奈良県議会 2016-06-01 06月21日-06号
さらに、奈良県総合医療センター跡地の土壌汚染調査や医療施設等の整備、県立医科大学の臨床医学研究棟の移転などに関し、議論が交わされました。 次に、十二月定例会においては、患者の新奈良県総合医療センターへの利便性を第一に考え、近鉄奈良線からのバス路線を確保されたいとの要望がありました。
さらに、奈良県総合医療センター跡地の土壌汚染調査や医療施設等の整備、県立医科大学の臨床医学研究棟の移転などに関し、議論が交わされました。 次に、十二月定例会においては、患者の新奈良県総合医療センターへの利便性を第一に考え、近鉄奈良線からのバス路線を確保されたいとの要望がありました。
しかしながら、臨床医学研究棟は昭和三十四年に完成した建物であり、老朽化が著しい状況であり、震度五、震度六の地震が起こった場合、大きな影響があるのではないでしょうか。また、臨床医学研究棟は今日まで各医局での臨床研究をはじめ、さまざまな病気に対して研さんを積んでこられた各医局の最前線でもあり、今日までの研究された数々の書類の保存場所でもあります。
県立医科大学は、医師の養成、医学研究、そして病気の患者さんの治療という三本柱で今日まで運営してこられました。今回の奈良県医療再生計画では、県内二カ所に高度医療拠点病院を設置をし、さらに南和地域にも新しい病院をつくることを計画をされております。言うまでもなく、医科大学は今でも、医師確保のために大変なご苦労をされているのに、新病院建設によって今後さらに大きな負担を強いられるのではないか。
県立医科大学の、より高度化、多様化する医学教育や医学研究の充実、中南和地域の高度医療拠点病院としての附属病院の整備拡充を考えたとき、十分な広さのある敷地の確保は、どうしても必要なことと考えております。現在の敷地では、大学の教育と研究、医療の三つをあわせ持つのは無理があるように感じております。
私は、県立医科大学や附属病院の果たす本来の役割は、まずは医学研究に貢献することであり、医科大学生の臨床教育に貢献することであると思います。今日、教えておられる先生方の中には、本来の職務より、病院の診療に多くの時間を割かなければならない事態になっているように思うのは間違った認識なんでしょうか。私たちは、充実した保健・医療の教育、研究と有能な医師の育成を県立医科大学に望みます。
一方、教育施設については、臨床医学研究棟や大学本館などの老朽化した施設の改築・拡充が課題でありますが、現在の手狭な敷地内に大学建物と病院建物が混然と建っている状況においては、病院と教育施設整備を発展的展望を持って整備を行うのは非常に難しい状況であると思っております。
県立医科大学においては、これまで附属病院のB病棟、C病棟の整備とあわせ、感染症センター、高度救命救急センターの設置や教育開発センター、先端医学研究機構等を相次ぎ設置され、医科大学としてのさらなる教育・研究・診療の活性化、充実に努めてこられました。
こうしたことから、医科大学におきましては、新たな時代の要請にこたえるため、適正な人員配置を確保するための取り組みを行いますとともに、まず、医学教育活動のあり方を検討するための教育開発センターの設置を行い、次に、SARS等重篤な感染症にも対応可能な感染症センターの設置を行い、そして、再生医療など高度先進医療の研究を行い、臨床応用につなげることを目的とする先端医学研究機構を設置するなど、組織体制の整備と
また、高度先端医療の提供を目指した独創的な医学研究を行うため、「先端医学研究機構」を設置いたします。一方、県立病院においても、引き続き医療機器等の整備充実に努めてまいります。
また、大学院につきましては、昭和三十五年に開設されてから四十年以上を経過しておりまして、現在、医学研究の高度化、あるいは学際化等を図る観点から、これまでの専攻課程のコースや教員の指導体制等、教育システムを大幅に見直す方向で検討を行っているところでございます。この大学院改革を通じて、今後医科大学の一層の充実と発展が図られるものと期待している次第でございます。
新年度には、医学教育、医学研究の充実のため医科大学総合研究棟の建設に着手されるとともに、附属病院南北病棟の改築整備についての実施設計予算を計上され、建替え後には病院全体として千床程度の病床になると、先般自民党の服部先輩議員の質問に対しても知事がお答えになっているところであります。どうか県民の医療ニーズにこたえられる立派な附属病院にしていただきますよう期待するものであります。
このように発展する医学の世界にあって、これに対応する医療施設の整備が望まれるところでありますが、医科大学では平成二年度に基礎医学校舎の増築、また平成三年度から二カ年の計画で総合研究棟の建設等、医学研究の施設整備も順次実施され、医学の発展に大いに貢献するものと期待されているところであります。
まず、医科大学につきましては、かねてからの計画に従い、医学教育、医学研究の充実のため、総合研究棟の建設工事に着手いたしますとともに、附属病院南北病棟の改築整備につきまして、さしあたり新年度から二カ年かけて実施設計を行うことといたしました。