石川県議会 1999-06-18 平成11年 6月第 3回定例会−06月18日-02号
そこで、こうした遺志を確実に生かすために、県内の病院でもしドナーが出た場合に、脳死判定から臓器の搬送まで即応できる体制が整っているのか、この際確認をしておきたいと思います。 次に、介護保険についてお尋ねをいたします。最近、国政レベルの議論の中で、保険料の格差がある上に新たに負担がふえることになると次の選挙を戦えないとして、制度導入見送り論が見え隠れしております。
そこで、こうした遺志を確実に生かすために、県内の病院でもしドナーが出た場合に、脳死判定から臓器の搬送まで即応できる体制が整っているのか、この際確認をしておきたいと思います。 次に、介護保険についてお尋ねをいたします。最近、国政レベルの議論の中で、保険料の格差がある上に新たに負担がふえることになると次の選挙を戦えないとして、制度導入見送り論が見え隠れしております。
そして、何よりも大事なことは、やはりこれはドナーといいますか、臓器提供者の善意というものが前提としてあるわけでございますから、それらの皆さん方の善意が壊されることがないように、無になることがないように。
しかしながら、最適なドナーにめぐり会う確率はまだまだ低く、骨髄移植治療を待ち受けながらなかなか受けられないケースや残念ながら命を落とすケースも少なくないのであります。ちなみに、現在骨髄移植希望者が県内で六十九人、全国で五千九百四十四人の方が待ち望んでおるようであります。 こうした状況の中で、最近大きな注目を浴びているのが臍帯血移植治療であります。
国内の骨髄移植に関しては、骨髄バンクが一元的に患者及び提供者の登録を行っていますが、血縁者に白血球の型の一致する人を見つけることのできなかった方々のため、骨髄提供者、いわゆるドナーの拡大が必要だと思われます。 県内にも六十人余りの方が骨髄移植を待っていると聞き、県としても積極的にドナーの拡大に取り組むべきだと思いますが、今後の取り組みにつきましてお伺いをいたしておきます。
臍帯血は、母子ともに健康な安産の結果として提供され、提供者のドナーは全く安全で、時間的、経済的負担がほとんどないという、いわば理想的な献血であります。ところが、臍帯血移植には医療保険が適用されていないため、移植の材料は豊富にあるのに治療が受けられないというのが実態であります。こうした人たちへの救済のために、臍帯血移植への医療保険の適用が一日も早く認められることが重要であります。
こんな悲しみがあってはならないとの願いから、できるだけ高い確率で骨髄の適合者を探し出すための制度として骨髄バンクが設けられ、骨髄提供希望者、いわゆるドナーの事前登録制が進められておりますが、このドナーがなかなかふえない状況とも聞いています。
実は私も、ドナーが見つかりながら移植を目の前にして他界した友人を見送りました。実態からいえば、移植の無菌室もさることながら、患者一人当たり十万人の登録協力者を必要とする難問があると思います。残念ながら、県内の登録者は数百名、全国水準を下回る数字であります。民間団体の活動を援助し、世論喚起を図り、登録者確保の努力を期待するのでありますが、このことに対する具体的な取り組みを用意されているでしょうか。
骨髄バンクの登録は五万人を突破する勢いで順調にふえていますが、一方でせっかくドナーが見つかっても患者の状態が悪化、手おくれで移植できないケースも出始めているとも言われております。移植を行う病院の無菌室や、医師、看護婦などが不足し、患者とドナーを結ぶコーディネートが思うように進まないためだそうです。患者の家族からは、これでは救えるはずの命も救えなくなると切実な声が出ております。
ところが、移植された骨髄がうまく機能するためには、患者の白血球の型と骨髄提供者、つまりドナーと一致しなければならず、適合する確率は兄弟、姉妹間が四分の一、非血縁者間になると実に数百から数万分の一とも言われております。骨髄移植を受けられない患者は少なくないのであります。