福岡県議会 2024-02-14 令和6年2月定例会(第14日) 本文
皆さんも新聞やニュースで頻繁に目にされていると思いますが、私の身近で起きたものも含めて幾つか事例を挙げますと、フォロワー二万人の人気インスタグラマーを信じ、消費者金融に登録、勝手に二百万円借り入れられたケース、統合失調症の成人男性、安易な契約で六百万円投資詐欺の被害、インスタグラムを入り口に投資詐欺に遭い、多額の借金の上、自殺した二十二歳女性もおられます。
皆さんも新聞やニュースで頻繁に目にされていると思いますが、私の身近で起きたものも含めて幾つか事例を挙げますと、フォロワー二万人の人気インスタグラマーを信じ、消費者金融に登録、勝手に二百万円借り入れられたケース、統合失調症の成人男性、安易な契約で六百万円投資詐欺の被害、インスタグラムを入り口に投資詐欺に遭い、多額の借金の上、自殺した二十二歳女性もおられます。
精神科のない総合病院で働いていた私は、看護師十年目の頃、初めて統合失調症の方が入院し、学生以来、改めて疾患について学び、医療従事者、家族との情報共有、そして転倒・転落防止にと、より一層環境整備に努めたことを覚えております。このように、精神科領域は他科とは違う独自の支援技術、看護業務があり、他科にはない看護の観点が必要な場面があり、簡単に人材確保もできません。
統合失調症で二十年間苦しんでいる方で、最初の五年間は東北大学病院、あとの十五年間は精神医療センターに現在も通院しています。もし、今回の構想によって移転することになれば、仙台より更に北に位置することになり、通院に二時間以上かかることにとても不安に駆られていました。全く利用者・当事者・その家族の意見を聞き入れてくれないと嘆いておりました。
審議会での当事者からの意見聴取では、二十代で統合失調症を発症し二十年以上療養生活を送ってきた方が、「入院当時、不眠で心と体が悲鳴を上げ、不安に襲われ、立っていることすらできなかった。薬を飲むことしかできなかった。医師や仲間たちに支えられ作業療法を受け、退院後は五年間のデイケアに通い、やっと日常の中に戻れた。人への信頼が生きることを支える。力を与え生きる勇気になる。今、移転計画が大きなストレスだ。
精神疾患の一つであります統合失調症は、10代後半の思春期から30代の青年期に発症するのが特徴です。この時期の発症者が7から8割を占めています。また、厚生労働省第16回今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会、早期支援についての資料によると、成人期以降に精神疾患にかかった患者のうち、50%が10代前半までに、75%が10代後半までに既に何らかの精神科的診断に該当していると報告されています。
高次脳機能障がいは精神障がいに含まれ、障がい福祉サービスを利用できるようにはなっていますが、統合失調症や鬱病等の精神障がいと、その特性と必要とされる支援が異なります。発達障害者支援法は二〇〇五年、医療的ケア児支援法は二〇二一年に施行されており、高次脳機能障がいの方とその御家族らを中心に個別法の制定を強く望まれています。
視覚障害や聴覚障害などの感覚障害や、鼻咽頭閉鎖機能不全症などの音声言語障害、鬱病や統合失調症などの精神疾患、認知症やてんかんなどの脳神経疾患、循環器疾患などがあり、歯科診療に特別な対応が必要な患者、要介護高齢者等の患者さんがおられます。
同様に、鬱病や統合失調症、不安症、摂食障害などの精神疾患についても、経験者や患者家族の体験に基づく話を聞く授業の実施が重要と思われ、兵庫県の高校では、「こころの授業」として精神疾患の当事者を外部講師として招き、自身の体験を話す授業が既に実施されています。
現代の健康課題の一つとして、鬱病、統合失調症、不安症といった精神疾患は若い世代に発症しやすいこと、また、発症する人の75%が25歳以下で発症するとされている現状を踏まえ、高等学校の学習指導要領の改訂に伴い、2022年度から、保健体育の授業で、精神疾患の予防と回復について学ぶことになりました。
鬱病や双極性障害、統合失調症や発達障害など、精神障害は今や生涯を通じて5人に1人が経験するとすら言われています。 現状、全ての教員に向けた直接の研修メニューはなく、児童・生徒向け教材も見せていただきましたけれども、あまり個別の障害に踏み込んだ中身ではありません。
鬱病もそうですし、統合失調症も。早ければ、中学生ぐらいからそういった精神疾患になってしまう人もいます。 あと、自殺の原因です。 見てきたように、いじめが主な原因ではないです。複合要因ですので、いじめも大きな要因になっていることもありますが、主な原因としては、統計上、小中学生の自殺の原因では、家族からの叱責です。中学生は学業、高校生は進路です。
「多様な精神疾患等」とは、精神科で診療が行われる統合失調症やそう鬱病、依存症などに加えて、脳神経外科や小児科など様々な診療領域で診療が行われる高次脳機能障害、てんかん、発達障害など広く含むものです。議員御指摘の一覧表は、地域保健医療計画の資料編において、精神疾患ごとに診療できる精神科医療機関名を掲載したものでございます。
議員御指摘のとおり、ひきこもりの背景には、発達障害や統合失調症などの精神疾患が関係している場合もあります。このため、県保健所では精神科医や臨床心理士などによる精神保健相談を実施しています。また、御本人の状態などから保健所に出向くことが難しい場合は、精神科医や職員が家庭訪問し、必要に応じて精神科の受診につなげています。
近年、精神科外来の患者数が増加し、新規入院患者の入院期間の短縮、統合失調症の入院患者減少などで、平均在院日数は短縮していますが、しかし、約1,400人がこの奈良県でも1年以上の長期入院となっており、入院患者の約6割が65歳以上の高齢者となっています。 2000年代に入り、精神障害者を取り巻く状況が大きく変わってきました。
琵琶湖病院では、統合失調症、鬱病をはじめ、多くの精神疾患が思春期に発症することから、思春期青年期専門外来を設置し、早期治療に取り組んでおられます。県としても、こうした児童専門の精神科医の育成と確保を進め、また、その病床の充実など、子供たちに寄り添い、こころの健康を保てるようにしなくてはいけません。 知事は、令和4年度の予算編成方針の4つの柱の一つとしてこころの健康を掲げています。
精神科的な異常の共存に挙げられるのは、不安、うつ、強迫性な障害、統合失調症的なもの、薬物依存症、摂食障害などで、実に多彩な症状を合併しています。 次に、遺伝と発達障がいの関係です。
感情の起伏も大きく,不安定な状態が長期間続いたり,対人関係にも困難が多く,症状が緩和された人でも再発率も高く,特に統合失調症では,完治しても8割の再発率があると言われています。そのため,他の障害者と比較しても,なかなか雇用の機会に恵まれていません。しかも,精神障害の方は,障害年金2級の受給者が多く,年間77万円の年金で暮らしておられます。
心の不調から起こる鬱病や統合失調症などの精神疾患は、誰でも起こり得る病気であり、差別や偏見をなくすための啓発が必要であると同時に、周囲の身近な方が心のサポーターとしてメンタルヘルスに問題を抱える人を支援する仕組みづくりが重要と考えます。
ここからは、精神疾患患者への対応の事例について、関係者の許可を得て話しますが、統合失調症により昨年10月末から精神科病院に入院している36歳の患者が、入院前63キロあった体重が38キロに、期間にして2か月弱で25キロ減少、その2か月間、新型コロナウイルス感染症を理由に御両親は面会を謝絶され、今年の正月にようやく面会できたときには別人のように痩せ細っていました。
母親が統合失調症で金銭管理ができず、ライフラインが止まり、挙句の果てに夜中に叫び出し、寝ることもできず、登校できない。 三人目は、高齢家族をケアする高校一年生。母親の実家で親族と同居、寝たきりの祖父の食事、排せつなどの介護を毎晩行い、病院へも同行している。 あるヤングケアラー経験者のコメントが印象的でした。