長野県議会 2006-03-09 平成18年 2月定例会本会議-03月09日-09号
厚生労働省が平成14年9月時点で調査しました患者調査の脳血管疾患の患者の平均在院日数を見ますと、脳動脈硬化症で262.6日、脳内出血が124日、脳梗塞が109.3日という在院日数となっております。
厚生労働省が平成14年9月時点で調査しました患者調査の脳血管疾患の患者の平均在院日数を見ますと、脳動脈硬化症で262.6日、脳内出血が124日、脳梗塞が109.3日という在院日数となっております。
しかしながら、急速な高齢化社会を反映するように、整形外科、神経内科、精神科などの領域では、七十歳以上の患者の増加が顕著であり、特に高血圧症や脳動脈硬化症に起因する心身機能崩壊に至った、いわゆる老人痴呆は百六十万人にも達しております。これらの患者すべてを入院、入所させて介護、加療できる見込みはかなり絶望的であります。
本件は、前回坂下康子議員が取り上げる予定だったものでありますが、超高齢化社会における老人性痴呆症を未然に防止するために、日本人に多い脳血管障害や脳動脈硬化症を早期に発見し、早期治療を行うシステムとして、脳の健康診断を行う機関を設立しようとするものであります。石田名香雄氏を顧問に、財団法人宮城県脳画像医学プラス生化学解析研究振興会をつくり、全国初の実現を目指しているものであります。
なお、老人性痴呆症は、脳動脈硬化症など脳血管疾患の二次的変化によりあらわれることも多く見られますので、老人保健法に基づく成人病の予防や早期発見、早期治療対策を積極的に推進いたしますほか、さきの社会保障制度審議会の提言の中でも専門家の養成確保、それから診断助言体制の整備、こういったことを国家的プロジェクトとして取り上げるように求められておりますので、これらに対する国の動向や、また六十年度民労部で設置を