滋賀県議会 2007-10-01 平成19年 9月定例会(第17号~第23号)-10月01日-05号
大戸川ダムは、放流ダム、穴あきダムとされています。環境に優しいと宣伝されているのですが、本当でしょうか。本体工事を初め、関連大規模工事を自然豊かなところに行うのですから、環境に優しいなどと断定できるものではありません。当議員団も14日に益田川ダムの視察に行ってまいりました。問題の一番は、流木などの対策、土石で穴がふさがれることなどです。同時に、環境問題では検証がされていませんでした。
大戸川ダムは、放流ダム、穴あきダムとされています。環境に優しいと宣伝されているのですが、本当でしょうか。本体工事を初め、関連大規模工事を自然豊かなところに行うのですから、環境に優しいなどと断定できるものではありません。当議員団も14日に益田川ダムの視察に行ってまいりました。問題の一番は、流木などの対策、土石で穴がふさがれることなどです。同時に、環境問題では検証がされていませんでした。
8月28日に発表された近畿地方整備局の淀川水系河川整備計画原案を見ましても、瀬田川洗堰以降の大規模しゅんせつ、大津放水路計画や大戸川ダムの復活、丹生ダムの検討、調査など、大型公共事業のオンパレードの感があります。こうした問題についても、知事が毅然と流域治水の考えで見直しを求めていかなければ、滋賀県の財政はますます破綻の道を歩むことになるのではないでしょうか。
大戸川ダムの治水対策、道路事業や水源地域整備事業などの継続実施の必要性を考えると、大戸川ダムはぜひ必要と思われますが、知事の明快な答弁をお願いいたします。 一方、丹生ダムについては、規模縮小の方向ではありますが、建設の方向で位置づけされています。
この原案によりますと、大戸川ダムは流水型ダムとして整備し、丹生ダムはダム形式の最適案を総合的に評価して確定するため、調査、検討を行うとされています。
同じく凍結されていた滋賀県の大戸川ダムは、滋賀県知事の強力な働きかけで、凍結から一転して復活したのであります。滋賀県知事は、県民の安全に直結するダムは必要だとして国にかみつき、あらゆる手を尽くしてダムの復活を実現させたのであります。これが政治力であります。 知事は、ときに大胆な政治決断で迅速に行動することが必要であります。
今回の原案では、当面実施しないとしていた大戸川ダムについては、利水の撤退は認められましたが、洪水時だけ水をためる穴あき型のダムとして建設するとの方針が示されております。 このような方針変更がなされたことについては、大戸川ダムに関して五ダムの方針が示された二年前とどのような状況変化があったのか。また、ダムの必要性について我々が納得できる具体的な説明がなされなければならないと考えます。
滋賀県の大戸川ダムであります。知事としては、これは政治力の差が出たと、滋賀県の知事と大阪府の知事との政治力の差が出たと言われても仕方がありません。
天ヶ瀬ダム上流の大戸川ダムについては凍結方針を撤回し、異例の復活建設を打ち出しました。また、宇治川に1,500トン放流を可能にする天ヶ瀬ダム再開発は、ダムの左岸側の山に延長約600メートルもの巨大なトンネルを掘り、毎秒600トンを新たに放流する計画となっております。
次に、4点目の個別ダムに対する考え方については、大戸川ダムについては6月4日の提案説明で表明したとおりでございます。国が河川整備計画の案を作成される段階について、具体の計画として国より提案していただきたいと考えております。その際には、大戸川ダムの利水者がすべて撤退するのであれば、幾つかのダムの具体の検討をし、住民対話のプロセスを経ることをお願いします。
今後の治水対策の進め方でございますが、流域治水や河川改修は緊急の課題として引き続き進めてまいりますが、大戸川ダムにつきましては、大戸川の治水にかかわりますことから、今後、国が河川整備計画の案を作成される段階において、具体の計画として国より提案していただきたいと考えております。
これまでの歴史的な経緯の中で、『上下流の相互理解』のもとで水位操作が進められてきたことを真摯に受けとめていただき、このことが淀川水系全般における治水の根本的な課題の一つでもありますので、関係自治体や住民の意見を踏まえ、慎重かつ十分な議論を尽くされることを求めます」としており、宇治市議会の一般質問においては、「大戸川ダムの従来の計画は、淀川、宇治川、大戸川の洪水調節と、大阪府、京都府、大津市の新規利水
この結果、本年5月に行われた審議会では、具体的データに基づく検討結果が示され、宇治川の治水計画については、「天ヶ瀬ダム等の既存施設の有効活用や大戸川ダム及び河川改修により、これまでの計画と同様に概ね150年に一度の洪水に対する安全度を確保するとともに、瀬田川洗堰からの放流量を、洪水時においても、下流に影響のない範囲で洗堰設置前と同程度を流す」という案が提案されました。
また、大戸川ダムの水源地域整理事業の下流負担金についてでありますが、ダム建設が不明確であることから、大阪府は、計上された府予算をわざわざ減額補正し、また、京都府においては予算計上すらしていないことが報道されました。
なお、直轄等の大戸川ダムと丹生ダムにつきましては、国の5ダムの方針が出ました平成17年7月以降、建設費が示されておりませんが、それ以前の建設費でいいますと、両ダム合わせて1,840億円程度と聞いているところでございます。 ◆19番(中沢啓子さん) (登壇)では、その中で県費の負担としてはどのぐらいの費用になりますでしょうか。土木交通部長にお伺いいたします。
次に、大戸川ダムにつきましては、治水と利水が、下流の大阪府、京都府と深くかかわっているため、事業者は国になっております。しかし、大戸川の河川管理者は滋賀県であるため、大戸川が当面実施されない場合の流域治水対策としての代替案を検討してまいりました。
しかしながら、下流の安全を確保して全閉操作を解消しようとすれば、宇治川の改修はもちろんのこと、天ヶ瀬ダムの再開発や大戸川ダム等のダム建設も必要となってまいります。 知事御自身も小委員会当日に、滋賀県としては下流が危険な状態であるのに流すべきということを言っているのではなく、全閉操作をする必要がないような条件整備をしていただきたいと申し上げていると発言されました。
◎知事(嘉田由紀子さん) (登壇)ダムにつきましては、永源寺第二ダム、大戸川ダム、また、北川第一ダム・第二ダム、それから、芹谷ダム、丹生ダムという、その6つのダムについて、「代替案を提案して県民の皆さんとの対話を通して見直します」という形で出させていただいておりますので、この一つずつにつきまして皆さんと情報を共有しながら見直しをし、そして、ある段階段階での判断をさせていただきたいというのが、この凍結
いずれにいたしましても、大戸川ダム、丹生ダムとも、国から利水者撤退後の計画や費用負担の考え方などについて聞かせていただき、地元の皆様の御意見もお聞きしながら、県として両ダムの考え方について、できるだけ早い時期に判断してまいりたいと考えております。 ◎琵琶湖環境部長(伊藤潔君) (登壇)有害鳥獣対策についての5点の御質問にお答えいたします。
このような考え方のもとに、現在進めております県営の治水ダムや大戸川ダム、丹生ダムが計画されている各河川につきまして、個々のダムの必要性、財政的措置、自然環境保全とのかかわりを踏まえ、地元の皆さんとの対話を通して適切な解決策を見出していきたいと考えております。 このため、去る15日に土木交通部に流域治水政策室を設置しました。
驚くことに、大戸川ダムの当初計画に当てはめますと、この約21億円を仮に大戸川ダムの滋賀県負担分に充当すれば、半額程度のおつりが返ってきます。すなわち、淀川水系流域委員会が使用した運営経費20億9,400万円の半額を滋賀県負担分に投入していれば、大戸川ダムは見事に完成することができるのであります。