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  1. 鹿児島県議会 2014-03-13
    2014-03-13 平成26年文教警察委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十八分開会        ……………………………… ◯き久委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教警察委員会を開会いたします。  当委員会に付託されました審査案件は、議案第四六号鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件など議案八件、請願一件及び陳情三件であります。  また、配付いたしております依頼書の写しのとおり、予算特別委員会から議長を通じて調査依頼のありました議案は、議案第三一号平成二十六年度鹿児島県一般会計予算の一件であります。  これらに関する審査及び調査を行います。  ここで、審査日程など協議のため暫時休憩いたします。         午前九時五十八分休憩      ────────────────         午前十時  一分再開 2 ◯き久委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、お手元に配付しております審査日程案のとおりとし、また特定調査事項につきましても審査日程案に記載のとおり、教育委員会関係で、いじめ防止対策推進法への対応について(県いじめ防止基本方針について)ということで進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯き久委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから警察本部関係の審査等を行います。  初めに、当委員会へ付託されました議案第四六号など議案三件と予算特別委員会から調査依頼のありました議案第三一号平成二十六年度鹿児島県一般会計予算のうち、警察本部関係を一括審議といたします。  まず、警察本部長総括説明を求めます。 4 ◯池田警察本部長 それでは、昨年の県内の犯罪情勢や今議会に提案をしております当初予算案並びに予算以外の議案等につきまして御説明を申し上げます。
     まず初めに、昨年の県内の犯罪情勢についてであります。  資料の一ページをごらんください。  全刑法犯の認知件数は九千二百七十六件で、前年と比べ千二百二十七件減少し、戦後初めて一万件を下回る結果となりました。  殺人、強盗等の重要犯罪認知件数は九十二件で前年と同数となっております。検挙件数は、屋久島町永田における放火殺人事件や姶良市平松における女性被害の強盗殺人事件など八十件で、検挙率は八七・〇%となっております。  次に、資料の二ページをごらんください。  侵入盗、自動車盗等の重要窃盗犯認知件数は千二件で、前年と比べ百六十三件減少し、検挙件数は六百二十六件、検挙率は六二・五%となっております。今後とも重要犯罪重要窃盗犯等の悪質犯罪の検挙に重点を指向した捜査を推進してまいります。  次に、知能犯罪についてであります。  資料の三ページをごらんください。  知能犯罪認知件数は二百二十九件で、前年と比べ二十二件増加し、検挙件数は百二十四件、検挙率は五四・一%となっております。  主な検挙事件といたしましては、県立大島病院発注の公共工事に絡む官製談合防止法違反事件や鹿児島市を犯行拠点とする被疑者グループによる特殊詐欺事件などであります。  振り込め詐欺等の特殊詐欺事件の認知状況につきましては、振り込め詐欺事件が十七件、被害総額が約八千六百万円であり、未公開株、社債等の売買勧誘等をめぐる振り込め詐欺以外の特殊詐欺事件が二十八件、被害総額が約二億二千三百万円となっております。  先般、特殊詐欺という名称を高齢者にも覚えやすい「うそ電話詐欺」としたところでありますが、これを広く県民に浸透させ、被害の未然防止対策を強化してまいります。  次に、組織犯罪対策についてであります。  資料の四ページをごらんください。  まず、暴力団組員等の検挙状況であります。傷害や詐欺、覚醒剤事犯等で九十六人を検挙しておりますが、そのうち小桜一家関係者が三十五人であるのに対し、山口組関係者三十二人を含む県外に本拠を置く暴力団組員等が五十五人であります。県外に本拠を置く暴力団の本県進出が進んでおり、小桜一家と県外に本拠を置く暴力団との抗争事件の発生も懸念されるところであります。  県警察といたしましては、小桜一家はもとより、県外暴力団組織の動向に関しても他府県警察と連絡を密にし、監視活動や取り締まりを強化しているところであります。  また、現在、知事部局と連携して、鹿児島県暴力団排除活動の推進に関する条例の改正に向けた作業を進めているところであり、引き続き、県民や関係機関・団体と一体となった暴力団排除活動を展開するなど、暴力団対策を推進してまいります。  銃器につきましては、拳銃一丁を押収しておりますが、暴力団関係者からの押収はありません。全国的に暴力団関係者等による銃器使用の凶悪事件が依然として発生しているところであり、今後も暴力団を最重点とした拳銃等銃器の摘発に向けて取り締まりを強化していくこととしております。  薬物事犯につきましては、覚醒剤事犯暴力団関係者を含めて五十七人を検挙し、約三・六グラムを押収しており、大麻事犯につきましては、少年一人を含む十一人を検挙し、約百三十五グラムを押収しております。  薬物密輸事件での水際での阻止のため、税関や海上保安庁等関係機関と緊密な連携を図るとともに、末端乱用者の摘発にも重点を置いた取り締まりを徹底していくこととしております。  また、薬物乱用防止対策といたしましては、今後も引き続き、関係機関・団体と連携して街頭キャンペーンの実施など積極的な広報啓発活動に努めるとともに、脱法ドラッグを含む薬物の危険性・有害性についての正しい知識の周知を図っていくこととしております。  次に、配偶者からの暴力事案やストーカー事案についてであります。  資料の五ページをごらんください。  まず、配偶者からの暴力事案、いわゆるDV事案についてであります。相談件数は二千七百三十四件で、前年と比べ三百五十三件減少しており、暴行・傷害等で四十三件を検挙しております。  ストーカー事案の相談件数は、千六百三十件で前年と比べ三百件減少しており、傷害や器物損壊のほか、ストーカー規制法違反等で二十五件を検挙しております。これらの事案に対しては、被害関係者の安全確保を最優先に事件化や被害者保護等の支援を引き続き行ってまいります。  子供に対する声かけ・つきまとい事案は百八十三件で、前年と比べ二十九件減少しております。この種事案は性犯罪等に発展するおそれもあることから、県警あんしんメール等による情報発信や子供見守り活動への積極的参加を呼びかけるなど、注意喚起を図っております。  次に、少年非行等の概況についてでありますが、資料の六ページをごらんください。  検挙した刑法犯少年は五百六十五人で前年に比べ五十二人減少しており、また刑法犯送検挙人員に占める少年の割合は二〇・二%となっております。  刑法犯少年の中で強盗等の凶悪犯の検挙は七人で、前年に比べ五人増加し、万引き、自転車盗等の窃盗犯は四百十八人で、前年と比べ五十二人減少しております。  一方、非行の前兆とも言われている飲酒・喫煙等の問題行動で補導された不良行為少年は五千三百三十一人で、前年に比べ九百二十人減少しております。  詳細な内容については配付資料をごらんください。  引き続き、関係機関・団体との連携を一層強化し、少年の非行防止と保護活動を積極的に推進することとしております。  次に、交通事故発生状況等についてでありますが、資料の七ページをごらんください。  発生件数は九千二百七件、死者数は九十一人、傷者、けがですね、傷者数は一万九百四十二人となっており、前年に比べ発生件数は三百四十六件、傷者数は五百六十六人減少しておりますが、死者数は四人増加しております。  死亡事故の特徴といたしましては、原因別では第一当事者の前方不注意によるものが三十件と最も多く、ついでハンドル等の操作不適によるものが二十一件と運転の基本というべきことが原因となる事故が半数以上を占めております。  年齢別では、高齢者が約半数の四十八人で前年に比べ十三人減少していますが、十六歳から二十四歳の若者が十三人と前年に比べ十人増加しております。  状態別では、歩行者が三十三人、自動車運転中は三十人でこれで約七割を占めております。歩行中死者三十三人のうち二十二人は夜間歩行中で、うち二十一人は夜光反射材を着用しておらず、加害者側の車両のライトは二十一台が下向きの状態でありました。  このような現状から、道路利用者に緊張感を持たせるため、街頭活動や交通指導取り締まりを強化するとともに、高齢者宅訪問等による個別指導やナイトスクールの開催、夜光反射材の着用促進など、自治体や関係機関・団体と連携した総合的な交通事故防止対策を図っているところであります。  次に、飲酒運転による交通事故等であります。  資料の八ページをごらんください。  第一当事者である原付以上の車両の運転者が飲酒運転であった交通事故は、発生件数八十三件で前年と同数となっておりますが、死者数は十一人で三人増加しています。飲酒運転の検挙は、酒酔い運転十一件、酒気帯び運転四百九十七件の合計五百八件であり、前年に比べ三十五件増加しております。飲酒運転対策につきましては、昨年十一月を飲酒運転根絶強化月間として取り締まり関係機関・団体と連携し、県民の飲酒運転防止に向けた機運醸成の広報等の強化に努めたところであります。今後も飲酒運転根絶に向けた各種対策を推進してまいります。  次に、災害発生状況等についてであります。  資料の九ページをごらんください。  県内では、十月の台風二十四号を初めとする風水害により一人が負傷したほか、住家の全壊、半壊、一部破損等、多数の被害が発生しております。また、火山活動では、霧島山新燃岳が昨年十月に噴火活動の沈静化に伴って噴火警戒レベル三の入山規制からレベル二の火口周辺規制に引き下げられております。桜島につきましては、昨年八百三十五回の爆発的噴火をするなど、依然として活発な活動が続いているところであります。  県警察といたしましては、自治体が行う総合防災訓練離島防災訓練等のほか、国主催の原子力総合防災訓練にも参加し、関係機関等との連携を強化するとともに、県警独自の災害警備訓練を実施して対処能力の向上に努めたところであります。今後も自治体関係機関等との連携を図りながら、災害発生時に迅速・的確な警備活動が行えるよう各種訓練等に努めてまいります。  次に、資料はございませんが、テロ対策についてであります。  最近の国際テロ情勢を見ましても厳しい情勢に変わりがないことから、国内におけるテロの脅威につきましても依然として予断を許さない状況にあるものと考えております。  このため、県警察では、川内原子力発電所の警戒警備を強化しているほか、石油備蓄基地新幹線発着駅、空港等の重要防護施設につきましても、引き続き警戒警備体制をしいて、テロやハイジャックの未然防止に万全を期することとしております。  次に、平成二十六年度警察費当初予算案についてであります。  資料の十一ページをごらんください。  今議会に提案しております当初予算案は、現下の厳しい治安情勢に的確に対処し、県民の期待と信頼に応える力強い警察活動を推進するための経費として、総額三百六十七億九千五百六十四万九千円を計上しております。前年度と比べますと約二億二千万円の増額となっておりますが、主な内容は、定年退職予定者数の増加等に伴う警察職員給与関係費の増額によるものです。その他の議案としまして三件の提案をしております。  資料十一ページから十二ページをごらんください。  まず、鹿児島県留置施設視察委員会条例の一部を改正する条例制定の件でありますが、これは地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、所要の改正をするものであります。  次に、鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件でありますが、これは地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令の公布に伴い所要の改正をしようとするもの及び、道路交通法の一部を改正する法律の公布に伴い所要の改正をしようとするものであります。  次に、自動車運転免許試験場使用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件でありますが、これは自動車運転免許試験場の使用料の額を改定するため所要の改正をしようとするものであります。  最後に、重点施策等についてであります。  資料の十三ページから十四ページをごらんください。  平成二十六年度の重点施策等につきましては、防犯情報の提供や防犯ボランティア団体等の活動を支援する自主防犯活動推進事業を初め、暴力団等組織犯罪対策事業被害者支援推進事業高齢者交通安全対策事業等を推進してまいります。  また、築四十年以上が経過し老朽化・狭隘化が著しい鹿児島西警察署につきましては、来庁者の利便性の向上や犯罪、交通事故等に対してより迅速な対応を図るために現地に新庁舎を整備することとし、そのための基本・実施設計等を行うこととしております。  議案の詳細につきましては、関係部課長から御説明申し上げます。  以上をもちまして、私からの説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 5 ◯き久委員長 ただいま総括説明が終わりましたが、警察本部長総括説明のうち、治安情勢等に対する質疑につきましては県政一般でお願いをいたします。  続いて、議案に関する関係部課長の説明であります。  まず、会計課長の説明を求めます。 6 ◯川嵜会計課長 平成二十六年度当初予算案について御説明いたします。  議案書は六ページから七ページ、予算に関する説明書は百四十四ページから百四十七ページ、当初予算等説明書は一ページから三ページであります。  当初予算等説明書により御説明いたしますので、一ページをお開きください。  第一目公安委員会費から次のページの第六目恩給及び退職年金費までは警察管理費であります。  まず、第一目公安委員会費公安委員会運営費七百五十七万九千円は、公安委員の報酬、会議・活動旅費など公安委員会の運営に要する経費であります。  第二目警察本部費は総額三百十八億七千百九万一千円を計上しております。うち、警察職員給与関係費は職員の給与、各種手当、共済費の経費、警察職員庁用費警察本部警察署等庁舎維持管理経費を初め、警察職員の各種研修、非常勤職員の雇用、警察官の制服購入など、警察一般行政の運営に要する経費であります。また、庁用備品等整備事業費は、机・椅子等事務用備品などの整備に要する経費、車両整備管理事業費警察車両の整備に要する経費、福利厚生費は職員の定期健康診断など福利厚生に要する経費であります。  第三目装備費四億五千八百五十一万一千円は、車両、船舶、ヘリコプターの維持管理災害救助活動等に使用する各種資機材の整備に要する経費であります。  次の二ページにまいりまして、第四目警察施設費は総額六億四千九百四十五万五千円を計上しております。うち、警察施設整備事業費鹿児島西警察署の基本・実施設計等を初めとする警察施設の新築・増築改良等に要する経費、警察施設補修事業費警察施設の維持補修に要する経費、住宅事業費警察職員共済住宅等の建設に伴い、警察共済組合から借り入れた不動産投資資金の償還に要する経費であります。  第五目運転免許費運転免許事務費九億四千三百七十八万三千円は、運転免許試験の実施や高齢者等に対する各種講習等に要する経費であります。  第六目恩給及び退職年金費八千八百五十七万六千円は、恩給法に基づき昭和三十七年十一月以前に退職した職員等に対して支給する恩給及び扶助料であります。  次の第一目一般警察活動費以下は、警察活動費であります。  まず、第一目一般警察活動費は、総額五億八千八十六万八千円を計上しております。うち、一般警察活動費は、犯罪捜査、防犯活動、交通指導取り締まり等一般警察活動警察署協議会の運営経費など警察活動全般に要する経費、高齢者対策事業費は高齢者を対象とした参加・体験型の交通安全ナイトスクール等に要する経費であります。次の三ページにまいりまして、留置管理事業費は留置人の食事、診療など留置業務の管理運営に要する経費であります。  第二目刑事警察費は総額三億六千八万九千円を計上しております。うち、刑事警察費犯罪捜査に必要な捜査資機材の整備や被害者支援などに要する経費、青少年非行防止対策費は、少年の非行防止活動薬物乱用防止対策等に要する経費であります。次の緊急治安対策事業費は、交番相談員スクールサポーターの配置、地域安全情報の提供など「あんしん・かごしま」を創造するための対策に要する経費であります。  第三目交通指導取締費は総額十八億三千五百六十九万七千円を計上しております。うち、交通指導取締費は、悪質な交通違反や暴走族等の指導取り締まり交通事故防止を図るための交通安全教育の推進など、交通警察全般の運営に要する経費、交通安全保持費は交通の安全と円滑に必要な交通信号機交通管制センターなど、交通安全施設の整備及び維持管理に要する経費であります。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 7 ◯き久委員長 次に、警務課長の説明を求めます。 8 ◯今村警務課長 私からは、議案第六七号の鹿児島県留置施設視察委員会条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  議案書は九十四ページ、当初予算等説明書は四ページであります。  当初予算等説明書により御説明いたしますので、四ページをお開きください。  今回の条例改正につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、留置施設視察委員会の委員の定数及び任期につきまして、国家公安委員会が定める基準を参酌して、都道府県が条例で定めることとされたことから、条例の一部を改正するものであります。  なお、改正案としましては任期を現行どおり一年とすることとしております。施行期日は本年四月一日としております。よろしくお願いいたします。 9 ◯き久委員長 次に、交通指導課長の説明を求めます。 10 ◯森山交通指導課長 私からは、議案第四六号の鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件について説明いたします。  議案書は四十九ページから五十三ページ、文教警察委員会資料は十一ページであります。  これは本年四月からの消費税の税率引き上げに伴い、政府において消費税の税率引き上げの影響による増額改定の検討が行われた結果、増額改定が必要となる二十八件の手数料の標準額が閣議決定され、総務省主管地方公共団体の手数料の標準に関する政令を改正する政令が公布されました。  今回、改正された手数料の標準額の一つに、放置車両の確認等に関する技能及び知識に関して行う講習、いわゆる駐車監視員資格者講習が含まれており、手数料を一万九千円から二万円に改正するものであります。  なお、条例の施行日は、政令の施行日にあわせ平成二十六年四月一日としております。よろしくお願いいたします。 11 ◯き久委員長 最後に、交通部長の説明を求めます。 12 ◯木山交通部長 私からは、議案第四六号の鹿児島県手数料条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  議案書は四十九ページから五十三ページ、当初予算等説明書は六ページであります。  当初予算等説明書により御説明いたします。  平成二十五年六月の道路交通法の一部改正により、一定の病気等により免許の取り消し処分を受けた者、いわゆる特定取り消し処分者が免許を再取得する際、三年以内であれば技能試験と学科試験を免除する制度が新たに新設されたため、所要の改正を行うものでございます。  なお、施行期日は道路交通法の一部を改正する法律の施行日としております。  次に、議案第六八号の自動車運転免許試験場使用料徴収条例の一部を改正する条例制定の件について御説明いたします。  議案書は九十五ページ、当初予算等説明書は六ページであります。  自動車運転免許試験場のコースは、試験を行わない土曜・日曜日には受験者の運転練習のため開放しているところでございます。試験場使用料につきましては、前回の改定から六年以上が経過し、見直しの次期が到来していることから、他県の状況等を踏まえ改正しようとするものでございます。
     施行日は、平成二十六年四月一日としております。よろしくお願いいたします。 13 ◯き久委員長 以上で説明が終わりましたので、付託議案及び調査依頼のありました議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等もあわせて申し出てください。お願いいたします。 14 ◯永田委員 警務課長さんにお尋ねしたいんですが、四ページです。  議案第六七号について御説明いただいたんですけれども、説明の内容がよくわからないものですから、具体的に説明していただけたらと思うんですが、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備ということになっておりますが、もう少し具体的に教えていただけませんか。 15 ◯今村警務課長 これにつきましては、平成二十二年六月の地域主権改革の経緯というところで、地域主権戦略大綱ということが国で閣議決定されました。それに基づきまして、平成二十三年五月二日に公布されました地域主権改革関連三法案で、一つが、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、これを第一次一括法と省略して言っております。それと二つ目の法律としまして、国と地方の協議の場に関する法律、それと地方自治法の一部を改正する法律という地域主権改革三法案というものになります。それに基づきまして、この一次一括法といいますのが、今ただいま申し上げております関係法律の整備に関する法律でございまして、一次一括法では、四十一法律につきまして地方公共団体の自治事務につきまして、国が法令等で縛っている義務づけ・枠づけというものを地方に移譲しようという趣旨でございます。  その中で、今度は第二次一括法が二十三年八月三十日に公布になりまして、今回の分は三次一括法の関係でございまして、これが七十四法律ございます。その中に、刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律の改正というのがうたわれました。この中で、今まで留置施設視察委員会の定数と任期、これにつきましては、この法律の中に入っておったんですけれども、地域主権という観点から、これを条例で定めなさいということになったものですから、今回、条例改正を上程しているということでございます。 16 ◯永田委員 そうしますと、この留置施設視察委員会の委員の任期、これは地方でそれぞれ定めなさいよということになるわけなんですか。 17 ◯今村警務課長 そのとおりでございます。その前提に、国家公安委員会規則で、定数については全国的には十人以内にしなさい。それと任期については一年にしなさいということが制定されましたので、それを受けて、条例ではそれの基本を参酌しなさいということでありまして、これを必ずしも守らなくてもいいんですが、それを参考にして地域の実情に応じて定めなさいということになりましたので、うちとしては、今までも一年としておりましたので任期を一年、それと定数については五人ということにさせていただけないでしょうかという改正案でございます。 18 ◯永田委員 任期は一年ということで従来と変わりませんが、委員の定数を五名というのは、従来は何人だったんですか。 19 ◯今村警務課長 定数については五名でございました。同じということで改正を出させていただいております。 20 ◯永田委員 定数、任期ともに変わらないけれども、これを条例で改めて制定しましたということなんですね。はい、いいです。 21 ◯き久委員長 ほかにございませんか。 22 ◯青木委員 議案第六七号に関連してですけれども、留置施設視察委員会というのはどんな仕事をするんですか。 23 ◯今村警務課長 平成十九年の六月に刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律というのが制定されました。その中の同第二十条に、警察本部留置施設視察委員会を置くという条文が付記されました。設置の趣旨は、留置施設の運営に関する透明化、それと被留置者の適正な処遇確保、それと委員会の意見による留置施設運営の改善向上、これが設置趣旨でございます。あわせまして、業務につきましては、例えば今五名の視察委員の方がいらっしゃいますけれども、年間の活動計画の策定とか、あるいは各留置施設の運営状況を把握するのに必要な情報を受けること、それと各留置施設、県下各警察署に留置施設がございますけれども、それを年間を通じて視察していただくと、中には、留置されている人たちと面会をいたしまして、その方たちから意見を聞いて、要するに処遇の改善をいろいろ検討していくというような業務内容でございます。 24 ◯青木委員 この委員会は年に何回ぐらい開かれるんですか。 25 ◯今村警務課長 会議自体は三回していただいておりますけれども、あと視察等を含めますと、まだ数回ございます。 26 ◯青木委員 次に、議案第四六号ですけれども、この駐車監視員資格者というのは、今県内にどのぐらいおられて、具体的にはどんな活動場所でどういう活動をしているのか教えてください。 27 ◯森山交通指導課長 この資格者講習は平成十七年から行っております。受講した人は三百六十八名おりまして、そのうち合格した方、これについては二百九十八名になります。これに講習で終了して合格いたしますと、駐車監視員の資格者証というのを申請すれば交付されます。この資格者証がないと放置違反の車両について貼りつけへの行為というのができませんので、この資格者証を持ってすることになります。ですから、今、警備会社等に就職されている方が非常に多い現状であります。 28 ◯青木委員 はい、わかりました。  次に、予算についてお聞きをします。  一般警察活動費及び刑事警察費交通指導取締費の中にもあるのかもしれませんが、警察活動は一般の市民の協力というものが非常に大事だというふうに思います。実際に情報提供をしたり捜査に協力をしたりしている、そして実績があるということもお聞きをしておりますけれども、報償費というのは予算のどこでみていますか。 29 ◯川嵜会計課長 一般警察活動費一般警察活動費であります。報償費ということで予算確保しております。 30 ◯青木委員 過去の実績というか、直近の実績、警察活動に協力して報償費を払った実績というのから大体新年度予算も組んでいると思うんですが、実績及びその報償費の見込みというのはどのぐらいになっていますか。 31 ◯川嵜会計課長 平成二十四年度の実績執行額でございますけれども、約二千万円、これを執行しております。 32 ◯青木委員 警察活動に対する協力というのはさまざまなことがあると思うんですね。情報提供をして事件を解決に導いたとか、一般的に、行政の中でも人命救助に当たって表彰するとか、つい最近も鹿屋署でしたか、表彰をされていましたけれども、この報償費というのは、支払う額はどういう形で決めるんですか。定額で決まっているもんですか、それともその協力の度合いとかそういうもので決めていくんですか。 33 ◯川嵜会計課長 捜査費の支払いの状況でございますけれども、捜査等に対する情報提供者、協力者ですね。こういうところに犯罪捜査に従事する捜査員が協力者料を支払うということでありますけれども、具体的には、捜査協力者に対する謝礼、情報提供者に対する謝礼、それから聞き込み、張り込み、追尾等に際して必要となったときの応急の経費、こういうものなどに執行しているところであります。  それから、額が決まっているのかということでございますけれども、情報の価値ですとか、捜査の協力の度合い、これに応じまして金額というのは定めておりません。協力の度合いということで数千円から数万円程度で、その都度、それぞれの所属長が判断をしまして、執行しているというようなことでございます。 34 ◯青木委員 警察署が人命救助等で表彰したりする場合、これは表彰状だけですか、金一封がついているもんですか。 35 ◯川嵜会計課長 金一封はございません。 36 ◯青木委員 わかりました。  交通安全保持費についてお聞きしますけれども、交通安全施設の整備及び維持管理ということですので、整備のほうは主なものは信号機等になるのかなと思っていますけれども、新年度の信号機及び他の交通安全施設の計画があれば教えていただけますか。大体何基ぐらい整備しますというようなこととか、何カ所ぐらいの横断歩道を新しく塗りかえますよとか、ゾーン30の新設は何カ所ぐらい考えていますよとか、そういうことを教えてください。 37 ◯満留交通規制課長 まずは、信号機の新設でございますけれども、二十二基ほどをお願いしてございます。  横断歩道につきましては、標識等も含めましてということでございますので、現在のところは未確定ですけれども、今年度、大体千五百カ所、千五百本を補修等は行っております。 38 ◯青木委員 わかりました。今、毎年この予算のときにお聞きすることなんですけれども、県民の要望があって、各地域の警察署がそれを受けとめて、そして警察本部に要望として上げている信号機の新設数というのはどのぐらいになりますか。 39 ◯満留交通規制課長 平成二十五年度、百六十六カ所の要望がございまして、警察署で実現性その他を含めまして検討した結果、七十一カ所について本部のほうに上申がありました。先ほど答弁漏れがございました。ゾーン30につきましては、二十六年度は現在のところ十カ所ほどを計画してございます。 40 ◯青木委員 所轄がいろいろな可能性を検討して本部に上げているのは七十一カ所、ことしはおおよそ二十二基の新設を考えていると、毎年、数としては七十一カ所、このぐらいの水準で要望として本部に上がってくるんですか。 41 ◯満留交通規制課長 平成二十四年度が八十一でございます。二十三年が七十四、二十二年が八十八ほどということであります。 42 ◯青木委員 そうすると、ことし二十二基というと大変要望の数に比べれば実現できるところは少ないという印象を持ちます。それから、毎年数が七十から八十ということであれば、改善をしていくんだけど要望箇所は減らないというイメージを持つんですけれども、この予算獲得というのはかなり部内の予算編成の中では厳しい査定にあうんですか。 43 ◯満留交通規制課長 信号機の整備につきましては、増強もございますけれども、更新もございます。制御機の耐用年数というのが十九年でございまして、十九年以上経過した信号機が百四十三基ございます。これを更新していかないといけないんですけれども、二十六年度は今のところ約七十基を今回は上程しておりますので、少し足りないんですけど、性能からいきまして、多少はいいということでメーカーのほうからも聞いておりますけれども、このようなこと等を踏まえますと、この二十二基が今回は限界というような形で上程させていただいております。そのほかにも先ほど委員がお尋ねになりました横断歩道の整備等々もございますので、このような数字に落ち着いたところでございます。 44 ◯青木委員 今、最後にお触れになりました横断歩道の整備なんですけれども、つい最近に、東谷山で児童が亡くなった事故がありました。あれは、後の検証を多分、交通を中心にやられたと思いますけれども、報道によりますと、横断歩道が舗装がはげてよくわからなくなっていたと、飛び出した児童の不注意もありますし、前方不注意というのも運転者のほうにあったかもしれませんが、交通安全施設がしっかり整備されていないことが原因の一つだとすると、やはりこの予算の確保というのは非常に重要だと思います。中身については、また一般県政でお聞きしますが、今後とも交通安全保持費についての確保の努力をお願いをして、私は終わります。 45 ◯桑鶴委員 先ほどの信号機の設置、吉野支所前の設置ありがとうございました。まずお礼から言います。  しかしながら、毎年要望はどんどんどんどん上がっていきますね。実現できる数は限られていますね。新たな要望が積み上がっていきますね。そうすると、累計の要望箇所というのが大変な数になってきていると思うんですけど、どこで取捨選択されて、累計の数はこうやってつじつまを毎年七十台から八十台に整理されているもんですか。 46 ◯満留交通規制課長 信号機の要望につきましては、年度で一旦終了いたしまして、再度、警察署で新たな要望、もしくは従来からの要望につきまして検討いたしまして上申しているという状況でございます。こちらのほうで調整とかというのは行わずに、警察署のほうで実現性その他を踏まえまして要望が上がってきているということでございます。 47 ◯桑鶴委員 議案審査でしょうから、詳しくはまたやっていませんけれども、この交通安全保持費の使い方というか、詳細というか、施設の整備及び維持管理に要する経費のみ入っていますけど、これは例えば道路のペイントですとか、あるいはガードレールとか、それらのものも随分入っているんですか、この中に。 48 ◯満留交通規制課長 ここに掲示してございますのは、先ほど委員等からの御質問等もございます横断歩道などのいわゆる公安委員会に係るものでございまして、道路管理者の行うガードレール等はここには計上してございません。 49 ◯桑鶴委員 ですから、道路管理者と公安委員会がやるべき仕事のすみ分けというのは、予算的にはどういうふうになさっているところなんですかね。 50 ◯川嵜会計課長 交通安全保持費の主な内容ということで、ちょっと具体的に説明いたします。  交通安全保持費は、まず補助事業と県単事業二つに大きく分かれておりますけれども、補助事業につきましては、安全対策事業ということで約五億五千五百万円ほどですね。この中身ですけれども、交通管制センターの整備経費、これが約一億七千百万円でございます。それから通学路対策等の交通信号機の改良ということで一億二千百万円、信号灯器LED改良化ということで約一億百万円、それから道路標識・標示ということで一億三千万円、信号機の新設等ということで二千九百万円、それと円滑化対策事業というのが補助事業の中にございますけれども、この予算が九千五百万円ということで、これは信号機の新設・改良でありますとか、道路標識・標示の予算でございます。  それから、県単事業になりますけれども、約八億五千六百万円の予算がありますけれども、これにも信号機の新設でありますとか、道路標示設置工事の経費ということで、これは約三億四千三百万円ですね。それから交通管制システムの保守経費でありますとか、交通情報板の整備、それから信号電球灯の定期的交換というようなことで総額八億五千六百万円と、それから補助事業の六億五千万円という予算の内訳でございます。(「またあとは、県政一般でお聞きします」という者あり) 51 ◯吉野委員 今の信号機のやりとりでちょっと私、理解できなかったというか、確認なんですが、青木委員のほうからの最初の質問で、例えば信号機が一年間にどれぐらい要望があるかという話で、大体平均七、八十件ありますよね。多いときは百何件だけど、実際それが信号機を多分設置できない、条件に満たないというのか、それは当然除いたときに七十ぐらいだというアバウトですよ。実際は二十二基分ぐらいの予算があるわけだから、それを実施していくんだけど、私ちょっと気になったのは、累計の話も出たけれども、毎年毎年要望を受けて、そのうち約二五%ぐらいですかね、実施されて、そうすると翌年度は全くのさらの状態で、新たに申請があったのを受けてまたやっていくというような説明だったと思うんですが、それでいいですか、理解して。 52 ◯満留交通規制課長 要望があったものにつきましては継続してございますので、それは踏まえてということになります。 53 ◯木山交通部長 住民からの要望等は警察署で集約いたします。この要望を警察署は今度は設置可能かどうかを判断して本部に上申いたします。その中で全体を見て、二十二、三基が新設されるわけですね。ところが信号がつかなかったところについては、もう一回警察署のほうでどうしても必要だというような判断をいたしますと、もう住民から新たに要望を受けることはなくて、その箇所についてまた本部に上申してまいりますので、一旦さらというのは警察署が上申するのは再度上申しないとならないということで、一般の住民の方の要望をもう一度受けないといけないという意味ではございません。(「暫時休憩をお願いします」という者あり) 54 ◯き久委員長 暫時休憩。         午前十時五十六分休憩      ────────────────         午前十時五十九分再開 55 ◯き久委員長 再開いたします。 56 ◯吉野委員 先ほどの青木委員、桑鶴委員の意見とも重なるんですが、地域の方たちから必要な要望、いわゆる設置の要望、しかし、現況ではなかなか予算等の関係で全部が実施されるということは難しいと思いますが、どうぞぜひ、できる限り必要な箇所には予算をとっていただいて、設置していただくよう努力方を要望して終わります。  以上です。 57 ◯柳 委員 運転免許費についてお尋ねします。  運転免許事務費が約一億円余りの増額になっているんですけれども、この説明の中には運転免許試験の実施と免許証の作成、それと高齢者に対する各種講習会に要する経費とありますが、実際、少子化が進んでいる昨今ですが、免許取得者がどれぐらい増減があるのかということと、交通事故は高齢者の死亡事故が依然として多いわけですけれども、講習会等に要する経費がどれぐらい増加しているものか、そこを教えてください。 58 ◯川嵜会計課長 運転免許事務費の一億円ほど増額されているわけですけれども、この増の理由でございますけれども、運転免許の更新者数の増加に伴う講習委託費等の増加ということと、それとこれに伴います免許証、IC免許ですけれども、これの消耗品がふえたということであります。なぜ今年度ふえているのかということでございますが、更新者数が大きく増加する理由でございますけれども、平成六年の五月に道路交通法の改正がございました。この際、このときに免許の更新年数が延長をされました。三年から五年ということで延長されたんですけれども、このあおりを受けまして平成九年、十年にかけて延長となった更新者が、更新が行われなかったということで、その分が平成十一年、十二年に更新されるということで、これから後五年ごとに減少した年とふえた年が交互にそういう傾向があらわれるということでございまして、平成二十五年度は免許更新者数は大幅に減ったんですけれども、その分二十六年はそのしわ寄せで増加をするということで、五年周期で少ない年と多い年が、大分標準化されてきているんですけれども、出てきているということで増額しているところであります。  それから、高齢者等の指導ということでございますか、高齢者の指導につきましては、高齢者対策事業費というので確保しておりまして、約一千八百万円ほど予定しておりますけれども、これは交通安全指導専門員等が、さわやか号という車両がありますけれども、これで回りまして高齢者の講習等を実施をしている、それと交通安全ナイトスクール、こういうところを実施しているということでございます。 59 ◯柳 委員 増額の理由は今、説明いただきまして理解をしました。実際、昨年度においてどれぐらいの方が新たな免許取得をしていらっしゃるのか、そこら辺わかりますか。(「暫時休憩をお願いします」という者あり) 60 ◯き久委員長 暫時休憩します。         午前十一時三分休憩      ────────────────         午前十一時四分再開 61 ◯き久委員長 再開いたします。 62 ◯川嵜会計課長 免許証の新規の取得者ということでございますよね。(「はい」という者あり)過去三年の実績をもとに本年度の要求をするわけでございますけれども、過去三年、平成二十二年の新規取得者が五万九百三十六人、それから平成二十三年が五万三百十名、それと平成二十四年が四万八千七百八十六ということで、大体平均五万ですので、新規取得は約五万ということで予算要求等をしております。 63 ◯柳 委員 わかりました。高齢者の死亡事故については依然としてふえているというような状況がありますので、ぜひ、講習会等も予算をまたふやしていただいて、県内各地でそういう実地を伴った講習等を開催していただきますようにお願いをして、終わります。 64 ◯瀬戸口委員 六ページの議案第六八号の免許試験場使用料徴収条例の一部改正について、この区分が三つあるわけですが、大体年間どれぐらいの方が使用されて、大体どのくらいの今までの収入であったのかということです。 65 ◯木山交通部長 昨年で申しますと、中型が六百五十二件ですね。そして、普通が四千七百四十一件、二輪が三百五十二件、合計五千七百四十五件でございます。収入は約四百三十万円ぐらいです。(「全体で」という者あり)はい。 66 ◯瀬戸口委員 今回、千九百円と九百五十円の一律になったわけですが、自動二輪等については大幅に上がっているわけで、中型自動車についてはマイナスということですが、こういう考え方といいますか、根拠は何かあるんですか。 67 ◯木山交通部長 従来は積算をいわゆる車種ごとに重量比とか、あるいは専有面積ということでコースの減価償却に、要するに車両の重さ等が比例するという考え方でやっておりました。ところが九州各県見てみますと、いわゆるコースを使用するときには、普通車であろうが、二輪車であろうがコースを走り回る状況というのは一緒だという考え方で、コースを専有する要するに使用料という考え方でやっておりまして、今回、本県でもそのようにして、コースのいわゆる評価額に対しての使用料というような考え方に改めたところでございます。 68 ◯瀬戸口委員 今まではやはり重量、大きさですね、車の大きさについてやってきたけれども、他県がそういうことで全部やっているということで今回見直しをされたということですか。 69 ◯木山交通部長 他県を申しますと、熊本県が一時間当たりですが、一律千五百円、大分県が一時間当たり二千円、宮崎県は普通車のみで千五百五十円という状況で、本県は九百五十円は三十分当たりですので、一時間当たり千九百円となりまして、突出して高い額ではないという状況でございます。 70 ◯瀬戸口委員 わかりました。もう一つ教えていただきたい、ちょっとわからなかったんですが、この予算の中であるかわからないんですが、交通安全費という中で取締費に入るんですかね。近ごろ交通安全協会、地域の非常に制度が変わってから、いわゆる係の方々が減ったり、あるいは会員数がどんどん減っていく中で大変運営が厳しくなっているんですが、県の予算の中で予算的に支援されているのがあるのか。それと、なかったら別途支援をされているのか、予算はなくても、どういうことは助成をしていますよというのがあったら教えていただきたい。 71 ◯川嵜会計課長 交通安全協会ですけれども、交通の道徳と普及・高揚を図り、交通の秩序と確立、それから交通の安全の確保を目的として、地域の中核となりまして交通安全活動に寄与しているものと認識をしております。これまで交通安全、高齢者交通事故防止対策事業等も行ってもらっておりまして、補助金等も交付して、その活動を助成してきましたけれども、これらの支援については国の制度と補助の抑制が全県的な方針であって、九州のほとんどの県警が補助金を廃止したということで補助金は平成二十四年度から廃止をしているところであります。財政支援には当たりませんけれども、道路交通法に基づきます免許更新でございますとか、講習等の免許関係事務を交通安全協会に委託をしまして、そこで支払いをしているところでございます。 72 ◯桑鶴委員 県政一般で聞いたほうがいいのかなと思ったんですけど、住宅事業費の予算は、警察の官舎の建てたものの返済の額なんですか。 73 ◯川嵜会計課長 職員の住宅の整備方法の一つとしまして、県警では、警察共済組合不動産投資資金を活用して住宅を過去につくっております。県警が二十年程度期間を設定しまして償還し、その借上料を共済組合に支払うということで、満期終了すれば無償譲渡ということでございますけれども、この資金を借りて共済住宅、伊佐署の浜里宿舎でありますとか、鹿屋の単身宿舎、それから屋久島、奄美等の宿舎をこの資金を活用してつくっております。 74 ◯桑鶴委員 警察というのは、いわゆる二十四時間体制をしいているところですよね。そうしますと、警察官の転勤に伴って警察署のあるところに大体引っ越していかれますね。御自分の住宅は、例えば子供の関係、家族の関係あるいは自分の住宅の関係でありながらも、また転勤に伴って自分たちはその転勤先の警察署のある地域に引っ越していくということになりますよね。それらのものに伴って住宅の手当というのは、この職員給与の関係費の中に入っているんですか。 75 ◯今村警務課長 警察署職員給与関係費については入ってございません。(後ほど「入っております」に訂正発言あり) 76 ◯桑鶴委員 そうすると、特別な住宅手当というのは警察は出されていないんですか。(「暫時休憩お願いします」という者あり) 77 ◯き久委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時十四分休憩      ────────────────         午前十一時十四分再開 78 ◯き久委員長 再開いたします。 79 ◯今村警務課長 訂正いたします。  職員の住居手当、これについては、この職員の手当の中の一つとして入っております。 80 ◯桑鶴委員 給与関係費の中に入っているんですか。 81 ◯今村警務課長 給与関係費の中に入っております。その中の職員手当等のところで入っております。 82 ◯桑鶴委員 職員手当というのがあるんですね。 83 ◯今村警務課長 はい。 84 ◯桑鶴委員 この説明書に入っていないもんですから、ちょっと心配したんですよ。あっちゃこっちゃ転勤に伴ってそれに係る住居費とか、それらのものがいっぱいあるのにもかかわらず、どこに入っているのかなと思って今、探したんだけど、説明がなかったものですから聞いたところでして、一方、例えば駐在所の駐在警察官は、駐在所と住居が一緒になっているんですけど、これは家賃を払っていらっしゃるんですか、それともどういう形になっているんですか。 85 ◯川嵜会計課長 駐在所は入居を義務づけておりますので家賃は払っておりません。(「わかりました」という者あり) 86 ◯き久委員長 ほかにございませんか。 87 ◯青木委員 最後と言いましたけれども、警察施設整備事業費を最後にお聞きしたいんですけど、御説明によりますと、鹿児島西署の基本設計、実施設計がことし新年度やられて、本当に古くなって気の毒な建物でしたから、前進だなと思っているんですけれども、そのほかの交番・駐在所の施設改善や新設というのがあれば場所を教えていただけますか。
    88 ◯川嵜会計課長 交番・駐在所の新設等ということでございますけれども、新設します交番が鹿屋中央交番、それから駐在所が池田駐在所、この二カ所でございます。それと増改築をします駐在所が吉田駐在所、松元駐在所、郡山駐在所、大姶良駐在所ということで、この四カ所を交番化するということと、白水駐在所、これを複数駐在所にするということで増改築等を計画しております。 89 ◯青木委員 そうすると、交番・駐在所の再編計画がほぼ住民の御理解をいただいて計画どおりにこれからは進められるであろうというふうに思っているわけですけれども、今後も再編に伴って、二十七年度予算などでも順次整備をしていく必要性が出てくるわけですね。 90 ◯川嵜会計課長 再編整備に要する経費ということでございますけれども、大体約一億四千万円ぐらいを平成二十四年度からお願いをしておりまして、来年度もこの大体予算の範囲でお願いしております。それで今後も平成三十年度までということで計画してありますので、この間は、この予算でお願いして運用してまいりたいというふうに考えております。 91 ◯青木委員 はい、わかりました。ありがとうございます。 92 ◯き久委員長 ほかにございませんか。    [「なし」という者あり] 93 ◯き久委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  これより付託議案の採決に入ります。  議案第四六号、議案第六七号及び議案第六八号の三件を採決いたしますが、議案第三一号平成二十六年度鹿児島県一般会計予算につきましては、予算特別委員会からの調査依頼事項でありますので、採決はありません。  それでは付託議案につきまして、それぞれ取り扱い意見をお願いいたします。 94 ◯吉野委員 議案第四六号及び議案第六七号につきましては、関連する法律等の制定または一部改正に伴い所要の改正をするものであり、適当と認められますので、原案のとおり可決ということでお願いいたします。  また、議案第六八号につきましては、自動車運転免許試験場のコース開放について、他県の状況等も勘案しながら使用料の額を改正するものであり、原案のとおり可決ということでお願いいたします。 95 ◯青木委員 議案第六七号、議案第四六号及び議案第六八号は、いずれも原案のとおり可決でお願いいたします。 96 ◯き久委員長 ほかに御意見ありませんか。    [「なし」という者あり] 97 ◯き久委員長 それでは、議案第四六号、議案第六七号及び議案第六八号につきまして採決いたします。  ただいま議案第四六号、議案第六七号及び議案第六八号につきましては可決との意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 98 ◯き久委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第四六号、議案第六七号及び議案第六八号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、警察本部に係る議案及び予算特別委員会からの調査案件についての審査等を終わります。  十四日は、午前十時二十分から警察本部関係の県政一般を行います。  本日は、これにて散会いたします。  御苦労さまでした。         午前十一時二十一分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...