滋賀県議会 2024-06-28 令和 6年 6月定例会議(第2号~第8号)-06月28日-03号
一方で、一部の海域ではイカナゴの不漁や養殖ノリの色落ちなどの課題が生じ、その要因の一つとして窒素等の栄養塩不足が指摘されているところでございます。
一方で、一部の海域ではイカナゴの不漁や養殖ノリの色落ちなどの課題が生じ、その要因の一つとして窒素等の栄養塩不足が指摘されているところでございます。
しかし、近年の気象変動に伴う海水温の上昇や、栄養塩濃度の低下等によって、ノリについては、養殖ができる期間が短くなるとともに、色素が薄くなる「色落ち」が発生しています。また、カキについても、餌となるプランクトンの減少によって身が小ぶりとなるなど、生産に及ぼす影響が問題となっています。さらに、最近では、クロダイやカモによる食害も深刻化しています。
晴れの国おかやまの強みである太陽光発電ですが、森林の大規模開発により、災害の危険性の増大、瀬戸内海の栄養塩の不足によるノリの色落ちや魚介類の減少の原因の一つになっていることも考えられています。また、太陽光発電FITによる売電により、中国地方の電気利用者への電気料金へ賦課金が課せられて相当の負担になっております。
1997年4月14日に堤防が閉め切られて以降、有明海の潮流が遅くなり、ノリ養殖も、赤潮の異常発生による色落ち被害によって大きな不作になりました。アサリやタイラギ等も激減し、タイラギ漁は現在でも休業が続いています。 諫早湾干拓事業の全長7キロメートルにも及ぶ堤防閉め切りが与えた影響は、有明海にとって重大な問題であり、現在も課題を抱えたままです。
今季のノリ養殖は、珪藻赤潮の発生や雨の少なかった影響などによる栄養塩の不足、色落ちなどの厳しい状況が続いています。 そのような中で、1月24日の記録的な暴風雪により、有明海におけるノリ養殖漁場で、広範囲にノリ網や養殖支柱の破損など、被害が発生いたしました。
しかしながら、近年、海水温の上昇や栄養塩濃度の低下等、漁場環境は急激に変化しており、足の本数が欠けた「足切れダコ」の水揚げや、ノリの色落ち、水産量の大幅な減少など、「豊かな海」の異変を感じさせる事象が相次いでいます。捕れる魚種が変わり、地域で親しまれてきた魚の漁獲量が減少するなど、影響は深刻です。
近年、佐賀県西部で大問題となっていた赤潮によるノリの色落ちが、昨年秋から今年初めにかけて本県においても起こり、歴史的とも言える大不作となりました。六十年この業界にいるが、かつてないほどの深刻な不作と、漁民がテレビインタビューに答えられていたのが大変印象的でした。今年に入ってからの寒波や関係者の並々ならぬ努力で生産量は増えているようですが、それでも例年の五割程度とのことです。
本県で盛んなノリ養殖においても、色落ちを引き起こして、品質の良いノリが生産できず、場合によっては養殖を早く終わらなければならないこともあります。また、網で魚を捕る漁業者からは、最近はカタクチイワシの成長が遅くなった、魚が痩せているなどの声を聞いております。 春の風物詩であるイカナゴ漁は、二〇一六年以降、七年間禁漁となっています。
特に、栄養塩の不足については、養殖ノリ、ワカメの色落ち、生育不良などにつながるものであり、実際に、私の地元鳴門市の漁業者の方からも、収穫量の減少や色落ち等の品質の低下が深刻な状況であるとの声が長年にわたり寄せられております。 このような状況を背景に、令和三年六月に改正された瀬戸内海環境保全特別措置法では、海域の実情に応じたきめ細やかな栄養塩類の管理が盛り込まれました。
〔環境生活部長小原雅之君登壇〕 ◎環境生活部長(小原雅之君) 平成12年度に発生した八代海の赤潮や有明海の広域的なノリの色落ち被害を踏まえ、県議会においては、翌年度、環境対策特別委員会に有明海・八代海環境保全対策小委員会を設置していただきました。 平成14年度に有八特措法が制定されたのは、国に対して、県議会と一丸となって再生の必要性を訴えたことによるものと認識しております。
しかしながら、近年では、備後灘での養殖ノリの色落ちや漁獲量の減少が顕著であり、地元の漁業者からは今の弾力的放流では水産資源の回復にはつながらないのではないかとの意見を伺っております。
また、ノリの養殖では、近年の栄養不足による色落ちなどが影響して、二〇二一年の収穫量は八千トンと五年前の約六割となっています。 漁業者からは、最近、海が痩せてきており、アサリが育たない、シャコやアナゴが獲れなくなったなどの声が出ていると聞いております。
ノリについても、昨季は西南部地区は赤潮による色落ちで大不作となりまして、今季も種つけ当初から栄養塩不足で、全域で厳しい状況と伺っております。
サルボウは赤潮の原因であるプランクトンを捕食することから、その資源回復は、赤潮によるノリの色落ち被害軽減にもつながることを期待しています。こうした二枚貝類の種苗生産技術や人工稚貝の放流技術の開発とともに、漁場環境の維持改善に努めるなど、一日も早い資源の回復を目指し関係機関と連携して取り組んでまいります。 宝の海である有明海の再生は、国や県、市町、漁業者など有明海に関わるもの皆で取り組む課題です。
そのため、県では、徹底した現場主義の下、まず生産対策としては、高水温耐性と色落ちしにくい特性を併せ持つ養殖ワカメの新品種の開発及び実証実験、一週間後の水温、潮流などをAIで予測し操業の効率化につなげる漁海況予測システムの開発などに鋭意取り組んでいるところであります。
今、水質のお話もございましたが、近年、例えば瀬戸内海などの閉鎖性水域ですけれども、水質がきれいになり過ぎたということで、栄養塩類が不足して、ノリの色落ちなど、そういう水産資源の生産性への影響も見られているところでございます。
11: ◯答弁(水産課長) 兵庫県では、ノリが広範囲で養殖されており、ノリの色落ちが著しかったため、2018年から下水道の緩和運転を始めており、下水処理場施設の近くのノリ養殖場では、ノリの色落ちがある程度改善されたと伺っております。
そして、冬ノリ、正月明けたら、赤潮が発生してノリの色落ちが始まる。しかし、昨年度に限っては秋芽から色落ちをしてしまった。張ったらすぐ赤潮が発生して色落ちしたという状況の中で、なかなか厳しい状況が続いている。 じゃ、原因は何なのか、対策は何なのかという話をすると、二枚貝です。プランクトンを捕食することができる二枚貝を圧倒的に増やさなきゃならない。この議論を何年もしているけれども、二枚貝は増えない。
県内はもとよりのこと、日本の漁業におきましても重要な地位を占める本県の海藻養殖は、今、海水中の窒素やリンなど、いわゆる栄養塩不足で、色落ちや生育不足の問題に直面しており、解決策を生み出し、持続可能性を高めることがまさに待ったなしの状況となっているところであります。
色落ちで大変な状況にあるノリの生産者など、漁業者の生産振興のためにも、下水処理場での管理運転や基準の緩和なども含め、検討していただきたいと思います。農林水産部長の御所見をお聞かせください。 ○議長(加藤浩久君) 答弁を求めます。 環境文化部長佐藤将男君。 〔 環境文化部長 佐藤将男君 登壇 〕 ◎環境文化部長(佐藤将男君) お答えいたします。