• "特別支援学校建物整備事業"(/)
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  1. 鹿児島県議会 2017-03-03
    2017-03-03 平成29年文教警察委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十九分開会        ……………………………… ◯持冨委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教警察委員会を開会いたします。  当委員会に付託されました審査案件は、議案第一号平成二十八年度鹿児島県一般会計補正予算(第五号)のうち、警察本部及び教育委員会学事法制課関係及び専決処分報告一件であります。  ここで、審査日程などの協議のため暫時休憩いたします。         午前九時五十九分休憩      ────────────────         午前十時    再開 2 ◯持冨委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、配付してあります日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯持冨委員長 御異議ありませんので、日程案のとおり進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから警察本部関係の審査を行います。  議案第一号平成二十八年度一般会計補正予算(第五号)のうち、警察本部関係及び報告第一号専第四号一括議題といたします。  初めに、警察本部長総括説明を求めます。 4 ◯河野警察本部長 それでは、今議会に提案をしております平成二十八年度三月補正予算案及び予算以外の議案につきまして御説明を申し上げます。  お手元に配付した委員会資料の十ページをごらんください。  今議会に提案しております補正予算案は、四億二千六百七十八万八千円の減額補正をお願いしております。
     主なものは、年間の所要見込み額が確定したことによる警察職員給与関係費の減額、留置人の増加に伴う留置人食糧費の増額であります。  繰越明許費では、警察施設整備事業費交通安全保持費の二項目で、警察施設整備事業費では、鹿児島西警察署庁舎棟工事工事監理委託料繰り越しを、交通安全保持費では、南九州西回り自動車道可変標識新設工事工事請負費繰り越しをお願いするものです。  その他議案は、専決処分報告の件が一件で、損害賠償の額を定める件であります。これは、薩摩川内警察署所属の公用車による交通事故に関し、相手方に支払う損害賠償金であります。  詳細につきましては、関係課長からそれぞれ御説明を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 5 ◯持冨委員長 次に、会計課長の説明を求めます。 6 ◯井上会計課長 私から、文教警察委員会資料の十ページの警察本部関係の平成二十八年度三月補正予算案について御説明申し上げます。  議案書は六ページから七ページ、予算に関する説明書は百三ページから百四ページ、補正予算等説明書は一ページから四ページでございます。  それでは、補正予算等説明書により御説明いたします。  一ページをごらんください。  第二目警察本部費から二ページの第六目恩給及び退職年金費までは警察管理費でございます。  一ページに戻りまして、第二目警察本部費警察職員給与関係費二億五千二百六十三万九千円の減額は、職員の給料、職員手当等年間所要見込み額が確定したことによるものでございます。  警察職員庁用費三百九十二万二千円の減額は、業務用OA機器借り上げ料契約執行残などによるものでございます。  車両整備管理事業費五十一万八千円の減額は、警察車両更新整備に伴う契約執行残でございます。  福利厚生費八十一万四千円の減額は、職員のストレスチェックに要するシステム借り上げ料契約執行残によるものでございます。  第三目装備費四千六十九万八千円の減額は、警察用ヘリコプター更新整備に伴う航空機免許取得委託料の実績などによるものでございます。  第四目警察施設費警察施設整備事業費七百十六万五千円の減額は、交番・駐在所の新築などに要する経費の契約執行残によるものでございます。  警察施設補修事業費七十七万八千円の減額は、警察施設の補修に要する経費の契約執行残でございます。  次に、二ページをごらんください。  第五目運転免許費運転免許事務費二千八百九十万円の減額は、運転者管理システム改修委託料契約執行残などによるものでございます。  第六目恩給及び退職年金費二百二万二千円の減額は、恩給、扶助料の受給対象者の減少によるものでございます。  次の第一目一般警察活動費以下は警察活動費でございます。  まず、第一目一般警察活動費一般警察活動費二百四十万四千円の減額は、警察専用電話回線使用料の実績などによるものでございます。  高齢者対策事業費三万四千円の増額は、非常勤職員報酬単価改定によるものでございます。  留置管理事業費三百十万円の増額は、留置人食糧費の実績によるものでございます。  第二目刑事警察費刑事警察費一千二十一万九千円の減額は、風俗営業許可申請の減少に伴う調査委託料の実績などによるものでございます。  緊急治安対策事業費二百三万七千円の減額は、捜査機器回線使用料の実績などによるものでございます。  次に、三ページをごらんください。  第三目交通指導取締費交通指導取締費二百十五万円の減額は、放置駐車違反対策関係委託料契約執行残などによるものでございます。  交通安全保持費七千五百六十五万六千円の減額は、交通安全施設の整備に要する国庫補助金の交付額が減額されたことに伴う工事費の減などによるものでございます。  今回、これら増減を相殺して、総額四億二千六百七十八万八千円の減額補正をお願いするものでございます。  次に、繰越明許費について御説明いたします。  議案書は十五ページから十六ページ、補正予算等説明書は四ページでございます。  補正予算等説明書により御説明いたしますので、四ページをごらんください。  これは、くい工事に不測の日数を要しまして、年度内の工事出来形を達成できない見込みとなりました鹿児島西警察署庁舎棟新築工事工事監理委託料国土交通省の施工いたします南九州西回り自動車道造成工事の遅延によりまして、年度内の工事完了ができなくなった可変標識新設工事工事請負費の総額五千百十七万九千円の繰り越しをお願いするものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 7 ◯持冨委員長 最後に、首席監察官の説明を求めます。 8 ◯有馬首席監察官 報告第一号専第四号損害賠償の額を定める件について御説明申し上げます。  議案書は四十七ページ、議案等説明書は五ページでございます。  専第四号は、平成二十六年六月二十四日、薩摩川内市原田町の駐車場において、職員が公用車を駐車中の駐車枠から後退させる際、後方の安全確認不十分のまま後退したことから、車両後方を歩いていた相手方と接触して、外傷性頸部症候群などの傷害を負わせ、治療費等四百二十六万一千四百三十一円の損害を与えた事故であります。  本件は、職員の一方的な過失による事故であり、相手方が治療を終えられましたことから、人身被害に対する損害賠償金を早急に支払う必要があったため、専決処分を行い、予備費を充用したものでございます。  職員の過失により交通事故を起こしたことに対しまして、相手方及び県民の皆様に深くおわびを申し上げます。  県警といたしましては、職員による交通事故の絶無を期して、全所属を挙げて、その防止に取り組んでいるところでございますが、今後とも、交通事故防止に関する指導教養、それと実技運転訓練等を行い、職員一人一人に対して、交通事故防止の意識づけを徹底してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 9 ◯持冨委員長 以上で説明が終わりましたので、議案等についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名もあわせてお願いいたします。 10 ◯田中委員 繰越明許の二件についてちょっと内容を教えてください。  西警察署のくい工事八百三十八万九千円の繰り越しということなんですけど、一点目は、全額の繰り越しになっているかということと、それから、繰り越しに至った理由を少し教えてください。 11 ◯井上会計課長 まず、繰り越した理由でございますけれども、鹿児島西警察署は、二十六年度から三十年度までの五カ年で事業をしているところでございますけれども、今回お願いいたしますのは、新築工事監理委託料でございます。これは、庁舎の建設工事のくい工事に当たりまして、地中四十七メートル付近の掘削に相当期間を要したこと、あわせまして、現場周辺が住宅地等々であることなどから、夕方以降の工事は行わないなど周辺の環境への配慮を行っているところでありまして、したがいまして、期間を要してしまったということであります。これによりまして、二十八年度末の工事出来形が当初の見込みでは二三%でありましたが、これに届かず二二%ほどに減少する見込みでございます。そのために、工事監理委託料の八百三十八万円を繰り越すものでございまして、工事監理委託料の総額といたしましては四千万円ほどの契約になっております。  以上でございます。 12 ◯田中委員 くい工事の繰り越しということで、当然、くいを打った後、上物になると思うんですけど、二十九年度以降に庁舎工事があれば、その工事日程の影響が出ないかということと、二十六年度から三十年度との説明だったんだけど、再度、庁舎全体の完成年度というのはいつになっているか教えてください。 13 ◯井上会計課長 工事への影響でございますけれども、二十八年度末で工事に若干のおくれが生じる見込みではありますけれども、これは、施工しております特定建設工事企業体、JVでございますが、こちらのほうが工事体制を強化するなどしまして確実に取り戻すこととなっております。したがいまして、庁舎の完成予定の三十年三月中旬には影響はないものでございます。  また、工事スケジュール、二十六年度から三十年度末まででございますが、これは、最終的には旧庁舎の解体等も含めまして三十年度というスケジュールになっているところでございます。  以上です。 14 ◯田中委員 交通安全保持費が四千二百万円ほどの繰り越しなんですけど、繰り越しの理由と、西回り道という説明だったんですけど、工事への影響が出ないかということと、土木部の所管になるかもしれませんけど、この西回りのどの付近で開通予定とか、どういうスケジュールの中でこういう警察部分繰り越しが生じたのか教えてください。 15 ◯樋渡交通規制課長 交通安全保持費繰り越しの理由でございますが、工事請負費が全額の繰り越しとなっております。  交通安全保持費繰り越し事業につきましては、南九州西回り自動車道野田インターチェンジから出水インターチェンジの間に、LED式可変標識八本等を整備する可変標識新設工事でございます。これは関連する国土交通省が施工いたします道路造成工事が、当初想定しておりました年度内の工事完了ができなくなりましたことに伴って、可変標識新設工事も年度内に完了できなくなったものでございます。工事請負費四千二百七十九万円の繰り越しをお願いするものでございます。  それと、事業の繰り越しによる影響、それから南九州西回り自動車道開通予定でございますけれども、答弁が前後いたしますが、まず、南九州西回り自動車道開通予定は、野田インターチェンジから高尾野北インターチェンジの間が本年三月十一日、高尾野北インターチェンジから出水インターチェンジの間が平成二十九年度中となっております。今回の可変標識新設工事につきましては、この全区間にわたるものでございますけれども、本年三月十一日に開通予定野田インターチェンジ高尾野北インターチェンジ間に設置いたします可変標識四本につきましては、請負業者の承認を得て、引き渡し前の部分使用を行うこととしておりますので、開通前に設置、供用が可能でございますので影響はございません。  また、高尾野北インターチェンジ出水インターチェンジ間の残り四本につきましては、国土交通省道路工事が完了次第、設置可能でございますので影響はございません。(「わかりました」という者あり) 16 ◯き久委員 補正予算等説明書二ページに、上段の運転免許事務費と中段に高齢者対策事業費というのがあります。上段の説明を見てみますと、運転免許証の作成、そして高齢者等に対する各種講習等に要する経費の補正とあります。中段には、また、高齢者交通安全指導等に要する経費とあるんですけど、お尋ねしたいのは、高齢者への講習という中、これはもちろん適正な能力とかを検査するということなんでしょうけれども、講習内容と中段の交通安全指導という部分に関して、高齢者に特化してちょっと御説明をいただきたいと思います。 17 ◯日高免許管理課長 御質問は高齢者講習の中身ということでよろしいでしょうか。(「はい」という者あり)  まず、高齢者講習については、現在七十歳以上の方が受講義務がございます。その中で、七十五歳を超えますと、一定の認知機能検査を受けた上で高齢者講習を受けていただくというふうに、大まかに二つ区分がされております。  中身について申し上げますと、七十歳以上七十五歳未満の方については、通常の高齢者講習を受けていただくわけですけれども、七十五歳になりますと、認知機能検査を受けていただいて、その結果、一分類、二分類、三分類というふうに区分けをされ、その後、一分類の方で一定の交通違反等がありますと、さらに今度は、お医者さんの認知機能検査を受けていただくというふうに分類をされておりますので、今回の補正に関して言いますと、高齢者講習については通常どおり実施しておりますので、それと、中には、予算の段階と比べ、講習を受けなかったり、あるいは七十歳以上の方が七十五歳に繰り上げされたりした部分で、若干の増減が出てきているのが実態でございます。 18 ◯き久委員 補正に直接かかわらない質問でもあったかなとは思うんですけど、やはり、高齢者等への講習とか、交通安全指導、先ほど、一分類から三分類まであるというような御説明もありましたが、一般論として、これは県民の方たちも大変注目というか、関心の高いところでしょうけど、高齢者の方たちがいろんな事故を起こして云々ということで、適正な能力等々の検査をして、そうでなければ返納へ誘導していくとか、いろんなことも考えられるのかなというふうに思ったところでした。  以上で終わります。 19 ◯桃木野委員 三ページの交通安全保持費で七千五百六十五万六千円の減がありますけど、これは、信号機とか、そういう関係になりますかね。 20 ◯井上会計課長 交通安全保持費の約七千五百万円の減額補正の中身につきましては、国庫補助金の交付額が確定したことによりまして、工事費の減額をしたものが約七千百万円、それから、交通情報板整備工事費契約執行残が約三百万円などの合計金額でございます。 21 ◯桃木野委員 それは、要するに、信号機等に関係があるわけですか。 22 ◯樋渡交通規制課長 今回の交通安全保持費の減額に伴いまして、一部事業の縮小、見直しを行っております。内容といたしましては、交通管制機器の縮小、それから、信号機の改良につきましては、当初予定しておりました三百三基を二百九十一基に事業を縮小いたしております。これは既に設置された信号機の改良でございますので、実際の交通への影響等はございません。信号機の新設につきましては、当初予算の範囲で設置をいたしたところでございます。 23 ◯持冨委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 24 ◯持冨委員長 ほかにありませんので、これで議案等についての質疑を終了いたします。  これより、付託議案の採決を行いますが、議案第一号の採決につきましては、教育委員会及び学事法制課関係もありますので、採決を一時留保いたします。  それでは、報告第一号専第四号の採決を行います。  取り扱い意見をお願いいたします。 25 ◯前原委員 報告第一号専第四号につきましては、必要な損害賠償であると認められますので、報告のとおり承認でお願いをいたします。 26 ◯持冨委員長 ほかにありませんか。    [「なし」という者あり] 27 ◯日高免許管理課長 先ほどの高齢者講習の中身について若干説明不足でありましたので、高齢者講習の中身については、講義形式、それから適性検査機器による診断、次に実車による適性診断、それから相互のディスカッション等を含めました講義の内容になっておりますので、補足説明をさせていただきました。 28 ◯持冨委員長 それでは、報告第一号専第四号につきまして採決いたします。  ただいま、報告第一号専第四号につきましては、承認との御意見がありましたが、原案のとおり承認すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 29 ◯持冨委員長 異議なしと認めます。  よって、報告第一号専第四号につきましては、原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。  以上で、警察本部関係の審査は終了いたします。  引き続き、教育委員会及び学事法制課関係の審査を行います。  ここで、執行部入れかえのため暫時休憩いたします。  御苦労さまでした。         午前十時二十四分休憩      ────────────────         午前十時二十八分再開 30 ◯持冨委員長 再開いたします。  ただいまから、教育委員会及び学事法制課関係の審査を行います。  議案第一号平成二十八年度鹿児島県一般会計補正予算(第五号)のうち、教育委員会学事法制課関係を議題といたします。  初めに、教育長の総括説明を求めます。 31 ◯古川教育長 おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、私のほうから総括的な説明をさせていただきます。  平成二十九年第一回県議会定例会に提出をしております議案等につきまして、お手元に配付してございます県議会定例会提出議案等の概要に基づいて御説明をいたします。  まず、一ページでございます。  初めに、平成二十八年度三月補正予算議案についてでございます。  今回、教育委員会所管分といたしまして、教育費二億四千六百万円余りの減額補正をお願いいたしております。  主なものでございますが、1)の職員給与費については、職員数の減や退職・採用等に伴う新陳代謝等から一千三百万円余りを減額計上いたしております。
     2)の特別支援学校建物整備事業につきましては、国の補正予算に伴う交付金を活用しまして、武岡台養護学校等の校舎改修の経費として、二億七千万円余りの増額を計上いたしております。  3)の楠隼中高一貫教育校施設整備事業につきましては、同校の寄宿舎整備の入札執行に伴う事業費の確定により、一億七千百万円余りの減額を計上いたしております。  二ページでございます。  繰越明許費でございますが、1)の高等学校建物整備事業を初め五つの事業において、工事施工に当たっての学校運営との調整結果により、年度内完了が困難なこと等を理由に繰り越すものでございます。  次に、三ページでございます。  その他といたしまして、前回の県議会定例会以降における主な動きについて御説明いたします。  一番上の鹿児島県における新しい農業教育推進のための検討会につきましては、十二月二十日に第四回検討会を開催し、本県の農業の担い手の育成が喫緊の課題となっている中で、農業を支える人材育成のため、農業高校における教育内容や地域の特性を生かした農業高校のあり方などについて御意見をいただいたところでございます。  今後、教育内容の充実や後継者育成への具体的な方策などについて御提言をいただき、各学校や県教委の取り組み等に生かしてまいりたいと考えております。  次の人権教育推進事業につきましては、教職員等を対象とした研究会を実施し、さまざまな人権問題についての正しい理解と認識を深め、人権教育の推進に努めているところでございます。  一番下の家庭教育支援キャラバン事業につきましては、関係部局や関係機関・団体等と連携して、地域全体で家庭教育を支援していく機運を高めるため広報活動を展開をいたしておりますが、第三回目を一月二十一日に鹿児島市で開催し、約三千三百人の方々の御参加をいただいたところでございます。  次の四ページでございます。  高校生の就職支援については、一月末現在の就職内定率が、平成に入って以降、最も高い九六・四%でございまして、前年同月に比べ〇・五ポイント増加をいたしております。また、県立高校に配置をいたしております七人のキャリアカウンセラーが一月末までに七百件を超える事業所を訪問するなど、積極的な求人開拓に取り組んでいるところでございます。  次の平成二十八年度知事表彰スポーツ部門については、国際大会や全国大会等で優秀な成績をおさめ、本県のスポーツ振興に貢献した選手の功績をたたえ、二月二日に表彰式を行ったところです。  次の知事と語ろう未来(あす)の鹿児島については、知事と高校生が将来の夢や進路等について意見交換を行うことで、キャリア教育の推進を図りますとともに、ふるさと鹿児島を大切にし、世界へ羽ばたく人材を育成することを目的といたしまして、今年度初めて甲南高校において、二月九日に開催をいたしたところでございます。  一番下の平成二十八年度いきいき教育活動表彰につきましては、公立学校の中から、スポーツ・文化活動等の分野において顕著な成果を上げた児童生徒をたたえ、二月十五日に表彰式を開催したところでございまして、一人一人のより一層の個性の伸長を図り、心豊かでたくましい青少年の育成に努めているところでございます。  次の五ページでございます。  第七十五回国民体育大会に向けた競技力向上対策事業については、女子選手の競技力向上とよりよい競技環境づくりへの取り組みを図りますために、三月二日に女性アスリート支援委員会を開催したところでございます。  次のかごしまアスリート雇用創出事業につきましては、県内外で活躍している全国レベルの実力を有するアスリートの就職支援を行いますために、経済団体や市町村、競技団体等から成るアスリート雇用創出連絡協議会を二月十七日に開催し、相互の連携強化を図ったところでございます。  また、県内外のアスリートと県内企業のマッチングの機会として、「燃ゆる感動かごしま国体」合同企業説明会を本日行っているところでございます。  以上で総括説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 32 ◯持冨委員長 次に、学事法制課長の説明を求めます。 33 ◯原口学事法制課長 それでは、学事法制課関係につきまして御説明申し上げます。  補正予算等説明書の二十九ページをお開きください。  第一目短期大学費は、二千五百二十二万円の減額補正をお願いしております。このうち、教職員給与関係費の減額は、県立短期大学の教職員の給与費等の所要見込みによる補正でございます。  次の短期大学運営費の減額は、県立短期大学の管理運営等に要する経費の所要見込みによる補正でございます。  次の魅力ある短大づくり事業の減額は、国際学術交流事業等に要する経費の所要見込みによる補正でございます。  続きまして、第二目大学諸費は、百七十六万一千円の減額補正をお願いしております。これは、学事法制課で執行しております県立短期大学の管理運営事務に要する経費の所要見込みによる補正でございます。  続きまして、第一目私学振興費は、一千百六十万九千円の減額補正をお願いしております。このうち、職員給与関係費の減額は、学事法制課の私学関係職員の給与費の所要見込みによる補正でございます。  次の私立学校指導助成事務の減額は、私立学校事務に要する経費の所要見込みによる補正でございます。  次の私立学校助成事業は、高等学校等就学支援金等につきまして、所要見込みによる増額補正を行う一方で、私立学校耐震化促進補助事業や奨学給付金事業等について所要見込みによる減額補正を行うことにより、全体としては減額となっているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 34 ◯持冨委員長 学事法制課関係の説明が終わりましたので、学事法制課関係についての質疑をお願いします。 35 ◯桃木野委員 大学諸費で百七十六万一千円の減でしたけど、今の説明で、学事法制課で執行しているという表現があったんですけど、この執行しているというのについて、内容等教えてください。 36 ◯原口学事法制課長 これにつきましては、国の科学研究補助金というのがあるんですけれども、これは大学の研究者に対する補助制度です。これは、国からその研究者に対して交付金が交付されまして、その間接経費ということで、その研究学費に対して三〇%を大学に交付するという仕組みになっております。その三〇%につきましては、まず一旦、国から研究者個人に交付をされまして、その研究者個人に交付されました三〇%を県のほうに寄附をいただきまして、県として一旦、寄附として受け入れた上で、その後、県立短期大学で執行するために補正予算として交付するという形になっております。ということで、減額の理由としましては、当初見込みと実際の研究の採択との関係でこういう減になっているということでございます。 37 ◯桃木野委員 国が本人に交付して、本人から県が三〇%もらうというのは、それは制度がそういうふうになっているわけですか。 38 ◯原口学事法制課長 そういうことでございます。 39 ◯桃木野委員 そして、三〇%をもらって、それをまた、大学の運営費に使うということですか。 40 ◯原口学事法制課長 これは、その研究のための必要な経費ということで、大学のほうでその研究のために充てるということで、その事業に使うということになります。 41 ◯桃木野委員 そうしますと、その三〇%は、当初、国からもらった先生とは別の人が使う可能性もあるということになるわけですか。 42 ◯原口学事法制課長 それについては、結局、ある研究に対してお金が来るわけですので、結果的に、その研究に何を幾ら使いましたというのをまた大学のほうで報告をされますので、その研究に要する経費という形で執行するという形になります。(「わかりました」という者あり) 43 ◯持冨委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 44 ◯持冨委員長 ほかにありませんので、学事法制課関係の質疑を終了いたします。  学事法制課長は、これで退席されて結構です。  続きまして、教育委員会関係課長の説明を求めます。  まず、総務福利課長の説明を求めます。 45 ◯大山総務福利課長 おはようございます。  それでは、教育委員会各課のほうから、お手元の黄色い表紙、平成二十九年第一回県議会定例会補正予算等説明書におきまして御説明いたします。  説明書の六ページをお願いいたします。  予算に関する説明書のページは左の欄に記載してあるとおりでございます。  以下、各課長もこの説明書に基づきまして説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、まず、総務福利課関係の主なものにつきまして御説明いたします。  まず、第二目事務局費の九千四万七千円の減額でございますが、一の職員給与関係費の減額につきましては、職員給与費の年間所要額が確定したことに伴う補正でございます。  なお、関係課に計上してあります職員給与関係費につきましても同様でございますので、関係課長からの説明は省略させていただきたいと思います。  二の総務管理費の減額につきましては、広報活動事業に要する旅費等の執行見込みによる補正でございます。  三の育英事業費の増額につきましては、大学在学時奨学金返還支援基金に係る寄附金の受納等による補正でございます。  第三目教職員人事費の九十万九千円の減額につきましては、ストレスチェック事業の実施に伴います執行残によるものでございます。  第六目恩給及び退職年金費の百九十三万五千円の減額は、恩給受給者が当初見込みを下回ったことによるものでございます。  第一目高等学校総務費の六百四十六万円の減額は、機器整備に伴う入札執行残でございます。  次に、七ページをお願いいたします。  第二目全日制高等学校管理費の六千九百三万円の減額でございますが、これは、公立高等学校就学支援金等事業における就学支援金の認定件数が当初見込みを下回ったことなどによるものでございます。  一番下でございますが、第一目特別支援学校費の七十万円の減額でございますが、これは使用料及び賃借料等の執行見込みによる補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 46 ◯持冨委員長 次に、学校施設課長の説明を求めます。 47 ◯大園学校施設課長 学校施設課関係につきまして御説明申し上げます。  八ページをお願いいたします。  第四目教育振興費三百八十八万八千円の減額につきましては、高等学校のパソコン整備に係る入札執行残でございます。  次に、第五目学校建設費一億二千百六十一万五千円の減額につきましては、説明欄イの高等学校の執務室等への空調整備といたしまして、国の二次補正予算に伴う交付金を活用しまして、二十九年度当初予算に予定していたものを前倒しする増額補正と、九ページでございますけれども、ウの楠隼中高一貫教育校の寄宿舎整備に係る入札執行残の減額補正でございます。  次に、第一目特別支援学校費二億七千三十一万五千円の増額につきましては、特別支援学校の建物等の整備として、国の二次補正予算に伴う交付金を活用いたしまして、二十九年度当初予算に予定していたものを前倒しする増額補正と、特別支援学校のパソコン整備に係る入札執行残の減額補正でございます。  十ページをお願いいたします。  第一目県立学校施設災害復旧費五百二十二万一千円の増額は、降灰除去事業の実績がなかったことによる減額補正と、台風十六号により被災いたしました県立学校の災害復旧工事に係る増額補正でございます。  十一ページをお願いいたします。  繰越明許費につきましては、高等学校建物整備事業を初め五つの事業において、工事の計画調整に不測の日数を要したことや、国の補正予算に伴う事業であり、執行期間が不足したことから繰り越すものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 48 ◯持冨委員長 次に、教職員課長の説明を求めます。 49 ◯寺園教職員課長 教職員課関係について御説明させてください。  十二ページをごらんいただけないでしょうか。  まず、第二目の事務局費でございますが、四万七千円の減額補正は、教職員の給与関係事務等の実績見込みによる補正でございます。  次に、第三目の教職員人事費でございますが、二億五千五百三十二万九千円の減額補正は、まず、一の教職員給与関係費について、学校職員の退職手当の支給見込みによるもの、それから、二の人事管理費について、教職員の人事関係事務等の実績見込みによる補正でございます。  次に、小学校費以下、各学校費の補正につきましてはまとめて御説明いたします。  まず、補正の額でございますけれども、小学校費で六億五千二百九十四万八千円の増額、中学校費で四千三百九十八万三千円の減額、十三ページを開いていただきますと、全日制高等学校管理費で一億五千六百五十四万一千円の減額、定時制高等学校管理費で六百五十五万二千円の減額、次の十四ページの通信教育費で百九十八万九千円の減額、特別支援学校費で二億三千四十九万五千円の減額でございます。これらは、教職員の給与費、教職員旅費、初任者研修事業及び非常勤職員の報酬等に係る経費の補正でございます。  それぞれの補正の理由でございますけれども、教職員給与費につきましては、先ほど総務福利課長のほうから説明がありましたとおりでございます。  教職員旅費につきましては、赴任旅費等の実績見込みの減に伴うものでございます。  初任者研修事業の経費につきましては、当初予算要求時の見込み人員に対して、研修の対象となる初任者の数が下回ったことなどから、指導教員の報酬等を減額するものでございます。  非常勤職員の報酬等につきましては、教科、運営支障等非常勤講師の授業時数実績見込みの減に伴うものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 50 ◯持冨委員長 次に、義務教育課長の説明を求めます。 51 ◯菊地義務教育課長 義務教育課関係について御説明をいたします。  十五ページをお開きください。  第四目教育指導費では一千二十八万八千円の減額でございますが、その内訳について主な事業を御説明いたします。  まず、イのスクールカウンセラー配置事業は、児童生徒の心理に関する専門知識を有するスクールカウンセラーを公立学校へ派遣するための経費でございますが、旅費の執行見込みによる減額でございます。  次に、エの子どものサポート体制整備事業は、不登校児童生徒への支援体制整備に向けた実践研究に要する費用でございますが、委託市町村数の減などに伴う減額でございます。  オのいじめ防止対策推進事業は、いじめ問題対策連絡協議会などの開催やネットいじめ防止対策に要する経費でございますが、国庫補助金の減に伴う減額でございます。  十六ページをお開きください。  カの道徳教育総合支援事業は、道徳教育の取り組みの工夫や指導方法の改善を行うための経費でございますが、委託市町村数の減などによる減額でございます。  クの外部人材活用等による土曜日の活用モデル事業は、土曜授業におけるカリキュラム開発や外部人材活用等の調査研究を行うための経費でございますが、委託市町村数の減などに伴う減額でございます。  ページを飛ばしていただきまして、十八ページをお開きください。  第五目教育センター費では一千四百九十一万五千円の減額でございます。  十九ページをごらんください。  キの施設整備事業でございますが、総合教育センター施設の維持補修等に要する経費でございます。外壁改修工事に係る入札執行残が生じたことによる減額でございます。
     次に、小学校費、第一目教職員費では四十七万五千円の減額でございますが、教職経験者研修等の受講者旅費の執行見込みによる減額でございます。  次に、第一目特別支援学校費は一千五百八万五千円の減額でございますが、アの特別支援教育就学奨励費事業は、特別支援学校の児童生徒に係る就学奨励に要する経費の執行見込みによる減額でございます。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 52 ◯持冨委員長 次に、高校教育課長の説明を求めます。 53 ◯前田高校教育課長 それでは、お願いいたします。  二十一ページでございます。高校教育課関係につきまして御説明をいたします。  まず、第四目教育指導費の六千九百九十三万八千円の減額でございますが、主な事業について御説明いたしますと、まず、イのALT活用推進事業でございますけれども、これは、ALTの報酬あるいは活動旅費等実績見込みの額の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。  二十二ページのほうでございますが、カの奨学のための給付金事業につきましては、奨学のための給付金の支給実績見込み額の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。  キのスーパーグローバルハイスクールでございますが、これは補助対象校の減及び実施校におきましての実施見込み額の確定に伴う補正減となっております。  次に、第二目全日制高等学校管理費の四百四十万八千円の減額でございますが、これは主に楠隼中高一貫教育校に係る生徒募集事業に要する経費の執行残に伴う補正減でございます。  最後に、第四目教育振興費の八十七万八千円の減額でございますが、これは、定時制及び通信制課程の高校に在学する勤労生徒に対する修学資金の貸与等に係る経費の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 54 ◯持冨委員長 次に、保健体育課長の説明を求めます。 55 ◯鹿倉保健体育課長 それでは、保健体育課関係の主な補正について御説明を申し上げます。  二十三ページでございます。  第一目保健体育総務費二百四十万八千円の減額は、県立学校児童生徒の保健管理等に要する経費のうち、独立行政法人日本スポーツ振興センターが実施する県立学校の児童生徒が学校管理下で負傷した場合の治療等に係る災害共済給付のための掛金や学校に勤務する学校医等の報酬、被災児童生徒就学支援事業に要する経費の年間所要見込み額が確定したことなどに伴う補正でございます。  第二目体育振興費三千五十四万四千円の減額は、中学校武道等地域連携推進事業に要する経費の年間所要見込み額の確定、及び「たくましい“かごしまっ子”」育成推進事業につきましては、国の委託金等の額の確定に伴うものでございます。また、国民体育大会等補助事業並びにマイライフ・マイスポーツ運動推進事業に要する経費につきましては、年間所要見込み額の確定による補正でございます。  二十四ページをお開きください。  第三目体育施設費七十四万円の減額は、総合体育センター職員の給与の補正及び総合体育センターの管理運営並びに指定管理者管理運営に要する経費の補正でございます。  最後に、第七目教育施設災害復旧費三百八十八万八千円の増額は、鴨池運動公園の陸上競技場及び野球場の照明塔への落雷による被害の復旧に要する経費の補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 56 ◯持冨委員長 次に、社会教育課長の説明を求めます。 57 ◯大久保社会教育課長 社会教育課関係につきまして御説明いたします。  二十五ページをお開きください。  第四目図書館費の四百九十七万四千円の減額でございますが、県立図書館の管理運営に要する経費等の不要見込み額等でございます。  図書館管理運営費の減額につきましては、図書館情報システムの入札の執行残でございます。  次の読書活動推進事業の七十万円の増額は、図書館関係者等の研修会に要する経費が二十八年度に入ってから事業の募集があって、研修会の額が確定したことによる増額でございます。  次の海音寺潮五郎記念事業は、講師の謝金が減額したことによるものでございます。  次に、第五目青少年研修施設費の二百二十八万一千円の減額でございますが、青少年研修センター運営費は、食堂厨房に調理及び食器洗浄機として設置してありますボイラーが故障したことにより、その取りかえ補修を行ったものでございます。  次の奄美少年自然の家運営費につきましては、給水管の改修に要する経費の不用見込み額等でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 58 ◯持冨委員長 次に、文化財課長の説明を求めます。 59 ◯松下文化財課長 文化財課関係につきまして御説明いたします。  二十六ページをお開きください。  第三目文化振興費四千十六万五千円の減額補正でございます。  二の文化財保護費の主なものでございますが、カの上野原縄文の森運営費につきましては、開園以来使用しております給水装置の一部が稼働しなくなり、修理での対応が困難なことから、一式を交換するための経費の増額補正でございます。  二十七ページのキの埋蔵文化財発掘調査事業につきましては、国土交通省から受託して行っております埋蔵文化財発掘調査の事業数が減となったことによる経費の減額補正でございます。  三の埋蔵文化財センター運営費の減額につきましては、かごしま近代化遺産調査事業等の所要見込み額の確定に伴う経費の補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 60 ◯持冨委員長 最後に、人権同和教育課長の説明を求めます。 61 ◯常深人権同和教育課長 人権同和教育課関係について御説明申し上げます。  二十八ページをお開きください。  第四目教育指導費二十四万円の減額につきましては、人権教育開発事業に要する経費ですが、国の委託事業であるため、国の内示額の確定に伴う減額補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 62 ◯持冨委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名もあわせてお願いいたします。 63 ◯き久委員 十五ページと二十三ページ、義務教育課と保健体育課なんですが、義務教育課の説明欄のところに、被災児童生徒就学支援事業で二十八万二千円の減額補正で、保健体育課のほうで全く同じ被災児童生徒就学支援事業費とあるんですけど、これは私のイメージだと、熊本の地震とか東北の地震とか、それで鹿児島に来られた生徒さんたちへのいろんな支援だというふうに思うんですけど、義務教育の部分のマイナス二十八万二千円と保健体育課のほうの五万六千円のプラス、説明文言は全く一緒です。ちょっとそこを掘り下げて、御説明をいただければと思います。 64 ◯菊地義務教育課長 まず、義務教育課の関係する被災児童生徒就学支援事業の減額について、詳細を御説明申し上げます。  この二十八万二千円の減額でございますけれども、被災幼児就園支援事業の減額になります。具体的に申し上げますと、東日本大震災、または昨年の熊本地震により被災した幼児に対して、幼稚園の就園を奨励するための市町村への支援でございますけれども、この幼稚園に入園をするという実績がございませんでしたことから二十八万二千円の減額となっております。  以上です。 65 ◯鹿倉保健体育課長 保健体育課分でございますが、この事業は、東日本大震災と、それから熊本地震の両方を兼ねておりますけれども、この増額分五万六千円でございますけれども、これは、熊本地震によりまして鹿児島市の小学校に三名入ってまいりまして、その医療費と、それから学校給食費に絡む分でございます。 66 ◯き久委員 義務教育課長さんの説明ですが、受け入れをしたんですが、その後、いろんな事情があって、帰られたんですか。 67 ◯菊地義務教育課長 そもそも対象となる園児、入園する方がいなかったということ、来なかったということです。 68 ◯き久委員 制度上は支援をしようということであったんですけど、いなかったという。私は、おられて、その方たちがお帰りになったのかなと、こういう解釈をしたのでお尋ねしたところでした。  保健体育課長さんの場合は、医療費とか給食ですね、そういったところで御支援するということですね。  十二ページの教職員課、教職員給与関係費として六億六千八百万円の小学校教職員給与費の増額補正ということですけど、一般論で考えると、臨時教職員とか、年度内に職員をふやさなければならなかったとか、そういった事例があったのかなというふうに思うんですけど、ちょっとそこらを。 69 ◯寺園教職員課長 まず、予算の立て方ですけれども、本年度の予算を立てるときには、二十八年の一月一日付で定数を計算いたします。実際は、四月六日に入学式の日に子供たちが学校に来たときに子供の数が確定して学級数が確定します。その段階でずれが生じます。そのずれを補正するための補正をお願いしているんですが、増額になった大きな理由は、特別支援学級が非常にふえたということが小学校の増額の主な理由でございます。 70 ◯き久委員 制度上の時系列的な部分というのは認識したんですが、特別支援学級のほうがふえたという認識ですね。はい、わかりました。 71 ◯田中委員 二項目、教えてください。  六ページの総務福利課の事務局費のほうが、結果的に、約九千万円の減額補正なんですけど、予算説明書の中で、補助金が二億一千万円ふえて出資金が二億円の減額ということなんですけど、この理由と、当たっている事業は育英事業費なのかなと思うんですけど、ここのところが一点と、それから財源内訳で、これはわかればでいいんですけど、繰入金を七億一千万円減額して、一般財源に約六億三千万円、振りかわっているんですけど、この繰入金の基金の名前がわかったら教えてください。 72 ◯大山総務福利課長 まず初めに、二億円の関係でございますけれども、在学時奨学金の関係をことし二億円、基金のほうに積み立てるということで当初予算のほうにお願いしていたんですけれども、その関係の費目を設定するに当たりまして、初年度で、出資金ということで、当初予算のほうでは考えていたんですが、その後、これがふるさと納税制度の対象にもなるということで、県外の企業の方にも寄附を呼びかけているんですけど、それに当たりまして、国のほうに申請書、計画書を出すんですけど、その中で、予算の費目等もちょっと相談をいたしまして、負担金のほうが適切だろうというようなことがございまして、金額自体は二億円、確かに積んでいるんですけど、そこの予算費目上のやりくりをさせていただいたということでございます。  もう一つ、財源の繰入金ですけれども、これは安心・安全ふるさと創生基金でございます。  以上でございます。 73 ◯田中委員 はい、わかりました。  もう一点なんですけど、十一ページの学校施設課のほうで、明許繰越がありますけど、この中で一点だけ教えてください。  特別支援学校の建物整備事業が四億円余りの繰り越しなんですけど、先ほどの説明で、今回の三月補正で二億七千万円が国の交付金の確定で来たということはわかるんですけど、差し引きますと、あと、一億三千万円が新年度繰り越しなんですけど、ここの内容と理由と具体的な学校名を教えてください。 74 ◯大園学校施設課長 特別支援学校建物整備事業繰り越しの理由でございます。  金額につきましては、計画調整に不測の日数を要したことによる繰り越し分が、金額にしまして一億三千八百万円余りでございます。その主な内容でございますけれども、一つは、皆与志養護学校ですけれども、これにつきまして、外部改修を計画していたところですけれども、改修範囲を拡大することに伴いまして、設計に時間を要したというのが一つございます。それと、加治木養護学校でございますけれども、これにつきましては、空調の改修工事でございます。空調方式の設計の調整に時間を要したということで繰り越しをお願いするものでございます。主なものとしましては、その二つでございます。 75 ◯田中委員 もう一点なんですけど、こういうハードが繰り越したときにちょっと懸念されるのが、子供たちの授業とか、いわゆる供用開始予定にそういう支障が出ないものか。当然、イメージ的には、工事中はなかなか使いづらいと思うんですけど、そこら辺の支障がないのか、予定どおりに工事をスピードアップすれば、供用開始予定にはほぼ同じぐらいにいくのか、そこのところをちょっと影響の有無を教えてください。 76 ◯大園学校施設課長 工事に際しましては、どうしても、学校を運営しながらの工事ということになりますので、できるだけ、学校運営に支障のないような時期、もしくはその工事期間を調整をさせていただいて実施いたしますけれども、供用の開始につきましては、繰り越しをする関係上、当初予定していた時期よりも多少おくれるということは否めないのかなというふうに考えておりますけれども、できるだけ早期に完了するように努めてまいりたいと考えております。(「はい、わかりました」という者あり) 77 ◯持冨委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり]。 78 ◯持冨委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  それでは、これより採決に入ります。  採決を一時留保いたしておりました警察本部関係も含め、議案第一号について取り扱い意見をお願いします。 79 ◯前原委員 議案第一号につきましては、事業費の確定に伴うものなど、補正を行う必要があると認められますことから、原案のとおり可決ということでお願いをいたします。 80 ◯持冨委員長 ほかに御意見はありませんか。    [「なし」という者あり] 81 ◯持冨委員長 それでは、議案第一号につきまして採決いたします。  ただいま、議案第一号につきましては可決との御意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 82 ◯持冨委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第一号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました補正予算関係等の議案等二件の審査は全て終了いたしました。  なお、委員長報告の文案につきましては、当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 83 ◯持冨委員長 御異議ありませんので、そのように取り扱います。  本日の委員会は、これで散会いたします。  御苦労さまでした。         午前十一時十二分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...