宮崎県議会 2022-06-15 06月15日－02号
以前、委員会で、本県では、土づくりや適正な施肥とか、かん水とかによる健康な作物づくりをベースに、微生物農薬や天敵昆虫と、これらの生物に影響が少ない選択制農薬を組み合わせた総合的作物管理法ＩＣＭを推進していると伺いました。 しかしながら、野菜価格が低迷する中で、ウイルス病や難防除害虫への対応に農家はくたびれ果てて、ＩＣＭの基本技術がおざなりになりつつあるのではないかという声もお聞きします。
以前、委員会で、本県では、土づくりや適正な施肥とか、かん水とかによる健康な作物づくりをベースに、微生物農薬や天敵昆虫と、これらの生物に影響が少ない選択制農薬を組み合わせた総合的作物管理法ＩＣＭを推進していると伺いました。 しかしながら、野菜価格が低迷する中で、ウイルス病や難防除害虫への対応に農家はくたびれ果てて、ＩＣＭの基本技術がおざなりになりつつあるのではないかという声もお聞きします。
このような中、県では、「第八次長期計画」におきまして、県の防災メールや農政水産部ホームページ「ひなたＭＡＦｉＮ」を活用した病害虫防除情報の発信強化を行い、初期防除を推進しますとともに、土づくりや適正施肥を基本とした、化学農薬使用の低減にもつながる総合的作物管理の技術を推進することとしております。
その中で、特に環境に優しい農業につきましては、適正な栽培管理に加えまして、天敵や微生物殺菌剤等を積極的に利用する総合的作物管理、いわゆる宮崎方式ＩＣＭの普及を進めております。
現在、県におきましては、総合的作物管理技術の開発・普及や農業生産の工程管理、いわゆるＧＡＰなど環境に配慮した農産物の生産体制の強化を内容とします「環境保全型農業推進の基本方針」を策定中であり、この中で有機農業への取り組みについても位置づけてまいりたいと考えております。
難防除病害虫対策としまして、本県は、ＩＰＭ（総合的病害虫防除）やＩＣＭ（総合的作物管理）など、全国的にも先進県と伺っております。生産者としては大変ありがたいことでございます。その中でも、最も基礎となる土をつくるという土づくり、そして施肥やかん水などの栽培技術、こういったものが前提である中で、宮崎県は、元気な圃場づくりのための堆肥も各地にあり、大変恵まれております。