• "◯藤崎委員"(/)
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  1. 鹿児島県議会 2021-10-01
    2021-10-01 令和3年文教観光委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ……………………         午前十時開会        …………………… ◯松田委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教観光委員会を開会いたします。  当委員会に付託されました審査案件は、議案三件及び陳情五件であります。  ここで、審査日程など協議のため、暫時休憩いたします。         午前十時  休憩      ────────────────         午前十時三分再開 2 ◯松田委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、お手元に配付しております審査日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯松田委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから観光・文化スポーツ部及び国体・全国障害者スポーツ大会局関係の審査等を行います。  初めに、議案第八〇号を議題といたします。  まず、観光・文化スポーツ部長に総括説明を求めます。 4 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 おはようございます。  総括説明に先立ちまして、八月十五日付で人事異動がございましたので、職員の御紹介をさせていただきたいと思います。  まず、廻観光課長でございます。
    5 ◯廻 観光課長 よろしくお願いします。 6 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 高田スポーツ振興課長でございます。 7 ◯高田スポーツ振興課長 よろしくお願いいたします。 8 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 よろしくお願いをいたします。  それでは、観光・文化スポーツ部関係について御説明を申し上げます。  資料は、表紙の下に観光・文化スポーツ部と記載してあるものでございます。  一ページをお開きください。  一、令和三年度九月補正予算案について御説明いたします。  一般会計で、七千二百九万九千円の増額補正をお願いしております。  その内容でございますが、(二)予算議案の鹿児島県本格焼酎需要回復消費拡大キャンペーン事業は、新型コロナウイルスにより影響を受けております県産本格焼酎の需要回復を図るために、県酒造組合や県内外の酒販店と連携いたしまして、首都圏や東北地方をターゲットとした新たな飲み方の提案や家飲み需要に対応したキャンペーンの実施に要する経費でございます。  奄美大島・徳之島+屋久島=世界自然遺産ブランディング向上事業は、奄美大島及び徳之島の世界自然遺産登録を契機に、屋久島と組み合わせた高付加価値かつ持続可能な観光コンテンツの開発や旅行商品造成等を行い、欧米豪の富裕層の誘客促進及び観光消費額増大を図るために要する経費でございます。  なお、同事業につきましては、観光庁の補助事業に応募し、その採択を前提に本議会に補正予算をお願いしたところでございますが、去る九月十日に観光庁において不採択との判断がなされましたことから、現在、他の国庫補助事業の活用などの検討を行っているところでございます。  霧島国際音楽ホールパイプオルガン整備事業は、本県出身で東京都武蔵野市在住の方からの同ホールへのパイプオルガン建設資金としての寄附の申出を受けましたことから、霧島国際音楽ホールへのパイプオルガンの整備に向けました事前調査等に要する経費でございます。  二、その他議案につきましては、該当はございません。  二ページをお開きください。  三、主な所管事業の経過等につきまして、主なものを御説明申し上げます。  大項目一の地域を愛し世界に通用する人材の育成と文化・スポーツの振興の上から二つ目の「県民の日七・一四」記念事業では、県民がふるさとを愛する心を育み、自信と誇りにあふれる、より豊かな鹿児島の未来について考える日となるよう、七月十四日を中心に、県民の日の認知度向上を図るための周知・広報イベント等を実施いたしましたほか、県民の日には、県有施設や本県からの要請に御賛同いただきました市町村、民間文化施設におきまして、入館・入場料の無料化やイベント等を実施したところでございます。  三ページの上から二つ目を御覧ください。  霧島国際音楽祭運営事業でございます。第四十二回霧島国際音楽祭には、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、国内の演奏家及び受講生のみをお迎えいたしまして、七月十五日から八月一日まで、みやまコンセールを中心に開催いたしました。  新たな日常での文化芸術活動支援事業では、新型コロナウイルスの影響により文化芸術活動の中止・延期を余儀なくされております県内の文化芸術団体等が、適切な感染症対策を講じ、活動を再開、継続できるよう、また、県民が安心してこれらの活動に参加できるよう、支援を行うことといたしております。  四ページの中ほどを御覧ください。  第二十九回地域伝統芸能全国大会「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会かごしま・きりしま」は、新型コロナウイルスが全国的に拡大し、収束が見通せない中、本大会は県内外から多くの参加が見込まれ、大会の運営上、直前の判断では影響が大きいことから、九月十日に実行委員会を開催し、開催の可否について検討いただき、中止を決定したところでございます。  五ページを御覧ください。  黎明館企画特別展の開催では、世界自然遺産登録により奄美の豊かで貴重な自然に対する関心が県内外で高まっている中、自然と共生し、海を越えて交流してきた奄美群島の人々の歴史と文化をテーマに「ほこらしゃ奄美~海と山の織りなすシマの世界~」を、新型コロナウイルスの影響により一日延期し、本日から開催いたしております。  六ページをお開きください。  東京二〇二〇パラリンピック聖火フェスティバルの実施では、八月十二日に種子島火縄銃保存会会員によります火打ち石での採火式を実施し、県内の大規模障害者入所施設等や県内各市町村で展示する聖火ビジットを実施いたしました。  その後、鹿児島で採火された火は、八月十六日に鹿児島を出立、二十日には東京においてイギリスのストーク・マンデビルで採火されました火と四十七都道府県で採火された火を一つに統合いたします集火式が行われ、パラリンピック聖火として、東京都内で聖火リレーが行われました。  なお、本県からは、本県代表といたしまして尾塚愛実さんが集火式と聖火リレーに参加いたしました。  七ページを御覧ください。  大項目二の人・モノ・情報が盛んに行き交う「KAGOSHIMA」の実現のトップセールスの実施では、七月六日に台北駐福岡経済文化弁事処長と、高雄─鹿児島間のチャーター便の就航や、台湾屏東県との交流促進について会談いたしました。  八月二十三日には、駐日ベトナム大使館大使とオンラインで会談し、外国人材育成・確保や県産品の輸出、国際線就航等に関して協力を要請したところでございます。  「鹿児島の食」ブランド力UP事業では、本県産食材のブランド力の向上を図るため、首都圏等の高級レストラン等での本県食材を使用したフェアの開催に向け、九月二十二日に、レストラン等の料理長らによるオンラインの産地視察を行ったところでございます。  物産観光展等の開催では、東武百貨店池袋店におきまして、例年の冬開催に加えまして、夏初開催となります大鹿児島展を七月二十九日から八月三日まで開催いたしました。  八ページをお開きください。  また、JR博多シティレストランフロアにおきまして、本県食材を活用いたしましたレストランフェアを九月十七日から十月十七日まで開催しているところでございます。  オンライン商談の開催では、海外における県産品の認知度向上、販路開拓を促進するため、アジアやアメリカで店舗を展開しておりますパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとのオンライン商談を開催したところです。  貿易に関するセミナー等の開催では、非対面での商談・営業力を高めるための動画による商品PR・マーケティング方法や事例を紹介するオンラインセミナーを開催したほか、新たに貿易に携わる方から実務経験二、三年目の企業の担当者等を対象に、オンラインによる貿易実務講座を開催したところでございます。  九ページを御覧ください。  上海事務所による取組では、世界自然遺産登録記念フェアといたしまして、上海市内の日本料理店等におきまして、沖縄県上海事務所と合同で、郷土料理や黒糖焼酎の提供、三線ライブなどを実施いたしました。  また、上海市内の日本料理店におきまして、鹿児島県産の水産品や郷土料理、焼酎を提供した鹿児島美食フェアを実施したところでございます。  ASEANディレクターによる取組では、シンガポールの水産・鮮魚専門の食品輸入会社ソーシンセンが、自社ECサイトに鹿児島県特設サイトを開設し、鹿児島県及び県産品を常時PR・販売できる仕組みを構築することに併せまして、本県プロモーションを実施することといたしております。  また、同社のレストランにおきまして、県産食材を使用したディナーコースの提供や、本県のPRも実施することとしております。  十ページをお開きください。  観光かごしま再生事業のうち、一、かごしま旅クーポン事業では、県内の旅行会社や県内宿泊施設で利用できる県民向けプレミアム付き宿泊券の紙クーポンを七月に二万枚、一万セットを追加販売し、四月販売分と合わせまして、合計で六万枚、三万セットを完売いたしました。また、県内外向け電子クーポンにつきましては、七月上旬に、新たに電子クーポン八万枚、四万セットを県民限定で先行販売し、こちらも完売したところでございます。  八月六日に新型コロナウイルスの再拡大により県の感染拡大の警戒基準がステージIIIに引き上げられ、爆発的感染拡大警報が発令されたことを受け、クーポンの利用を控えていただくよう呼びかけを行っておりましたが、警報解除に伴いまして、本日から利用自粛の解除を行いますとともに、本日十一時より、残る十三万セットの電子クーポンの販売を、まずは県民限定で開始することといたしております。  併せて、十二月二十六日までとなっておりました利用期間につきましては、既に販売した紙及び電子クーポンも含めまして、来年一月三十一日まで延長することといたしました。  十一ページ中ほどの県内観光促進緊急対策事業、今こそ鹿児島の旅、第二弾は、県民向け県内旅行商品の割引助成及びお土産や飲食など参加登録店で使用できるクーポンを付与するものでございます。  新型コロナウイルスの拡大に伴う一時停止後、七月五日から販売を再開いたしましたが、こちらも新型コロナウイルスの再拡大により県の警戒基準がステージIIIとなりました八月六日以降、事業を十月十二日まで停止しております。  なお、警戒基準がステージIIに下がり次第、販売を再開することといたしております。  宿泊施設の感染防止対策認証制度事業では、県内の宿泊施設を安心して利用していただくために、適切な感染症対策を講じた宿泊施設を認証する制度で、八月二日から申請を受け付けております。  資料の訂正をお願いしたいんですが、九月二十九日現在で六十八施設と記載しておりますが、九月三十日現在で八十二施設のホテル・旅館等が既に認証を受けたところでございます。  十二ページをお開きください。  宿泊施設感染防止対策等支援事業では、県内の宿泊施設を対象に、感染拡大防止のための物品購入や施設改修に係る経費、新たな需要に対応するための取組に要する経費の一部を補助するもので、こちらも八月二日から申請を受け付けております。  観光かごしま大キャンペーン推進事業の展開では、官民一体となった誘客対策やキャンペーンを実施しており、八月九日に種子島の魅力を発信するオンラインイベントを実施したほか、県内二つ以上の離島に宿泊する旅行商品を造成した旅行会社に対し支援することとし、四十九件を採択したところでございます。  十三ページの上から二つ目、修学旅行の誘致促進では、九州七県一体となりまして、修学旅行説明会・相談会を開催したほか、県や市町村、観光事業者等から成ります県教育旅行受入対策協議会の主催による教育旅行SDGs研修会を開催したところです。  また、新型コロナウイルスの影響により、県外への修学旅行の見直しを迫られている学校も多いと聞いていることから、改めて、八月に各市町村長、教育委員会及び県立高等学校に対しまして、県内での修学旅行実施の検討を文書で呼びかけたところでございます。  十四ページをお開きください。  インバウンド誘客回復強化事業の展開では、新型コロナウイルスの収束後に向けた誘客の再開を見据え、現地オンラインイベントや広告掲載等を通じた情報発信などに取り組んでいるところでございます。  十六ページをお開きください。  サイクルツーリズム推進事業では、県内市町村や関係団体が連携し、県内全域への自転車による周遊観光を推進し、交流人口の拡大を推進することを目的といたしました鹿児島県サイクルツーリズム推進協議会の設立総会を七月八日に開催しますとともに、屋久島及び種子島の地域部会をオンラインで開催したところでございます。  また、県のサイクルツーリズムロゴマークを募集したところ、六十七点の御応募をいただいたところであり、今後、協議会構成員による審査を経まして、十月下旬頃にロゴマークを決定したいと考えております。  「稼げる」観光地域づくり推進事業では、自立的かつ継続的な観光地経営ができるノウハウの取得、活用を図ることを目的とした「稼げる」観光地域づくり人材養成講座を十月五日と十九日に開催することとしております。また、県内の登録DMOに対しまして、必要なノウハウを習得していただくため、専門家派遣を実施しているところでございます。  東京オリンピックパラリンピック等事前合宿誘致事業では、新型コロナウイルス対策を講じ、鹿児島市で南アフリカ代表七人制ラグビーチーム、また、薩摩川内市でアルゼンチン及びベネズエラ代表男子バレーボールチームによる東京オリンピック事前合宿の受入れを行ったところでございます。  十八ページをお開きください。  「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産価値の理解増進・情報発信では、新型コロナウイルスの影響で、昨年度中止といたしました鹿児島県世界文化遺産地域通訳案内士育成研修を実施することとしており、説明会及び受講生の募集を行ったところで、十二月に講義を実施することといたしております。  「明治日本の産業革命遺産」学習支援強化事業では、鹿児島が日本の近代化に果たした役割等につきまして、より理解を深めてもらうため、県内の小学五年生に配布しております副読本「かごしまタイムトラベル」に準拠した動画の制作及び授業用ワークシートの作成を行うこととしており、小学校教員等を委員に含めました検討委員会をこれまでに二回開催したところでございます。  「明治日本の産業革命遺産」等の次世代への継承に向けた普及啓発では、十月二十九日から来月七日まで、イオンモール鹿児島におきまして、奄美世界自然遺産の登録記念といたしまして、本県に所在します三つの世界遺産合同でパネル展の開催を予定しております。  十九ページを御覧ください。  薩摩スチューデント派遣事業では、新型コロナウイルスの影響により、英国への派遣がかなわなかったことから、本県と友好協定を締結しておりますロンドン・カムデン区に所在するユニバーシティー・カレッジ・ロンドンが、本年八月にオンラインで実施いたしました英国教育体験プログラムに本県の高校生三名が参加し、同大学の講師によります講義やワークショップなどのプログラムを受講いたしました。  かごしま多文化共生社会推進事業では、市町村や県内の国際交流協会を対象にいたしました多文化共生社会推進会議をオンラインで開催し、市町村取組事例の発表や「やさしい日本語」について学ぶ講座等を実施いたしました。  二十ページをお開きください。  大項目三の革新的技術の導入と競争力のある産業の創出・振興の本格焼酎の振興対策では、フランスで初めて開催されましたKuraMaster本格焼酎泡盛コンクール二〇二一審査会におきまして、試飲ブースを設置し、約百二十名の現地酒類関係者に対しまして、県産本格焼酎のPRを行いました。  なお、資料にはございませんが、九月二十日に同コンクールの授賞式がパリで開催され、本格焼酎・泡盛部門百六十四銘柄の最高賞となりますプレジデント賞を知覧Tea酎が受賞したところでございます。  また、八月から十一月にかけまして、関東地方や東北地方の大手酒販店と連携いたしまして、新たな飲み方を提案するとともに、家飲み需要に対応した「かごんま!ソーダ割」キャンペーンを実施しているところでございます。  以上で、観光・文化スポーツ部関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯松田委員長 次に、国体・全国障害者スポーツ大会局長の説明を求めます。 10 ◯永山国体・全国障害者スポーツ大会局長 おはようございます。それでは、お手元の表紙下に国体・全国障害者スポーツ大会局と記載されている資料に基づきまして、御説明申し上げます。  資料の一ページをお開きください。  主要施策について御説明いたします。  「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」開催準備についてでございます。  一、燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会推進本部会議プロジェクトチーム会議の開催につきましては、両大会の開催に当たり、その準備を計画的かつ円滑に推進するため、庁内の連絡会議を開催したところでございます。  二、広報活動につきましては、両大会を広く県内外に周知・PRし、開催気運の再醸成を図るため、開催期間等を変更した公式ポスターの配布・掲示を行うとともに、各種行事・イベント等と連携したパネル展示や広報グッズの配布を行ったところでございます。  二ページをお開きください。  三、「鹿児島・佐賀エールプロジェクト」の推進についてでございます。  (一)のアスリート交流の実施につきましては、両大会の開催気運の再醸成及び競技力向上の推進を図ることを目的として、令和三年八月三日から八日まで、鴨池公園水泳プールにおいて、両県の飛び込み競技のアスリートによる合同練習を実施したところでございます。  (二)の市町村・関係団体による交流につきましては、令和三年五月に行われたかのやばら祭りにおいて、鹿屋女子高校書道部が本県選手へのエールと佐賀県に対する感謝の意を表した書道パフォーマンスを実施したところでございます。  四、県民運動の推進についてでございます。  本県を訪れる方々を、県民総参加の下、真心のこもったおもてなしでお迎えするため、県民一人一人が様々な形で参加・協力する県民運動の推進を図っているところでございます。  資料の四ページをお開きください。  (三)の「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」講習会の開催につきましては、両大会の開催気運の醸成を図るために制作した「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」を県内に広く普及するため、県内八会場で講習会を開催することとしておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、姶良・伊佐地区など四会場の開催を中止したところでございます。  今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況を勘案しながら、「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」のさらなる普及の方法について検討してまいりたいと考えております。  (四)の広報ボランティア活動につきましては、両大会の開催周知と気運の再醸成を図るため、県内各地で行われるイベント会場において、広報ボランティアを活用した広報活動を展開しております。  五ページを御覧ください。  (五)クリーンアップ運動・あいさつ運動における普及・啓発につきましては、七月十八日に霧島市の小浜海岸で実施された錦江湾クリーンアップ作戦に参加し、クリーンアップ運動・あいさつ運動の普及・啓発に努めたところでございます。  ページ下段の五、ボッチャ体験会の開催につきましては、県民の障害や障害者に対する理解を深めるとともに、両大会の開催気運の再醸成を図るため、かごしま大会の正式競技に追加されたボッチャの体験会を七月二十九日にリナシティかのやにおいて開催したところでございます。  六ページをお開きください。  六、県内宿泊施設への客室提供協力依頼につきましては、両大会参加者の宿泊業務について、効率的かつ円滑に配宿ができるよう、県及び会場地市町村実行委員会が連携して、本年六月から県内の宿泊施設へ訪問し、客室提供への協力依頼に取り組んでいるところでございます。  次に、「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」競技運営についてでございます。  一、かごしま大会競技別連絡調整会議の開催につきましては、かごしま大会の競技運営等について、各競技団体等との共通理解を図るため、七月一日から十四日にかけて、競技別の連絡調整会議を開催したところでございます。  一つ飛びまして、三、国体の各競技会に係る競技役員編成調査の実施につきましては、日本スポーツ協会の示す競技役員編成基準に基づき、国体の各競技会の円滑な運営に必要となる競技役員の編成について、会場地市町に対し、調査を行ったところでございます。
     七ページを御覧ください。  「燃ゆる感動かごしま国体」に向けた競技力向上についてでございます。  一、競技スポーツ強化対策事業につきましては、本県は、合計二十二競技五十五種目において九州ブロック大会を突破し、三重国体への代表権を獲得していたところでございますが、三重国体・大会については、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大の影響を受けて、中止が決定されたところでございます。  二、「燃ゆる感動かごしま国体」に向けた競技力向上対策事業につきましては、競技団体等と連携しながら、かごしま国体における天皇杯・皇后杯を目指して、さらなる競技力の向上を図ってまいります。  ページ下段、(三)のトップアスリートによる我がまちPR事業につきましては、ラグビーフットボール競技の桑水流裕策氏が同競技の開催地であるさつま町のさつま観光夢大使に就任したところであり、今後、かごしま国体のPR活動等に取り組むこととなっております。  八ページをお開きください。  (四)の「かごしま国体」ジュニアアスリート認定証授与式につきましては、八月二十六日に、かごしま国体で活躍が期待できる有望なジュニア選手に対して「かごしま国体」ジュニアアスリート認定証を授与し、本県代表選手候補としての意識を高め、競技力向上に対する取組の充実を図ったところでございます。  以上で、国体・全国障害者スポーツ大会局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 11 ◯松田委員長 総括説明が終わりましたが、総括説明に対する質疑につきましては、県政一般でお願いいたします。  次に、議案について、かごしまPR課長の説明を求めます。 12 ◯朝倉かごしまPR課長 かごしまPR課関係の補正予算につきまして、御説明申し上げます。  お手元に配付しております議案等説明書により御説明申し上げます。  それでは、一ページをお開きください。  第二目中小企業振興費につきましては、五千三百二十万円の増額補正をお願いしております。  一の鹿児島県本格焼酎需要回復消費拡大キャンペーン事業につきましては、新型コロナウイルス感染症により影響を受けている県産本格焼酎の需要回復を図るために、県酒造組合や県内外の酒販店と連携して、新たな飲み方の提案や家飲み需要に対応した鹿児島県本格焼酎需要回復・消費拡大キャンペーンの実施に要する経費の補正でございます。  以上で、かごしまPR課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13 ◯松田委員長 次に、観光課長の説明を求めます。 14 ◯廻 観光課長 それでは、観光課の補正予算案につきまして、御説明申し上げます。  資料の二ページをお開きください。  奄美大島・徳之島+屋久島=世界自然遺産ブランディング向上事業については、奄美大島及び徳之島の世界自然遺産登録を契機に、屋久島と組み合わせた高付加価値かつ持続可能な観光コンテンツの開発や旅行商品造成等を目的に、在日の海外専門家等を招請し、地域観光事業者とのワークショップや旅行商品化に向けたモニターツアーなどを行うものでございます。  また、当該事業の財源につきましては、本年六月に、観光庁の地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業の募集がございまして、先ほど御説明した事業内容で、七月に補助事業の申請を行ったところでございます。  観光庁の事業採択時期が九月中旬であったことから、事業採択を前提として九月補正予算案に計上させていただいたところでございますけれども、九月十日に応募していました補助事業の不採択が判明いたしまして、現在、他の国庫補助事業の活用などの対応を検討しているところでございます。  以上で、観光課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 15 ◯松田委員長 最後に、文化振興課長の説明を求めます。 16 ◯三反田文化振興課長 文化振興課関係の補正予算について、御説明申し上げます。  資料の三ページをお開きください。  第六目文化施設費の一、文化施設整備事業は、本県出身で東京都武蔵野市在住の方から霧島国際音楽ホールへのパイプオルガンの建設資金等の寄附の申出を受けたことから、同ホールの県民の音楽活動の拠点としての充実や霧島国際音楽祭の魅力向上、集客の促進を図るため、パイプオルガンの整備に向けた調査等に要する経費の補正でございます。  以上で、文化振興課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 17 ◯松田委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等も併せてお願いいたします。 18 ◯伊藤委員 鹿児島県本格焼酎需要回復消費拡大キャンペーン事業です。五千三百万円ほどの予算で、新たな飲み方の提案とあります。霧島酒造のテレビコマーシャルで、新たな飲み方の提案があるのは気になるところですが、鹿児島の焼酎でも、ああいうインパクトのある新たな飲み方の提案ができないかなと。霧島酒造が宮崎の会社だというのを知らない県民も多くいる中で、新たな飲み方の提案をしているのかなと肌で感じるような気はしているんです。県として、どのような話を酒販組合や酒販店と詰めているのか、どのような形で詳細な話をしているのかというのがあれば、教えていただけますか。 19 ◯朝倉かごしまPR課長 委員からもお話がありましたように、霧島酒造が炭酸割りのCMもやっていらっしゃいますけど、今、ハイボールやレモンサワーといった炭酸で割る飲み方が、若者も含めて、よく受け入れられているということで、県も昨年からソーダ割りのキャンペーンをやらせていただいております。  今回の補正予算では、大手酒販店と連携して、特に落ち込みが厳しい首都圏や本格焼酎がしっかり浸透していない東北を中心に、キャンペーンをやろうと思っています。  実は、昨年の三月補正で焼酎のキャンペーン等の予算をいただきまして、キャンペーンをやっているわけですが、そこでもソーダ割りの提案をしています。また、鹿児島の焼酎の売りの一つが、百十二の多様な蔵元がありまして、特に芋焼酎はサツマイモの品種も多うございますし、少し熟成させたり、いろいろな酵母と掛け合わせたりなど、いろいろな香りがする香り系焼酎が出ております。これと炭酸割りを組み合わすような形でやっていこうと思っておりまして、実際の小売店には、フレーバーホイールという形で香りをいろいろ分類しまして、ライチや紅茶の香り、スモーキーな香りなど、いろいろなジャンルのもので、視覚にも訴えて、消費者に手に取っていただけるような取組も、今のキャンペーンでやっております。今回の補正予算でも、新しい飲み方、特に家飲み需要に対応した飲み方について、キャンペーンでしっかり遡及していきたいと考えているところでございます。 20 ◯伊藤委員 相手は一社であれだけの効果をもたらしているわけですけれども、鹿児島県は百十二の蔵元を統括している県酒販組合等の効果的なテレビCMなどにも、この予算は使われると考えてもいいですか。そういった施策を考えていらっしゃいますか。 21 ◯朝倉かごしまPR課長 テレビCMというのは、基本的には各メーカーでしていらっしゃる形になっております。今、霧島酒造が大々的にCMをしていらっしゃいますけど、焼酎をソーダで割るんだというのは、霧島酒造の焼酎ではなくても、県産の本格焼酎でも割っていただいてもいいので、ある意味、ソーダ割りの普及にはつながっていくCMなのかなと思っております。  実際、コロナ禍でなかなか厳しい状況が続いておりますが、先月の九月、酒造組合から、七月から六月までの酒造年度の出荷額等の発表がございました。令和二年度はコロナ禍でしたが、昨年も補正予算をいただいてキャンペーン等やらせていただいた効果もあって、宮崎と比べると、対前年度からの落ち込みは、ほとんどなかったということで、この調子で頑張っていきたいと考えております。 22 ◯伊藤委員 百十二の蔵元があって、宮崎に比べたら相当多いということですけれども、逆に、酒造組合が一つにまとまったところで、鹿児島県の焼酎ブランドとしてPRできて、鹿児島県はこれだけ小さい蔵元があるんだよというPRや、飲み方の提案をする方法を考えていければいいんじゃないかという要望をして、私からの質問は終わります。 23 ◯朝倉かごしまPR課長 今御提案がありましたように、蔵元の数も多いというのもございまして、我々も県の酒造組合としっかり連携しております。この事業の進め方も、まさに鹿児島の焼酎という形で、大手量販店で専用の場所を取っていただいて、しっかりやっていきたいと思っております。 24 ◯藤崎委員 文化施設整備事業についてお尋ねしたいと思います。東京都武蔵野市にお住まいの方ということなんですが、県出身者なのか、音楽の専門家の方なのか、お名前を公表していいという了解を得ているのか。また、パイプオルガンの価格の相場が分からないものですから、幾らぐらいするものか、教えていただけないでしょうか。 25 ◯三反田文化振興課長 今回寄附をしてくださる方に、お名前を公表してよろしいかと確認いたしまして、結構でございますと御了解いただいておりますので、御紹介させていただきます。  お名前は川崎兼陽様、鹿児島県出身で、年齢が九十四歳でいらっしゃいます。  また、パイプオルガンにどのくらいかかるかということで、パイプオルガンも千差万別でございまして、移動ができるようなコンパクトなパイプオルガンもございます。基本的には、教会に設置されて発展してきたという経緯がございますので、建物に合わせたオーダーメイドが基本的なスタイルでございます。  金額や規模は千差万別でございますけれども、参考までに申し上げますと、九州の中では、宮崎県立芸術劇場が昭和五十九年に設置しております。情報によりますと、約一億九千万円ぐらいです。北九州に設置されておりますパイプオルガンも大体そのぐらいの額と承知しております。  ただ、先ほど申し上げましたとおり、設置する施設の規模などによって千差万別でございます。もう少し安価なものもありますし、逆にこれよりも高いパイプオルガンもございます。  以上でございます。 26 ◯藤崎委員 分かりました。  私の思っていた金額と桁が違いまして、大変驚いたところでございますが、この寄附者の思いに応える形でいい整備ができればと思います。スケジュール感は、予定している日程等があるかと思います。設置する目標を教えていただけませんでしょうか。 27 ◯三反田文化振興課長 スケジュール感は、今回の九月補正で設置に係る調査をさせていただくことにしております。設置に向けた具体的に必要な調査事項を精査いたしまして、設置に向けた確認すべき事項を整理いたしまして、来年度発注いたします。  パイプオルガンの建設には約三年かかると言われておりまして、令和四年、五年、六年で製作いたしまして、実際の設置が完了するのは、令和七年度と把握しているところでございます。 28 ◯藤崎委員 よく分かりました。  大変な作業がこれから始まるんだということも認識いたしました。  その頃になりますと、新型コロナウイルスが完全に明けているでしょうから、いい形で設置されまして、また、この寄附してくださる方も、ぜひお元気で、設置された暁には、いい記念式典でもできればと願うばかりでございます。  以上です。 29 ◯ふくし山委員 奄美大島・徳之島+屋久島=世界自然遺産ブランディング向上事業が、観光庁の公募事業で不採択となったということなんですけれども、こうして提案がなされているわけで、これからどのようにしていくのか。先ほど、別な事業等でという御説明もございましたが、今後の考え方について、もう少し詳しく示していただけませんでしょうか。 30 ◯廻 観光課長 今回、補正議案で予定した事業ですけれども、先ほど御説明したとおり、観光庁の補助事業は不採択だったということでございます。この観光庁の補助事業は国庫一〇〇%ですので、全額国庫を見込んで観光庁に事業提案しまして、九月補正にも議案として提出したところです。今後につきまして、観光庁に確認したところ、同じ事業の公募はもうないということですので、ほかの補助事業での検討をしたいと考えております。  事業内容につきましては、奄美大島・徳之島の世界自然遺産登録を契機に、鹿児島県といたしましても、屋久島と一緒に、大きな世界自然遺産というブランドですので、特にインバウンド等の誘客にもつなげていくことが大事であることから、まずは、世界自然遺産の価値を分かってもらうための磨き上げ等も、観光課の持っている既存の事業等でやりながら、この事業と同じ内容はできませんけど、ほかの事業で同等の内容ができないか検討したいと考えております。 31 ◯ふくし山委員 タイムリーで非常に大事な事業だと思うんですけれども、他の事業というのは、何か具体があるということでもないんですか。必ず何らかの形できちっと事業を進めていくんだということは考えていらっしゃると思うんですけれども、そういう確認でいいですか。 32 ◯廻 観光課長 委員お尋ねのとおり、現在のところ、ほかの補助事業というのは、めどが立っていないところです。同様の補助事業があれば応募して、事業を実施できるようにしたいと思いますし、既存事業の中でも同様の事業ができるようにしたいと考えております。 33 ◯ふくし山委員 他の補助事業としてのめどは、当面ないということですけれども、いろいろ組み合わせなりして、ぜひ実現していただくということが大事だと思います。今日は、これ以上申し上げませんけれども、ぜひ御努力をお願いしたいと思います。  以上です。 34 ◯松田委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 35 ◯松田委員長 ほかにありませんので、これで質疑を終了いたします。  なお、議案第八〇号の採決につきましては、教育委員会関係もありますので、採決を一時留保いたします。  以上で、議案等の審査を終わります。  次は、県政一般の一般調査についてであります。  まず、前年度の定例会において採択した請願・陳情につきまして、その処理経過及び結果報告を当委員会において調査することとなっております。  当該陳情である陳情第二〇一三号鹿児島県内の県内地域相互間での修学旅行の実施についての陳情につきましては、義務教育課が関係しておりますので、義務教育課長に出席をいただいております。  義務教育課長の説明を求めます。 36 ◯加藤義務教育課長 本県に係る状況の御説明を申し上げます。  まず、お手元の請願・陳情の資料の三ページを御覧いただければと思います。  陳情の要旨にありますとおり、御要望の内容といたしましては二つございます。一点目は、県内の小学校の修学旅行を県内で実施してもらいたいということ、二点目は、修学旅行が秋に集中する動きが出てきているということもございまして、実施時期の分散化を図るという観点から、今年度の修学旅行につきましては、四月から七月の春先に実施してもらいたいという御要望をいただいております。  五ページを御覧ください。経過報告をさせていただきます。  令和三年度の修学旅行の実施につきまして、県教委といたしましては、次のような取組を行いました。  まず、本年二月には、県教育旅行受入対策協議会から、県内公立小学校の修学旅行の県内実施及び実施時期の分散化について御要望がございまして、県教育委員会におきましては、同内容を速やかに県内の市町村教育委員会に要請したところでございます。  また、本年三月には、県PTA連合会に対しましても、その趣旨を御理解いただくように求めたところでございます。  さらに、年度当初におきましては、四月に開催されました各市町村教育委員会の担当者が一堂に会する会議や、五月に開催されました各市町村の教育長が集まる会議において、改めて、出席者に対しまして、その内容の要請を行ったところでございます。  その結果でございますが、資料の数値に誤植がございまして、資料は百二校とされておりますけれども、八十六校の誤りでございますので、修正していただければと思います。大変申し訳ありません。  その結果でございますけれども、本年八月末現在で、県内八十六校の公立学校が県内で修学旅行を実施したところでございます。特に、公立小学校につきましては、一学期に修学旅行を実施した学校のうち約九〇%の学校が、県内で修学旅行を実施したところでございます。  なお、県内公立学校の修学旅行に係る実施時期の分散化につきまして、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、公立小・中学校については、四月から七月の修学旅行の実施が全くなかったのに対しまして、本年度の計画段階では、当該時期に公立小学校で百三十七校、公立中学校で百四十五校が修学旅行を実施予定であるなど、一部分散化の傾向も見られたところでございます。  ただ、実際には、本年度におきましても、五月から新型コロナウイルス感染症が急拡大したことを受けまして、多くの学校が実施時期や旅行先の見直しをせざるを得ない状況になりました。特に、義務教育段階におきましては、公立小学校の七十校、公立中学校の七十一校が、実施時期を二学期以降へ変更したところでございます。  このようなことから、県教育委員会におきましては、観光・文化スポーツ部とも連携いたしまして、今後、そうした学校が旅行先を検討する際には、ぜひ県内も検討の対象にしていただきたいということで、改めて、各市町村長、教育長、県立高等学校長に対しまして、修学旅行の県内実施の意義も伝えつつ、検討の要請を行ったところでございます。  なお、令和二年度の修学旅行につきましては、県内四百二十三校の公立学校が修学旅行を県内で実施したところですので、併せて御報告申し上げます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 37 ◯松田委員長 以上で説明が終わりましたが、この件につきまして、質問や意見等がありましたら、お願いいたします。 38 ◯伊藤委員 修学旅行の分散化の要請をされていたんですが、春先からの新型コロナウイルスの感染状況等で、二学期以降に変更せざるを得ない学校も、多々あると聞いております。  今日から、まん延防止等重点措置も取れ、県独自の緊急事態宣言も取れましたけれども、感染拡大の警戒基準は、まだステージIIIのままなんですね。  先ほどの説明の中で、十一ページの今こそ鹿児島の旅、第二弾の(一)の2)に書いてあるように、八月二十一日から十月十二日は割引助成を停止と明記してあるんですね。この時期に、県内の修学旅行を実施する学校が出てきているという現状があると思います。その数がどれぐらいあるのか、義務教育課と高校教育課は把握してほしいなと思っております。十月十二日まで割引助成が停止になっておりますので、十月十二日以降に計画されているところは割引助成されるけれども、十月十二日以前は割引助成がされない修学旅行になる現状であります。どれぐらいの数があるか、月曜日の委員会でもいいので、お答えいただけないですか。十月十二日までの修学旅行を計画している小・中・高校がどれぐらいあるのか、非常に気になるところでございます。よろしくお願いします。  やはり、困窮している家庭が非常に多い中で、修学旅行費を出せない家庭も出てきている現状がございます。教育関係の話にもなるんですが、どうしてもこの部分との兼ね合いがありますので、質問させていただきました。  以上でございます。 39 ◯加藤義務教育課長 次回の委員会までに、数値は整理したいと思っておりますけれども、九月中の実施につきましては、ほぼ全ての学校で取りやめとは聞いております。十月十二日までという明確な期限を区切っての数値は今持ち合わせておりませんので、精査した上で、月曜日の委員会でお答えさせてもらいたいと思っております。 40 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 ただいま、伊藤委員からお話があった中で、確認のため、再度御説明をさせていただきたいと思います。  今こそ鹿児島の旅、第二弾につきましては、現在、十月十二日まで停止ということにしております。なお、警戒基準がステージIIに下がり次第、販売を再開することとしております。ただ、いつステージIIに下がるかというのは、私がここで御判断できるものではございませんが、まん延防止等重点措置の解除に際しての知事の会見の中では、今の状況が続けば、一週間程度を見てということで説明されております。そういった意味では、十月十二日を待たずして、ステージIIに下がることも想定はされるかと思います。  その場合につきましては、現在、十月十二日までとしておりますが、ステージIIに下がり次第、十月十二日を早めて再開するということで、私どもも準備はしております。その点だけは申し上げておきたいと思います。  よろしくお願いいたします。 41 ◯伊藤委員 十月十二日を待たずにという知事の発言は私も認知しておりまして、今の感染状況を見ておりますと、十月七日ぐらいにはステージIIに下がる可能性が高いかなという気がします。  そうすれば、十月七日までに修学旅行を実施する学校は対象外という形になるんだなと思っております。義務教育課長もそこを認識していただいて、十月十二日ぐらいまでを把握していただければと思います。  要望に代えます。 42 ◯日高委員 今、修学旅行を実施した学校数とか出てまいりましたが、そもそも全体で何校あるのか教えていただければ、今実施されているのはこういう数字だとなりますので、そこら辺をお教えいただけませんか。
    43 ◯加藤義務教育課長 八月末時点で実施した学校数で申し上げますと、小学校の六十七校が実施しておりまして、そのうちの六十校、約九〇%の学校が県内で実施しているという状況でございます。  また、中学校段階になりますと、八月末までに三十三校の学校が実施しておりまして、うち二十四校、約七三%が県内で実施しているという状況になっております。 44 ◯日高委員 余り聞こえなかったもんですから、学校が何校あるんだと明確に出していただいて、そのうち、これだけがこうだと、そこら辺を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 45 ◯加藤義務教育課長 失礼いたしました。  令和三年度の予定でございます。小学校については、全ての学校が毎年実施するということではなく、複式学級や小規模校もございますので、隔年で実施するような学校もあるということです。令和三年度については、八月末時点で、三百七十六校の学校が修学旅行を実施する予定で、そのうち二百八十七校が県内で実施予定だと聞いております。割合で言いますと、約七六%の学校が県内で実施予定だと聞いております。  また、中学校につきましては、約百七十八校が実施予定だという状況でございまして、そのうち九十一校、約五一%が県内で実施する予定だと聞いております。  以上でございます。 46 ◯日高委員 今、修学旅行を実施する予定数を言われましたよね。毎年するところ、一年置きにするところもあるかもしれませんけど、そもそも学校が全体でこれだけあるんだと出していただきたいと思っているんです。 47 ◯加藤義務教育課長 失礼いたしました。  毎年、閉校や休校があったりして、数は変動するんですけれども、小学校は五百校ほど、中学校は二百校ほどある状況です。  令和三年度の実施割合で申しますと、約七五%程度の小学校が修学旅行を実施する予定であり、中学校については、約八三%ぐらいの中学校が修学旅行を実施予定であるという状況になっております。 48 ◯堀之内委員 教えていただきたいと思います。  コロナ禍で、県内に修学旅行をすることについては、各市町村、教育委員会、学校で検討されていると思いますけれども、その中で、県内の離島に修学旅行をされた学校がどのぐらいあるのか、教えていただけますか。 49 ◯加藤義務教育課長 今年度のデータを持ち合わせておりませんけれども、例年の状況で申し上げますと、離島に行く学校はとても少ないとは聞いております。  令和元年度の数字で申しますと、中学校段階ではほぼないといったところで、小学校段階では大体七校ということです。例年、離島に行く生徒がとても少ないという状況は見受けられております。 50 ◯堀之内委員 小学校で七校という答弁をいただきましたけれども、この七校の行き先はどの辺だったんですか。 51 ◯加藤義務教育課長 申し訳ございません、今手元に、その具体的な離島名がないものですから、確認したいと思います。 52 ◯堀之内委員 本県は、世界遺産に登録された奄美、屋久島、それから、種子島、甑島など、すばらしい離島がいっぱいあるわけでございます。ぜひ、離島にも修学旅行を計画するように、お願いをさせていただきます。  以上です。 53 ◯向井委員 一点だけお伺いいたします。  五ページの定例会以降の処理経過及び結果報告の中で、各学校関係や教育委員会、そして県PTA連合会への案内をしている報告があります。ところが、実際に旅行を扱うのは旅行業者、エージェントです。商売人はできるだけ高いのを売りたいということで、県内じゃなくて、安全なところで県外がありますよということにもなりかねない。旅行社に対してのアプローチやPR、働きかけはなさらなかったのか、お伺いします。 54 ◯加藤義務教育課長 正直、そういった視点がなかったものですから、旅行業者に対しての働きかけにつきまして、教育委員会としてはしていない状況にございます。 55 ◯向井委員 ありがとうございます。  恐らく、大手の旅行社や県内の旅行業協会など、修学旅行に力を入れてやっているところは、限られてくるわけですよね。そういうところに対しても、県内の良さなどを再度お願いして、今の方針として県内の旅行を勧めているんだということでお願いできるように要望しておきます。  以上です。 56 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 今、向井委員から御要望がございまして、義務教育課長からも御答弁がありました。旅行会社、エージェントとのお付き合いとしては、かねてから、私どもの部でしておりまして、例えばJTBなどとも、直接お話をしております。まさに、委員からお話があったように、彼らにとっては県外のほうがより利益があることも承知しておりますが、実際、コロナ禍のこういう状況だということも含めて、ぜひとも協力して欲しいということで、彼らからも分かりましたと御返事はいただいております。  今回、新型コロナウイルスの影響で、こういった状況になっておりますが、先ほど、堀之内委員からもお話がありましたが、私どもとしましては、まだ県内を知らない子供たちが多く、県職員でも、職員になるまで離島に行ったことがなかったという職員もいたりします。そういう中において、基本的に、県内の小学校は、主に県内で修学旅行をされているんじゃないかなと思っておりますが、離島を含めて、県内を知っていただく非常にいい機会だということを、新型コロナウイルスの影響ではありますが、今回、改めて確認したところであります。来年度以降、新型コロナウイルスが収まっても、県内での修学旅行については、県内の学校に向けて、しっかりとお願い、アピールしていきたい。  併せて、私どもの業務でもあります、県外から県内に呼び込むということもしっかりやらせていただきながら、県内の学校は県内にということも考えていきたいと思っております。  以上でございます。 57 ◯日高委員 今の関係で、私も議員になってもう二十年以上になりますが、種子屋久に県内の修学旅行が来ているのかもしれませんけど、一度も出くわしたことないですよ。種子屋久に行くと、よそからの学生が来て、どういうところからか調査にも入っていますよ。そして、地域の人とも親しくなって、来てもらうということは一生懸命世話もしますので、ますますつながりができているような状況です。僕の知っている人でも、子供さんが大きくなっても、親御さんとつながっている。そういうような状況になっています。今、地元を知ってもらうということで、部長からお話もございましたので、その取組をやっていただいて、次の機会はそういう実績報告ができるように、よろしくお願いいたします。  以上です。 58 ◯松田委員長 ほかに質問はありませんか。    [「なし」という者あり] 59 ◯松田委員長 質問がないようですので、この件につきましては、これで終了いたします。  義務教育課長は、ここで退席されて結構です。  御苦労さまでした。 60 ◯松田委員長 ここで、換気のため、十分間の休憩といたします。  再開は、おおむね十一時二十分といたします。         午前十一時 十一分休憩      ────────────────         午前十一時二十一分再開 61 ◯松田委員長 再開いたします。  そのほか、県政一般に関する質問がありましたら、お願いいたします。 62 ◯藤崎委員 何問か質問いたします。  鹿児島・佐賀エールプロジェクトにつきまして、佐賀県の会社が製造販売する冷凍菓子の取扱いを始めてくださったみたいで、取組ありがとうございました。  それから、一般質問において、米丸委員から庁舎管理の観点でいろいろ御提言や質疑があったところですけれども、その中で、かごしまPR課も関わっていらっしゃる焼酎のディスプレーですが、だんだんマンネリ化してきたので、この際、鹿児島・佐賀エールプロジェクトの趣旨に鑑みて、佐賀の酒造メーカーから瓶を取り寄せて、西郷さんと大隈重信が乾杯しているようなディスプレーを作って、国体に向けて、佐賀さん、ありがとうと言わんばかりのものをリニューアルするのも一つの考え方じゃないかなと思います。そういった提案などは課内であったものなのか、検討があったものか、教えていただきたいと思います。 63 ◯緒方総務企画課長 まず、冒頭に委員からお話がありました、県庁生協での取組ですが、八月五日から県庁生協売店で、佐賀県の製菓会社が製造販売していますアイスクリームの取扱いを始めました。定価の三割引の特売ということで、職員にも周知いたしまして、お求めいただくよう、取り組んだところでございます。  さらに、ただいま御提案がありました件につきまして、資料の一ページを御覧いただきたいと思います。一、推進本部会議・プロジェクトチーム会議を書面で開催いたしました。この(三)の四つ目ですが、庁内各部局に依頼する取組といたしまして、庁内各課に幾つかお願いしたところでございます。例えば、県民運動の取組を行っておりますが、各部局におけるイベント等を通じて、チラシの配布といった情報発信を依頼したり、商標やマスコットを広報誌やパンフレット、会議の資料、公共工事におけます工事用看板への掲載について依頼を行っております。  これに加えまして、鹿児島・佐賀エールプロジェクトの推進について、事業の実施、検討を依頼しているところでございます。  ただいま御提案ありました意見等も踏まえまして、引き続き関係課と検討していきたいと思っております。  以上です。 64 ◯藤崎委員 ありがとうございました。  やはり、インパクトがあるものをどんどんやっていただきたい。あれはあれで、その当時はSNSでもどんどん上がってきて、鹿児島県庁すごいねってなりましたけれども、あれが日常の風景になって数年たちますと、もう当たり前化してしまっていますので、第二弾のインパクトを出す時期なのかなと思います。ぜひ、西郷隆盛公と大隈重信公、いずれも維新の元勲でございますが、ぜひ、乾杯する姿を見たいなと、願望としてお伝えしておきたいと思います。  それから、いちき串木野市の薩摩藩英国留学生記念館と大隈重信記念館の交流事業でございますが、これはいちき串木野市が自主的な取組としてやっていただいたもので、県は後から報告を受けた立場になっているのか、詳しく教えてください。 65 ◯緒方総務企画課長 市町村に対しまして、鹿児島と佐賀とのエールプロジェクトを周知いたしました。市町村におきましても、例えば、同じ正式競技を開催する市町村同士の話合いなどの独自の取組の中で、今回、いちき串木野市と佐賀市との間で取組が成就したんだろうと思います。  御質問ございましたとおり、これは市町村からの御報告をいただいたというところでございます。 66 ◯藤崎委員 分かりました。  例えば、県庁所在地同士という考え方に立ちますと、佐賀市と鹿児島市という関係が出てくるかと思うんです。各市町村ごとに、それぞれの御判断において話をまとめて、出来上がったものを県に御報告いただければというお立場でよろしいんでしょうか。それとも、さっき言ったような、競技種目ごとの縛りが決まっているということになっているんでしょうか、教えてください。 67 ◯緒方総務企画課長 私どもから、県内の市町村に対しまして、鹿児島・佐賀エールプロジェクトの趣旨を御説明し、佐賀との交流に取り組んでいただきたいとお願いしております。  例えば、同じ正式種目をやる市町村同士でやってくださいというような縛りは、私どもからしておりませんけれども、実態として、同じ競技をやる市町村が情報交換したり、不明な点を照会したり、従前よりそういう関係が築かれているんだと思います。その結果として、こういう形で話が進んでいるんではなかろうかと思っております。  今後も、引き続き市町村にこういった例も紹介しながら、多くの市町村で取り組んでいただけるように、我々も努めていきたいと思います。  以上です。 68 ◯藤崎委員 分かりました。  鹿児島市と熊本市は、明治維新百五十年のときに、維新ふるさと館と田原坂西南戦争資料館を、それぞれの小学生が訪問した際には、それぞれ割引ができるようにしていらっしゃいましたので、それを思い出しました。また、御当地ごとの先生方もいらっしゃいますので、それぞれの市町村でいろいろな知恵を出して、佐賀との交流を深めてくださいと、こちらの立場でも運動していきたいと思います。  続きまして、文化振興課にお尋ねしたいと思います。  県民の日ですけれども、式典ができた年とできなかった年があろうかと思います。その辺をまず教えていただけませんでしょうか。 69 ◯三反田文化振興課長 県民の日につきましては、県民がふるさとを愛する心を育み、自信と誇りを持って、より豊かな鹿児島について考える日として、平成三十年十二月に条例が制定、公布されております。  令和元年度から、県民の日の七月十四日に記念イベントを実施することとしておりましたけれども、令和元年度は荒天により記念式典が中止になっております。昨年度は新型コロナウイルスにより記念式典を実施することが困難と見込まれましたので、代わりに、鹿児島の良さを知っていただくためのDVDを作成いたしまして、県下の学校に配布して、県民の日に見ていただくという対応などをしたところでございます。  今年度につきましては、記念式典は予定しておりませんが、それ以外に様々なイベントを実施しております。  例えば、イオンモール鹿児島の御協力をいただいて、県民の日のステージイベントを七月十日、十一日に実施したり、七月十四日の県民の日当日は、市内の幼稚園の子供たちに、「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」などを御披露いただくというようなイベントを実施いたしました。  また、県民の方々に鹿児島の状況をどのように御理解いただいているのかアンケートを実施したり、あきほなみや赤鶏さつまの照り焼きなど、鹿児島の食材を使ったお弁当もこの県民の日を記念して販売していただき、県民の日を盛り上げていただいたところでございます。 70 ◯藤崎委員 分かりました。  当日の式典等については、令和元年度は荒天のためという話もありました。本当は弾みがついて、どんどんどん広がっていくべきところが、コロナ禍もあって、それができない中で、工夫しながらされている実情が分かりました。各市町村や民間企業等の協力状況を把握していましたら、教えてください。 71 ◯三反田文化振興課長 各市町村の協力状況についてですが、条例にも、県は市町村に協力を求めるというような記載がございます。私どもでは、各市町村に、県民の日に当たって、県民の日を周知していただくような活動をお願いしますと、協力の文書を出させていただいているところでございます。  令和二年度につきましては、十市町村で、県民の日を中心に、各市町村の施設の入館料無料化などの取組をしたと聞いておりますけれども、今年度は十六の市町村でそのような取組をしていただいております。徐々に、御協力くださる市町村が増えているかなというところでございます。  民間企業につきましては、今年度、五つの美術館が、県民の日に合わせまして入館料の無料化などの御協力をしていただいているところでございます。  また、県民の日の趣旨を御理解いただいた企業が、今日は県民の日ですと店頭で御紹介いただいたり、そのような動きが広がっていると考えております。  以上でございます。 72 ◯藤崎委員 分かりました。  県民の日の七月十四日に合わせて、例えば、地域振興局や支庁に、七月十四日は県民の日という懸垂幕が垂れるとか、あるいは、協力的な市町村に懸垂幕を差し上げて、かけてもらうとか、もっと県内隅々まで県民の日が周知されるように、御努力をお願いしたいと思います。  また、文化振興課が所管している様々な事業があるかと思いますが、例えば、表彰式などを七月十四日に寄せるとか、文化振興の関係で県民の日を意識づけるような場面づくりも、これから工夫していただければと思います。多分、多くの事業に後援を出したりしているかと思うんですよね。七月十四日が毎回土日に来るとは限りませんけれども、文化振興課と上手に連携して、県庁舎に来ていただいて、七月十四日に表彰式をするならば、知事さんが表彰状をあげますよとか、いろいろな工夫はできるかと思います。今後検討されませんか。 73 ◯三反田文化振興課長 私どもの事業といたしまして、文化芸術の振興に御尽力いただいた方に対する顕彰事業は行っております。  一つは、芸術文化奨励賞という当課が決定する事業がございます。そのほか、様々な顕彰事業に推薦いたします。例えば、県内の新聞社がやっている表彰なども、歴史が長うございますので、スケジュールの調整がすぐには厳しいかなと思います。機会を見て、そのようなこともお話をして、検討いただくなどの対応は、今後検討してまいりたいと思います。  以上です。 74 ◯藤崎委員 ありがとうございました。それぞれお願いいたします。  続きまして、世界文化遺産室にお尋ねしたいと思います。「かごしまタイムトラベル」について、私も小学校五年生に配布している副読本を拝読しております。副読本を読んだ人たちが、昨年度、県内修学旅行で仙巌園に行って、効果が高まったという声をあちこちから聞いております。座学と体験の両方でもって、教育効果は最大値に至るのかなと思っています。例えば、滋賀県は、小学五年生になりますと、琵琶湖の授業をした後、県が持っている船で、全員が琵琶湖クルージングに行くようになっています。それは何十年も続けています。日本最大の淡水湖がある県として、琵琶湖のことを強く意識づけるために、子供たちにそういうことをしているわけですが、この「かごしまタイムトラベル」も、座学の後に体験することが非常に大事かと思います。その体験や見学の部分を、教育委員会とどのように連携しているのか、教えていただきたいと思います。 75 ◯金子世界文化遺産室長 今、委員御質問の「かごしまタイムトラベル」を活用して、現地を見てもらうなど、教育委員会との連携でございますが、当然、修学旅行で見ていただく素材として、仙巌園や各施設にお配りしてございます。教育委員会にも有効に活用してください、あるいは先生方にも、授業の中で使っていただいて、ふだんの生活の中で、子供たちにしっかり鹿児島の世界遺産の価値を理解していただくのが、非常に大事だということで、お願いしてございます。  また、県外からの修学旅行に対する誘致活動をする中でも、鹿児島の世界遺産や文化遺産に関しましては、「かごしまタイムトラベル」等をお持ちしまして、誘致活動をしております。そういった形で鹿児島の魅力を語って、来ていただくという形で、現状は進めております。引き続き、広報活動も努めていきたいと考えております。 76 ◯藤崎委員 分かりました。  一世代後は忘れてしまった、覚えている人がいなくなったというのは、よくある話でありますので、そこが途切れないように、引き続き御努力していただきたいと思います。  最後に、保全審議の決議内容について、まだ十分には実施していない事項、朝鮮半島出身者労働者の展示に関することとありますが、ボンでありました会議の中で、foced to workという言葉の解釈を巡って、韓国と日本のせめぎ合いがあった場面を今でも覚えているんですが、これは国で実際作業をされて、後からその内容がこちらにも伝わってくるという理解でよろしいんでしょうか。 77 ◯金子世界文化遺産室長 ただいま、委員がおっしゃったとおりでございまして、この決議に書いてございますような、旧朝鮮半島出身者労働問題、いわゆる旧民間人徴用工問題などの外交・歴史認識の問題につきましては、国の責任において処すべきものと考えております。  そういった意味で、国のスタンスに基づいて、私ども協議会や各構成自治体では、国と連携しながら、しっかり進めていきたいと考えております。 78 ◯藤崎委員 分かりました。  国でなされる作業を注視して見守りたいと思います。  以上です。 79 ◯伊藤委員 競技力向上対策課にお尋ねします。  八ページの「かごしま国体」ジュニアアスリート認定証授与式は、かごしま国体に向けて、非常にいい事業だと思います。  今の高校一年生が三年生になるときに、かごしま国体が開催されると思うんですけれども、我々も関与しているスポーツ団体で、そこに向けた新たな育成事業をやっているところではございます。実は、今日ここに来る間に、北薩地区の高体連の新人戦が中止になるという話を聞きました。まん延防止等重点措置も県の緊急事態宣言も解除になる中で、高校一年生、二年生を中心とした高体連の新人戦が、なぜ今の時期に中止なのか、対策を講じた開催ができないのか、どういった理由で中止になっているのか、競技力向上の部分では非常にクエスチョンマークがつくところでございます。  中止は北薩地区のみなのか、県の高体連の指示で県下全体なのか、その辺が見えていない状況の中で、お答えいただきたいと思います。オリパラも開催されて、全国的にもいろいろ緩和される中で、そういった情報が入ってきたので、見解をお答えいただけませんか。
    80 ◯中山競技力向上等総括監 今、伊藤委員から御質問のありました件についてお答えいたします。  高体連主催の大会開催の有無につきましては、基本的には高体連が判断しているものと考えております。  今、委員おっしゃいましたように、競技力の向上という意味においては、やはり、選手の健康と安全を十分配慮した上で大会がなされるということを、私たちも期待しているところでございます。新人戦は、今後、九州の新人戦、また全国の選抜大会とつながっていく大事な大会とは理解しております。  しかしながら、新型コロナウイルスの感染状況など、高体連がどのような判断をしたか、私どもは何とも言えませんけれども、できるだけそのような機会が失われないように、私たちも注意深く見守っていきたいと考えております。 81 ◯伊藤委員 今、中山競技力向上等総括監が言われたように、地区大会、県大会、九州大会、全国大会とある中で、やはり、高校生は短い時間の中で、経験が非常に大切なんです。競技力向上につきましては、新型コロナウイルスの感染状況もあるんですけれども、少しピークアウトした中でのそういった判断について疑問に思ったので、やはり、競技力向上の部分から、一言、助言を含め高体連とお話をしていただけないかなと思っています。これは要望に代えて、私の質問は終わります。  以上です。 82 ◯向井委員 一点質問とお願いをしたいと思います。  提出議案等の概要七ページの一番下に、物産観光展等の開催ということで、本県農林水産物や特産品の販路拡大と観光客の誘致を図るため、民間団体等と連携し、物産観光展を開催するとあります。既に終わったわけですが、東武百貨店池袋店と山形屋の二例出ております。この物産展に参加してくださった業者の数、売上げ等が分かるか、お伺いいたします。 83 ◯朝倉かごしまPR課長 物産展等の御質問でございます。  まず、東武百貨店池袋店は、先ほど、部長からも話がありましたように、例年、一月から二月ぐらいに開催されている催事ですが、今回、それに加えまして、初の夏開催をしていただいたところでございます。  出店業者は六十八社で、食品が五十三社、工芸品が十五社となっておりまして、売上げが六千八百万円ほどになっております。  山形屋でありましたふるさと物産展でございますが、コロナ禍の厳しい状況の下ではございましたが、非常に感染防止対策に気をつけていただきまして、二酸化炭素計測器を準備していただくなど、密にならないような形で開催していただきました。出店業者は六十二社で、食品が四十八社、工芸品が十四社となっておりまして、売上げが二千二百五十万円ほどになっております。  以上でございます。 84 ◯向井委員 非常に厳しい中だったと思うんですが、例年どおり開催したのとずらしてやったのと、比較してみて、効果はいかがでございますか。 85 ◯朝倉かごしまPR課長 東武百貨店池袋店は、毎年、冬に開催しておりますが、今回は年に二回開催していただけるということで、初の夏開催というところでございます。  売上目標自体は九千万円ほどを掲げていたようではございますが、東京の厳しい感染状況等もございまして、その中においては、非常に貢献したというような話は聞いているところでございます。  以上です。 86 ◯向井委員 ありがとうございます。  大変厳しい中での物産展ということで、いろいろ工夫も必要でしょうし、鹿児島の特徴をしっかり打ち出して、また、県出身者や鹿児島県人会に大きく呼びかけて、また、やっていただければと思います。  次に、国体・全国障害者スポーツ大会の提出議案等の概要五ページ、(五)クリーンアップ運動・あいさつ運動における普及・啓発とございます。お願いにしておきたいと思うんですが、実は、前も一般質問で取り上げたことがあります。県庁職員の挨拶が非常に悪い。観光鹿児島と言いながら、私が午前中に本庁内を歩いて、黙ってすれ違ったら、おはようございますって、声をかける職員はほとんどいないですね。それで、僕もいろいろやっているんだけど、こちらからおはようございますって声をかけたら、小さな声で、頭下げて、おはようございますと返事が来ます。お昼からは、お疲れさまって声かけながら行きますと、向こうもお疲れさまと、蚊の鳴くような声で返事が来ます。  私は体育会系出身なもんだから、合宿所の一番近くの駅に朝七時集合って言われたら、二十名近い一年生が並んで、電車に乗っていく市民の方に、おはようございます、行ってらっしゃいと言う訓練を受けているわけですよ。また、私たちサービス業というのは、まず挨拶から始まる。県庁に外部からたくさんの方がお見えになると思います。観光鹿児島を唱えるんだったら、しっかり挨拶ができるような職員であってほしい。いくら頭がよくても、挨拶ができない、時間を守らない、そんなんだったら、全然意味がない。そういうことで、これは要望としておきます。 87 ◯日高委員 観光・文化スポーツ部の十六ページ、サイクルツーリズム推進事業をお伺いしたいと思います。  屋久島と種子島で地域部会を開かれているようでありますが、協議会の中の部会ということなんだと思います。協議内容として、ルートについての協議となっておりますが、ルートを設定するにはいろいろな意見が出てくると思うんです。どういう話がされているのか、聞かせて欲しい。私もいろいろと聞かされることもあるもんですから、少し報告をお願いしたいと思うんです。 88 ◯廻 観光課長 今、委員から御質問ありましたサイクルツーリズム推進事業について、県では、鹿児島県サイクルツーリズム推進協議会を設立しまして、その下に地域部会ということで、それぞれの地域で広域のモデルルートを今年度策定したいと思っています。まずは熊毛地域の屋久島と種子島で地域部会を開催したところです。  地域部会につきましては、観光関係者だけじゃなくて、交通事業者や警察関係、道路関係の方も参加して、協議を行ったところです。  まず、屋久島の協議の中で出たのは、一周のモデルルートをつくりましょうと御提案したんですけれども、西部林道地域については道が狭かったり、携帯電話等が通じないということもございますので、警察からの御懸念や、トイレはどうするかというところも含めて、議論がなされております。  種子島地域につきましても、同じように種子島を一周するようなルートをモデルコースとして設定を考えてくださるよう協議したんですけれども、道路関係者から、高低差があるので走りにくいんじゃないか、道路については滑りやすいところがあるんじゃないかということも協議されました。  県といたしましては、今後、屋久島と種子島でモデルルートをつくるんですけれども、そういう意見を集約して、サイクリングするに当たっては自転車が故障したらどうするか、トイレや飲食店、サイクリングで立ち寄っていただくようなお店なども地域の方々から意見を聞いて、それぞれの地域で、よりよい魅力的なコースをつくっていきたいと考えております。 89 ◯日高委員 ルートはつくるけど道路が悪い、側溝は蓋がかぶっていないという話になって、それは私のほうに飛んでくるんです。  ルートを設定するに当たっては、やはりそこら辺のことまで踏み込んで、それがないとルート設定もできないということです。私もそのルートでいいと思うけど、実際使えるかとなると、また別問題なんですよ。ぜひ、安全・安心も十二分に頭に入れてやっていただきたいと思っています。  種子屋久は離島ということで、国や県が一生懸命取り組んでいますが、離れているだけに、同じことをやるとき、同じ時期にはなかなか難しいこともあるんですよね。その一番の例がマラソンで、鹿児島や種子島などにもマラソンがあったが、大きいのができると自然に消えていってしまう。ここまでは流れてこないというような状況がありますので、そこら辺も踏まえて、全体的な動きとするならば、末端まで流れていくような状況をつくり上げていただきたいと思っています。そのことだけを申し上げたいと思います。 90 ◯廻 観光課長 サイクリングについては、安心・安全ということも大事ですので、モデルコース設定に当たっては、いろいろな関係者の方々と連携しながら、また、ハード整備については、それぞれのところにもお願いしながら、走りやすい環境をつくっていきたいと思います。  離島につきましては、本土と比べて行きにくいとかありますので、サイクリングについてもこういう魅力がありますよということをPRして、離島にもより多く行っていただくように、取組をしていきたいと思います。  以上です。 91 ◯安楽委員 すみません、関連で。サイクルツーリズム推進事業は、一般質問でも取り上げさせていただきましたが、今回、設立総会をなさっています。障害の有無に関係なくこの事業をなさっていくということでありましたが、この九十一団体の中に、障害者団体やその関連団体さんが入っているのかどうか、教えていただけますか。 92 ◯廻 観光課長 委員おっしゃいましたサイクルツーリズム推進協議会は、現在、九十一団体で構成していまして、資料にありますとおり、市町村、国、観光関係者、交通関係者、サイクル関係者の団体が入っていますが、現時点で、障害者の方々の団体は入っておりません。今後、そういう方々の参画についても検討したいと考えています。 93 ◯安楽委員 ありがとうございます。  今後検討していくということですが、誰でも楽しめるスポーツにしていくという答弁でありましたので、早急に関係団体に御連絡していただいて、一緒に楽しめるサイクルツーリズムにしていただきたいと思います。  あと、モデルルートの協議を離島二か所で行われていますけれども、県内でこの部会を広げていくおつもりかどうか、教えてください。 94 ◯廻 観光課長 地域部会につきましては、取りあえず、屋久島と種子島で開催させていただきましたが、今年度においては北薩地域でも開催したいと思っております。  また、大隅地域や奄美地域でも、同じような部会を設置して、将来的には、県内全エリアで部会なり、モデルコースを設定したいと考えております。 95 ◯安楽委員 ありがとうございます。  障害のある方も御理解を深めていくことで、自転車が走行しやすい道になっていくと思うんですよね。また、障害者の方が入っていくことによって、もちろん心のバリアフリーにもつながっていきますので、そこもしっかりと頭に入れていただいて、この事業を推進していただければなと思います。  以上です。 96 ◯ふくし山委員 今の関連で、この九十一団体の中に障害者団体が一団体も入っていない。質問すると、当然、障害者の方に対応できるような事業にしていくんだと答えるわけですよ。答えるんだけれども、一団体も入っていない。最初からそんなことは考えていないんじゃないかと言われても仕方がないんじゃないですか。安楽委員は優しく言われましたけれども、そもそも、僕はそういう考え方が理解できないんですよね。どういうことからそうなっているんでしょうか。そんなことは考えたことがないんでしょうか。 97 ◯廻 観光課長 県といたしましては、サイクルツーリズムを推進するということで、協議会を立ち上げさせていただいたところです。  取りあえず、県内の市町村と関係団体等に入っていただいて、まずは気運醸成やモデルコースを策定して、進めていく中で、当然、誰もが安心・安全でサイクルツーリズムできるように、環境整備をしていかないといけないと考えています。先ほどと繰り返しになりますけれども、今後、障害者団体の方にも参画していただいて、どういう形で進めたらいいかということを含め、協議していきたいと考えています。 98 ◯ふくし山委員 ここまで来たら、そういう協議をいただいて、一定の団体にも参加をいただくということになるわけです。しかし、どういう参画をしていただくかとか、今そういう段階にあるのかなと。例えば、国体や全国障害者スポーツ大会なども控えていて、私たちも、安楽委員も何度かこのバリアフリーのことを議論させていただいているわけですね。こういった協議会にそういった団体が入るのは、当たり前なんです。なぜ、途中からとってつけたように、どうやって参画させましょうかねと、そんな考え方でいいのかなと思うんですよね。もう過ぎてしまっていることですから、これ以上は申し上げても仕方がないんですけれども、常にこういったものにはそういった視点が必要だと思いますけど、どうですか。 99 ◯廻 観光課長 繰り返しになりますけれども、まずは、市町村や観光関係者の方々と一緒にやって、サイクルツーリズムを推進したいと考えております。実際に、南さつま市では視覚障害者のタンデム自転車も導入しており、そういう観点で取り組んでいるところもあります。そういうところとも連携して、障害者の方々、団体の方々とも協議を進めて、誰もが安心・安全で、鹿児島県内でサイクルツーリズムをしていただくような環境をつくる検討をしていきたいと考えております。 100 ◯ふくし山委員 障害者団体と協議するということではなくて、この人たちにも最初から参画していただく、そういった姿勢が大事だと思うんですよね。それがなくて、後から少し意見でも聞きましょうかね、何をしたらいいですかと、そんなことを言っていたら、バリアフリーの問題はハード面もソフトの面も遅れていってしまう。だから、あらゆる場面でそのことを必ず観点として持っておく、入れるというようなことが必要だと思います。そういったことをこれから注意して、このことについてもしっかりと取り組んでいただきたいということをお願い申し上げて、終わりたいと思います。 101 ◯松田委員長 ここで、昼食等のため、暫時休憩いたします。  再開は、おおむね午後一時十五分といたします。         午後零時 二分休憩      ────────────────         午後一時十五分再開 102 ◯松田委員長 再開いたします。  そのほか、県政一般に関する質問がありましたら、お願いいたします。 103 ◯安楽委員 国体・全国障害者スポーツ大会局の五ページ、ボッチャ体験会の開催ですけれども、今後のボッチャ体験会のスケジュールを教えてください。 104 ◯森豊全国障害者スポーツ大会課長 ボッチャ体験会についてのお尋ねでございます。  障害者スポーツに関しましては、多くの県民が、今回の二〇二〇東京パラリンピックでの選手のすばらしいパフォーマンスを通しまして、その関心が高まったところではないかと考えております。  私どもとしては、この機会を逸することがないように、各学校等に対しまして、ボッチャなど障害者スポーツの体験会等の案内を発出したところでございます。  現在、十三校の小・中・高、一つの自治体から申込みを受けているところでございます。これらに対しまして、日程等を調整いたしまして、今後進めてまいりたいと考えているところでございます。 105 ◯安楽委員 ありがとうございます。  ほかの障害者スポーツの競技もということでしたけれども、具体的にボッチャ以外の競技があったら教えてください。 106 ◯森豊全国障害者スポーツ大会課長 希望する競技につきましては、相手先に委ねているところがございます。今回、日本選手が金メダルを獲得いたしましたボッチャのほか、陸上で車椅子のさばき方を競うような競技であるスラロームや、フリスビーみたいなものを投げて距離を競ったり、輪っかの中を通過させたりするような競技であるフライングディスクに対する要望がございます。 107 ◯安楽委員 ありがとうございます。  ボッチャに関しても、日本人が金メダルを取ったり、とてもすばらしい競技実績がありますので、しっかりと県民の皆様に周知し、もう少し皆さんに興味持っていただいて、次の障害者スポーツ大会までにもっと気運を上げていくような努力が必要かと思います。この団体数に対しては、どう見ていらっしゃいますか。 108 ◯森豊全国障害者スポーツ大会課長 ただいま委員から御指摘がありましたように、これから先も希望がありましたら受け入れていく所存でございますので、二〇二三年に向けて、気運の醸成にしっかりと努めてまいりたいと考えております。 109 ◯安楽委員 先日の一般質問で申し上げましたように、電動車椅子サッカーは、電動車椅子のさばきさえ慣れれば、誰でもできる競技であります。足で蹴るサッカーと違って、なかなかボールに当たらないんですね。そういうのをしっかりと体験していただくことで、車椅子がいかに大変かっていうことも、皆さんに御理解いただけると思うので、競技力向上とともに、心のバリアフリーにつながるような取組をぜひお願いしたいと思います。  もう一点、国体は雨天時も日程をしっかりと設定されて、日程が延期されているんですけれども、障害者スポーツ大会になると、ほとんどが雨天の場合は中止になっていく状況が、ほかの県でもこの数年行われています。ぜひ、鹿児島で行われるときは、雨天時もしっかりと対応して、延期イコール競技ができるように、中止とならないように、障害者スポーツに取り組んでほしいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 110 ◯森豊全国障害者スポーツ大会課長 全国障害者スポーツ大会におけます荒天時の対応等につきましては、日本パラスポーツ協会が策定いたしました荒天時対応要領に従うことになっております。  当該要領によりますと、大会会期の移動が不可となっており、また、大会最終日の終了時刻も、当初の終了予定時刻より遅い時刻に変更できないなどの制限がございます。  このような条件の中、代替日や代替会場の設定につきましては、選手の宿泊、輸送の確保、競技役員の日程調整、各ボランティアの確保、特に、荒天が影響する屋外競技につきましては、会場に一定の広さが必要であったり、バリアフリーへの対応も必要となるので、なかなか難しい面もございます。  こういうところも踏まえまして、先催県等でどのような対応をされたかについては、研究してまいりたいと思っております。 111 ◯安楽委員 ありがとうございます。  極力、中止にならないように、事前にしっかりと調査、研究していただいて、選手のモチベーションが下がらないように、御努力を続けていただきたいと思います。  以上です。 112 ◯ふくし山委員 大きく二点ございます。まず一点目に、国体・全国障害者スポーツ大会局の四ページに、「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」講習会の開催とございます。このダンスは、どこまで県民に周知して、どのレベルまでやっていただこうと考えているかということですね。米丸委員が本会議で知事に厳しく、県民体操を踊ったことがありますかという質問をされまして、この「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」も、どこまで皆さんにしていただこうと考えているんだろうかと思っていたんです。  この講習会をしておられるんだけど、例えば、鹿児島市だったらおはら祭りがありますよね。国体一、二年前には、あの中に一、二回取り入れて、踊ってもらうぐらいのレベルまでもっていこうと考えているのか、それとも、ここにあるようなところを一通りやったら、それでいいということなのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 113 ◯緒方総務企画課長 「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」は、イメージソングといたしまして、県出身の辛島美登里さんに作詞作曲、歌唱までお願いいたしました。その「ゆめ~KIBAIYANSE~」に合わせたダンスを平成二十九年度につくったところです。  目的といたしましては、国体・大会の開催気運を醸成するための位置づけでございまして、あくまで国体に向けて取り組んでいただくものです。二〇二〇年に中止になりました大会に向けましては、ダンス講習会を開催し、節目イベントの際にコンテストを実施いたしました。それを踏まえて、大会に向かってさらに気運を盛り上げていこうという位置づけでおりましたけれども、国体・大会が延期になりましたことから、改めて、今年度からダンス講習会に着手いたしました。  今後も、節目イベントなどの際には、同じようにコンテストを開催したいと思っております。そうしたことを通じまして、普及に努めていきたいと思っています。  また、県内の小・中学校で、結構踊られております。今年の秋の運動会は、少し時期が前倒しされたり、規模が縮小したりして、なかなかできなかったところも多かったと思いますが、例えば、姶良市の北山小学校などは、地元紙にも取り上げられておりました。  特に、小・中学校を通じて、普及しているのではないかと思っております。  委員の御提案にありました鹿児島市のお祭りでのダンスの振り付けというのは、今時点では考えていないところです。  以上です。 114 ◯ふくし山委員 どこかのお祭りで踊っていただけるかは、いろいろあると思うんですが、気運を醸成するというと、こういう取組をするんだけれども、一部で終わってしまっている。もちろん、僕らも踊ったことはありませんけれども、結局はそういったことで過ぎていくわけですよね。  こうして国体も延びたのですから、もう少しそういった取組があってもいいのかなと。可能であれば、各市町村のお祭りで、そういう協力もしていただけたりするんじゃないかと思ったので、お尋ねしたところです。せっかくですから、気運醸成に大いに役立てていただきたいと思います。  もう一点は、今度の新型コロナウイルスで観光に与えた影響は計り知れないと、甚大な被害だというようなこともあります。  本県の観光に与えた影響として、どんな指標をもって、これほど今大変な状況になっているんだというようなことを押さえておられるのか。そして、それを基にして、どのようにして今後の鹿児島県の観光を立て直すか、社会がいろいろな変化があったかもしれないので、それをどう捉えて新たな観点で観光を進めていくかと、今どう考えているかお尋ねしたいわけです。  まん延防止等重点措置の期間も九月いっぱいで終わりまして、何となく少しほっとして、今日からいよいよ、皆さんが新たなスタートを切るという雰囲気もあるわけです。本県にとっては観光の問題が一番大きいだろうと思います。ですから、どんなもので本県観光は厳しいんだと見ているのか。例を挙げますと、観光関連産業の倒産件数とか。全体として、去年と今年でどれぐらい倒産があって、その中に観光に関連する産業の倒産件数がどの程度あるのかとかいったようなことを、どう把握しているのか、まず教えてください。 115 ◯田代観光対策監 観光関連産業に対する新型コロナウイルスの影響について、どういった要素を指標として状況把握しているかというお尋ねでございます。  まず、私どもとして、一番端的に大きな指標として見ておりますのが、県内の宿泊旅行者数でございます。令和二年は、令和元年に比べまして三百二十万人泊ほど減少しております。非常に大きな減少で、例年に比べまして約四割近く減っております。これによる経済の影響というのは、相当な金額になろうかと思っております。  雇用の状況に関して申し上げますと、七月の有効求人倍率を見ますと、宿泊を含みますサービス業につきましては二・〇三倍と、依然として、マンパワーを必要とする部分はあろうかと考えております。  倒産の状況は、具体的に宿泊業といったジャンルで公表されているデータはございませんけど、全国的な傾向や県内の傾向としまして、近年は倒産件数そのものは減少傾向にございます。ただ、民間の調査会社のデータでございますが、宿泊を含みますサービス関連産業の倒産は、その中でも割合的には大きいといったデータは出ております。  雇用に関しては、二月以降、宿泊を含みますサービス関連で、雇い止めが四百件程度出ているといったような状況も把握しております。  こういったものを総合的に把握しつつ、機会あるごとに業界の方々の声も伺っているところでありまして、数値的・定量的なものをお示しするのは難しいところですが、観光関連産業が相当厳しい状況にあるということは、私どもも認識しているところでございます。  その対策としまして、まずは旅行需要喚起策を即効性のある手だてと考えまして、対策を講じてきたところでございます。  併せまして、今後、お客様が来られたときに安心して観光を楽しんでいただけるように、関連の事業者が行います感染防止対策の支援、そして、アフターコロナを見据えて新たな需要というのが出てきております。観光白書等を見ますと、アウトドア志向や家族単位といった少人数での旅行、ワーケーションといった休みと働きを掛け合わせた旅のスタイルというのも出てきております。こういった新たな需要に対して、関連の事業者の設備投資など、ハード面、ソフト面の取組を進めていくことに対する支援も行っているところでございます。  新型コロナウイルスの終息が確実なものと見えない中で、私どもとしましては、その時々の感染状況等を踏まえながら、できる手だて、必要な手だてを切れ目なく講じてまいりたいと考えております。
     以上でございます。 116 ◯廻 観光課長 今、田代観光対策監の説明に補足して、御説明いたします。  先ほど、令和二年の宿泊観光者数の話がありました。令和三年に入りましても、県観光課でのサンプル調査ですが、観光動向調査を行っています。対前年やコロナ前の状況と比べましても、直近の七月で七割ぐらいしか戻っていない状況です。昨日、八月の観光動向も発表しましたけれども、コロナ前の五割程度しか回復していない状況です。今後、まん延防止等重点措置が解除されて、十月、十一月は秋の行楽シーズンですので、それに向けて観光客が戻ってくることを期待しています。観光課といたしましても、コロナ後を見据えた取組として、先ほど県内の修学旅行の促進もありましたが、マイクロツーリズムという観点で、県内の方々に県内の資源を再発見していただくということもしながら、また、県外からも鹿児島は安心・安全で旅行できますよということも発信しながら、取組を進めていきたいと考えています。  以上です。 117 ◯ふくし山委員 ありがとうございました。  私が具体的に現状をお聞きしていますのは、そのことを踏まえて、これから対策をどうしていくかということが大事だろうと思うからです。今日の皆さんのいろんな御説明でも、回復事業や再生事業など、いろいろな設備への支援や事業が出てきています。それはそれで大事なことですので、いいと思うんですけれども、例えば、宮崎県のポストコロナ時代における宮崎県の観光のあり方に関する調査研究委託業務仕様書というのを見てみたんですね。国内外の社会変化と観光への影響分析、ポストコロナ時代における国内外の社会変化とそれらに伴う旅行ニーズの変化等の観光への影響について、客観的なデータを用いて多面的に分析・整理すること、これは委託業務の内容の一つです。先ほど、大変丁寧な答弁がございましたけれども、鹿児島がそういったことを求める人たちに対応できるような状況になっているかということなんですよね。今までは、インバウンドや海外からの観光客が増えるのが前提で、観光の入り込み客がだんだん増えてくると、今度は観光消費額が大事なんだとかいう話になって、そういったものを実現するためには体験型が有効ですよとか、宿泊の滞在型が大事ですよというようなことで戦略を描いてきたと思うわけですよね。しかし、これが、これから当てはまるのかどうか。田代観光対策監の御説明でいくと、例えば、これまでは朝食もバイキングでできたものが、そうはいかなくなって、もう少し部屋を区切って対応しないといけない、あるいは部屋で食べられるようにしないといけないといったことも出てくるかもしれない。そうすると、設備の支援の仕方は変わってくるわけですよね。これからの在り方をどう迎えるかで、そこを押さえた上で、そういうものに対して支援していこうということにならないといけないと思うんです。お客さんは、一瞬戻ってくるかもしれないけれども、これまでのようにどんどん伸びていくというようなことになるかどうか、まだ分からないわけですね。もしかしたら、こういうことが大なり小なりあるんだけれども、繰り返される可能性もあるわけですね。今回の新型コロナウイルスのようなこともありますので、皆さんの嗜好が変わっていったりする。そしたら、その期待に応えられる宿泊施設でないといけないということになっていくと思うんですね。そのために、もう少し具体的に今押さえておく必要があると思う。ただ、宿泊のお客さんがこれだけ減りました、雇用の問題がこうです、雇い止めがありました、これは分からないではないんですけれども、逆に言えば、そういった体制ができていくと、解決していく問題でもあるわけです。だから、もう少しそういう分析をすべきじゃないかと思ってのことでした。今、そういったことがどう検討や議論がなされているのか、教えてください。 118 ◯廻 観光課長 宿泊施設感染防止対策等支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染防止対策だけではなくて、前向きな投資に対しての助成というのも行っているところです。  また、コロナ後を見据えて、マーケティング調査の中で、コロナ前とコロナ後の意識調査についても、国内や海外を含めて、今年度実施しようとしています。そういうのを調査しながら、どういう形でニーズが変わっていくのかということを踏まえて、対策を行っていきたいと考えています。 119 ◯ふくし山委員 この事業の中にも、そういった事業も入っていましたよね。例えば、宿泊施設感染防止対策等支援事業も感染対策と同時に、ワーケーションに対応した通信環境の整備など、もう少し先のことも踏まえた対応や対策になっているわけです。短期的には、まず痛んでいる旅行関連産業をどう立て直すか、どういう支援をすればいいのか。そして、長期的には、ここにどういう手を入れて、将来、安定して、安心してやっていけるかというようなことを考えていかないとと思うんです。  令和二年三月に、令和二年度から六年度の五年間の鹿児島県観光振興基本方針ができたばっかりで、こういう状況になっているわけです。概要版を見てみましたが、これでいいのかなという印象を受けたわけですね。これからは、これで対応できないんじゃないだろうかと。具体的に観光関連産業の皆さんに意見を聞きながら、当面の課題を整理して、もう一回、観光戦略みたいなものをつくる、そして、中期的には、もう少し先を見据えて、どういうものが必要なのかを議論して、取りあえず観光戦略の見直しみたいなものをしないといかんのじゃないか。それをした上で、これからの鹿児島県の観光はこう見ていますよということで、いろいろな関連の人たちにも周知していくとしていかないといけない。そのためには、もちろん、具体的な支援が必要なんですけれども、宮崎の言葉を使えば、ポストコロナ時代の観光戦略みたいなものを、早急に策定して対応できるように、みんなが同じように認識を持って前に進めるようにしていく必要があると思うんですけれども、御見解をお聞かせください。 120 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 ただいま委員からお話がありましたコロナ後を見据えての対応ということでございます。  最近は、コロナ後を見据えて、観光もそうですけど、いろいろな方面で見聞きをする状況になってまいりました。そういう中で、実際にエージェントやホテルの方々とも話す機会がありまして、本当にコロナ後の観光は変わるんだろうかと、私自身は非常に懐疑的に思っていまして、新型コロナウイルスが過ぎ去ってしまえば、忘れてしまって、元に戻るんじゃなかろうかという意見があってもおかしくはないのかなという中で、いろいろアンテナを張りながら聞いているところです。一方で、既に今の時点で変わり始めているのが、先ほど御答弁させていただきましたが、アウトドアやワーケーション、マイクロツーリズムをせざるを得ない状況の中で、新たな価値を発見されて、こういう楽しみ方があるんだなということに気づいたっていう部分はあります。  こういった部分は、当然、今後も続いていくんだろうと思いますが、コロナ後は本当にどうなるのかということが、みんなが気にしているというか、調べなきゃいかんなと、考えなきゃいかんなというようなところだろうと思います。  先ほど観光課長からも話しさせていただきましたが、現在、マーケティング調査の中で、コロナ後も含めて検討させていただいているところです。そういったものも踏まえながら、既にかごしま未来創造ビジョンの改訂も、庁内では進んでいるところで、当然、状況が変われば、観光の基本方針も変えなきゃいかんだろうとは思っております。もう少し時間をかけて、しっかりと先を見極めた中で、引き続き本県の基幹産業であります観光をしっかりと支えていかなきゃいけないという立場でもって、今後の対応を検討してまいりたいと考えております。 121 ◯ふくし山委員 部長がおっしゃるように、これから、本当に観光の在り方は変わるのか、元に戻っていくのか、これは分からないというところはあると思います。だからこそ、いろいろな人とも話をする機会もあると部長はおっしゃるわけですよね。しかし、少なくとも皆さんの中では、みんなが共通の認識に立たないといけないですね。一人が誰かを知っているから、その話をしたら、そんな話をしていますよでは、済まんわけですよ。だから、本当にそうなのかということも含めて、観光関連産業の皆さんと議論をして、皆さんは将来に向けて不安がありますか、どういうことを求めていますかというようなことを聞いて差し上げたり、意見交換をする場というのは、必要だと思うんですよ。そうすることで、当面はこういう形で頑張っていこうと思ったり、もう少しこういう支援があると安心してできるんだけどというのがあるかもしれない。短期でそういうのがある。将来的には、いろいろなデジタル化の対応をしないといけないとか、もう少し先のこととしてはあるのかもしれませんけれども、その辺の意見などをしっかり聞いていただきたい。そうすることが安心にもつながりますし、観光産業がまた立て直していこうという気持ちにもつながると思うんですよね。ぜひそういうことをお願いしたい。直ちに観光戦略をつくりなさいと言っても、そういう話を聞く中で、そういったものが必要だということになれば、またつくってもいいと思うんですけれども、ちょうどタイミングがよくなってきたんじゃないかと思いますね。アフターコロナに目がけて、そんな取組をいただきたいと思っているところです。ぜひお願いしたいと思います。 122 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 ただいま、委員からお話がありましたことも踏まえまして、多くの方と一緒になって協議をする、議論する、お話を聞く、そういう場をしっかりと設けた上で、みんなでもって取り組んでいくという姿勢で取り組んでまいりたいと思います。 123 ◯日高委員 ゆうべ、あるところで夕飯を食べていたんですが、昨日でまん延防止等重点措置が解除された中で、食事をしている人たちが、十月からの扱いが分かっているようで分かっていないような感じでした。アルコールはもういいんだよね、時間もいいんだよね、人の制限もいいんだよねと。何でもいいというわけでもないんだけど、一つの方向性として、知事のメッセージの出し方もどうなのかなという気もしています。  せっかく、観光を所管する部長がおりますので、こういう状況になったから、そういうところにも行ってもらいたいということもあります。一方では、また、そういうことになるといけないという状況もあります。ぜひ、十月からこうなったんです、こうできるんですというようなものを、しっかりと発信してもらいたいなと思って申し上げます。 124 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 昨日でまん延防止等重点措置が解除になって、本日から全てオープンになりますという中で、実際のところは、くらし保健福祉部で所管していて、私でということでもないですが。当然、私も対策本部会議のメンバーとして参加しております。  まず、飲食店につきましては、本日から時間短縮営業の要請が全てなくなり、お酒の提供も可能になります。ただ、知事からもコメントを出していますが、県としては、まだ警戒期間中と位置づけておりまして、そういう意味で、少人数、短時間での飲食を心がけていただきたいということは、先日、会見の中でも知事が申し上げておりました。また、マスク会食についても、引き続き、感染症対策をしっかりと講じながら、飲食を楽しんでいただきたいと、県としてはお願い申し上げている状況にあります。 125 ◯日高委員 少しはっきりしないというようなことを、ゆうべは話していたんだと思いますよ。一気に全部解除するということは分かっているんだけど、今日からは全ていいんだよねという気持ちがあるし、一方で、別な県によってはいろいろな制限が聞こえてきますからね。これから鹿児島県も、日本はどこもそうですが、また同じような状況が起こらないという意味で、しっかり言うところは言ってもらう、そういう機会に度々申し上げていただいて、そして、そういう中でいい形をつくっていくという方向性を引き出していただきたいと思います。私の要望です。 126 ◯米丸委員 先ほど、ふくし山委員からも出た「ゆめ~KIBAIYANSE~」のお話です。うちのおいっこが、ダンスを一生懸命踊っているのを見て、こんなダンスだったんだというのを初めて知ったんです。議場でもお話ししたんですけど、県民体操が毎日三時に流れていますよね。皆さん、体操できますか。私もやろうと思って、ネットやユーチューブで調べたんですけど、どこにも出てこないんですよ。県から紙で取り寄せて、その紙どおりするんですけど、どうやっていいのか、分かんないんですよね。それなら、三時に流れる音楽を「ゆめ~KIBAIYANSE~」に変えたらどうかなと思うんですけど、御意見をお聞かせください。 127 ◯緒方総務企画課長 イメージソング「ゆめ~KIBAIYANSE~」が、業務終了時の庁内放送で流れていた時期があったと思います。恐らく、二〇二〇年に中止になったというようなこともあって、今は流れていないのではと思います。  今後、県民の皆さんはもとより、庁内においても気運の醸成に努めてまいらねばなりませんので、前回やっていたようなことも併せて取り組めたらなと思います。 128 ◯米丸委員 観光・文化スポーツ部の十五ページ、クルーズ船の寄港促進について、お尋ねいたします。  令和三年一月から八月まで、クルーズ船が一回も来れていないという、本当に残念なことなんですけれども、その後、ウェブセールスの実施による情報収集や意見交換で、どういった情報が収集できて、意見交換をされたのか、少し詳しく教えてください。 129 ◯福永観光・文化スポーツ部参事(観光クルーズ船担当) クルーズ船ですが、令和三年一月から八月の間は合計ゼロ回ということで、まだ一隻も鹿児島に来れていませんが、実は九回計画されておりました。これは国内船でございまして、海外からの船は国のルールができていないこともございまして、国内船だけが来るといった状況でございます。  そういった中で、国内船クルーズは再開されていますので、積極的に国内船社と情報交換をしているんですけれども、海外船社には直接セールスもできないといったことから、ウェブによるセールスを展開しているところでございます。  例えば、ジャパネットサービスイノベーションは、国内の会社なんですけれども、船は国際船を借りて、基本は日本を運航するということで、昨年も予定されていたものがございました。ただ、運行自体が実施できなかったということもございまして、クルーズ再開に向けて、お客さんは昨年の状況のまま保留しているといった状況もございます。そのため、再開がいつからで、クルーズ寄港地は従前と変わらず進めていくのか、新型コロナウイルス対策をどうしていくのかといった意見交換をさせていただいています。  また、七月九日のシルバーシークルーズについては、国際線のルールがまだ確立していない中でも、いつ門戸が開かれるか分からないといった状況もございますので、いつでも国際船が来れるように、事前の準備をしているという状況でございます。  海外におきまして、アジア近辺はまだ再開していませんが、欧米では自国内クルーズというのも再開しておりまして、そういう動きというのは世界的に見られているというのもございます。  我々としましても、いつ門戸が開かれてもいいように、国際船の情報収集、そして、コロナ対応をどのようにしているかといった意見交換をさせていただいている状況です。 130 ◯米丸委員 先日、これまでクルーズ船が寄港したとき、その方々が鹿児島県に幾らお金を落としたか、どこに行ったといったトラッキングやデータがあればお示しくださいということでしたが、今はないというお話をお伺いしているところです。  二〇二四年にロイヤル・カリビアンの二十二万トンの船が、鹿児島に入ってくるということなんですけれども、すごくいい機会だと思うんですが、ロイヤル・カリビアン社も、自分の子会社にお客さんを送るような形になることが多いという情報を得ました。  昨日、環錦江湾観光連絡会議の事業者ワーキングに出て、どのようにして地元にいい商品や高い商品で、地元の人にお金が落ちるかを、ずっと話し合ってきたんです。この話合いが、ロイヤル・カリビアンに乗っている方々にお金を使ってもらうにはどうするかなど、ターゲットを絞り込んだ商品の作り方だったり、自分たちだけで商品の磨き上げをしていても、相手に求められていないことなのかもしれないとなったときに、二〇二四年まで時間があるので、これから船が来る中で、船に乗ってこられた方にマーケティング調査をするべきだと思うんです。  十七ページの「稼げる」観光地域づくり推進事業に、マーケティングやデータ分析に基づきと書いてあるんですが、クルーズ船に対しても、降りてくる方にマーケティング調査をするべきではないかと思うんですけど、考えをお示しください。 131 ◯福永観光・文化スポーツ部参事(観光クルーズ船担当) 今のお尋ねは、海外のクルーズが来たときに、その方々がしっかりと鹿児島県にお金を落としてという経済効果のお話かと思います。  過去の事例で言いますと、観光庁におきまして、訪日外国人の消費動向調査をしております。クルーズ客についても、直接アンケート調査をしまして、その結果で、どれだけの消費がなされているかという情報を出しているのもございます。これは全国五つの港でのクルーズでして、鹿児島の港は入っていないところですが、やはりその経済効果を表していくには、実際に来た船の旅客の方々に、例えば買物をするのか、食事をするのか、娯楽をするのかなど、どの好みがあるのかを分析して、どの傾向が強いといったところを把握していくのが重要と考えています。  過去の実績で言うと、平成二十九年から平成元年まで、鹿児島には百五十回余りのクルーズ船が来ており、そのうち、邦船は四十回ぐらいですので、百回ほどは外国の船が来ています。この外国の船がインバウンドとしてどれだけ来るかというのが、なかなか状況把握ができず、先ほど言いました観光庁の消費動向調査につきましても、昨年四月からストップしているような状況で、データが収集できていないといったことがございます。したがいまして、基礎データを収集していくというのが、現状ではできないというところもございます。  さらに、国際クルーズにつきましても、新型コロナウイルスの影響により、クルーズ客の動向も従前とは変わってくる、もしくは、クルーズ観光自体も元に戻ってくるかもしれないということもございますので、まずは、国際クルーズ船を復活させて、クルーズ寄港が安定化していくことを目標に、取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 132 ◯米丸委員 昨日のワーキングチームでの意見で、皆さんのお耳に入れてたいなと思っているのが、一つが、マリンポートの利用なんです。今、台湾やいろいろな観光地に行ったら、必ずナイトマーケットってあるんですね。鹿児島にはナイトマーケットがないよねって、外国の方が言っていらっしゃって、今、キッチンカーがどんどん増えているんですけれども、それらを利用して、マリンポートに客船が着いたときに、キッチンカーを持っていらっしゃる方に集まってもらって、お金を落としてもらうのはどうかという意見が出ていたので、お伝えしておきます。  次に、十九ページの薩摩スチューデント派遣事業についてお伺いします。  この事業は、とてもいい事業だと思っております。私もロータリークラブに入っておりまして、毎年、留学生を五人ほど海外に送っている事業をしていたんです。ここ二年は完全に止まって、向こうからも来ないし、こちらからも送ることができなくて、留学したいという子たちがなかなか行けない状態です。  そういった中で、この事業はとてもいい事業だと思うんです。例年どおり三人ということだったと思うんですけれども、オンラインだったら何人でもいいと思うんですよね。イギリスに行くんだったら、三人と限られると思うんですけど、今、海外に行けなくなって、内向きになっている部分があるので、ぜひもっと門戸を広げていただきたいなって感じるんですけど、いかがでしょうか。 133 ◯伊瀬知国際交流課長 薩摩スチューデント派遣事業は、本来であれば、イギリスに派遣してということなんですけれども、残念ながら、コロナ禍で派遣ができずに、今回はオンラインでの実施ということになっています。  全国で日本人の高校生が百人ぐらい受講して、イギリスの高校生が五十人ぐらい、全体で百五十人ぐらいの事業であったと聞いております。  基本的に、学校単位で申し込んで、三人以内の生徒、プラス一人の英語の先生というのが基本パターンということになっております。本県の場合は、カムデン区と姉妹協定を結んでいる関係で、三人の枠を一つの高校に限らず、どの高校からも選抜という形で、三人参加してもいいですということになっており、今回、参加しているところでございます。 134 ◯米丸委員 鹿児島県はベトナムや屏東県と友好関係を結んでいると思うんですけれども、英語をしゃべるところだけが留学先ではないので、屏東県やベトナムの学生と交流したいと言ったら、今までは行かないといけなかったんですけど、オンラインで幾らでも授業はできると思います。修学旅行も海外と、ずっと言ってきたんですけど、それもかなわなくなっているところで、子供たちにチャンスを広げていただければと思っております。  以上です。 135 ◯悦田観光・文化スポーツ部長 申し訳ございません。  まず、午前中、向井委員から御要望としていただきました職員の挨拶の関係でございますが、早速、お昼休みに総務部人事課に話をしまして、職員に対して注意喚起を行うと聞いております。  併せまして、私ども、観光・文化スポーツ部は、観光をあずかるところで、おもてなしや挨拶は非常に大切でございます。本日の委員会には、うちの部の課長は全員参加して話を聞いているところですが、改めまして、委員会終了後にうちの部の職員に対しては、私からそういったことをきちっと徹底するように、話をしたいと思っております。  それともう一点、午前中に御答弁させていただければよかったんですが、サイクルツーリズムの関係で、安楽委員、ふくし山委員からお話がございました。その件につきましても、まずは早急に、今回のサイクルツーリズムの協議会に関しましては、しっかりとお声がけをさせていただいた上で、きちっと協議を進めたいと思います。  今回の協議会のメンバーをどういったメンバーにするか、私も一緒に協議し、まさに私が了解をして前に進めたという事業でございます。そういう中で、当初からの時点で、障害者の団体の方々も入っていただくというのが当然の話であり、私もそこに思いが至らなかったというところは反省しております。誠に申し訳ございませんでした。  今後は、そういったことがないように、しっかりとスタートから参加していただいて、協議をさせていただくということに努めてまいりたいと思います。  以上、御報告とおわびでございました。 136 ◯松田委員長 ほかに質問はありませんか。    [「なし」という者あり] 137 ◯松田委員長 以上で、観光・文化スポーツ部及び国体・全国障害者スポーツ大会局関係の審査を終わります。  来週十月四日の月曜日は、午前十時から教育委員会及び学事法制課の審査を行います。  本日は、これをもちまして、散会いたします。  御苦労さまでした。         午後二時五分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...