福井県議会 2014-07-01 平成26年原子力発電・防災対策特別委員会 本文 2014-07-01
35 ◯安全環境部企画幹(原子力) もともと、高速増殖炉は、核分裂で出てくる最初の非常に速い中性子を使った核分裂反応を有効に活用し、プルトニウムの周りに燃えないウラン238を入れておけば、燃えないウランが燃えるプルトニウムに変わってくれるので、これによりプルトニウムを燃料としつつ増殖もするという、二つの役割を期待して開発された。
35 ◯安全環境部企画幹(原子力) もともと、高速増殖炉は、核分裂で出てくる最初の非常に速い中性子を使った核分裂反応を有効に活用し、プルトニウムの周りに燃えないウラン238を入れておけば、燃えないウランが燃えるプルトニウムに変わってくれるので、これによりプルトニウムを燃料としつつ増殖もするという、二つの役割を期待して開発された。
実はこの原発稼働停止とは、原発の心臓部である原子炉の中で燃料棒が核分裂反応を繰り返し、高熱を発し続けている状態のことであって、正確には発電停止状態とでも呼ぶべきものです。つまり、発電を停止しているだけであって、発電を停止しても燃料棒は崩壊熱を発し続けており、それを冷やすための冷却水が循環し続けています。原発稼働停止とは、原発が発電をとめている状態のことであり、原子炉の状態を指す言葉ではありません。
このセシウム137なり134にしても、この地域に天然ウランの鉱山があったかどうか、そこは知らないのですが、普通に考えたら、そういう核分裂の結果によってできるものではないですか、自然界にはないわけでしょう。さっき言ったウランを産出するところでしたら自然崩壊であるかもしれないけれども、先ほどおっしゃった影響ということが想定されるということですね。
一般的に、プルサーマル運転は、使用済み核燃料から核分裂に使われなかったウランや新たに発生したプルトニウムを抽出し、燃料として再利用することで資源の有効活用を図るとともに、発電によって生ずる放射性廃棄物をできるだけ低減させることを目的に行っていると言われております。
受け入れ検査をしたら、ウラン235という核分裂を行う物質が少ない、比率が違うと。現地調査をしたら、核分裂生成物がたくさん岩の中に閉じ込められていて、調べてみると、二十億年前に天然の原子炉が動いていたと。 だから、原子炉というのは、人類の頭のいい人たちが集まってつくったものじゃなくて、天然に昔存在していた。それで、約五十万年間運転していた原子炉が十六個発見されています。
また、原子力発電、核分裂型のものについては燃料がウラン235であり、高速増殖炉を使って燃料の再生産を行わなければ数十年の燃料であるため、人類史的に見れば、過渡的なエネルギーであると考えていること。
4号機には、原子炉でウラン235を核分裂させた核の燃えかすである使用済み核燃料棒が、通常原子炉の2.8機分に当たる1,331本、さらに未使用の200本近い燃料棒が水深9メートルの使用済みの核燃料プールの底に置かれ、そこから取り出しが始まっています。 議員の皆様には釈迦に説法で申しわけないんですけど、これが使用済み核燃料プールです。原子炉建屋の4階にあります。
次に、右のほうをごらんいただきたいんですけれども、そのとき、原発の状態というのは地震によってまず制御棒が下から挿入をされまして、核分裂反応、臨界反応はとまっております。臨界反応はとまっておりますが、燃料からは崩壊熱という熱が出続けますので、その熱を取り続ける必要がありまして、そのためには水を注水し続ける必要があります。
核分裂等の難しいことはわかりませんが、想定外の事故であったとはいえ、フェールセーフの観点からすれば、原発が安全に停止できず放射能を拡散させてしまったことは、まことに残念なことであります。国を挙げて、今は一刻も早い収束に向けて全精力を傾注すべきときであると考えます。先月、福島県南相馬市小高区の居住困難地区を訪問して改めて強く感じたことでありました。 それでは質問に入ります。
そうすると、電気が全てなくなりまして、原発は核分裂反応がとまった後でも燃料から熱が出続けますので、冷やし続けるということが必要になるんですけれども、この冷やすための設備は普通電気で動くんですが、電気がなくなったので、右のほうに行きまして、冷却ができないと。
シビアアクシデントが起きても炉心損傷を防ぐ対策ということで、この絵を見ていただきますと、これは例えば福島で起きたことなんですけれども、電源が使えなくなって注水ができなくなりますと、中に赤い燃料のところが制御棒を入れて核分裂反応はとめたとしても熱が出続けます。 熱をとるために注水を続ける必要があるんですけれども、注水ができなくなると水が蒸発をしていきます。
ただし、時効に関しては、原発事故とは核分裂反応をコントロールできない状態に陥ることを指すわけですから、今まさに事故の最中であり、時効期間3年間の1日目がまだ始まっていないことを県は国と東京電力に明確に申し入れるべきです。
さて、炉心の核分裂によって飛び出した中性子が原発の心臓部である圧力容器の炉壁に当たり、圧力容器の鋼材を壊していくことを中性子照射脆化と言います。鋼材には延性-脆性遷移という現象があり、これは粘くて延性を持つ鉄がある温度以下になるともろくなる現象で、その変化が起こる温度を延性-脆性遷移温度、または単に脆性遷移温度と言います。
過去の事例として、スイスのCERN──欧州合同原子核研究機構、また、もう一つ、ITER(国際熱核融合実験炉)というのがフランスにあって、核分裂ではなく核融合でエネルギーをつくっていくと。CERNは欧州だけで集まってつくったということですけれども、フランスのITERというのは誘致合戦があってフランスに誘致が決まったと聞いております。
十分に放射能が弱まった後、約3センチから4センチの長さに細かく剪断し、燃料の部分を硝酸で溶かした後、ウランとプルトニウムと、そして核分裂生成物に分離をいたします。さらに、ウラン溶液とプルトニウム溶液を精製、そして脱硝、いわゆる硝酸を流し出して、ウラン酸化物と、それからウランとプルトニウムの混合酸化物の2種類の製品をつくり出します。
そもそもこのMOX燃料というのは、ウラン燃料よりも低い温度で溶けやすいために、炉心溶融の危険性が高まりますし、核分裂反応を抑える制御棒の効きが悪くなるなどの危険性が指摘されています。福島の原発事故でも、炉心溶融を起こした3号機は、プルサーマル発電中でありました。核燃料サイクル政策の柱になっている高速増殖炉「もんじゅ」の見通しも今、立っていません。
大気圏から一歩出ると、太陽自身もそうですけど、核分裂の核の世界であります。核によるロケットを開発しなければ、他の星への移動は不可能なわけでありまして。PM2.5と同時に、隕石という問題は非常に大きい確率として起きているし、この前のロシアの問題は、環境問題的な観点から、僕たちは常に心しておかなければ、一瞬にして地球が消滅することがあるということであります。
原子炉がとまっているときは、冷やす、閉じ込める、原子炉内の核分裂をとめる必要はないのです。当然とまっていたほうが制御しやすいと私は思うのですが、知事の認識を変えていただければ幸いと思いますが、いかがでしょうか。 原発から再生可能エネルギーへの転換と電気自動車の普及について、知事の所見を伺いたいと思います。
水力、火力、原子力による発電は、いずれも発電機の軸を回転させて電気を起こすことは共通ですが、そのエネルギー源を、火力は化石燃料の燃焼、原子力はウランの核分裂から得ているのに対して、水力は自然の水の持っている位置エネルギーを利用しています。水は高いところにあると位置エネルギーを有しており、低いところに流れていきます。
我が国唯一の原子力関係の全国共同利用研究所である京都大学原子炉実験所では、原発に何かあったら核分裂をとめる、原子炉を冷やす、放射性物質を閉じ込めるが原則であり、想定外への対応は思考停止にならないようにしなければならない。準備や訓練をしても、本当の意味で役立つものでなければならないなどのお話が印象的でした。