富山県議会 2022-11-01 令和4年11月定例会 一般質問
県水産研究所では、全国的なブリ資源量や日本海の水温分布の調査などから、3歳以上の大型魚──通常7キロ以上になりますが、この漁獲量は過去10年平均の130トンをやや上回る143トンと予想しております。 一方で、議員御指摘のとおり、燃油価格は依然として高止まり、沿岸漁業をめぐる環境は厳しい状況にあると認識しております。
県水産研究所では、全国的なブリ資源量や日本海の水温分布の調査などから、3歳以上の大型魚──通常7キロ以上になりますが、この漁獲量は過去10年平均の130トンをやや上回る143トンと予想しております。 一方で、議員御指摘のとおり、燃油価格は依然として高止まり、沿岸漁業をめぐる環境は厳しい状況にあると認識しております。
スマート水産業につきまして、筑前海における三日先までの水温分布や潮流を予測するシステムの実用化に加えまして、有明海のノリ、豊前海のカキ養殖につきましても、自動観測装置により漁場の環境を把握し、効率的な操業や生産につながるよう引き続き取り組んでまいります。県といたしましては、今申し上げましたような取組によりまして、漁業経営の安定を図ってまいります。
県におきましては、一昨年度から、国、九州大学等と連携をいたしまして、筑前海の水温分布、潮流の変化の予測に取り組みまして、昨年度、その予測情報を漁業者の方のタブレット端末等に配信する海況予測システムというものを開発いたしました。今年度からは、ICT機器を搭載した県の調査船、また漁船が測定をいたしました水温、潮流などのデータを収集しているところであります。
筑前海の漁業者は、これまでのそれぞれの経験などから、操業する漁場というものを決めているところでございますけれども、時間や水深ごとの水温分布や潮流等を事前に把握することができれば、漁場となる海域を特定でき、効率的に操業することができるようになります。
水産業においては、ICTを活用した漁場の観測網を整備し、水温分布や潮流を予測するシステムの実用化を行い、若手漁業者等の効率的な操業を支援します。 高齢者の見守り活動では、IoTを活用した高齢者見守り機器等の導入検証を支援し、多重的に見守る体制の強化を図ります。 次に、誰もが生き生きと活躍し、健康で充実した人生を過ごせる百年グッドライフ福岡県の構築であります。
これは、国などが行っております資源評価調査の結果、日本海におけるブリの資源レベルが4歳魚は高い水準にあり、2歳魚は平年並みの水準にあると考えられることが1つ、また、12月上旬における日本海の水温分布の予測値を解析した結果、富山湾へのブリの来遊に適した水温環境が予測されていることが根拠となっておりまして、今期は豊漁となることを期待しているところでございます。
まず、海域環境の変化に関する県の認識についての御質問ですが、日本近海では、ここ100年間で約1.1度海水温が上昇しているほか、海流や水温分布の変化もあり、サンマやスルメイカ等の日本沿岸への回遊の減少が見られています。
41 伍嶋農林水産部長 県では平成27年の漁期のブリの不漁を受けまして、資源量や水温分布など漁獲量を左右すると考えられます要因を解明するため、本年度、ブリ資源回復調査を実施したところであります。
52 伍嶋農林水産部長 ブリの漁獲量につきましては、資源量や水温分布、また、回遊ルートなどさまざまな要因により変動することとされておりまして、県では、今ほど委員から御紹介のありましたとおり、さきの漁では前年度の10分の1以下ということで、非常に不漁であったということでありました。
具体的には、全国各地におけるブリの漁獲動向、日本近海における水温の分布状況など、ブリの漁獲量に関するさまざまなデータの収集整理を行うために、日本海全域の資源、海洋環境調査の実施機関であります水産総合研究センター日本海区水産研究所の参加と、日本海の水温分布のシミュレーションを行う新たなプログラムを導入し、ブリの回遊ルートの変化のメカニズムを推測するために、日本海の水塊、潮流を研究する九州大学応用力学研究所
そこでことしは、ブリ資源回復調査事業、それから富山湾漁場環境総合調査及び漁業資源評価基礎調査をあわせて実施することとして予算計上しまして、国内の第一線の研究者や近県の研究機関に御協力いただいて、ブリ資源の解析等を行う検討会の設置ですとか、全国のブリ漁獲データの収集分析、それから日本海の水温分布のシミュレーションやブリの回遊ルートの推測、また富山湾の水質、底質などの詳細な調査、ブリ等の体重、体長の測定等
このため、県では水産研究所におきまして、来年度、新たにブリにつきましては、海流や水温分布、他地域での漁獲状況などのデータを幅広く収集整理し、水産資源や海洋環境の専門家の参加を得ながら、本県の漁獲量との関連性について解析することとしております。
これらの研究成果は、研究報告会や各地域での研修会等での報告により普及を図っておりますほか、漁船漁業者に対しましては、効率的な漁場予測に必要な海面水温分布図を提供し、操業効率の向上に役立てていただいております。 養殖業者に対しましては、赤潮調査結果や赤潮発生情報をいち早く提供いたしますほか、魚病対策としてワクチン接種、魚病講習会を各地で開催するなど、被害の未然防止に活用していただいております。
ことしの漁期の日本海におけるブリの資源状態については、国の水産資源評価によりますと資源水準は高いと報告されておりますが、富山湾全体では今期のような不漁となり、その要因として、県の水産研究所におきましては、日本海の水温分布の状態が影響を与えたのではないかと推定しております。
一番上の図は表層の水温分布で、薄茶色で示した部分が九電が公表しております温排水の拡散範囲ですが、陳情者の主張はこれを超えて南側に大きく広がっているというものです。
加えまして、カツオ漁場探査にとって最も重要な水温分布情報につきましては、かつては週2回程度しか得られませんでしたが、最近では漁船のIT化が進みまして、衛星情報がインターネットの活用により、ほぼリアルタイムでかつ広範囲に入手することが可能となっております。こうした技術の進歩は今後さらに加速するものと考えられます。
このシステムの中心である漁海況予測システムでは、水温分布、潮の流れの状況、塩分濃度などをパソコン画面に画像表示し、漁期や魚群位置を予測し、資源管理支援システムでは栽培漁業に必要なデータや方法などが検索でき、さらに、各種統計情報データの検索を可能とする技術統計情報システムや一般統計情報システムが考えられているとのことであります。
また、水産試験場の本場におきましては、気象衛星「ノア」が発信する画像から本県沖合い海域の黒潮を直接キャッチしまして、水温分布や漁場の形成状況等を漁業者へ速報して漁労作業の効率化を図っていくという計画を持っております。