福島県議会 2024-03-19 03月19日-委員長報告~閉会-09号
農林水産業については、地域農業の将来像の実現に向けた担い手への支援や、ゲノミック評価と国内初のAIを活用した肉質評価による福島牛のブランド力の強化を図るとともに、価格が高騰している飼料の購入支援などの物価高騰対策に加え、水産業においては、引き続き生産から流通、消費に至る支援策を総合的に展開し、ふくしま型漁業の実現に向けた好循環サイクルを加速させていくなど、福島ならではの農林水産業の振興にも力が注がれております
農林水産業については、地域農業の将来像の実現に向けた担い手への支援や、ゲノミック評価と国内初のAIを活用した肉質評価による福島牛のブランド力の強化を図るとともに、価格が高騰している飼料の購入支援などの物価高騰対策に加え、水産業においては、引き続き生産から流通、消費に至る支援策を総合的に展開し、ふくしま型漁業の実現に向けた好循環サイクルを加速させていくなど、福島ならではの農林水産業の振興にも力が注がれております
次に、福島牛に代表される肉用牛生産は、本県の畜産業の基幹部門であり、その産出額は、震災前の平成22年には155億円ありましたが、令和4年度においては135億円と87%にとどまっております。 枝肉価格は他県と比較して1割程度の価格差がある状態が続くとともに、飼養頭数も震災前の6割程度に減少しており、畜産農家の高齢化に伴う離農とも相まって、いまだに回復しておりません。
農林水産業の振興につきましては、将来の農地利用の姿を明確化した地域計画の策定や飼料価格の高騰に対する支援、県オリジナル品種の作付面積拡大、ゲノミック評価と国内初のAIを活用した肉質評価による福島牛のブランド力向上など、生産力の強化と高付加価値化に向けた取組を進めてまいります。
本県産の「天のつぶ」や福島牛、野菜や果物などが副賞として贈られるこの取組の目的は、東日本大震災の原発事故によって生じた県産農産物に対する風評を払拭し、安全性を全国に訴えようとするものでありますが、県産米の相対取引価格はいまだ震災前の水準には戻っていないのが実情となっております。
次に、県産飼料による福島牛の生産についてであります。 ウクライナ危機で小麦、トウモロコシの需給が逼迫しています。また、円安や海上運賃の上昇などで配合飼料の高騰が続いています。 世界中の課題である脱炭素や食料安全保障を考えれば、麦等を自国内で生産し、自給を図ることは大変重要であります。また、穀物の移動距離を短くしていくことはCO2の削減効果が大きいことが報告されています。
県産農林水産物のブランド力強化につきましては、本年6月から戦略的な情報発信に取り組んでおり、職員が現場目線で取材した魅力あふれる旬の情報として、桃生産農家の熱意や福島牛のおいしさなど、これまでに動画を約90本配信しております。
県は、現在この技術を積極的に活用し、福島牛の種雄牛、つまり種牛づくりに取り組んでいます。 肉用牛をブランド化していく上で、種雄牛づくりは大切ではありますが、その品質を高めていく上では繁殖雌牛の改良も重要と考えます。そして、その改良のスピードを上げ、農家の経営向上を図るためにも、繁殖雌牛の改良にもこの技術を活用していくべきと私は考えます。
さらに、オリジナル品種の開発普及や全国初となるAI肉質評価の福島牛への活用、GAPの認証取得日本一の実現などにより競争力の強化を図ってまいります。これらの取組を一体的に進めることで、生産者の皆さんがしっかりと所得を確保し、もうかる農業が実現できるよう取り組んでまいります。 その他の御質問につきましては、関係部長等から答弁をさせます。
次に、福島牛の生産振興についてであります。 近年ロボット技術やICT等の先端技術が急速に発展し、農業分野では作業の効率化や省力化を可能にするスマート農業の取組が広がっています。畜産業においても、大規模経営体を中心に、ロボットによる搾乳や分娩の監視システムなど、農家の労働負担の軽減につながる活用が徐々に進んでおります。
県産品の輸出につきましては、本年度の県産農産物輸出量が昨年12月末で過去最高を更新したほか、マレーシアや香港向けの福島牛の輸出が初めて実現するなど、着実な成果を上げているところであります。 新年度は、感染状況を注視し、新たに流通関係のバイヤーを海外から招いて産地ツアーや商談会を開催することとしております。
牛肉や日本酒の増加が全体を押し上げたということでありまして、本県としても既に力を入れている日本酒と併せ、ブランド牛であります福島牛の強みを生かした海外展開に戦略的に取り組むべきであると考えます。 そこで、県は相手国の市場のニーズを踏まえた福島牛の輸出にどのように取り組んでいくのかお尋ねをいたします。 戦略展開の最後は、JR只見線の利活用の工夫であります。
次に、県産品の輸出につきましては、今年度初めてマレーシア向けに福島牛の輸出が実現したほか、先月末時点での県産米の輸出量が過去最高を更新し、現在アメリカにおいて新規輸出に向けた関係企業との協議を進めているところであります。 また、県産酒につきましては、アメリカの現地レストランやリカーショップにおいて販売促進プロモーションを実施するなど、販路拡大に努めております。
県産品の輸出につきましては、昨年度の輸出額が9億500万円と過去最高を更新したところであり、今年度はマレーシア向けに福島牛の輸出が初めて実現するとともに、5月に輸入規制を撤廃したシンガポールに県産果物が輸出され、現地のオンライン販売で好評を得ております。 また、欧米向けには現地営業代行による加工食品の商談が成立するなど、新たな販路が確保されております。
特に海外への輸出については、今年度も東南アジア諸国において県産桃の販売を行い、消費者の皆さんから好評を得るとともに、福島牛がマレーシア向けに初めて輸出されたほか、県産桃のアラブ首長国連邦向けの震災後初輸出や相馬沖産鮮魚のタイへの定期輸出、販売など、着実に海外展開に向けた取組が拡大しております。 また、今年度も新型感染症の影響により、リモートを中心としたトップセールスを行い、「ふくしまプライド。」
農林水産業については、「福、笑い」などの県オリジナル米のさらなる知名度向上や産地の生産力強化を図るとともに、AIによる評価システムを活用した福島牛の品質確保やブランド力の強化、県産水産物の風評払拭、販路回復に向けた流通量拡大の実証や新商品開発など、農林水産業の再生に取り組むとしております。
次に、福島牛の振興についてであります。 東日本大震災及び福島第1原子力発電所事故に伴う避難指示により牛の生産中止に追い込まれるなど、本県の和牛の頭数は大きく減少してしまいました。現在は徐々に回復してきてはいるものの、震災前の約6割にとどまっており、生産基盤の早期回復が望まれています。
また、園芸産地の生産力と競争力の向上に向け、施設化など生産基盤の整備により出荷量の拡大と品質の向上を図るとともに、福島牛については、本県が大学等と共同で開発した国内初となるAIによる肉質評価システムを活用し、品質の高い牛肉生産を目指すなど、県産農産物のブランド力の強化に取り組んでまいります。
2か月間、大好きな学校に行けなかった子供たちが、将来あのとき学校に行けなかったのは悲しかったけれども、給食で出た福島牛や川俣シャモ、ヒラメがおいしかったねと笑顔で語り合える日が来ることを信じ、このような取組こそが行政や政治の役割との信念を胸に、通告に従い、以下の質問に入ります。
本県の農林水産業は、根強い風評や担い手不足に加え、昨年の台風等の災害により厳しい状況が続く一方で、新規就農者が5年連続で200名を超えたほか、県産米や福島牛などが全国的に高い評価をいただき、さらには県内の高校がGAP認証取得に積極的に取り組んできた結果、認証取得した高校数で全国最多となるなど、本県農業の復興に追い風となる明るい話題が増えております。
また、第11回全国和牛能力共進会で東日本1位、全国の枝肉共励会では昨年度の大玉の鈴木さんに続いて今年度は南相馬の門馬さんが最優秀賞を受賞するなど、本県の肥育技術の高さや福島牛のすばらしさは実績を上げてきております。 一方、本県産牛肉などは依然として全国との価格差が見られ、本県畜産物のブランド力が復活していないなど、他産地との競争力が回復していない状況にあります。