宮城県議会 1950-02-01 03月27日-13号
徹底せる土地改良工事こそ、実に宮城県の農業振興の根源であり、水田を畑地化し、水田を二毛作化し、飼料を確保して酪農を振興する。あるいは土地の交換分合を推進する。あるいは農業経営の合理化をするとかは、いもずる式にここから解決せられて参るのであります。
徹底せる土地改良工事こそ、実に宮城県の農業振興の根源であり、水田を畑地化し、水田を二毛作化し、飼料を確保して酪農を振興する。あるいは土地の交換分合を推進する。あるいは農業経営の合理化をするとかは、いもずる式にここから解決せられて参るのであります。
五、水田単作帯の酪農について試験すること。 (六)農産物の増産対策について 治山治水の土地改良の基本的措置及びあらゆる一般施策はもちろんであるが、本県の現状にかんがみ左記事項の強力なる推進をはからねばならない。
次に今後におきます急激な経済情勢の変化に即応いたしまして、農家経営の安定と進歩をはかり、本県農業振興の基礎を確立するには、水田単作地帯という本県特有の悪条件を克服し、世界経済の一環としての日本経済特に日本農業の占める地位とその認識の上に立つた農業振興政策を樹立実行していかねばならんと確信しておる次第であります。
大体におきまして長沼に及ぼすところの影響を見ますと長沼沿岸の現在進めつつあるところの開墾地が約百町歩あるのでありまして、さらにその沿岸におけるところの水田におきして、おそらくあのままにしておきましたならば、二百町歩以上と推定されるところの、なおかつ今回新しい川を掘ります反別を総合しますと、四百町歩内外の治水地が生れるのじやないか、かような利益を没却してはたしてこの計画が是なりや否やということを痛切に
從來兎角公共事業土地改良に対する国家の施策は主として水田地帶に重点が置かれ砂丘地の飛砂防止施策は極めて徴弱であり殆んど放任の状態でありますのでこの際断呼として根本的施策を実施することが不可欠の問題でありますので縣に対してこれ等の対策を進言し5ケ年計画として実施を懇願いたして居る次第でありますが現在の縣財政としてはこの大事業遂行は到底不可能の状態でありますので国庫補助の大巾の增額を以つて縣の計画により
それはわれわれの食糧の安定、かつて先議会において私は東北七県に、実に六十九万六千町歩の水田があり、これを用排水の費用などを考えることなしに、もう少し大きい見地に立つて東北開発のこの用排水の完壁を期してはどうかということを論じましたが、私は日本の労働問題を考えるに当つて、森松氏は先ほど労働委員会の協定でやつて行くとおつしやつている。なるほどそれもけつこうだ。
そうですから畑作物のみが必ずしも遅れておるとは言い兼ねますけれども、特に私は水田関係よりも畑作物の研究が非常に遅れておる、かように思うのであります。そこで現在の関係の係の人々はこの点を率直に認めまして、畑作物の栽培の状態、あるいは品種の改良、そういう方面に一段と力を進めるべきではないかと考えるのであります。
その主なるものとしましては農業調整費二百六十九萬円、主要食糧管理施設費二百六十七萬円、農地委員会費八百三十九萬円等国庫補助の確定によつて追加更正して計上することとしたもの一千四百八十一萬円のほか、第一には果樹振興及び農村工業振興の見地から所要経費百七十三萬円を、第二には水田裡作の実施普及を一層促進するための追加経費百萬円を計上して、本県産業の開発を阻む隘路打開の途を見出したいものと考えているのであります
三、本県の農業が水稲一作にのみ其基盤を持つ事の不合理性については当局も既に之を認め予算上に改善方策を計上してある事は慶賀に堪へないが水田を他作物へ転換せしむる点等についてその中央への折衝が他県より遅れておるやの感が深い当局は其の企画する水田裏作奨励と相まつて耕地転換を法的に可能ならしむる様措置に遺憾なきを期せられたい。請願、陳情については左の通り決定した。
農業調整費一千二百八十余萬主要食糧管理施設費五百十余萬円、大規模農業水利改良事業費二百八十萬円等、国庫補助の確定によつて計上することとしたもの五千三百二十余萬円、その他制度の改廃又は事業執行のため必要欠くべからざる事務的経費を計上することとしたほか、特に本県産業の振興開発の見地から第一には刻下の急務である中小企業当面の金融難を緩和するために、とりあえす商工組合中央金庫を通して三千萬円の融資を行うこととし第二には単作地帯たる東北各県永年の県案である水田裏作
2、地方税賦課の合理化について (1) 現在の土地賃貸價格は、土地收益の最も低位な水田單作地帶において最も高く、家屋賃貨價格におい ては、積雪並びに寒冷に基因する不可避な增建坪が積算されるため、本縣は他縣に比し、土地、家屋と もに不均衡に重い賃貸價格の適用を受けている。 よつて、この不合理な土地賃貸價格は積雪寒冷地帶の実情に即するよう速かに改訂せられたい。
大体排水の多い地方はやはり用水も非常に恵まれておりませんので、水田経営をする上において洪水の場合も旱害の場合にも非常にお困りのことと拜察するのであります。大体年度計画いたしました荒川の排水事業は荒川を拡げまして上流一帯の水を早く下流に流すような計画をたてまして、農林省と打合せの結果大体の承認を受けましたので、今度の議会に本年度分といたしまして、三百五十万円の予算を計上いたしたわけであります。
水田約18万町歩、全国第1位の米産縣でありますが、反收はほとんど問題になつておりません。これは昨年秋農林省の技師が來られての話でありますが、なるほど全国一の米産縣を誇つているけれども、反收は誇りにならない、こういう話でありました。それだけ本縣におきましては非常に経営困難をきわめているわけであります。同じ裏日本におきましても秋田、山形、石川、富山より15年ないし20年遅れていると思うのであります。
そうして排水をうまくやるなら、あそこに数十町歩の水田ができると思うのであります。あそこは遊水地帯といたしましても、われわれから見れば何ら価値のないものです。改修のときはその点を必す織り込んで、私どもから言えば一石三鳥の名案であると思いますから、その点をお忘れなく設計図なり、構想になり織り込んでもらうことを希望いたします。
55番議員 森 山 善治郎 26番議員 川 上 昌 司 57番議員 澤 口 久 藏 賛 成 者 3番議員 田 村 高 作 外48名新潟縣議会議長 兒玉龍太郎殿 新潟港に動植物檢疫所設置に関する意見書 戰後の農業再建対策として多角経営形態の確立が農政の基本問題とされている秋本縣の如く水田單作経営
それにたいするところの水田の埋歿流出、あるいは堤防の決潰、あるいは橋梁の破壊、こういうものを合計いたしますとその藤里村耕地整理組合が復旧に要する金は一千四百七十一万円というきわめて多額なものであります。そこでそのうちの三割五分、現在の補助規定によりますと、三割五分でございまするので農民の負担が、どの位になるかということを計算して見ますと、五百八万円ということになります。
水田はしばらくおくといたしまして、問題は畑作であります。麦、雑穀、馬鈴薯等の供出作付と野菜、タバコ、こんにやく、果樹園等、農家個々の自由な選擇によつて作付を転換してよいかどうかという問題であります。これまたいわゆる過年度の実績の名のもとに不合理、不公平な作付をそのまま踏襲することを強制するのであるかどうかという点をはつきり承りたいのであります。
私は二十才まで百姓を実踐して来た立場から、今後農林当局も、県当局も、開墾者には少くとも水田二反か陸稲二反以上の自活できる食糧を与えるようないわゆる耕地を割愛し、彼らに生活の安定と国家食糧の万全を期することが必要であると考えておるにかかわらず、ただ山畑を五町歩以上開墾できるという想定のもとに開墾せしめているということは、宮城県の開墾事業の成果があがらない最大原因であると思う。