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  1. 千葉県議会 2018-10-02
    平成30年_総合企画水道常任委員会(第1号) 本文 2018.10.02


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時2分開会 ◯委員長(小池正昭君) それでは、ただいまから総合企画水道常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  石井委員には、本日所要のため欠席の旨の届け出がありました。欠席されておりますが、当委員会委員として石井宏子委員が新たに選任されましたので、御欠席ですが御紹介をさせていただきたいと思います。  続きまして、朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、委員会風景千葉県議会ホームページに掲載するため、事務局の広報を担当する職員による撮影を許可いたしましたので、御了承願います。それでは、撮影が終わるまで、しばらくお待ちください。よろしくお願いします。     (写真撮影)        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(小池正昭君) それでは、続きまして千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に武田委員、矢崎委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(小池正昭君) 本日、本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案3件、水道局関係が議案3件であります。  なお、審査の順序は、初めに水道局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────
           審査の開始(水道局関係) ◯委員長(小池正昭君) これより水道局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小池正昭君) 初めに、議案の審査を行います。  水道局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  岡本水道局長。 ◯説明者(岡本水道局長) 本日御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案しております水道局関係の議案は3議案です。  まず、議案第6号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。  補正内容としましては、平成31年4月に予定している当局と企業土地管理局の組織統合に伴う庁舎の改修等に係る経費及び大阪北部を震源とする地震によりブロック塀が倒壊した事故を踏まえ、水道局施設におけるブロック塀等の安全対策に係る経費を計上しました。このほか、人件費について、現在の人員構成で積算し、所要額を精査して生じた不足額について増額補正を行うものです。  これらの結果、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は1億4,600万円の増額となります。  次に、議案第7号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。  補正内容としましては上水道事業と同様であり、組織統合に係る経費及びブロック塀等の安全対策に係る経費を計上するほか、人件費の不足額について増額補正を行うものです。  これらの結果、収益的支出の補正額が7,200万円の増額となります。  次に、議案第12号千葉県水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について申し上げます。  本議案は、平成31年4月に当局と企業土地管理局を組織統合し千葉県企業局とするため、関連する条例について所要の改正等を行うものです。  議案の詳細につきましては担当課長から説明させますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、諸般の報告に先立ちまして、去る8月22日に記者会見で発表いたしました障害者雇用率の算出誤りについて御報告いたします。  当局では、労働局への障害者雇用状況の報告について、障害者雇用促進法に定める障害の程度に該当すれば障害者として算入できると国のガイドラインを誤って解釈していたため、障害者手帳を所持していない職員等を算入していました。このことは、障害のある方を率先して雇用すべき県の機関としてあってはならないことであり、今後はこのようなことがないよう適正な報告を行ってまいります。  続きまして、諸般の報告として2点申し上げます。  まず、千葉県営水道事業中期経営計画に基づく平成29年度事業の実績及び評価結果について申し上げます。  水道局では、平成28年度から32年度までの5カ年を計画期間とする中期経営計画を策定しており、強靱な水道の構築、安全な水の供給、お客様からの信頼の確保を3つの基本目標とし、健全で計画的な事業運営に取り組んでいます。計画2年目となる平成29年度に実施した主な事業としましては、ちば野菊の里浄水場における薬品沈殿池等の工事着手、湾岸埋立地域を含む給水区域内の管路更新・耐震化、水質検査において適正な測定精度を維持するための水質検査機器の計画的な更新・整備、平成30年1月から運用開始した給水区域内4市との上下水道料金徴収一元化などを進めました。  こうした施策や取り組みに係る目標の達成状況については、水道局がみずから行う内部評価と、その妥当性を外部の有識者に客観的に判断していただく外部評価の2段階で評価を行っています。平成29年度事業の実績については、おおむね成果が出ているとした内部評価について、総じて妥当であるとの外部評価をいただいており、計画全体としておおむね順調に進捗したものと考えています。  引き続き、本計画に基づき、いつでも安全でおいしい水をお届けすることで、お客様からのさらなる信頼を得るとともに、中長期的な視点に立った健全経営の確保に取り組んでまいります。  次に、第二期上下水道料金徴収一元化について申し上げます。  本年1月から4市において徴収一元化を実施しておりますが、残る7市と粘り強く協議を重ねてきた結果、市川市、船橋市、松戸市、浦安市、印西市、白井市の6市が平成33年1月を目途に徴収一元化を開始することで合意し、9月28日に県と6市の間で覚書を締結しました。なお、習志野市とは引き続き協議を進め、全ての市が一元化に参加できるよう努めてまいります。  以上、議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第6号関係 ◯委員長(小池正昭君) 初めに、議案第6号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) それでは、議案第6号平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  それでは、資料の1ページをお開きください。収益的支出資本的支出と合わせた補正額は1億4,600万円、0.1%の増額で、補正後の支出予算総額は1,325億7,900万円となります。  1ページ一番下、補正の内容をごらんください。補正の内容としては3項目ございます。1つ目は、平成31年4月の企業土地管理局との組織統合に伴い、水道局幕張庁舎の改修や新たな組織名周知のためのポスター、チラシの作成、配布などに必要となる予算の補正を、2つ目は、本年6月に発生した大阪北部を震源とする地震によりブロック塀が倒壊した事故を踏まえ、給水場や水道事務所などのブロック塀の撤去等の安全対策に必要となる予算の補正を、3つ目は、人件費について、本年4月の人事異動に伴い、平成30年度における現在の人員で積算した結果、不足する額の予算の補正をそれぞれ行おうとするものでございます。  表の中ほど、9月補正額2)の欄をごらんください。まず、収益的収支ですが、収益的収入の補正はありません。収益的支出は9,100万円の増で、その内容は、組織統合に係る経費、ブロック塀などの撤去等に係る経費、人件費の増でございます。この結果、純利益、表の中ほどぐらいでございますが、9,100万円の減で、補正後の予算額は60億6,200万円となります。  次に、資本的収支でございます。資本的収入の補正はありません。資本的支出は5,500万円の増で、その内容は人件費の増でございます。  続いて資料の2ページをごらんください。議案書の写しに沿って御説明いたします。  2ページから3ページまでの第2条収益的支出の補正及び第3条資本的支出の補正は、先ほど1ページの表で御説明したとおりでございます。  次に3ページでございますが、第4条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正です。職員給与費の増額に伴い、この額を補正するものでございます。  以上で平成30年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  武田委員。 ◯武田正光委員 まず初めに、水道局と企業土地管理局の組織統合まで残り半年となることになっていますが、その円滑な実施には着実な準備が必要と考えます。今回の上水道事業会計9月補正予算への組織統合に係る経費の計上に当たり、どのような点に留意したのか教えてください。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) 今回の9月補正予算における組織統合に係る経費につきましては、2つの点に留意して予算計上を行ったところでございます。1つ目は、県民、お客様に混乱が生じないよう万全を期すことでございます。このため、新たな組織名称となる千葉県企業局を周知するための広報啓発として、県水のお客様全戸へのチラシ配布などの経費で約2,200万円、多くのお客様が来訪する庁舎等の庁舎案内看板の新組織名称への表記変更の経費で約1,600万円を計上いたしました。2つ目は、組織統合後の新組織が円滑に業務を遂行できるようにすることでございます。このため、水道局幕張庁舎における必要な課室、会議室を確保するための改修工事などの経費で約700万円、水道料金システムの改修の経費で約500万円を計上いたしました。これらの予算を着実に執行することによりまして、平成31年4月の組織統合に向けてさらに準備を進めてまいります。 ◯委員長(小池正昭君) 武田委員。 ◯武田正光委員 理解しました。水道局から企業局への組織名称の変更を県水のお客様にきちんと周知することは大変重要だと考えます。答弁があった9月補正予算で計上したチラシの配布以外にも、ホームページ、テレビ、ラジオなど、さまざまな広報媒体を活用して周知に努めていただきたいと思います。  またちょっと続けて2問目もよろしいですか。大阪北部地震によりブロック塀等が倒壊した事故があったが、ブロック塀等の安全対策が大変重要なものと考えます。今回の9月補正予算案では、上水道事業会計ブロック塀の安全対策の経費が計上されておりますが、どのような基準でブロック塀を選定したのか教えてください。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) 本年6月の地震によりブロック塀が倒壊した事故を踏まえまして、水道事業施設におけるブロック塀等のうち、特に危険性が高く安全対策が必要だというふうにみなされました箇所につきまして、ひび割れ、それから傾斜、ぐらつき及び破損、この4項目につきまして実地調査を行い、いずれかに該当する4施設・6カ所について対象として選定したところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 武田委員。 ◯武田正光委員 該当する箇所については、対応の漏れのないようにお願いをしたいと思います。  そして最後、引き続いて1問。先日政府が公表した全国地震動予測地図では、今後30年以内に震度6弱の地震が起こる確率が全国の都道府県庁所在地では千葉市がワースト1位の85%となったというように、いつ大規模な地震が起こるかわからない状況にあります。ブロック塀の安全対策は早急に完了させる必要があると思いますが、どのようなスケジュールで進めていくのか教えてください。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) 御指摘のとおり、安全対策は早急に完了させる必要があるというふうに考えてございます。一部の箇所につきましては損壊の程度が大きかったことから、早急な対応が必要と判断いたしまして、予算流用の上、既に工事を完了したところでございます。そのほかの箇所につきましては、現在、設計・積算の内部的な手続を進めておりまして、補正予算の成立以降、入札、契約手続等できる限り早急に行い、年度内に完了できるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 武田委員。 ◯武田正光委員 最後、要望です。  大阪北部地震では、ブロック塀の倒壊によりとうとい命がなくなっております。早急な対応をぜひよろしくお願いします。要望いたします。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑ありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 議案第6号なんですけれども、人件費ですね。総額で7,602万8,000円の補正が組まれていますけれども、その内訳が収益的収支のほうでは2,100万円、それから資本的収支のほうで改良事務費それから拡張事務費とありますけれども、その内容について教えていただきたいんですけれども。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) 人件費につきましては、総額といたしましては職員に払う給与ということでございますけれども、このうち、建設改良事業費拡張事業費等に従事している職員につきましては、この給与が最終的に施設が完了した段階で効果として溶け込んでいくということを想定いたしまして、職員一人一人の業務の内容に応じまして支給する条文を選定しているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 その中身がわからないから聞いているんで、例えば、5,300万円というのは大きな数字ですよね。それが何人分の職員の人件費に当たるのか、事業費の中で当初からどれだけ足りなかったのかということなんですよ。補正する理由がよくわからないんだけれども。当初の予算で組んでいた事業費に含まれる人件費が、なぜこれだけ足りなかったのか、そういうことを聞いているんですけれども。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) まず、平成30年度当初予算で上水道会計につきましては3条で723名、56億円ほどの人件費を計上してございます。4条では169名、13億円ほどの人件費を計上してございます。それが、今回の人事異動に伴いまして、3条では1名の増、4条では8名の増ということで、3条で2,100万円、4条で5,500万円の増という形になったところでございます。
    ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 だから、例えば3条で人件費2,100万円も取る人がいるわけ、1人ふえて。そうでしょう。4条で、じゃ8名、5,500万円。よくわからないんだけれども。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) こちら、今人数の増ということで着目して御説明申し上げましたけれども、当初予算につきましては、退職予定の職員が全て新規採用職員に振りかわるということを前提として予算計上してございます。それが、新規採用職員もいたんですけれども、新採でない、比較的給与の高い職員が張りついたということで、その分も人件費の増ということで、人数がふえたということと、給与単価が高い職員が実際に張りついているといった2点で今回の増額補正という形になったところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、再雇用をされたという解釈でいいんでしょうか、退職予定者。 ◯委員長(小池正昭君) 鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) 水道局の人事は、県庁全体で入り繰り、人事異動を行っておりますので、退職された方の再雇用というのは現在把握しておりませんけれども、退職された方がいて、その人のかわりに知事部局や他会計から、新採でなくてそれなりのベテラン職員が配置されたということで、その分につきましては予算上の人件費と実際の人件費が変わると、その分の増というのも、人数の増に加えましての要因となってございます。     (阿井伸也委員、「わかりました」と呼ぶ) ◯委員長(小池正昭君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 討論はないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第6号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員であります。よって、議案第6号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、議案第7号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  鈴木財務課長。 ◯説明者(鈴木財務課長) それでは、議案第7号平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  資料の4ページをお開きください。今回補正を行うのは収益的支出のみで、補正額は7,200万円、0.5%の増額で、補正後の資本的支出を合わせた支出予算総額は206億8,500万円となります。  こちら4ページの一番下、補正の内容をごらんください。補正の内容は、上水道事業会計と同様3項目ございます。  1つ目は、企業土地管理局の組織統合に伴い、幕張庁舎の改修などに必要となる予算の補正を行うもの、2つ目は、ブロック塀の撤去等の安全対策に必要となる予算の補正を、3つ目は、人件費について、現在の人員で積算した結果、不足する額の予算の補正をそれぞれ行うものでございます。  表の中ほど、9月補正2)の欄をごらんください。まず、収益的収支ですが、収益的収入の補正はありません。収益的支出は7,200万円の増で、その内容は組織統合にかかわる経費、ブロック塀などの撤去等に係る経費、人件費の増でございます。  この結果、純利益は7,200万円の減で、補正後の予算額は2億3,700万円となります。なお、その下の段の資本的収支については補正はございません。  続いて、資料の5ページをごらんください。5ページから6ページまでの第2条収益的支出の補正につきましては、先ほど4ページの表で御説明したとおりでございます。  次に、予算第3条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございます。こちらは上水道会計と同様、職員給与費の増額に伴い流用することのできない経費を補正するものでございます。  以上で平成30年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 質疑ないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 討論ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第12号関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、議案第12号千葉県水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定についてを議題とします。  本議案は企業土地管理局も関係しますので、企業土地管理局の関係職員が入室します。しばらくお待ちください。     (企業土地管理局関係職員入室) ◯委員長(小池正昭君) それでは、当局に説明を求めます。  萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) それでは、お手元の水道局の議案説明資料の7ページをごらんいただきたいと思います。議案第12号千葉県水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する等の条例の制定について御説明いたします。  本議案は、平成31年4月に当局と千葉県企業土地管理局を組織統合し千葉県企業局とするため、所要の改正等を行おうとするものでございます。  具体的には、お手元の資料の改正の概要欄にありますように、まず、条例名につきまして造成土地管理事業を加えまして、千葉県水道事業、工業用水道事業及び造成土地管理事業の設置等に関する条例に名称を改め、また、概要の2にありますように、水道事業、工業用水道事業に加えまして造成土地管理事業を設置して、その事業内容及び事業区域を追加するとともに、引き続き地方公営企業法の規定の全部を適用するという内容でございます。  さらにその下にございますように、組織名を千葉県企業局に、また管理者名を千葉県企業局長に改正しようとするものです。  また、その下の4の所要の規定の整備とありますが、これは水道局で所管しております水道局企業職員の給与の種類及び基準を定める条例、水道事業給水条例工業用水道条例、そして水道事業収入証紙条例について、管理者名等を条例の附則において改正しようとするものでございます。  施行日は平成31年4月1日です。  以上で説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 済みません、本当は総務なのかもしれませんけれども、新たに一緒になってポストとなる企業局長、これは何級に相当する人事になるかわかれば教えてもらいたいと思います。それが1点。  それから、一緒になることによって管理職、いわゆる行革から出た話ですから、一緒になる前と比較をして、管理職の人数がどの程度減るのか。そこまでわかっていれば教えてもらいたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) その辺は、知事部局における所管部局も含めまして、局長の処遇などにつきましては、今回上程させていただきました条例が改正されまして組織統合が正式に決定された後、知事の責任のもとで検討され決定されることになるものと考えております。  また、管理職の人数でございますが、新しい組織の業務内容とか業務量とか、そういうものを勘案しまして現在精査中でございますので、まだちょっと正確な数字が出ておりません。お知らせできる段階になりましたら御報告したいと思います。     (阿井伸也委員、「ありがとうございます」と呼ぶ) ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑ありませんか。  本清委員。 ◯本清秀雄委員 昔、松戸の水戸街道に向かって東京から右のほうの日立自動車、あの周りの水を、工業用水のほうでくんじゃって、地面や団地が下がったんですね。それで、一番ひどいところは2メートルぐらい下がったんですよ。そのときに友納知事が何とか工業用水を使ってくれと、北松戸の工業団地のほうに言ってくれということで、工業用水の水を使えるようにお願いしたら、おまえが高い水使わしたんだといってそういうのが残っていますけれども、工業用水の水と今度合併したら、水の料金は今までのまま変更ないかどうか、あるのか。 ◯委員長(小池正昭君) 山本工業用水部事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課でございます。  組織統合後にも工業用水の料金については変更がないというふうに認識しております。
        (本清秀雄委員、「安心しました」と呼ぶ) ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑ありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 質疑はこれ以上ないようですので質疑を終結します。  これより討論を行います。討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 討論ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第12号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員。よって議案第12号は可決すべきものと決定しました。  企業土地管理局の関係職員の方々、ありがとうございました。御苦労さまでした。     (企業土地管理局関係職員退室) ◯委員長(小池正昭君) 以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、諸般の報告その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 3問お願いします。  先ほど局長から諸般の報告にあった第二期の上下水道の料金徴収一元化だが、平成33年1月まで2年以上ある、今後のスケジュールはどうなるのか教えてもらいたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 貫井業務振興課長。 ◯説明者(貫井業務振興課長) 業務振興課でございます。  主なスケジュールでございますけれども、今年度は一元化を推進していくための6市と県水道局をメンバーとした実施作業部会を立ち上げたところでございます。今後、6市とともに既存の水道料金システムの改修に向けた準備作業に着手しております。平成31年度でございますけれども、システムの改修に着手するとともに、6市においては12月議会を予定しておりますけれども、規則改正、協定書等の議決、県議会においては2月議会を予定しておりますけれども、6市からの徴収委託に係る議決を得る必要がございます。また、お客様に対する周知、広報活動を行い、平成32年度には本番に向けてテストを実施いたします。  当局としては、第二期徴収一元化がスムーズに開始できるよう、万全の対策をとっていきたいと考えております。 ◯委員長(小池正昭君) はい。本間委員。 ◯本間 進委員 この件に関しては要望ですけれども、県民が利便になることだから、円滑な実施に努めるようにお願いいたします。  また、習志野市の参加の見通しはどうかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 貫井業務振興課長。 ◯説明者(貫井業務振興課長) 業務振興課長でございます。  習志野市は、現在下水道と市営ガスの事業で徴収一元化を実施しておりまして、上下水道の徴収一元化を実施するためには、市営ガス事業を分離する必要性などについてさらなる検討を行う必要があることから、平成33年1月の参加については見送ったところです。しかしながら、習志野市とは引き続き徴収一元化に向けて協議を行っていくこととしております。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今後も習志野市を含めた徴収一元化の完全実施に向けて努力してもらいたいと思います。  2問目に入ります。地震や豪雨などの災害で水道施設が大きな被害を受けていることが報道されているが、被災事業体への応援体制はどうだったのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 大規模災害時におけます被災自治体からの応援要請につきまして、7月7日まで続きました平成30年7月豪雨、いわゆる西日本豪雨の際には、被災が広範囲であったことから、公益社団法人日本水道協会の調整によりまして、広島県や岡山県などの被災自治体に対しまして、同協会の九州地方支部ですとか関西地方支部等が給水車などを派遣したというふうに把握しております。当局でも、応援要請があった場合に備えまして、ペットボトル水などの応援物資の在庫確認ですとか、応援派遣体制の準備などを行いましたが、関東地方支部からの要請はなかったため、直接の対応までは至らなかったところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 西日本豪雨以外にも、今回の北海道の胆振東部地震や台風24号などの災害が続いているので、引き続きほかの水道事業体への応援体制には万全を期してもらいたいと思います。  そこでお伺いします。千葉県水道局が被災した場合、応援要請はどのように行うのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 当局が被災した場合の応援要請ということなんですが、その場合、災害時の応援協定を締結しております千葉県水道管工事協同組合等に対しまして応援要請を行い、応急復旧などの対応を行うこととしております。また、それでも応援が不足する場合、そういう場合には県水政課を通じまして、県内水道事業体に対する応援要請のほか、日本水道協会関東支部長であります横浜市水道局に連絡をいたしまして、関東地方支部内の各都県支部長に応援要請を行うことになります。さらに、当局と個別協定を締結している近隣主要大規模事業体への応援要請も行うこととしております。また、それでもなお関東地域でも応援が不足するという場合には、日本水道協会救援本部に対しまして応援要請を行い、関西など他の地方支部から応援を受けることになります。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今後とも発生が予想される大規模地震等に備えて、ほかの水道事業体への連携強化など、危機管理体制の充実を図っていただきたいと思います。  次に、東京都は2025年から水道の使用量を遠隔操作で検針するスマートメーターの大規模な実証実験を始めるというこの前報道がありました。我が千葉県では、水道にスマートメーターを考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 貫井業務振興課長。 ◯説明者(貫井業務振興課長) 業務振興課でございます。  水道のスマートメーターにつきましては、導入事例もございますけれども、いまだ開発段階にありまして、費用対効果などの視点から、他の事業体などの研究、実証実験の状況を注視しつつ、今後当局としても研究していくことが必要と考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 最後に、東日本大震災の各浄水場の放射性セシウムの濃度のペーパーを最後もらって終わり、はい終わり。もらえばいいよ。 ◯委員長(小池正昭君) 萬谷総務企画課長。 ◯説明者(萬谷総務企画課長) 済みません、先ほど西日本豪雨の説明の際、7月7日まで続いたと何か申し上げてしまったようです。7月8日の誤りでございます。おわびして訂正いたします。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに御質問ありますか。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 私から1点お願いします。  先ほど局長の報告の中でもありました、中期経営計画の平成29年度の実績の中で、管路の更新、耐震化につきまして、東日本大震災以降、湾岸地域を中心に重点的にやってきておりますけれども、平成29年度の実績について教えていただければと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 中期経営計画における平成29年度の計画70.3キロメートルに対し、65.4キロメートルの耐震化を進め、耐震化率は20.7%となりました。このうち、湾岸埋立地域では、計画の25キロメートルに対し24.4キロメートルの耐震化を進め、耐震化率は40.1%となりました。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ありがとうございます。そうしますと、今年度、平成30年度の計画で、末でどのぐらいになるか教えていただければと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 給水課でございます。  平成30年度の計画でございますが、76.2キロメートルの耐震化を進めまして、耐震化率は21.8%となる計画でございます。このうち優先して耐震化を進める湾岸埋立地域につきましては、計画25.9キロメートルの耐震化を進めまして、43.8%となる計画でございます。
     以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ありがとうございました。ぜひ計画どおり進めていただいて、この5カ年の計画が終わるときには計画が100%できるように、ぜひともお願いをいたしまして終わりたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質問ありますか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 1つ教えていただきたいんですけれども、中期経営計画で強靱な水道の構築というふうにあります。先ほど武田委員、それから本間委員から震災、豪雨等の対応、また矢崎委員から耐震化という話があったんですけれども、福島原発のときに何が最大の原因であったかというと、やはり電源喪失ということなんですよね。今回も北海道の地震ではやはり電源喪失が長く続いてさまざまな影響が出たんですけれども、県水も工業用水もそうなんですけれども、まず浄水施設、それから給排水施設の電源、これのいわゆる災害対応というのは現在どのようになっているんでしょうか。電源という意味でね。 ◯委員長(小池正昭君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  全ての浄水場、そして主要な給水場には非常用発電設備を設置しておりまして、大規模な停電が発生した場合におきましては、そちらについて電源を確保しております。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 だから、それはわかっているんだけど、何日間もつの。それが重要だと思うんですね。 ◯委員長(小池正昭君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 現在設置しております非常用自家発電設備でございますけれども、燃料の備蓄量によりますけれども、おおむね半日ということになっております。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 給水場のほうはどうなの。給排水はないの、そういうのは。 ◯委員長(小池正昭君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 主な給水場には、24時間非常用発電設備を設置しておりますけれども、浄水場、給水場ともに約半日程度の備蓄量となってございます。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今の回答で、半日ということですよね。電力会社もどれだけの時間で復旧するかわからない場合がありますよね。そうすると、半日しかもたない場合、半日その自主電源が燃料がなくなったり燃料を運べなかった場合に、どのような事態になるわけ。 ◯委員長(小池正昭君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 燃料が尽きてしまうということは電気がなくなりますので、ポンプ送水のほうもできなくなるものと考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そうですよね、だから断水が続くということになるわけですよね。だから、電源というのは物すごく大切で、半日では電力会社さんも復旧するかどうかわからないので、もう少し自主電源というんですか、そういうものに対するリスクを回避するようなマネジメントというか、例えば燃料の備蓄に対してもそうでしょうし。いざというときに近くにその燃料を調達できるような手段があるかどうかというその危機管理をぜひ持って臨んでいただきたいなというふうに思いますので、これは要望としてお願いしたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質問はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、以上で諸般の報告その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(小池正昭君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  水道局関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり、閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(小池正昭君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小池正昭君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら、御発言願います。     (「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で水道局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前10時49分休憩        ─────────────────────────────        午前10時57分再開 ◯委員長(小池正昭君) 休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(小池正昭君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(小池正昭君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  今泉総合企画部長。 ◯説明者(今泉総合企画部長) 初めに、議案の概要について御説明いたします。  本日御審議いただく総合企画部関係の議案は3議案でございます。  まず、議案第1号平成30年度千葉県一般会計補正予算(第1号)について御説明いたします。  今回の補正予算の主な内容ですが、総合企画部及び人事委員会事務局の職員人件費について、4月の組織改正や人事異動に伴い、それぞれ所要額を精査した結果、1億7,962万5,000円を減額計上いたしました。  また、観光振興や住民の利便性向上を図るため、房総半島中央部における鉄道利用の活性化検討調査を行うため増額を行うほか、過年度統計調査委託費国庫返還金などの増額を含め、合計で1億5,640万8,000円を減額し、既定予算と合わせた総合企画部と人事委員会事務局の予算を102億3,695万円としようとするものでございます。  次に、議案第11号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、県民の利便性向上を図るため、旅券事務を住民に身近な窓口である市町村に移譲するものでございます。  次に、議案第21号かずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議についてですが、君津地域における水道事業の経営基盤強化を目指し、君津広域水道企業団が実施している水道用水供給事業と君津地域4市の水道事業を合わせて経営する広域連合を設置するため、4市と規約について協議するに当たり、地方自治法第291条の11の規定により議会の議決に付するものでございます。  各議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について2点御報告申し上げます。
     まず、総合計画の政策評価について御報告いたします。  今年度からは、毎年度の県行政の活動量をはかる行政活動目標に加えて、地域の医療体制に安心を感じている県民の割合などの、4年間で達成を目指す社会目標の推移についても新たに評価の対象とし、状況を数値化して把握、分析することといたしました。平成29年度の実施状況について申し上げますと、社会経済情勢など外部要因の影響を強く受ける社会目標について、進捗率60%以上の目標数は約6割程度にとどまるのに対し、行政活動目標については進捗率60%以上の施策数が約8割に達しました。このことから、当初予定されていた行政活動はおおむね遂行することができたものの、その効果が反映されるまでにはなお期間が必要と考えております。今後、この評価結果に基づいて施策や取り組みの改善を図り、総合計画の効果的かつ着実な推進に努めてまいります。  次に、男女共同参画センターの移転について御報告いたします。  移転先となる都町合同庁舎では、9月25日に一部業務が開始され、現在当センターについても10月20日からの業務開始に向けて、附帯設備の整備を初め、移転に係る業務を着実に進めているところです。今回の移転に伴い、施設の面積は従前の約1.7倍となります。また、子育て世代にも利用しやすい施設とするため、キッズスペースや専用の託児室を新たに設置したほか、県民の皆様が自由に利用できる交流スペースを新設するなど、施設内容も充実させたところです。  さらに、移転を機にセンターをより多くの県民の皆様に利用していただけるよう、県民だよりやセンターのホームページ、各種案内やリーフレットを活用し、市町村等関係機関の協力も得ながら、積極的に周知を行っていくこととしています。あわせて、12月にセンター移転の周知を兼ねたイベントも開催する予定です。  以上、議案の概要並びに諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(小池正昭君) それでは、当局に説明を求めます。  中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) それでは、議案第1号につきまして、政策企画課の平成30年度9月補正予算案について御説明いたします。  お手元の議案説明資料の5ページをお開きいただければと思います。議案説明資料の5ページでございます。第2款第2項第1目企画総務費の補正額は1億9,842万7,000円の減額で、その内容は、4月の組織改正や人事異動に伴う職員人件費の減によるものでございます。  次に、下段をごらんください。第3款第1項第1目社会福祉総務費の補正額は1,152万7,000円の増額で、その内容は、女性サポートセンターの4月の人事異動に伴う職員人件費の増によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 国際課の9月補正予算案について御説明いたします。  同じ資料の6ページをごらんください。第2款第1項第15目諸費の補正額は187万9,000円の増額でございます。その内容は、旅券発給事業のうち、旅券発給事務権限移譲として、旅券の発給申請受理及び交付等の事務について、平成31年3月18日から松戸市に権限移譲を行うため、窓口整備の助成等必要な経費を計上するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小池正昭君) 笹生統計課長。 ◯説明者(笹生統計課長) 続きまして、統計課の9月補正予算案について御説明申し上げます。  同じ資料の7ページをごらんください。第2款第7項第2目委託統計費の補正額は1,133万8,000円の増額でございます。その内容は、過年度統計調査委託費国庫返還金としまして、平成29年度に国から委託を受けて実施しました各種統計調査事業に係る委託費の精算により確定しました執行残額を国に返還するための経費でございます。  以上ございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) それでは、交通計画課の平成30年度9月補正予算について御説明いたします。  同様の資料の8ページをごらんください。第2款第2項第9目交通計画費の補正額は1,000万円の増額でございます。その内容は、房総半島中央部における鉄道利用の活性化検討調査といたしまして、観光振興による地域経済の活性化や地域住民の利便性向上を図るため、いすみ鉄道、小湊鉄道を利用した観光周遊ルートの造成や、環境整備等についての調査検討にかかわる経費を補正予算として計上するものです。  以上になります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(小池正昭君) 田中任用課長。 ◯説明者(田中任用課長) 人事委員会事務局の9月補正予算案について御説明いたします。  同じ資料の9ページをお開きください。第2款第8項第2目事務局費でございますが、補正額は727万5,000円の増額で、その内容は、本年4月の人事異動に伴う職員人件費の増額でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  塚定委員。 ◯塚定良治委員 私は、鉄道網整備事業について伺います。  ただいまお話しいただきました房総半島中央部における鉄道利用の活性化検討調査がこのたび新規事業として計上されておりますが、その理由について伺います。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) これまでいすみ鉄道では、鳥塚前社長がさまざまなアイデアを実現してきたことで、観光資源としての全国的な知名度が高まりまして、集客が図られてきたところでございます。委員御案内のとおり、いすみ鉄道は季節を問わず集客が見込まれる、地域にとって貴重な観光資源となっております。鳥塚前社長は6月に退任したところでございますが、今この時期においても、空白期間を置くことなく速やかに調査に取りかかり、上総中野駅で接続する小湊鉄道とあわせまして、房総横断鉄道としての機能に着目して、新たな取り組みを検討いたしまして、集客の増加につなげていきたいと、そういうふうに考えてございます。 ◯委員長(小池正昭君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 ただいまいすみ鉄道の状況についてお話がありましたけれども、同じく小湊鉄道ということで、これまでも私は中房総の観光振興については何回も質問をさせていただいてお願いをしてまいりました。中房総観光にとっては、このいすみ鉄道、小湊鉄道は大変重要な鉄道でありますし、これが横断することによっての可能性というのは大きなものがあろうと思います。期待しております。  今後、この事業についてはどのように進めていく予定なのか、伺いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 今御質問いただきました調査事業を今後どう進めていくのかという御質問でございます。今後、この調査につきましては、実施事業者についてプロポーザルにより選定していきたいと、そういうふうに考えてございます。スケジュールといたしましては、調査自体は今年度中に完了させまして、来年度以降、調査結果をもとに、鉄道事業者や地元自治体、そしてその他民間事業者等と連携いたしまして、房総横断鉄道を活用しました今後の取り組みについて検討していきたいというふうに考えてございます。 ◯委員長(小池正昭君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑はありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今の塚定委員の質問に追加なんですけれども、これは将来的に、例えば、この両方の鉄道を結ぶとか、その間の連絡をスムーズにするとか、そういう想定を考えているの、1,000万円もの予算をかけて。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 調査の内容の中で、今委員御指摘のような小湊鉄道といすみ鉄道の線路がつながっているというところで、今は、上総中野駅でおりて、乗り換えをしていただいているというところでございます。素直な気持ちとして、線路がつながっているんだから直通させたいという、いろんな声があるというのは事実だというふうに考えてございます。なかなかいろんな課題がある中で難しい状況ではございますけれども、今回の調査の中に直通運転の実現可能性というのも1つ加えてございまして、観光面での調査を含めて、加えてその直通に関する実現可能性調査ということで、いろんな施設面での整備上の問題であるとか、そういうものを洗いざらい検討いたしまして、それで関係者間で議論をする上でのたたき台にしたいと、そういうふうに考えてございます。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 討論ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第11号関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、議案第11号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 議案第11号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  お手元にございます総合企画水道常任委員会議案説明資料11ページをお開きください。本条例は、県民の利便性の向上を図るため、旅券事務を住民に身近な窓口である市町村に移譲しようとするものでございます。  内容は、旅券法及び旅券法施行規則に基づく旅券の発給申請受理及び交付等の事務について、松戸市へ権限を移譲するというものでございます。  施行期日は、平成31年3月18日となります。  なお、松戸市への権限移譲は県内26団体目となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
    ◯委員長(小池正昭君) 質疑はありませんか。  武田委員。 ◯武田正光委員 旅券事務の市町村への権限移譲についてお聞きします。  現在の移譲の状況、進捗状況はどうか教えてください。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 県では、平成30年度までに全市町村に移譲を行う方針を立て、移譲を進めてきたところでございます。本議会においては、松戸市への移譲に係る関係条例の改正案を提案させていただいているところであり、先ほど申し上げたとおり、松戸市を含めると、移譲を受ける市町村は26市町となる予定です。これまでに移譲した市町においては、申請者から便利になったとの声が多く寄せられ、事務も滞りなく進められているところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 武田委員。 ◯武田正光委員 関連で。  平成30年度までに全市町村に移譲するというお話、方針であったとのことですが、今後どうするのか教えてください。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 今後どうするのかとの御質問について、市町村への移譲と、それから県の窓口の取り扱いの2つに分けてお答えいたします。  まず、市町村への移譲ですが、残りの28市町村については個別の事情により思うように進んでいないものの、今後移譲を受けたいという考えを持っている団体もございます。身近な市町村でのパスポートの手続ができることは県民の利便性の向上につながりますことから、引き続き全市町村への移譲を目指し、県の支援等について丁寧に説明を差し上げながら、市町村に働きかけてまいります。  具体的なスケジュールのイメージでございますが、今年度中に改めて市町村に説明を行います。翌平成31年度には各市町村で組織、予算、場所等の準備を行っていただき、平成32年度中には順次移譲を進めていただきたいというスケジュール感を抱いております。  それから県の窓口についてでございますが、現在2つの旅券事務所と9つの地域振興事務所に旅券の申請窓口を設けております。現在の移譲の進捗状況を踏まえて、今年度末までに東葛飾旅券事務所、印旛、香取、君津地域振興事務所の4つの申請窓口を閉鎖いたします。残りの6つの申請窓口につきましては、先ほど申し上げましたとおり平成32年度までに順次移譲したいと考えておりますので、これにあわせまして、当初平成30年度までの閉鎖予定としていたものを、平成32年度までの閉鎖としていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) 武田委員。 ◯武田正光委員 わかりました。身近な市町村で手続できることは、県民にとって大変便利なことでございますので、全市町村への移譲を引き続き進めてください。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかにございますか。  本清委員。 ◯本清秀雄委員 この松戸のあれはもう古いんですよね、旅券事務所はね。そのときに、中の職員で収入印紙を売るのに、女性を3人か4人使って。その収入印紙の売り上げでもいいから。男性は再就職があるけれども女性にはないから、県に再就職をしたいという女性がいたらそういうのをやらせたらどうかね。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 東葛飾旅券事務所で証紙を販売しておりますのは民間の窓口でございまして……。     (本清秀雄委員、「いや、あれは千葉銀行だろうよ」と呼ぶ) ◯説明者(冨沢国際課長) はい。 ◯委員長(小池正昭君) 本清委員。 ◯本清秀雄委員 民間じゃない、千葉銀行にやらせているんだ。それで、松戸は今度はどこかの会社に委託したいというんだよな、収入印紙を売るのを。だから、松戸市にも就職したい人がいっぱいいるんだから、民間、そんなのやらないで、市役所に入りたいOBか何かがいてやるならそういう人を、県がやるなら県のOBの女性が再就職がないんだから、男性はあるけれども。何言っているかわかる。     (冨沢国際課長、「はい」と呼ぶ) ◯本清秀雄委員 もう少し気を使ってやれっていうんだよ、仕事を。  以上、終わり。要望。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) 松戸市のほうにもしっかり伝えたいと思います。 ◯本清秀雄委員 言っているんだけどさ、松戸市にも、私が。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 11号の関連なんですけれども、移譲が進まない1つの理由に、やはり職員数の少ない市町村の場合に、新たな職員の雇用とかそういう経費がかさんで、いわゆる業務移譲に伴う財源移譲では足りないと、赤字になってしまうという声を聞いているんですけれども、その辺いかがなんでしょうか。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) まず、件数が少ないだとかといった市町村においては、職員が兼務するという形で新たに職員数をふやさずに対応していただくといった対応を取っていただいているケースもございます。また、事務処理につきましては、交付金も交付しておるところなんですけれども、これにつきましては3年ごとの見直しを考えておりますので、その際実態等を把握しながら十分検討してまいりたいと思っております。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そこで一番は多分人件費だと思うんですよね。そうすると、ここのところ人事院勧告は毎年のように値上がりをしているわけで、3年に1度の見直しでいいの、実際に。どうなの、その交付金の見直し。 ◯委員長(小池正昭君) 冨沢国際課長。 ◯説明者(冨沢国際課長) その辺は3年とは考えてはおりますけれども、状況は十分把握したいと思います。  単価の見直しにつきましては、給与の改定に伴って、その見直しは行ってはおります。あと、全体の標準処理時間だとかといった実態の把握に合わせた更新は3年ごとですので、給与は毎年反映されます。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 毎年、今パート職員も最低賃金が上がる時代ですので、ぜひそういう配慮をしながら権限移譲を進めてもらいたいなと思います。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに質疑ありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 以上で質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 討論ないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第11号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第11号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第21号関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、議案第21号かずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) それでは、議案第21号かずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議につきまして御説明いたします。  お手元の議案説明資料12ページをお開き願いたいと思います。  まず、今回の統合の形態について御説明させていただきます。資料下部にございます統合後の事業形態(イメージ図)をごらん願いたいと思います。現在、君津地域におきましては、県及び木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市が水道用水供給事業を行う君津広域水道企業団を設置し、また、県水道局及び4市の水道事業体がこの企業団から用水供給を受け、末端給水事業を行っている状況にございます。こうした中、君津地域における水道事業の運営基盤の強化を図るため、4市の水道事業を統合し、統合後の水道事業と水道用水供給事業をあわせて経営するかずさ水道広域連合企業団を新たに設置するものでございます。
     なお、県水道局は、新たに広域連合を設置した後も、広域連合から用水供給を受け給水を行うこととしており、また、県は従来どおり水道用水供給事業に対してかかわっていくこととしております。  それでは、上に戻っていただきまして、議案の趣旨について御説明をいたします。かずさ水道広域連合企業団の設置に向け、その名称や構成団体、処理する事務など基本的事項を定めた規約を制定することにつきまして、構成団体と協議を行う必要がありますが、この協議に当たっては、地方自治法の規定により構成団体の議会の議決を要するとされているところです。このため、規約案として今回御提案をさせていただくものでございます。  次に、設置する広域連合の概要でございますが、1番目の名称についてでございますが、かずさ水道広域連合企業団。2の構成団体につきましては、県と木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市。処理する事務につきましては、まず1つとしまして、4市の区域の水道事業の経営に関する事務、また1つといたしまして、広域連合が行う4市の区域の水道事業及び県水道局への水道用水供給事業の経営に関する事務としております。また、この広域連合の設置日につきましては、構成団体の議会の議決を経た後、総務大臣に設置の許可申請を行うことから、その許可のあった日を設置日としております。その後、準備期間を設けた後、5の事業の開始についてでございますが、平成31年4月1日からとしております。  説明につきましては以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ◯委員長(小池正昭君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 今説明がありましたけれども、君津地域においてはどのような課題認識のもと、水道事業の統合に向けた協議が進められていたのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 君津地域4市の水道事業におきましては、平成27年度でございますが、こちらにおける法定耐用年数40年を経過しました管路の割合が、地域全体の平均で29.2%と県平均を約15ポイントも上回っている状況にあるとともに、また技術職員の退職などにより技術の確保、継承などが困難になるということですとか、企業債残高の増加や料金収入の伸び悩みなどによりまして財務基盤が悪化することなどが懸念されている状況にあったところでございます。  こうした課題を解決いたしまして、地域における水道事業の運営基盤の強化を図るためには、統合が有効であるという認識のもと、協議がこれまで進められてきたところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 君津地域においては、地域における水道事業のさまざまな課題を解決するために統合が有効であるとの認識のもと、関係者の間で検討が進められたことはよくわかりましたけれども、そこでお伺いしますけれども、県においては、今回の統合により、先ほどお答えいただいた課題の解決に向け具体的にどのような効果が得られると認識しているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 今回の統合による具体的な効果といたしましては、まず1つといたしまして、統合に係る国の交付金がございます。こちらの活用などにより、管路の適切な更新が可能となること。また、水道施設の統廃合などによりまして、技術職員の集約ができます。こういったことにより、技術の確保・継承が可能となること、さらに、人員削減と事務の効率化などによりましてコストの抑制が可能となることなどが考えられ、これらによって君津地域における水道事業の基盤強化が図られるものと認識しているところでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望。水道は、県民の生活に欠かすことのできないライフラインである。本県においては既に人口減少が始まっている地域が多く、各地域の水道事業はさまざまな課題を抱えている中、将来にわたって県民に水を安定供給していくためには、水道事業の統合や広域化は有効な取り組みであると考える。このため、君津地域のみならず、各地域においても水道事業の統合広域化が進むよう、県の積極的な支援、取り組みを要望します。終わり。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第21号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 挙手全員。よって、議案第21号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審議を終了します。        ─────────────────────────────        水道施設の戦略的な基盤強化を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、意見書案が5件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、公明党から提出されております水道施設の戦略的な基盤強化を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。発言ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) それでは、当委員会として本趣旨の意見書案を提出することに決定します。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        9条改憲に反対する意見書(案)関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、共産党から提出されております9条改憲に反対する意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        領土問題の根本的解決を目指す国際交渉を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、共産党から提出されております領土問題の根本的解決を目指す国際交渉を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 賛成者がおりませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯地配備計画の断念を求める意見書(案)関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、共産党から提出されております陸上自衛隊オスプレイの木更津駐屯地配備計画の断念を求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 賛成者がおりませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        歯止めなき防衛予算拡大の見直しを求める意見書(案)関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております歯止めなき防衛予算拡大の見直しを求める意見書(案)について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(小池正昭君) 賛成者がおりませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(小池正昭君) 次に諸般の報告その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。
    ◯本間 進委員 2問。  まず第1問は、成田空港活用協議会について質問します。成田空港活用協議会は、平成25年の設立時に、活動期間を平成29年度までの5年間に区切った上で、空港を活用して本県経済の活性化を図るため、官民一体となったオール千葉の体制で集中的にさまざまな活動を活発に行ってきたと認識しております。そのような中、成田空港については本年3月、成田空港に関する四者協議会において、発着枠50万回に向け合意されました。50万回時には、空港内従業員数が現在よりも3万人ふえるなど、さまざまな効果をもたらすことが期待されているとのことであり、本県経済のさらなる活性化につながるものと考えているところであります。  私は、昨年の6月議会の常任委員会で、成田空港のさらなる機能強化の議論が進む中、活動の期限が来たからといって機械的に終わらせることはいかがなものかと指摘しましたが、会員の総意として、活用協議会の活動期間が5年間延長されたことは、今後の県経済の活性化に大きな効果があると期待しているところです。  そこでお伺いしますけれども、今後の5年間で成田空港活用協議会は何を目指し、どのような事業を実施しようとしているのかお伺いをしたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 今後の5年間で活用協議会が何を目指し事業を実施しようとしているのかということでございます。活用協議会では、空港を活用した県経済の活性化に向け、幅広い分野の会員との連携、協働のもとさまざまな事業を展開し、最終的には協議会事業が会員自身の事業、施策として取り込まれ、会員、地域の利益につながることで経済の好循環が促進されることを目指しております。そこで、活用協議会では、成田空港を活用した経済活性化と成田空港を利用する人流、物流の拡大という2つの事業の柱のもと、成田空港を活用した新しいビジネス創出を促進する事業など6つの事業テーマから成る新たな事業計画を策定いたしました。  県としましても、こうした協議会の方針を受け、協議会事務局や会員と連携して事業の実施に協力してまいります。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 空港のポテンシャルがより一層高まり、ビジネスチャンスなどの拡大が期待される中、このような機会をしっかりと捉え、その経済効果を県内全域に波及させるよう取り組んでいくことは大切であると考えます。  そこでお伺いしますけれども、活用協議会では6つの事業テーマから成る新たな事業計画を策定したということだが、今年度はどのような事業に取り組んでいるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 活用協議会の今年度の主な取り組みについてでございます。  まず、会員に対してタイムリーな情報提供を行うために、6月に外環道の千葉県区間開通に合わせたセミナーを実施いたしました。今後は、空港を活用した新しいビジネス創出のための県産品の輸出促進に向けたアジア経済圏を対象にしたマーケティング調査を予定しているところでございます。また、教育機関等と連携した人材育成などを目指すため、必要とされる人材像などを明らかにする空港関連企業の雇用調査の実施などについても、現在関係者間で検討を進めているところでございます。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 空港関連企業の雇用調査などを実施する予定との答弁がありました。成田空港内には私の地元である千葉市民も多く就業しており、市民にとっても大きな雇用の場であると認識しております。千葉市内には、空港への就職を意識したプログラムを組んでいる大学もあると聞いており、調査に際してはそうした大学へのヒアリングも有効だと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。  そして、今後も進化を続ける成田空港を生かした本県経済の活性化に向け、県都千葉市においてもその経済効果が実感できるような形で、引き続き活用協議会による積極的な施策が展開を図れるよう、県もしっかりと支援をしていただきたいと思います。  さらに、先ほど水道常任委員会で阿井委員から要望がありましたので、成田空港でも停電が非常に問題があると思いますので、最低1週間ぐらいは自家発電ができるような、そういった施設整備もしっかり行ってもらいたいと思います。  次の質問に入ります。千葉県ICT利活用戦略の策定についてお伺いします。  昨今、担い手不足や働き方改革などの対応策として、AIなどICTの利活用がメディアをにぎわせています。地方公共団体においても、さまざまな取り組みや実証試験が報道されており、千葉県もこの動きに乗りおくれることなく、利活用の検討を進めていく必要があると思いますが、そこでお伺いします。  本県でも、本年度からICTの利活用に係る戦略策定に取り組んでいると聞いているが、その進捗はどのような状況であるかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) ICT利活用に係る戦略の策定につきましては、政策企画課内に新たにICT戦略班を設置いたしまして体制を整えますとともに、ICTに関する専門的な知見が必要になることから、外部委託により事業者の知識や情報も活用しながら素案の作成に取り組んでいるところでございます。現在、戦略策定の基礎となります本県のさまざまな特性や可能性、課題について調査・分析を進めておりまして、ICTに関する各方面の専門家から幅広く御意見を伺うため、有識者懇談会を開催しております。  今後は、調査・分析の結果を踏まえまして、波及効果の高いプロジェクトの選定ですとか、ICTの利活用を推進するための仕組みづくりにつきまして検討を進めていきたいと考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 事業者や有識者などの専門的な知見を生かしながら、戦略の策定作業が着実に進んでいることはわかりました。地域課題の解決や業務効率化に有効な手段であるICTの利活用の推進に向けては、庁内だけでなく、県民や企業、研究機関などさまざまな声を吸い上げ、巻き込んでいく必要があると考えます。  そこでお伺いします。庁内外のさまざまな声をどのように戦略策定に反映させていく予定であるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 中村政策企画課長。 ◯説明者(中村政策企画課長) まず、庁内におきましては、部局横断的に組織するIT利活用推進本部に新しく戦略的活用専門部会を設置いたしまして、庁内の取り組み状況や課題について情報共有を行うとともに、庁内アンケートも実施いたしまして、ICTに関する要望や問題意識の掘り起こしに努めているところでございます。庁外におきましては、有識者懇談会の委員から当事者としての実体験に基づいた御意見を伺うとともに、県内の市町村、民間企業、団体等から構成される千葉県地域IT化推進協議会を通じまして、戦略に関する御要望や御意見などを伺う予定としております。こうして把握いたしました庁内、庁外のさまざまな声につきましては、戦略にしっかり反映させてまいりたいと考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 本間委員。 ◯本間 進委員 最後に要望です。総合計画に掲げる「くらし満足度日本一」を実現するためには、ICTの戦略的な利活用が不可欠です。現在策定作業を進めているICT利活用戦略は、本県における今後の取り組みを左右する非常に重要なものになると考えています。県庁内はもちろんのこと、県民や民間企業、大学、研究機関など、さまざまな主体が共感し、自立的に取り組みが生まれるような実効性の高い戦略をぜひ作成していただきたいと思います。  終わります。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 私から3点質問させていただきます。  まず1つ目は、東葉高速鉄道です。この議会でも、本会議でも質問がありましたけれども、その答弁を聞いていますと、県の支援策につきましてちょっとなかなか進んでいないなという気がいたします。  そこでまず確認ですけれども、自立支援委員会、6月の常任委員会のときお聞きしまして3月に開催をされましたけれども、その後開催されていますでしょうか。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 自立支援委員会の開催はまだしておりません。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 開催されない理由と、また次回の日程について決まっているかどうか教えていただければと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 自立支援委員会を開催していない状況、どういう理由かということでございますけれども、まず、今6月議会でもお話しいたしましたけれども、まず、平成29年度決算を踏まえて長期収支についてのローリングをするということがございます。その案が今会社から示されたところでございまして、今これについて、まさにその費用と収入の見込みが適切か等について内容の確認を行っております。なので、この作業が終わりましたら、次の自立支援委員会で議論するほかの議題も含めて事務レベルで調整を行っていくという段階でございまして、今のところまだ自立支援委員会の開催には至っていませんけれども、開催する方向で今調整をしているという状況でございです。  先ほど私、済みません。6月議会で答弁したと言いましたが、9月議会で答弁したということで誤りでございました。訂正いたします。済みません。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 まだ次回の日程もちょっと決まっていないということで、ここでも何回も言っていますけれども、県を含めた東葉高速に関する支援策というのが昨年の3月に終了いたしまして、それから支援する方向というのは決まっていますが、具体的にはまだ決まっておりません。そして、今後経営がそのまま自然体でいった場合に、将来的に資金がなくなる可能性が大変高いということは県も認識をされておりますので、どこかのタイミングで必ず県の支援、または船橋、八千代といった関連自治体、あとはメトロといった関係機関の支援が必要になると思います。ですので、なるべく早い段階で県の支援策を取りまとめていくことが東葉高速鉄道にとっても大変意味のあることだというふうに思いますので、なかなか担当課ともお話ししていても、その金利動向についてよく見きわめなければいけないとかそういうことが言われておりますけれども、そういったことを言っていますといつまでたっても決まらないと思いますので、やはりタイミングといいますか、期限を区切ってある程度船橋や八千代にも言っていくことが必要なのかなと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。例えば、もう次回の日程をいつ、何カ月後とかという形で決めてやっていくということはどうでしょうか。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 委員御指摘のとおり、これまでお示ししているように資金状況が金利動向によっては不安定な状況に置かれているというところは当然同じ認識を持っております。さればこそ、長期収支推計のローリングということで、その都度会社の経営状況はどうかというのを慎重にチェックしながら、一番大事なことは長期債務をどうなくしていくかということですので、支援のあり方、いろんな支援があると思います。会社が自助努力でどんどん返していくという話もあると思いますし、あとは当然、会社の資金が十分なくなってきたときに支援策をまとめていくことも大事だと思っております。なので、まさにその都度、会社の経営状況を確認しながら関係者で議論して進めていくというところで今調整をしておりまして、今後自立支援委員会の開催に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 本当になかなか難しいことだと思いますけれども、なるべく早く支援策をまとめていただくように強く要望させていただきたいというふうに思います。  そして2点目なんですけれども、次は東西線の混雑緩和について御質問させていただきます。東西線もかなりもう朝夕のラッシュ時は混雑がひどくて、それぞれの駅でもう本当に乗降客が多くて、そのために電車が常におくれるというのが常態化しておりますけれども、これにつきまして混雑緩和策について、何か今取り組んでいることがわかっていたら教えていただければと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 三林交通計画課長。 ◯説明者(三林交通計画課長) 東京メトロ東西線に関しての混雑緩和対策の御質問ということでございます。東京メトロによりますと、まず南砂町においてホームと線路の増設を考えているという話、あと木場駅においてホームやコンコース拡張、そしてエスカレーター、エレベーターの増設、また日比谷線との乗りかえ客の多い茅場町駅において、ホーム延伸やエレベーターの増設を、東京メトロによりますと2027年度までに行うという方向で聞いております。この対策の中には、当然電車の混雑を緩和するというのもありますし、ホームとか構内の混雑を緩和していくというものも含まれておるところでございます。  また、それにあわせまして、2025年度までに飯田橋駅と九段下駅の間の折り返し設備を改良することで、折り返し列車をスムーズに運行できるようにして増発を可能にするということを考えているというところでございます。  このような形で駅の改良工事でありますとか、折り返し設備の改良によって、東西線のラッシュ時の列車の遅延防止でありますとか、混雑緩和を進めていくということでございます。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ぜひその計画が着実に行くように引き続きメトロに対して要望していただければなと思いますので、こちらも要望させていただきます。  最後なんですけれども、先ほど部長の報告の中で男女共同参画センターについてございました。その中で、12月に周知を兼ねたイベントを開催するというお話がございましたけれども、この概要について、もしもう決まっていましたら教えていただければと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) こちらにつきましては、開催日時が12月2日の予定でございますが、詳細なテーマ等については今男女共同参画センターのほうで詰めているところでございます。確定いたしましたら、また県民の皆様方に積極的に周知を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(小池正昭君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 やはり県民の方に数多く利用していただかなければ意味がないと思いますので、これから詳細を決めるということですけれども、多くの県民の方に周知ができるような、そういったイベントにしていただくことを要望させていただきたいと思います。
     以上です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかにありますか。  本清委員。 ◯本清秀雄委員 本間委員の説明でわかりました。  終わり。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 2点ほどなんですけれども、まず水政課なんですけれども、先ほどの水道局のいわゆる非常用電源、県水ですら半日しかもたないという答弁がありました。心配なのは、県水よりもやはり経営状況が悪い県内の他の水道事業体、浄水場、それから給排水の施設の非常用電源が、いざというとき電源喪失になったときにどれだけもつのか、どれだけの間電力を非常用電源で供給できるのか、ぜひ調査をしていただきたいと思うんですけれども。今回の北海道の地震でも、管路はもとより、やっぱり電源がないんで断水が非常に長い期間続いたという事例もありますので、その辺緊急に調査を、仕事をふやして申しわけないんだけれども、してもらいたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯委員長(小池正昭君) 金子水政課長。 ◯説明者(金子水政課長) 水政課でございます。  非常用電源のバックアップというのは、停電時に非常に重要になっております。基本的には私どものほうではそういった対応を行うためにそういった非常用電源、自家発等の設置等を事業者のほうに呼びかけているところでございますが、これまでそういった委員御指摘の確認等を行っていなかったというのはありますんで、ちょっとどこまで精査な数字が出るかわかりませんが、我々としてもそういった目標のもと、調査のほうを今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 もうかっている県水道局ですら、先ほど半日しかもたないという答弁がありましたので、最低でもやっぱり3日程度もつぐらいの燃料の備蓄とかそういうものを備えたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。  それからもう1点は、空港の機能強化に伴う周辺地域のいわゆる基本プラン、それから実施プランと言われる振興策についてなんですけれども、特に空港の東側、南側、ほとんどの土地が森林と農地ですね。そうなると、そこに何を企業誘致するにしても何するにしても、この林地開発と、それから農地転用が伴うんですね。今回の本会議でもさまざまな質問が出ていましたけれども、これをクリアしない限り地域振興に資する用地が確保できないわけで、これには恐らく特区を活用する以外に、農林水産省がそんな広大な面積を転用させるわけがないんで、その辺どのようにこれから実施プランをつくる上で考えているのかお聞きしたいと思います。 ◯委員長(小池正昭君) 松尾空港地域振興課長。 ◯説明者(松尾空港地域振興課長) 地域づくり、地域振興を図る上で土地の利用規制についてどのような対応を考えているのかという御質問でございます。3月に基本プランということで、どんな方向でやっていくというところまではまとまっているところでございまして、今年度になってから各市町を回って、それぞれの市町がまちづくりを具体的にどのように考えているかということを聞いてきたところでございます。  委員御指摘の、例えば森林法であるとか農地転用をどうするかということについては、まずは計画を具体的に、大体この辺とかということではなく、ぴしっとここがというように、計画を詳細に詰めていった上で、その際企業誘致であったり、そういった他の用途に使う上でどういったものが課題になるかということを整理していく必要があるということでございます。  県では、そうした市町との協議を踏まえ、今後委託の調査も活用して、課題を整理して対応していきたいと思っております。 ◯委員長(小池正昭君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 課題を整理してっておっしゃっているんだけれども、現実問題とするともう直面している問題があって、例えば国道、県道沿いの土地であっても、優良農地であったりとか、そういうところがたくさんあるわけですよ。だから、場所を決めてから、それからじゃあそれをどうするかって考えるんではなくて、最初からやはり特区申請をするつもりでやらないと、恐らく絵に描いた餅になるのが、私は実施プランではないかなと。市町村から、じゃ、こういうことをやりたい、こういうことをやりたい、やってほしいと言われても、結局はそういう規制が障害となって、絵に描いた餅になってしまうんで、できれば、今後その実施プランを作成する上で、もう先々を考えたそういう実施プランづくりをしてもらいたいなというふうに思っています。  例えば、商工労働部でも企業誘致等動き出しているようですけれども、そこで選定している用地ですら農振地域であったり、大規模な林地開発をしなければいけないとか、そういう最初からもう大きな課題のある用地ばかりですので、ぜひ特区を申請するような方向で最初から進めてもらいたいなというふうに思います。  以上、答えられないでしょうから結構です。 ◯委員長(小池正昭君) ほかに。  天野委員。 ◯天野行雄委員 済みません、1点、要望させていただきたいというふうに思います。  いろいろと今まで防災に関係する部分、いろんなお話も出ていましたが、公共交通の運転状況の情報化の関係です。要するに、この前の台風24号の中で、新幹線がもう夕方の17時に運行を停止したり、また、例えば千葉県で言うとディズニーランドが9時まで開園していたけれども、京葉線はその1時間前にもう運行をやめてしまったというような状況がありました。これは、公共交通機関の立場で言えば、安全性を確保するという点からはもちろん問題ないことかもしれませんけれども、各種デパートだとか大型のショッピングセンターだとか、そういうようなレクリエーション施設、そこら辺の中で情報化されていないと、その方々が、逆に言えばそれから足が絶たれて、それでタクシーを待ったり、これからもっと災害の可能性が高まる時期に右往左往しながら行き先を探すというような状況があります。  そういう中で、情報化の部分についてはどういうふうにしていくべきなのか、やはりこれは公共交通機関ときちんと連携をとりながら、その調整役は誰がすればいいか難しいんですけれども、やはり県民、市民の安全を守るという観点から、そこら辺の公共交通機関のそういう運行状況等の市民への情報のあり方についてぜひ御検討いただければというふうに思いますんで、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(小池正昭君) ほかによろしいですか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(小池正昭君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  総合企画部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり、閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(小池正昭君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に一任願います。  次に、本日の委員会終了後、成田国際空港の現状に関する調査のため、委員の派遣を行いたいと思います。御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) それでは、そのように決定します。  なお、詳細については正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(小池正昭君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」、「正副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(小池正昭君) 特に御発言ないようですので、正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(小池正昭君) 以上で総合企画水道常任委員会を閉会します。        午前11時59分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....