宮城県議会 2024-02-01 02月27日-05号
観光連携の取組として、一体となった広域観光連携を目指し、二〇一四年に、宮城県と松島湾エリアの三市三町、塩竈市、多賀城市、東松島市、松島町、七ヶ浜町、利府町による、再発見!松島湾ダーランド構想が始まり、平成二十八年度に策定した松島湾ダーランド推進計画の下、これまで様々な取組を行ってきました。
観光連携の取組として、一体となった広域観光連携を目指し、二〇一四年に、宮城県と松島湾エリアの三市三町、塩竈市、多賀城市、東松島市、松島町、七ヶ浜町、利府町による、再発見!松島湾ダーランド構想が始まり、平成二十八年度に策定した松島湾ダーランド推進計画の下、これまで様々な取組を行ってきました。
本県の特性として、日本三景松島をはじめとする雄大な自然環境等の特色ある観光資源と、東北のゲートウエー機能を持つ仙台空港等のインフラについてですが、まず、日本三景の一つ松島湾エリアは、湾の自然やその景観、古くからの信仰や伊達政宗公を中心とした伊達家などにまつわる歴史・文化、松島湾の海の恵みを素材とする食の魅力など、一級の観光資源を有し、宮城県のみならず東北を代表する観光地であります。
次に、松島湾エリアにおける観光振興についての御質問にお答えいたします。 このたび、東松島市が持続可能な観光地トップ百選に選出されたことは、大変喜ばしく、今後の松島湾エリアの観光振興にも大いに寄与するものと期待しているところであります。
令和元年度の宮城県の松島湾エリアに係る松枯れ対策事業費は約二億四千万円で、また松島町に対し財源を交付し町は約三千万円の事業を行いました。
地域活性化の面では、地方創生推進交付金を活用し、民泊の開業支援や普及啓発を図るとともに、松島湾地域の観光資源を生かした長期滞在を促す体験型コンテンツを創出するなど、新たな松島湾エリアの魅力を創造してまいります。 労働市場における人手不足は、本県のみならず、我が国全体で解決していくべき大きな課題であります。
松島湾エリアの貝塚遺跡は、その規模や貴重な出土品から我が県が誇れる観光資源であると認識しております。県ではこれまでも里浜貝塚にある「さとはま縄文の里史跡公園」や、里浜貝塚からの出土品を収蔵する奥松島縄文村歴史資料館、更には火おこしなどの体験学習を観光ガイドブックでPRしてきたところです。
県内にはサイクリングやマリンスポーツ、キャニオニングなど、スポーツツーリズムにつながるさまざまな体験型の観光資源が存在しており、県ではこれまでもキャンペーン等においてPRするとともに、松島湾エリアにおいてサイクリングコースを策定し、ガイドブックの作成やPR動画の制作を行うなど誘客に努めてまいりました。
このことから、県では主に松島湾エリアにおける地域リーダーの育成等を目的とした、松島湾観光人材育成未来塾を実施するとともに、石巻、気仙沼地域においては、インバウンド向けのガイド育成研修等を開催いたしました。また県観光連盟では、人材育成のためのアドバイザー派遣や接遇研修に取り組んでまいりました。
同計画は松島湾エリアの魅力強化、市町間の連携強化及び誘客力の強化を基本方針に掲げております。この基本方針を踏まえ、県及び松島湾エリアの三市三町が連携し、インバウンド誘客を中心に多言語観光案内表示看板の整備、サイクリングコースの設定や多言語ガイドブック、PR映像の制作、観光地域づくりを支える人材の育成及び情報発信の強化等を行ってまいりました。
また、昨年度は松島湾エリアを中心に四言語にフランス語を加えた五つの言語による観光案内看板整備を進め、今年度は気仙沼市や南三陸町など沿岸部十カ所の観光案内看板の多言語化を進めているところです。このほかフェイスブックなどのSNSを活用し、多言語による情報発信の質的な充実、量的な拡大にも取り組んでおります。
我が県では、みやぎ観光創造県民条例に定める基本計画として、平成二十三年の第二期みやぎ観光戦略プラン以来、広域観光充実・域内流動促進プロジェクトを推進し、仙台・宮城観光キャンペーン推進事業、東北観光推進機構等と連携した各種プロモーションや松島湾エリア三市三町と連携した、松島湾ダーランド構想の推進などさまざまな取り組みを実施してきたところであります。
このため県では、松島湾エリアを加えた六市三町で仙台松島復興観光拠点都市圏を構築することとし、関係する市町とも連携しながら、観光地域づくりの取り組み主体となる地域連携DMOを来年度末までに設立したいと考えております。
なお、松島水族館の跡地については現在、利活用を行う事業者の公募に向けた調整を進めており、来年度に事業者を選定してまいりますが、松島湾エリアのみならず、県内全域の観光交流の重要な拠点であることから、事業の初期投資に対して助成を行ってまいります。仙台空港については運用時間延長に係る調査検討を行うほか、空港運営会社や格安航空会社等と連携した航空需要の拡大や二次交通の充実強化を図ってまいります。
このため県では、今年度、東北観光復興対策交付金を活用し、復興観光拠点都市圏を形成する仙台市、仙台空港周辺及び松島湾エリア六市三町を対象としたシンポジウムや、研修会を開催し、DMO設立に向けた機運の醸成に努めることとしており、引き続き関係する市町と十分に議論を進め、地域連携DMOの来年度内での設立を目指すこととしております。
県内における広域連携として、松島湾エリアの三市三町と県が連携して「松島湾ダーランド構想」を掲げ、地域の活性化を目的にさまざまな事業に取り組んでいるが、広域連携は行政だけではなく、地域住民を巻き込んだ取り組みが重要であり、地域づくりの中心となる人材や民間主体の組織の育成が課題となっている。
また県は、松島湾エリアの三市三町、塩竈市、多賀城市、東松島市、松島町、七ヶ浜町、利府町を対象地域とした松島湾ダーランド構想をつくり、広域観光の取り組みを推進し、世界の松島湾を国内外へ発信しようとするものであります。県は平成二十八年度から五年間かけて、観光客入り込み数一千万人へ、宿泊観光客数百万人へ、松島湾エリアへの再訪問意思率九八%を目標にしております。
一方で、県と市町村、又は市町村間の連携も重要であると認識しており、県では松島湾エリア三市三町と連携しながら、松島湾ダーランド構想を推進し、多言語案内看板の設置などを行っております。
まず、インバウンド誘客拡大受入環境整備支援費は、松島湾エリアをモデル地区として、デザインを統一した多言語の観光案内看板の設置やウェブサイトの製作などにより、我が県を訪れる外国人観光客に対して積極的に観光情報を発信するものです。次に、空港機能活用国外プロモーション活動推進費は、アニメコンテンツやスポーツを新たな観光資源として活用するなど、外国人観光客を対象とした旅行商品の造成を図るものです。
その具体的な事例として、県では、市町村にとどまらず、官民が一体となったデスティネーションキャンペーンを開催しているほか、松島湾エリアの三市三町との広域連携により松島湾全体の観光振興を図る、松島湾ダーランド構想を進めております。
今年度、新たにJR仙台駅と主要な観光地である松島湾エリアをインバウンドのモデル地域として位置づけ、多言語による案内表示の設置や、従来より手厚い無料公衆無線LANの設置補助を行い、外国人観光客が旅行しやすい環境の整備に取り組んでまいります。 次に、外国人観光客宿泊者数の今後の見通しについての御質問にお答えいたします。