鹿児島県議会 2017-03-03
2017-03-03 平成29年文教警察委員会 本文
2)の
特別支援学校建物整備事業につきましては、国の補正予算に伴う交付金を活用しまして、武岡台養護学校等の校舎改修の経費として、二億七千万円余りの増額を計上いたしております。
3)の楠隼中高一貫教育校施設整備事業につきましては、同校の寄宿舎整備の入札執行に伴う事業費の確定により、一億七千百万円余りの減額を計上いたしております。
二ページでございます。
繰越明許費でございますが、1)の高等学校建物整備事業を初め五つの事業において、工事施工に当たっての学校運営との調整結果により、年度内完了が困難なこと等を理由に繰り越すものでございます。
次に、三ページでございます。
その他といたしまして、前回の
県議会定例会以降における主な動きについて御説明いたします。
一番上の鹿児島県における新しい農業教育推進のための検討会につきましては、十二月二十日に第四回検討会を開催し、本県の農業の担い手の育成が喫緊の課題となっている中で、農業を支える人材育成のため、農業高校における教育内容や地域の特性を生かした農業高校のあり方などについて御意見をいただいたところでございます。
今後、教育内容の充実や後継者育成への具体的な方策などについて御提言をいただき、各学校や県教委の取り組み等に生かしてまいりたいと考えております。
次の人権教育推進事業につきましては、教職員等を対象とした研究会を実施し、さまざまな人権問題についての正しい理解と認識を深め、人権教育の推進に努めているところでございます。
一番下の家庭教育支援キャラバン事業につきましては、関係部局や関係機関・団体等と連携して、地域全体で家庭教育を支援していく機運を高めるため広報活動を展開をいたしておりますが、第三回目を一月二十一日に鹿児島市で開催し、約三千三百人の方々の御参加をいただいたところでございます。
次の四ページでございます。
高校生の就職支援については、一月末現在の就職内定率が、平成に入って以降、最も高い九六・四%でございまして、前年同月に比べ〇・五ポイント増加をいたしております。また、県立高校に配置をいたしております七人のキャリアカウンセラーが一月末までに七百件を超える事業所を訪問するなど、積極的な求人開拓に取り組んでいるところでございます。
次の平成二十八年度知事表彰スポーツ部門については、国際大会や全国大会等で優秀な成績をおさめ、本県のスポーツ振興に貢献した選手の功績をたたえ、二月二日に表彰式を行ったところです。
次の知事と語ろう未来(あす)の鹿児島については、知事と高校生が将来の夢や進路等について意見交換を行うことで、キャリア教育の推進を図りますとともに、ふるさと鹿児島を大切にし、世界へ羽ばたく人材を育成することを目的といたしまして、今年度初めて甲南高校において、二月九日に開催をいたしたところでございます。
一番下の平成二十八年度いきいき教育活動表彰につきましては、公立学校の中から、スポーツ・文化活動等の分野において顕著な成果を上げた児童生徒をたたえ、二月十五日に表彰式を開催したところでございまして、一人一人のより一層の個性の伸長を図り、心豊かでたくましい青少年の育成に努めているところでございます。
次の五ページでございます。
第七十五回国民体育大会に向けた競技力向上対策事業については、女子選手の競技力向上とよりよい競技環境づくりへの取り組みを図りますために、三月二日に女性アスリート支援
委員会を開催したところでございます。
次のかごしまアスリート雇用創出事業につきましては、県内外で活躍している全国レベルの実力を有するアスリートの就職支援を行いますために、経済団体や市町村、競技団体等から成るアスリート雇用創出連絡協議会を二月十七日に開催し、相互の連携強化を図ったところでございます。
また、県内外のアスリートと県内企業のマッチングの機会として、「燃ゆる感動かごしま国体」合同企業説明会を本日行っているところでございます。
以上で
総括説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
32
◯持冨委員長 次に、学事法制課長の説明を求めます。
33 ◯原口学事法制課長 それでは、
学事法制課関係につきまして御説明申し上げます。
補正予算等説明書の二十九ページをお開きください。
第一目短期大学費は、二千五百二十二万円の
減額補正をお願いしております。このうち、教職員給与関係費の減額は、県立短期大学の教職員の給与費等の所要見込みによる補正でございます。
次の短期大学運営費の減額は、県立短期大学の管理運営等に要する経費の所要見込みによる補正でございます。
次の魅力ある短大づくり事業の減額は、国際学術交流事業等に要する経費の所要
見込みによる補正でございます。
続きまして、第二目大学諸費は、百七十六万一千円の
減額補正をお願いしております。これは、学事法制課で執行しております県立短期大学の管理運営事務に要する経費の所要
見込みによる補正でございます。
続きまして、第一目私学振興費は、一千百六十万九千円の
減額補正をお願いしております。このうち、職員給与関係費の減額は、学事法制課の私学関係職員の給与費の所要見込みによる補正でございます。
次の私立学校指導助成事務の減額は、私立学校事務に要する経費の所要見込みによる補正でございます。
次の私立学校助成事業は、高等学校等就学支援金等につきまして、所要見込みによる増額補正を行う一方で、私立学校耐震化促進補助事業や奨学給付金事業等について所要
見込みによる
減額補正を行うことにより、全体としては減額となっているところでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
34
◯持冨委員長 学事法制課関係の説明が終わりましたので、
学事法制課関係についての質疑をお願いします。
35
◯桃木野委員 大学諸費で百七十六万一千円の減でしたけど、今の説明で、学事法制課で執行しているという表現があったんですけど、この執行しているというのについて、内容等教えてください。
36 ◯原口学事法制課長 これにつきましては、国の科学研究補助金というのがあるんですけれども、これは大学の研究者に対する補助制度です。これは、国からその研究者に対して交付金が交付されまして、その間接経費ということで、その研究学費に対して三〇%を大学に交付するという仕組みになっております。その三〇%につきましては、まず一旦、国から研究者個人に交付をされまして、その研究者個人に交付されました三〇%を県のほうに寄附をいただきまして、県として一旦、寄附として受け入れた上で、その後、県立短期大学で執行するために補正予算として交付するという形になっております。ということで、減額の理由としましては、当初
見込みと実際の研究の採択との関係でこういう減になっているということでございます。
37
◯桃木野委員 国が本人に交付して、本人から県が三〇%もらうというのは、それは制度がそういうふうになっているわけですか。
38 ◯原口学事法制課長 そういうことでございます。
39
◯桃木野委員 そして、三〇%をもらって、それをまた、大学の運営費に使うということですか。
40 ◯原口学事法制課長 これは、その研究のための必要な経費ということで、大学のほうでその研究のために充てるということで、その事業に使うということになります。
41
◯桃木野委員 そうしますと、その三〇%は、当初、国からもらった先生とは別の人が使う可能性もあるということになるわけですか。
42 ◯原口学事法制課長 それについては、結局、ある研究に対してお金が来るわけですので、結果的に、その研究に何を幾ら使いましたというのをまた大学のほうで報告をされますので、その研究に要する経費という形で執行するという形になります。(「わかりました」という者あり)
43
◯持冨委員長 ほかに質疑はありませんか。
[「なし」という者あり]
44
◯持冨委員長 ほかにありませんので、
学事法制課関係の質疑を終了いたします。
学事法制課長は、これで退席されて結構です。
続きまして、
教育委員会の
関係課長の説明を求めます。
まず、総務福利課長の説明を求めます。
45 ◯大山総務福利課長 おはようございます。
それでは、
教育委員会各課のほうから、お手元の黄色い表紙、平成二十九年第一回
県議会定例会補正予算等説明書におきまして御説明いたします。
説明書の六ページをお願いいたします。
予算に関する説明書のページは左の欄に記載してあるとおりでございます。
以下、各課長もこの説明書に基づきまして説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、まず、総務福利課関係の主なものにつきまして御説明いたします。
まず、第二目事務局費の九千四万七千円の減額でございますが、一の職員給与関係費の減額につきましては、職員給与費の年間所要額が確定したことに伴う補正でございます。
なお、関係課に計上してあります職員給与関係費につきましても同様でございますので、
関係課長からの説明は省略させていただきたいと思います。
二の総務管理費の減額につきましては、広報活動事業に要する旅費等の執行
見込みによる補正でございます。
三の育英事業費の増額につきましては、大学在学時奨学金返還支援基金に係る寄附金の受納等による補正でございます。
第三目教職員人事費の九十万九千円の減額につきましては、
ストレスチェック事業の実施に伴います執行残によるものでございます。
第六目恩給及び
退職年金費の百九十三万五千円の減額は、恩給受給者が当初見込みを下回ったことによるものでございます。
第一目高等学校総務費の六百四十六万円の減額は、機器整備に伴う入札執行残でございます。
次に、七ページをお願いいたします。
第二目全日制高等学校管理費の六千九百三万円の減額でございますが、これは、公立高等学校就学支援金等事業における就学支援金の認定件数が当初見込みを下回ったことなどによるものでございます。
一番下でございますが、第一目特別支援学校費の七十万円の減額でございますが、これは使用料及び賃借料等の執行
見込みによる補正でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
46
◯持冨委員長 次に、学校施設課長の説明を求めます。
47 ◯大園学校施設課長 学校施設課関係につきまして御説明申し上げます。
八ページをお願いいたします。
第四目教育振興費三百八十八万八千円の減額につきましては、高等学校のパソコン整備に係る入札執行残でございます。
次に、第五目学校建設費一億二千百六十一万五千円の減額につきましては、説明欄イの高等学校の執務室等への空調整備といたしまして、国の二次補正予算に伴う交付金を活用しまして、二十九年度当初予算に予定していたものを前倒しする増額補正と、九ページでございますけれども、ウの楠隼中高一貫教育校の寄宿舎整備に係る入札執行残の
減額補正でございます。
次に、第一目特別支援学校費二億七千三十一万五千円の増額につきましては、特別支援学校の建物等の整備として、国の二次補正予算に伴う交付金を活用いたしまして、二十九年度当初予算に予定していたものを前倒しする増額補正と、特別支援学校のパソコン整備に係る入札執行残の
減額補正でございます。
十ページをお願いいたします。
第一目県立学校施設災害復旧費五百二十二万一千円の増額は、降灰除去事業の実績がなかったことによる
減額補正と、台風十六号により被災いたしました県立学校の災害復旧工事に係る増額補正でございます。
十一ページをお願いいたします。
繰越明許費につきましては、高等学校建物整備事業を初め五つの事業において、工事の計画調整に不測の日数を要したことや、国の補正予算に伴う事業であり、執行期間が不足したことから繰り越すものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
48
◯持冨委員長 次に、教職員課長の説明を求めます。
49 ◯寺園教職員課長 教職員課関係について御説明させてください。
十二ページをごらんいただけないでしょうか。
まず、第二目の事務局費でございますが、四万七千円の
減額補正は、教職員の給与関係事務等の実績
見込みによる補正でございます。
次に、第三目の教職員人事費でございますが、二億五千五百三十二万九千円の
減額補正は、まず、一の教職員給与関係費について、学校職員の退職手当の支給見込みによるもの、それから、二の人事管理費について、教職員の人事関係事務等の実績見込みによる補正でございます。
次に、小学校費以下、各学校費の補正につきましてはまとめて御説明いたします。
まず、補正の額でございますけれども、小学校費で六億五千二百九十四万八千円の増額、中学校費で四千三百九十八万三千円の減額、十三ページを開いていただきますと、全日制高等学校管理費で一億五千六百五十四万一千円の減額、定時制高等学校管理費で六百五十五万二千円の減額、次の十四ページの通信教育費で百九十八万九千円の減額、特別支援学校費で二億三千四十九万五千円の減額でございます。これらは、教職員の給与費、教職員旅費、初任者研修事業及び非常勤職員の報酬等に係る経費の補正でございます。
それぞれの補正の理由でございますけれども、教職員給与費につきましては、先ほど総務福利課長のほうから説明がありましたとおりでございます。
教職員旅費につきましては、赴任旅費等の実績見込みの減に伴うものでございます。
初任者研修事業の経費につきましては、当初予算要求時の見込み人員に対して、研修の対象となる初任者の数が下回ったことなどから、指導教員の報酬等を減額するものでございます。
非常勤職員の報酬等につきましては、教科、運営支障等非常勤講師の授業時数実績
見込みの減に伴うものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
50
◯持冨委員長 次に、義務教育課長の説明を求めます。
51 ◯菊地義務教育課長 義務教育課関係について御説明をいたします。
十五ページをお開きください。
第四目教育指導費では一千二十八万八千円の減額でございますが、その内訳について主な事業を御説明いたします。
まず、イのスクールカウンセラー配置事業は、児童生徒の心理に関する専門知識を有するスクールカウンセラーを公立学校へ派遣するための経費でございますが、旅費の執行
見込みによる減額でございます。
次に、エの子どものサポート体制整備事業は、不登校児童生徒への支援体制整備に向けた実践研究に要する費用でございますが、委託市町村数の減などに伴う減額でございます。
オのいじめ防止対策推進事業は、いじめ問題対策連絡協議会などの開催やネットいじめ防止対策に要する経費でございますが、
国庫補助金の減に伴う減額でございます。
十六ページをお開きください。
カの道徳教育総合支援事業は、道徳教育の取り組みの工夫や指導方法の改善を行うための経費でございますが、委託市町村数の減などによる減額でございます。
クの外部人材活用等による土曜日の活用モデル事業は、土曜授業におけるカリキュラム開発や外部人材活用等の調査研究を行うための経費でございますが、委託市町村数の減などに伴う減額でございます。
ページを飛ばしていただきまして、十八ページをお開きください。
第五目教育センター費では一千四百九十一万五千円の減額でございます。
十九ページをごらんください。
キの施設整備事業でございますが、総合教育センター施設の維持補修等に要する経費でございます。外壁改修工事に係る入札執行残が生じたことによる減額でございます。
次に、小学校費、第一目教職員費では四十七万五千円の減額でございますが、教職経験者研修等の受講者旅費の執行見込みによる減額でございます。
次に、第一目特別支援学校費は一千五百八万五千円の減額でございますが、アの特別支援教育就学奨励費事業は、特別支援学校の児童生徒に係る就学奨励に要する経費の執行
見込みによる減額でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
52
◯持冨委員長 次に、高校教育課長の説明を求めます。
53 ◯前田高校教育課長 それでは、お願いいたします。
二十一ページでございます。高校教育課関係につきまして御説明をいたします。
まず、第四目教育指導費の六千九百九十三万八千円の減額でございますが、主な事業について御説明いたしますと、まず、イのALT活用推進事業でございますけれども、これは、ALTの報酬あるいは活動旅費等実績見込みの額の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。
二十二ページのほうでございますが、カの奨学のための給付金事業につきましては、奨学のための給付金の支給実績見込み額の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。
キのスーパーグローバルハイスクールでございますが、これは補助対象校の減及び実施校におきましての実施
見込み額の確定に伴う補正減となっております。
次に、第二目全日制高等学校管理費の四百四十万八千円の減額でございますが、これは主に楠隼中高一貫教育校に係る生徒募集事業に要する経費の執行残に伴う補正減でございます。
最後に、第四目教育振興費の八十七万八千円の減額でございますが、これは、定時制及び通信制課程の高校に在学する勤労生徒に対する修学資金の貸与等に係る経費の確定に伴う不用額の補正減ということでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
54
◯持冨委員長 次に、保健体育課長の説明を求めます。
55 ◯鹿倉保健体育課長 それでは、保健体育課関係の主な補正について御説明を申し上げます。
二十三ページでございます。
第一目保健体育総務費二百四十万八千円の減額は、県立学校児童生徒の保健管理等に要する経費のうち、独立行政法人日本スポーツ振興センターが実施する県立学校の児童生徒が学校管理下で負傷した場合の治療等に係る災害共済給付のための掛金や学校に勤務する学校医等の報酬、被災児童生徒就学支援事業に要する経費の
年間所要見込み額が確定したことなどに伴う補正でございます。
第二目体育振興費三千五十四万四千円の減額は、中学校武道等地域連携推進事業に要する経費の
年間所要見込み額の確定、及び「たくましい“かごしまっ子”」育成推進事業につきましては、国の委託金等の額の確定に伴うものでございます。また、国民体育大会等補助事業並びにマイライフ・マイスポーツ運動推進事業に要する経費につきましては、
年間所要見込み額の確定による補正でございます。
二十四ページをお開きください。
第三目体育施設費七十四万円の減額は、総合体育センター職員の給与の補正及び総合体育センターの管理運営並びに指定管理者管理運営に要する経費の補正でございます。
最後に、第七目教育施設災害復旧費三百八十八万八千円の増額は、鴨池運動公園の陸上競技場及び野球場の照明塔への落雷による被害の復旧に要する経費の補正でございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
56
◯持冨委員長 次に、社会教育課長の説明を求めます。
57 ◯大久保社会教育課長 社会教育課関係につきまして御説明いたします。
二十五ページをお開きください。
第四目図書館費の四百九十七万四千円の減額でございますが、県立図書館の管理運営に要する経費等の不要見込み額等でございます。
図書館管理運営費の減額につきましては、図書館情報システムの入札の執行残でございます。
次の読書活動推進事業の七十万円の増額は、図書館関係者等の研修会に要する経費が二十八年度に入ってから事業の募集があって、研修会の額が確定したことによる増額でございます。
次の海音寺潮五郎記念事業は、講師の謝金が減額したことによるものでございます。
次に、第五目青少年研修施設費の二百二十八万一千円の減額でございますが、青少年研修センター運営費は、食堂厨房に調理及び食器洗浄機として設置してありますボイラーが故障したことにより、その取りかえ補修を行ったものでございます。
次の奄美少年自然の家運営費につきましては、給水管の改修に要する経費の不用
見込み額等でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
58
◯持冨委員長 次に、文化財課長の説明を求めます。
59 ◯松下文化財課長 文化財課関係につきまして御説明いたします。
二十六ページをお開きください。
第三目文化振興費四千十六万五千円の
減額補正でございます。
二の文化財保護費の主なものでございますが、カの上野原縄文の森運営費につきましては、開園以来使用しております給水装置の一部が稼働しなくなり、修理での対応が困難なことから、一式を交換するための経費の増額補正でございます。
二十七ページのキの埋蔵文化財発掘調査事業につきましては、
国土交通省から受託して行っております埋蔵文化財発掘調査の事業数が減となったことによる経費の
減額補正でございます。
三の埋蔵文化財センター運営費の減額につきましては、かごしま近代化遺産調査事業等の
所要見込み額の確定に伴う経費の補正でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
60
◯持冨委員長 最後に、人権同和教育課長の説明を求めます。
61 ◯常深人権同和教育課長 人権同和教育課関係について御説明申し上げます。
二十八ページをお開きください。
第四目教育指導費二十四万円の減額につきましては、人権教育開発事業に要する経費ですが、国の委託事業であるため、国の内示額の確定に伴う
減額補正でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
62
◯持冨委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いします。
なお、質疑に当たりましては、
関係調書のページ及び事業名もあわせてお願いいたします。
63 ◯き
久委員 十五ページと二十三ページ、義務教育課と保健体育課なんですが、義務教育課の説明欄のところに、被災児童生徒就学支援事業で二十八万二千円の
減額補正で、保健体育課のほうで全く同じ被災児童生徒就学支援事業費とあるんですけど、これは私のイメージだと、熊本の地震とか東北の地震とか、それで鹿児島に来られた生徒さんたちへのいろんな支援だというふうに思うんですけど、義務教育の部分のマイナス二十八万二千円と保健体育課のほうの五万六千円のプラス、説明文言は全く一緒です。ちょっとそこを掘り下げて、御説明をいただければと思います。
64 ◯菊地義務教育課長 まず、義務教育課の関係する被災児童生徒就学支援事業の減額について、詳細を御説明申し上げます。
この二十八万二千円の減額でございますけれども、被災幼児就園支援事業の減額になります。具体的に申し上げますと、東日本大震災、または昨年の熊本地震により被災した幼児に対して、幼稚園の就園を奨励するための市町村への支援でございますけれども、この幼稚園に入園をするという実績がございませんでしたことから二十八万二千円の減額となっております。
以上です。
65 ◯鹿倉保健体育課長 保健体育課分でございますが、この事業は、東日本大震災と、それから熊本地震の両方を兼ねておりますけれども、この増額分五万六千円でございますけれども、これは、熊本地震によりまして鹿児島市の小学校に三名入ってまいりまして、その医療費と、それから学校給食費に絡む分でございます。
66 ◯き
久委員 義務教育課長さんの説明ですが、受け入れをしたんですが、その後、いろんな事情があって、帰られたんですか。
67 ◯菊地義務教育課長 そもそも対象となる園児、入園する方がいなかったということ、来なかったということです。
68 ◯き
久委員 制度上は支援をしようということであったんですけど、いなかったという。私は、おられて、その方たちがお帰りになったのかなと、こういう解釈をしたのでお尋ねしたところでした。
保健体育課長さんの場合は、医療費とか給食ですね、そういったところで御支援するということですね。
十二ページの教職員課、教職員給与関係費として六億六千八百万円の小学校教職員給与費の増額補正ということですけど、一般論で考えると、臨時教職員とか、年度内に職員をふやさなければならなかったとか、そういった事例があったのかなというふうに思うんですけど、ちょっとそこらを。
69 ◯寺園教職員課長 まず、予算の立て方ですけれども、本年度の予算を立てるときには、二十八年の一月一日付で定数を計算いたします。実際は、四月六日に入学式の日に子供たちが学校に来たときに子供の数が確定して学級数が確定します。その段階でずれが生じます。そのずれを補正するための補正をお願いしているんですが、増額になった大きな理由は、特別支援学級が非常にふえたということが小学校の増額の主な理由でございます。
70 ◯き
久委員 制度上の時系列的な部分というのは認識したんですが、特別支援学級のほうがふえたという認識ですね。はい、わかりました。
71
◯田中委員 二項目、教えてください。
六ページの総務福利課の事務局費のほうが、結果的に、約九千万円の
減額補正なんですけど、予算説明書の中で、補助金が二億一千万円ふえて出資金が二億円の減額ということなんですけど、この理由と、当たっている事業は育英事業費なのかなと思うんですけど、ここのところが一点と、それから財源内訳で、これはわかればでいいんですけど、繰入金を七億一千万円減額して、一般財源に約六億三千万円、振りかわっているんですけど、この繰入金の基金の名前がわかったら教えてください。
72 ◯大山総務福利課長 まず初めに、二億円の関係でございますけれども、在学時奨学金の関係をことし二億円、基金のほうに積み立てるということで当初予算のほうにお願いしていたんですけれども、その関係の費目を設定するに当たりまして、初年度で、出資金ということで、当初予算のほうでは考えていたんですが、その後、これがふるさと納税制度の対象にもなるということで、県外の企業の方にも寄附を呼びかけているんですけど、それに当たりまして、国のほうに申請書、計画書を出すんですけど、その中で、予算の費目等もちょっと相談をいたしまして、負担金のほうが適切だろうというようなことがございまして、金額自体は二億円、確かに積んでいるんですけど、そこの予算費目上のやりくりをさせていただいたということでございます。
もう一つ、財源の繰入金ですけれども、これは安心・安全ふるさと創生基金でございます。
以上でございます。
73
◯田中委員 はい、わかりました。
もう一点なんですけど、十一ページの学校施設課のほうで、明許繰越がありますけど、この中で一点だけ教えてください。
特別支援学校の建物整備事業が四億円余りの
繰り越しなんですけど、先ほどの説明で、今回の三月補正で二億七千万円が国の交付金の確定で来たということはわかるんですけど、差し引きますと、あと、一億三千万円が新年度
繰り越しなんですけど、ここの内容と理由と具体的な学校名を教えてください。
74 ◯大園学校施設課長
特別支援学校建物整備事業の
繰り越しの理由でございます。
金額につきましては、計画調整に不測の日数を要したことによる
繰り越し分が、金額にしまして一億三千八百万円余りでございます。その主な内容でございますけれども、一つは、皆与志養護学校ですけれども、これにつきまして、外部改修を計画していたところですけれども、改修範囲を拡大することに伴いまして、設計に時間を要したというのが一つございます。それと、加治木養護学校でございますけれども、これにつきましては、空調の改修工事でございます。空調方式の設計の調整に時間を要したということで
繰り越しをお願いするものでございます。主なものとしましては、その二つでございます。
75
◯田中委員 もう一点なんですけど、こういうハードが
繰り越したときにちょっと懸念されるのが、子供たちの授業とか、いわゆる供用開始予定にそういう支障が出ないものか。当然、イメージ的には、工事中はなかなか使いづらいと思うんですけど、そこら辺の支障がないのか、予定どおりに工事をスピードアップすれば、供用開始予定にはほぼ同じぐらいにいくのか、そこのところをちょっと影響の有無を教えてください。
76 ◯大園学校施設課長 工事に際しましては、どうしても、学校を運営しながらの工事ということになりますので、できるだけ、学校運営に支障のないような時期、もしくはその工事期間を調整をさせていただいて実施いたしますけれども、供用の開始につきましては、
繰り越しをする関係上、当初予定していた時期よりも多少おくれるということは否めないのかなというふうに考えておりますけれども、できるだけ早期に完了するように努めてまいりたいと考えております。(「はい、わかりました」という者あり)
77
◯持冨委員長 ほかに質疑はありませんか。
[「なし」という者あり]。
78
◯持冨委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。
それでは、これより採決に入ります。
採決を一時留保いたしておりました
警察本部関係も含め、議案第一号について
取り扱い意見をお願いします。
79
◯前原委員 議案第一号につきましては、事業費の確定に伴うものなど、補正を行う必要があると認められますことから、原案のとおり可決ということでお願いをいたします。
80
◯持冨委員長 ほかに御意見はありませんか。
[「なし」という者あり]
81
◯持冨委員長 それでは、議案第一号につきまして採決いたします。
ただいま、議案第一号につきましては可決との御意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
82
◯持冨委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第一号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、当
委員会に付託されました補正予算関係等の
議案等二件の審査は全て終了いたしました。
なお、委員長報告の文案につきましては、当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
[「異議なし」という者あり]
83
◯持冨委員長 御異議ありませんので、そのように取り扱います。
本日の
委員会は、これで散会いたします。
御苦労さまでした。
午前十一時十二分散会
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