富山県議会 2022-09-01 令和4年9月定例会 一般質問
洪水時に庄川の水位が高くなると、その影響を受けて、合流する和田川の水位も上昇する、いわゆるバックウオーター現象が発生し、結果として和田川の堤防高等が不足し、氾濫が生じるおそれがございます。 このため、国が策定した庄川水系河川整備計画において、合流点の処理が盛り込まれ、現在、国では、複数の案による処理方式の検討が続けられております。
洪水時に庄川の水位が高くなると、その影響を受けて、合流する和田川の水位も上昇する、いわゆるバックウオーター現象が発生し、結果として和田川の堤防高等が不足し、氾濫が生じるおそれがございます。 このため、国が策定した庄川水系河川整備計画において、合流点の処理が盛り込まれ、現在、国では、複数の案による処理方式の検討が続けられております。
二つは、川の合流地点で、水の逆流が起こるバックウオーター現象であります。 豊田、菊川地域には、木屋川に合流する稲見、山本、日野、田部、貞恒の五河川があり、同現象の発生が心配されています。この点も評価委員会で議論され、県は未改修の箇所があれば、バックウオーター現象が起こる可能性はある。詳細については把握していないと答えています。 現時点で、同現象が起こる可能性は一体どうなのか、改めてお尋ねします。
平成三十年の七月豪雨災害が、全国的に大きく取り沙汰されましたが、最近では、バックウオーター現象の影響による洪水被害も頻発しており、従来からの予想をはるかに上回る洪水発生が大いに危惧されているところであります。
そして、東海豪雨発生時には、満潮による遡上で川幅が狭い箇所で水位が大きく上がり、これが石ヶ瀬川の合流地点であるために流れがせき止められ、石ヶ瀬川にバックウオーター現象が起こり、越水や破堤をもたらし、さらに、その支川の鞍流瀬川にもバックウオーターが起こり、大府市西側とその周辺の広範囲で氾濫する災害を巻き起こしました。
しかし、上流から一気に集まった雨水は中流部で濁流となり、堤防がないところでは住宅地や農地を飲み込むとともに、支流では本流のバックウオーター現象による浸水被害が発生したり、本流の水の逆流を防ぐため樋門を閉じたところでは支流で内水氾濫が起きたりしました。これらが複合的に重なり、中流部に甚大な被害をもたらしました。
岡山県の高梁川でも、新成羽川ダムの緊急放流が主要な原因ではありますが、支流の小田川で水害防止を目的とした付け替え計画、工事計画があったものの、その着工が遅れており、防波堤の低い箇所を放置してかさ上げをしていなかったために、バックウオーター現象で越流して堤防が決壊しています。
また、昨年七月豪雨では白川町での大規模な浸水被害が発生し、当時は飛騨川と白川の合流でバックウオーター現象が発生したと話題になりましたが、本年八月の大雨でも溢水による浸水被害が発生しております。
県管理の河川では、最上川の支川でバックウオーター現象による氾濫が相次ぎ発生するなど、百三十七河川六百五か所で多くの被害があったと聞いています。 そんな中、令和二年度の国の第三次補正予算成立により、最上川中流・上流緊急治水対策プロジェクトが決定し、本年七月十七日に着工式が行われました。
昨年の七月の豪雨といいますと、国道四十一号下呂地域では道路が流失し、下流の加茂郡白川町河岐ではバックウオーター現象が発生するなど、非常に大きな被害を受けたことはいまだに記憶に新しいところであります。 この二事例について紹介しますと、まず一つ目は、郡上市大和町奥田洞谷砂防堰堤です。
昨年の氾濫で改めて認識させられたことが、本川から支川へ逆流するバックウオーター現象の怖さです。この現象による氾濫を防止するためには、河川のしゅんせつ作業や河道掘削などで水の流れる断面を大きくして水位を下げるなど、様々な防止策がありますが、効果が高いとされるのが、本川と支川の堤防の高さを合わせることです。 県内にも堤防の高低差があるところが見受けられます。
また、本川と支川が合流する辺りのバックウオーター現象を何度か色々な委員会でも発言してきて、それに伴う導流堤の導入の検討も要望してきたのですが、その辺りの記載も特にないので、河川の考え方について、ここに載せなくてもほかのところでしっかり考えているという考え方なのかどうか、まずお聞かせいただきたいと思います。
しかしながら、今年も江の川本川の水位が上昇し、そこに流れ込む支川においては、いわゆるバックウオーター現象により、県管理の多治比川や長瀬川などで堤防ぎりぎりまで水位が上昇したと、近隣住民から不安の声を聞いております。
その結果、人吉市の山田川については、流域住民の方々から収集したカメラ映像や証言情報等を基に、球磨川の水位が上昇した影響で山田川の水位が上昇するという、いわゆるバックウオーター現象により、越水が下流から上流へ向かって広がっていった様子を時系列で確認しました。 検証委員会では、仮に現行の貯留型の川辺川ダムが存在した場合の効果についても検証しました。
この三か年、県内を縦断する最上川及びその支流が降雨により水量が増大し、バックウオーター現象や内水により氾濫を引き起こしていることが洪水被害の大きな要因とされているようです。 県議会でも、今まで幾度となく災害防止、減災について議論されてきたと認識しております。今年六月定例会の一般質問でも、鈴木孝議員が昨年一昨年の豪雨災害を踏まえた防止対策の質問をされています。
盆地末端で川幅が絞り込まれる地形が、甲府盆地に似ている熊本県人吉盆地では、本年七月に発生した水害において、線状降水帯や大きい本川の水位が上昇すると支川の水位も上昇し、川水が流れにくくなるバックウオーター現象などによる被害が報告されており、本県でも同様な災害の発生が懸念されるところであります。
7月4日、5日の球磨川流域雨量を見てみると、球磨川中流域の降雨量が大きく、支流である万江川、小川、胸川、川内川などの水が本流である球磨川に流れ込むことができないバックウオーター現象も起こりました。気候変動による想定外の線状降水帯による雨の降り方についても、しっかりと考えていくべきです。 線状降水帯は、西から東に流れます。雨は、下流から上流のほうに降り続きます。
令和二年七月豪雨では、バックウオーター現象により河川が氾濫し、特別養護老人ホームの浸水や避難中の被災が発生するなど、九州地方を中心に、全国の広範な地域に甚大な被害をもたらしたところであります。 本県では、発災直後の七月五日から二十九日にかけ、災害派遣医療チームDMAT延べ十九名、五チームを、人吉市、球磨村などに派遣し、医療救護活動を行ってまいりました。
局所的な豪雨、バックウオーター現象の発生、長雨等、想定外の常態化が進行しております。これらに対して、単なる復旧ではなく、気候変動などにも対応する適応復興という考え方が指摘されております。
その中で特徴的であった被災現象の一つとして、飛騨川と白川の合流点で発生したとみられるバックウオーター現象が上げられます。 報道によると、この現象は、当時本川である飛騨川の水位が高く、本川の流れが壁となって、支川の白川の流れが滞り、水位が上昇して行き場を失った水が氾濫し、家屋の浸水被害が発生したとされています。
また、飛騨川と白川の合流地点でバックウオーター現象による浸水被害が発生するなど、道路、河川、鉄道など多方面にわたって大きな被害が生じ、住民の生活基盤と本県の産業基盤を深刻に脅かす事態となりました。