香川県議会 2022-11-05 令和4年11月定例会(第5日) 本文
───────────────────────────── ◯議長(高城宗幸君)次に、発議案第五号、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有検討の中止を求める意見書案を議題といたします。 本発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。 提出者代表高田良徳君の説明を求めます。 高田良徳君。
───────────────────────────── ◯議長(高城宗幸君)次に、発議案第五号、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有検討の中止を求める意見書案を議題といたします。 本発議案の提出者及び案文は、配付のとおりであります。 提出者代表高田良徳君の説明を求めます。 高田良徳君。
米 田 晴 彦 森 裕 行 高 田 良 徳 樫 昭 二 秋 山 時 貞 発議案第5号 反撃能力(敵基地攻撃能力)保有検討
ところが、5月23日の日米首脳会談では日米同盟の抑止力、対処力の強化が強調され、岸田首相は日本の防衛力を抜本的に強化すると述べ、敵基地攻撃能力、反撃能力と言い換えましたが、この保有検討に言及し、軍事費の相当な増額をアメリカに誓約しました。これは極めて重大です。 第1に、いわゆる専守防衛の放棄です。
同時に重大なのは、本年5月23日の日米首脳会談において、「日米同盟の抑止力、対処力の強化」が確認され、首相は「日本の防衛力の抜本的強化」と「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有検討に言及し、防衛費の「相当な増額」をアメリカに誓約したことである。「力に対して力で対抗」すれば、新たな軍事的緊張をつくりだし、「軍事対軍事」の危険な悪循環をつくりだすものであり、戦争への道に他ならない。
とりわけ岸田首相が敵基地攻撃能力の保有検討を表明したことは、危険な逆行です。安倍晋三元首相は、敵基地だけに限定せず、抑止力としての攻撃力を持つとか、相手国をせん滅するような打撃力をという言い方までしています。日本が敵基地攻撃能力を持てば、北朝鮮であれ中国であれ、それを上回る軍拡を進め、際限のない軍拡競走になります。