現在の肉用牛の振るわない原因は、繁殖牛飼養者が少なくなったのであり、時間がかかる割に利益の少ない繁殖牛飼育者に対して、指導援助の手を差し伸べるべく、国、県は施策を立て、強力にこの施策を推進すべきだと思います。繁殖牛を農家に勧めるに当たり、農業をする以上、牛1頭は必需品であるということで奨励をしていただきたいのであります。牛を飼うことにより土づくりができ、収穫が上がる。
今後の肉用牛振興に当たりましては、小規模飼育者にも配慮するとともに、婦人肉用牛飼育事業等を含めて前向きに検討してまいりたいと考えておるところであります。 大家畜の改良増殖につきましては、よい子牛の生産と種牛の効率的利用を図る見地から、人工授精を基本としてできるだけ自然交配を避けてまいりました。
また、繁殖和牛飼育者の数を多くすることも肉用牛振興上きわめて重要でありますので、水田利用再編対策事業によります粗飼料の増産はもちろんのこと、野草、麦わら等の未利用資源の有効利用事業、また、複合営農促進のための家畜導入事業、さらには高齢者及び婦人肉用牛飼育事業等によりまして、小規模飼育者に対しても十分意を配しておるところであります。
一として、抗生物質の使用基準についてでありますが、用法により用量が異なることは理解できますが、現在の飼料には、添加剤が含まれておらず、飼育者が、個々の状況により飼料に混入しているのが実態であります。
更に、その見通しもたたぬとするならば、殺害をするほかはなくなると存じますが、その殺処分命令を聞き入れる可能性はなく、地裁へ訴訟を起こしたとのことでありますが、飼育者はもとより、付近住民の安全を憂え、一日も早くその処置が完全にとられるよう切望してやまないものであります。 もしも、訴訟が長びき、その間に事故が発生した場合の責任はどこがとるのか、これらも明らかにされたいのであります。
現在畜産振興の隘路は、素牛の導入、飼育者の利潤過少、事故牛の多発どういう隘路があると思います。素牛の導入については、遠く岡山、兵庫、鳥取あるいは熊本あたりから入れてあるわけでございますが、年々品不足で入手困難の情勢にあります。
その理由といたしましては、乳価が伸び悩み、同時に、えさの値上がりでいや気がさしたところの小規模の飼育者は、乳牛を殺して食べてしまつたからだということを言つております。そしてなお今後も、脱脂加糖や、あるいはまた練乳、バター等の乳製品の在庫がふえているので、当分飼養頭数の減少の傾向に進むものだろうという見解を付しまして、シヨツキングな報道をいたしておるのであります。
このように苦労している飼育の方々というのは、非常にたいへんでございますし、ただ単に大学の研究室を出たからよき飼育者になるわけではありません。飼育の方は掃除夫であり、獣医であり、あるいは動物のよき友人であり、しかも高度の生物学の技術者でございます。
それから第二点は、炭疸病の対策でございますが、これはただいまお話しがありましたように、岩手県、山形県の両県でつい最近に発生したところでございますけれども、これを機会にしまして、本県におきましても家畜飼育者、あるいは畜産関係者に対しまして、十分啓蒙指導をいたしましたほか、第一線の家畜保健衛生所の技術員につきましても、適格な診断と措置ができますように指導いたしまして、対策の迅速化をはかつたわけでございます
これにつきましては管理の制度並びに技術上改善を要する点がありますので、飼育者の責任範囲その他必要な改善をいたさせました。
いや県に入りますかな――県で取ります手数料を飼育者に還元する。豚をセンターに提供された方々に還元いたしますし、できるだけ豚の――豚というのは、瀨水議員も御承知のように、片寄りますのでね。相場がいいとき、みんなたくさん飼つて、それが出るころはがたんと相場が安くなることを繰り返している。
従いましていわゆる生産者団体としての酪農飼育者を保護し、いろいろそうした酪農飼育というような面についての助成保護というようなことももとよりでございますが、いわゆる処理場自身、その自体をも酪農、生乳を生産しておる農民が経営しておるのでございまして、処理場に対する補助、助成、そうしたものはとりもなおさず乳価を高く引受けるための生産者保護の施策でもあると思うのでございます。
お隣りの福島県でも、すでに四千戸の飼育者を集めて、組合を作り、どんどん飼育しているのでありまして、ひとりわが宮城県だけが、ほかがどんどんやつて進歩しておりますのに、まつたく廃物してしまつたということは、まことに遺憾な次第と思うのであります。
その次には亘理農土婦人養蚕振興会連合会長から提出せられました繭代金の清算について、婦人養蚕振興助成金について、報奨物資について、養蚕飼育者の特配について、還元用銘仙配給について、養蚕資材配給についてという六項目にわたる請願もごもつともの問題と認めまして採擇することに決定いたしたのであります。