千葉県議会 2021-12-05 令和3年12月定例会(第5日目) 本文
平成31年の痛ましい女児虐待死亡事件から、千葉県における児童相談所の管轄人口の多さが大きな問題として議論がなされてきました。この間、県のみならず中核市である船橋市と柏市でも独自の児童相談所を設立する流れとなり、現在、県と中核市がしっかりと体制を整えて、二度とあのような悲劇を繰り返さないようにしなければなりません。
平成31年の痛ましい女児虐待死亡事件から、千葉県における児童相談所の管轄人口の多さが大きな問題として議論がなされてきました。この間、県のみならず中核市である船橋市と柏市でも独自の児童相談所を設立する流れとなり、現在、県と中核市がしっかりと体制を整えて、二度とあのような悲劇を繰り返さないようにしなければなりません。
2019年1月に発生いたしました野田市の女児虐待死亡事件から2年半が経過しようとしている中、この間、千葉県における児童相談所の課題が多数指摘され、1か所当たりの管轄人口が全国平均を大きく上回っている現状などから、管轄区域の見直しによる児童相談所の2か所新設に向けて、千葉県は候補地の選定を進め、松戸市と印西市の公有地が選定されました。
改めて野田市の女児虐待死亡事件で検証委員会から指摘された事柄を確認いたします。 千葉県が設置した外部有識者による検証委員会は2019年11月25日、検証報告書をまとめて知事に答申しました。その内容を紹介いたします。
昨年1月の女児虐待死亡事件を受け、昨年5月に児童虐待防止緊急対策を取りまとめ、公表いたしました。主な取り組みとしましては、児童相談所の体制強化に向け、令和3年度までに児童相談所の職員を200名程度ふやす計画を1年前倒しし職員の増員を図るとともに、一時保護児童の増加を踏まえ、令和3年2月までに児童相談所全体で115名の定員を171名までふやすため、一時保護所の増設に着手いたしました。
昨年1月に野田市で発生しました女児虐待死亡事件を契機に、野田市は独自に柏児童相談所と協議の上、野田市の児童虐待防止対応マニュアルを策定しております。
昨年1月に発生した女児虐待死亡事件からはや1年がたちました。9月議会においては、我が党が中心となり子どもを虐待から守る条例を改正し、附帯決議でさまざまな対策をとるよう執行部に求めたところです。 そして、昨年11月の死亡事例等検証委員会の報告では、32項目の課題と38項目の提言が出されました。
私の地元である野田市で起きた女児虐待死亡事件から1年がたちますが、いまだに胸が痛みます。事件に関する検証報告書が県及び市からも出されましたが、これまでは児童虐待が起きてから児童相談所や市町村で対応するところに重点的に施策が行われてきたように思います。やはり子供たちにとっては虐待を受けないということが子供たちの権利擁護の観点からも一番だと思います。
児童相談所の管轄区域の見直しについては、さきの9月議会において我が党が中心となって作成し、ほとんどの会派に御賛同いただいた子どもを虐待から守る条例の改正に伴う児童虐待防止対策のさらなる強化を求める附帯決議にも盛り込んでいるほか、先月25日に公表された野田市の女児虐待死亡事件に係る検証報告書でも同趣旨の提言がなされています。
本年1月に発生した野田市における女児虐待死亡事件に関して、県は2月から学識経験者等による検証委員会において検証作業を開始しました。その後、関係者へのヒアリングを踏まえた審議が重ねられ、11月25日に検証報告書が知事に提出されました。この間、詳細な検証が行われ、県の児童相談所を初めとする関係機関の対応の問題点を洗い出し、具体的な提言がまとめられたものと承知しています。
野田市で発生しました女児虐待死亡事件に関する御質問でございます。2018年2月28日に父と暮らすことを認めた件につきましては、当日開催されました援助方針会議では、一時保護を検討したが、総合的に判断し虐待再発は認められないとして、小学校での本児面接等により状況を確認していくという判断をしておりました。 以上でございます。 ◯委員長(伊藤昌弘君) 加藤委員。 ◯加藤英雄委員 短くしますから。
また、野田市の女児虐待死亡事件などを受け、児童虐待防止の観点からもDVの早期発見、未然防止が重要であることから、広報啓発を拡充するため1,000万円増額するほか、過年度統計調査委託費国庫返還金2,883万3,000円を計上いたします。
野田市の女児虐待死亡事件から間もなく9カ月、事件の真相が明らかになりつつありますが、繰り返されてしまった悲惨な事件を受けて、私たちは改めて児童虐待の防止に向けた取り組みを決意し、行動していかなければなりません。
本年5月に、県は野田市の女児虐待死亡事件を契機とした児童虐待防止緊急対策を公表しました。緊急対策の中で、児童相談所職員の虐待事案への対応力の向上と、適切なケースマネジメント、また市町村への支援、関係機関との連携強化、児童相談所の業務執行体制の強化、要保護児童受け入れ体制の強化の5つを柱に、さまざまな取り組みが掲げられております。
こうした中、先ほど述べました台風被害のほかにも、本県における野田市の女児虐待死亡事件、滋賀県大津市で園児2人が死亡した交通事故、川崎市の小学生等が犠牲となった殺傷事件など、安全・安心な暮らしを脅かす事態が続いており、県としても早急な対策を講じていくことが求められています。
◯川名康介副委員長 それでは、今回提出された議案第1号令和元年度千葉県一般会計補正予算案には、野田市の女児虐待死亡事件を踏まえた児童虐待防止緊急対策に掲げた取り組みのうち、児童相談所の体制強化、関係機関との連携強化、広報啓発の強化などについて速やかに取り組む必要があるとして、各種事業が盛り込まれております。
本年1月に発生いたしました野田市の女児虐待死亡事件を踏まえ、県では今後二度とこのような事件を起こさないという強い決意のもと、児童虐待防止緊急対策を取りまとめ、先月8日に公表させていただいたところでございます。この対策に掲げました取り組みを速やかに実行するための予算として1億2,100万円を計上いたしました。
本年1月、野田市において小学4年生の女児が両親からの虐待により亡くなるというあってはならない事件を受け、我が党は知事に対して、3月8日に女児虐待死亡事件にかかわる申し入れを行いました。県ではこの申し入れなどを受け、5月8日に児童虐待防止緊急対策を発表し、再発防止に向けて児童相談所の体制強化などの取り組みを進めていると聞いております。
本年1月に発生した女児虐待死亡事件に関し、5月16日に傷害幇助罪に問われた母親の初公判が千葉地裁で行われました。冒頭陳述での父親の凄惨な虐待について、傍聴した方は、まるで拷問のようだと語っており、10歳の女の子が直面した絶望はいかばかりであったかと心が痛みます。
我が党は、2月議会の閉会日に、知事に対し女児虐待死亡事件にかかわる申し入れを行い、第三者検証委員会による検証結果を待つのではなく、すぐに取り組めることには速やかに対策を講じるよう求め、県は5月8日に児童虐待防止緊急対策を発表しました。
本年1月に発生した野田市の女児虐待死亡事件を踏まえ、このような事件を二度と起こしてはならないという強い決意のもと、5月8日に児童虐待防止緊急対策を取りまとめたところであります。この対策に掲げた取り組みのうち、児童相談所の体制、関係機関との連携及び広報、啓発を強化するための事業を速やかに実行するため、補正予算を編成することといたしました。