鹿児島県議会 2024-03-26 2024-03-26 令和6年第1回定例会〔 意見書等議決結果 〕
記 一 完治療法を確立するために、パーキンソン病をはじ めとする難病の原因究明と遺伝子治療・再生医療など 先進的治療法の研究開発を一層推進すること。 二 パーキンソン病に係る特定医療費助成制度における 認定については、重症度の要件を満たさない患者が、 経済的な理由で継続的な治療を断念することがないよ う、要件緩和を含めた制度の充実に努めること。
記 一 完治療法を確立するために、パーキンソン病をはじ めとする難病の原因究明と遺伝子治療・再生医療など 先進的治療法の研究開発を一層推進すること。 二 パーキンソン病に係る特定医療費助成制度における 認定については、重症度の要件を満たさない患者が、 経済的な理由で継続的な治療を断念することがないよ う、要件緩和を含めた制度の充実に努めること。
近年、これまで治療法がなかった難治性疾患に対し、遺伝子治療を含めた新たな治療法が次々と開発され、患者さんの状態が大きく改善していると伺っています。その難治性疾患の一つである脊髄性筋萎縮症は、遺伝子の異常により運動神経細胞の機能が低下していく難病で、重症となると、運動機能や呼吸機能などの低下により寝たきりとなり、人工呼吸器を装着しなければ、9割の乳児が2歳までに亡くなってしまうそうです。
令和二年三月の経済産業省が主催する、再生医療、遺伝子治療の産業化に向けた中間評価検討会での資料によりますと、再生医療の市場規模について、二〇五〇年に国内市場で二・五兆円、世界市場では三十八兆円、同時に再生医療周辺産業の市場規模でも、二〇五〇年には国内市場で一・三兆円、世界市場では十五兆円と予測をされておりまして、将来有望な産業へと成長することが示唆されております。
これまで県として、相当な予算を投じて進めてきた川崎区殿町の再生医療・遺伝子治療の集積と産学官のネットワークの構築などは、学会等でも認知されつつあるとのことです。 しかし、ヘルスケアに関する取組として、手を広げ過ぎた感が否めません。本来、ヘルスケアの研究開発は、国が進めることが望ましいと考えますが、地域の産業振興という視点からの取組と役割分担を明確にすべきです。
記1 完治療法を確立するために、パーキンソン病をはじめとする難病の原因究明と遺伝子治療・再生医療など先進的治療法の研究開発を一層推進すること。2 指定難病の選定の見直しを検討する場合には、難病法制定時の「患者数だけでなく、患者の治療状況や指定難病に指定された経緯等も考慮しつつ、慎重に検討すること」との附帯決議を十分踏まえて検討すること。
本日の新聞に、遺伝子治療のウイルスベクターの開発拠点を国内初で群馬大に設置したとあったが、これはどういうものか。 ◎鹿沼 がんセンター院長 ウイルスベクターとは、ウイルスに特定のがん細胞を攻撃するゲノム因子を組み込んだ「運搬役」のことであり、効率的な治療に応用できる可能性がある。そのウイルスベクターを創るセンターを群馬大学が設置したものであり、今後の基礎研究の発展にもつながるものである。
小児医療センターでは、神経難病の一つである脊髄性筋萎縮症患者への遺伝子治療など、各医療分野における最後の砦としての機能を拡充するとともに、がんセンターでは、患者ニーズに応え、病棟再編による通院治療センターの拡充を行うなど、医療サービスの向上を図りました。
これらの研究成果の具体的な応用例といたしましては、農業や畜産業等における品種改良や、医療分野における安全性の高い遺伝子治療などが挙げられております。また、先行する具体的な取り組みといたしましては、広島大学の医学研究科とこの理化学研究所が、細胞医療や細胞生物資源開発分野におきまして、たんぱく質構造のイメージングなどの研究を行っているところでございます。
がん遺伝子治療により驚異的な回復が認められた例も報告されており、ゲノム医療の更なる研究と推進が求められております。県としても国に対して先進医療の推進と保険適用を求めていくべきと思いますが、所感を求めます。
具体的には、心臓血管センターでは、県内最初のリードレスペースメーカー治療や、ハイブリッド手術室でのカテーテルを用いました大動脈弁の置き換え術、がんセンターでは、外来で化学療法を行います通院治療センターの拡充、精神医療センターでは、難治性の統合失調症や、うつ病患者に対します修正型電気けいれん治療の拡充、小児医療センターでは、障害児歯科外来の充実や、神経難病のひとつでございます脊髄性筋萎縮症患者への遺伝子治療
がんゲノム医療の中核拠点病院に、岡山大学が、全国11施設の中で旧帝大以外で唯一指定されたわけですが、がんゲノム医療につきましては、連携病院につきましても、がん医療に関する専門知識、遺伝子診断や遺伝子治療に関する専門知識を持った医師、技師等のスタッフをそろえることとなっており、ほぼ拠点病院と同じような体制がとれる病院であることが連携病院の施設基準であると聞いております。
その結果、川崎市の殿町地区には、研究機関、企業が集積し、脊髄損傷に対する再生医療とロボット技術との融合や、脳機能障害に対する遺伝子治療など、難病の克服に向けたさまざまな研究プロジェクトが国などとの連携により進んでいます。 また、460社を超える未病産業研究会の会員企業からは、ICTなど最新技術を活用した健康管理につながる新たな商品・サービスが続々と生まれています。
特に米国においては、遺伝子治療は千数百の臨床試験がありますが、日本では数十の研究が始まったばかりであります。さらに、お隣の中国では1兆円の国家予算を投じて、特定の遺伝子を改変するゲノム編集という技術とその応用に本腰を入れています。
大阪、関西には、再生医療分野のトップクラスの多くの研究者が活躍され、またホウ素中性子捕捉療法による放射線治療や遺伝子治療、免疫治療などの分野においても最先端の研究が進んでおります。関西圏は、国家戦略特区にも指定されており、先端的な医薬品等の実用化、産業化において優位性を持っております。二〇二五年には、ライフサイエンスは、大きな産業となっていくでしょう。
◆(垣見大志朗君) 次に、アスベスト対策における遺伝子治療の取り組みについてお尋ねをします。 大阪府は、泉南アスベスト被害も見てもわかるように、アスベストによる悪性胸膜中皮腫の死亡者数が全国でも突出して多い状況にあります。ごらんの泉南石綿の碑は、国内最大級の石綿紡織品の生産地であった泉南地域から、アスベストによる危険性を全国に発信する思いを込めて、泉南市内に有志により建立されたものでございます。
その上で承認を得て市場で販売、これでは時間がかかるということで、いわゆる遺伝子治療を含む再生医療等製品の早期実用化を実現するために、有効性については確認でなく推定だけで、IPS細胞などといった先進技術のこの製品の市場での販売を承認するものです。まさに規制緩和です。
例えば県全体でいえば鳥取大学附属病院、これが高度な医療を提供するところでありまして、それこそロボットを導入したり、遺伝子治療の研究をやったり、そういういわば一つのメッカを形成しているわけであります。またそれに準ずる存在として鳥取県立中央病院、あるいは厚生病院、そうしたさまざまな支える病院があり、また地域の中核を担うような町立病院等々、議員がおっしゃるような病院があります。
今この最新の機器が導入されたり、新しい遺伝子治療なんかが始まったりというように、高度な医療技術が発達してきていますので、それで命が長らえるということも当然あります。それは希望なのです。同時に、高度な医療技術というのはどうしても医療費が高くなります。だから、そのことでこの治療を受けようか、この検査を受けようかということで戸惑うという患者さんがいっぱいいらっしゃいます。
知事には、昨年十月に商工労働委員会の知事質問で、この悪性中皮腫は、マウス実験では遺伝子治療が成功していることはお伝えさせていただきました。現在、この治療法のアデノソックスリーは、GMP基準に準拠した製造に成功して、安全性はカニクイザルを用いて確認を今しております。PMDA薬事戦略相談事前面談及び対面助言も受け、PMDAの了解を受けた、このところまで来ております。
かつての不治の病も、手術の方法や薬の開発、遺伝子治療や再生医療などで克服をしてきつつあります。非常にすばらしいことだというふうに思います。一方で、その裏返しとして、人の生死を日常から切り離し、生命の誕生と死のリアルから人々を遠ざけてきていることも事実として存在していると思います。かつては家の中で兄弟が産湯を使って生まれてきて、そして祖父母や親戚がその生涯を家において全うしてきました。