東京都議会 1948-03-30 1948-03-30 昭和23年第1回定例会(第10号) 本文
一、兒童福祉事業の成果如何は、実に民族の將來を卜する大きな課題であり、政治と文化の最大の問題であると思料せらる。よつて当局は事業の重要性に鑑み体系化したる施策を爲すべく、諸般の整備をなし、綜合的な運営を図られたい。
一、兒童福祉事業の成果如何は、実に民族の將來を卜する大きな課題であり、政治と文化の最大の問題であると思料せらる。よつて当局は事業の重要性に鑑み体系化したる施策を爲すべく、諸般の整備をなし、綜合的な運営を図られたい。
一、生活保護法による要保護者救済費としまして八億八千七百五十八万八千余円、二、養育院及びその附属施設の維持經営費として五千二百九十一万五千余円、三、兒童福祉法施行による兒童の育成愛護事業及び各種施設の経営費として七千二百十一万一千余円、四、未復員者に対する調査事務經費一千七十一万一千余円、その他浮浪者引揚者及び各種社会事業その他に対する經費等を合算して総額十億五千百四十六万八千余円を計上いたしております
國会において兒童福祉法が通過し、民生委員が兒童福祉委員を兼任することになりまして、三月末日をもつて改選されるようになりました。すでに各区においても三月十五日までに推薦委員会より推薦したものを、都の推薦委員会に提出せられることになつておるのでありますが、今日までの委員はおそらく長い間方面委員あるいは町の顔役がそのまま切かえられて、新しい民生委員としての新鮮味というものがなかつたのであります。
兒童福祉法によりますと満十八歳まで兒童として法の適用を受けることになつているのでございますが、満十八歳以上の兒童をどうするお考えでございまずか、二十二年現在でも十八歳以上の兒童は百六十八名おります。これふの兒童は当然施設から出さなけれげなりません。
(渉外部) (一八)兒童福祉週間募金の使途についてG、H、Qより厚生省を経て委員会を設置し協議決定するよう指示されていたに拘らずその手続を執らず募金の一部を以て兒童福祉事業を行つていた。尚委員会は檢査当日に至るも設置されていなかつた。
貴下には曩に亞米利加第八軍東京地区司令官として進駐されるや強く本都の行政上に意を注ぎ或は都政民主化の指導に或は都下の治安上に或は叉戰災復興に絶大なる支援を與えられ只管都民の福祉増進のため偉大なる功績を貽されたことは我等の深く感激する所である。 茲に東京都議会は五百万都民を代表し全会一致の決議を以て深甚なる感謝の誠を表します。
第四 民生局関係 本都の民生事業の重点は、終戰後の困難なる都民生活の福祉の増進と、生活保護の完全なる実施を計るにある。 現在の民生事業は旧來の観念にとらわれた社会事業の如き恩惠的、慈善的保護救済に止まることなく國家の責任に於て積極的に運営されなければならない。
県の在職する方々は、県民全体の幸福、宮減県の福祉をはからなければならない。従つて県に勤めておる従業員諸君の目的も、ひとしく宮城県民の利益幸福をはかるのであるから同じ目的ではないか。同じ目的のものが対立的な感じを與えることはよくないではないか。