山梨県議会 2023-06-01 令和５年６月定例会（第４号） 本文
とりわけ、私の地元甲府市を中心に花開いたジュエリー産業が集積している本県は、最高の技術を持った出荷額全国一位のジュエリー産地であり、県内経済を牽引するものと考えております。 宝石のまち甲府でつくり出されたジュエリーは、甲府市のふるさと納税でも返礼品として採用され、令和四年度、寄附金額ベースで全体の約七割がジュエリー部門と、非常に高い人気を誇っております。
とりわけ、私の地元甲府市を中心に花開いたジュエリー産業が集積している本県は、最高の技術を持った出荷額全国一位のジュエリー産地であり、県内経済を牽引するものと考えております。 宝石のまち甲府でつくり出されたジュエリーは、甲府市のふるさと納税でも返礼品として採用され、令和四年度、寄附金額ベースで全体の約七割がジュエリー部門と、非常に高い人気を誇っております。
ジュエリーにつきましては、四月の山梨ジュエリーフェアを支援し、五千人以上のバイヤーなどを集め、販路開拓とともに、ジュエリー産地及び観光地として国際的な認知度向上につなげるべく取り組みを進めております。 県産酒につきましては、土壌や水質などの産地特性であるテロワールについて調査をし、その特徴を科学的に示すことによりまして、ブランド価値の向上を図ってまいります。
現在でも、優れた技術を持った国内屈指のジュエリー産地であり、企画・デザインから加工・流通までのサプライチェーンを構成する事業者が揃う、ジュエリー産業の集積地として世界でも稀有の場所であります。
県では、これまで、全国のデザイナーを招聘する産地ツアーや、卓越した技術を持つ職人を紹介するホームページ「職人の流儀」を通して、ジュエリー産地やまなしの魅力を発信してきたところであります。 このような中、本年九月に本県で開催される国内最大級の展示会、ジャパンジュエリーフェアを販路拡大とともに産地の魅力を発信する絶好の機会と捉え、最大限活用できるよう取り組みを進めております。
本県を代表する地場産業の一つであるジュエリー産業は、江戸時代に上質の水晶が甲府市北部の金峰山を中心とする一帯で産出されたことが契機となり、すぐれた研磨加工技術とともに発展を遂げ、現在本県は、我が国有数のジュエリー産地となっております。
本県は、水晶研磨に始まる歴史あるジュエリー産地であり、伝統工芸士や現代の名工などの研磨宝飾職人や、さまざまな技術を持つジュエリー職人を擁していますが、この誇るべき技術が、十分に生かされていないのではないかと危惧しております。 このため、ジュエリー産業が、今後の活路を見出すためには、産地山梨を支えてきた確かな技術とすぐれた人材に、改めて目を向けることが必要であると思います。
ジュエリー産地山梨の起源は、金峰山を中心とする一帯で、水晶の原石が産出されていたと言われ、明治の中ごろに水晶を研磨する仕事と、貴金属を加工する仕事が連携し、産業としての礎が築かれました。 そして高度経済成長期には、ジュエリーに関してデザイン、宝石研磨、貴金属加工など全ての工程がそろう、世界的にも特別な産地へと成長を遂げました。
この発展の過程で培われた技術と企業の集積を強みとし、本県は、ジュエリーの製造品出荷額のシェアは約三割を占め、日本一のジュエリー産地となっています。 また、公立としては日本唯一の宝石美術専門学校を設置して、人材供給においても産地を支えており、これも産地の強みと考えております。 こうした強みを持つジュエリー産業ではありますが、その出荷額は、平成二年のピーク時の三分の一にまで減少しております。
このようなときだからこそ、ジュエリーミュージアムに寄せる期待も大きく、訪れる多くの観光客等に、ジュエリー産地やまなしのすばらしさを認識していただくための格好の施設になると考えます。 県では、宝飾産業の振興のため、ジュエリーミュージアムをどのように活用していくのか、伺います。 また、山梨を今後もジュエリー産地として継承させるには、高い技術力を絶やすことなく後世に伝えていかなければなりません。
水晶や宝飾品の貴重なコレクションを初め、本県が国内最大のジュエリー産地を形成するまでの歴史や文化、卓越した加工技術など、本県の宝飾産業とジュエリーの魅力を発信してまいります。 さらに、織物、和紙などにつきましては、下請生産から脱却し、オリジナルブランドで海外進出を目指すという取り組みを支援しております。
今後とも、国内最大のジュエリー産地の中心地に立地するという利点、さらには、産地と連携した唯一の公立専門学校であるという特色を生かし、業界や地元商店会と連携をし、魅力ある学校づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、富士の国やまなし館の機能充実についての御質問であります。
山梨県は、水晶研磨に始まる、歴史ある日本一のジュエリー産地であり、それを支える確かな技術、すぐれた人材を擁しております。最近にも、若手職人がものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受賞するという喜ばしいニュースがありました。
今後とも、国内最大のジュエリー産地の中心地に立地するという魅力や、産地と連携した唯一の公立専門学校であるという特色を、県内外のジュエリー産業を志す若者に伝えられるよう、さまざまな手段による情報発信に一層努めてまいります。 次に、宝石美術専門学校の充実に向けた今後の取り組みについてであります。
この改革により、ジュエリーの総合的な知識や技術から、国際的にも通用する企画・開発能力までを持った人材の育成が図られ、新生宝石美術専門学校から輩出される人材は、ジュエリー産地山梨発展の原動力になるものと確信しています。