して少しミスが生じてしまった部分はあるのかもしれないけれども、だとすればそこの部分で、本来、協議する相手もある意味では保険会社かもしれない。向こうは、多分、私は入っていると思うのですけれども、もし何かあったときのためにはね。そうすると、本来業者ではなくて保険会社と協議して、いや、でもこれは何ら、県にも故意、過失がない事故で、損害賠償の負担割合で県にあるのかと言えば、これは自然災害の部分、住宅であれば、燃えてしまえばそれは払わされるわけですから、施主さんが払うのではなくて、例えば住宅を建てれば火災保険に入りますよね。この場合、工事中は建設業者がもし燃えてしまえば負担するわけですね。建設業者に故意、過失がなくてもそれを払わなければいけないわけです。そう考えれば、その辺って、多分、入っていて、その協議というのは普通あります。もっと言えば、向こうはその7%の分は保険で対応している可能性だってあると思うのですけれども、この辺はどういうお考えですか。 ◎下里巖 参事兼道路建設課長 業者の方がどういう試算をされるのか私ども承知はしていないのですけれども、今、聞いているところによると、保険は適用されないと聞いておるところでございます。 ◆今井愛郎 委員 わかりました。そこはあまり言ってもしようがないと思うのですけれども、ただ、こういったものについて県としてもやはり、工法の選定に間違いはなかった。業者も間違いがなかったとしたときに、ではそれをどうするのかと、特に大きな事業になれば、2億が大きいか少ないか私はわかりませんけれども、私の感覚でいえばやはり大きいかなというときに、そういう保険転嫁もやはり少し考えていただく、あるいは、入札にそれを入れること、そんなに2億かけるから2億の保険料がかかる話のものではないですから、そういうこともぜひ入札の中での検討、要するに自然災害になったときに、全部県が責任を持たなければいけないということになってしまえば、予期せぬ工法のときにどうなのだということをやはり県民からしてみれば、二重負担になってしまうということにしかならないので、保険転嫁するというのも一つの、これは瑕疵があるところではないので、そういったことはぜひ今後の中で検討していただきたいなと思いますので、要望しておきたいと思います。  それから、すみません、トンネル工事、資料11とか資料12で、工期が延長になることは、この前も質問して、工事単価が変わる等々の理由もあるのでということがあるのでわかるのですが、その場合、前も申し上げたのですけれども、トンネルというのは結構、長期期間になるからしようがないといえばしょうがないと思うのですけれども、前回の6月定例会のときもこんなような料金改定の議案があったような記憶をしているのですけれども。  やはりトンネル工事だと、長期になってしまうのでほぼ見積額どおりではいかないものなのですかね。例えばしばしば1割程度上がるものなのか、それとも、ごくこれがまれなものなのか、この辺の考え方について、何かデータとかおありですかね。 ◎下里巖 参事兼道路建設課長 特にそういうデータはございませんが、今回の例えば和村トンネルの場合ですと、両方の坑口と、あと真ん中に1本のボーリング、それとあと弾性波探査等で地山を判断してございます。  ただ、どうしても掘っていきますといろいろな複雑な層が重なりあったりしている部分がございますので、そういうようなものにつきましては、掘っていく段階で受注者、発注者、あと設計コンサルタント及び地質コンサルタントで構成される地山等級判定委員会というものが設置されておりまして、それにおきまして判断して変更しているものでございます。 ◆今井愛郎 委員 トンネルについては、掘ってみないとわからないというところは確かにあるのでという部分はわかるのですが、やはりそこの精度を上げていくことも今後の課題として、統計をとっていないからわからないということですので、多分、かなりの確率で、私の聞いた話によると、トンネルは当初の価格より、やってみると工事価格が多かったというケースが多くて、そのまま終わるというケースはあまりないように聞いております。事実かどうかはわかりませんが。ですから、それをやはり精度を上げるのも施主側としての責任だと思うのですね。やはり民間であれば、価格が上がったら、それはあなたたちが積算した部分もあるんだからという部分もあるだろうし、当然、人件費が上がる部分というのはしようがないかもしれないけれども、工事のいわゆる確度をぜひ上げていただくよう、これも要望をしておきたいと思います。  続いて資料16の道路維持補修工事における複数年継続委託、これはこれで非常にいいことだと思うのですが、この中で、結局、複数年契約する中で、料金は当然改定されると思うのですが、例えば先ほどのトンネルの人件費の上昇のように。こういう道路管理というのは多分、道路脇の芝刈りはシルバーセンターに委託するとかということもあったりする中で、多分、業者もいろいろな形でやると思うのですけれども。  そういう人件費の値上がりや、あるいは来年であれば、消費税が、きょう上げるようなことを言っていたと思うのですけれども、上がるということを考える。あるいは燃料代の高騰とかという、複数年契約にするといろいろな外的要因が入ってくると思うのです。こういったことに対して、あくまでも複数年契約してくれる地元の業者が負担になってはいけないと思いますが、この辺に対する対処策というのも、この複数年契約を入れるに当たって、どのようにされていますか。 ◎中田英郎 道路管理課長 複数年契約におけるそれぞれの価格変動という形で説明させていただきますが、資料16の4番の複数年契約の委託契約方式のポツの2つ目に、複数年継続業務の期間は3年とし、年度ごとに特定者と随意契約を行うということで、3年間契約するというような形で初年度に、想定の業務に対して幾らかかるかという入札は行うわけでございますけれども、それぞれ年度ごとに単価が変わりますので、1年ごとにその特定者と随意契約をするということで、大幅な単価の変動に対しては、各年度できちんと契約を結んでやっていきますので、細かい点には対応できるかなと思っているところでございます。 ◆今井愛郎 委員 そういうことであれば、例えば受けた年は安くて、次の年に上がりましたということになれば、結局、随意契約ですから、3年間は契約する権利があるということになってしまってもいけないと思いますし、そうすると1回目の契約は一番大事になるということになろうかなと思いますので、平成31年1月から、最低でも建設事務所で1カ所ずつということでやられるわけですから、ことしの契約というものが一番、これから3年間の費用の支出の分岐点というか、一番大事なベースになると思われますので、しっかりやっていただきたいと思います。  最後に一つ、金抜設計書の件でお伺いしたいのですが、いろいろ御説明いただきまして、そういうことであったことはしようがないと思うのですが、お話を聞いたところによると、過去にさかのぼって10年分を全部調べるみたいな話を聞いているのですが、例えばそんなことをしても、私の考えで申しわけないのですが、いまさら行った事業を戻せるわけではないし、少し聞いたら5万件ぐらいあると聞いているわけですけれども、これを職員にやらせることに本当に価値があるのか、むしろ、これからの改善策として、そういうことが起こらない対策をしっかり練るべきだと。過去のことはしようがない、過去を調べて、例えば仮に10件でてきましたと調べたところで、私はあまり価値がないと思うのですね、事業としても建設的ではない。職員がそれを調べて、職員の仕事としてやる分にはかまわないのですけれども、特に人をふやすことは多分できないと思うのですよね。そうすると、負担が結局かかるし、働き方改革にもつながらないと私は思うのですが。それであれば、それは過去のものをそんなに無理して調べるのではなく、これはこれでもう終わったこととして、次に向かった、姿勢に向かったほうが私はいいと思うのですが、この辺については、誰に聞いたらいいかよくわからないのですけれども、建設部としてはどう考えられていますか。   (「技術管理室長だろう、上手に答えるよう」と服部委員から発言あり) ◎藤本済 技術管理室長 金抜設計書で金額情報が見える状態になっていたという件につきまして、まず現在発表している内容につきましては、平成30年度の予算で発注した案件について全て調べ、要は、現在履行しているものということで、契約上の観点等から調べさせていただいております。結果としては、もう御報告をさせていただいたとおりです。  過去の案件につきましては、今回発表させていただいた8件についてはやはり特定されている部分、一定程度種類も特定されている形がありますので、やはりある程度、過去の状況を見ていかないと実態がつかみにくいということもありますので、いずれにしても、私どもの作業は過去にさかのぼって進めているところではあります。ただ、いずれにしてもそれは建設部としてそういった案件が発生しているということもありますので、ある程度、全貌を見ていかないと、やはり原因ですとか今後の対策も見つけづらいと思われますので、それは進めなければいけないとは考えていますが。  御質問の中で10年というお話がありましたけれども、このデータについては、一定の保存期間がありまして、インターネット上で確認できるようになっているのは、例えば建設工事の入札情報システムでは平成25年の4月が一番古いもので、それから今回の案件に該当してしまったその他委託の関係は、平成27年4月までのデータということになります。それから、少し幅広く捉えた場合の製造の請負、物件については平成24年7月ということで一定程度の限度がありますので、限度としてはそこまでだと考えています。  いずれにしても、案件数が非常に多いのは事実で、あまり細かくやって調べるということは職員に対して大きな負担になりますので、そのあたりはやり方も含めて、慎重に検討しながら進めていきたいとは考えております。 ◆今井愛郎 委員 最終的にもう原因はわかっているわけですよね。そのやり方がエクセルでつくったものでしか起こらないということで原因がわかっていて、そういう作業をした担当職員がやったときは見えているとか、いろいろあるのでしょうし、その中での、何かあまりそんなに過去の精度を求めても私はあまり意味がない、むしろ、この制度をとにかく、今後はこうならないようにすることに努力をしていただくこと、仮に出てきたところで、工事をやり直すとかそういう話でもないでしょうし、お金を返せというものでもないでしょうから、そこはやはり前向きな話で、全件を調べて不正というか、不備があったことについては詫びなければいけないと思いますけれども、ぜひ、そこに職員のマンパワーを割くよりは、おこらないほうにマンパワーを割いていただくようお願い申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。 ○小池清 委員長 以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に第1号「平成30年度長野県一般会計補正予算(第3号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中の歳出、第9款土木費、第12款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費の一部、第3項県単土木施設災害復旧費、第3条「第3表 債務負担行為の補正」中の一部について採決をいたします。
     本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第5号「長野県建築基準条例及び長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案」について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第8号「道路上の事故に係る損害賠償について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第9号「ロータリ除雪車の購入について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第10号「除雪ドーザの購入について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第11号「凍結防止剤散布車の購入について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第12号「凍結防止剤散布車の購入について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第13号「道路改築工事中の事故に係る損害費用の負担について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第14号「主要地方道坂城インター線道路改築工事(中之条跨線橋)委託契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第15号「主要地方道松川インター大鹿線道路改築工事(渡場から滝沢)変更委託契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第16号「一般県道上松南木曽線道路改築工事(和村トンネル)変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第17号「都市計画道路高田若槻線街路工事(桐原から吉田1工区)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第18号「都市計画道路高田若槻線街路工事(桐原から吉田2工区)請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、陳情の審査を行います。当委員会に付託されております建設部関係の陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料をごらん願います。建設部関係の陳情は継続分11件、新規分13件であります。  なお審査に際し、あらかじめ委員各位にお願い申し上げます。継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由を一緒に述べていただくようお願いいたします。また、願意が複数ある陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として陳情者に通知することについて、その都度、委員長案をお諮りしたいと思いますので御了承願います。  それでは、審査手順についてあらかじめお諮りいたします。最初に継続の陳情11件、続いて新規の陳情13件について、順次審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続分の陳情の審査を行います。継続分の審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものにつきましては一括して審査を行い、状況に変化のあるものにつきましては、取り出して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは継続審査となっております陳情11件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎松澤繁明 建設政策課長 状況に変化はございません。 ○小池清 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情11件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第18号、陳第58号、陳第60号、陳第74号、陳第154号、陳第265号、陳第335号、陳第343号、陳第405号、陳第635号及び陳第636号につきましては、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査とすることに決定いたしました。  続いて新規の陳情の審査を行います。まず陳第642号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」・「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位からさまざまな御発言がありましたので、この取り扱いについて、順次挙手により決することにいたします。  最初に本件について、継続・・・・  〔「意見は述べさせていただきたい、後でいいですが」〕と発言あり。  後でやります。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは、本件について継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。継続とすることに賛成の委員の挙手を求めます。     〔挙手少数〕  挙手、少数であります。よって、陳第642号については継続審査としないことに決定いたしました。  それでは本件について採決いたします。討論はありますか。     〔「なし」・「あります」と呼ぶ者あり〕 ◆諏訪光昭 委員 この後、幾つか関連する陳情があるものですから、総括してというような形で委員長、お許しいただいてよろしいでしょうか。 ○小池清 委員長 結構でございます。 ◆諏訪光昭 委員 私たち今回、特に現地調査ということで、委員長御出身の下伊那を中心に現状を把握させていただきました。ほんの一部に過ぎないというふうには思いますけれども、しかし大きなプロジェクトが進行している中で、長野県の均衡ある発展のためにすごい勢いで事業が着実に推進し、そしてまた地域の皆さんの安全・安心、そしてまた利便性確保に向けて御努力いただいている姿を確認させていただきました。  今回の陳情もおそらくそのような大きなプロジェクトに伴う、県民の皆さんの不安を解消するべく非常に力強い、また強い思いのある陳情だなということは十分認識させていただいております。特に陳第642号、陳第650号、陳第679号、陳第682号、陳第683号と、この項目の中で17本の要望が出ていると確認できました。しかし、そのうちのそれぞれの陳情の項目の中に、どうしても事業化に向けて非常に厳しい状況が懸念される部分が幾つかございました。これらを、厳密にはそれぞれの今言った5本の中の1項目ずつです。したがって、5本のほかに12本についてはもう全く事業も着実に進められておりますし、その大きなプロジェクトに向けて着実に事業が推進されていると書面上からは確認できます。それに加えて、我々も現地を確認して、その事業が着実に推進されているのだなということは確認できておりますので、全く、そのところについては異論がございません。  しかし、今言った5本の陳情のそれぞれの中に、今の状況の中ではなかなか事業に向けての推進は難しいのではないかなと、こういうことが見聞されます。仄聞されます。したがって、今ここで全体を採択するということは非常に無理があるのではないかと、議会の判断としての無理があるのではないかなと、そんなことから継続を求めたわけでございます。  例えば、陳第679号、いわゆる県道上飯田線改良の早期着工を求めていることについてということで、そのうちの一つ、阿島橋の整備についてということがうたわれております。しかし、次の陳第680号で、この代替措置として、新万年橋を完成させていくことを最優先にしていこうということが、この陳第680号については異論がございませんので私も採択するに賛成するつもりでおりますけれども、そのような状況を勘案すると、陳第679号を採択するということは非常に厳しい状況にあるのではないかと、ましてや、それぞれの項目が同じ陳情者から出されているということは少し整合性にも欠けるのではないかなと、こんな判断をさせていただいたわけでございます。  したがって、今後採決される陳第650号、陳第679号、陳第682号、陳第683号についても同様な見解がございますので、継続を求めていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。以上です。 ○小池清 委員長 ほかにございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で討論を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、討論を終局いたします。  これより陳第642号について、挙手により採決をいたします。念のため申し上げます。挙手されない方は不採択とみなします。  それでは、陳第642号を採択すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。     〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第642号については採択と決することにいたしました。  次に陳第649号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしますか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等はありますか。
        〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がありました。お諮りいたします。  陳第649号については採択するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第650号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしますか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「継続」・「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位からさまざまな御発言がありましたので、この取り扱いについて、順次、挙手により決することといたします。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは、本件について継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。     〔挙手少数〕  挙手少数であります。よって、陳第650号については継続審査としないことに決定いたしました。  それでは、本件について採決いたします。討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  発言がありませんので、討論を終局いたします。  これより陳第650号について、挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手されない方は不採択とみなします。  それでは、陳第650号を採択すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第650号につきましては採択と決定いたしました。  次に陳第651号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑がありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第651号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第667号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第667号については採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第679号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」・「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位からさまざまな御発言がありましたので、この取り扱いについて順次挙手により決定をいたします。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは、本件について継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手少数〕  挙手少数であります。よって、陳第679号については、継続審査としないことに決定いたしました。  それでは本件について採決いたします。討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  発言がありませんので、討論を終局いたします。  これより陳第679号について、挙手により採決いたします。  念のため申し上げます。挙手されない方は不採択とみなします。  それでは、陳第679号を採択すべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第679号については採択と決定いたしました。  次に陳第680号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。     〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。それでは陳第680号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第681号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第681号については採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定をいたしました。  次に陳第682号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について、質疑等ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」・「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位からさまざまな御発言がありましたので、この取り扱いについて順次挙手により決することといたします。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは本件について、継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手少数〕  挙手少数であります。よって、陳第682号については継続しないことと決定いたしました。
     それでは、本件について採決いたします。討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  発言がございませんので、討論を終局いたします。  これより陳第682号について、挙手により採決をいたします。念のため申し上げます。挙手されない方は不採択とみなします。  それでは陳第682号を採決すべきものと決するに、賛成の委員の挙手を求めます。     〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第682号については採択と決定いたしました。  次に陳第683号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしますか。     〔「採択」・「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま委員各位からさまざまな御発言がありましたので、この取り扱いについて順次挙手により決することといたします。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは本件について、継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手少数〕  挙手少数であります。よって、陳第683号については継続審査としないことに決定いたしました。  それでは、本件について採決いたします。討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  発言がありませんので、討論を終局いたします。  これより陳第683号について挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手されない方は不採択とみなします。  それでは、陳第683号を採択すべきものと決するに、賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第683号については、採択と決定いたしました。  次に陳第684号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第684号については、採択と決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第686号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょう。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「継続」と呼ぶ者あり〕  ただいま継続との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第686号については、継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定いたしました。  次に陳第687号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょう。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。  お諮りいたします。それでは陳第687号については採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  以上で陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、建設部関係の審査を終局いたします。  午後1時30分まで休憩いたします。御苦労さまでした。 ●休憩時刻 11時28分 ●再開時刻 1時29分(休憩後) ○小池清 委員長 再開を宣した。  ▲ 日程宣告     危機管理部関係の審査  ▲ 委員の紹介    8月20日付けをもって金沢議員が本委員会の委員に選任されたので、紹介した。  ▲ 危機管理部関係付託事件の報告     請願1件、陳情1件  ▲ 議題宣告(危機管理部関係)  危機管理部関係付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して理事者の説明を求めた。 ◎池田秀幸 危機管理監兼危機管理部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。 ○小池清 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎吉原英樹 消防課長 別添資料1「消防防災航空体制の再構築」により説明した。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 別添資料2「平成30年7月豪雨災害に係る長野県の支援について」により説明した。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 別添資料3「御嶽山黒沢口登山道(木曽町)の規制緩和について」により説明した。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 別添資料4「平成30年度長野県地震総合防災訓練の実施結果(概要)について」により説明した。 ○小池清 委員長 委員の質疑等発言を許可した。 ◆服部宏昭 委員 それでは御苦労さまでございます。7月豪雨災害があって、王滝村の県道で土砂流出等による通行止め等がありましたが、ああいうとき危機管理部は待機して、そしていろいろな対応に備えるのでしょうか。あるいは台風が長野県の真ん中を通ったとか、また台風25号は日本海のほうへ行ったけれども、どういう進路をとるのかわからないようなことがあって、県民の皆さんもどっちに来るのだと、りんごが落ちはしないかとか、災害が出やしないかとみんな心配しておりましたよね。ああいうときは、危機管理監である部長さんを中心にして、どういう体制をまずとるのですか。そして何かあれば市町村へ連絡をとるようにしてほしい、気象庁との関係もあるのだろうし、よく避難所を開設したとかありますよね。したけれども全然避難してなかったというのもあるけれども、災害に備えた体制についてもう少し詳しく話をしてください。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 災害に備えての危機管理部としての対応ということの御質問でございます。  台風など気象状況のものにつきましては、地震と違いまして、あらかじめその情報の把握、こういったものができるということが、一定ですけれどもできることになってきます。ですので、気象台でまず説明会などが開催させる場合がございますので、その場面には職員も参加して、今後の気象の状況をまず把握をいたします。その上で、庁内での連絡会議も開催しておりまして、各部局の防災担当者、それから地域振興局とも通信で結びまして、そこに気象台も来ていただいて、その気象状況の今後の予定などを説明する会議を開催いたします。その上で各部局として備えていることも共有する中で、台風等来る前に供えているということをまず行っております。  その上で実際、警報ですとかが出てきますと、危機管理部としては通常の当直体制に加えて、班体制ということで職員を何人か出勤させまして、夜間・休日も含めて備えているという状況になります。その後、実際の被害の出てくる状況がありますと、さらに職員体制ですとか危機管理監にも職場に来てもらうという、そういったことも踏まえて対応しているということになります。  あと避難の状況につきましても、市町村が避難指示や勧告を出すということになりますが、そういう状況も常に把握いたしまして、その避難されている方の数などを把握する中で、必要な対応を検討していくということで行っております。簡単ですが、以上です。 ◆服部宏昭 委員 今の課長さんからお話のは、気象庁へ出向くのですか。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 はい、会議があります。 ◆服部宏昭 委員 会議があるのは長野の気象庁ですか。そこへまず行って、そこから始まるのですな。  市町村では市町村独自で判断して、待機していただくとか、待機場を設置するとか、いろいろあると思いますが、その際に、県の危機管理の体制を見ている関係において、災害の状況がもう少し厳しくなる場合にもっと退避所を設置してやったほうがいいだろうとか様々な状況において、いろいろ指導・助言をやっているのですか。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 市町村の避難の際の支援といいますか、そういったことかと思います。まず土砂災害警戒情報が出る際には、建設部とも連携する中で、市町村に対してこの後どういう情報が出ますということをあらかじめお知らせするようなことはしています。そういった状況とか、今後の雨の降り方などを各市町村で判断して、その避難指示を出すかどうかというところが出てくるかと思います。  その際に、市町村と気象台におけるホットラインもできていまして、市町村長と気象台の台長さんが直接連絡をとるということもできるようになっておりますし、場面によっては、そういったことも行われております。  県といたしましては、市町村の避難指示の状況なども把握する中で、どのような対応が必要かということは、その状況を踏まえて行うということになってくるかと思いますので、また地元とすれば地域振興局がございますので、そこも含めて避難の状況、実態を把握して対応していくことだと思っています。以上です。 ◆服部宏昭 委員 重要なことだと思うのですよね。広島とかいろいろなところで、待機も遅かったとか、出てみたら、もう何メートルも水がたまってしまってどうしようもなかったとかね。いろいろ報道で聞かされるたびに、我が長野県はそういうことがなかったけれども、そういうふうになったら大変だということでね。地域振興局は地域を把握していますから、しっかり連絡とってやってもらいたいと思います。  それから御嶽山についてなのですけれども、少し規制緩和をしてきているわけですよね。それで報道を見ておっても行列をつくって山へ登っていったりしたって、もう危ないのではないかと思ってしまうよね。シェルターを設置したり、いろいろやっているけれども、無理してまでやらなくても、何かあったら大変だなと思うよね。いや、それはもう相当な要望があったりするのでしょうし、また関係のいろいろ、名前は言えませんけれども、木曽地方のいろいろなことについてぜひ緩和してくれということはあるかもしれませんが、あの御嶽山の大変な噴火があっていろいろなことがありましたことを、この委員会でも何回も現地にも行きましたけれども、早急にあそこまでどんどん緩和してどういうものかと思いますよね。心配をしますけれども、その辺のことについてはどうなのですか。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 御嶽山の規制緩和についてでございます。規制緩和の一番の前提となっているのは、やはり火山の活動がどうかというところがあるかと思います。気象庁におきましても、火山の観測体制は、噴火以前に比べてさらに強化をしているということもございますし、情報の連絡体制も、地元との対応の中で組んできているところでございます。  まずそういった火山の活動状況がどうかということが前提にある中で、今回レベルが1へ下がったということから、地元で安全対策を進めて山頂まで登山客が登れるように整備をしてきているということでございます。その中で、やはり安全が第一でありますので、万が一の際に避難できる場所としてのシェルターの設置ですとか情報の連絡体制、こういったものを整備してきたということでございます。  今回は、8月8日までのことで、また元へ戻って規制しているわけでございますが、また来年度も雪どけ後、また開山がされた後のことについてまで、地元でも検討しているということでございますので、それに向けても県としても必要な支援はしていければと考えております。以上です。 ○小池清 委員長 ほかに御発言はありますか。 ◆高橋宏 委員 まず県の消防学校のことについて、少しお尋ねをしたいと思います。6月の議会でも山岳救助課についてお伺いしましたが、第1期生として非常に大勢が参加したということが新聞報道でありましたが、その状況と、今後の方向等について一つ。  それから学校そのものは、多分昭和32年ごろにつくったと言われているのですが、そういう学科をふやしながらやっていくのに十分余裕があるのかどうか。それから建物は30年たって、一般的には30年たてば老朽化というふうに言うのですよ。そのままやっていれば老朽化なのだろうけれども、対応していただいてそれをどうするのかなというのがあるので、その辺のところ。学科がふえていくこと、そしてどんな中身があるのか、そしてまた今年みたいに、きのこを取りに行ってみんなすべって死んでしまう、10何人も亡くなったという、そういうのはどちらになるのか。そのようなことを含めて、皆さん方のかかわり合いとかはどう指導しているのか、お聞きをしたいと思います。 ◎吉原英樹 消防課長 まず消防学校で、この6月に実施しました山岳救助科の内容でございますが、課程の概要につきましては、6月の定例会で説明したとおりであります。
     それで、今回6月に実施しました山岳救助科ですが、実際参加していただいた方、36名ですが、この皆さんは各消防本部のいわゆる指導的な立場におられる皆さんでありまして、この課程の終了後、各消防本部に戻って、それぞれの消防の中で知識等の共有を進めているということであります。  また、先ほど説明いたしましたが、9月1日から一部、救助活動の再開をしておりまして、先ほどお話があった、今回のきのこ取りによる遭難でどのくらい、この課程を経た人が参加しているか、概要は把握はしておりませんけれども、今後、見込まれます山岳救助といいますか、次の活動再開に向けてはこういった皆さんがそれぞれ核になって、各地方、本部のほうで段階的に活躍されていくと期待されるところであります。  次に消防学校の老朽化のお話が出ております。まず、校舎の広さでありますが、山岳救助科はいわゆるいろいろな課程の合間へぬって入っていくものですから、新しく山岳救助科が入ったからといって校舎が狭くなるとか、そういったことは今のところは生じておりません。  あと施設面の話であります。高橋委員からお話がありましたが、最初に昭和31年に消防学校が設置されまして、学校はその後、移転等があって、昭和60年4月に今の東福寺に移転しているということになります。ですから、建築以降、33年経過しているということでありまして、大分老朽化も見られているということであります。  この建物につきましては、いわゆる新耐震基準に適合しておりますので、耐震化工事の必要はいまのところないわけでありますが、いかんせん33年経過ということで、各所に老朽化が見られます。特に最近、女性の学生さんが大変入ってくるということで、やはり女性向けの設備も不十分なところも見受けられるということで、現在の情勢に若干対応し切れていない部分もあるかと思います。  ただ、この消防学校につきましては、今でも年間約5,000人の消防職員や団員に対する消防の教育を実施しているところでありまして、本県の消防防災体制を維持する中では必要かくべからざる施設であるということ。ですから、これまでも必要に応じて修繕等を行ってきたところでありますが、これだけの職員、団員が研修期間に十分に充足して、満足感を持ってカリキュラムを修了するということであると、やはりそれにふさわしい施設を充実させていく必要があるだろうということで、実は今年度から大規模な修繕に入っております。  今後も現在の施設を長期間運用する、これを前提としての話でありますが、今年度から大規模な修繕改修に入っておりまして、今年度は約3,000万円を予算化いたしまして空調設備の改修ですとか、女性用の室内トイレの整備、またアスファルトの敷設替え等々を実施しているところであります。また来年度、再来年度も今後を見据えた対応を検討していきたいというふうに考えているところであります。以上であります。 ◆高橋宏 委員 たまたまポンプ操法の大会に行くと外のトイレが少し少ないのですよ。何せ列をつくっていても間に合わないぐらいだから。外で我々は大会を一日中見ているわけですので、ちょっとトイレをふやしていただければありがたいかなと思いました。そして、耐震もいいということであれば安心してできるのかなと。  例えば、あと予想される学科というか、そういうのをふやすことは考えられるかね。よく科学捜査班みたいなのがあるではないですか。そこで火災専門のをやっているのをテレビで見たのですよ。科捜研の女とかというのがあった。そういうのは、一般の火事のことについては県警の捜査が入ったりして、専門のところもあると思いますが、まだ長野市や長野県はそんなに都市ではないから、そういう必要があるかないかは知らないけれども、そういうことを将来はだんだんと充実させていかなければいけないのかなと私は思いました。そのためには施設の整備や拡張をきちんとやって、先ほどの学科はふやして、そうしたことに対応できる消防職員によって長野県の消防活動に対応できればありがたいと思ったものですからお聞きをしたわけでございまして、もしコメントがあればお願いしたい。 ◎吉原英樹 消防課長 今の課題に対応した課程といいますか研修につきまして、火災調査課程を2週間、それから危険物についても1週間の新たな課程を設けてやっているところであります。  また、委員からお話がありました新しい施設の関係ですが、なかなか長野で用意していくのは難しいのかなという感じもありまして、東京の消防庁においてはそういった専門の施設や専門家がおられますので、もし必要があればそういったところで研修を重ねていくことが現実的な対応であろうかと思います。以上であります。 ◆高橋宏 委員 まあ団員も、消防大学校みたいなものがあるから、幹部はそちらへ行けば間に合うかなと思いますが。いずれにしても消防団員が不足している、女性の団員は日帰り研修もしていただくような運用を考えていただければありがたいなと、こんなふうにお願いをしたいと思います。  火を扱うのは女性が一番ですから、現在はガス器具についてもすばらしく、あるいは電気調理器になったりして、火災になるのはだんだんと少なくなってはいますが、そうはいっても火を扱う女性の皆さんたち、あるいは女性団員がいれば、そういうふうにしていただければありがたいかなと思います。  消防の女性団員もだんだんふえてはきましたけれども、まだ十分というふうにはいかないと思います。普段はそれぞれの自治消防でやってもらっていることにしても、団員はそういうところできちんとした研修が、できれば一泊二日ぐらいでできるようなことも考えていただくとともに、主婦の人はなかなかそんなにはできないので日帰りで何とかできる範囲内での研修について考えていただければありがたいかなと思います。  庁舎についてはしっかりやっていただいて、長い間はきちんと続けられるようにお願いをしたいと思います。 ◆佐々木祥二 委員 それでは、私からも何点か聞かせていただきたいと思います。  私も一般質問でも取り上げましたが、大城和恵医師は、ことしの5月に、日本人の女性の医師で初めてエベレストの登頂に成功して戻ってこられた国際山岳医でございます。  それで、私も一般質問の中で取り上げましたが、観光部がこのことについて所管をしていたわけでございますけれども、10月1日に山岳遭難対策特別アドバイザーに就任していただいたということでございまして、観光部長からは、ことし121人という大勢の方が山岳遭難に遭っているということで、山岳遭難を少しでも減らすために、大城医師には現地で実地をしていただきながら対策をしていただけるということで御回答をいただいておるわけでございます。  山岳遭難に関係することでございますので、危機管理部も横のつながりをよくしていただいて、一人でも山岳遭難が減るような連携をとっていただいて対策をしていただければ大変ありがたいと思いますけれども、どなたでもいいのですが、御所見をお願いしたいと思います。 ◎池田秀幸 危機管理監兼危機管理部長 委員から大城さんのアドバイザーの件で御指摘いただきました。  確かに山岳遭難につきましては、これは観光部、県警、危機管理部も消防の組織もありますので、共同して対応していきたいと思います。さまざまな側面で専門家の意見を一緒に聞きながらしっかり対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆佐々木祥二 委員 せっかくアドバイザーに就任していただきましたので、ぜひ有効活用することが大事だと思っているのです。長野市の出身の方でございまして、北海道の病院におるわけでございますけれども、北海道のアドバイザーと富山のアドバイザーになっておりまして、長野県にこんなに優秀な方がいるのだから長野県でも使ってくれということで、私も話をしながらお願いしたわけでございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  また、講演会等も大変すばらしく、あのエベレストの8,848メートルのところにどうやって登っていくかというと、一たん5,000メートルまで行って4,000メートルまで下がる。それから6,000メートルまで行って5,000メートルまで下がる。それで6,000メートルから7,000メートルまでいってまた、ならしておいてからまた下がってくるということなのですね。それを1週間ぐらいずつで交代していきながら1カ月かけて登っていく。その間、エベレストを8,000メートルまで上がるまでの自分の健康管理、場合によっては途中でやめさせるという、例えば77歳の方で、もう酸素不足になってしまってもうこれはだめだといっておろした方や、ほかのヨーロッパのパーティが来ていて、そこへ行って酸素吸入したとか、トイレの問題から環境の問題まで、私も講演でビデオやスライドを見ながら勉強させていただいたのですけれども、本当にすばらしいなと感じた次第でございますので、危機管理も横との連携をとりながら、ぜひこの方を活用していただけたら大変ありがたいなと思っています。80歳で8,800メートルに登った三浦雄一郎と一緒に行ったチームドクターでございまして、酸素の入れ方だとか、山に登るときには先にお医者に行き、治療を受けておいてから行けという、こういう指導もしているのですね。金もうけかどうかは別として、そういうことをしながら年齢にあわせた登山のやり方を指導していらっしゃいます。高齢者の方々は事故が多いということでございますので、ぜひそんなことをお願いしたいと思います。  またもう一つ、台風24号で大鹿村もかなり災害を受けたのです。夕方から夜にかけて来たものですからよかったのですが、あそこには今たくさんの工事が発注されておりまして、山岳に工事現場へ行っている方々がたくさんいるのです。そして重機や機械は流されてしまったという方々の話をさんざん私は聞かせていただきました。  そんなようなときに、やはりヘリコプターの臨時発着所がこれも私は重要だと思うのです。私もヘリコプターのヘリポートについてはさんざんやらせていただいて、昭和伊南病院にヘリポートをつくっていただいて、山岳遭難、またはドクターヘリを飛ばしていただいておって、これはよかったのですが。そうでなくて、例えば大鹿村のグランドだとか、中澤小学校のグランドだとか、そういう臨時の発着所についても、各市町村と打ち合わせをしてどういうときにすぐできるのだとか、こういうことは多分、法律でも決まっているかと思いますので、そういうものを周知徹底して、すぐ対応ができるような連携を、市町村のそれぞれの危機管理部と打ち合わせをしていくべきだと思うのですが、そういう体制はいかがでございますか。 ◎吉原英樹 消防課長 ヘリポートの用途と地元との調整についてでございます。いわゆる災害対策におきましては当然、各市町村は学校のグランド、河川敷等々、それぞれ地域防災計画の上で所定の場所がもう決められているところであります。  また、大きなものについては、いわゆる拠点ヘリということで、物資の集積地点であったり、そこからのまた移送ということで決められているわけでございまして、当然、今回お話のあったものにつきましても、ただ、山の上でけがをされた等々については地元の消防なりが、一番理想的には最寄りのヘリまで運んで、時間がかかる場合にはそこから県の消防防災ヘリで一番適切な病院へ搬送するという形になっていますので、そういった意味では、いわゆる防災計画上も地元の市町村とは十分に調整はついているということでございます。 ◆佐々木祥二 委員 ありがとうございます。工事現場で山へ行っている人たちは、そういうことはよくわからないのですよね。地域住民の人たちは常にその状況判断ができると思いますけれども、工事現場の山へ仕事に行っている方々というのはなかなかそういうことがわかりませんので、これまた危機管理建設委員会でも、私はお願いしておきますけれども、災害または事故があったときには、すぐ連絡ができて救助ができるような方法についても横との連携もお願いをしておきます。  最後に、高橋委員も言われた女性消防団については、非常に私も重要だと思っております。そして、現状と課題を聞かせていただいて、これをもっと広めていくべきだと思っているのですよね。私も駒ヶ根市で、秋季訓練だとか大会等々に出席させていただいておるのですけれども、女性の方が制服姿で歩く姿というものは、消防団の皆さんたちが憧れるところでもあるわけでございます。そこで結婚をしたとかそういう話も聞いてもおりますので、実際に水をかけろとかというのではなくて、後方支援等々のこともありますし、消防団員確保ということもございますし、もっと若い方たちとの交流だとか男女で火を消すとか、チームワークをよくして防災、消防に当たるとか、こういうことが重要ではないかなと思っておりますので、そこら辺について、課題と今後の方針等々を聞かせていただけたらありがたいです。 ◎吉原英樹 消防課長 女性消防団員の役割、また今後の見通しといったお話であります。現在、県内消防団員につきましては、この4月1日ですが、団員数全体で34,585人ということで全国三位になっております。ただ、10年前に比べまして、人口減少に伴って団員数も6.3%減っているという状況がございます。一方で女性団員数はまだ数が少のうございますが、4月1日現在で、県内の女性消防団員数が1,144人ということで、全国4位の多さになっています。この10年間で、もともと母数が小さいということもございますが、58.4%増ということで、女性団員につきましては、着実に増加が図られているところであります。  活動の内容ですが、実際、ポンプ操法対応で技術の披露もありますが、求められているのは、火消しといった活動よりも、やはり女性ならではの活動といいますか、そういったことがあろうかと思います。さきほど部長からお話がありました、9月24日に、県の自治体消防制度70周年の長野記念大会ということで、委員さんの皆さんには出席いただきましたが、後半には女性の消防団員、それと女性消防吏員、あと県立大の女子大学生に入っていただきましてパネルディスカッションを行っております。これについては、いわゆる今後の女性消防団員、ないし消防吏員の活動をどうしていくのが一番、今後の活動の見直しや、また人数の増に結びつくのだろうかという話でした。特に松本の消防吏員の方ですとか消防団員からは、やはり特にお子さんの出産ということもありますので、一回出産して職場に復帰する際のフォローやケアについてのお話がありました。すぐ活動というのではなくて、やはり助走期間をきちんととってもらうなど、戻りやすい環境の整備や、災害現場での避難所の運営において、特に避難所では女性と男性が当然半々という割合に一般的になろうかと思いますが、やはり女性視点での避難所については、やはり女性の消防職員や消防団員の視点が欠かせないだろうということで、そういった避難所の運営にかかる計画策定においては、自分たちもぜひ入れてほしいというお話がありました。  また、実際の職員の方からは、女性と接するに当たっては、女性同士がやはり話がしやすいということで、この活動の分野というのは、女性ならではというところがやはりあるのだろうなという感じはいたします。  それで、今後の広報PRの関係ですが、実は今回、この70周年に先立ちまして、長野県立大学の女子大生2人に県内消防の取材をしていただいております。そういった活動を紹介した消防のパンフレットを作成中でございまして、10月の末ごろになろうかと思いますが、それができ次第、各消防、市町村、また企業も含めて配付するとともに、今後の消防団員、特に女性の団員、職員の確保に結びつけていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ◆佐々木祥二 委員 危機管理部だけでやれといったって、長野県は広いですからできづらいかと思いますけれども、各町村はそれぞれの消防団員を持っていますので、そこともううまく連携をしていきながらぜひ女性の消防団員を入れていっていただきたいと思いますし、また私も出初式等で見ていると、子供が法被を着た子供消防団がママに手をつながれながら一緒に行進する姿を見ているとほほえましいと思うのですよね。  ですから小学校、中学校のころからそういうところへ参加していくということも大事なものですから、子供たちへの啓蒙も、小学校、中学校、もちろん県立の高校、大学もあるわけでございますので、そういうところでも消防意識を高めていただいて、みんなで地域を守る、みんなで消火をしていく、みんなで火は出さないという、こういう活動をぜひしていっていただきたいなと、これを要望しておいて終わります。 ◆諏訪光昭 委員 では、せっかくですのでお時間をお願いしたいと思います。我々9月の前半に県内調査ということで消防航空センターにお邪魔させていただきました。きょうの報告の中にもありますように、大きな事故から、時間の経過とともに実際の出動に向かわれているということで非常に力強く感じておりますし、そしてまた、直接現地で隊員の皆さんといろいろ意見を聞いたり説明を聞く中で非常に心強く感じましたし、そしてまた隊員の皆さんの力強さと申しますか精神の強さを改めて感じさせていただきました。  その折に少し話が出たのが、隣県の群馬県の事故のことでございました。そのときには隊員の皆さんもかなり精神的に厳しい状況にも置かれたものの、その後、早速、精神的なカウンセリングの皆さんにも入っていただいて、そしてフォローをしていただいたと。いわゆる再構築に向けていろいろな角度から、あるいはまた予想もつかないようなこともあろうかと思いますけれども、着実にその取り組みがされているということで、本当に感謝を申し上げる次第でございます。今後、そうやって報告を受けて、毎回毎回出動回数がふえたり、また新たな役割を担っていくということで非常に力強く感じます。そしてもう機種も新たに発注がされる状況になってきているわけでございまして、そんな意味からも今後もしっかりと再構築に向けて努力していきだきたいと思いますが、先ほど言った、隊員の皆さんに負うところが非常に多いと思うのですが、その点、安全運航管理幹に入っていただいて、いろいろな総合力の中で準備をされているということでございます。  ただ、実際に一番のかなめである操縦士の採用ですとか、今の状況というのはどのようになっているのでしょうか。おそらくありとあらゆるチャンネルを使って、医師確保と同様にそういうプロフェッショナルをスカウトしていると思うのですが、現在はどんな状況にあるかを、あるいは全国の流れですね、いわゆるドクターヘリが非常に普及してきて、実際に操縦する操縦士の数が本当に限られてきているということもあるわけなのですが、現在の状況について少し教えていただきたいと思います。 ◎吉原英樹 消防課長 まず全国の状況といいますか、操縦士の確保についてなんですが、これは正直なところ大変厳しい状況になっていて、本当に各県で取り合いというような状況になっております。  一つは、平成10年ですか、いわゆる航空保安大学校でヘリコプターの操縦士の養成過程が廃止されて、いわゆる官による操縦士の供給がなくなってしまったというのが一つございます。その後のヘリコプターの機種については、極端に今ふえているわけでございませんが、民間の操縦士を、各都道府県、また消防本部で本当に取り合いに近い状況になっています。  本県につきましては、現在事故によりまして操縦士1名を失っているということ、またその後、退職した職員もおりまして、現在、リース機につきましては、民間の会社からの派遣2名により運行し、そして県職員1名がおりますが、ちょうど今日から、いわゆるベルの資格取得に向けた訓練に入っております。したがいまして、11月の末ないしは年内には県職員がベル資格の取得を終える見込みでありますので、年内には消防航空センターの操縦士については3名になる見込みであります。  ただ、今のところ2名での運行ということになると、どうしても運休日を2日ほど設けなければいけないということ、3名でありますと若干緩和されてくると思いますが、やはり穴をあけずに運行するには、やはり4名程度は必要かなということで、今いろいろなチャンネルを使いまして作業に入っているのですが、なかなか厳しい状況にあるということであります。 ◆諏訪光昭 委員 相変わらずと申しますか、非常に厳しい環境にあるなということは確認できました。そのような中でやはり、今のところ県としては直接採用できる人材確保というのが一応、基本線であると思います。やはり若い、そういう志のある人を養成していくという方向もぜひ視野に入れながら考えていっていただいたほうが、今後の特徴ある長野県の消防航空体制を維持していくためには必要な状況ではないかなと、とにかく若い人にそういう思いを伝えていただきたいなと思います。  ちょうど、私もこの危機管理建設委員会、前々回でしたか所属させていただいたときに、同じような課題で、操縦士の養成が求められているというお話や、同じ消防を志す皆さんに、救助でなく操縦士としての高い志の人がいないですかねという話をお聞きしたこともございます。ただ、なかなかそこまで踏み切れる、あるいはそこを目指すというのは少ないのだなと。やはりある程度、若いうちからそういう体制を、あるいはそういう思いを植えつけるというか、志を高くしてもらわないとなかなか養成というのは厳しいのだなということを実感しました。そして今、こういう状況になって県の体制づくりと将来を考えますと、ぜひそういうことも積極的に県当局、知事とも十分に意思疎通を図っていただきながら将来のあり方、そしてまた今言った操縦士の養成というところもお願いしたいなと。  隊員のほうは、それぞれ県内の本当に優秀な高い志を持った隊員の皆さんによって支えられているのだなということも、改めて今回の事故を通し、またこの間の訓練の状況を見ても、それを確認させていただきましたので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  次に、これも建設のときに少しお話しさせていただいたのですが、災害にかかわる長野県の支援ということで、現実に大勢の皆さんを派遣していただいて、「チームながの」としてそれぞれの場で活躍していただいているということでございますし、また現実、技術者の皆さんは引き続き、継続して派遣されるということでございます。  危機管理部の皆さんにおいては、直接現地へ赴くということは今のところまだないと思うのですが、建設部のときにもお願いをしたのですが、派遣された皆さんは、本当に現地に赴いて厳しい環境の中で対応していただきました。そして、部長の説明の中にもアンケートをしながらというお話もございましたように、貴重な経験と申しますか、体験を積まれた皆さんですので、その辺の情報をしっかり収集していただきながら長野県の災害に対応できる環境づくり、あるいはまた、その手立てを施策に生かしていただけるようなことがございましたら、ぜひ皆さんの知恵と技術を反映できるような環境づくりをとっていただきたいなと、こんな思いでございますのでよろしくお願いしたいと思います。  具体的に、例えば東日本にしても熊本にしても、いろいろな派遣の中であるかと思いますけれども、その辺についてお話をお聞かせいただければと思います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 被災地支援を通して、長野県の防災に生かしていくということかと思います。  今回の西日本豪雨の関係でも、危機管理部の職員も最初の先遣隊という形で尾道のほうに入っております。その中でどういったニーズがあるかということの詳細を詰めさせていただきながら、そこで技術的な支援が必要ということになりまして、その後、具体的な技術職員の派遣につなげたという経過がございます。  災害現場を直接見ることで、長野県の今後の防災対策にどういったことが生かせるかというところ、そういう教訓にしていくものが必要かと思います。また逆に、長野県で大きな災害があったときは、今度は支援を受ける立場になりますので、そういうときにどういった情報を相手に提供することでよりスムーズに応援をしていただけることができるかということへも生かしていく必要があるかと思いますので、今後の対応の中でそういったものをつなげていきたいと思っております。以上です。 ◆諏訪光昭 委員 ぜひ、前段の話もそうでしたけれど、後段のことにつきましても一つ一つの積み重ね、そしてまたそういう事件・事故が我々に大きな教訓を与えていただくということになってまいりますので、特に危機管理部は、そういう意味で非常に重要な役割を担っていると私も理解しておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ◆藤岡義英 委員 では私からも質問させていただきます。まず災害についてはいろいろあるわけでございますが、避難所の関係で質問させていただきます。  災害があると、その災害によって直接亡くなる直接死に対して、そのときは助かったけれども避難所などの環境の中で感染症になるとか、エコノミー症候群になるという関係で関連死で亡くなる方というのが、時には直接死よりも多い場合があるということで、やはり避難所の環境整備が重要かなということです。  最近、テレビの番組でも視聴する機会があったのですが、他国で、特にイタリアでは法律で48時間以内にTKBということで、トイレとキッチンカーと、あとベッドに関しては、衣食住ですよね、そういったところは整備しなければいけないとなっているわけであります。  一方でこの日本の災害地、避難所のおける現状というのは厳しいということでありますが、現時点では他国にはそういった基準があるということや、あと国際基準では、これも私も少しまだ勉強不足な面もあるのですが、国際赤十字や人道援助を行っている世界中のNGOの皆さんで取り決めたスフィア・プロジェクトというのもありまして、そういった国際的基準の避難所はこうあるべきという考え方や場所や物資という、最低水準はこういうものだという規定もあるわけです。そこで、そういった基準などについての問題意識、所見、長野県における現状、備蓄など、市町村がメインに担っていると思いますが、長野県としてはどのようにこの備蓄体制など考えられておられるのか、御所見をお伺いしたいと思います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 災害時の避難所の運営に関する御質問でございます。議員御指摘のように、避難所へ避難された後に災害関連死ということで、お亡くなりになるという方が実際いらっしゃいます。そういった方の対応ということは非常に課題となっているところでございます。  国におきましても、東日本大震災の対応を受ける中で、避難所の基準といいますか、マニュアルを策定しておりまして、そういった環境整備を整えるようにということで来ております。市町村が整備するものではございますが、必ずしもそこに至っていないといいますか、必要なものが出てきます。また災害が起こるごとに新しい課題も出てきますので、暑さ対策ですとか停電の対策ですとか、こういったものも必要になってくるということだと思います。  海外での基準というものにつきましては、スフィア基準などがよく言われるところでございますが、これは日本と海外との避難所の設置運営に関する考え方に少し違いがあって、海外では国が率先して役割を担って行うというのがありますが、日本の場合は市町村、都道府県が行うということがありますので、それによって整備するものですとか、避難所のある位置とか内容についても違いが出てくるものかと思っております。  備蓄に関しましては、これも市町村が中心にはなるわけでございますが、その不足する部分を県として補うための支援をということで、県にも一定の備蓄品は整備しております。食料品であったり水であったり、また避難所のためのダンボールベッドであるとか、簡易トイレだとか、こういったものの整備というものはしているということがありますので、災害の状況に応じまして、市町村をしっかり支援できるようにしていきたいと思っております。以上です。 ◆藤岡義英 委員 わかりました。確かに国々で法律も違いますし責任も違うということで単純ではないのですけれども、ただ、その最低水準というのは大いに見習っていただければなと思っております。  例えばトイレというのも、私もそういうのを知ってハッとしましたけれども、災害だからこういう仮設トイレは仕方がないと思うのですが、やはり先ほど女性の消防団員がこういう避難所のときに役割を果たせるという話が出ましたけれども、特に女性だったり高齢の方は、ああいう仮設トイレに行くのは狭いし、汚いし、におうし、少し嫌だなということで我慢してしまうらしいのですね。我慢するということは、少し飲む水の量を減らすらしいのですよ。そうすると、今度はまさしくエコノミー症候群というか、病気になりやすいということであります。  仮設トイレについては、イタリアではシャワーつきのユニットになっていて、5〜6倍の広さでそういうものが準備されているらしいのですけれども、そういったものをすぐ市町村が準備しろといっても無理だと思うので、例えば長野県が補充する物に関して、そういったユニットというのを持っておき、長野県内のどこかの市町村で災害があったときに、市町村が準備した仮設トイレは元気な男性の方とかが、すぐそういったところでも大丈夫だという方が使い、それでは困るなという方たち対応に長野県が持ち込むという形にすれば、大変喜ばれるのではないかと検討も考えられたらどうかと思っています。  またキッチンカーについても、やはりこれも書いてあったのですが、おにぎり、カップラーメン、コンビニ弁当を配るという、日本というのはコンビニが発達していますからそういったものはすぐ支給できるのですけれども、やはりそれも体を壊す原因にもなっているということですから、やはり実際に調理師さんとキッチンカーが来て温かい食事を提供するということもすごく大事だということで、やはり研究されてもいいのではないかなと思っています。  あとベッドについては、これもまさしく備蓄の話になってくるのですが、倉敷市が全避難者に対して段ボールベッドを準備したということで、これが大変評価もされ、喜ばれているということなのですね。長野県内でも市町村で、段ボールベッドに関する意向をどれぐらい受けていて対応しているのでしょうか。段ボールベッドはそんなに難しくないと思います。それで市町村で100%をカバーできないところを、また長野県が備蓄するといった工夫が必要だと思いますので、ぜひ参考にまた研究していただればと思いますので、また次回、質問する機会があったときにまた確認してしまうかもしれませんが、ぜひ検討をお願いしたいと思っています。  もう1点、質問します。話が変わりましてオスプレイの質問をさせていただきますけれども、私ぐらいだと思いますのでさせていただきますが。  オスプレイが9月、10月、長野県内も飛行したようだということで、信濃毎日新聞などでもはっきりと、これはどう誰が見ても、100人みれば100人がこれはオスプレイだねというような写真が映っていたということでございます。もちろん、長野県は既にさまざまな形で市長会や町村会の皆さんと連携して日米地位協定に基づいて、また日米の合同委員会の合意にもとづいて配慮してくれと、自然環境にも配慮してくれと、それからまた事前に、飛ぶと一定の連絡があってしかるべきではないかと、できるだけ市街地上空は避けてくれと伝えてきたわけでありますが、そういった状況を踏みにじられている現状が9月、10月もあったと、私は認識しております。  そういった点での今の問題意識と、私はやはり大事なのは、9月、10月に飛んだということが確認されはっきりしたのであれば、やはりそこは国に対して一つ一つ抗議の申し入れをするという形はとらなければならないのではないかと。  沖縄でも飛行中の航空機から、あれは戦闘機だったか、ヘリコプターか忘れましたが、落下物が小学校に落ちたということがあれば、やはりすぐに米軍、またもしくは政府に抗議をするという形を取る。そういうことを取って、積み重ねをやっていく中でやはりそういった無法なことを繰り返してしまえば矛盾が深まり、これはいけないというふうに国としても米軍としても認識が深まると思うのです。長野県として毅然とした態度が求められていると思いますが、9月、10月の対応についてお聞きしたいと思います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 オスプレイに関する対応についてでございます。  本年度に入りまして、7月に県内を飛行したという情報がまずありました。その時点では、やはりその事前の情報提供というものは県には来ていなかったものですから、北関東防衛局に対しまして口頭での申し入れということをしているところでございます。  その後、9月、10月については、長野県としても確認もできていないところでありまして、具体的な抗議というのはしていないところでありますが、今後の対応といたしましての中で、飛行状況等を踏まえて、また市長会、町村会、そういった皆さんの御意見も踏まえながら、申し入れなどの対応ということが、また必要に応じて行っていくことだと考えております。以上です。 ◆藤岡義英 委員 やはりスピーディな対応も必要かなとは思っております。ぜひ検討していただきたいと思うのですが、やはりそういうことがあった、報道があった。すぐに防衛局に確認しながら、市町村と連携して動くということが大事だと思っています。  それで1個だけ聞いておきたいのは、その市町村との連絡体制なのですが、今もしそういう飛行があったら問い合わせや苦情などを市町村、もしくは長野県に問い合わせるようにという形で、そういうシステムが構築されたということは評価しております。そういう情報を集めることが大事です。ただ、同時に市町村と県の連携がどうなっているか、やはり市町村と県と一緒になって北関東防衛局に確認と抗議をする。そしてやはりトップである知事が県民の代表として態度表明するということも大事かなと思っています。知事はその辺が苦手なのかなと感じてしまいますが、その辺の御所見も最後にお聞きして終わりたいと思います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 市町村との連携につきましては、北関東防衛局から、例えば米軍の基地をオスプレイが飛び立ったですとか着陸した、こういった情報は常に入ってきますので、そういったものを市町村に入った都度、伝えているという状況でございます。  ただ、これは長野県内を飛行するかどうかという情報とは違いますので、必ずしもそこにはつながっていないものがあるのかもしれませんが、実際の市町村とはそういった情報を共有する中で、また住民の皆様からの意見を市町村が直接お受けになっているところもありますので、そういったものをお聞きする中で対応をしていくということかと考えているところでございます。  知事といたしましても、一昨年の秋ですね、国へ要望したところ、知事及び市長会、町村会それぞれ三者の会長さんたちの連名ということになっているところであります。また、全国知事会といたしましても、基地負担の問題に関係して、オスプレイに限らず、米軍機につきましても情報提供などを求めているというところがありますので、そういった対応の中で行っているということで認識しております。以上です。 ◆金沢敦志 委員 私から1点だけ。資料4にもかかわってくるのかなと思うのですけれども、災害というと豪雨か地震かというわけですけれども、豪雨のほうは比較的、予想がつきやすいのですけれども、問題は大地震だと思うのです。  実際に北信でもかつて1847年に善光寺大地震があって、多分、危機管理部の皆さんはもうケーススタディでさんざん勉強されていると思うのですけれども、推定震度がマグニチュード7.3から7.4で、そのときに岩倉山も一部崩壊して、犀川がせきとめられて自然ダムができたと。二十日後に大崩壊して、安茂里の小市あたりでは20メートルの増水で押し流されたと。ただ、そのときは自然ダムが崩壊するとわかっていたようで非常に犠牲者が少なかったのですけれども。今はダムがありますよね。小田切ダムと笹平ダム、そして裾花系には湯の瀬ダムと奥裾花ダムがあります。裾花ダムは来年築50周年ですよね。だから大分、耐久性が少し心配になってくるわけです。マグニチュード7.3や7.4で耐えられるかどうかというのは、多分、誰も保証できないと思うのですよ。専門外なのでわからないのですけれども。  だから地震が本当にあって、亀裂が入って水が出てきたときに、少なくとも事前に補強するのは現実的ではないと思うのですけれども、少なくとも、何かセンサーをつけて防災無線で飛ばすような、せめてそういう機器でも、危険ですよというような連絡がないとまずいのではないかなと思うのですけれども、少し考え過ぎかもしれないのですけれども、そういう災害に備えるということはどうなのでしょうねというのをお聞きしたいです。  実際、僕はもうマグニチュード7.3とか7.4の地震が発生したら、県庁の1階で仕事をしていたら怖いので、9階か10階ぐらいまで上がろうかなと思っていますけれども、これ冗談抜きで本当にそう思っている部分もあるのですけれども、そういう不安を払拭できるものなのか、少しお聞きしたいと思います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 裾花ダムのお話ということでお尋ねでございます。これは耐震化がどのようになっているのかということですとか、きっとその災害時、万が一のときにどういった避難体制とか住民への連絡体制、こういったものがあるのかということかと思います。  すみません、ダムそのものの所管が建設部で所管しているものですから、詳細についてはこちらでも把握していないところでありますが、そういった観点での対応が必要なものなのかなというふうには認識しているところでございます。すみません、以上です。 ◆金沢敦志 委員 実は建設部でも同じような質問をしまして、危機管理部で話をすると言いましたけれども。まあ、こういうものは何が起きるかわからないところで、やり過ぎればきりがないのですけれども、そういう部分で心配している者がいるということで気にとめていただければと思います。以上でございます。 ○小池清 委員長 いいですか。ほかに御発言あろうかと思いますが、以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから請願、陳情の審査を行います。当委員会に付託されております危機管理部関係の請願・陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料をごらん願います。危機管理部関係の請願・陳情は、請願の継続分1件、陳情の継続分1件であります。  それでは、継続分の請願の審査を行います。継続分の審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております請願1件について、状況に変化がありましたら理事者からの説明願います。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 請第38号に関してでございます。オスプレイの横田飛行場への配備につきましては、これまで本年夏ごろとされていたところでございますが、これが10月1日から5機が配備されました。また今後は平成36年ごろまでに計10機の配備がされるという発表があったところでございます。  次に裏面ですけれども、県としての対応の部分でございます。平成30年7月の30日に、北関東防衛局に対しまして危機管理監より、これまでの要請事項の遵守、これは7月に県内を飛行したという情報があったことに対応するものですけれども、これを口頭で要請をしております。説明は以上です。 ○小池清 委員長 ただいま状況に変化があるとされました請第38号につきましては、取り出して審査をいたします。  理事者の発言はいかがいたしましょうか。     〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ありませんので、質疑を終局いたします。
     それでは、この請願の取り扱いはいかがいたしましょうか。      〔「採択」・「継続」と呼ぶ者あり〕  請第38号につきましては委員各位からさまざまな御意見がありましたので、この取り扱いについて、順次、挙手により採決することといたします。  最初に本件について、継続審査とすることについて採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は継続審査に反対とみなします。  それでは本件について、継続審査と決するに賛成の委員の挙手を求めます。     〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって請第38号については継続審査とすることに決定いたしました。  以上をもちまして、請願の審査を終局いたします。  続いて、継続分の陳情の審査を行います。  継続分の審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化があるものについては取り出して審査を行うことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております陳情1件について、状況に変化がありましたら理事者から説明を願います。ありましたらお願いいたします。 ◎高見沢靖 危機管理防災課長 ございません。 ○小池清 委員長 それでは、状況に変化のない陳第621号について審査をいたします。  お諮りいたします。陳第621号につきましては、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定いたしました。  以上で陳情の審査を終局いたします。  以上をもちまして、危機管理部関係の審査を終局いたします。  次に、本委員会の閉会中継続調査事件はお手元に配付いたしました資料のとおりとし、なお慎重に調査を要するためとの理由を付して議長に申し出ることといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、委員長報告について何か御発言がありますか。      〔「委員長に一任」・「お願いします」と呼ぶ者あり〕 ◆高橋宏 委員 一つお願いをしたいのですが、現地調査でもありましたし、それからこの間の審議の中でもありましたが、建設部の中で国道117号だと思いますが、あの混雑、あるいは交通渋滞の緩和の検討をぜひしっかりやれと、こういうふうにやっていただいて、この南から来ているあの橋を渡る議員さんたちは全員賛成でございますので、そのことも含めてぜひ委員長報告でやっていただきたいと、こういうふうにお願いをしたいと思います。 ○小池清 委員長 ほかにございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  それでは、ただいまの高橋委員の発言も含めまして正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  この際、何か御発言ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  閉会を宣した。 ●閉会時刻 午後2時56分 △採決結果一覧(建設部関係) (付託議案)  ▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)    第 1 号 平成30年度長野県一般会計補正予算(第3号)案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第 9 款 土 木 費            第 12 款 災害復旧費              第2項 公共土木施設災害復旧費の一部              第3項 県単土木施設災害復旧費      第3条 「第3表 債務負担行為補正」中の一部    第 5 号 長野県建築基準条例及び長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案    第 8 号 道路上の事故に係る損害賠償について    第 9 号 ロータリ除雪車の購入について    第 10 号 除雪ドーザの購入について    第 11 号 凍結防止剤散布車の購入について    第 12 号 凍結防止剤散布車の購入について    第 13 号 道路改築工事中の事故に係る損害費用の負担について    第 14 号 主要地方道坂城インター線道路改築工事(中之条跨線橋)委託契約の締結について    第 15 号 主要地方道松川インター大鹿線道路改築工事(渡場から滝沢)変更委託契約の締結について    第 16 号 一般県道上松南木曽線道路改築工事(和村トンネル)変更請負契約の締結について    第 17 号 都市計画道路高田若槻線街路工事(桐原から吉田1工区)請負契約の締結について    第 18 号 都市計画道路高田若槻線街路工事(桐原から吉田2工区)請負契約の締結について (陳情)  ▲採択すべきものと決定したもの(簡易採決)   陳第649号・陳第651号・陳第667号・陳第680号・陳第681号・陳第684号・陳第687号  ▲採択すべきものと決定したもの(挙手採決)   陳第642号・陳第650号・陳第679号・陳第682号・陳第683号  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   陳第18号・陳第58号・陳第60号・陳第74号・陳第154号・陳第265号・陳第335号・陳343 号・陳第405号・陳第635号・陳第636号・陳第686号 △採決結果一覧(危機管理部関係) (請願)  ▲継続審査としたもの(挙手採決)   請第38号 (陳情)  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   陳第621号...