山梨県議会 2024-02-01 令和6年2月定例会(第1号) 本文
水素・燃料電池や防衛関連産業の地場産業化を目に見える形で進めていくとともに、農業分野においても、これまでの果樹栽培に加えまして、水稲や野菜はもちろんのこと、水産、畜産業、そして花卉栽培など、新たな本県農業の柱への育成に取り組み、安定した地域経済の体質強化に注力してまいります。
水素・燃料電池や防衛関連産業の地場産業化を目に見える形で進めていくとともに、農業分野においても、これまでの果樹栽培に加えまして、水稲や野菜はもちろんのこと、水産、畜産業、そして花卉栽培など、新たな本県農業の柱への育成に取り組み、安定した地域経済の体質強化に注力してまいります。
江戸時代、本県で生産されていた代表的な果物は甲州八珍果と呼ばれ、古くから果樹栽培の盛んな地域であったことが伝えられています。 現在も、大消費地に近い有利な立地条件を生かし、果樹を中心とする農産物が首都圏を中心とする多くの消費者に届けられています。また、私の地元にある談合坂サービスエリアの直売所、やさい村でも多くの農産物が観光客から人気を得ております。
この峡東地域の歴史ある果樹栽培や扇状地に広がる独特な景観などが評価され、令和四年七月、峡東地域の果樹農業システムが世界農業遺産に認定されたところであります。 この認定は、私たちの身近な果樹農業が世界で高く評価されたものであり、農家や地域住民の方たちが、その価値を改めて認識する貴重な契機になったものと考えております。
私の地元、韮崎市は、水稲や果樹栽培が盛んな地域でありますが、農業従事者の高齢化の進行により、「代々引き継がれてきた農業が、今後も維持できるかどうか不安に感じている」といった声が私の耳にも届いております。 現在、各市町村において、将来の農業や農地利用の在り方などを明確にする、地域計画の策定に向けて、地域ごとに話合いが進められていると承知しております。
私の地元の峡東地域は、古くから、盆地特有の標高差が大きい地形を巧みに利用した、ブドウ、桃、スモモなどの果樹栽培が盛んな地域で、本県果樹生産の約六割を占める一大産地として発展してきました。 先人から引き継がれた果樹農業システムが世界農業遺産に認定され、国際的にも高く評価されたことは、大変喜ばしく誇らしいことであります。
およそ国には国の歴史があり、村には村の歴史を有しておりますと同様に、岡山の果物も幾多の変遷を経て今日に及んでいるわけでありまして、このたび桃の蕾もほころびる陽春の佳き日、果樹栽培80周年を記念して果樹祭が催されますにあたり、古きを温ねて、将来への発展を期するよすがともなればとの念願をもちまして、ここに「岡山の果物80年のあゆみ」と題し、ささやかな記録を世におくることになりました。
特に本県主力の果樹栽培は作業のほとんどが熟練の技術による手作業となっているため、機械化が難しく、多くの作業を要しております。 このような中、本年度、韮崎市においても、ブドウ生産者が無人ロボット草刈り機を導入する計画があると承知しております。
さて、このように気候変動が顕著となっている現下、果樹栽培において、例えば新種の病害虫が発生するおそれもあり、適宜適切に指導してくれる技術指導員の確保と指導が現場から求められているのであります。本県に適した栽培技術の開発、普及、そして暑さに強い新品種の開発、生産販売から経営管理に至るまで継続的に指導を行うことにより、果樹生産に取り組みやすい環境を整備していくことが重要です。
果樹栽培は、水田に傾斜をつけ、隣地とつなげることで大区画化することができます。緩い傾斜地にして水はけが向上し、そのことによって品質も向上していく。中山間地域の新たな農地の有効利用になるのではないかと思います。かつて傾斜地だったところを米作りのために棚田に改良したのであれば、今度は果樹作りのために棚田を傾斜に戻すということも考えられるのではないでしょうか。
その一方で、私が懸念するのは果樹栽培に当たっての品種の保護であります。かねてより、韓国や中国で、シャインマスカットやイチゴなどの苗木の種苗が流出し、大きな逸失利益があったという事例が後を絶ちません。
世界農業遺産に認定されている峡東三市は、果樹栽培が盛んな地域であり、石和温泉郷やワイナリー、観光農園など多くの観光資源を有しています。昨年八月、中部横断自動車道山梨─静岡間が全線開通し、東海や中京方面からのアクセスも向上したことから、新たな物流・人流の誘導により、農業や観光など、この地域の産業のさらなる飛躍に期待が寄せられています。
それから、三つ目といたしまして、建設当時と比べまして、園地での作付や果樹栽培の水管理が変わってきているということなどが挙げられます。 以上、お答えいたします。 88 ◯桃崎委員=ありがとうございます。 最後に、今後の取組について質問をいたします。
また、令和4年度長野県果樹振興方針によれば、果樹産地の競争力強化、収益性が高く省力的な果樹栽培の推進、うまいくだものを安定生産できる産地づくり、果樹経営基盤の安定を重点振興方針としております。
山梨市は、桃やブドウなどの果樹栽培が盛んで、幹線道路沿いの観光農園や笛吹川フルーツ公園などには毎年多くの観光客が訪れております。 また、市周辺には甲武信ヶ岳など標高二千メートル級の山々や美しい渓谷などが広がり、登山やハイキングを楽しむ人も多く訪れております。
自然条件に大変恵まれた本県は、生物多様性などに配慮した安全・安心な果樹栽培が古くから実践されていますが、今後は、これまで以上に、世界に類を見ない自然環境に配慮した果実生産が求められます。 さらに、本県果実の魅力をより一層高めるためにも、環境負荷を低減する取り組みを積極的に進め、これを消費者へ継続的かつ効果的に発信することも重要です。
私の地元では果樹栽培が行われていますが、果樹の生産者も高齢化が進み、後継者もいないところが多く見られます。周りを見ても、農業に取り組む若手生産者が少ない現状です。先日、知り合いのハウスみかん生産者が栽培をやめられることになり、ハウスを引き継いでくれる人を探していたところ、幸いにも若い農業者が引き受けるようになりました。
果樹栽培においては、高い生産技術が必要であり、これまで先人が培ってきた高度な技術を、新たな担い手へ継承していくことも重要な課題であると考えます。 また、近年、異常気象による大雨や台風などの影響により、ブドウの晩腐病やべと病による生産量の減少も問題となっています。
果樹栽培での防ひょうネットへの補助については、三年前の私の質問に応えて、令和二年度より災害未然防止事業が復活をされました。県が四分の一、JA共済連が四分の一、自己負担四分の二という仕組みですが、これではやはり自己負担が重く、整備の進まぬ要因となっています。事業の補助率を引き上げるべきではありませんか、農林部長よりお答えください。
さらに、土地改良区等の小規模な事業により農地の隅々まで土地基盤整備が実施されており、柿や梨、ブドウなどの果樹栽培が盛んな農業地帯でもある。また、みよし市内にある35か所の農業用ため池のうち26か所が防災重点農業用ため池に指定されており、自然災害による農地や農業用施設への被害を防止するだけでなく、地域住民の命や暮らしを守るために地震や豪雨への対策工事も進められている。
本県の新規就農者は五年連続で三百人を超えており、峡東地域を中心に果樹栽培に取り組む方が多いと承知しています。 近年は、農家出身以外の方が農業を始めることも多く、こうした新規参入者については、農地や住居の確保、機械、施設の取得など多くの課題があり、せっかくの就農者がやめてしまうことのないよう継続した支援が重要です。