岐阜県議会 2023-09-01 09月27日-02号
一方で、日中両国の政治の関係は冷え込んでおり、歴史認識問題や沖縄県尖閣諸島の領有権争いなどの火種が絶えず、近年では対話が停滞しています。
一方で、日中両国の政治の関係は冷え込んでおり、歴史認識問題や沖縄県尖閣諸島の領有権争いなどの火種が絶えず、近年では対話が停滞しています。
また、南沙諸島の領有権争いは、南シナ海での漁船同士によるトラブルがきっかけであったと聞いております。心配し過ぎると笑われるかもしれませんが、九州近海で操業する中国漁船の増加とその手法が、拿捕されるような違法操業が増加していることもあり、今後、いろいろな理由で、想定をしていないような危機事案に発展しなければいいがと懸念をしているところであります。
さらに追い打ちをかけるかのように起きた竹島・尖閣諸島をめぐる中国及び韓国との領有権争いは、政権与党の外交力の稚拙さが招いた大失態であると言うほかありません。党内分裂騒動に揺れる現政権与党は、もはや末期症状であり、風雲急を告げる様相を呈する事態となっており、国民は戸惑いを隠せないでいるものと思います。 そのような中にあっても、ホットなニュースもありました。
もし一たん領有権争いの存在を認めてしまえば、次は尖閣の本丸に乗り込んでくるのは、いずれ時間の問題となります。急場しのぎのあいまい決着が後々禍根を残す新たな火種になりかねません。政府は、あくまでも、歴史的、国際法上、尖閣が我が国固有の領土であり、そもそも領土問題は存在しないという基本原則をどこまでも譲らないということが大切であります。この覚悟と決意を示し続けることがまず大前提であります。