大分県議会 2014-09-01 09月10日-03号
このような中、東九州自動車道の開通により、県内コンテナ貨物は航路数が多く利便性が高い北九州港への流出が懸念されます。他方で、宮崎県北部地域等の貨物については、獲得できるチャンスがあると捉えております。 こうした中で、航路の維持、利便性の向上のためには、新規貨物の掘り起こしが大変重要であると認識しております。
このような中、東九州自動車道の開通により、県内コンテナ貨物は航路数が多く利便性が高い北九州港への流出が懸念されます。他方で、宮崎県北部地域等の貨物については、獲得できるチャンスがあると捉えております。 こうした中で、航路の維持、利便性の向上のためには、新規貨物の掘り起こしが大変重要であると認識しております。
あわせて、県内コンテナ港のもう一つのネックである便数の少なさを解消する必要があります。このため、熊本と八代の両港に就航中の海運会社へ増便等の働きかけを強めたいと考えており、関係の予算を今定例会に提案しております。増便の実現により物流の所要時間を圧縮し、港の利便性と信頼性を格段に高め、さらなる利用増へと結びつけてまいります。
しかし、熊本港と八代港を合わせた2港の出荷割合は、県内コンテナのおよそ1割を少し超えるぐらいでしかありません。県外の博多港や北九州港にはまだ遠く及びません。また、コンテナ貨物に限っていえば、中国との取引は大型船へのシフトが必須条件ですので、港湾施設の充実、特に大型のガントリークレーンなども必要です。
しかし、現実の県内コンテナ貨物の港湾利用を見てみると、県内生産、消費貨物の約70%が阪神港を経由しており、境港はたったの25%であります。隣の島根県においても、約60%が阪神港経由であり、境港経由はわずか8%にすぎません。