京都府議会 2017-09-01 平成29年9月定例会(第3号) 本文
次に、胃がん患者の約8割はピロリ菌保有者であると言われており、先日、府立医科大学の内藤裕二医師が昨年11月に出版された「胃がんの原因はピロリ菌です あなたや家族が胃がんで亡くならないために今すぐ行動を」を読ませていただき、ピロリ菌除菌の重要性を改めて認識いたしました。
次に、胃がん患者の約8割はピロリ菌保有者であると言われており、先日、府立医科大学の内藤裕二医師が昨年11月に出版された「胃がんの原因はピロリ菌です あなたや家族が胃がんで亡くならないために今すぐ行動を」を読ませていただき、ピロリ菌除菌の重要性を改めて認識いたしました。
まず、あんしん医療強化事業の中で、こども胃がん予防ピロリ菌根絶事業に関連してお伺いしたいと思います。
あんしん医療強化事業のうち、がん対策特別強化事業費及び子どもの胃がん予防ピロリ菌根絶事業費は、胃がんの予防及び発症リスクの抑制に寄与するものとして、我が会派が求めてきた施策の新規拡充事業であり、今後は市町村や高校との連携を通じて事業が広く展開されるよう求めるものであります。
世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関作業部会は、胃がんの約8割がヘリコバクター・ピロリ菌、以下ピロリ菌と申します、の慢性的な感染を原因としており、除菌で胃がん発生の危険性が30%から40%減る可能性があることから、各国がピロリ菌を考慮した胃がん対策をとるよう勧めています。
胃がん予防のモデル事業といたしまして、府立医大と連携して高校生へのピロリ菌検査を実施してまいりたいと考えているところでございます。 2つ目の柱として、早期発見でございます。
WHOによると、胃がんの約8割はピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染が原因とされており、除菌により胃がんを予防することが重要と考えます。京都府では、今年度、胃がん予防事業として高校生や中高年層を対象としたピロリ菌検査のモデル事業に取り組んでいますが、その取り組み状況はどのようであるのか、また本事業を今後のがん予防対策にどう生かしていくのかをお伺いいたします。
胃がんとピロリ菌の関係は長年研究されてきましたが、1994年、WHOは疫学的調査からピロリ菌を確実な発がん物質と認定しました。ピロリ菌の感染は、生まれてから10歳ぐらいまでに感染し、現在の感染率は、10代では10%以下に対して、50代では約50%、60代以上では80%の方が感染者と言われています。日本でも幾つかの調査が行われ、除菌により胃がんの発生率が3分の1に抑制されたことが発表されています。