福岡県議会 2018-12-10 平成30年12月定例会(第10日) 本文
制御の順序は、まず火力発電の抑制、あるいは揚水発電の運転、そして他地域への送電、次にバイオマス、そして太陽光、風力の出力抑制となっています。原子力については、短時間での制御が困難だからと、抑制の最後にしています。つまり、再生エネルギーより原発という姿勢です。知事は、この九電の出力制御の措置についてどのようにお考えですか、お尋ねします。
制御の順序は、まず火力発電の抑制、あるいは揚水発電の運転、そして他地域への送電、次にバイオマス、そして太陽光、風力の出力抑制となっています。原子力については、短時間での制御が困難だからと、抑制の最後にしています。つまり、再生エネルギーより原発という姿勢です。知事は、この九電の出力制御の措置についてどのようにお考えですか、お尋ねします。
抑制の順番は、揚水発電、火力発電、その次に太陽光と風力となっています。原発の出力制限は仕組み上不可能であるということでありました。しかし、発電した電気が使われないのであれば、再生可能エネルギーの育成につながりません。
┃ ┃ 日本エネルギー経済研究所の原子力は安いとの試算は、平行して使用する ┃ ┃ 高コストの揚水発電や原発事故に対する回復・補償費用などを考慮に入れる ┃ ┃ と正しい判断とはいえない。また、2013年9月から約2年、国内の全原発 ┃ ┃ は停止したが、原発を止めれば電力不足になるという宣伝も嘘であった。
特にポツの三つ目にございます、揚水発電の供給力の増につきましては、例えば、気温がある程度高目で推移して、ほかの電力会社に余裕があったとか、そういったとき、あるいは九電もそうなんですが、追加の電気の調達を各、ほかの電力会社からもやりまして、それを夜の間に揚水発電で、水を揚げるというふうなことで、翌日の昼間の電力供給に備えるというふうなことで、追加をやってきておるという状況でございます。
不足した九十二万キロワットについては、ほかの電力会社からの電力融通や発電設備を有する事業者からの追加受電、それに伴う揚水発電所の供給力増で補ったとされています。その後、LNG火力発電所の新大分発電所での配管凍結による緊急停止があるなど、九州・福岡の電力供給はまさに綱渡りの状況と言っても過言ではありません。 そこで、最も心配されるのは、ことしの夏の電力需給の見通しであります。