宮城県議会 2022-12-02 12月07日-05号
豊穣の森の生態系、森林がもたらすエコロジーは、森羅万象、全ての動植物、無機物を問わず、自然界の中に宿る霊性を見いだす、アニミズムという世界感があります。十九世紀後半、イギリスの人類学者エドワード・バーネット・タイラーが提唱、定着させました。アニミズムの語源はラテン語のアニマで、アニメーションはこれに由来します。日本では、精霊信仰などと訳されています。
豊穣の森の生態系、森林がもたらすエコロジーは、森羅万象、全ての動植物、無機物を問わず、自然界の中に宿る霊性を見いだす、アニミズムという世界感があります。十九世紀後半、イギリスの人類学者エドワード・バーネット・タイラーが提唱、定着させました。アニミズムの語源はラテン語のアニマで、アニメーションはこれに由来します。日本では、精霊信仰などと訳されています。
日本は古来から山川草木、森羅万象、あらゆる自然に精霊が宿る、神々が宿るという自然崇拝をベースにしてきました。その自然崇拝の上に多神教の世界観が形成され、日本人の宗教観や価値観の基礎がつくられ、歴史、文化、伝統が織りなされてきました。命あるものすべては互いに連環し合い、生物多様性が保たれた豊かな生態系をはぐくんできたのです。
そもそも日本人は、祈りをたっとぶ謙虚な民族であり、森羅万象にこもる神々、記紀に語られる神社神道に基づく神々、そして、悟りを開く者を救い成仏させてくれるという仏をたっとび、祈りを捧げて参り、そして長年にわたって培われてきたしきたり、ならわしによって、時を定めて伝統的な祭事が営まれてきました。
自然というのは、天上、地上、地下、あらゆる森羅万象の意味ではないかと、私は思うのです。そして更に論を進められまして「いわば「未開発の開発」をどう進めるかが地域開発上の最大の課題ではなかろうか。」と結ばれておるのでございます。私はこの記事を読んで次のように感じました。知事の信念を要約するならば、社会と自然の未開発の面を開発する。また乱開発の面を是正する。