奈良県議会 2020-06-01 06月24日-03号
特に王寺町舟戸地域、久度地域、王寺地域には、日乗降客約五万人のJR王寺駅、近鉄王寺駅、近鉄新王寺駅、そしてニチアス王寺工場があり、全人口の約三〇%に当たる約七千人が居住されています。王寺駅ターミナル周辺には大規模な商業施設や官庁施設も集中しております。 図-一をご覧になっていただきたいと思います。
特に王寺町舟戸地域、久度地域、王寺地域には、日乗降客約五万人のJR王寺駅、近鉄王寺駅、近鉄新王寺駅、そしてニチアス王寺工場があり、全人口の約三〇%に当たる約七千人が居住されています。王寺駅ターミナル周辺には大規模な商業施設や官庁施設も集中しております。 図-一をご覧になっていただきたいと思います。
奈良県でも、ニチアス王寺工場、竜田工業の周辺住民のアスベスト健康被害が報告されています。県は、アスベストの暴露歴のある工場周辺一キロメートル以内の住民を地元の自治体の協力で調べ、特にその人たちに胸部のCT検査などを実施し、アスベスト暴露の医学的所見である胸膜プラークなどの有無など健康被害の実態把握をするため、環境省のアスベスト健康リスク調査への参加を呼びかけています。全国でも注目する取り組みです。
リスク調査の結果、ニチアス王寺工場、竜田工場周辺において石綿に特有の所見である胸膜プラークの有所見者や中皮腫死亡者が発生している事実から、工場に立ち入りした人、家庭で暴露した人を含め、労働者以外の石綿暴露者に対する健康管理制度を創設することが必要ではないでしょうか。リスク調査は、調査参加者の検診費用以外の経済的負担を引き受けておらず、県外転出者も積極的に受け入れるものとなっていません。
第一に、王寺町のニチアス王寺工場、斑鳩町のニチアス子会社竜田工業によって引き起こされた石綿被害について、明確な認識を確立することが必要です。環境省委託調査として県が実施した健康リスク調査結果では、石綿暴露でしか起こらない胸膜プラーク所見者が有意に確認されており、また、中皮腫死亡者調査でも、調査対象者数に限界があったとしても、石綿暴露でしか起こらない中皮腫死亡が確認されているところです。
まず、県内の中皮腫死亡者に係る県独自の疫学調査についてのご質問、二つ目が、石綿新法に係る中皮腫死亡者遺族への周知事業についてのご質問、三点目が、ニチアス王寺工場並びに竜田工業周辺地域において、専門家による疫学調査を行うべきではないかというご質問でございます。
ニチアス王寺工場と竜田工業が汚染源と考えられる石綿による住民被害にかかわる質問をいたします。この問題については、これまでにも民主党会派としてたびたび質問をしており、担当部局の考えなどを確認させていただいております。 過日六月四日に環境省の委託調査として実施された奈良県における石綿の健康リスク調査報告書が示されました。
尼崎市のクボタ工場内外でアスベスト被害者の多発が明らかになって以降、奈良県においてもニチアス王寺工場や斑鳩にある竜田工業の周辺で中皮腫、胸膜プラーク、石綿肺など石綿関連病変有所見者の発生率が高いことが確認されました。そして、マスコミに被害者が多発しているとクローズアップされ、アスベスト健康被害の実態やその対策に県民が注目をしております。
私が重点を置いて質問させていただきたいのは、ニチアス王寺工場と斑鳩町の竜田工業の被害者への救済策や健康調査の問題です。これまで奈良県が知り得た被害状況についてお尋ねします。両社が取り組んだ健康診断の結果について教えてください。なおかつ、両社の調査結果を奈良県が分析して、これまでの両社の被害者や周辺住民に対する対応策について、妥当であったのかどうかの評価をしてください。
本県においても、ニチアス王寺工場、竜田工業の従業員のほかに、その家族や工場周辺の住民の方にもアスベスト疾患で亡くなられた方がおられると聞いております。そこで、これまで実施されてきた健康検診の結果と、今後における県民の健康不安にどのように取り組まれるのか、まずお尋ねいたします。 第二点は、建築物対策についてであります。
本県でも、ニチアス王寺工場、竜田工業の従業員のほかにも、従業員の家族や工場周辺の住民の方にもアスベストを原因とする疾患で死亡された方もおられる中で、従業員の家族や周辺住民など、労災補償の対象とならない健康被害者がたくさんいらっしゃいます。その方々の救済を目的としたアスベスト新法が次期通常国会に提出されるようでありますが、一日も早い被害者の救済を期待するものであります。
私の地元の王寺町でも、新聞で、ニチアス王寺工場で従業員三十一人がアスベストによる健康被害で死亡していたと報道され、それを受けて、七月十四日、私も王寺ニチアス周辺の住民の方と懇談させていただきました。
クボタの神崎工場の労働者と周辺の人たちの中皮腫、肺がんによる死者が明らかになり、我が奈良県も王寺町のニチアス王寺工場、斑鳩町の竜田工業株式会社で多数の死者があることが明らかにされました。今回のアスベストにしろ、これまでのエイズ非加熱血液製剤、サリドマイド、水俣病など、危険や失敗がわかっていても、だれも知らないふりをして手を打たない、日本の政府関係者を私たちは幾つも見てきました。