埼玉県議会 1990-09-01 10月02日-03号
戦後の保守政界には、昭和の妖怪と言われた岸元首相がおりましたが、怪物より妖怪のほうが、どうも一枚上のようであります。しかし、怪物には愛らしさが感じられそうでございます。さしずめ、畑知事は革新政界の怪物と思われます。
戦後の保守政界には、昭和の妖怪と言われた岸元首相がおりましたが、怪物より妖怪のほうが、どうも一枚上のようであります。しかし、怪物には愛らしさが感じられそうでございます。さしずめ、畑知事は革新政界の怪物と思われます。
そして事実、かつては田中内閣の日本列島改造論のもとで、そしてまた今は中曽根内閣の民間活力論、あるいは東京一点集中政策、相次ぐ大型プロジェクトの推進や、さらには国公有地の有効活用という名前で、大資本グループへの分配など次々に実施に移す中で、東京都内を中心にして、地価暴騰、地価の高騰という妖怪が実に暴れ回ったのであります。
いよいよ公の責任を県民と県下自治体市町村に転嫁する自治体臨調、地方行革元年の妖怪が全県土を襲い、自治不在、生活不在、住民不在のもとに着々と展開されようとしているんです。それこそ地方政治を死に追いやる危機を招くと言わなければなりません。私は、この懇談会に参加いたしました委員に何人かお尋ねしました。
次に二番目の問題として、これまた同僚議員の多くからいろいろの角度から質問がされております、光化学スモッグと称せられるところの、知事がいう妖怪ですが、その現象及びその被害と、知事が考えるところの車の規制というものが、知事はもうあきらめたというようにいっておりますけれども、そのことについて、もしそれが実現されると、知事の思うように実現できるということが考えられるとするならば、それが都民生活に与える影響について
科学的都政という表現の最もお好きな知事さんが、光化学スモッグに関してはこの間の所信表明の中で、あたかも妖怪が徘回するかのように予期しない場所に出没しておりますと、光化学スモッグの発生状況を訴えなければならぬことは、まことに皮肉な現象であると思います。大気汚染について自動車の排気ガスが大きな役割りを果たしていることは、これは明らかであります。
それらは、正体が不明であるだけに都民の不安は一そう深刻であります・光化学スモッグは一昨年七月に突如として杉並区の立正高校の生徒を襲って以来、あたかも妖怪が徘回するかのように予期しない場所に出没しております。特にことしはいままでよりも発生時期が早く、オキシダントの濃度が低くても発生し、人体に対する被害も大きく。被害の範囲も隣接県を含む広域に広がっております。