広島県議会 2023-02-27 2023-02-27 令和4年度予算特別委員会(第3日) 本文
県といたしましては、令和2年度からの医療的ケア児に対応できる看護師育成研修や介護従事者育成研修の実施に加えて、現場のニーズを踏まえ、令和3年度から、多職種連携研修を開始しているところでございます。
県といたしましては、令和2年度からの医療的ケア児に対応できる看護師育成研修や介護従事者育成研修の実施に加えて、現場のニーズを踏まえ、令和3年度から、多職種連携研修を開始しているところでございます。
小児等在宅医療連携拠点事業に関する御質問ですが、県では、医療的ケアを必要とする子供が在宅において必要な医療、福祉サービスを受けながら安心して生活できる体制を構築するため、平成25年度及び26年度に国のモデル事業として小児等在宅医療連携拠点事業を実施し、社会資源の把握や相談支援ガイドラインの作成、訪問看護師育成研修などを行ったところです。
そのため、県では、千葉県看護協会の協力を得て平成24年度に訪問看護実践センターを整備し、全国に先駆け、臨床経験のない新卒の看護師等を対象とした訪問看護師育成研修を実施しているところでございます。また、同センターでは、現に働いている訪問看護師に対しても経験に応じた研修を実施し、訪問看護の質の向上に努めているところでございます。
このため、本県の県立三病院におきましては、新採用研修や担当看護師育成研修など、段階的かつ継続的な教育研修プログラムを策定いたしまして、一人一人の看護職員がそれぞれの病院の専門職として着実にステップアップできますよう、臨床研修の実施や認定看護師等の専門資格取得の支援など、みずから研修を受ける機会の確保に努めているところでございます。
次に、看護職員の確保や資質の向上につきましては、これまで看護師等養成所の整備や運営への補助、看護学生への修学資金の貸与、県内医療機関の就職ガイドブックの作成・配付、がん看護専門研修、訪問看護師育成研修の実施などにより、看護職員の県内定着促進や専門性の向上に努めてきたところであります。
病院での緩和ケアの充実を図るためには、国立がんセンターの指導者育成研修、認定看護師育成研修、さらに医師や看護師を派遣するということによりまして、専門の従事者を養成いたしております。こういうことによりまして、より多くの患者の皆さんが緩和ケアを受けられるようにしてまいる考えであります。
次に、がん治療を行う医師や看護師へ心理療法の研修を行ってほしいがどうかとのお尋ねでございますが、本県では平成19年度から、がん看護実践に強い看護師育成研修会を実施しており、この中で、がん患者や家族の精神的支援について研修を行っているところでございます。 また、医師につきましても、がん診療連携拠点病院が実施する研修の中で、今後、対応を検討することといたしたいと考えております。
また、中堅の看護師さんの意欲を高めるという意味で、認定看護師育成研修派遣への支援を増やすといったようなことをこの新年度予算案でお願いしておりますし、この4月から厚生部医務課に新たに医師・看護職員確保対策班を設けて、従来以上にこうした施策を前向きに取り組んでいきたいと思っております。
看護職員の養成確保については、総合衛生学院の改修工事に着手するとともに、若手看護職員のフォローアップ研修の開催や、認定看護師育成研修の受講に対する助成の拡充等により、職場への定着を図ってまいります。 また、県有施設にAED(自動体外式除細動器)を追加配備するとともに、配備施設の職員や県立学校の教職員を対象にAED講習を実施します。
また、看護師につきましては、厳しさを増す看護業務にこたえるための処遇の改善や、子育て支援のための24時間保育の実施、さらには、認定看護師育成研修など、キャリアアップのための研修の機会の確保と、これを支援する取り組み、さらには、再就職を希望する看護師のための研修会の開催など、定着確保のための取り組みを進め、人間愛に基づく、快適で安全な看護の提供を通じて充実感が得られる勤務環境の整備に取り組んでまいりたいと