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  1. 鹿児島県議会 2018-03-13
    2018-03-13 平成30年環境厚生委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十九分開会        ……………………………… ◯ふくし山委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから環境厚生委員会を開会いたします。  本日は、環境林務部関係の審査であります。  初めに、本委員会へ付託されました議案一件及び予算特別委員会から調査依頼のありました議案第二〇号平成三十年度鹿児島県一般会計予算のうち環境林務部関係など議案二件を一括議題といたします。  初めに、環境林務部長の総括説明を求めます。 2 ◯古薗環境林務部長 それでは、お手元にお配りしております環境厚生委員会資料に基づきまして、今定例会に提出しております予算議案等について御説明申し上げます。  一ページをお開きください。  環境林務部平成三十年度当初予算(案)につきましては、一般会計で総額二百十二億四千万円余り、対前年度比一〇一・九%、特別会計で一億円余り、対前年度比九九・七%となっております。  予算議案の主なものについて御説明申し上げます。  重点施策についてであります。  豊かな自然との共生と地球環境の保全の特定鳥獣総合管理対策推進事業につきましては、鳥獣による農林業、生活環境及び自然生態系への影響が深刻でありますことから、科学的、順応的に鳥獣個体群管理を行い、農林業の健全な発展、生活環境の保全及び自然生態系の維持を図るものであります。  水俣病対策事業につきましては、公健法に基づく水俣病の認定審査業務を行いますとともに、特措法に基づく医療費助成等を行うものであります。  奄美群島世界自然遺産候補地保全・活用事業以下四事業につきましては、本年夏の奄美の世界自然遺産登録に向けまして、世界自然遺産としての価値の維持、自然環境の保全と利用の両立、地域の機運醸成などに必要な取り組みを推進するものであります。  二ページをお開きください。  上から二つ目のかごしま低炭素社会モデル創造事業につきましては、屋久島におきまして、二酸化炭素の発生が抑制された先進的な地域づくりを促進いたしますため、地域協議会における温暖化防止活動の推進や急速充電施設の整備等に取り組むものであります。  森林にまなびふれあう推進事業につきましては、森林に触れ合う機会を提供し、小・中学校等における森林環境教育や多様な主体による森林づくりなどを推進するものであります。  森林をまもりそだてる整備事業につきましては、地球温暖化防止など森林の持つ公益的機能の維持・増進を図りますため、間伐や再造林等の森林整備や県産材の利用拡大を推進するものであります。
     なお、この二つの事業につきましては、一番最後の十七ページをごらんいただきますと、平成三十年度森林環境税関係事業の概要としてまとめて掲げております。後ほどお目通しいただきますようよろしくお願いいたします。  二ページにお戻りください。  下から三つ目の造林事業につきましては、地球温暖化防止や水源涵養など森林の有する多面的な機能を発揮させる観点から、間伐や再造林等による多様で健全な森林づくりに取り組むものであります。  次に、革新的技術の導入と競争力のある産業の創出・振興の森林・林業振興基本計画策定事業につきましては、森林・林業・木材産業の振興を図りますため、長期的かつ総合的な視点に立った施策の推進方針等を示します基本計画を策定するものであります。  木造公共施設整備事業につきましては、木材の需要拡大を図りますため、地域材を利用した公共施設における木造化を推進するものであります。  三ページをごらんください。  かごしま材輸出拡大加速化事業につきましては、県産材の生産量の増大等に対応いたしますため、販路拡大の方策として、東アジアなど海外への輸出を促進するものであります。  森林整備・林業木材産業活性化推進事業につきましては、林業・木材産業の活性化を図りますため、間伐材の生産や路網の整備、高性能林業機械の導入を促進しますとともに、木材加工流通施設等の整備を支援するものであります。  かごしま竹の郷創生事業につきましては、豊富な竹林資源を生かして地域の活性化を図りますため、早堀りタケノコの生産体制の強化や竹材の有効活用を推進するものであります。  四ページをお開きください。  主要施策につきましては、主なものについて御説明申し上げます。  自然公園等管理事業につきましては、すぐれた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図りますため、自然公園等の適正な管理運営や県立自然公園の見直しなど必要な取り組みを行うものであります。  二つ飛びまして、大気監視測定事業につきましては、大気の常時監視測定や有害大気汚染物質モニタリング調査などを行うものであります。  一つ飛びまして、国立公園施設整備推進事業につきましては、国立公園における観光客の増加が見込まれますことから、受け入れ体制を整えるに当たり、市町村が行う施設整備に対して補助を行うものであります。  地球環境を守るかごしま県民運動推進事業につきましては、県地球温暖化対策推進条例等に基づきまして、県民、事業者、行政が一体となった効果的な温暖化対策を推進いたしますため、県民運動推進大会の開催や環境学習の支援などに取り組むものであります。  五ページをごらんください。  上から三つ目、海岸漂着物地域対策推進事業につきましては、海岸における良好な景観及び環境の保全を図りますため、海岸漂着物等の回収・処理等を実施するものであります。  一番下のエコパークかごしま関連事業につきましては、エコパークかごしまにつきまして、住民への啓発活動や周辺地域の環境整備、地域振興等に取り組むものであります。  六ページをお開きください。  治山事業につきましては、山地災害から県民の生命・財産を保全いたしますため、治山施設や機能が低下した森林の整備等を行うものであります。  七ページにお進みいただきまして、上から二つ目の林業成長産業化地域創出モデル事業につきましては、林業の成長産業化を図りますため、低コストで効率的な県産材の生産・供給体制の構築やさらなる木材需要の拡大、再造林の推進など、川上から川下までの一体的な取り組みを実施しようとするものであります。  二つ飛びまして、特用林産物の産地づくり推進事業につきましては、シイタケなどの特用林産物の生産振興を図りますため、生産基盤の整備や担い手の確保・育成、消費拡大の取り組みを支援するものであります。  森林整備担い手育成確保総合対策事業につきましては、林道労働力の確保・育成を図りますため、林業労働力確保支援センターを中核として、林業事業体の経営基盤の強化や林業労働者の雇用環境の改善等を図るとともに、就業相談等を通じまして林業への新規就業を促進するものであります。  八ページをお開きください。  債務負担行為につきましては、公益社団法人鹿児島県森林整備公社に対する株式会社日本政策金融公庫の融資に係る損失補償であります。  その他議案の鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律と地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴いまして、手数料の新設及び額の改定について所要の改正をしようとするものであります。  九ページをごらんください。  主要施策の進捗状況等につきまして、主なものを御説明申し上げます。  十ページにお進みください。  上から二つ目のかごしま温室効果ガス排出抑制事業者表彰につきましては、地球温暖化対策の普及促進を図ることを目的として、温室効果ガス排出抑制に積極的に取り組まれました事業者の中から、八事業者の表彰者を決定し、先月十三日に表彰式を開催いたしました。  十二ページをお開きください。  奄美の世界自然遺産登録推進につきましては、世界自然遺産奄美トレイルの開通式やモニターツアーを実施いたしましたほか、一番下にありますとおり、奄美大島の金作原におきまして、先月十六日から二十二日まで車両規制等の利用のルールについての効果検証等を行うための実証実験を実施したところであります。  十三ページの(三)になりますが、一昨日には、地域における機運醸成等のため、奄美市におきまして講師にガラパゴス諸島にありますチャールズ・ダーウィン研究所の所長をお招きして、世界自然遺産の保全と活用をテーマにした講演会等を開催いたしました。  十四ページをお開きください。  一番下の鹿児島県森林・林業振興大会につきましては、森林の持つ多面的な機能を発揮させる役割を担っております林業・木材産業の振興と県民参加の森林づくりの推進に資することを目的として、県議会議員の皆様にも多数御参加いただきまして、先月七日に開催いたしました。  十五ページをごらんください。  上から三つ目の国の森林環境税(仮称)等に係る説明会につきましては、平成三十年度税制改正大綱の中で平成三十一年度税制改正において創設するとされました、いずれも仮称ではありますが、森林環境税及び森林環境譲与税の制度設計の内容と新たな森林管理システムの検討状況について、市町村職員等を対象として先月八日に開催したところであります。  緑の募金スタート式及び街頭キャンペーンにつきましては、先月一日、春期の緑の募金期間の開始に合わせて実施したところであります。  十六ページをお開きください。  木材利用推進協議会につきましては、知事も出席いたしまして、木材、建築関係者等と本県の木材利用の推進についての意見交換を先月十三日に行いました。  CLT技術講習会につきましては、建築士等に対し、CLTの利用促進を図りますため、先月九日に開催いたしました。  三のその他でありますが、奄美大島等における油状漂着物への対応状況について御報告いたします。  一月二十八日以降、奄美地域全島と十島村全島、屋久島、口永良部島の十七島において漂着が確認されております。  県におきましては、回収作業の手順を示しました回収作業マニュアルを作成いたしまして、県、市町村の職員を中心に、国の職員や住民の方々の御協力もいただきながら、回収作業等に取り組んでいるところでありまして、回収量は先月末時点で約九十五トンとなっております。  ここで、資料には記載しておりませんが、環境への影響について御報告申し上げます。  海上保安庁の海洋環境調査によりますと、周辺海域において油による汚染は確認されておりません。また、環境省によりますと、奄美大島において、海岸で採取した海水に環境基準値等を超える項目はなく、油状漂着物による大気への影響も確認されておりません。また、生態系への影響把握に関しましても、サンゴ類等への油状物の付着は確認されず、これらの生息・成育には特に異変がないことを確認したとされております。  今後とも、国や市町村と連携しながら情報収集に努めますとともに、回収作業に万全を期してまいりたいと考えております。  以上で、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 3 ◯ふくし山委員長 次に、関係課長の説明を求めます。  まず、環境林務課長の説明を求めます。 4 ◯梶尾環境林務課長 環境林務課関係の当初予算案につきまして、当初予算説明書、こちらの白色の表紙の冊子でございますが、これによりまして、主な事業について御説明申し上げます。  以下、各課ともこの説明書により御説明申し上げます。  一ページをお開きください。  第一目環境衛生総務費のうち、職員給与関係費は、平成三十年一月一日現在の職員数をもとに所要額を積算し、年間の所要見込み額を計上いたしております。  なお、職員給与関係費の計上につきましては、各課とも同様でございますので、以下説明は省略させていただきます。  次の環境一般管理費は、環境林務部の管理事務及び連絡調整等に要する経費でございます。  第四目環境保全対策費のうち、環境政策総合調整費は、環境審議会等の開催や環境行政の企画調整等に要する経費でございます。  次の環境管理費は、環境影響評価法等に基づき、事業者が行う環境影響評価が適切に行われるよう審査・指導する事務等に要する経費でございます。  次の環境保健対策費のうち、一の公害医療研究事業は、水俣病認定申請者のうち、認定申請後、一定期間経過した方に対する療養費等の支給に要する経費でございます。  二ページをお開きください。  二の水俣病救済対策事業は、水俣病認定申請者に対する検診や認定審査等に要する経費でございます。  三の水俣病総合対策事業は、水俣病にも見られる一定の症状を有すると認められた方に対する療養費等の支給に要する経費などでございます。  第五目、環境保健センター費は、環境保健センターの維持管理に要する経費、各種環境情報の管理・運用等に要する経費、調査研究に要する経費でございます。  三ページをごらんください。  第一目林業総務費のうち、林政管理費は、環境林務部の管理事務及び連絡調整等に要する経費でございます。  第二目林業振興指導費の林政企画振興費のうち、一の林政企画調整事業は、森林審議会や林務行政の企画調整等に要する経費でございます。  二の森林・林業振興基本計画策定事業は、本県の木材需要の大幅な増加や昨年十二月に森林資源の循環利用の促進に関するかごしま県民条例が議員提案により全会一致で可決・成立したことなど、本県の森林・林業を取り巻く情勢が変化してきていることなどを踏まえ、森林・林業・木材産業の振興を図るため、長期的かつ総合的な視点に立った施策の推進方針等を示す基本計画を改めて策定することとし、それに要する経費でございます。  四ページをお開きください。  林業金融対策費のうち、一の木材産業経営安定対策融資事業は、木材産業の振興及び木材供給の円滑化を図るための資金の貸し付けに要する経費でございます。  二の林業振興資金貸付事業は、林業の振興と森林組合等の育成を図るための資金の貸し付けに要する経費でございます。  次に、森林組合指導育成費は、森林組合の検査、指導等に要する経費でございます。  五ページをごらんください。  五ページ及び六ページは、林業・木材産業改善資金貸付事業特別会計でございます。  この事業は、林業者及び木材産業事業者の経営改善や新たな林業経営等に必要な資金を無利子で貸し付けるものでございます。  まず、五ページの貸付勘定でございますが、一の歳入は、業務勘定からの繰入金、前年度からの繰越金並びにこれまでの貸し付けに係る平成三十年度分の償還金及び過年度分の償還金を計上しております。  二の歳出でございますが、平成三十年度の貸付金として一億円計上いたしております。  六ページをお開きください。  業務勘定でございますが、一の歳入につきましては、一般会計からの繰入金と前年度からの繰越金を、また、二の歳出につきましては、貸付事務等に要する経費を計上しております。  以上で、環境林務課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5 ◯ふくし山委員長 次に、地球温暖化対策課長の説明を求めます。 6 ◯鳥越地球温暖化対策課長 地球温暖化対策課関係のものにつきまして、御説明申し上げます。  七ページをお願いいたします。  第四目、環境保全対策費の環境管理費でございますが、一の地球環境を守るかごしま県民運動推進事業につきましては、効果的な温暖化対策を推進いたしますため、県民運動や省エネライフの推進、かごしまこども環境大臣の任命、環境学習の推進等に要する経費でございます。  八ページをお開きください。  二のかごしま低炭素社会モデル創造事業(屋久島)につきましては、ほぼ全ての電力が水力発電で賄われております屋久島におきまして、二酸化炭素の発生が抑制された先進的な地域づくりを促進いたしますため、地域協議会における温暖化防止活動の推進や急速充電施設の整備等に要する経費でございます。  三のかごしまエコファンド推進事業につきましては、事業活動や社会活動により発生する温室効果ガスのうち、みずから削減できない排出量につきまして、森林整備によるCO2吸収量により埋め合わせを行う取り組みに要する経費でございます。  四の九州版炭素マイレージ制度推進事業につきましては、九州各県及び経済界と共同で、家庭や地域でのCO2排出削減活動に経済的にインセンティブを付与する九州版炭素マイレージ制度九州エコライフポイント)を実施いたしまして、CO2排出削減と地域活性化に要する経費でございます。  九ページをごらんください。  第一目林業総務費の緑化推進対策費につきましては、森林環境税を財源といたします森林にまなびふれあう推進事業といたしまして、森林・林業に関する触れ合い体験活動森づくり実践活動の推進に要する経費でございます。  以上で、地球温暖化対策課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 7 ◯ふくし山委員長 次に、廃棄物・リサイクル対策課長の説明を求めます。 8 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 それでは、廃棄物・リサイクル対策課関係の主なものにつきまして、御説明申し上げます。  十ページをお開きください。  第三目環境衛生対策費の環境衛生改善費でございます。  三のごみ減量化・リサイクル等推進事業は、県ごみ減量化・リサイクル推進協議会の開催、家電リサイクル法自動車リサイクル法の普及啓発等に要する経費でございます。  十一ページをお開きください。  四の産業廃棄物循環型社会推進事業は、産業廃棄物の排出抑制、リサイクルの促進及び適正処理を確保するため、中間処理業者等の産業廃棄物処理施設の高度化に向けた取り組みの支援やリサイクル製品の普及等に要する経費でございます。  六の海岸漂着物地域対策推進事業は、海岸漂着物回収処理等に要する経費でございます。  十二ページをごらんください。  九の産業廃棄物適正処理推進事業は、産業廃棄物適正処理監視指導員、産廃Gメンによる巡回指導や不法投棄防止パトロールの実施、不法投棄された産業廃棄物の撤去や原状回復を行うために要する経費でございます。
     十のエコパークかごしま関連事業は、公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場について、広報誌の発行や道路整備等に要する経費でございます。  十一の産業廃棄物管理型最終処分場整備推進基金造成事業は、公共関与による管理型最終処分場の整備及びその推進のための基金造成に要する経費でございます。  十二のヤスデまん延防止対策事業は、ヤンバルトサカヤスデの蔓延防止のための調査・研究、普及啓発に要する経費でございます。  十三ページをお開きください。  十四のPCB廃棄物処理基金造成事業は、中小企業の保有するPCB廃棄物の適正処理を確保するために、国及び都道府県が造成する基金への出捐に要する経費でございます。  十四ページをごらんください。  議案第三五号鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件でございますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、手数料の新設、手数料の額の改定について所要の改正をしようとするものでございます。  以上で、廃棄物・リサイクル対策課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯ふくし山委員長 次に、自然保護課長の説明を求めます。 10 ◯羽井佐自然保護課長 自然保護課関係についての主なものにつきまして、御説明申し上げます。  十五ページをお開きください。  第六目自然保護対策費の自然環境保全対策費でございますが、一の奄美群島世界自然遺産候補地保全・活用事業につきましては、本年夏の奄美の世界自然遺産登録に向けて、自然環境の保全や持続可能な観光利用など、登録に必要な取り組みの推進に要する経費でございます。  二の奄美群島世界自然遺産交流連携推進事業につきましては、科学委員会、地域連絡会議への参画など、関係機関との調整等に要する経費でございます。  三の奄美自然観察の森整備事業につきましては、龍郷町の奄美自然観察の森のリニューアルに係る費用の助成に要する経費でございます。  十六ページをお開きください。  四の奄美世界自然遺産地域保全事業につきましては、奄美大島における世界自然遺産推薦区域内の一部の土地購入に要する経費でございます。  九の生物多様性鹿児島県戦略推進事業につきましては、生物多様性鹿児島県戦略の中間評価・見直し、聞き書き指導者養成講習会及び生物多様性シンポジウムの開催に要する経費でございます。  十七ページをごらんください。  自然公園費の一の自然公園等管理事業につきましては、自然公園内における許認可事務、甑島ツーリズム推進協議会への参加及び生物多様性保全の観点からの保護地域の見直しに要する経費でございます。  三の国立公園施設整備推進事業につきましては、市町村が行う国立公園における施設整備の費用の助成に要する経費でございます。  次に、第七目鳥獣保護対策費の一の鳥インフルエンザ環境調査事業につきましては、野鳥のふん便採取や死亡野鳥のウイルス検査の実施、野鳥における鳥インフルエンザ発生時の初動防疫体制の整備に要する経費でございます。  十八ページをお開きください。  第八目環境文化施設費の二の屋久島環境文化村中核施設管理運営委託事業につきましては、屋久島環境文化村センター、屋久島環境文化研修センターの管理運営や施設の補修に要する経費でございます。  十九ページをごらんください。  第十一目狩猟費の狩猟適正化対策事業費でございますが、休猟区等の指定や狩猟免許試験・更新、狩猟者登録、キジの放鳥及び狩猟取り締まりなど適正な狩猟秩序の維持に要する経費でございます。  次の有害鳥獣総合対策事業費は、市町村が行う有害鳥獣捕獲許可等の事務に係る権限移譲交付金に要する経費でございます。  次の特定鳥獣総合管理対策推進事業費は、指定管理鳥獣であるシカ、イノシシの科学的、順応的な管理を行うための生息状況調査や捕獲等に要する経費でございます。  以上で、自然保護課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 11 ◯ふくし山委員長 次に、環境保全課長の説明を求めます。 12 ◯藪 環境保全課長 環境保全課関係の主なものにつきまして御説明申し上げます。  二十ページをお開きください。  第四目の環境保全対策費のうち規制管理費は、環境保全課の一般管理運営等に関する経費でございます。  次に、環境管理費一の池田湖環境保全対策事業及び三の鹿児島湾ブルー計画推進事業は、県が進める池田湖水質環境管理計画及び鹿児島湾ブルー計画の推進及び普及啓発に要する経費でございます。  四のダイオキシン類対策事業は、大気、水質、土壌等の常時監視調査に要する経費でございます。  次に、二十一ページをお開きください。  大気保全対策費一の大気汚染防止事業は、大気汚染防止法等に基づく届け出や立入検査等に要する経費、二の大気監視測定事業は、環境大気中のPM二・五などの監視測定や有害大気汚染物質対策等に要する経費、三の大気監視測定機器整備事業は、大気の監視に必要な機器の整備等に要する経費、四の酸性雨監視測定事業は、国設酸性雨測定所の維持管理等に要する経費でございます。  次に、騒音・振動・悪臭対策費は、航空機騒音や九州新幹線に係る騒音等の監視測定に要する経費でございます。  次に、二十二ページをごらんください。  水質保全対策費、一の水質保全事業は、水質汚濁防止法等に基づく届け出や立入検査等に要する経費、二の水質監視測定事業は、河川、湖沼、海域及び地下水の常時監視や工場等の排出水の監視に要する経費でございます。  次に、委託調査費は、国からの委託による化学物質環境汚染実態調査に要する経費でございます。  以上で、環境保全課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 13 ◯ふくし山委員長 次に、森林経営課長の説明を求めます。 14 ◯鮫島森林経営課長 森林経営課関係につきまして、御説明申し上げます。  二十三ページをお開きください。  第一目林業総務費の緑化対策推進費につきましては、森林環境税を主な財源とし、小・中学生に対する森林・林業教育支援に要する経費でございます。  次の万之瀬川水源かん養林対策基金事業費につきましては、万之瀬川流域の水源涵養林の整備に必要な資金の助成等に要する経費でございます。  次の林業普及指導費につきましては、林業普及指導職員の巡回指導等に要する経費及び林業後継者や市町村森林整備計画の策定等を支援するフォレスターの育成に要する経費でございます。  森の研修館かごしま運営費につきましては、林業就業者の技能講習等を行っている森の研修館かごしまの管理運営等に要する経費でございます。  二十四ページをお開きください。  第二目林業振興指導費の間伐促進対策費の森林をまもりそだてる整備事業につきましては、森林環境税を財源とし、健全な森林を整備するための森林づくり推進体制の強化や人工林伐採跡地の再造林推進等に要する経費でございます。  特用林産振興費の二、活動火山周辺地域防災林業対策事業につきましては、降灰被害防止施設の整備に要する経費でございます。  三のしいたけ等振興資金貸付事業につきましては、シイタケの生産・流通の合理化を図るための資金の貸し付けに要する経費でございます。  四のかごしま竹の郷創生事業につきましては、早堀りタケノコの生産体制の強化や竹材の有効活用を図るために要する経費でございます。  二十五ページをお開きください。  五の特用林産物の産地づくり推進事業につきましては、特用林産物の産地づくりの推進等に要する経費でございます。  入会資源総合活用促進対策事業費につきましては、入会林野等の有効活用を図るため、権利関係の整備等に要する経費でございます。  林業労働力対策費につきましては、鹿児島きこり塾の開催などによる林業担い手の確保・育成や林業労働安全衛生対策の推進に要する経費でございます。  次の流域林業活性化推進対策費につきましては、森林施業の集約化に必要な地域活動の支援に要する経費でございます。  二十六ページをお開きください。  第五目造林費の造林事業費につきましては、森林の有する多面的な機能を発揮させるための間伐や再造林等による多様で健全な森づくりに要する経費でございます。  次の種苗事業費につきましては、造林用優良苗木の生産・供給を図るための母樹園の整備、穂木の確保、生産施設の整備及び県営採種穂園の管理等に要する経費でございます。  二十七ページをごらんください。  第九目森林技術総合センター費につきましては、豊かな森づくりと地域林業の活性化を図るため、スギコンテナ苗量産技術の開発に関する研究や第二世代抵抗性松苗生産技術の開発に関する研究等に要する経費でございます。  二十八ページをお開きください。  第十目森林計画費につきましては、南薩地域の民有林について、森林の整備・保全の方向性や目標等を示した地域森林計画を策定するための現地調査等や市町村が行う森林情報整備への支援に要する経費でございます。  以上で、森林経営課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 15 ◯ふくし山委員長 次に、かごしま材振興課長の説明を求めます。 16 ◯米盛かごしま材振興課長 かごしま材振興課関係につきまして御説明申し上げます。  二十九ページをごらんください。  第二目林業振興指導費の間伐促進対策費でございますが、森林環境税を財源とする森林をまもりそだてる整備事業につきましては、間伐等の森林の整備や県産材を活用したモデル的な施設等の整備、新たな木製品の開発、小・中学校における木製机・椅子の整備等に要する経費でございます。  木材振興対策費のうち、三のかごしま材利用推進事業につきましては、かごしま材の利用を推進するため、かごしま材の普及啓発や品質の確保対策、公共施設等の木造・木質化、海外への木材輸出の取り組み等の支援に要する経費でございます。  三十ページをお開きください。  四の環境にやさしい「かごしま木の家」推進事業につきましては、かごしま材を積極的に使用して家づくりに取り組む工務店の活動や新たな魅力につながる実践的な取り組みの支援に要する経費でございます。  五の林業成長産業化地域創出モデル事業につきましては、林業の成長産業化を図るため、低コストで効率的な県産材の生産・供給体制の構築やさらなる木材需要の拡大、再造林の推進など、川上から川下までの一体的な取り組みの実施に要する経費でございます。  三十一ページをごらんください。  森林整備推進等対策事業費のうち、二の森林整備・林業木材産業活性化推進事業につきましては、林業・木材産業の活性化を図るため、間伐材の生産や路網の整備、木材加工流通施設等の整備に要する経費でございます。  次に、第三目林業構造改善費の林業・木材産業構造改革事業につきましては、木材加工流通施設等の整備及び既存施設の経営管理指導等に要する経費でございます。  第七目林道費でございます。  三十二ページをお開きください。  林道事業費のうち、一の林道事業につきましては、森林資源の整備や林業経営の合理化等に資する林道の整備に要する経費でございます。  二の県単林道事業につきましては、国庫補助事業として採択されない小規模林道の整備に要する経費でございます。  第三目林道災害復旧費の林道災害復旧事業につきましては、平成二十八年及び二十九年に発生した林道施設の災害復旧に要する経費と、平成三十年に災害が発生した場合に備えるための経費を計上するものでございます。  以上、かごしま材振興課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 17 ◯ふくし山委員長 最後に、森づくり推進課長の説明を求めます。 18 ◯増永森づくり推進課長 森づくり推進課関係の主な事業につきまして、御説明申し上げます。  三十三ページをごらんください。  まず、第一目林業総務費の県民の森管理・施設整備費のうち、県民の森管理運営事業、緑化推進対策費のうち、二の照葉樹の森管理運営事業でございますが、県民の森並びに照葉樹の森における指定管理者の管理運営及び施設整備に要する経費でございます。  次に、森林整備公社費につきましては、公益社団法人鹿児島県森林整備公社の円滑な運営を図るために必要な資金の貸し付け及び利子補助に要する経費でございます。  三十四ページをお開きください。  第二目林業振興指導費の間伐促進対策費の森林環境税を財源とする森林をまもりそだてる整備事業につきましては、良好な森林環境の創設を目的に、管理が不十分な森林や公益上重要な森林の整備に要する経費でございます。  また、第四目森林病害虫防除費の森林病害虫等防除事業費につきましては、松くい虫等森林病害虫の防除に要する経費でございます。  三十五ページをごらんください。  第六目県営林費の県営林経営管理事業費でございますが、県有林及び県行造林の経営管理及び森林整備等に要する経費でございます。  次に、第八目治山費でございます。  一般公共治山事業費につきましては、台風、集中豪雨等に伴う荒廃山地の復旧や山地災害の未然防止及び保安林の機能の維持強化に要する経費でございます。  三十六ページをお開きください。  二段目、県単治山事業費につきましては、国庫補助事業の対象とならない小規模の崩壊地の復旧に要する経費でございます。  四段目、保安林整備事業費につきましては、水源涵養、山地災害防止など森林の持つ公益的機能を高度に発揮させるため、保安林指定の推進等に要する経費でございます。  次に、災害復旧費でございます。  第二目治山施設災害復旧費の林地荒廃防止施設災害復旧事業費でございますが、治山施設の災害復旧に要する経費でございます。
     続いて、三十七ページをごらんください。  債務負担行為でございます。  これは、公益社団法人鹿児島県森林整備公社が日本政策金融公庫から借り入れる利用間伐推進資金につきまして、同公庫が損失を受けた場合、その損失を県が補償するものでございます。  以上で、森づくり推進課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 19 ◯ふくし山委員長 以上で、説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等もあわせてお願いを申し上げます。  御質疑はございませんでしょうか。 20 ◯田畑委員 十六ページの自然保護課のところ、奄美世界自然遺産地域保全事業、四億円余りですけれども、土地購入のもの、これは前回、分割で払うと言った分のうち今年度の分がこれだけということなんですか。 21 ◯羽井佐自然保護課長 委員おっしゃるとおりでございまして、前回九月議会で補正予算で九億円、それから債務負担行為で四億円をお認めいただきまして、あわせて土地の購入について御決議をいただいております。九億円につきましては二十九年度の補正予算で、四億円につきましては今回の三十年度の予算で計上させていただいております。 22 ◯田畑委員 これは土地の面積はどれだけでしたか。 23 ◯羽井佐自然保護課長 千三百二十三ヘクタールでございます。 24 ◯田畑委員 わかりました。  それともう一点、ヤスデの蔓延防止、十二ページ、これは生息はどの程度広がって、結局これだけの金額で蔓延防止になっていないと思うんですよ。今の生息域はどのような状態なのか。 25 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 ヤスデの発生状況につきましては、平成二十八年度におきましては、二十二市町村で発生をいたしております。今年度二十九年度につきましては、一月末現在でございますけれども、二十二市町村で発生しているところでございます。 26 ◯田畑委員 蔓延防止ができていると理解されているんですか。範囲がどんどんどんどん広がっていると思うんですよ。その対策というか、また今年度も同じような対策で蔓延防止といってやっていくのか、調査研究とかしているようですけれども、その効果というのはどの程度あるんですか。 27 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 ヤスデの蔓延防止につきましては、生息域は確かに拡大をしている状況でございます。このまん延防止対策事業につきましては、ヤンバルトサカヤスデ検討委員会の開催でございますとか、現地調査を実施いたしまして、こちらには関係する市町村の皆様方にもお声かけをして参加していただいております。調査研究の中では、例えばヤンバルトサカヤスデの駆除剤の開発などもいたしまして、開発ができまして、実際に市町村の皆様に利用いただいている状況でございます。 28 ◯田中委員 一ページの環境管理費の環境影響評価のことで六十万八千円ということで事務経費なんですけれども、三十年度の想定として、二十九年度に言及していただいていいんですけど、大体この環境アセスというか評価法に係る想定される開発行為とか、例えば二十九年度はどういう規模のものが、この影響評価法に該当する事業だったのか想定される開発行為の規模と大体二十九年度、三十年度どれぐらいの件数が見込まれてこのような予算計上になっているのか教えてください。 29 ◯梶尾環境林務課長 環境影響評価に関しましですけれども、この予算につきましては、環境影響評価を行うに当たりまして、専門家の委員に現地調査などを行っていただくということで、それに関する報酬とか費用弁償とかそういったものになっております。実際の対象につきましては、平成二十九年度にかかわりましたものが、前年度からも行っていたんですけど、太陽光発電の関係で、環境影響評価条例におきましては、土地の改変が四十ヘクタール以上のものが対象になるということで、それらのものについて二十九年度としてはありました。あと、風力発電の関係がありまして、これにつきましては、一万キロワット以上のものが国の環境影響評価法の対象になっておりまして、その関係が二十九年度におきまして、実際数件動いておりまして、それは始まったばかりですので、その手続が三十年度も続くかと思います。予算的にはそれに関しましての委員に係る経費でございます。 30 ◯田中委員 風力発電のことも出ましたけど、わかれば三十年度見込みを含めて近五年ぐらいで環境影響評価法の事業適用となった風力発電の件数と、それから所要年数が法律が厳しくなったというか、従前より事業者にとっては所要年数、大体どれぐらいかかるものかということと、それから県の関与というのはどの部分で、簡単でいいんですけど、一連の事業者が許可をもらって事業着工まで三年かかれば、その前段のところでかくかくしかじかについて、県としては、許認可審査をするというそこの手続の流れを教えてください。 31 ◯梶尾環境林務課長 風力発電に関しましては、平成二十五年から制度が変わりまして、従来、一般的な制度であれば方法書をつくって準備書という流れになるんですけれども、配慮書ということで計画検討する、具体的に中身が決まる前の段階で事前の検討をしてもらうという手続がありまして、その分で時間的にかかっているという面があります。そういったこともありまして、事前に配慮書手続という面もありますし、実際、従来からあります方法書、方法書が終わった後に実際に環境の状況を事業者の方が調査しないといけない、ある程度の期間がかかります。その上で最終的に評価書となりますので、そういった流れの中で、三年とかそれぐらいの期間はかかってくるんじゃないかと思っています。  あと、県の関与につきましては、規模が大きい風力発電で、今動いているものにつきましては、国の制度になっておりますけれども、その中で都道府県知事に対しましては、環境保全の観点からの意見を求められておりまして、その手続の中で県としての意見を、その際に専門家の意見も聞きながら、市町村の意見も聞きながら回答しているところでございます。 32 ◯田中委員 最後は、要望というか意見にしますけど、再生可能エネルギーのビジョンもできて、国策として知事も力強く進めていくというその部分と、それから一方では、規制側というか、環境に再生可能エネルギーを進めるのはよしとしても、環境サイドとしてはやはり手続的に後々住民とか周辺環境に影響が将来出てこないような指導というのは、やはり意識しておかなければいけないということで申し上げました。  二十二ページなんですけど、環境保全課の水質監視測定事業が出てきていますが、この常時監視のことと事業場の監視に要するとあるんですけど、具体的にこういう水質監視の箇所数とかどのようなやり方でされているのかということをまず教えてください。 33 ◯藪 環境保全課長 まず、常時監視の水質環境基準監視ですけれども、県内の公共用水域七十一水域、三十七河川、四十三水域、四湖沼、四水域、八海域、二十四水域及び地下水について常時監視を行っているところです。  排水基準監視なんですけれども、これは県内の工場、事業場の排水を年約二百五十から三百ぐらい立ち入り採水して、基準を超えていないかどうか監視しているところです。 34 ◯田中委員 幅広くされているのはわかりましたけど、お尋ねしたかったのは現年度より一千九百万円ぐらい一般財源事業が減っているわけなんですよ。先ほど多く羅列されましたけれども、こういう環境水質保全の一般財源事業が大幅に減額になるという理由はなんでしょうか。 35 ◯藪 環境保全課長 前年度より水質関係の予算が大分減っているのは、多分、水質機器の整備について計画的にやっているんですけれども、来年度は水質機器の整備が予定がなかったものですから、その分が減っていると思います。水質監視測定事業は、二十九年度予算は二千四百八十万円で、三十年度予算二千三百七十万円ですから、それほど変わっていないと思いますけど。 36 ◯田中委員 思うじゃなくて、質問ですから、二項目あるのであれば、水質保全事業が前年度幾らでかくかくしかじかのソフト面とハード面によって幾ら減りました、そして二の水質監視についてはほとんど変わっておりませんという答弁をしてください。 37 ◯藪 環境保全課長 ただいま申しましたけど、水質保全対策事業のうち二十九年度は測定機器を一千六百六十万円整備しております。三十年度はその予算がないものですから、大分差があります。 38 ◯田中委員 次の質問で、二十四ページの特用林産振興費の二の活動火山のところなんですけど、新燃岳の情報も非常に気になるものですから確認しますけど、二で百七十万三千円で特用林産物の降灰被害に対する補助なんですが、これは具体的に何に対してどれぐらいの補助をされて百七十万三千円なのかということと、関連で言いますけど、この補助金というのは、一般財源ですから、ある一定量の降灰量の基準があって、ある特用林産物に灰が来ないようにという、そこの平成三十年度の百七十万三千円の具体的な事業内容と、それから補助適用の基準を教えてください。 39 ◯鮫島森林経営課長 平成三十年度につきましては、南九州市で枝物の生産施設につきまして、降灰防止の被覆施設ということで保冷庫が一つ、あと降灰洗浄施設ということで動力噴霧器が一台、締めまして事業費が二百六十二万三千円ということに対しまして、これで六五%の補助率になっておりますので、この予算額で補助するということになっております。ちなみに二十九年度につきましては、霧島市でシイタケの生産施設の補助をビニールハウスをつくっておりまして、要望に応じまして計画的にいろいろな施設について整備をしているというような状況でございます。  あと、対象につきましては、現在のところは桜島の降灰被害対策を中心にやっておりますが、口永良部島の噴火等もございまして、あのような噴火に対してもエリアを広げて補助の対象のエリアに入れております。  県内でいきますと、大島地域ぐらいを除きまして、ほぼ全域がこの事業の対象になっております。 40 ◯田中委員 幅広く救済というか補助はいいことなんですけど、今の答弁で一般財源事業で活動火山のエリアということではなくて、県独自で認めたほぼ全県的なエリアに対して補助事業ということですか。ある地域における降灰量の基準が一定以上に対してという、そこのある意味厳格な基準はなくて、ほぼ全域的に一般財源事業でやっているという理解でよろしいんですかね。仕組みとしては非常にいいと思うんですけど。 41 ◯鮫島森林経営課長 降灰による被害で生産量あるいは減収等があった場合に、市町村からその報告を受けて、それらの影響が一定以上ある部分については全ての市町村について対象エリアということで事業を実施させていただいております。 42 ◯田中委員 これも要望にしますけれども、新燃岳の活動中で一刻も早い終息を願うんですけど、結果的にテレビでもキノコ農家ですかね、被害を受けている方が出ましたので、この環境林務部門だけじゃなくて全庁的な課題なんですけど、当初予算の審議ですけど、可能な限り県としても推移を見守りながらこういう農家の方の救済に手を尽くしていただきたいと思います。  最後に、三十七ページに債務負担行為が森林整備公社に出てきておりますけど、まずは、この債務負担の五億円余りの限度額の根拠はどのような基準でこのような限度額の設定になっているんでしょうか。 43 ◯増永森づくり推進課長 債務負担行為の計算の根拠について御説明いたします。  日本政策金融公庫から森林整備公社が借り入れを行う平成三十年度の予算額、これは利用間伐推進資金という資金でございますが、この金額が三億五千八百二十二万九千円でございます。三億五千八百万円余りということになります。この償還につきまして、県が債務保証する損失補償を行うことになっているんですが、この三億五千八百万円余りの利用間伐推進資金を償還する仕組みといたしましては、償還期間が二十年以内となっておりまして、据え置き期間が十九年ということになっております。したがいまして、二十年後に元金を返すわけですけれども、その期間の十九年分の支払い利子、そして最後の年の元金プラス支払い利息、そしてさらに加えまして、償還期間中の延滞利息がかかります。そういったものをもろもろ加えていきましたときに、この三億五千八百万円余りが五億六百六十八万円という金額になりまして、これを限度額に県が補償するということになっております。 44 ◯田中委員 借入金の償還期間内の元利償還の全額と理解しましたが、この仕組みというのは毎年借り入れた分に債務負担行為の設定をして向こう二十二年間分ぐらいの元利償還というやり方ですか。言わんとするのは、この平成五十一年度まではもうないのかということなんですけど、毎年毎年こういうやり方で元利を含む債務保証の債務負担行為の設定になっていますか。 45 ◯村山県営林管理監 この債務負担行為につきましては、平成三十年度に借り入れる分につきまして、償還期間が二十年間でございますから、二十年間全く利子元金合わせて返さなかった場合の最高額を限度額として、債務負担行為をお願いをしているところでございます。もし、来年度以降もこういった資金を借りることとなった場合は、その借り入れ時点でこのような債務負担行為ということでお願いをすることになっております。 46 ◯田中委員 最後にしますけど、これまで当然この外郭的な森林整備公社というのは、これからの林業振興にも大事という位置づけでその前提で質問しているんですけど、これまで公社の設置以来、やむなく損失補償の経歴というかそういう例はありますか。要するに運営的には、先ほど貸し付けとか利子補給の予算も六億円余り出てきていますけど、県費の投入が相当大きいんですけど、結果的にこういう債務負担行為に係る歳出というのが県から出てきたのか、損失補償の例があるかどうか教えてください。 47 ◯村山県営林管理監 損失補償をずっと契約をしておりますけど、今まで一回も損失補償をした実績はございません。(「わかりました」という者あり) 48 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。 49 ◯寺田委員 十一ページ、本会議で質問した経緯がありますので、この海岸漂着物地域対策推進事業の説明がありましたけれども、これは今、奄美と十島に流れて来るタンカー事故による油状の漂着物の処理事業にこれを充てるという理解していいですか。 50 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 今回、三十年度当初予算で計上している分の積算時点では、今回の油状漂着物の内容は入っておりませんけれども、当然、三十年度に入りましてからこの予算の中から執行することは可能でございます。 51 ◯寺田委員 十島の役場の皆さんから聞きますと、船会社の保険で回収事業に対する人件費等は割り振っているということで、本会議で質問させていただいたんですけど、船会社の保険の関係でいうと、タンカー事故と油状漂着物の因果関係がはっきりとされない部分については、今は船会社でみて回収作業をやっているというけれども、因果関係がはっきりしなくなったときには、それはそのまま引き上げる可能性があるということを聞いたんですけれども、それに対して、もし引き上げた場合は、これで対応するということは可能だというけれども、この額そのものがふえる可能性もありますか。船会社の保険適用がされない、因果関係が証明されない場合のことについて聞いているんです。 52 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 私どもから環境省に確認しているところでは、三十年度当初予算はこの金額であるけれども、油状漂着物関係で追加で予算が必要ということになった場合には相談をいただければということでお話は聞いているところでございます。 53 ◯寺田委員 国もそういう考えであれば、島に、地元に、村役場にそれなりの持ち出し分が発生しないという形で理解しておけばいいですか。 54 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 この海岸漂着物地域対策推進事業につきましては、離島地域であれば国庫補助が九割、市町村負担が一割でございます。その一割の分につきましては、特別交付税措置が八割されることになっております。 55 ◯寺田委員 わかりました。相当ナーバスになっていらっしゃるようですので、ぜひ、まめな対策をお願いしておきたいと思います。  それから、先ほど田中委員からも質疑が交わされましたけれども、太陽光だとか風力だとか、そういった関係で皆様方の所管の課と、例えば企画部でやっているエネルギーの関係、課、部を横断して合い議を進めなくてはいけないものが結構、当初の中でも、質疑の中でも交わされていますよね。例えば皆さん方のところが、入会権が生じたりとか、いろいろな事業を進めていく中で、それぞれの所管にかかわってきますが、そうすると一つの課の対応がおくれればそれだけ今度はほかの課への影響が出てくるという可能性も大いにあるわけですけれども、そこら辺の横の連携というのは、こういった事業を進めていく中できっちりされていますか。これは県政一般になるかな、これはまた後ほど聞かせていただきます。 56 ◯ふくし山委員長 ほかにございますか。 57 ◯吉留委員 十二ページの廃棄物・リサイクル対策課、十一番の産業廃棄物管理型最終処分場整備推進基金造成事業というこれに関係するのかもしれません、これはエコパークの話なのか、これからの産廃処理場の話なのかわからないですが、エコパークができて稼働して数年たっているんですが、営業職を設けるほど予定より少ないというのは、これはいいことだと思うんですが、それにしても十七、八年たつと満杯になってくるので、その後の公共関与型の最終処分場をそろそろ考えておかないといけない時期になってくるかと思うんですが、その辺の考え方とか動きというのはどうか、何かあるんですか。次の公共関与型の最終処分場に向けた動きです。 58 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 エコパークかごしまにつきましては、平成二十七年一月に開業して以来、運営を続けているところでございますけれども、今現在、県の環境整備公社におきまして、安心・安全を第一とした施設運営を旨として搬入量の確保に取り組んでいるところでございまして、当面はエコパークかごしまにおきまして産業廃棄物の適正処理等を推進してまいりたいと考えてございます。 59 ◯吉留委員 要するにこの十一番の基金造成事業というのは、何を意味しているんですかと聞きたいわけです。 60 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 この管理型最終処分場整備推進基金の積み立てでございますけれども、これにつきましては、エコパークかごしまの整備に当たりましては、これまで産廃税等を財源といたしまして、処分場本体や周辺地域の振興等を進めてきたところでございます。処分場本体の整備は完成したところでございますけれども、今後も普及啓発活動の事業ですとか、そういった支払い等に所要の経費が見込まれますことから、引き続き、基金の積み立てを継続しているところでございます。 61 ◯吉留委員 要するに、これはエコパークについての基金と思っていいんですね。ほかにこれから考えないといけないんだけど、そのための準備という意味ではないということですか。 62 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 今現在運営しておりますエコパークかごしまの運営等に要する経費につきましての財源として充当しておりますけれども、吉留委員おっしゃいますように、埋め立て完了後におきましても最終処分場の処理体制を検討していくという必要がありますことから、それも含めまして、引き続き積み立てを行っているところでございます。 63 ◯吉留委員 確認ですが、今のところどこか、もう一カ所つくる、二カ所つくるための選定作業にはまだかかっていないということですね。 64 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 委員おっしゃるとおりでございます。 65 ◯吉留委員 エコパークについてですが、これは市町村で一般ごみの燃えかすを自分たちで処理できないものをエコパークで受け入れるということが、薩摩川内市とあと十島村か三島村かだったと思いますが、それ以外でどこかあるんですか。 66 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 一般廃棄物の受け入れにつきましては、平成二十八年度から薩摩川内市と喜界町、三島村、十島村それぞれ四市町村から受け入れをしておりますが、それ以外につきましては、今のところ受け入れを検討しているところはございません。(「いいです」という者あり) 67 ◯大園委員 森づくり推進課に、三十四ページですけれども、林地開発許可制度実施事業費、今、林地開発許可については県として何カ所ぐらい行っておりますか。 68 ◯増永森づくり推進課長 林地開発の許可処分の件数というお尋ねだと思いますが、今年度につきましては、二月九日現在で十五件許可を行っております。 69 ◯大園委員 林地開発許可の問題は、太陽光の問題等で相当数がふえてくると思うんですけど、減額になっているということで、減額になった根拠がわからないんです。ふえているのではないかなと思っていて、林地開発の許可はふえてはいないのですか。 70 ◯増永森づくり推進課長 林地開発許可制度実施事業費の予算額が前年度に比べまして減額になっている、この件についてのお尋ねということでございますけれども、これにつきましては、ほとんどこの林地開発許可に要する経費は旅費とか役務費とか、こういう事務費でございまして、この事務費の縮減によるものでございます。 71 ◯大園委員 この中身が実施事業が交通費とかそういうものなのか、それともむしろ林地開発許可をするに当たってはある程度の事業費がかかるんだろうと思っているんですけど、これがいまいち中身がよくわからないんですけど、ただ行くだけの交通費などですか。 72 ◯増永森づくり推進課長 林地開発の事業に要する使途と申しますか、そういうことのお尋ねでございますけれども、これは林地開発につきましては、係長以下四人の係の体制の中で、許可あるいは許可後の現地の許可どおりに開発が行われているかどうかの確認、こういったもの、それから主要防災施設の完了時点、最終的に開発が完了した時点での現地確認、こういったものに要する経費がほとんどでございまして、したがいまして、事務費と申し上げましたけれども、ほとんど旅費を使うという形で予算を組んでいるところでございます。 73 ◯大園委員 林地開発の問題については、いろいろ我々も尋ねられたりするものだから、予算として少ないのかなという気がしているものですから、もう少したくさんあってもいいのかなと思っているところなんですけれども、林地開発そういった事業は、これだけで足りるものなんですか。 74 ◯増永森づくり推進課長 現状では、先ほど申し上げましたとおり旅費で、県内の出張旅費、しかも日帰りの公用車を使用しての旅費を使用することがほとんどでございますので、現状で特に過不足ということは生じていないところでございます。  また、林地開発につきましては、県の本庁の四人の係員のみならず地域振興局・支庁等も七つございますけれども、そちらの職員とも連携をとりまして、主要防災施設の完了確認とか、開発申請があったときの事前調査とかそういったものなども連携をとりながら効率的な事業の執行に努めているところでございます。(「結構です」という者あり) 75 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。 76 ◯寺田委員 二十九ページのかごしま材利用推進事業二億八百一万六千円予算を計上されておられます。その中の(四)かごしま材輸出拡大加速化事業、これは、こういう名称で出てますけれども、具体的にどういう事業を展開されようとしていらっしゃるんですか。 77 ◯米盛かごしま材振興課長 輸出拡大加速化事業につきましては、これまでも木材の輸出につきましては、商社の方々、サポーターということで協力をいただきながら支援をさせていただいておりますけれども、今年度、農林水産物の一体的になりました輸出促進ビジョンというのを策定いたしまして、その中で木材につきましても、今後の展開を図っていこうというところが新たなステップのところになっているかと思っております。  具体的には今回の輸出拡大加速化事業につきましては、新たに輸出先を開拓しようというところもございまして、そこに向けての外国語版のパンフレットをつくりまして、かごしま材のPRを図りましたり、あるいは相手方の情報収集というところを開拓しようというものが一つございます。そして、サポーター、先ほど申しました商社の方々等が輸出先相手国で取り組みをされる場合に、これまで丸太が結構主流で輸出をされておりますけれども、新たに内装材のニーズですとか、そういうところをしっかりと把握したり、あるいは海外のバイヤーの方々を招聘することで県内でのかごしま材の品質の確かさ、そういうところも今回のこの事業の中で支援をさせていただくことでこれまでにはない相手方、それから輸出する品目というところを広げていきたいという内容になってございます。 78 ◯寺田委員 思いはよくわかりましたけど、当然いいものをつくれば物は売れていくわけですから。県としても、そういう引き合いがあるということを聞かせていただいていますけれども、具体的に相手国を拡大していこうというビジョンだというのはわかりますけど、商社側からの情報をとったりとかというのもよくわかりますけれども、県として、例えば人口がふえつつある東南アジアの中でもインドネシアだとかマレーシアだとか、それとも木材の需要度が高まっていると言われている中国だとか、そういう形で商社と組むんだったら、その前にどこかとJICAと組むとか、そこらあたりの具体的なことを僕は聞きたいんです。具体として、今年度から輸出ビジョンはどのようなところを対象として動きますよというそういったところを聞きたいんです。 79 ◯米盛かごしま材振興課長 輸出の相手先といたしましては、ベトナムが国も向こうにアンテナショップをつくってございまして、そこに向けてかごしま材のPRをさせていただければというところがございます。あと、アメリカ向けにアメリカの住宅のフェンスですけれども、囲い、フェンスに向けてこれまでもともとアメリカでありましたスギ材というところにかわる日本のスギ材ということで輸出が始まってございまして、そういうところに先ほど申しました商社を通じてでございますが、鹿児島にさつまファインウッドと申しまして、ツーバイフォーの住宅部材をつくってございますが、その部材自体がフェンス材として有効だということで非常に伸びてきております。そういうところを今回新たなターゲットとして具体的な取り組みとして進めていきたいというところがございます。  以上です。 80 ◯寺田委員 いろいろな建築本体も、木材が三階建てがオーケーになったりとか、それから材料の研究が非常に進んで強度もそれなりに出てきているとか、そういう形で、日本の木質関係が非常に伸びているというのは我々も聞いておりますが、鹿児島でも今そういった具体的な話がありましたので、ぜひともそれらを前向きに積極的な対応をしていただければと思います。  最後に、この五項目挙げてありますけど、ちなみにこのかごしま材の輸出拡大加速化事業に対して大体予算はどれくらい見ていらっしゃるんですか。 81 ◯米盛かごしま材振興課長 輸出拡大加速化事業につきましては、三十年度四百六十九万四千円という金額で掲載させていただいております。 82 ◯寺田委員 わかりました。どんどん売って、もっと予算もつけるべきところはつけて対応していただければと思います。終わります。 83 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。 84 ◯堀口委員 出水ですので、どうしても鳥インフルエンザのことについては少しお聞きしたいなと思っております。  十七ページのことになってくるわけですが、前年度予算からすれば少しだけ減額というような形での本年度の予算となっているわけですが、当然、農政部との関係も出てくるわけですけれども、この自然保護課におけます対策費で環境調査事業、これは初動防疫体制のためにされると思うんですが、その前の段階といったらいいんですかね、結局、何が持ってきて発生させるのか、そこまでの調査というのは自然保護課ではされないんですか。 85 ◯羽井佐自然保護課長 委員お尋ねの点、そもそもウイルスを野生の生き物の何が保有しているかということのお尋ねかと思いますけれども、今現在、専門家にもいろいろお聞きしながら事業を進めておりますが、その中では、やはりカモ類にウイルスが常在的に保有されているのではないかということはお聞きしております。 86 ◯堀口委員 私も今までのことでそのように思っているんですけれども、どうしても、この間、ニュースでも見たんですけど、新聞記事でも見たんですけれども、宮崎県がその調査をしっかりやると、そのことで結局他県に対しても情報を与えるというような取り組みをするという記事を見たことがあったものですから、鹿児島県としてはもうその初動防疫体制、これはもう世界一、日本一だと私は思っているんですけれども、どうしてもその原因というのですか、やはりこれから先はそこを先に調べていかなければいけないと思っているんですが、宮崎県の対応というのに対しては、自然保護課ではどのように捉えていらっしゃいますか。 87 ◯羽井佐自然保護課長 今現在、発生時前の野鳥の調査につきましては、年間通じて四回ほどガンカモ類のふん便の採取を行って、そのふん便の中のウイルスの保有状況というものを調べておりますので、発生前の対応につきましては、国とも連携しながらそういったウイルスの保有状況を確認しておくことで、何とか対応している状況でございます。 88 ◯堀口委員 本当にそこから先だろうと思うんですよね。もうしっかり防疫体制はできているわけですので、できればそこの原因というのを先に突き詰めて、シベリアから来るのを全部ストップさせるとか、それぐらいの気持ちでやらないととてもじゃないけど、毎年毎年そのことで心配しなくてはいけないものですから、やはりそこまで世界的な規模で調査するべきだと、研究するべきだと私は思っているものですから、時期にそういう動きもしていただきたい、ですからその調査費もつけていただきたいと要望しておきます。  それからもう一つ、十九ページの特定鳥獣総合管理対策推進事業費、前年度はゼロであって、今年度は四千五百七十六万円つけてあるんですが、この事業費について中身を教えていただきたいと思います。 89 ◯羽井佐自然保護課長 特定鳥獣総合管理対策推進事業費ですが、今年度新規事業として予算要求させていただいております。こちらは、従前、平成二十七年から二十九年度までの予算項目で申し上げますと、二つ、指定管理鳥獣捕獲等事業、この十九ページの一つ上の欄に載っております事業と、それから鳥獣管理対策推進事業という二つの事業を統合する形で今回、特定鳥獣総合管理対策推進事業ということで上げさせていただいております。  具体的な中身でございますが、まず、一つは、シカ、イノシシの管理を科学的に適切に進めていくために、専門家からなる検討会を従前より設置してございまして、そちらを今年度以降も引き続き維持をしていきたいと、そこで科学的な助言をいただきながらシカとイノシシの個体群の管理に反映させていきたいと考えております。  もう一つは、指定管理鳥獣捕獲等事業というものになります。指定管理鳥獣というのはシカとイノシシのことでございますが、国が定める指定管理鳥獣というものになっていまして、全国規模で個体群管理を推進していく鳥獣ですが、それに関しまして国から交付金の制度がございますので、そちらを活用してその中で実際の捕獲から、それから捕獲の従事者の育成といったところまで含めて交付金を活用しながら三十年度以降実施していきたいと考えております。 90 ◯堀口委員 捕獲等に要する経費というところで引っかかったものですから、というのも、この科学的にと言われるところは、当然、シカ、イノシシをとり過ぎてもよくない、それでもう放っておけばそれはふえることはわかっておりますから、それを科学的にというような感じに私は受け取ったわけですけれども、今の現状で作物等に対する被害額はまだ余り減っていないと思うんですよ。その割合と結局、シカ、イノシシの量と、皆様方、自然保護課で考えていらっしゃるそこはどのように思われますか。比例していると思われますか。 91 ◯羽井佐自然保護課長 さきに、この事業の中で、科学的に専門家の御意見も聞きながら事業を進めていっておりますけれども、それと同時にシカにつきましては、県下にモニタリングのためのサイトを設けておりまして、その中でシカのふんの数を調査することで、県における推定の個体数とか密度というものを毎年調べながら事業を進めております。  それからイノシシにつきましても、若干、シカとは異なる方法で県下における推定の個体数や密度といったものを見ながら事業を進めていっておりますけれども、必ずしも農業被害額の多いエリアでそういった密度が多い状況というのは、全ての場所で正確に比例関係にあるかということにつきましては、まだそこまでの知見を有しておりません。 92 ◯堀口委員 新聞等で事件といったらいいのか、補助金の問題でいろいろあるわけですけれども、どうしてもそちらがこうなってしまって、とる意欲がなくなってくるというか、押さえつけられてしまってというところもあるんですけれども、そういうことをやるほうも悪いのは悪いんですけれども、でも自然保護課の方々がそのように科学的にやっていこうと、徐々に減らしていこうといろいろ研究されているわけですから、当然、まだ被害もありますし、そういった問題を解決しなくてはいけないんですけれども、そこら辺の指導、まだ必要なんですと、とっていかなくてはいけないんですと、そうしないと被害もふえてきますということを皆さん方からぜひ積極的にやっていただきたい。その後は農政部の関係で結局、捕獲で動かれるということになろうと思いますので、そこら辺のバランスをしっかりととっていただいて、とる意欲というのも持っていただかないととても困るんですよ。霧島でも阿久根でもいろいろありますけれども、そこら辺はしっかりとやっていただかないと困るのは農家の方々だろうと私は思っていますので、ぜひそこら辺の指導もよろしくお願いしたいと思っております。 93 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。 94 ◯桃木野委員 十二ページのところのエコパークかごしま関連事業で二億一千七百十九万円計上されていますが、具体的に内容を教えてください。
    95 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 エコパークかごしま関連事業は、総額二億一千七百十九万円でございますが、それにつきましては、大きく四つの事業に分かれてございます。  一つ目が普及啓発活動推進事業としまして一千七百三十九万円、それからエコパークかごしま周辺地域振興事業としまして四千五百万円、それからエコパークかごしま周辺地域環境整備事業としまして一億四千八十万円、それからエコパークかごしま用地補償事業としまして千四百万円、以上でございます。 96 ◯桃木野委員 この環境整備というのは、前も視察で行ったときに、何か道路とか河川とかやっていましたけど、そういう工事になるわけですか。 97 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 先ほどの四つの事業のうち、二つの事業、周辺地域振興事業につきましては、地元の自治会の方々からの地域振興策の要望等に伴いまして薩摩川内市が実施しております事業、これが四千五百万円でございます。それから周辺地域環境整備事業といいますのが、同じく地元の自治会の方々と地域振興策の確認書で取り交わした事業でございまして、県道の整備ですとか河川改修を行います事業でございます。 98 ◯桃木野委員 その事業というのは、たしか当初、エコパークを開設するときに、自治会が幾つかあって、そして賛成といいますか協力をいただいたということで、いろんな環境整備をしますということに基づいて、それが今もこうしてやっていらっしゃると、その後、何か要求が出てそのようになっている、その辺のところはどのようになっているんですか。 99 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 今現在行っております事業は、エコパークかごしま開業前に周辺の四自治会の方々と締結しました県との地域振興策に関する確認書、これが幾つかの項目がございまして、その事業で現在進行中のものが県道整備と河川改修工事でございます。 100 ◯桃木野委員 そうすると、当初の協定に基づいてやっておられるということで、それは今後、残事業というのはどういったものがあって、例えばまだ金額的にどれくらいとか、そこらはわかりますか。 101 ◯ふくし山委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時三十二分休憩      ────────────────         午前十一時三十二分再開 102 ◯ふくし山委員長 再開いたします。 103 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 大きく分けまして、県道整備と河川改修工事でございます。  県道につきましては、エコパークかごしまから地元の集落までの県道百次木場茶屋線の道路整備につきまして、まだエコパークかごしまから集落までの方向で工事がまだ進んでいない部分がございますので、その部分を進めているところでございます。  河川工事につきましては、下流域でまだ護岸工事等に着手している段階でございます。あわせて上流域はまだ用地交渉等を進めている段階でございまして、しばらく工事はかかるかなと考えてございます。  今後の見込みでございますが、なかなか正確な数字が申し上げにくいんですけれども、約四億円ほどはかかるかなと思っております。 104 ◯桃木野委員 先ほど、用地補償費とおっしゃいましたかね、一千四百万円、それは工事をするための土地代ということですか。 105 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 先ほど用地補償事業と申し上げましたのは、エコパークかごしまの処分場本体の用地につきましては、長期の賃貸者契約を締結しておりますので、その分の年度ごとの支払いでございまして、河川改修等の用地事業につきましては、先ほどの県単公共事業の中で予算計上してございます。 106 ◯桃木野委員 当初、何カ所か自治会があって、たしかまだその当時、一カ所協力が得られていないところがあったかと思いますけれども、それはその後も変化はないのですか。 107 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 委員おっしゃいますとおり、関係自治会のうち一自治会につきましては、環境保全協定等の締結にまだ至っていないところでございます。 108 ◯桃木野委員 そうすると、その自治体についても引き続き交渉はされていると、そういうことですか。 109 ◯伊地知公共関与処分場担当参事 県といたしましては、引き続き、エコパークかごしまの安全性等につきまして理解が得られるように努めてまいりたいと考えてございます。 110 ◯桃木野委員 わかりました。  次に、十四ページのところに、手数料の新設、それから改定ということでありますが、ここの手数料の内容について、新設についての説明をお願いします。 111 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 手数料の新設についてでございます。  二以上の事業者による産業廃棄物の処理特例認定、それから処理特例の変更認定でございますけれども、二以上の事業者と申しますのは、典型的に申し上げますと、親会社と子会社ということでございまして、こういった親会社と子会社が共同してリサイクル処理を行う場合にこの認定を受ければ廃棄物処理法の許可ではなく、この認定制度で廃棄物の処理ができるという仕組みでございます。 112 ◯桃木野委員 それから、その下に手数料がこれは改定後が下がっていますけど、この考えを教えてください。 113 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 手数料の額の改定でございます。  これにつきましては、地方公共団体の手数料の標準に関する政令、これが改正されることになりまして、県でもその政令に従いまして金額を七万五千円から六万七千円に改定をするものでございます。 114 ◯桃木野委員 あと一点だけ、二十五ページ、下に流域林業活性化推進対策費、本年度の額が三分の一ぐらいに減っておりますけど、この減の理由についてと事業内容についてもう少し詳しく教えてください。 115 ◯鮫島森林経営課長 この流域林業の事業費につきましては、森林経営計画の策定をするために、所有者の方々に普及啓発をしながら施業の集約化を図っていくためのいろいろな地域活動、所有者の所在を探したり、あるいは立ち会いを求めて境界を確定したり、あるいは間伐を督励して計画的な間伐に承諾をもらったり、そういった地域活動をする経費でございます。  金額が大きく減った理由としましては、今まで大きな林地を対象にして、それを確認しながら周辺の林地を取り込んで経営計画を策定してきたところなんですが、最近、残っている森林が非常に小さな森林になってきておりまして、そういった森林については、所有者の方が不明であったりとか、探すのに手間がかかったりとか、あるいは相続手続がまだだったりとかいうことで、非常に進めることが厳しい状況になってきております。それで面積的に要望が少なくなってきたと、あと、路網の改良等がこの事業の中でそのエリアに関してできたんですが、今までは全部の地域、森林経営計画の対象森林全てについてその改良等の事業が実施できたわけですが、昨年から一部のこういった地域活動する森林、先ほど申し上げた森林所有者を特定して説得したりとか、そういった作業をする森林に限って路網の改良等ができるという制度に内容が変わりまして、それを受けまして、ことしの要望がずっと減ってきたということでございます。ただ、森林施業の集約化については、今後ますます進めていかなければならないということもございますので、この事業の使用の有無にかかわらず集約化についてはいろんな林業関係者の方の説得をしながら進めてはいくと考えております。 116 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。 117 ◯向井(俊)委員 二点ほどお伺いします。  十二ページの産業廃棄物適正処理推進事業というのがありまして、不法投棄監視ネットワークの運用とか、産廃不法投棄一一〇番の運用とございます。これは、各それぞれの自治体、市町村でもこの事業というか、それはやっているかと思うんですけど、県との連携というか、そういうものがあるのかどうか。  それと五番目に不法投棄等原状回復促進事業費補助とあります。この原状回復するための補助というのは、これはどこに対して支払われる予算なのか、そこら辺を御説明いただきたいと思います。 118 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 産業廃棄物適正処理推進事業についてでございますけれども、不法投棄監視ネットワーク、産廃一一〇番につきましては、基本的に産業廃棄物の不法投棄に関しましては県の事業でございまして、市町村は一般廃棄物の業務を担当するのがメインでございます。ただ、鹿児島市におきましては、保健所設置市でございますので、産業廃棄物と一般廃棄物の両方を対応しているところでございます。  それから不法投棄原状回復促進事業費のことについてでございますけど、これにつきましては、県産業廃棄物協会が実施いたします不法投棄の原状回復事業に対しまして県から助成を行うものでございます。 119 ◯向井(俊)委員 原状回復というのは、私は各市町村とかそういうところに対しての補助かと思ったんですけど、市町村ではなくて県に関連した組織という解釈でいいですか。 120 ◯坂元廃棄物・リサイクル対策課長 基本的には、産業廃棄物協会が不法投棄の場所を選定して私どもに相談があるわけですけれども、産業廃棄物協会としましては、各地域の協会の会員であったり、地元自治体の意見なども聞きながら、どういった場所、ことしはどの場所の原状回復をやろうとか、そういったことを選定されて私どもに補助の申請があるという流れになっております。 121 ◯向井(俊)委員 ありがとうございます。理解いたしました。  それでは、世界自然遺産に関して十五ページ、自然保護課で自然環境保全対策費の中で一の奄美群島世界自然遺産候補地保全・活用事業というのがございます。その中で(一)の世界自然遺産奄美トレイルのルート選定・標識設置とございます。その標識設置というのはどういう内容のことなのか御説明いただけませんか。 122 ◯大西奄美世界自然遺産登録推進室長 トレイルルートの選定・標識設置についてでございますけれども、ルートの選定につきましては、二十八年度から選定を始めておりまして、二十九年度、一月末から二月にかけまして三地域の開通式典というのを実施したところでございます。現在、そのルートをあらわす標識であるとかそういったものが全くございませんので、これから選定済みのところについて総合案内板でありますとか、ルートごとに一キロとか曲がり角とかそういったところにルートがここだというのがわかるような標識を立てていこうと思っているところでございます。 123 ◯向井(俊)委員 そういう案内板というような解釈を今したんですけど、何カ国語で表示なさるつもりかというのが、これから世界自然遺産登録に向けて、そして観光地としてやはり奄美の自然というのを楽しみに来る外国の方々いらっしゃるかと思うんです。最近特にふえてきております。いろいろな九州管内の観光地でも中国語、韓国語、英語、そして日本語と最低でも四カ国語ぐらいの標識でやっているわけですね。ですから、そういう標識設置に関しては、これからどういうお考えでなされるかお伺いします。 124 ◯大西奄美世界自然遺産登録推進室長 トレイルの総合案内板というのは、やはり空港であるとか、人が多く集まるところにと思っておりまして、実際のところそういったところには既に観光案内板といったものがございまして、トレイル自体には基本的には地図が中心ということでございまして、日本語での表記を今のところ考えているところでございます。  その一方で、実際歩いて行くときには、やはり地図を持って歩いて行くということを想定しておりまして、地図の原版が英語版というのをつくろうと思っているところでございます。 125 ◯向井(俊)委員 最初からは大変だろうと思うけど、将来を見据えて、また後で予算をつけて、簡単な表示でもいいから、これから想定される国の言葉というのが必要じゃないのかなという思いがしたものですから今の質問でした。ありがとうございました。しっかりやっていただきたいと思います。  それともう一点、三十四ページ、森づくり推進課の中で四の森林病害虫防除費の中で松くい虫に関してです。もう県内の松くい虫の発生というんですか、これはもうピークを過ぎて、これから徐々に閉塞していくのか、そういう捉え方をしているのかどうかお伺いします。 126 ◯増永森づくり推進課長 県内の松くい虫の被害状況に対するお尋ねでございますけれども、大まかな地域ごとに現状を申し上げますと、奄美大島本島では松くい虫の被害が古くは平成二年の加計呂麻から始まっておりますけれども、その後、年を重ねまして、松くい虫の被害地域が旧奄美市の笠利の北端まで移動しております。現状としましては、松くい虫の伐倒駆除を進めてまいりましたけれども、かなりが枯れまして、そして一方では、その森林の中下層の中、下ほどにシイ・カシ類の広葉樹林が自然に発生いたしまして成育している状況でございます。そういったこともありまして、奄美大島本島での伐倒駆除につきましては、来年度の事業計画は今年度に比べてほぼ半減ということで予算を組んでおります。  一方では徳之島でございますが、徳之島ではことしにかけて、ここ二、三年被害が非常に大きくなってきておりますが、これにつきましても、ほぼ被害はピークの状態に達しまして、今後減っていくということで予想されておりまして、来年度につきましては、今年度の半分程度の事業量ということで想定しております。  しかしながら、一方では、鹿児島県本土の開聞岳、指宿方面でございますが、こちらの平成二十九年度の松くい虫の被害量が二十八年度の同時期に比べてほぼ二倍、二・五倍ということで、大変拡大しておりまして、こちらにつきましては、観光地でもございますし、また、登山道もあると、あるいは開聞岳の山麓にはいろいろな施設、ゴルフ場等があるということでございまして、地元の指宿市とも連携しながら防除を進めているところでございます。  ということで、奄美大島、徳之島の被害量は減ってきておりますけれども、指宿市の被害量がまだピークを迎えているということで、指宿市は春の航空防除、ヘリコプターによる予防散布も行っておりますし、そういったものと伐倒駆除等を組み合わせ、さらには奄美大島でも近年行っておりますような完全に枯損した松で危険なものを除去する事業、これにつきまして、これは県の環境税事業でございますが、これも取り入れて行うことにしているところでございます。そういったものをもろもろ組み合わせた結果、予算の構成としましては、昨年度よりは減少ということになっているところでございます。 127 ◯向井(俊)委員 離島で奄美が出てきましたけれども、種子・屋久とかそういうところは全然被害はなかったのか。そして、南薩が昨年の倍ぐらいになってきたと、大隅はどうなんでしょうか。 128 ◯増永森づくり推進課長 松くい虫の被害につきましては、県内各地で規模の大小はございますが、発生しているところでございまして、種子島では中種子町、南種子町、それから屋久島でも多少被害が発生しております。また、県本土では志布志湾が海岸松林がございますけれども、これにつきましても被害が出ておりまして、これは航空防除と伐倒駆除を組み合わせて防除に努めているところでございます。 129 ◯向井(俊)委員 実は、奄美、加計呂麻からずっと北上してきましたとき、本当に最初の段階で駆除ができていたらどうだったんだろうかなという思いもあったんですけれども、もう本当に手のつけようがないぐらい蔓延してしまったということがありました。ですから、蔓延してしまってからではもう手のつけようがないというのが現状です。ギブアップというところですよね。ですからそれをどうするのかと、やるだけやるのか、それとももう諦めてギブアップするのか、これからそこら辺、慎重に対策を練っていってほしいと思います。  一つ心配だったのは、枯れた松が、私は去年、実は道路に倒れてきて道路を塞いでいるのを三件、車を走っていて当たりました。そのうち一件は大島支庁の道路関係に電話して除去してもらって、あとはもう小さなものだったので自分で道路脇に処理しましたけれども、私が三件ということは、ほかの人も何件かあったと思うんですね。ですから、これから台風シーズンに夏場になっていくと、どんどん増えてくるんですよ。だからそういう心配が今出てきております。ですから、そういう対策面、これはもう土木関係になってしまうのかなという思いもありますけど、しっかり対策を横の連携をとりながらやっていただきたいと思います。答弁はいいです。 130 ◯ふくし山委員長 ほかにございませんか。    [「なし」という者あり] 131 ◯ふくし山委員長 ほかにないようですので、議案に対する質疑はこれで終了いたします。  これより、採決に入りますが、議案第二〇号平成三十年度鹿児島県一般会計予算など当初予算に関する議案二件につきましては、予算特別委員会からの調査依頼事項でありますので採決はありません。  それでは、議案第三五号について、保健福祉部関係を含め、取り扱い意見をお願いいたします。 132 ◯大園委員 議案第三五号については、必要な条例の改正と認められますので、可決の取り扱いでお願いします。 133 ◯ふくし山委員長 ほかに御意見はありませんか。    [「なし」という者あり] 134 ◯ふくし山委員長 それでは、採決いたします。  議案第三五号については、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 135 ◯ふくし山委員長 御異議ありませんので、議案第三五号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案並びに本日の審査を終了いたします。  なお、当初予算議案関係につきましては、予算特別委員会の場で、当席において調査結果を報告することになっておりますので、保健福祉部、県立病院局関係を含め、報告する文案は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。    [「異議なし」という者あり] 136 ◯ふくし山委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  以上で、本日の審査は終了いたします。  あすは、午前十時から環境林務部関係の請願・陳情の審査及び県政一般を行います。  ここで、暫時休憩いたします。         午前十一時五十三分休憩      ────────────────         午前十一時五十三分再開 137 ◯ふくし山委員長 再開いたします。  あすの陳情審査に際し、産業支援対策監の出席を要請したいと思いますが、御異議ございませんか。    [「異議なし」という者あり] 138 ◯ふくし山委員長 御異議ありませんので、そのように取り扱うことといたします。  本日は、これをもちまして散会いたします。  お疲れさまでした。         午前十一時五十三分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...