山口県議会 2018-11-01 12月06日-05号
三田尻中関港の中でも、特に中関地区では、活発な産業活動によってコンテナの取り扱いが急増しており、コンテナヤードが不足している状況にあります。
三田尻中関港の中でも、特に中関地区では、活発な産業活動によってコンテナの取り扱いが急増しており、コンテナヤードが不足している状況にあります。
中関地区においては、今後見込まれる海外輸出向け自動車や関連部品等のコンテナ貨物の増加に対応するため、コンテナターミナルの再編整備が進められています。 昨年度からガントリークレーンの整備に着手するなど、荷役作業の効率化が図られています。また、県央部における海上防災拠点として、耐震強化岸壁の整備や、災害発生時における緊急物資などを保管・備蓄するために防災緑地の整備を進めています。
具体的には、中関地区において、これまで、完成自動車の大型自動車専用船による輸送に対応したマイナス十二メートル岸壁の整備や、移動作業の効率性・安全性の向上を図る臨港道路の整備などを行ってきたところです。
具体的には、現在、中関地区において、今後見込まれる海外輸出向け自動車関連部品等のコンテナ貨物の増加に対応するため、ヤードの統合整理と、それに伴う照明の再配置など、コンテナターミナルの再編整備を進めているところです。あわせて、今年度から、ガントリークレーンの整備に着手することとしており、荷役作業の効率性・安全性の向上を図ってまいります。
さらに、マツダではメキシコ工場での車両の量産開始に伴い、中関地区にあります防府工場からメキシコへの自動車関連部品コンテナ貨物の輸出の大幅な増が見込まれています。
このため、中関地区においては、三号岸壁の延長及び耐震強化岸壁の建設、薫蒸倉庫等の港湾施設の整備充実を図り、背後地に立地する企業の利便性を高めていかなければならないと思います。
昨年十一月議会において、私の一般質問に対し、三田尻中関港中関地区におけるガントリークレーンなどの荷役機械の増設や三田尻地区を大規模地震発生時における県央部の緊急物資輸送基地として位置づけ、耐震強化岸壁、ヘリポートや物資保管・備蓄ヤード用として活用できる防災緑地の整備、三田尻大橋の耐震補強に取り組んでいく旨の答弁をいただき、先月の政府要望においても、三田尻中関港の整備促進を、産業活力創造戦略や安心・安全確保戦略
三田尻中関港は、背後の臨海工業地帯を支える重要な港湾であり、県では、自動車産業を中心とした立地企業の活性化を図る観点から、完成自動車やコンテナ貨物のほとんどを取り扱う中関地区において、物流機能の強化に向け、岸壁、航路・泊地、ヤードなどの整備を進めているところです。
近年は、中関地区において、自動車産業を中心とした産業活動が活発であり、平成二十二年における防府市の工業製品出荷額の約七五%を自動車製造業が占めています。 三田尻中関港の平成二十三年度における輸出額は、約四千五百五十二億円で全国第二十一位であり、完成自動車の輸出取扱量は、全国五位を誇っています。
中関地区のマイナス十二メーター岸壁については、お示しのように、大型船が二隻同時に利用する場合、岸壁延長が不足するため、岸壁から離れた海上の係船柱を利用しており、その改善が課題となっています。 この課題の根本的な対策となるマイナス十二メーター岸壁の延伸については、港湾計画に位置づけており、公共事業の動向を踏まえて、適切な時期に補助事業を活用しながら整備を進めることとしています。
平成十九年十一月、三田尻中関港では港湾計画が改訂され、中関地区では物流の拠点として整備拡充が図られる一方、三田尻地区は交流の拠点として市民などが気軽に利用できる身近な港を目指して、再編整備が図られることになっています。 そして、三田尻地区では、地元防府市が国土交通省中国地方整備局に仮登録の申請を行っていた「みなとオアシス三田尻」が昨年二月に承認され、現在、本登録に向けた準備を進めています。
新しい計画では、まず中関地区では、港湾物流機能の強化として、水深十二メートル岸壁の新設や臨港道路の整備など、増大するコンテナ貨物への対応として、土地利用計画の見直しによるコンテナヤードの拡充などが挙げられています。
また、港湾の開放につきましても、従来より築地地区における「魚祭り」や、中関地区における「みなと祭り」などで、港湾緑地や埠頭が一時的に利用されているところですが、さらに住民に親しまれる港湾空間の整備が必要であると考えております。