鹿児島県議会 2022-03-11
2022-03-11 令和4年環境厚生委員会 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過
……………………
午前十時開会
……………………
◯郷原委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから
環境厚生委員会を開会いたします。
ここで、皆様にお願いを申し上げます。
未曽有の被害をもたらした
東日本大震災から本日で十一年目を迎えます。
つきましては、ここでこの震災により犠牲になられた方々に対しまして、心から哀悼の意を表するため黙祷をささげたいと思いますので、皆様、御起立をお願いいたします。
黙祷。
[黙 祷]
2
◯郷原委員長 ありがとうございました。御着席ください。
それでは、本日の議事を進めたいと思います。
当委員会に付託されました案件は、議案第三九号など議案三件及び請願・陳情二件であります。
また、配付しております依頼書写しのとおり、
予算特別委員会から議長を通じて調査依頼のありました議案は、議案第二一号令和四年度鹿児島県
一般会計予算など五件であります。
ここで、日程等協議のため、暫時休憩いたします。
午前十時二分休憩
────────────────
午前十時五分再開
3
◯郷原委員長 再開いたします。
日程につきましては、お手元に配付しております
審査等日程案のとおりとし、また、
特定調査事項につきましても審査日程案に記載のとおり、
くらし保健福祉部・
県立病院局関係の
新型コロナウイルス感染症対策についてということで進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
4
◯郷原委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。
それでは、ただいまから、
くらし保健福祉部及び
県立病院局の審査を行います。
当委員会へ付託されました議案二件及び
予算特別委員会から調査依頼のありました議案第二一号令和四年度鹿児島県
一般会計予算のうち、
くらし保健福祉部及び
県立病院局関係など議案四件を一括議題といたします。
初めに、
くらし保健福祉部長の総括説明を求めます。
5
◯谷口くらし保健福祉部長 おはようございます。
くらし保健福祉部から提出しております議案等の概要につきまして主な内容を御説明いたします。
お手元の資料一、令和四年第一回
県議会定例会提出議案等の概要、当初関係の一ページをお開きください。
初めに、一の令和四年度当初予算案でございます。
一般会計につきましては、二千百六十億一千八百万円余りとなっており、前年度当初予算に比べ一三・一%の増となっております。
特別会計につきましては、
母子父子寡婦福祉資金貸付事業につきまして一億九千八百万円余りを、
国民健康保険事業につきまして一千八百七十四億五千二百万円余りを計上しております。
次に、当初予算案のうち(一)の重点施策の概要について主なものを御説明いたします。
二ページをお開きください。
上から五つ目の
高齢者元気度アップ地域活性化事業につきましては、高齢者の自主的な健康づくりや
社会参加活動、若者、中年齢層、高年齢層などの各年齢層が行う高齢者の見守りなどの
ボランティア活動や高齢者を含むグループが行う互助活動等に対して、
地域商品券等に交換できるポイントを付与するものであります。
三ページを御覧ください。
一番上でございます。
重度心身障害者医療費助成在り方検討事業につきましては、市町村や
医療関係者等で構成する
関係者会議を設置し、制度改正に向けた検討を行うものであります。
五ページをお開きください。
上から四つ目の子ども・
子育て支援総合対策事業のうち
医療的ケア児保育支援事業につきましては、保育所等において医療的ケアを行うため、必要な看護師等の配置等を行う市町村を支援し、保育所等における
医療的ケア児の受入れ体制を整備するものであります。
六ページをお開きください。
上から三つ目の
児童虐待防止関連事業につきましては、
児童福祉司等の増員や
中央児童相談所の一時保護所の補修や
備品整備等によりまして児童虐待への確実な対応・防止を図るものであります。
次の
ヤングケアラー実態調査等事業につきましては、
ヤングケアラーの実態調査を行いますとともに、福祉・介護・医療・教育等の
関係機関職員への研修を実施し、
ヤングケアラーの支援体制の強化を図るものであります。
七ページを御覧ください。
上から三つ目、
健康寿命延伸総合対策事業(
循環器病対策推進事業)につきましては、循環器病が県民の疾病による死亡・介護の主要な原因であることに鑑み、
各種関係機関と協働で総合的な
循環器病対策を推進するものであります。
下から二つ目の
外国人介護人材確保事業(
介護特定技能外国人マッチング支援事業)につきましては、
介護人材不足の解消に向け、
外国人介護人材の確保を図りますため、新たに
県内介護施設等で就労を希望する
特定技能外国人と
介護施設等とのマッチングを支援するものであります。
八ページをお開きください。
下から二つ目でございます。
保健医療計画策定事業につきましては、
保健医療提供体制の総合的な整備を図りますため、医療法に基づき、同計画の見直しに係る基礎調査の実施・分析等を行うものであります。
十ページをお開きください。
(二)の主要施策の概要につきまして主なものを御説明いたします。
十六ページをお開きください。
上から三つ目、
薬物乱用防止対策事業につきましては、薬物乱用の根絶を目指し、関係機関・団体と協力して啓発活動を行うとともに、県下の中学校において青少年に影響を及ぼす
覚醒剤等薬物の有害性・危険性について啓発教育を行うものであります。
十七ページを御覧ください。
一番上、
国民健康保険事業につきましては、
国民健康保険事業の円滑かつ確実な実施を図りますため、市町村に対し、療養の給付等に要する費用等について交付金を交付する
国保保険給付費等交付金交付事業等を実施するものであります。
二十四ページをお開きください。
一番上の
食品安全推進対策につきましては、食品の安全性の確保を図りますため、食品安全に関する情報を広く県民に提供するとともに、食品衛生法に基づく監視指導及び食品添加物、残留農薬等の試験検査を実施するものであります。
二十八ページをお開きください。
(三)
債務負担行為でございます。令和四年度融資に係る
粒子線がん治療費用に対する利子補給は患者等の利子負担を軽減するための経費であります。
以上が当初予算案関係の概要でございます。
二十九ページを御覧ください。
続きまして、二のその他議案、当初関係でございますが、これについて御説明いたします。
一つ目の鹿児島県
国民健康保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、
国民健康保険法の改正に伴い、所要の改正をしようとするものであります。
二つ目の鹿児島県
民生委員定数条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、令和四年度の民生委員一斉改選に向けた定数の見直しに伴いまして、所要の改正をしようとするものであります。
三十ページをお開きください。
三の
主要施策等について、第四回定例会以降の取組の主なものを御説明いたします。
三十一ページを御覧ください。
上から四つ目、一時保護所の
在り方等検討委員会の開催につきましては、令和元年八月死亡事例に係る検証報告書において提案された
中央児童相談所の一時保護所の在り方及び児童相談所の配置の在り方等について必要な事項を検討いたしますため、第五回委員会を二月二十日に開催したところであります。
委員から様々な観点からの多くの御指摘や御意見をいただき、引き続き議論していただいているところであり、第六回を三月下旬に開催し、その後、知事への報告書の提出を予定しているところであります。
今後、委員会の報告書が取り
まとまり知事へ提出され次第、改めて御報告させていただきたいと考えております。
三十六ページをお開きください。
ここから、
新型コロナウイルス感染症対策の推進につきまして御説明いたします。
三十七ページを御覧ください。
(六)県内の感染状況(
レベル判断等)につきましては、年明けからの感染者の急増に伴い、一月八日には奄美大島五市町村を対象に県独自の
緊急事態宣言を発令し、飲食店に対する営業時間短縮等を要請したところであります。
また、一月十九日には、県の警戒基準をレベル二に引き上げ、県内全域に
爆発的感染拡大警報を発令し、鹿児島市、霧島市、鹿屋市の飲食店に対して営業時間短縮等を要請したところであります。
その後も感染者の増加に歯止めがかからなかったことから、一月二十四日に政府に対し、
まん延防止等重点措置の適用を要請し、翌二十五日に適用を受けたところであります。
しかしながら、適用後も
新規感染者数が二月一日に七百四十四人と、初めて七百人を超え、引き続き感染状況が高い水準にあったことから、二月十五日に政府に対して措置期間の延長を要請し、十八日に延長が決定いたしました。
その後、二月下旬から
新規感染者数が下降傾向となり、
最大確保病床使用率や重症者用の病床使用率が五〇%を下回りますなど、国の分科会で示された感染状況の基準を全て満たしておりましたことから、政府の考え方や専門家の意見等を踏まえ、三月三日に
まん延防止等重点措置の終了を政府に要請し、三月四日に終了が決定されたところであります。
三十八ページをお開きください。
(七)飲食店に対する営業時間短縮要請についてであります。
三十九ページを御覧ください。
一月二十七日から三月六日までの
まん延防止等重点措置の適用期間中、県内全域の飲食店に対し、二十時までの営業時間の短縮と酒類提供の自粛を要請し、応じていただいた飲食店に対しては協力金を支給することとしたところであります。
第三者認証店につきましては、酒類提供を可能とする二十一時までの営業時間短縮を選択できることとしており、二十時までの営業時間短縮と酒類提供の自粛を選択いただいた認証店については、協力金を上乗せして支給することとしております。
(八)飲食店に対する営業時間短縮要請に伴う現地調査等につきましては、正当な理由なく営業時間短縮に応じない十六店舗に対しまして、営業時間変更の命令を行い、その旨をホームページで公表したところであります。
(九)
新型コロナウイルス感染症に係る
ワクチン接種につきましては、昨年十二月より追加接種に取り組んでいるところであります。県においては、追加接種をさらに加速化させるため、二月十九日から二十七日まで、鹿児島市、鹿屋市、薩摩川内市の三か所に大
規模接種会場を設置し、約一万三千人の方への追加接種を実施したところであります。また、三月から順次、五歳から十一歳を対象とした小児接種も開始されております。
四十ページをお開きください。
(十)PCR等の無料検査につきましては、三月七日時点で百七十五の医療機関や薬局、
民間検査機関の登録をいただき、感染に不安を感じる無症状の県民の方々などを対象に無料検査を実施しているところであります。これらの登録事業者において、同日時点で六万八千七百三十五件の検査が行われ、うち千八百八十八件の陽性者を確認したところであります。
(十二)感染が急拡大する施設等への対応につきましては、特に感染が急拡大している学校や高齢者施設、児童施設を対象とし、
感染防止対策の状況等の緊急点検を県下全域で実施しましたほか、これらの施設等に従事する方を対象とした
集中的PCR検査を実施しているところであります。
議案等の概要につきましては、以上でございます。
なお、
かごしま未来創造ビジョン改訂案に係る資料につきまして、お手元に配付しております。
資料一が
かごしま未来創造ビジョン改訂案、資料二が
かごしま未来創造ビジョン改訂素案に係る意見への対応状況、資料三が
かごしま未来創造ビジョン改訂案に係る意見への対応状況、二月十五日説明会以降ということになっております。
資料一、資料二につきましては、二月十五日に開催していただきました説明会と同じものでございます。
また、今回、資料三を新たにお配りしております。
二月十五日に開催していただきました説明会やその後の本会議等における御意見、御提言等についての対応状況をまとめたものであります。
この
ビジョン改訂案は、前回の定例会でお示しした素案に対していただきました県議会からの御意見や
パブリックコメントで寄せられました県民の方々からの御意見等を踏まえまして、さらに、関係の部局が改めて見直し、最終的な調整を行ったものであります。
また、内容がより分かりやすいものとなるよう素案の段階ではなかったグラフや表、写真なども加えております。
二月十五日の説明会や今議会の本会議、各常任委員会における御意見等を踏まえまして、三月末にビジョンを策定することとしております。主な変更箇所につきましては、後日、県政一般において御説明させていただきます。
以上で、
くらし保健福祉部関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
6
◯郷原委員長 次に、
県立病院局長の総括説明を求めます。
7
◯中野県立病院局長 続きまして、
県立病院局関係につきまして、資料二に基づきまして御説明いたします。
資料の一ページをお開きください。
一の令和四年度当初予算案についてでございます。
収益的収支につきましては、収益が百九十八億六千二百万円余り、費用が二百七億五千万円余りで、八億八千八百万円余りの赤字を見込んでおります。
また、資本的収支につきましては、収入が八十億三千万円余り、支出が八十五億九千八百万円余りで、五億六千七百万円余りの赤字を見込んでおります。
なお、資本的収支の不足額につきましては、
内部留保資金で補填することとしております。
次に、
重点施策等についてでございます。
新
薩南病院整備事業につきましては、令和五年春の新病院開院に向け、建設工事及び
医療機器整備を行うとともに移転に向けた準備を進めることとしております。
県立病院の整備につきましては、各病院の施設や
医療機器等の整備を計画的に行い、地域の
中核的医療機関として医療機能の充実等に努めることとしております。
北薩病院の経営改善に向けた取組につきましては、北薩病院は
地方公営企業法を全部適用した平成十八年度以降も経営目標である収支の黒字化が未達成となっているところでございます。北薩病院が今後も地域になくてはならない病院として存続するため、
医療需要等の調査・分析結果や外部有識者を交えた
検討委員会からの提言等を踏まえ、病院の経営改善に向けた取組を進めることとしております。
二ページをお開きください。
債務負担行為につきましては、令和五年十月までに更新が必要となる
病院事業財務管理システムについて、令和四年度中に業者を選定するため設定するものでございます。
二の
主要施策等についてでございます。
県立病院局におきましては、中ほどの表にありますとおり、第二次
中期事業計画に基づき、医療面・経営面の目標の達成に向けて努力しているところでございます。
(一)の
県立病院経営会議につきましては、各病院の部門ごとの数値目標に対する進捗状況の検証等を行っております。
(二)の新薩南病院の整備に向けた取組につきましては、一月に建設地の仮囲いなどの準備工事を終え、二月に入り病院本体のくい工事など、本格的な工事に着手したところでございます。
また、
医療機器整備につきましても高
精度放射線治療システムの購入に係る
一般競争入札の公告を行うなど、着実に整備を進めているところでございます。
三ページを御覧ください。
(三)の北薩病院の経営改善に向けた取組につきましては、外部有識者を交えた第一回目の委員会を一月二十五日に開催したところでございます。
(四)の
奄美ドクターヘリにつきましては、円滑で効果的な運航を図るため、第二回消防・医療部会を三月十八日に開催することとしております。
(五)の
初期臨床研修医につきましては、
初期臨床研修医の確保を図るため、二月二十四日に医学生向けの
病院合同説明会にオンラインで参加し、県立病院の
臨床研修プログラムの紹介等を行ったところでございます。
以上で、
県立病院局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
8
◯郷原委員長 続いて、関係課長の説明を求めます。
初めに、
保健医療福祉課長の説明を求めます。
9
◯松藤保健医療福祉課長 保健医療福祉課の当初予算につきまして御説明申し上げます。
くらし保健福祉部から提出をしております白い表紙の当初
予算等説明書により、主な事業について御説明を申し上げます。
以下、各課ともこの説明書により御説明申し上げます。
それでは、三十七ページをお開きください。
まず、
社会福祉総務費でございますが、
職員給与関係費につきましては、
保健医療福祉課職員のうち十名分の令和四年一月一日の職員現給等を基に積算した給与等でございます。
なお、
職員給与関係費につきましては、各課とも同様でございますので、以下説明を省略させていただきます。
次に、四段目の
社会福祉諸費につきましては、民生費の過年度支出に係る国庫支出金の返還に要する経費等や地域振興局及び支庁における福祉に関する事務所の管理運営に要する経費でございます。
三十八ページをお開きください。
保健所費につきましては、県が設置する十三の保健所の
運営管理等に要する経費でございます。
次の
医薬総務費の医薬管理費でございます。
二の
庶務管理事業につきましては、衛生関係の庶務管理に要する経費及び衛生費の過年度支出に係る国庫支出金の返還に要する経費でございます。
次に、三十九ページのほうをお願いいたします。
上から三段目の医務費の
医務管理費でございます。
資料の四十ページをお開きください。
七の
地域医療介護総合確保基金造成事業につきましては、病床の機能分化・連携、
病床機能再編支援、在宅医療の推進、
医療従事者の確保・養成、勤務医の働き方改革の支援など、医療・
介護サービスの提供体制の整備を推進するための基金への積み増しに要する経費でございます。
八の
地域医療介護総合確保事業につきましては、
県地域医療構想に基づき、地域ごとにバランスの取れた医療機能の分化と連携を適切に推進するために要する経費でございます。
四十一ページを御覧ください。
上から二段目でございます。
離島へき地医療対策費でございます。
一の
離島へき地医療確保対策事業につきましては、離島・へき地住民の医療を確保するため、
へき地診療所等の運営費や
設備整備費の助成等に要する経費でございます。
四十二ページをお開きください。
救急医療対策費の
救急医療確保対策事業につきましては、
救急医療体制を充実・強化するため、休日・夜間等に救急医療を行う医療機関の運営費や施設・
設備整備費、
県ドクターヘリの運航費の助成等に要する経費でございます。
次の
原子力災害医療対策費の
原子力災害医療対策事業につきましては、
原子力発電所の緊急時における医療体制の充実を図るため、
原子力災害医療に係る研修会の開催や資機材などの整備等に要する経費でございます。
次の災害時
医療支援費の災害時
医療確保対策事業につきましては、災害時におけます医療を確保するため、
災害拠点病院等の施設・設備や
災害派遣医療チームの整備等に要する経費でございます。
四十三ページを御覧ください。
病院整備費につきましては、
病院事業特別会計に対する一般会計からの繰り出しに要する経費でございます。
以上で、
保健医療福祉課の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
10
◯郷原委員長 次に、医師・
看護人材課長の説明を求めます。
11 ◯下野医師・
看護人材課長 医師・
看護人材課関係の当初予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。
四十四ページをお開きください。
まず、
医薬総務費の
技術職員確保対策費でございますが、二の
看護職員修学資金等貸与事業につきましては、看護職員の確保を図るための修学資金の貸与に要する経費でございます。
三の
看護職員確保対策事業につきましては、看護職員の県内就業の促進や
離職防止対策の実施等に要する経費でございます。
四十五ページをお開きください。
五の
緊急医師確保対策事業につきましては、
医師修学資金の貸与や臨床研修医の確保など、総合的な
医師確保対策に要する経費でございます。
六の
看護職員等処遇改善事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症に係る医療など一定の役割を担う医療機関に勤務する
看護職員等を対象に、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、収入を引き上げるための支援に要する経費でございます。
次に、医務費の
医務管理費でございますが、
地域医療支援事業につきましては、
鹿児島大学病院に設置している
地域医療支援センターの運営に要する経費でございます。
四十六ページを御覧ください。
看護師等確保対策費の
看護師等養成所運営事業につきましては、
看護師等養成所の運営費の助成に要する経費でございます。
以上で、医師・
看護人材課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
12
◯郷原委員長 次に、
国民健康保険課長の説明を求めます。
13
◯鮫島国民健康保険課長 国民健康保険課関係の当初予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。
四十七ページをお開きください。
三段目の国民健康保険指導費でございますが、三、国民健康保険基盤安定促進事業につきましては、市町村保険者が行う低所得者に対する保険税軽減の一部負担等に要する経費でございます。
四十八ページをお開きください。
六、国保特別会計繰出事業につきましては、一般会計から
国民健康保険事業特別会計への繰り出しに要する経費でございます。
四十九ページを御覧ください。
予防費でございますが、老人保健対策費につきましては、七十五歳以上の高齢者等に係る医療給付費等の一部負担などに要する経費でございます。
五十ページをお開きください。
ここからは、
国民健康保険事業特別会計でございます。
一、歳入でございますが、一段目の
国民健康保険事業費納付金につきましては、国保保険給付費等交付金の交付に要する費用等に充てるため、市町村から徴収する納付金でございます。
二段目の療養給付費等負担金につきましては、療養の給付等に要する費用等に係る国庫負担金でございます。
五段目の特定健康診査等負担金につきましては、市町村国保が実施する特定健診等に要する費用に係る国庫負担金でございます。
次の調整交付金につきましては、都道府県及び市町村の財政調整等のための国の交付金でございます。
次の国民健康保険保険者努力支援交付金につきましては、県及び市町村の保険者努力支援制度に係る取組状況等に応じて交付される国の交付金でございます。
二つ下の前期高齢者交付金につきましては、前期高齢者に係る保険者間の医療費負担の不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金から支払われる交付金でございます。
五十二ページをお開きください。
二、歳出でございます。
上から四段目の普通交付金につきましては、市町村の療養の給付等に係る費用の交付に要する経費でございます。
下から二段目の特別交付金につきましては、市町村の財政状況その他の事情に応じた財政調整に係る費用の交付に要する経費でございます。
五十三ページを御覧ください。
一段目の後期高齢者支援金から次のページの三段目、病床転換助成関係事務費拠出金までにつきましては、社会保険診療報酬支払基金への支出に要する経費でございます。
五十五ページを御覧ください。
一段目の保健事業費につきましては、市町村国保が実施する保健事業の支援に要する経費でございます。
次の国民健康保険財政安定化基金積立金につきましては、国保財政安定化基金の造成に要する経費でございます。
五十六ページをお開きください。
予算以外の議案について御説明申し上げます。
議案第四〇号鹿児島県
国民健康保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、
国民健康保険法の改正に伴い、
国民健康保険事業特別会計の年度間の財政調整等を行うことができるよう所要の改正をするものでございます。
以上で、
国民健康保険課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
14
◯郷原委員長 次に、社会福祉課長の説明を求めます。
15 ◯黒崎社会福祉課長 社会福祉課関係の当初予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。
五十七ページを御覧ください。
まず、社会福祉振興費のうち、四の民生委員活動促進事業につきましては、民生委員・児童委員の活動促進と民生委員協議会の円滑な運営を図るために要する経費でございます。
五の
ボランティア活動促進事業につきましては、県ボランティアセンターが行う
ボランティア活動の広報啓発や高齢者等の生活支援を行う住民団体への支援に要する経費でございます。
五十八ページをお開きください。
六の地域福祉サービス推進事業につきましては、認知症の高齢者などに対する福祉サービスの利用支援のほか、福祉サービスの苦情解決体制の整備などに要する経費でございます。
七の福祉人材センター運営事業につきましては、福祉・介護分野における人材の確保を図るため、福祉人材研修センターが実施する無料職業紹介や就職面談会の開催、中高年齢者や子育てが一段落した方を対象とした介護に関する入門的な研修の実施、介護福祉士の資格取得を目指す学生に対する修学資金等の貸付け等、介護従事者の定着や新たな人材の参入促進に要する経費でございます。
五十九ページを御覧ください。
十三の民生委員一斉改選事務につきましては、三年ごとに行われる民生委員・児童委員の一斉改選に要する経費でございます。
十五の地域生活定着支援センター運営事業につきましては、高齢等により福祉的支援を必要とする矯正施設退所者の地域定着のために必要な福祉サービスの検討や関係機関との調整を行う地域生活定着支援センターの運営に要する経費でございます。
十七の生活困窮者自立支援事業につきましては、県が所管する区域における生活困窮者からの相談への対応や就労等の支援に要する経費でございます。
十八の地域包括支援体制人材育成事業につきましては、生活困窮などの複合化・複雑化した課題を抱える住民に的確に対応するため、市町村が行う包括的な相談支援体制の構築の支援に要する経費でございます。
六十ページをお開きください。
十九の成年後見制度利用促進事業につきましては、成年後見制度の利用促進を図るため、市町村における中核機関の設置、運営や地域連携ネットワークの構築の支援に要する経費でございます。
六十一ページを御覧ください。
恩給援護処理費の三の旧軍人軍属遺族等援護事業につきましては、戦没者の遺族等に対する年金等の進達、特別弔慰金等の裁定及び県遺族連合会に対する補助に要する経費でございます。
六十二ページをお開きください。
扶助費の一の生活保護費につきましては、生活保護法に基づく生活扶助や医療扶助などの各扶助のほか、就労自立給付金の支給等に要する経費でございます。
六十四ページをお開きください。
予算以外の議案につきまして御説明申し上げます。
議案第四一号鹿児島県
民生委員定数条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、令和四年度に行われる民生委員一斉改選に合わせて民生委員の定数の見直しを行うため、所要の改正をしようとするものでございます。
以上で、社会福祉課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
16
◯郷原委員長 次に、健康増進課長の説明を求めます。
17 ◯亀之園健康増進課長 健康増進課関係の当初予算の主なものについて御説明申し上げます。
六十五ページをお開きください。
公衆衛生総務費の三段目、健康づくり推進費につきましては、健康増進計画の推進や生活習慣病予防及び
循環器病対策の推進等に要する経費でございます。
六十六ページをお開きください。
結核対策費の一、結核対策事業につきましては、結核の早期発見、早期治療及び予防を図るための定期健康診断に係る指導及び補助、通院及び入院患者の医療費の公費負担並びに感染症診査協議会結核部会の運営等に要する経費でございます。
次の予防費の感染症予防費の二、感染症医療対策事業につきましては、感染症指定医療機関の維持運営に要する経費並びに一類、二類感染症患者及び新型インフルエンザ等感染症患者の入院医療費の公費負担に要する経費でございます。
六十七ページを御覧ください。
四、エイズ予防対策事業につきましては、エイズ予防の普及啓発、相談、指導及びHIV検査等に要する経費でございます。
五、肝炎対策事業につきましては、肝炎及び肝がん患者に対する医療費の助成、肝炎ウイルス検査の実施及び検査費用の助成並びに肝炎患者に対する相談支援等に要する経費でございます。
六、
新型コロナウイルス感染症総合対策事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備え、さらなる医療体制の強化、検査体制の拡充等に要する経費でございます。
七、新型コロナウイルス
ワクチン接種体制確保事業につきましては、コールセンターの設置や医療機関の個別接種及び企業等の職域接種の支援に要する経費でございます。
六十八ページをお開きください。
九、新型コロナウイルス
感染防止対策PCR等検査無料化事業につきましては、感染拡大時に県の判断により感染の不安がある無症状者への検査の無償実施に要する経費でございます。
次の予防接種費につきましては、予防接種に関する指導及び予防接種による健康被害者の救済に要する経費でございます。
四段目のハンセン病対策費につきましては、ハンセン病問題に対する正しい知識の普及啓発及び入所者家族に対する生活援護等に要する経費でございます。
次の難病対策費につきましては、難病の患者に対する医療費助成及び難病患者やその家族に対する総合的な相談・支援等に要する経費でございます。
六十九ページを御覧ください。
老人保健対策費の一、健康増進支援事業につきましては、健康増進法に基づき、市町村が実施する健康相談・健康診査等の事業の補助等に要する経費でございます。
二、がん対策総合推進事業につきましては、がんの予防啓発や早期発見・早期治療の促進、がん医療の提供体制の整備に要する経費でございます。
三、若年がん患者等支援事業につきましては、若年のがん患者の多様なニーズに応じた支援に要する経費でございます。
その下、保健所費の保健所活動費ですが、七十ページをお開きください。
二、歯科口腔保健推進事業につきましては、歯科保健知識の普及啓発、歯科保健事業及び口腔保健支援センターの運営事業等に要する経費でございます。
次の医務費の
医務管理費の一、粒子線治療促進事業につきましては、粒子線治療の保険適用を目指し、全国粒子線促進協議会として厚生労働省等に対して要望活動を行う経費でございます。
二、粒子線がん治療費利子補給事業につきましては、金融機関等から治療費を借り受け、メディポリス国際陽子線治療センターで治療を受けた県民に対する助成に要する経費でございます。
その次、原爆被爆者健康管理費につきましては、原爆被爆者援護法に基づく健康管理手当等に要する経費でございます。
次の臓器移植推進費につきましては、移植医療に対する正しい知識の普及啓発及びHLA検査センターに対する助成等に要する経費でございます。
七十一ページを御覧ください。
医療提供体制確保対策費についてですが、七十二ページをお開きください。
七の
新型コロナウイルス感染症重点医療機関等体制整備事業につきましては、重点医療機関や疑い患者受入協力医療機関に対する空床確保の支援に要する経費でございます。
七十三ページを御覧ください。
十の
新型コロナウイルス感染症災害派遣医療チーム整備事業につきましては、DMAT等の医療チームを整備し、感染症患者に円滑に対応できる医療提供体制の確保に要する経費でございます。
七十四ページをお開きください。
議案第二一号の
債務負担行為について御説明申し上げます。
令和四年度融資に係る
粒子線がん治療費用に対する利子補給につきましては、粒子線がん治療費利子補給事業において、令和四年度から利子補給を開始する患者等に対し、令和五年度から九年度の間における利子補給に要する経費でございます。
以上で、健康増進課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。
18
◯郷原委員長 次に、障害福祉課長の説明を求めます。
19 ◯玉利障害福祉課長 それでは、障害福祉課関係の当初予算の主なものについて御説明申し上げます。
資料の七十五ページでございます。
まず、身体障害者福祉費の身体障害者更生援護費でございますが、三の重度心身障害者医療費助成事業につきましては、重度心身障害者の医療費の自己負担に対し市町村が助成した額の一部補助に要する経費でございます。
続きまして、七十六ページをお開きください。
下から二つ目の九、障害者スポーツ振興事業は、令和五年に本県で開催いたします全国障害者スポーツ大会に向けた参加選手の確保・育成などに要する経費でございます。
七十七ページを御覧ください。
一番上、十一のかごしま県民手話言語普及等推進事業につきましては、聾者が手話を使用しやすい環境の整備等を図りますため、手話講座の開催、手話通訳者及びその指導者の養成、手話施策推進協議会の開催等に要する経費でございます。
続きまして、七十九ページをお願いいたします。
社会福祉施設費でございますが、障害福祉施設整備事業につきましては、障害福祉サービス事業所等の整備に係る費用の一部補助に要する経費でございます。
次に、障害者自立支援費でございますが、一の障害者介護給付事業及び二の障害者訓練等給付事業につきましては、障害福祉サービスを利用する障害者に対して市町村が支給する費用の一部負担に要する経費でございます。
続きまして、八十一ページをお開きください。
一番下の十六、障害福祉分野におけるロボット等導入支援事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止や介護業務の負担軽減等を図りますため、見守りセンサー等の介護ロボット導入経費の補助に要する経費でございます。
続きまして、八十三ページをお開きください。
精神保健福祉費のうち精神保健費でございますが、一番下の十一、
新型コロナウイルス感染症に対応した心のケア支援事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症に対応した心のケアを行う相談事業を委託し、電話相談等を行うために要する経費でございます。
続きまして、八十四ページをお願いいたします。
児童福祉総務費の心身障害児(者)福祉費でございますが、そのうちの二の障害児通所給付事業につきましては、児童発達支援などの通所支援を利用する障害児の保護者に対しまして市町村が支給する費用の一部負担に要する経費でございます。
八十五ページを御覧ください。
五の
医療的ケア児等総合支援事業につきましては、
医療的ケア児が地域で安心して暮らしていけるよう、
医療的ケア児等コーディネーターの養成・活用を図り、
医療的ケア児支援連絡協議会を開催いたしますとともに、在宅重度心身障害児の家族支援を行うために要する経費でございます。
以上で、障害福祉課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
20
◯郷原委員長 次に、生活衛生課長の説明を求めます。
21 ◯中島生活衛生課長 それでは、生活衛生課関係につきまして、当初予算の主なものについて御説明を申し上げます。
八十六ページをお開きください。
まず、予防費でございますが、動物愛護・管理対策費の一の動物愛護・管理対策事業は、動物愛護思想の普及・啓発や適正な飼養管理の推進のほか、狂犬病予防のための徘回犬保護などに要する経費でございます。
二の動物愛護センター管理運営事業は、動物愛護センターにおける犬や猫の飼養管理及び動物愛護教室や譲渡会の開催等に要する経費でございます。
次に、生活衛生指導費でございます。
ページ下段の食品衛生指導取締費の一の
食品安全推進対策事業は、食品衛生思想の普及・啓発、食品表示の適正化に係る監視指導等に要する経費でございます。
八十七ページをお開きください。
二の食品衛生指導取締事業は、飲食店、食品製造業などの食品関係営業施設への監視指導や食品、食品添加物等の収去検査などに要する経費でございます。
三の乳肉水産食品衛生対策事業は、乳処理業、食肉処理業などの乳肉水産食品関係営業施設や化製場等への監視指導のほか、乳肉水産食品の収去検査などに要する経費でございます。
四のと畜検査事業は、食肉の安全性の確保を図るために実施する屠畜検査業務や施設の衛生指導のほか、屠畜検査員の技術研修などに要する経費でございます。
五の食鳥検査事業は、食鳥検査業務や食鳥処理場の衛生指導などに要する経費でございます。
下の段の生活衛生指導取締費の一の生活衛生指導助成事業は、理容所、美容所や公衆浴場などの生活衛生関係営業者の育成指導のため、公益財団法人鹿児島県生活衛生営業指導センターへ補助を行うほか、一般公衆浴場への経営安定資金の貸付け、利子補給などに要する経費でございます。
二のレジオネラ症防止対策事業は、レジオネラ症防止対策に係る営業施設等の監視指導などに要する経費でございます。
三の営業免許及び指導取締事業は、生活衛生関係営業施設の許可・検査確認事務や監視指導及び住宅宿泊事業者の指導監督事務などに要する経費でございます。
八十八ページを御覧ください。
温泉監視指導費は、温泉資源の保護と適正利用を図るため、温泉施設への立入検査指導や温泉掘削等の許可のほか、環境審議会(温泉部会)の開催などに要する経費でございます。
次の段の生活衛生改善費は、安全で良質な水道水の供給を図るため、水道施設等への立入検査指導や市町村が実施する水道施設の整備に係る指導監督のほか、水道水源の安全確保などに要する経費でございます。
三の生活基盤施設耐震化等交付金事業は、市町村が実施する水道施設の耐震化等に対し補助等を行うものでございます。
以上で、生活衛生課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
22
◯郷原委員長 次に、薬務課長の説明を求めます。
23 ◯大小田薬務課長 薬務課関係の主なものについて御説明申し上げます。
八十九ページをお開きください。
まず、予防費でございますが、骨髄バンク推進費の骨髄バンク推進事業につきましては、骨髄移植に関する正しい知識の普及啓発と骨髄提供者の確保を図るために要する経費でございます。
次の
医薬総務費でございますが、医薬管理費の
庶務管理事業につきましては、薬務課の庶務管理及び薬剤師確保に要する経費でございます。
次の医務費でございますが、災害時緊急医薬品等確保費の災害時緊急医薬品等確保事業につきましては、大規模災害時等における初動期医療救護に必要な医薬品等の備蓄に要する経費でございます。
九十ページをお開きください。
薬務費のうち薬事監視費の一の薬事監視事業につきましては、薬局及び医薬品販売業等の許可事務、監視指導等に要する経費でございます。
次の麻薬取締費の一の麻薬等指導取締事業につきましては、麻薬等取扱者の免許事務及び麻薬・覚醒剤取扱施設等の指導取締りに要する経費でございます。
三の危険ドラッグ対策事業につきましては、危険ドラッグの恐ろしさや弊害について県民への啓発等に要する経費でございます。
次の血液対策費の一の血液対策事業につきましては、献血思想の普及啓発、献血推進組織の育成及び献血者の確保並びに個人・団体の表彰等に要する経費でございます。
九十一ページを御覧ください。
ハブ対策費の一のハブ対策事業につきましては、ハブの駆除及び咬傷予防のための調査研究等や咬傷対策に要する経費でございます。
二のハブ捕獲奨励買上事業につきましては、ハブ個体数の減少を図り、ハブ咬傷者数を減らすために行う生きハブの買上げに要する経費でございます。
次の
新型コロナウイルス感染症対策費の
新型コロナウイルス感染症対策事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症により調剤等に従事できない薬剤師がいる薬局への薬剤師の派遣及び休業した薬局が継続・再開するための支援に要する経費でございます。
以上で、薬務課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
24
◯郷原委員長 次に、子ども家庭課長の説明を求めます。
25 ◯川畑子ども家庭課長 子ども家庭課関係の主なものにつきまして御説明申し上げます。
九十三ページをお開きください。
まず、
社会福祉総務費でございますが、婦人保護事業費の二、婦人保護費につきましては、女性相談センターにおける相談への対応や一時保護などに要する経費でございます。
次に、児童福祉総務費でございます。
一番下の段、児童一時保護所費につきましては、一時保護した児童の学習や日常生活、一時保護所の管理に要する経費でございます。
九十四ページをお開きください。
大島児童相談所費につきましては、大島児童相談所の管理運営及び児童に関する相談対応や保護者への指導等に要する経費でございます。
中央児童相談所費の一、
中央児童相談所管理運営事業につきましては、
中央児童相談所の管理運営に要する経費でございます。
児童福祉諸費の一、児童虐待防止対策事業につきましては、
児童福祉司等を対象とした研修や関係機関との連携強化のための会議開催、非常勤弁護士の配置等に要する経費でございます。
九十六ページをお開きください。
大隅児童相談所費につきましては、大隅児童相談所におけます児童に関する相談対応や保護者への指導、児童の一時保護等に要する経費でございます。
次に、児童措置費でございます。
一番下の段、児童保護費の一、児童扶養手当給付事業につきましては、独り親家庭等に対する児童扶養手当の給付に要する経費でございます。
二、児童保護措置費につきましては、児童養護施設等の児童福祉施設に入所する児童に対する措置等に要する経費でございます。
三、児童家庭支援センター運営費補助事業につきましては、児童家庭支援センターの運営費用の補助に要する経費でございます。
九十七ページを御覧ください。
母子福祉費でございます。
ひとり親家庭等自立促進事業費でございますが、九十八ページをお開きください。
二、ひとり親家庭医療費助成事業につきましては、独り親家庭の親や児童等に係る医療費の助成を行う市町村に補助するための経費でございます。
次に、児童福祉施設費でございます。
入所施設整備費につきましては、児童養護施設の改築等に対する補助に要する経費でございます。
九十九ページを御覧ください。
公衆衛生総務費でございます。
母子保健費の二、母子健康対策事業につきましては、先天性代謝異常等検査や妊産婦等へのオンライン相談支援、産前から産後の切れ目ない支援の強化等に要する経費でございます。
百ページをお開きください。
七、未来の妊娠・出産を考えるきっかけづくり事業につきましては、妊娠・出産等に関する医学的・科学的に正しい知識の普及啓発に係る講演会の開催等に要する経費でございます。
八、鹿児島県リトルベビーハンドブック(仮称)作成事業につきましては、保護者や医療機関等関係者による意見交換会の開催等に要する経費でございます。
次に、子ども医療費助成事業費につきましては、乳幼児に係る医療費の助成及び子供への医療給付を行う市町村に補助するための経費でございます。
百一ページを御覧ください。
医薬総務費でございます。
技術職員確保対策費につきましては、医師の勤務環境の改善に要する経費でございます。
次に、医務費でございます。
救急医療対策費につきましては、小児患者を持つ保護者等からの相談に看護師等が助言を行う小児救急電話相談の実施や、休日・夜間等に小児重症救急患者の受入れを行う医療機関への運営費補助に要する経費でございます。
百二ページをお開きください。
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計でございます。
二、歳出の一、
母子父子寡婦福祉資金貸付事業費につきましては、母子及び父子並びに寡婦等に対しまして、その経済的自立と生活安定を図るために必要な資金の貸付けに要する経費でございます。
以上で、子ども家庭課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
26
◯郷原委員長 次に、子育て支援課長の説明を求めます。
27 ◯久保子育て支援課長 子育て支援課関係の当初予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。
百三ページからでございます。
まず、児童福祉総務費の児童福祉諸費でございます。
百五ページをお開きください。
十一、子ども食堂立上げ応援プロジェクトにつきましては、新規開設のきっかけづくりのための子ども食堂の出張開催や新規開設に要する経費の助成や周知啓発など、子ども食堂を総合的に支援する取組に要する経費でございます。
地域少子化対策強化事業費の二、出会い・結婚相談事業につきましては、結婚を希望する方の出会いや結婚を実現するため、かごしま出会いサポートセンターにおいて、会員登録管理システムを利用したマッチング等の支援に要する経費でございます。
百六ページをお開きください。
児童措置費でございます。
児童保護費の一、子どものための教育・保育給付事業につきましては、子ども・子育て支援新制度の対象となる幼稚園、保育所、認定こども園等の教育・保育に係る費用の県負担に要する経費でございます。
三、子育てのための施設等利用給付事業につきましては、子ども・子育て支援新制度に移行していない幼稚園、認可外保育施設、預かり保育事業等の利用料に係る県負担に要する経費でございます。
百七ページを御覧ください。
児童福祉施設費でございます。
保育所整備運営費の二、地域子ども・子育て支援事業につきましては、市町村が地域の実情に応じて行う一時預かり事業や延長保育事業、放課後児童クラブの運営など、子育て支援の総合的な提供への支援に要する経費でございます。
三、子ども・
子育て支援総合対策事業につきましては、認定こども園の整備への助成や保育従事者のための研修の実施等に要する経費でございます。
百八ページをお開きください。
四、病児保育等体制整備促進事業につきましては、病児保育施設の整備に係る県負担に要する経費でございます。
児童館等整備運営費の児童健全育成対策事業につきましては、市町村が行う放課後児童クラブの施設整備への助成や放課後児童支援員認定資格研修等の実施に要する経費でございます。
百九ページを御覧ください。
公衆衛生総務費でございます。
母子保健費の一、不妊治療対策事業につきましては、不妊や不育症に関する相談や特定不妊治療及び不育症検査に係る費用の一部助成に要する経費でございます。
百十ページをお開きください。
私学振興費でございます。
私学振興費の二、私立学校助成事業につきましては、私立幼稚園等の修学上の経済的負担の軽減を図るために運営費等の助成に要する経費でございます。
以上で、子育て支援課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。
28
◯郷原委員長 次に、高齢者生き生き推進課長の説明を求めます。
29 ◯中川高齢者生き生き推進課長 それでは、高齢者生き生き推進課の当初予算の主なものにつきまして御説明申し上げます。
百十一ページをお願いいたします。
まず、老人福祉費の老人福祉対策費でございます。
四の
地域医療介護総合確保基金造成事業は、
介護施設等の整備、介護従事者の確保・養成など、
介護サービス提供体制の整備を推進するための基金への積み増しに要する経費でございます。
百十二ページをお開きください。
七の老人クラブ育成事業は、老人クラブ等の活動費などの補助に要する経費でございます。
十のかごしまシニア人材育成促進事業は、地域活動に意欲のある高齢者に対する研修の実施など、地域が行う高齢者の人材育成等の支援に要する経費でございます。
百十三ページを御覧ください。
十四の認知症施策等総合支援事業は、認知症疾患医療センターを中心とした認知症の早期診断・早期対応の充実、介護実務者等に対する研修による資質の向上など、総合的な認知症施策の推進に要する経費でございます。
十五の地域ケア・介護予防推進支援事業は、地域包括ケアシステムの構築及び深化に向けた市町村の取組の支援に要する経費でございます。
百十四ページをお開きください。
十七の医療・ケア意思決定プロセス支援事業は、人生の最終段階における医療・介護の連携体制の整備等のための研修会の開催や高齢者施設等を対象とした実態調査に要する経費でございます。
十八の訪問看護供給体制確保推進事業は、訪問看護供給体制の確保を図るため、訪問看護師の人材確保・育成に係る検討会や訪問看護師の資質向上のための研修等の実施に要する経費でございます。
十九の在宅医療・介護連携推進支援事業は、在宅医療・介護連携に関する協議会等の開催や地域における入退院調整に係るルールの運用・定着の支援に要する経費でございます。
二十一の介護保険負担事業は、市町村における介護保険給付に係る県負担金の交付に要する経費でございます。
百十五ページを御覧ください。
二十六の介護保険第一号保険料低所得者軽減強化事業は、介護保険の第一号保険料について、給付費の五割の公費とは別枠で公費を投入し、低所得の高齢者の保険料を軽減するために要する経費でございます。
百十六ページをお開きください。
二十九の介護職員人材確保等対策事業は、介護事業所におけるキャリアパスの構築や介護職員の研修に要する経費等の助成に加え、介護ロボットやICT導入による業務効率化等の取組への支援を行うものでございます。
三十の
介護サービス事業所等に対するサービス継続支援事業は、
新型コロナウイルス感染症が発生した施設等が必要な
介護サービスを継続して提供できるよう、通常の
介護サービスの提供時では想定されない経費等に対して支援を行うものでございます。
三十一の介護職員処遇改善支援交付金事業は、介護職員を対象に賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提に、収入引上げの支援に要する経費でございます。
百十七ページを御覧ください。
老人福祉費の老人福祉施設対策費でございますが、老人福祉施設対策事業は、軽費老人ホームのサービス提供に係る費用の減免額に対する助成に要する経費でございます。
老人福祉施設費でございますが、一の地域介護基盤整備事業は、市町村が行う介護拠点の整備等に対する助成に要する経費でございます。
二の老人福祉施設等整備事業は、社会福祉法人が行う特別養護老人ホームの改築や非常用自家発電設備の整備等に対する助成に要する経費でございます。
以上で、高齢者生き生き推進課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
30
◯郷原委員長 最後に、県立病院課長の説明を求めます。
31 ◯久保
県立病院局次長兼県立病院課長 それでは、県立病院課関係の令和四年度当初予算案について御説明いたします。
資料の百十八ページをお開きください。
まず、
病院事業特別会計の収益的収入及び支出でございます。
第一款病院事業収益につきましては、百九十八億六千二百万円余りを計上してございます。
その内訳としまして、まず、第一項医業収益のうち、第一目入院収益及び第二目外来収益につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響が大きい令和二年度を除きました三か年平均を基に算出いたしました患者数、診療単価によりましてそれぞれの収益額を見込んだものでございます。
第三目他会計負担金につきましては、県立病院が取り組む救急医療等に対する一般会計からの繰入金、第四目その他医業収益は公衆衛生活動などに伴う収益でございます。
次に、第二項医業外収益のうち、第一目受取利息は預金等の利息収入、第二目他会計負担金は県立病院が取り組む高度・特殊医療等に対する一般会計からの繰入金、第三目補助金は、県立病院が産科医療機関やがん診療病院などの役割を果たす上で必要な経費に対する国からの補助金、第四目長期前受金戻入は、償却資産の取得等に充てました補助金、負担金等につきまして、当該資産の減価償却見合い分を収益として計上するものでございます。
第五目医業外雑収益は、行政財産の使用料などの収入でございます。
百十九ページをお開きください。
第一款病院事業費用につきましては、二百七億五千万円余りを計上してございます。
その内訳としまして、まず、第一項医業費用のうち、第一目給与費は、職員の給与及び法定福利費などの費用でございます。
第二目材料費は、薬品や診療材料等の購入に要する費用、第三目経費は、光熱水費や建物・機器等の修繕費、施設・設備の保守、清掃、医療事務の委託費など、病院の維持管理に要する費用でございます。
第四目減価償却費は、建物など固定資産の減価償却に係る費用、第五目資産減耗費は、機械備品等の除却等に要する費用、第六目研究研修費は、職員の研修等に要する費用でございます。
次に、第二項医業外費用のうち、第一目支払利息は企業債の償還に係る利息、第二目雑損失は看護師等修学資金貸付金の返済免除の見込額、第三目消費税及び地方消費税はそれぞれの税金の納税見込額でございます。
続きまして、百二十ページを御覧ください。
資本的収入及び支出でございます。
まず、第一款資本的収入につきましては八十億三千万円余りを計上してございます。その内訳としまして、まず、第一項企業債につきましては、施設整備や医療機器の購入財源として調達する企業債の発行分でございまして、令和四年度は新薩南病院の整備等に充てるためのものを予定してございます。
第二項他会計負担金につきましては、当該年度の施設整備や医療機器の購入費及び過去に発行した企業債の償還に対する一般会計からの繰入金でございます。
第三項国庫補助金につきましては、姶良病院の医療観察法病棟の大規模修繕に係る国からの負担金でございます。
第四項基金繰入金につきましては、新薩南病院の建設費等の財源に充当するための県立病院事業基金からの繰入金でございます。
資料の百二十一ページをお開きください。
第一款資本的支出につきましては八十五億九千八百万円余りを計上してございます。
その内訳としまして、まず、第一項建設改良費のうち第一目
病院整備費につきましては施設・設備の整備に要する経費でございまして、令和四年度は新薩南病院の建設工事費等を予定してございます。
第二目資産購入費は、
医療機器等の購入に要する費用でありまして、新薩南病院に必要な高度
医療機器等を予定してございます。
次に、第二項企業債償還金につきましては過去に発行した企業債の元金償還に要する費用でございます。
第三項長期貸付金は看護学生への修学資金の貸付けに要する費用、第四項基金積立金は県立病院事業基金の運用利息を同基金へ積み立てるものでございます。
資料の百二十二ページを御覧ください。
議案第三一号県立病院
医療機器整備事業に係る
債務負担行為について御説明申し上げます。
令和五年十月までに更新が必要となります
病院事業財務管理システムにつきまして、令和四年度中に業者を選定するため、必要と見込まれる事業費を
債務負担行為としてお願いをしてございます。
以上で、県立病院課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。
32
◯郷原委員長 それでは、ここで、換気のため十分間の休憩といたします。
再開は、おおむね十一時三十分といたします。
午前十一時二十分休憩
────────────────
午前十一時三十分再開
33
◯郷原委員長 再開いたします。
以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。
なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等も併せてお願いいたします。
34 ◯鶴薗委員 まず、五十六ページ、議案第四〇号の条例制定の件でございますけれども、こちらのほうには説明、改正内容等があるわけですが、年度間の財政調整等を行うことができるように所要の改正をすると、これは今までそういうのができなかったからということであろうと思うんですが、改正内容の中で保険事業費納付金の上昇抑制等に充てることができるようにと、こういう説明もあるわけです。狙いはどういう意味で条例改正を今回されるのか、それともこれは国の何か法改正に伴って条例改正という流れなのか、県独自の判断でされているのか、その辺も含めて教えていただけませんか。
35
◯鮫島国民健康保険課長 今回の条例改正の内容でございますけれども、国民健康保険制度につきましては、平成三十年度に大きな制度改正がございまして、県も財政運営の責任主体として国保運営に参画しているところでございます。具体的には、県は市町村から納付金を徴収し、これを財源として市町村に保険給付費等に要する費用を支払うというような仕組みになっております。
市町村から徴収いたします納付金の額といいますのは、県全体の保険給付費などの見込額に基づいて算定されますけれども、毎年度の医療費、それから、被保険者数の変動、国などから交付される交付金額の増減などによって納付金額が年度ごとに大きく変動するということがございます。このため、市町村の国保財政の運営の安定化を図りますため、県の国保特別会計で生じた剰余金を財政安定化基金に積み立てまして、納付金額が上昇する場合には基金を取り崩して県の国保特別会計に繰り入れ、納付金の上昇抑制に充てることができるよう、昨年六月に
国民健康保険法が改正されたところでございまして、これに伴いまして、本県におきましても国保特別会計の年度間の財政調整等を行うことができるよう所要の改正をしようというものでございます。
なお、納付金が上昇すれば市町村は納付金の財源である国保税の改定を検討するという必要が生じますため、条例改正によりまして納付金の上昇抑制が図られるということになれば被保険者の負担の変動抑制にもつながると考えているところでございます。
以上です。
36 ◯鶴薗委員 市町村ごとに当然納付金額も違いますし、また今度は全国的に一人当たりの医療費も違いますし、こういった中で鹿児島県の位置づけについては決算等の委員会でも詳しく説明を伺ったんですが、こうした取組というのは全ての都道府県がされると理解すればいいのか、昨年六月の法改正に伴って、本県の特徴的な動きを抑制するために条例改正をすると理解すればいいのか、そこはどうなんですか。
37
◯鮫島国民健康保険課長 条例を改正するか否かといいますのは、基本的には各都道府県の判断ということになるかと思いますけれども、今回の
国民健康保険法の改正といいますのは、市町村の国保財政の安定化を図るということが目的でございますため、このことを踏まえれば、ほとんどの都道府県において条例改正がなされるものと考えております。
38 ◯鶴薗委員 了解しました。
六十四ページの議案第四一号なんですが、これは民生委員さんの一斉改選に合わせて定数の見直しを行うということでございますが、まず、民生委員の定数というのはどのような動きがあるのかということと、改正内容の中の民生委員・児童委員の総定数を改める四市町とはどこの市町村なのか教えてください。
39 ◯黒崎社会福祉課長 まず、民生委員の定数につきましてですが、民生委員法に基づきまして、国の参酌基準によりまして都道府県の条例で定めるとなっております。県におきましては、一斉改選時に合わせて三年ごとに見直しを行っているところであります。
今回の定数の見直しですが、議案書の五十九ページをお開きください。そこに記載しておりますが、薩摩川内市を七人増員、日置市を一人増員、さつま町を一人減員、肝付町を一人増員で、合わせて八人増員ということになっております。
以上でございます。
40 ◯鶴薗委員 ごめんなさい、事前に議案書を見ていなくて。私ども現場におりますと、地方によっては高齢化して、民生委員を引き継いだり、あるいは新しく選ぶのに非常に苦労するといった相談を受けたりするんですけれども、定数等々については、しっかりと各地域充足されているんですかね。
41 ◯黒崎社会福祉課長 今の民生委員の充足率でございますが、令和四年二月一日現在で県が所管する民生委員の定数でいきますと三十三名が欠員になっておりまして、充足率が九九%となっているところでございます。
以上でございます。
42 ◯鶴薗委員 結構です。(「関連」という者あり)
43 ◯小園委員 先ほど議案第四〇号のことで鶴薗委員から質疑がありましたけれども、国民皆保険制度を維持していくことはとても大事なことだと思っておりますが、以前、市町村で担当している頃は保険料でここは高いよ、低いよという判断が我々もできたわけです。要は市町村の経営状況といったらいいのか、保険料で比較するような材料があれば教えていただきたいんですが。
44
◯鮫島国民健康保険課長 委員御指摘のとおり、平成三十年度の制度改正前は個別に市町村が国保を運営しておりました。平成三十年度以降、県も財政運営に参画をして運営しているわけですけれども、基本的には納付金を県ので割り当てて、それを納めるために各市町村が国保税を徴収するというようなことなんですけれども、納付金そのものが基本的には各市町村の医療費を反映するということになっておりますので、医療費を反映するがために国保税の水準というのは市町村様々でございます。それぞれ医療費の多い少ないにもよりますし、それから、市町村によりましては一般会計から法定外の繰入れをしていくということで、そういったことによっても保険料の水準は様々になっているところでございます。
45 ◯小園委員 それと保険料を徴収して運営することがなかなか厳しい状況にだんだんなっていると思っておりますが、県とか国の負担とかというのはどのように変わってきているんでしょうか。
46
◯鮫島国民健康保険課長 先ほど申し上げた市町村が一般会計から法定外繰入れをするというような実態は引き続きそのような状況がございますけれども、制度改正前に全国で一般会計繰入れの総額というのが大体三千四百億円ぐらいありました。国において平成三十年度の制度改正に合わせて一般会計繰入れの解消も図ろうということで、相当額の三千四百億円を国保制度に公費を投入するということで、財政支援として、公費拡充がなされているところではございます。今なお、まだ公費の拡充がなかなか厳しいということで、特に鹿児島県は所得が低いということもあって、一般会計からの繰入れというのが解消できない状況にございます。
国も引き続き公費の拡充をしておりまして、最近は新たな保険者努力支援制度として、各市町村の保険者としての努力に見合った分を交付金として交付する制度を拡充しまして公費を投入していただいております。そういったことで、各市町村で財政健全化のための取組、例えば、医療費の適正化であったり、あるいは保険料の収納確保対策、収納率を上げるとか、そういった取組も併せてやっていく必要があるだろうと思っております。
ですので、財政健全化に向けてはまだ引き続き各市町村の取組を強化していく必要があるのかなと考えております。
47 ◯小園委員 今後ともよろしくお願い申し上げます。
48 ◯森 委員 こちら当初
予算等説明書の百ページ、これは本年度訴えさせていただいたリトルベビーハンドブックの件について予算をつけていただいておりまして、大変ありがたいと思います。
こちらの説明には、保護者や医療機関等関係者による意見交換会の開催等に要する経費となっていまして、もともといただいていた概要にはハンドブックを作成する費用として書いてあったと思います。これはまず、聞き取りが非常に大事であると予算説明に書いてあったので、これはありがたいことなんですが、令和四年度で作成まで至るのかどうか教えてください。
49 ◯川畑子ども家庭課長 今回のリトルベビーハンドブックの作成事業の中にはハンドブックを作成する経費まで含んで計上させていただいているところでございます。
50 ◯森 委員 ありがとうございます。中身も検討内容によってつくりが変わってくるかと思うんですが、おおよそ何冊程度作る予定でしょうか。
51 ◯川畑子ども家庭課長 現在、ハンドブックの作成部数につきましては三千部を作成する形で計上させていただいているところでございます。
52 ◯森 委員 三千部ということで、ありがとうございます。この聞き取りが非常に大事だと思いますので、早めに立ち上げていただいて、コロナ禍もありますので、うまく意見を聞ける体制をぜひよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
53 ◯大園委員 説明書の九十四ページですけれども、児童相談所の経費の中で、
中央児童相談所、大隅児童相談所は令和四年度当初予算額が増になっているんですけど、大島児童相談所はほとんど変わっていない。今、虐待を含めていろいろな問題があるんだけど、なぜ大島児相が全然変わっていないのか、説明していただけますか。
54 ◯川畑子ども家庭課長 児童相談所の予算についての御質問でございました。
中央児童相談所の予算につきましては、児童相談所の補修や整備のための予算を増額しております。大隅児童相談所の予算の運営事業の増額の主なものといたしましては、公用車の購入費が主な要素となっております。先ほど申し上げました
中央児童相談所も公用車の購入に係る備品経費も含まれております。大島児童相談所につきましては、令和三年度、公用車を一台購入いたしまして、令和四年度はそういったものがないものですから、比較いたしまして、前年度とほぼ同額の予算計上となっているところでございます。
55 ◯大園委員 今児相の果たす役割が相当求められていると思うんです。児相の中身を充実させるためには、研修等の予算を増額する必要があると考えます。ほとんど変わらないということについて、私としては、県執行部の考え方がどうなのかなと。児相に対してはもう少し事業費を上げるべきじゃないかと思っていたものですから、そのことについて御意見があったら教えてください。
56 ◯川畑子ども家庭課長 児童虐待防止に係る予算についてでございますけれども、現在、県におきましては、令和元年八月の事案の検証報告書に基づきまして児童相談所の体制の強化であったり、委員御指摘の職員の研修等、資質の向上を図ったりといった取組をしているところでございます。そういった中で、年度年度、研修等の内容を見直したり、また新たな研修を検討したりといった形で資質の向上に努めているところでございまして、今後も取り組んでまいりたいと考えております。
57 ◯大園委員 虐待の問題について皆さん努力されているとは思うんですけど、児童相談所だけで対応できるもの、それから民間の力を活用して取り組むものを考えたほうがよいと思う。児童家庭支援センターを増設するとか、そういったことを今後は検討していただきたいということを要望させていただきます。虐待を含めて子供たちに対する問題というのは大変深刻で、皆さん方が考える以上に民間の方々は苦労されていることを御理解いただきたいと思います。
以上です。
58 ◯き久委員 四十ページの
保健医療福祉課について、中身を教えていただきたいんですが、七番の
地域医療介護総合確保基金造成事業として七億七千百万円ほどです。中身は、病床の機能分化・連携、
病床機能再編支援とか、在宅医療の推進、
医療従事者の確保・養成、勤務医の働き方改革の支援など、医療・
介護サービスの提供体制の整備を推進すると、この基金のコンセプトに関しては大変重要だと考えますが、基金でありますので、現在の累積基金残高は幾らぐらいか。
59
◯松藤保健医療福祉課長 地域医療介護総合確保基金の残高でございます。
医療分で申し上げますと、令和三年度末の基金残額が約二十三億九千七百万円余りとなる見込みでございます。
60 ◯き久委員 同じ事業で八の
地域医療介護総合確保事業の三億六千六百万円でありますが、財源の部分が特定と一般財源があって、特定のほうが九十数%ですが、予算編成の組み方というのが分からないのですが、七は造成基金、八はそれを実施する事業ということなんですけど、この三億六千六百万円というのは基金から捻出された令和四年度に向けた一般会計の編成ですか。
61
◯松藤保健医療福祉課長 この四十ページの八の
地域医療介護総合確保事業、三億六千六百万円余りでございますが、この特定と書いております三億五千八百万円余りが基金からの充当ということになります。基金でどうしても見られないところがございます。基金に積む際には、基本的に国庫から三分の二、県費から三分の一を合わせて積むことになっておりまして、基金を活用したほうが県財政上、有利でございますけれども、どうしても基金で見られない部分というのもございまして、その部分につきましては、一般財源、今回の八の事業でいきますと七百万円余りを一般財源から歳出をしているところでございます。
62 ◯き久委員 分かりました。やはり基金のほうから切り崩してということですね。この事業の重要性に関しましては、お互いに共有できている部分であろうかと思いますので、詳細な質問は控えたいと思います。
次の四十一ページの下の
離島へき地医療確保対策事業で二億六千四百万円ですが、これもいずれも重要な部分でありまして、一の下から二番目の遠隔医療
設備整備費補助、九百十三万円です。これと二の離島・へき地におけるICT技術を活用した遠隔医療推進事業とありまして、これ離島・へき地ですが、まず、二の離島・へき地は場所はどちらになるんですか。
63
◯松藤保健医療福祉課長 離島・へき地の関係の事業の実施場所でございますが、遠隔医療
設備整備費補助につきましては機器整備でございまして、実際行いますのが南九州病院、鹿児島医療センター、出水郡の医師会広域医療センターでございます。
それと二番目の離島・へき地におけるICT技術を活用した遠隔医療推進事業でございます。これは離島・へき地全般にわたりまして、プライマリ医療を行っている
へき地診療所等の医師に対して専門医からの助言が行えないかということを検討するための費用でございます。
以上でございます。
64 ◯き久委員 了解いたしました。
以前、まだ継続されているかどうかお聞きしたいんですけど、ICTを活用した遠隔の部分で離島・へき地から、鹿児島市中央町にある県医師会の一部を活用して遠隔で医療の指導というか、こうしたほうがいいとか、連携を取りながらやっているというのがあったと思うんですが、現在もそれは実施されているんですか。
65
◯松藤保健医療福祉課長 鹿児島県医師会が運営しておりますかごしま救急医療遠隔画像診断センター、遠隔の画像診断でございます。これにつきましては、医師会において今も実施をされておりまして、県といたしましては、赤字分に対しての補助をしていたところでございます。令和三年度までその予算を計上しておりましたが、今年度におきましては収支が改善いたしまして、赤字がなくなったということで、令和四年度に対しましては予算を計上していないところでございます。
66 ◯き久委員 分かりました。まだこの事業も離島・へき地のほうでは大変ドクター間で助かっているとお聞きしていますので、しっかりと尽力くださいますようお願いいたして終わります。
67
◯郷原委員長 ここで昼食等のため暫時休憩といたします。
再開は、おおむね一時十五分といたします。
午前十一時五十八分休憩
────────────────
午後 一時 十四分再開
68
◯郷原委員長 再開いたします。
69 ◯遠嶋委員 幾つかお伺いします。まず、
ヤングケアラーとか、子ども食堂の問題とか、いろいろ見るにつけ、五年ぐらい前だったと思うんですけど、子供の貧困対策に関する大綱が閣議決定をされて、各県で計画をつくりなさいということがあったと思うんですが、今回出ている、例えば
ヤングケアラーとか、子ども食堂とかはそういう中の施策なのかというのをまずお伺いします。県で子供の貧困対策の計画はつくっているんですか。
70 ◯久保子育て支援課長 子どもの貧困対策計画でございますけれども、かごしま子ども未来プラン二〇二〇の中に包含した形で計画をつくっているということになっております。
71 ◯遠嶋委員 今言った計画の中に包含されているということですね。そういうことで認識したいと思います。
当初
予算等説明書料の四十ページです。
地域医療介護総合確保基金造成事業、午前中も質問がありましたが、この説明のところに在宅医療の推進というのがあるんですが、百十四ページの十九にも在宅医療と触れてあるんですが、在宅医療の推進というのは現状はどのようになっているのか教えていただければありがたいです。
72 ◯澁谷地域包括ケア対策監 在宅医療の推進につきましては、さらに進展する高齢社会に備えて、在宅医療と介護の連携というところを進めているところでございます。現状としましては、在宅医療を支えるかかりつけ医や医師の確保がなかなか難しい面もございまして、在宅医療を支える訪問看護ステーションの機能強化などに取り組んでいるところでございます。
73 ◯遠嶋委員 訪問看護を拡大することによって在宅医療の推進を図っていくということでよろしいですかね。
74 ◯澁谷地域包括ケア対策監 在宅医療・介護連携推進につきましては、市町村の地域支援事業の中でも取組を進めることになっておりまして、県としても取組を支援しているところでございます。特に在宅の高齢者等が入院する場合に必要な情報が提供されまして、切れ目のないサービスを受けられるように入退院に係る支援ルールの作成をしたり、市町村の地域連携、介護連携推進事業の促進を図るために研修事業を実施したりして市町村の取組を推進しているところでございます。
75 ◯遠嶋委員 コロナ禍の中で自宅待機の方がたくさんいらっしゃいましたので、そういった意味では、今後、在宅医療の推進というのが非常に大きな役割を果たしていくと思いますので、引き続き取組をお願いします。
あと四十ページの中に勤務医の働き方改革の支援とあるんですけど、百一ページにも
緊急医師確保対策事業の中で医師の勤務環境の改善に対する補助に要する経費という予算が組まれているんですが、勤務医の働き方改革の中身を教えていただければありがたいです。
76
◯松藤保健医療福祉課長 勤務医の働き方改革につきましては、令和六年から新たな制度が導入されようとしております。中身としましては勤務医の超過勤務時間の制限でございまして、普通の医療機関でしたら年間九百六十時間を上限にするとか、救急医療とか一定の役割を持った医療機関におきましては千八百六十時間を上限にするとか、そういったものが令和六年から施行されることになっておりまして、私どもは医療機関等に対して医師会等を通じて周知を図っているところでございます。
77 ◯川畑子ども家庭課長 百一ページに記載してあります
緊急医師確保対策事業の中身なんですけれども、この事業につきましては、産科医に対して分娩手当を支給する医療機関にその経費の一部を助成していたり、NICUに入る新生児を担当する医師に対して同じく手当を支給する医療機関に対して経費の助成を行いまして、医師の勤務環境の改善を図っているところでございます。
78 ◯遠嶋委員 後半の部分は大変具体的でよかったと思うんですが、前半の部分は抽象的で分かりにくいんですけど、具体的にどうするのか、例えば四十ページの説明書きでは、
医療従事者の確保・養成とありますけど、確保されれば多少の解消はあると思います。先ほど関係医療機関に指導するような趣旨のことをおっしゃっていましたけど、具体的にどんな予定なんでしょうか。
79
◯松藤保健医療福祉課長 すみません、言い間違えたかもしれませんけれども、指導じゃなくて周知を図っているところでございます。四十ページに書いております九番の医療勤務環境改善支援事業も七番の基金を財源としてやっている事業でございます。これにつきましては、労働条件の相談でありますとか、医療現場の労働関係に関します研修とか、そういうのをやっております。あと今年度は予算措置がございませんが、勤務医の勤務環境改善のために例えば休憩室を造ったりとか、
医療従事者の補助員を雇うというときに補助をするスキームもございますけれども、これにつきましては今年度は要望がなかったため予算は計上していないところでございます。
以上でございます。
80 ◯遠嶋委員 要望がなかったという話もありましたけど、潜在的な要望はあると思うんですよね。ですから、なるべく条件整備をしながら、少しでも働き方が軽減されるように引き続き取組をお願いしたいと思います。
あと引き続き、
予算等説明書の五十七ページの社会福祉振興費の中に民生委員活動促進事業というのがあるんですが、この説明書きのところの円滑な運営を図るために要する経費というのはどういう中身なんでしょうか。
81 ◯黒崎社会福祉課長 民生委員活動促進事業につきましての御質問でございました。
今、三千人ほど民生委員がいらっしゃるわけですけれども、各地区で民生委員児童委員協議会があります。そこの中で協議や研修をしたりするものですから、そのための経費を予算計上しているところでございます。
以上です。
82 ◯遠嶋委員 横の連携を図りながら、よりよい方向で中身を整理するというのが具体的になるようであればぜひ進めていただきたいと思います。今、民生委員は非常に過重な負担をずっと抱えつつあります。それに反して実入りが非常に少ないということで、なかなか大変な役目じゃないかなと思いますので、ぜひ充実感が味わえるような活動にしていただきたいと思います。
あと説明資料六十七ページの四にエイズ予防対策事業があるんですけど、エイズ患者というのは今どれぐらいいるものなのか教えていただきたいと思います。
83 ◯亀之園健康増進課長 エイズ患者の現状についての御質問でありますが、本県の令和二年度の報告数になりますが、HIV感染者が六件、エイズ患者が六件で合計十二件であります。
84 ◯遠嶋委員 以前お伺いしたときはもう少し数が多かったような気がするんですけど、随分減ったなという印象は持ちました。引き続き取組をお願いしたいと思います。
あと同じ資料の九十三ページ、婦人保護事業費の二の婦人保護費ですね、この内容について詳しく説明をしていただければありがたいです。
85 ◯川畑子ども家庭課長 婦人保護費に対するお尋ねでございました。
この婦人保護費につきましては、女性相談センターが要保護女子に対して相談であったり、調査をしたり、判定を行ったり、保護が必要な女性を保護したりするための経費を活動経費として計上させていただいているところでございます。
86 ◯遠嶋委員 この婦人保護というのは、私の勉強不足でよく分からないんですけど、どういう場合にこういうふうに該当するんでしょうか。DVとかですかね。
87 ◯川畑子ども家庭課長 分かりやすい例でいきますと、DV等を受けまして配偶者から逃げている女性等が経済的な問題もあって居場所を確保できないといったときに保護する形になります。もともと女性センターの保護では、売春防止法に基づく保護が必要な女性を保護することも対象になっております。
88 ◯遠嶋委員 一億一千万円というのは、宿泊施設の確保などが割合として大きいんですかね。
89 ◯川畑子ども家庭課長 女性の保護に関しましては、保護を行うための施設がありまして、そこに保護していただいております。
90 ◯遠嶋委員 そのための経費ということで認識をしたいと思います。
特に今コロナ禍の中でDVが増えている状況もありますので、ぜひしっかり保護の施策を樹立していただきたいと思います。
あと百十二ページの真ん中に老人クラブ育成事業というのがあります。私の住んでいる近辺の老人クラブは解散したり、なかなか今は厳しい状況であると思うんですが、老人クラブ育成事業というのは何を目標にしているのか。例えば、老人クラブを増やそうというのか、それともだんだん活動が少なくなっている老人クラブを整理統合して大きくしようとか、大きな戦略というのはどのようになっているのか教えていただければありがたい。
91 ◯中川高齢者生き生き推進課長 老人クラブ育成事業についてのお尋ねでございました。
この事業の趣旨というのは、委員のおっしゃったクラブを統合して云々ということではなくて、老人クラブの運営ですとか、活動がきちんとなされるように支援していくものでございます。
老人クラブの数が少なくなる傾向にございますので、県の老人クラブ連合会、県、それから市町村老人クラブ連合会、市町村において、できるだけそれを防ごうと、いろいろな取組を行っているところでございます。
以上でございます。
92 ◯遠嶋委員 私の近所は老人クラブはなくなったんですけど、各自治会に老人部というのがあるんですよね。老人部というのは自治会の中の一つの部ですから機能はしているんですけど、老人クラブというのがどうなんでしょうか、やっぱりやめます。お元気で老人クラブを運営されている人たちがそれなりにたくさんいらっしゃると思いますので、ぜひ高齢者の皆さんが元気で活動、活躍ができるように育成のほうをよろしくお願いしたいと思います。まだ幾つかあるんですけど、もう割愛します。
以上で終わります。
93 ◯澁谷地域包括ケア対策監 先ほど在宅医療の推進の状況について今の状況はどうかという御質問がございましたけど、先ほどの答弁に対しまして補足して説明いたします。
在宅医療の推進状況を網羅して説明することは難しいところでございますけれども、先ほど在宅医療を支える訪問看護ステーションの充実強化を図っていると申しました。訪問看護ステーションの数としまして、だんだんと増加はしてきておりまして、平成三十年には百六十七か所であったところが、令和三年四月一日には休止も含めまして百八十八か所とだんだんと在宅医療を支える訪問看護ステーションの数とか、あるいは訪問看護ステーションに従事する看護師の数とか、支える従事者等は増えてきているところでございます。
また、令和元年度の高齢者実態調査によりますと、自宅で最期を迎えたいと希望している者は四八・四%ぐらいいるのですが、実際に自宅で亡くなった方は一割に満たない状況でございます。このような方々が最期はどこであれ、望みを叶えるために在宅医療の介護の連携というところを市町村と共に取り組んでいるところでございます。また、実際に死亡されたところは医療機関が多いのですけれども、施設でのみとりというところも少しずつではございますが進んできておりまして、こちらも促進しているところでございます。
以上でございます。
94 ◯遠嶋委員 ありがとうございました。
やはり人がどういうふうに終わっていくかというのは、本人が望むような終活ができるように引き続き県の支援をしていただきたいと思います。
95 ◯東 委員 資料の百五ページの子ども食堂立上げ応援プロジェクトについてなんですが、鹿児島県内の子ども食堂の数を教えてください。
96 ◯久保子育て支援課長 鹿児島県内の子ども食堂の数でございますけれども、令和四年二月末で百八か所となっているところでございます。
97 ◯東 委員 これは前年対比で幾団体ぐらい増えているんですか。
98 ◯久保子育て支援課長 令和二年度末と令和四年二月の比較ということでございますけれども、二十一か所増加しています。
99 ◯東 委員 二十一か所、徐々に増えてきていて、いいことだと思います。子ども食堂のさらなる普及を図るために新規開設のきっかけづくりなどに取り組んでいるということですけど、出張開催などは年に何回ぐらいやる予定になっているんですか。
100 ◯久保子育て支援課長 令和四年度の目標でございますけれども、一応三か所、子ども食堂の開設されていない市町村において行いたいと考えているところでございます。
101 ◯東 委員 開設されていない市町村というのが何か所ぐらいあるんですか。
102 ◯久保子育て支援課長 十四市町村でございます。
103 ◯東 委員 今、実際活動されているところでは全国では食料の配布とか、生活の相談とか、大学生がボランティアで学習支援などもやっているようですが、県内の状況はどんな感じなんですか、お弁当とか食料を提供するだけなんですかね。
104 ◯久保子育て支援課長 子ども食堂という名前ですので、食事を配布したり、コロナ禍の折ですのでなかなか集まるのが難しいケースについては、お弁当をつくってそこでお渡しすると。子ども食堂の中には、学習支援等をされているところもございます。設置する母体も様々な団体がございまして、それぞれ自由な形で子供の居場所づくりとか、世帯間の交流であるとか、そういうことに取り組んでいただいているところでございます。
105 ◯東 委員 それでは引き続き、設置されていない十四市町村について、できる限り早急にできるような取組を支援していただければと思います。
以上です。
106 ◯森 委員 一点、予算の使い方という観点で端的にお聞きしたいと思います。
昨日、
予算特別委員会でも取り上げたんですが、
新型コロナウイルス感染症多言語案内整備事業について、考え方を聞く時間がなかったので、
新型コロナウイルス感染症の疑いがある外国人が医療機関を適切に受診できるようにというのは、どういった経緯で外国人の方が病院に来ることを想定した事業なのか、教えてください。
107 ◯岩元参事 外国人の多言語案内の整備事業の関係でございます。
もともとが感染の疑いのある患者さんがそれ以外の疾患の患者さんと接触しない形で確実に誘導するということと、院内感染防止上、必要な情報を提供するということを通じまして、感染症の疑いのある外国人の方が医療機関を適切に受ける環境を確保するというのが目的であると認識しております。
108 ◯森 委員 自分がコロナかもしれないと状況が分からないまま病院に飛び込んでくる人のための案内なのか、それともここの病院に行きなさいと言われてくる人のための案内なのか、もしくは両方なのか、それを教えてください。
109 ◯岩元参事 もともと外国人患者を受け入れられる医療機関が三十八か所ある中で、感染の疑いのある外国人の方が適切に受診できるよう案内するための整備であると認識しております。
110 ◯森 委員 先ほど予算の使い方という観点でお聞きすると最初に申し上げたんですが、三十八か所あるというのは、もし仮に外国人の方がこの看板がある病院に行ったとして、今言ったような目的で取り付けられていると思っているのか。来年度は三病院につけようとしているんですが、そういったことをお話しして設置しているのか、全然確認していないかどちらですかね。
111 ◯岩元参事 こちらの事業につきましては、国の実施要綱にもあるんですが、まずは医療機関の入り口など最初に立ち寄る場所での整備と、あとはそこから先、患者さんが必要な診療内科を受けるための誘導の整備でございます。今年度整備したのはデジタルサイネージで、入り口の看板ということですけれども、それだけをもって案内できるということではございませんので、医療機関におかれては、前の年に整備された翻訳機といったツールも使いながら、最終的に診療につなげていくものだと認識しております。
112 ◯森 委員 私は三か所病院を実際に見に行ってきたんですけど、さっきの目的、要は接触しないようにとか、院内感染を防ぐという目的であれば、入り口にある看板というのは目につかないといけないですよね。だけど一か所の病院は三十秒程度ずっと日本語の面会のときの注意事項などが流れた後に八秒から十秒ぐらいだけ英語に切り替わっていました。しかも英語のみです。結局、ちゃんと消毒しましょうとかというのは二分半ぐらいの間に少ししか英語で流れないんですね。多言語看板とうたうのであれば、ずっと英語で表記しておけばいいと思うんですよ。さっき言った翻訳機というのは、先日スピーカーとかタブレットという形で表現されたと思うんですが、仕切りがあっても相手に声が届いて見せたりしてやり取りできるから感染を意識した対策をしようということで令和二年度は使われていたと思います。
しかし、今ついているものというのはほぼ日本語で、ある病院はフロアマップがあるだけで、そのフロアマップの脇に英語と中国語が書いてあるだけ。しかもそこの病院は全ての案内看板に既に英語表記してあります。一階の入り口と、二階の待合所の人が大勢いる場所の柱の二か所ついていて、大勢いるところで立ち止まって見なければいけない状況になっているので、一般の方々のための案内看板であれば、非常にきれいで見やすくてということなんですが、もし外国人の役に立つというのであれば、多言語を意識した設置方法にしないと、ただ病院にきれいなデジタルサイネージを提供しているだけになっているんじゃないかと思います。御見解を教えてください。
113 ◯岩元参事 電子看板自体は医療機関ですので特定の外国人の疑いのある方だけでなくて、それ以外の方も当然それを見て確認できますし、広く利用される方々のために結果としてなっている部分もあるのではないかと思っております。
実際の外国人の方にとって効果的でないのではないかという委員の御意見につきましては、実際に関わられる外国人の方の声などもお伺いしまして、活用されている医療機関にも情報をおつなぎしながら、今後、必要な対応を検討していきたいとに考えております。
114 ◯森 委員 聞き取るとか確認するというところができていないのでそうなっているのかなと、一医療機関だけは入り口にちゃんと英語、中国語、ベトナム語と押すボタンがあって、母国語で書いてあるので、自分が押せばその案内が詳しく出るようになっていました。そういうものであれば非常に役に立つのかなと思ったんですけれども、それ以外は恐らく、どう困っているのかとか、聞き取りができていないんじゃないかなと思ったので、せっかく国庫から出て非常にいいものをつけていらっしゃるので、外国人の方のためにとおっしゃるのであれば、より役に立つような設置方法や内容をぜひ検討していただきたいと要望しまして、終わります。
115 ◯大園委員 薬務課の九十ページの説明書なんですけど、血液対策費が相当減額されているんですけど、このことを説明していただいていいですか。
116 ◯大小田薬務課長 血液対策費が減額になっているのは、昨年、献血運動推進の全国大会があったものですから、それがなくなったために通常の状態に変わったという形になっております。
以上です。
117 ◯大園委員 今、コロナ禍で献血のほうも大分減っているかと思います。この一年どうなるか分かりませんけど、奄美の県立大島病院の問題等、血液対策については大変課題の多いところもあると思います。全国大会が去年あったということで、これだけの減額がなされていると思うんですけど、これだけで本当に血液対策の普及ができるのかなという不安もありますので、そこはぜひ課のほうで検討してしっかりした対策をしていただきたいということで要望に代えさせていただきます。
118
◯郷原委員長 ほかに御質疑はございますか。
[「なし」という者あり]
119
◯郷原委員長 ほかに質疑がありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。
なお、議案第二一号令和四年度鹿児島県
一般会計予算など当初予算に関する議案四件につきましては、
予算特別委員会からの調査依頼案件でありますので、採決は行いません。
それでは、議案第四〇号、第四一号について、取扱い意見をお願いいたします。
120 ◯鶴薗委員 議案第四〇号、第四一号につきましては、いずれも必要な条例の制定であると認められますので、原案のとおり可決の取扱いでお願いいたします。
121
◯郷原委員長 ほかに御意見はありませんか
[「なし」という者あり]
122
◯郷原委員長 それでは、採決をいたします。
議案第四〇号、第四一号につきましては、可決との御意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
123
◯郷原委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第四〇号、第四一号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、
くらし保健福祉部及び
県立病院局関係の付託議案の審査及び
予算特別委員会から依頼のありました議案の調査を終了いたします。
十四日は午前十時から、
くらし保健福祉部及び
県立病院局関係の請願・陳情の審査及び県政一般の調査を行います。
本日の委員会は、これで散会いたします。
午後一時五十三分散会
鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...