広島県議会 2022-03-11 2022-03-11 令和3年度予算特別委員会(第6日) 本文
報道でも取り上げられましたが、私の地元である県立佐伯高校の令和4年度の選抜Iの志願倍率が3.1倍となり、県内の全日制高校で最も志願倍率が高くなりました。以前には、全校生徒数が80人を下回り、統廃合の対象となっている状況から、今回は志願者を大幅に増加させました。これは、生徒自身はもちろんのこと、教職員や学校を支える地域の方々の大変な御尽力の賜物であり、まずもって、心から感謝申し上げます。
報道でも取り上げられましたが、私の地元である県立佐伯高校の令和4年度の選抜Iの志願倍率が3.1倍となり、県内の全日制高校で最も志願倍率が高くなりました。以前には、全校生徒数が80人を下回り、統廃合の対象となっている状況から、今回は志願者を大幅に増加させました。これは、生徒自身はもちろんのこと、教職員や学校を支える地域の方々の大変な御尽力の賜物であり、まずもって、心から感謝申し上げます。
しかしながら、先日発表された県内公立高校の選抜I、そして選抜IIでも多くの工業高校で定員割れとなりました。実は、こうした傾向は、ここ最近特有の現象ではありません。
29: ◯答弁(高校教育指導課長) 令和3年度高等学校入学者選抜における県立高等学校の定員内不合格者数につきましては、選抜I、II、IIIの延べ数で申し上げますと、全日、定時制合わせて153名となっているところでございます。
二月三日の入学者選抜Iが迫った一月十五日の教育委員会会議での提案、決定はあまりにも突然過ぎると思いますが、教育長の言われるぎりぎりのタイミングとは何がぎりぎりなのか、お尋ねします。
その内容は、いわゆる推薦入試の選抜Iを廃止し、受検の機会を三回から一次・二次選抜の二回とするとともに、新たに自己表現を導入し、合否判定において学力検査と調査書、自己表現の比重を六対二対二とするなど、根本的な制度の見直しとなっており、受検生はもちろんですが、中学校での指導に大きな影響を及ぼす内容となっております。
あまりに突然の決定で、多くの地元関係者は寝耳に水の状況であり、特に、選抜Iの受験を予定していた中学三年生にとっては、出願の五日前という特に配慮が必要な時期の決定で、多くの生徒や保護者、中学校関係者に大きな不安と混乱を与えたのは言うまでもありません。
私の地元の安古市高校を例に挙げると、ことしの選抜I、選抜IIの志願者数は398人となっています。仮に、1人当たりの面接時間が10分とすれば、トータルで3,980分、約66時間もかかる計算になります。
とりわけ、今回の素案は、選抜Iを廃止することになっていますけれども、選抜Iの課題や問題点についてあわせてお答え願います。
小規模の高等学校で、現在、80人の定員を確保すべく、一生懸命いろいろな活動をしていらっしゃいますけれども、その中で、選抜Iの定数が、細かな数字は省きますけれども、30%という制限があり、そのくくりをどうにか少し上げていただけないかと思います。
2点目は、この資料には載っていませんが、中学校の校長先生ではおおむね選抜Iの廃止に肯定的な方が多く、高校の校長先生も普通科高校、特に進学校と言われる高校ほど選抜Iの廃止に肯定的ですが、一方で総合学科や、商業高校や工業高校は定員の50%くらいを選抜Iで確保している状況もあって、私立高校が推薦やペーパー試験等で2月に優秀な生徒を確保して、その後3月に公立の一般入試が行われる状況になると、特色のある学校運営
平成十三年度入学者から、おおむね現在の選抜I、II、IIIという入試制度になり、約二十年が経過したことから、抜本的な見直しが必要な時期に来ているとも言えます。私は、新たな入試制度の導入において慎重な検討が必要であると考えております。
クラス内においても選抜Iで合格した者、そうではない者、また一般入試II、またさらにIIIもある。長期にわたってクラス、学校を維持しなくてはならないと、従前から私は指摘してきたのです。
68: ◯答弁(県立学校改革担当課長) 広島みらい創生高等学校の入学選抜が、再編後、去年の関係校と比べてどうかという御質問でございますが、まず、選抜Iからまいりますと、関係する定時制課程の高校は、広島国泰寺高校、広島観音高等学校、海田高等学校、広島市立大手町商業高等学校、こちらは昼間部と夜間部、2クラスございます。
31: ◯質疑(東委員) 選抜I、II、IIIと多段階に行われている中で、選抜IIIについて選抜実施要項を見れば本人の教育を受けるに足りる能力・適性を判断して高等学校長が決めるというのですけれども、選抜IIIで不合格と決められた生徒はこの後どうすればいいのだろうかと思います。まさに進路未決定をつくってきた経緯もあるわけです。
36: ◯答弁(高校教育指導課長) 公立高等学校におきますいわゆる推薦制度は、選抜(I)として実施しております。選抜(I)は、各学校におきまして、学科等の特色に応じて生徒の多様な興味や関心、意欲や努力の成果、また、中学校でのさまざまな体験活動などを多面的に評価する趣旨で実施しているところでございます。
選抜Iの推薦基準では、そういったことを載せさせていただいておりますけれども、カリキュラムの中に学び直しができることもしっかりと取り入れていますし、あるいは将来のことがまだ考えられていない子供についても一緒に考えていきますというメッセージをしっかりと学校に発信しながら、学校に来て頑張っていただけるように、今、取り組みを進めているところでございます。
また、複数回受験することが可能となるように、一般入試の選抜IIに加え、推薦入試に当たる選抜I、二次募集となる選抜IIIを実施しているところでございます。 このようなことから、これまでも受験機会を確保するための措置は行っており、基本的には現行の対応を継続してまいりたいと考えております。
私学の専願や推薦入試における推薦基準についてでありますけれども、今回の事案にもあったとおり、私立学校の専願入試または公立高校の推薦、選抜I等に関しましては、中学校の校長の推薦が必要となっております。
しかしながら、県立高校の入学試験におきましては、選抜Iにおいて面接や小論文を実施されているものの、特に、選抜IIでは学力検査などの知識重視の内容となっているのではないかと思っております。
47: ◯答弁(高校教育指導課長) 今御質問のございました定員内不合格の人数でございますが、最終的には選抜I、選抜IIを見て、選抜3が最後の受験機会となることでございますから、今回は120名の定員内不合格者ということになります。