京都府議会 2022-06-01 令和4年6月定例会(第2号) 本文
平成25年の台風18号では、全国で初めてとなる大雨特別警報が京都で発表され、嵐山の渡月橋での濁流の様子がテレビで話題となりました。しかし、私の地元でありますが、それ以上に上流の亀岡においては、桂川本川があふれ370棟の家屋が浸水するなど大きな被害が当時出ております。亀岡では、平成30年7月豪雨のときにも家屋の浸水被害が発生しており、水害からの安全度向上は地元住民の積年の願いであります。
平成25年の台風18号では、全国で初めてとなる大雨特別警報が京都で発表され、嵐山の渡月橋での濁流の様子がテレビで話題となりました。しかし、私の地元でありますが、それ以上に上流の亀岡においては、桂川本川があふれ370棟の家屋が浸水するなど大きな被害が当時出ております。亀岡では、平成30年7月豪雨のときにも家屋の浸水被害が発生しており、水害からの安全度向上は地元住民の積年の願いであります。
当時、水かさが増した千曲川の濁流は、堤防を乗り越え、あちこちで越水して、長野市穂保では決壊する箇所もありました。私の地元の東御市海野地籍は、護岸が大きく削り取られ、市道も海野宿橋も損壊し、市営駐車場も流出し、海野宿が流されるのではないかと恐怖を抱いたあの夜のことは忘れられません。 これまでも本会議場で台風災害関連の質問に立ちましたが、今回は洪水対策について伺います。
しかし、上流から一気に集まった雨水は中流部で濁流となり、堤防がないところでは住宅地や農地を飲み込むとともに、支流では本流のバックウオーター現象による浸水被害が発生したり、本流の水の逆流を防ぐため樋門を閉じたところでは支流で内水氾濫が起きたりしました。これらが複合的に重なり、中流部に甚大な被害をもたらしました。
そういう直前に避難勧告が出されると、その当時の防災訓練というのは、みんなで集まって指定された避難所に向かって移動するということを繰り返してやっておられるので、無条件に避難所に向かって飛び出して、もしかしたら土石流あるいは濁流に巻き込まれたのではないかという気がして仕方がないのです。だから、本当の意味で避難勧告あるいは避難行動というものをもうちょっと考えないといけないというふうに思いました。
大雨による自然災害が起こるたびに思い出されるのが、平成三十年七月豪雨災害時に、土砂と濁流により道路で立ち往生している住民の方の避難誘導に当たり、その後残念なことに土砂に巻き込まれて殉職された二名の警察官のことであります。改めて御冥福をお祈りいたします。
嘉瀬川の濁流が鍋島村を襲ったのは六月二十六日。例年ならば、麦が収穫された田が再び耕され、水が張られ、苗代で成長した稲の苗を田植えする頃だ。事実、洪水の被害を伝える佐賀新聞の七月一日の記事では、たとえ早梅雨で毎日雨が降っていても、例年通り田植えにかかる準備をしていた村民達の様子を伝えている。 それにしても、大洪水による被害は凄まじいものであった。
本年7月、停滞する活発な梅雨前線の影響で、静岡県熱海市において大規模な土石流が発生し、濁流が住宅地をのみ込みました。その結果、多くの方の命が失われるなど、甚大な被害が発生しました。この被害の様子につきましては、スマートフォンなどで撮影された映像がテレビ等で放送されましたので、多くの方があの映像を見て、衝撃とともに、明日は我が身であるのではないかと考えられたのではないでしょうか。
平成24年7月の九州北部豪雨においては、玉来川が増水し、国道57号をはじめ、多くの道路が寸断され、濁流に市街地が襲われ、浸水家屋217戸、死者2人といった大変甚大な被害が発生しました。 その後、地元とも協議していただき、玉来ダムを設置する運びとなりました。 29年4月には、本体工事着手、31年3月には定礎式を行い、来年度には完成の見込みと伺っています。
今回の災害は、神奈川県小田原市の不動産管理会社が、土砂災害警戒区域に指定されている現場周辺の外側の上流部に、熱海市に申請した以上の大量の不法盛土を行い、数日前から降り続いた大雨によりその盛土が崩壊し、下流域の市街地が濁流にのみ込まれる大惨事となったものであり、言わば人災とも言える大災害であります。
報道等でも黒い濁流が山を下り、人家を飲み込んでいく衝撃的な映像が放送され、災害のすさまじさが画面越しにも伝わってくるものがありました。 その後、この土石流の引き金となったものが、土石流の最上流部分にあった盛土の崩壊が原因ではないかとの報道がなされました。静岡県、熱海市ともこの盛土の造成に対して、何回も行政指導を行ったいわくつきの箇所であり、また、伊豆山地区は土砂災害警戒区域に指定されていました。
住宅地へは1分足らずで濁流水が到達することになり、災害発生時には避難することも難しい状況が想定されます。 今年4月13日には平群町長名にて、知事宛に林地開発許可申請に対する意見書が提出され、新たな放流先となる下流域に当たる周辺住民等への説明会を実施し、周辺住民等の理解を得るように事業者への指導を要請されました。
昭和39年12月23日発行の「濁流の子 伊那谷災害の記録」の中に、駒ヶ根市中沢小学校東分校1年の双山美也子さんの当時の作品がございます。原文のまま読みます。 「死線をこえて」 ふたつ山みやこ みやこのうちへ 「おんどりや」のとこから 水が へってきた。 ようさ みやこたちがねとるとき 水が うんと にわのとこへはいってきた。
さらに、五月二十日、僅かな雨で別の造成地ののり面が崩落し、生活道路まで濁流が流れ込みました。まさに二年前のノーバル・ソーラーのときと全く同様のことが繰り返されているではありませんか。県の監督行政が問われます。 森に囲まれた閑静な住宅地には、今やその影もなく、すぐそばまでソーラーパネルが迫り、また他方は森林が伐採され、はげ山となっています。豪雨により甚大な被害が起こる可能性があります。
小さな川でも大雨が降れば濁流となり、家屋や田畑に流れ込む危険があります。以前は地区民が総出で草刈りや川ざらいを行い、作業終了後、公民館で懇親会などの風景が見られました。現在は危険があるため進めていないとのことですが、やむにやまれず川に出て作業し、けがをしたなどの事例もお聞きしています。
清流へ工事等による濁流が流入すれば、生態系の破壊や環境汚染なども危惧されます。地域住民は、これ以上の里山と景観破壊は許されないと景観と里山を守るために、やむにやまれず建設反対の運動に取り組んでいます。開発許可に際し、地域住民のこの思いに対し、県としての考えはどうか、答弁を求めます。 また、森林法上、許可しなければならないという規定について、住民の意見を無視するかのごとくのものです。
特に、県内では中小河川での浸水被害が多数発生しており、昨年の豪雨災害においても、沢水が通常は考えられないような濁流となって押し寄せ、県内各所で多数にわたり被害を発生させたことは記憶に新しいところです。
私の地元でもある八代市においても、坂本地区を中心に大きな被害を受けましたが、私も、発災直後坂本地区を訪れ、民家をはじめ、駐在所、病院、消防署、郵便局などが濁流にのみ込まれた姿を目の当たりにして、あまりの壊滅的な状況に茫然とするばかりでありました。
カスリーン台風の際、自宅が濁流にのみ込まれ九死に一生を得ました。一夜が明けて目にした足利市の惨状は今でも鮮明に覚えております。このような思いを二度と県民に体験させるべきではない。私は県民の生命と財産を守ることは、政治に携わる者としての使命と認識しております。子や孫のために、今度は我々が治水対策を積極的に推進しなければならないと強く思っております。
その東日本大震災では、農業用ため池が決壊し、大量の水が濁流となって下流の集落を襲い、貴い命が失われるなど甚大な被害をもたらしました。国は、ため池の重要性に鑑み、決壊した場合の浸水区域に人家などのあるため池を防災重点ため池と位置づけ、対策を進めておりますが、その数は、本県において約三千六百か所あり、全国で五番目の多さと聞いております。この多くの重点ため池は、全てが早急な整備が必要とは思いません。