• "宇宙開発促進事業"(/)
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  1. 鹿児島県議会 2006-03-06
    2006-03-06 平成18年企画建設委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十九分開会        ……………………………… ◯高橋委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから企画建設委員会を開会いたします。  当委員会に付託されました案件は、議案第一号平成十七年度鹿児島県一般会計補正予算(第六号)のうち企画部及び土木部関係など議案八件であります。  ここで、審査日程等協議のため、暫時休憩いたします。         午前十時  休憩      ────────────────         午前十時一分再開 2 ◯高橋委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯高橋委員長 御異議なしと認めます。  御異議ありませんので、日程案のとおり進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから、企画部関係の審査を行います。  議案第一号平成十七年度鹿児島県一般会計補正予算(第六号)のうち企画部関係、議案第一一号を議題といたします。  初めに、企画部長の総括説明を求めます。 4 ◯岡積企画部長 おはようございます。  それでは、今議会に提案いたしております平成十七年度補正予算関係につきまして、お手元に提出議案等の概要を配付してございます。これに基づき御説明いたします。
     まず、一ページでございます。  予算外議案につきまして説明いたします。  予算外議案は一件で、鹿児島県総合開発審議会条例を廃止する条例制定の件でございます。  これは、国土総合開発法の一部改正に伴い、鹿児島県総合開発審議会条例に係る法的根拠が失われましたため、同条例を廃止する条例を制定しようとするものでございます。  次に二ページでございます。  企画部関係補正予算案につきまして、総額で三億三千百一万六千円の減額でございます。  補正予算関係の主なものについて説明いたします。  一の奄美群島振興開発基金貸付金につきましては、同基金の資金運用の結果、貸付金が不要となりましたことから、これを減額補正するものでございます。  次に三ページでございます。  二の地方バス路線維持対策事業につきましては、地域住民の身近な交通手段である地方バス路線の維持・確保を図ります観点から、民間のバス事業者に対し、国と協調して、その運行に伴い生じた経常欠損額を補助するため、三億三千百三十八万二千円を補正することといたしております。  次に四ページでございます。  三の離島航空路線維持整備対策事業でございます。  (一)の離島航空機購入費補助につきましては、鹿児島―種子島間等の離島路線に就航しているDASH8─400型機の購入費に対する補助額の確定に伴い、七千六百五十七万円を減額補正するものでございます。  (二)の特定離島航空路補助につきましては、離島航空路線の維持・充実を図りますため、国と協調して五千八百十七万一千円の運航費補助を行うこととしております。  次に五ページでございます。  四の離島航路補助事業につきましては、国と協調して離島航路の運航に伴い生じる欠損に対して補助することとなっておりますが、国庫補助金の額が見込みより多かったことなどから、六千七百三十四万九千円を減額補正するものでございます。  五の平成十七年国勢調査につきましては、平成十七年国勢調査国庫支出金の確定に伴い、八千四百九十六万八千円を減額補正するものでございます。  次に六ページでございます。  繰越明許費について説明いたします。  一の電源立地地域対策交付金事業につきましては、事業主体である南大隅町が、遊歩道の整備をするに当たり、実施箇所へのアクセス道路が台風十四号により二カ所被災したため、適正工期が不足いたしましたことから、四百四十万円を繰り越すものでございます。  二の『癒す島』アイランドテラピー施設整備事業につきましては、名瀬市が進めております健康体験交流施設の整備事業が、計画調整等に不測の日数を要しましたことにより、一億三千二百三十八万九千円を繰り越すものでございます。  三の九州新幹線鹿児島ルート建設事業でございますが、これは、鉄道・運輸機構が行う建設工事の遅延が生じたことなどにより、八千六百八十五万八千円を繰り越すものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5 ◯高橋委員長 次に、関係課長の説明を求めます。  まず、企画調整課長の説明を求めます。 6 ◯灰床企画調整課長 それでは、企画調整課関係補正予算について御説明いたします前に、お手元にお配りしております議案書等の資料について御説明いたします。  補正予算関係は三冊でございます。  まず、議案書は、こちらの黄色の表紙で、平成十八年第一回県議会定例会議案、右上に括弧で補正関係と表記してございます。  また、予算に関する説明書は、こちらの水色の表紙で、同じく右上に括弧で補正関係と表記してございます。  さらに、部から提出しております補正予算等説明書は、こちらの肌色の表紙のものでございます。  各課ともこの補正予算等説明書により、主な事業につきまして御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  なお、各課の予算などにかかわります予算に関する説明書等の該当ページにつきましては、各課ごとに、また各目ごとにこの補正予算等説明書の左端の予算説明書頁等の欄に記載してございますので、御参照いただきたいと存じます。  それでは、企画調整課関係の主な事業について御説明いたします。  補正予算等説明書の一ページをごらんください。  第一目企画総務費でございますが、総額で三千三百七十九万円の減額補正をお願いいたしております。  まず、職員給与関係費の三千二百五十八万四千円の減額補正でございますが、これは、統計事務職員を除く企画部職員の人件費の精算見込みによる補正でございます。  次に、企画管理事業の三十七万三千円の減額補正でございますが、これは、企画部内に派遣されております南さつま市からの相互派遣職員一名分の人件費に要する経費や、開発促進協議会に要する経費等の精算見込みに伴う補正でございます。  次に、薩摩大使派遣事業の七十五万一千円の減額補正でございますが、これは、薩摩大使制度の運営に要する経費の精算見込みに伴う補正でございます。  次に、二ページをごらんください。  予算外議案の鹿児島県総合開発審議会条例を廃止する条例制定の件でございますが、昨年十二月二十二日付の国土総合開発法等の一部を改正する等の法律の施行に伴い、鹿児島県総合開発審議会条例に係る法的根拠であります改正前の国土総合開発法第六条の「都府県は、条例で、都府県総合開発審議会を設置することができる」という規定が削除されたため、この条例を廃止しようとするものでございます。  以上で企画調整課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 7 ◯高橋委員長 次に、情報政策課長の説明を求めます。 8 ◯浜崎情報政策課長 情報政策課関係補正予算について御説明申し上げます。  三ページをお開きください。  第三目技術情報管理費で八千百二十八万五千円の減額補正をお願いしております。  まず、新技術総合推進事業の百八十七万一千円の減額補正でございますが、これは、需用費等の事務的経費効率的執行に努めたことによります補正でございます。  次のかごしまふぁんネット構築事業の十五万六千円の減額補正でございますが、これは、機器のリース料及び保守料の執行残による補正でございます。  情報通信等格差是正事業の二千八百四十七万七千円の減額補正でございますが、これは、移動通信用鉄塔施設整備事業事業実績見込み及び新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業の事業不採択による補正でございます。  次の高速インターネット環境整備事業の二百五十六万二千円の減額補正でございますが、これは事業実績見込みに伴う補正でございます。  次の電子計算組織管理事業の六百五十三万二千円の減額補正でございますが、これは、大型汎用機の機器構成の見直しに伴う執行残等による補正でございます。  次の四ページに参りまして、電子行政管理事業の二千三十五万五千円の減額補正でございますが、これは、行政情報ネットワーク機器回線使用料及び機器のリース等の実績見込みによる補正でございます。  次の電子行政推進事業の一千六百八万一千円の減額補正でございますが、これは、パソコンの調達方式の変更に伴います経費減及びパソコンの保守委託の執行残等による補正でございます。  次の中核情報センターネットワーク活用推進事業の五百二十五万一千円の減額補正でございますが、これは、回線使用料、システムの維持管理委託料委託実績見込み及び機器更新に係ります執行残等による補正でございます。  以上で情報政策課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 9 ◯高橋委員長 次に、地域政策課長の説明を求めます。 10 ◯堤 地域政策課長 地域政策課関係について御説明申し上げます。  補正予算等説明書の五ページでございます。  第二目の計画調査費で一千九百二十八万一千円の減額補正をお願いしております。  まず、地域振興推進事業の百四十二万九千円の減額補正でございますが、これは、地域振興に関する連絡調整等に要する経費の減に伴う補正でございます。  半島特定地域元気おこし」事業の五百三十六万円の減額補正でございますが、これは、補助対象市・町による入札執行残による補助金の減額等に伴う補正でございます。  錦江湾みらい総合戦略推進事業及び次の景観形成推進事業減額補正は、事務費の精算見込みに伴う補正でございます。  石油貯蔵施設周辺地域整備事業の二百三十一万九千円の増額補正は、石油貯蔵施設立地対策等交付金に係る国庫支出金が確定したことに伴い、補正するものでございます。  電源立地地域対策交付金事業の六百五万三千円の減額補正は、同事業のうち原子力発電施設等周辺地域交付金事業に係る国庫支出金が確定したことに伴い、補正するものでございます。  水資源対策調整事業減額補正でございますが、これは、事務費の精算見込みに伴う補正でございます。  六ページをお開きください。  水資源開発診断調査事業の七百五十七万円の減額補正は、ボーリング調査地区数の減に伴う委託料の減額等による補正でございます。  水利用合理化推進事業から宇宙開発促進事業までの減額補正でございますが、これらは、いずれも事務費の精算見込みに伴う補正でございます。  最後に、七ページの繰越明許費でございます。  電源立地地域対策交付金事業の繰り越し四百四十万円でございますが、これは、当該事業のうち水力発電施設周辺地域交付金事業として、南大隅町が実施主体となって実施しております雄川親水遊歩道整備事業について、実施箇所へのアクセス道路が、昨年九月の台風十四号による災害のため通行不能となり、機材等の搬入ができなくなったことに伴い、年度内において適正な工期を確保できなくなり、年度内の完成が困難となったため、繰り越しをしようとするものでございます。  なお、このアクセス道路につきましては、災害復旧事業の実施により、近日中に通行可能となり、それに伴い、当該遊歩道事業の着工も可能となる見込みとのことでございます。  以上で地域政策課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 11 ◯高橋委員長 次に、離島振興課長の説明を求めます。 12 ◯佐々木離島振興課長 引き続き、離島振興課関係につきまして、御説明を申し上げます。  資料の九ページからでございます。  まず、第四目奄美群島対策費で三億二百八十三万二千円の減額補正をお願いいたしております。このうち、奄美群島振興諸費の二百四十万二千円の減額補正は、国庫支出金が確定したこと等に伴う補正でございます。  次の奄美群島振興開発基金助成事業の三億四十三万円の減額補正は、奄美群島振興開発基金の融資勘定におきまして、前年度からの繰越金が当初計画を上回り、県から同基金に対する貸し付けが不要となったことなどに伴う補正でございます。  第五目離島振興費は、一千三十八万三千円の減額補正をお願いいたしております。このうち、特定離島ふるさとおこし推進事業の一千八万八千円の減額補正は、助成事業の入札執行残による補助金の確定等に伴う補正でございます。  第七目大島支庁費の七十一万六千円、第八目熊毛支庁費の五十九万二千円の減額補正は、いずれも各支庁等の管理運営に要する事務費の節減に伴う補正でございます。  次に、十ページの繰越明許費説明書について御説明申し上げます。  『癒す島』アイランドテラピー施設整備事業の一億三千二百三十八万九千円の繰り越しでございます。これは、名瀬市が実施主体となって、健康体験交流施設の整備を進めるものでございますけれども、建設地である大浜海浜公園内の環境に対する配慮等から、工法の検討や変更に不測の日数を要しましたため、繰り越しの承認をお願いするものでございます。  以上で離島振興課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13 ◯高橋委員長 次に、交通政策課長の説明を求めます。 14 ◯蔵持交通政策課長 交通政策課関係補正予算の主なものについて御説明申し上げます。  十一ページからでございます。  第五目離島振興費につきましては、離島航路補助事業といたしまして六千七百三十四万九千円の減額補正をお願いしております。これは、離島航路事業者に対する欠損補助について、国庫補助金の額が増加したこと、それから、事業者の欠損額が当初の見込みよりも減ったことなどに伴いまして、県の補助額を減額するものでございます。  次に、第六目交通政策費といたしましては、二億八千四百九十三万一千円の増額補正をお願いしております。  まず、離島航空路線維持整備対策事業でございますが、このうち航空機購入費補助につきましては、鹿児島―種子島間等の離島路線に就航しているDASH8─400型機を購入した日本エアコミューター株式会社に対する補助額の確定に伴いまして、七千六百五十七万円を減額補正し、また、運航費補助につきましては、徳之島・奄美大島線、与論・鹿児島線の二路線に対する欠損補助として五千八百十七万一千円を増額補正するものでございまず。  なお、この運航費補助につきましては、当初予算の段階では、補助対象経費を見込むことが困難でありますことから、例年三月補正により所要の措置をお願いしております。  当事業といたしましては、航空機購入費補助運航費補助を合わせまして一千八百三十九万九千円の減額補正をお願いするものでございます。  続きまして、地方バス路線維持対策事業でございます。三億三千百三十八万二千円の増額補正でございますが、これは、平成十六年十月から平成十七年九月までの地方バス路線の運行に伴い生じました事業者の欠損額等に対する補助に要する経費でございます。  補助対象は、九事業者九十一系統となっております。  この事業も先ほどの離島航空路線運航費補助と同様、当初段階では補助対象経費を見込むことが困難であったことから、例年三月の補正予算により、所要額の全額措置をお願いしております。  続きまして十二ページでございます。  地方公共交通対策事業でございますが、補正額といたしまして千三百七十九万八千円の減額をお願いしております。  これは、廃止路線代替バス等の運行に伴いまして、事業主体である市町村の運行費の欠損が見込みよりも少なかったことから、この千三百七十九万八千円の減額の補正をするものでございます。  続きまして、十三ページになりますが、繰越明許費について御説明申し上げまず。  九州新幹線鹿児島ルート建設事業でございますが、八千六百八十五万八千円の繰り越しをお願いしております。  これは、鉄道・運輸機構が行う鹿児島中央─新八代間の騒音、振動等の防止対策工事などの環境対策に係る工事に遅延が生じたことなどから、繰り越しの承認をお願いするものでございまず。  以上で交通政策課関係の説明を終わらせていただきます。 15 ◯高橋委員長 最後に、統計課長の説明を求めます。
    16 ◯鎌田統計課長 統計課関係について御説明申し上げます。  十五ページをお開きください。  第一目統計調査総務費でございますが、職員給与関係費以下三事業につきましては、年間所要額及び国庫支出金等の確定に伴う補正でございます。  第二目総務統計調査費労働力調査費以下十五ページから十七ページにわたりまして、第六目農林統計調査費農林業センサスまでのそれぞれの目の合計十五調査につきましては、いずれも国庫支出金の確定に伴う補正でございます。  次に、同じく十七ページの第七目県統計調査費でございますが、県教育統計調査外五調査等、いずれも精算見込みに伴う補正でございます。  以上で統計課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 17 ◯高橋委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等もあわせてお願いいたします。  質疑はありませんか。 18 ◯吉留委員 最初ですけど、ちょっと教えてください。  この予算説明書の十一ページ。地方バス路線維持対策事業費、これは要するにバス会社がバスを走らせていた赤字の分の半分を毎年補助するというふうに理解していいんですか。 19 ◯蔵持交通政策課長 この補助は、国との協調補助になっておりますので、監査の結果によって赤字額が出たものについて、国と県とで半分ずつ補助するというスキームになっております。 20 ◯吉留委員 ということは、赤字が出れば全額を補助をするということですか。 21 ◯蔵持交通政策課長 はい。  ただ、いろいろと要件がございまして、例えば運行回数が一日三回以上というような要件があるんですけれども、その三回に満たない、例えば平日は三回運行しているけれども、休日は二回しか運行していないようなところについては、若干減っているということで、その分、補助というか赤字額の方の査定を厳しくしまして落としたりしているので、実質はその赤字額全額が補助されているということではなくて、赤字額の一定額、鹿児島県内で見ると、大体半分から六割ぐらいというふうになっておりますが、そのぐらいが補助されているという状況でございます。 22 ◯吉留委員 わかりました。  だから、要するに人が乗っていないようなバスがどんどん走っているんだなと思って、どうしているんだろうと思っていたら、要するに六割だけど、基本的には、いろいろ条件はあるけど、条件が合ったところは全額補助しますということですね。はい、わかりました。 23 ◯上村委員 三ページの情報通信等格差是正事業で、説明書きの二の新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業が、国から不採択になったという御説明がありましたけれども、不採択というとちょっと穏やかじゃないなと思うもんですから、国とすり合わせてこういう予算を組んだのではなかったのかということ。及び簡単にこの事業の内容を御説明をお願いしたいと。そして、今後の見込みはどうなのかということを含めてまず、お願いします。 24 ◯浜崎情報政策課長 新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業と申しますのは、ケーブルテレビの事業を実施するにつきまして、幹線について光ファイバーを使うというものが新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業ということになっております。  これが不採択になりました理由というのは、鹿児島県からは、奄美テレビ放送株式会社のデジタル化等に対応しますように幹線の整備を進めていくということでの申請だったわけでございますけれども、全国各地からかなりな申請がございまして、それについて国の方としては、やはり新規のものを最優先する。奄美の場合は離島ということで、プライオリティー少しは高いんですけれども、国の方は新規のものを優先する。あるいは合併に関係するものを優先するというようなことで、奄美のこの案件につきましては不採択になったというようなことでございます。  今後もこのような要件を国の方は優先していきますので、奄美テレビの採択される要素というのは少し落ちるかなというふうには考えております。 25 ◯上村委員 せっかくの事業でございますから、ぜひ粘り強く要請していただくようにお願いします。  次に、十ページの離島振興課の『癒す』島アイランドテラピー施設整備事業が、計画調整等に不測の日数を要したことによる繰り越しとありますけれども、非常に大事な奄美の観光、奄美に限らず鹿児島県全体の観光から大事な事業かと思うんですけれども、もう少しこの不測の事態の中身の御説明をお願いしたいと思います。 26 ◯佐々木離島振興課長 名瀬市のタラソ施設の繰り越しについての御質問がございました。  この施設につきましては、タラソテラピーの施設ということで、その構成部分として、海水プールをつくることになっているんですけれども、海水プールをつくる以上は、海の方から海水を引っ張ってくる取水管を布設しないといけないんですけれども、その取水管の工事に当たって、当初は、海側に仮設道路をつくって、仮設道路に沿った形で取水管を布設していくという工法を考えておったんですけれども、名瀬市の方で再度検討した結果、周りの水質に影響も与えないような工法でということで、その工法を今、見直しまして、仮設道路を設けるというやり方ではなくて、作業台船を海に浮かべて、その上に作業機械を乗せて、そこで取水管等の工事を行うという工法に変更したんですけれども、その一連の工法見直しの検討に一定の時間を要したというところでございます。 27 ◯上村委員 はい、わかりました。  最後に、先ほども質問がございましたけれども、十一ページの交通政策課の地方路線維持対策事業が、また組まれているんですけれども、ずっと以前から比べますとですね、何か予算が細ってきたような気がするんです。  赤字額の半分ずつを国と県で補てんをしているということなんですけれども、提出議案等の概要の中に条件が書いてあるわけですね、条件が。十五人以上百五十人以下。運行回数三回とあるわけですけれども、やはり過疎化が進展して、この条件にすら合致しないということで、廃止されるという路線がふえているのか。それで、この維持対策事業の予算というのは減ってきているのか。そこら辺の流れを一つは御説明いただきたいということと。  それから、先ほどまた、その穴埋めのために市町村が代替バスを運行するということで、市町村に対する補助事業を組んでありました。その辺の絡みについてお願いします。 28 ◯蔵持交通政策課長 この国庫補助の路線につきましては、毎年五月ごろに三カ年の、この路線を対象にしますということでバス事業者が申請を出したものを、これが対象路線であるということで県が行いますバス対策協議会で認定いたしまして、それを国に対して出すと。国がそれでいいですよということになったら、実際に運行がされて、それで赤字になった場合にその実際の補助を国庫と県で行うというような制度の流れになっております。  ちなみにこの要件につきましては、先ほど委員も御質問の中でありましたように、複数市町村をまず運行すると。これは離島の場合は複数市町村の要件はありませんが、本土内であれば、複数市町村を走るバスであって、路線の延長が十キロ以上のもの、それから、一日三回以上運行するとか、あとは輸送量が五人から百五十人と。これは基本的には、国の補助というのは、主要な幹線を維持するんだという哲学に基づいて、そのような形で補助の事業がなされておるところでございます。  ちなみにこれまでの実績は、平成十四年度から平成十七年度で申し上げますと、年々、行ったり来たりという状況でございます。県費だけで申し上げますと、平成十四年度が三億一千五百六十一万八千円、十五年度が三億三千六百六十八万四千円、十六年度が三億一千六百二十四万九千円、十七年度が三億三千百三十八万二千円ということで、額については、三億円の中で行ったり来たりしているという状況でございます。  あと系統数で申し上げますと、平成十四年度が八十五系統、十五年度が九十八系統、十六年度が百二系統、十七年度が九十一系統となっております。  これも事業者の方で要件がわかっているもんですから、事業者がこのような形で申請したいというものについて、我々の方で審査して、それで要件に合致しているものは、基本的にはその系統として認めるということなんですが、このうち申請が出されたものでも、例えば黒字であったというようなものについては、実際の補助から外れるということになりますので、系統についても毎年その増減が出てくる状況になっております。  ちなみに県単補助との関係なんですけれども、例えば国庫補助の系統が事業者の方がもう続けられないということで廃止されるということになれば、運行している複数市町村の路線の自治体が、廃止路線代替バスとしてやっぱりこのバスは残さなきゃいかんということで、廃止路線代替バスにしたいという場合は、県の方にそういう相談があって、県の方でこのバス対策協議会の路線確保対策部会というものを開きまして、それでそういうふうにするかどうかということを協議して、そうしましょうということになって、この県単のバスの補助制度という方に移っていくという作業になっています。  ちなみに今の段階で、ここ数年の中では、この国庫補助だった路線が県単のバスの方に申請が上がってくるというのは、県本土では全く例がございません。  奄美バスの問題で若干ありましたけれども、それ以外では、今のところそういう傾向はほとんどないに等しいというふうな状況でございます。  以上です。 29 ◯上村委員 概要はわかりました。  最後に、最後の件ですけれども、廃止して県単に回る例が余りないということですけれども、廃止したら、もうそこはなくなる例が多いんですか。 30 ◯蔵持交通政策課長 今までの各事業者の動向でございますが、まだ赤字の路線があっても、一方で黒字の路線があるということで、事業者の方で頑張って路線を維持してもらっているというのがほとんどであります。廃止自体がまだそんなに出てきておりません。  今後どうなるかわかりませんが、あとは系統を見直すときに、今まで二つの系統でやっていたのをぐるっと一つの系統にしてしまうとか、そういうような形でカバーするというようなことで、明確に廃止されるというようなのは、余り今のところ出てきておりません。ということで、県単の方に回ってくるものも少ないという状況でございます。 31 ◯上村委員 はい、わかりました。どうもありがとうございました。 32 ◯山口委員 四ページの電子行政管理事業電子行政推進事業がありますけれども、この辺の入札といいますか、予算の策定といいますか、非常に新しい分野といいますか、なかなか入札に応じてくる企業あたりが特定されておって、これが適正なのかどうか僕はよくわかりませんけれども、この予算規模はよその県と比較してどういう状況なんですか。 33 ◯浜崎情報政策課長 ほかの県の予算とは事業の構成の仕方によって直接に比べられないと思いますし、ちょっとそこのところは把握していないんですけれども、あとそれぞれの電子情報化を進めるにつきまして、業者の選択が数社に偏るとかいうようなことはないように執行はいたしているつもりでございます。なるべく競争入札を取り入れるというようなことでやっております。  もう一つ、随契の分が多いという面も、随意契約というのを執行しているものもありますけれども、それは汎用機のように簡単に入れかえができないもの。それから、セキュリティを維持するために一般競争入札にして余りに業者が入れかわりますと、そのあたりでセキュリティの維持が困難になるというようなものについては、随意契約をしている例もありますけれども、なるべく競争入札で業者の選定をしていきたいというふうに考えているところでございます。 34 ◯山口委員 県の出先機関の統合廃止の問題も出てまいりますし、当然そこを結ぶのは情報システムになってまいりますので、よその事例等も含めて、先駆けていろんなシステムの検討をお願いしたいと思います。  続けてもう一点、十一ページの離島航路補助事業ですけれども、欠損補助航路ということで、離島補助航路、特殊航路、指定航路と三つの指定があるようですが、種子・屋久航路とか奄美航路とかあるわけですけれども、どの航路がどの区分といいますか、入っておるのか教えてください。 35 ◯蔵持交通政策課長 まず、離島航路補助でございますが、これは、国と協調して行う補助事業になっております。この対象事業者の方が、奄美海運の鹿児島・喜界・知名航路、あれですね、名瀬の方に寄って、古仁屋に寄って、喜界、知名に行くあのフェリーあまみとかフェリーきかいが走っているあの奄美海運の航路、それから甑島商船のこしき航路ですね、串木野―甑島の航路、それから上屋久町のフェリー太陽、それと瀬戸内町のフェリーせとなみ、これが離島航路補助の内容になっております。  このうち甑島航路の方が黒字だったもんですから、今回は欠損補助の航路としては三航路という形になっております。  特殊航路というのは、本来は国庫補助航路なんですが、自治体の歳入歳出の時期が違うということで、若干整理が違っておるという航路なんですが、これがフェリーみしまとフェリーとしまになります。この二航路ですね。  指定航路というのは、県単で補助を行っている、国庫補助の指定に満たない航路でございまして、非常に細かなんですが、瀬戸内町のフェリーかけろまであるとか、あと東町を走っている波戸汽船、山坂汽船、それから、あとは瀬戸内町の古仁屋を中心に大島海峡で行っている三個人の事業者の方がいらっしゃるので、これが県単の指定航路というふうになっております。  以上です。 36 ◯山口委員 種子・屋久航路の高速船が二社競合して、県民から見ますと、ちょっとやり過ぎじゃないかというような競争関係に入っていますけれども、この辺のこういう事業体の航路は、欠損が出たときに赤字補てんとかそういうのはないわけでしょう。 37 ◯蔵持交通政策課長 離島航路補助の場合、基本的には生活航路になっている路線で競合がないようなところ、どうしても事業者にやってもらわないと救えないというようなところを対象にしておりますので、二社で競合している路線というのは、この対象から外れるということになります。 38 ◯高橋委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 39 ◯高橋委員長 ほかに質疑はありませんので、これで議案についての質疑を終結いたします。  これより付託議案の採決を行います。  議案第一一号を採決いたしますが、議案第一号の採決につきましては、土木部との関係もありますので、採決を一時留保いたします。  それでは、付託議案の取り扱い意見をお願いいたします。 40 ◯山本委員 原案どおり可決でお願いいたします。    [「異議なし」という者あり] 41 ◯高橋委員長 ただいま取り扱い意見がありましたが、採決を行います。  議案第一一号につきましては、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 42 ◯高橋委員長 御異議なしと認めます。  御異議ありませんので、議案第一一号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、企画部関係の審査は終了いたしました。  引き続き、土木部関係の審査を行いたいと思います。  執行部入れかえのため、暫時休憩いたします。  御苦労さんでした。         午前十時四十 分休憩      ────────────────         午前十時四十四分再開 43 ◯高橋委員長 それでは、再開いたします。  それでは、ただいまから土木部及び工業用水道部関係の審査を行います。  議案第一号平成十七年度鹿児島県一般会計補正予算(第六号)のうち土木部関係、議案第三号及び第四号、第九号、第一四号、第一五号並びに第一六号を一括議題といたします。  初めに、土木部長の総括説明を求めます。 44 ◯加藤土木部長 おはようございます。  平成十八年第一回県議会に提案をいたしております補正予算関係の議案等につきまして、お手元に配付してございます提出議案等の概要に基づきまして、御説明を申し上げます。  まず、資料の一ページでございます。  今回の補正予算の概要につきましては、一般会計で二十八億九千百余万円、特別会計で三億四千二百余万円をそれぞれ減額補正をいたしております。  その主な内訳といたしましては、一般会計でございますが、公共事業で十一億三千四百余万円、補助災害復旧事業で十一億五百余万円のそれぞれ減額補正となっております。  また、公債費につきましては、特定資金公共投資事業債、いわゆるNTT債の償還金でございますが、今後、償還予定の全額につきまして、国の補正予算の成立によりまして、償還財源の全額が国庫補助金として交付されますことから、今年度で一括償還することといたしまして、三億八千七百余万円の増額補正を行っております。  次に、特別会計でございますが、公共土木用地取得先行事業で八千六百万円、港湾整備事業で二億五千六百余万円のそれぞれ減額補正となっております。  この結果、補正後の姿としましては、一般会計で千五百二十億八千余万円、対前年度比九四%でございます。特別会計は百五億三百余万円で、対前年度比八六・七%となり、総額で千六百二十五億八千四百余万円で、対前年度比九三・五%となっております。  さらに、その下でございますが、今回の補正予算では、債務負担行為の補正、いわゆるゼロ国債といたしまして二億六千五百万円を計上をさせていただいております。  次に、繰越明許費といたしまして、一般会計で四百九億九千六百余万円、特別会計で十三億四千三百余万円を計上をいたしております。  二ページをお開きください。  補正予算の主な内訳について御説明を申し上げます。  まず、一般会計におけます公共事業につきましては、国の補正予算及び国庫補助事業の額の確定等に伴う補正でございまして、記載してございます事業等について、経費の補正をお願いをいたしております。  次に、補助事業でございますが、建築防災プロジェクト推進事業につきましては、今般の建築物の構造計算書偽装問題に対応をいたしますために、従来の書類審査に加えまして、プログラム利用によりますサンプリング審査を併用することで、確認審査の一層の充実のため、構造計算プログラムを購入する経費の補正となっております。  次に単独事業でございますが、これらも各事業の額の確定等に伴う補正となっております。  三ページをごらんください。  補助災害復旧事業につきましては、災害査定の終了を受けまして、復旧工法の精査や実施単価更正によります復旧経費の額の確定に伴う補正になっております。  次に、特別会計の公共土木用地の取得先行事業につきましては、万之瀬川におけます用地の先行取得に係ります事業費の確定に伴う減額補正を、また、港湾整備事業につきましては、志布志港や宮之浦港等におけます埠頭用地等の整備に要します経費の減額補正をそれぞれ計上をいたしております。  次に債務負担行為の内訳でございますが、道路特殊改良事業及び通常砂防事業におきまして、各事業の平準化を図りますために、限度額といたしまして、総額二億六千五百万円を計上をいたしております。  次に、工業用水道部の工業用水道事業についてでございますが、収益的支出につきましては、職員給与費の確定などに伴います減額補正を、また、資本的収入につきましては、万之瀬川導水事業費の確定に伴います減額補正を、その支出につきましても同額の減額補正をそれぞれお願いをいたしております。  四ページをお開きください。
     次に、予算外議案等の概要について御説明を申し上げます。  今回、補正関係予算外議案といたしまして三件を提案をさせていただいております。  まず、一の契約の締結について議決を求める件でございますが、大島郡瀬戸内町の国道五十八号におけます道路改築工事─勝浦トンネル─につきまして、一般競争入札の結果に基づきまして工事請負契約を締結しようとするものでございます。  次に、二の普通河川管理条例を廃止する条例制定の件でございますが、国有財産特別措置法によります市町村への水路等の譲与手続が完了いたしまして、普通河川管理条例が対象としていました普通河川がなくなりましたことから、この条例を廃止しようとするものでございます。  次に、三の鹿児島県空港の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございますが、来る三月十六日に開港をいたします「新種子島空港」の名称を開港後の国の認可を経て「種子島空港」に変更するため、所要の改正をしようとするものでございます。  以上、補正予算及び予算外議案について御説明をいたしましたが、これらにつきましては、後ほど関係課長から詳しく説明をさせていただきます。  五ページをごらんください。  災害復旧状況につきまして、二月末の時点で資料をまとめさせていただいております。  まず、河川局所管の災害でございますが、平成十六年災につきましては、大部分が完了をいたしておりまして、二カ所を残すだけとなっております。  十七年災につきましては、既に七四%を超える箇所について発注を終えております。  次に、港湾局所管の災害でございますが、平成十六年災につきましては、これもほとんど完了をいたしておりまして、残りました二カ所につきましても、今月末までには完成をする予定でございます。  また、十七年災につきましては、六〇%の箇所で発注を終えておりまして、今後とも早期復旧に努めてまいりたいと考えております。  なお、昨年九月の台風十四号によります護岸決壊など甚大な被害を受けました垂水市の二級河川小谷川についてでございますが、復旧につきましては、未災箇所を含めました一連の施設として改良が可能となります災害関連事業として採択されましたことから、今後、早急に着手をいたしまして、抜本的な災害防止対策を進めてまいりたいと考えております。  六ページをお開きください。  今回の補正予算を含めまして、総額で約千六百三十億円となっております今年度の土木部予算の成果といたしまして、十二月議会以降の土木部所管事業に係ります主な経過等について資料をまとめさせていただいております。  まず、高規格幹線道路でございますが、東九州自動車道の末吉財部から大隅間につきまして、平成二十一年度の供用を目標に鋭意工事が進められますとともに、大隅から鹿屋串良間につきましては、先月から用地買収に着手されたところでございます。  南九州西回り自動車道でございますが、隈之城から川内間と阿久根から県境間につきましては、これまで同時着手を国に強く要望をしておりましたが、昨年の十二月九日に都市計画決定をいたしましたことを踏まえまして、国から同時着手が認められまして、去る二月五日には、それぞれ事業着手式が行われたところでございます。  県といたしましては、今後とも高規格幹線道路や地域高規格道路の一日も早い完成に向けまして、全力で取り組んでまいりたいと考えております。  このような中で、道路特定財源の見直しにつきましては、昨年十二月に政府・与党において基本方針がまとめられまして、今年の歳出・歳入一体改革の議論の中で具体案を得ることとなっておりますが、このまま一般財源化されますと、遅れている地方の道路整備がさらに遅れるのではないかと危惧をしているところでございます。  地方分権が進展をする中で、地域間競争は覚悟しておりますものの、競争条件を同じくするためには、高速交通網の早期整備を図る必要がございまして、このためには、道路特定財源を安定的に確保する必要があると考えております。  今後とも道路特定財源制度を堅持をいたしまして、本県の高速交通網がこれまで以上に整備促進され、一日も早く完成されますよう、県議会の皆様方の御協力をいただきまして、国に強く要請してまいりたいと考えております。  次に、一般道路でございますが、主要地方道伊集院日吉線につきましては、来る三月二十七日に、また、一般国道二百六十九号につきましては、三月二十九日に鹿屋市の西原バイパスの供用をそれぞれ開始することといたしております。  これらの供用によりまして、安全でかつ円滑な交通の確保はもとよりでございますが、地域振興や地域間交流に大きく貢献するものと期待をいたしております。  次に、離島空港でございますが、平成四年度より整備を進めてまいりました新種子島空港が、十四年の歳月をかけまして、来る三月十六日に開港をいたします。  県営住宅でございますが、去る一月末に出水市のラガール出水団地が二十四戸、また、鹿屋市の鹿屋桜ケ丘団地が二十八戸完成をいたしまして、二月一日から入居を開始したところでございます。  ESCO─エスコ─事業についてでございますが、省エネルギーによる地球温暖化対策の推進とあわせまして、施設の維持管理費の削減を図りますために、歴史資料センター黎明館に同事業を導入することといたしておりますが、先般、提案募集を行いまして、四グループから提案書が提出されました。  去る十二月二十二日に開催をいたしました審査会で、ユーエフジェイセントラルリース株式会社を代表といたしますグループを最優秀提案者と決定をしたところでございまして、年度末までに詳細設計等の協議を行う予定でございます。  七ページをごらんください。  建築物のアスベスト調査についてでございますが、学校施設を除きます県有施設におきましては、県営住宅三団地五棟、その他の県有施設におきましては十五施設十五棟、合計十八施設二十棟におきまして、アスベストを含有する吹きつけ材の使用が確認をされましたことから、現在、措置の必要な十一の施設について除去等を行っているところでございます。  また、民間施設でございますが、建物所有者等に対しまして、使用状況の調査を実施いたしました結果、七十五棟で吹きつけアスベスト等が使用されているとの報告を受けまして、今後、必要な対策指導を行ってまいりたいと考えております。  次に、構造計算書偽装問題についてでございますが、姉歯元建築士等が関与いたしました物件につきまして、県及び鹿児島市におきまして構造計算書の再計算を行いました結果、県内のホテル一件につきまして、意図的に数値を改ざんするなど、極めて巧妙な手法により、偽装が確認をされたところでございます。  県といたしましては、偽装が確認されましたホテルの所有者に対しまして、営業を自粛するとともに、速やかに耐震改修等の実施について検討するように要請をしたところでございまして、現在、所有者におきましては、営業を休止し、耐震改修に向けた具体的な検討を行っていると聞いております。  また、県民の方々の耐震強度に関する疑問や不安に対応いたしますために、昨年十二月一日から、県、鹿児島市及び県建築士事務所協会等の関係団体に相談窓口を設置しているところでございまして、現在までに約二百五十件の相談に応じたところでございます。  さらに、国におきましては、今回の耐震強度偽装問題を踏まえまして、建築確認制度等の見直しを検討をしておりまして、国の諮問機関でございます社会資本整備審議会の中間報告には、早急に講ずべき施策といたしまして、第三者機関による構造計算書の再計算、中間検査の義務づけ、建築士等に対する罰則の強化等が必要であるとの指摘がなされておりまして、今後、同審議会の報告をもとに法改正などがなされることとなっております。  県といたしましては、今後、制度改正等の動向を注視しながら適切に対応してまいりたいと考えております。  以上で総括の説明とさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。 45 ◯高橋委員長 次に、関係課長の説明を求めます。  まず、監理用地課長の説明を求めます。 46 ◯平田監理用地課長 監理用地課関係の平成十七年度三月補正予算の主なものにつきまして、部から提出いたしております補正予算等説明書、この冊子でございますけれども、これで御説明を申し上げます。  なお、各課ともこの補正予算等説明書により御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。  十九ページをお願いいたします。  まず、第一目土木総務費のうち職員給与関係費は、職員給与費の確定に伴う補正でございます。  以下、各課の職員給与費につきましても同様に補正を計上いたしてございます。  土木諸費は、非常勤嘱託員数が当初見込みを下回ったことなどに伴う減額補正でございます。  収用委員会費は、採決申請が当初見込みを下回ったことなどに伴う補正でございます。  廃道廃川敷処理費は、廃道・廃川敷地の処分のための測量委託料等の補正でございます。  次に、第二目建設業指導監督費は、入札参加資格の審査システムの維持・管理に係る委託料等の補正でございます。  二十ページをお願いいたします。  公共土木用地取得先行事業等特別会計につきまして御説明申し上げます。  初めに歳入でございますけれども、公共土木用地取得先行事業債の減額は、広域基幹河川改修事業で実施いたしております万之瀬川の改修に伴う用地先行取得に係る事業費が確定したことに伴います補正でございます。  次に歳出でございますが、公共土木用地取得先行事業費は、同じく万之瀬川の改修に伴います用地先行取得に係る事業費の確定に伴う補正でございます。  次の元金の増額及び利子の減額は、平成十六年度の用地先行取得に要しました県債の借入利率が決定されたことによりまして、元金及び利子の額が確定したことに伴う補正でございます。  二十一ページでございますけれども、議案第三号の繰越明許費でございますけれども、これは公共土木用地取得先行事業に係るものでございまして、鹿児島市の西之谷ダム(後ほど「万之瀬川」に訂正の発言あり)に係る用地補償費につきまして、建物等の移転が年度内に完了しないことから、その一部を繰り越ししようとするものでございます。  以上で監理用地課の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 47 ◯高橋委員長 次に、技術管理課長の説明を求めます。 48 ◯森永技術管理課長 技術管理課関係について御説明申し上げます。  補正予算等説明書の二十三ページをお開きください。  土木総務費で一千七百二十三万四千円の減額補正をしておりますが、その内訳、設計単価調査費の減額は、公共工事の発注に必要な労務単価の実態調査を年二回予定しておりましたが、今年度は労務単価の変動が少なかったことから、調査を一回としたことが主な理由でございます。  一番下、統合事務所積算システム移設事業の減額は、昨年十二月に策定されました組織機構改革方針を踏まえ、本年四月実施をめどに所要の準備を進めておりました加治木土木事務所と栗野土木事務所の再編が延期されたことによる減額でございます。  その他の事業の減額につきましては、執行残等事務的経費の節減分を減額するものでございます。  以上で技術管理課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 49 ◯高橋委員長 次に、道路建設課長の説明を求めます。 50 ◯知識道路建設課長 道路建設課関係につきまして御説明申し上げます。  補正予算等説明書の二十五ページをお聞きください。  道路建設課としまして、総額四億七千五百十万二千円の増額補正でございます。  主な内容といたしまして、第一目道路橋りょう総務費は、一千四百四十三万九千円の減額補正でございます。  このうち道路橋りょう管理費六百四十二万円の増額補正は、各種協会負担金等の確定に伴う補正でございます。  また、道路橋りょう調査費二千四百五十七万円の減額補正は、幹線道路整備計画事業におけます入札執行残や事業費の確定に伴う補正でございます。  第三目道路新設改良費は、三億一千五百七十五万一千円の増額補正でございます。  このうち道路改築事業五億五千五百四十四万六千円の減額補正は、国道二百二十六号南さつま市の坊ノ津道路、主要地方道内之浦佐多線南大隅町辺塚地区などの事業箇所におきます事業費確定に伴う補正でございます。  次の直轄道路事業八億七千五百五十一万円の増額補正は、国が直轄で事業を行います国道三号、十号など八路線の道路整備に対する地元負担金で、主なものは昨年九月の台風十四号で多大な被害を受けました国道二百二十号の垂水市牛根麓から牛根境間の災害対策緊急推進事業の追加等、国の事業費の確定に伴う補正でございます。  次の県単道路整備事業七億四千三百万円の減額補正は、国の交付金事業の確定に伴いますもので、これと関連いたしまして、次ページ、二十六ページの地方特定道路整備事業を同額の七億四千三百万円増額補正いたしております。  これは、主要地方道都城隼人線、霧島市の重久工区や主要地方道川内串木野線、いちき串木野市羽島工区などの整備におきまして、交付金事業で不足した額を地方特定道路整備事業で充当いたしまして実施したものなどで、いずれも事業費の確定に伴う補正でございます。  次の道路受託事業五千二百十五万七千円の減額補正は、鹿屋串良インター線及び鹿屋環状線の整備に当たり、鹿屋市や旧串良町から受託いたしましたものなどの事業費確定に伴う補正でございます。  次の第一目元金は、特定資金公共投資事業債償還金でございまして、一億七千三百七十九万円の増額補正でござます。これは、過去、NTT無利子貸付金事業により貸し付けを受けておりました道路改築事業等につきまして、二年据え置き後三年間で償還することとなっておりましたが、国の補正予算に伴い、三カ年間分を一括繰り上げ償還することになりましたことから、今回、増額補正するものでございます。  なお、財源はすべて国庫補助金でございます。  次に、二十七ページでございます。  繰越明許費についてでございますが、県単道路整備事業は、四十二カ所の十六億七千五十五万七千円。  地方特定道路整備事業は、六十三カ所の十四億二千九百五十一万七千円。  道路改築事業は、五十七カ所の九十一億九千百四十七万四千円。  道路特殊改良事業は、三十カ所の十二億二千三十九万九千円の合計で百九十二カ所、百三十五億一千百九十四万七千円を繰り越すものでございます。  繰り越しの理由といたしましては、用地交渉の難航によるもの、計画変更等に伴う設計や工法の見直し及び検討に不測の日時を要したことなどによるものでございまして、年度内完成が困難となり、繰り越すものでございます。  二十八ページをお開きください。  議案第一号債務負担行為についてでございます。  道路特殊改良事業の平準化のための補正でございまして、国道五十八号西之表市深川拡幅の道路整備に要する経費としまして、債務負担行為の限度額を二億一千万円増額補正しようとするものでございまして、国の補正予算によるゼロ国債でございます。  次に、二十九ページの予算外議案についてでございます。  議案第一四号契約締結について議決を求める件についてでございますが、本案件は、国道五十八号大島郡瀬戸内町網野子地内で計画しております道路改築工事の勝浦トンネルにつきまして、一般競争入札により応募のありました十五特定建設工事共同企業体のうち、入札不参加の一社を除く十四特定建設工事共同企業体により、一月十七日、入札執行の結果、戸田・山下(善)・泰江特定建設工事共同企業体が落札しましたことから、同共同企業体と請負契約を締結しようとするものでございます。  以上で道路建設課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 51 ◯高橋委員長 次に、道路維持課長の説明を求めます。 52 ◯長谷場道路維持課長 道路維持課関係の補正予算の主なものについて御説明いたします。  補正予算等説明書の三十一ページでございます。  まず、道路橋りょう総務費の減額補正額一億三千六百七万七千円のうち道路橋りょう管理費は、道路管理に要する経費の精算見込みに伴う補正でございます。  次に、道路新設改良費の減額補正額一億五千九百七十四万九千円のうち特定交通安全施設等整備事業は、国庫補助事業の額の確定に伴う補正でございます。  次の道路整備受託事業は、薩摩川内市市道の改築に伴う交差する県道川内加治木線に右折車線の設置を受託施工するものでございまして、事業費の確定に伴う補正でございます。  次に、三十二ページから三十三ページにかけての繰越明許費についてでございますが、県単道路整備事業など十事業、百四十九カ所について、用地交渉が難航したことや計画調整等に不測の日時を要したこと等から、年度内完成が困難となり、繰り越すものでございます。  以上で道路維持課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 53 ◯高橋委員長 次に、河川課長の説明を求めます。 54 ◯市来河川課長 河川課関係について御説明申し上げます。  三十五ページをお聞きください。  まず、河川総務費七万九千円の増額でございますが、河川管理費、河川調査費は事業実績に伴います減額。
     水害統計調査費は、国庫委託事業の確定。  準用河川指導監督費及び都市基盤河川指導監督費は、国庫補助事業の額の確定に伴います補正でございます。  次に、河川改良費五千八百万七千円の増額でございますが、基幹河川改修事業及び統合河川整備事業は、事業費の確定に伴う補正でございます。  三十六ページをお開きください。  都市河川改修事業及び河川総合開発事業は、事業費の確定に伴う補正でございます。  直轄治水事業は、川内川、肝属川の直轄河川におきまして国が実施します治水事業に対する事業費確定に伴う負担金の補正でございます。  河川受託事業は、市町村道等に係る受託事業の確定に伴う補正でございます。  次に、海岸保全費五千四百二十七万二千円の減額でございますが、高潮対策事業は、事業費の確定に伴う補正でございます。  三十七ページをお開きください。  海岸局部改良事業及び海岸環境整備事業は、事業費の確定に伴う補正でございます。  次に、水防費百六十八万八千円の減額でございますが、これは、水防事業、河川情報システム等保守管理費及びダム管理事業の事業実績減に伴う補正でございます。  次に、河川等災害復旧費三億百六十六万一千円の減額でございますが、三十八ページをお開きください。  河川等災害復旧事業は、十七年災害発生箇所の事業費の確定に伴います補正でございます。  直轄事業負担金は、川内川、肝属川等におけます直轄河川等災害復旧事業の事業費確定に伴う補正でございます。  次に、元金一千六百九十二万円の増額は、先ほど道路建設課の説明と同じでありまして、特定資金公共投資事業債、いわゆるNTT債の元金繰り上げ償還に伴う補正でございます。  次に、三十九ページの繰越明許費について説明申し上げます。  基幹河川改修事業、一般河川改修事業など十四事業につきまして、三百九十カ所で六十四億二千六百六十九万五千円の繰り越しをお願いいたしております。  この繰り越しの主な理由といたしましては、用地交渉が難航したことや工法検討に時間を要したことなどによるものでございます。  次に、四十一ページの予算外議案について説明申し上げます。  普通河川管理条例を廃止する条例制定の件でございますが、普通河川管理条例は、河川法が適用又は準用される河川や下水道法が適用される下水道を除いた国有財産であります水路のうち、市町村が普通河川として管理しているものについて、水利使用や敷地の占用などの手続を昭和二十七年十一月に定めたものでございます。  地方分権一括法によりまして、国有財産特別措置法の一部が改正され、これに基づきまして、平成十二年度から市町村に対しまして、水路等の譲与手続が進められてまいりましたが、平成十七年五月に、普通河川についてもすべて市町村に譲与されまして、条例の対象でございます普通河川がなくなったことから、この条例を廃止しようとするものでございます。  なお、譲与後の普通河川につきましては、市町村財産としまして、それぞれの市町村の条例に基づきまして、敷地の占用などの手続が行われているところでございます。  以上で河川課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 55 ◯高橋委員長 次に、砂防課長の説明を求めます。 56 ◯酒谷砂防課長 砂防課関係の主なものについて御説明申し上げます。  四十三ページをお開きください。  まず、河川総務費の減額補正額百四十二万五千円につきましては、主に、市町村が施工する災害関連地域防災がけ崩れ対策事業の事業費の確定に伴う指導監督に要する経費の補正でございます。  次に、砂防費の減額補正額一億七千五百六十九万八千円につきましては、国補正及び国庫補助事業費の確定等に伴う経費の補正でございます。  このうち砂防管理費及び桜島国際火山砂防センター展示施設運営管理事業は、実績等による事業費の確定に伴う補正でございます。  次の通常砂防事業は、肝付町侍金川第一、南大隅町久保下谷二など四十七渓流における国補正及び事業費の確定に伴う補正でございます。  次の火山砂防事業は、鹿児島市あみだ川、南さつま市久志川など三十一渓流における事業費の確定に伴う補正でございます。  次に、四十四ページの急傾斜地崩壊対策事業は、鹿児島市中之迫地区、大崎町水之谷七地区など四十四カ所における事業費の確定に伴う補正でございます。  次の災害関連緊急砂防事業は、垂水市辺田川、観音川など七カ所における事業費の確定に伴う補正でございます。  次の災害関連緊急地すべり対策事業につきましては、平成十七年度において採択条件に合致するものがなかったことによりまして、全額を減額補正するものでございます。  次の災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業は、垂水市脇登、錦江町城ケ崎の二カ所における事業費の確定に伴う補正でございます。  次に、四十五ページの災害関連地域防災がけ崩れ対策事業は、垂水市中俣二、錦江町毛戸口の二カ所における事業費の確定に伴う補正でございます。  次の直轄火山砂防事業は、国が直轄で行う桜島の砂防事業について、県負担金の確定による減額補正でございます。  次の砂防受託事業は、砂防事業の施行に伴い、市町村の管理する橋梁等の改良を受託し、合併施工するために要する経費でございますが、平成十七年度において対象となる事業がなかったことによりまして、全額を減額補正するものでございます。  次に、土木施設災害復旧費の減額補正額一千六百六十五万円については、小規模な砂防施設等災害復旧に要する経費でございまして、事業費の確定に伴う減額補正でございます。  次に、元金六千九百七万五千円の増額は、他課と同様、特定資金公共投資事業債─NTT債─の元金線り上げ償還に伴う補正でございます。  次に、四十六ページの繰越明許費につきまして説明いたします。  通常砂防事業、火山砂防事業、急傾斜地崩壊対策事業などの十三事業において、二百十五件、八十一億七千十四万四千円の繰り越しをお願いしております。  繰り越しの理由といたしましては、用地交渉の難航や工法検討に日時を要したことなどの理由によりまして繰り越すものでございます。  次に、四十八ページの債務負担行為につきまして説明いたします。  通常砂防事業は、西之表市大崎の小川の一渓流において、国の補正による債務負担行為で五千五百万円計上いたしております。  以上で砂防課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 57 ◯高橋委員長 次に、港湾課長の説明を求めます。 58 ◯北山港湾課長 港湾課関係の補正予算について御説明申し上げます。  四十九ページをお開きいただきたいと思います。  まず、一般会計について御説明申し上げます。  海岸保全費の二千四十三万五千円の減額でございますが、港湾海岸高潮対策事業から港湾海岸侵食対策事業までの四事業につきまして、大根占港など八港の国庫補助事業の確定に伴う補正でございます。  次に、五十ページに移りまして、港湾建設費の十四億六千二百二万九千円の減額でございますが、重要港湾改修事業から、五十一ページの災害関連港湾環境整備施設災害復旧事業までの七事業につきまして、川内港など重要港湾五港及び里港など地方港湾十四港の国庫補助事業の確定等に伴う補正と港湾整備事業特別会計繰出金の補正でございます。  次に、空港費の四千九百九十一万一千円の減額でございますが、これは、空港管理事業から五十二ページの空港整備事業の三事業につきまして、種子島空港など七空港における空港照明施設維持管理費など事業費の確定に伴う減額補正と鹿児島空港における直轄空港整備事業の事業費確定に伴う増額補正でございます。  次の港湾災害復旧費の九億一千四百四十四万八千円の減額でございますが、港湾災害復旧事業の国庫補助事業の確定に伴う減額補正と志布志港における直轄港湾災害復旧事業の事業費確定に伴う減額補正でございます。  次に、元金の九千二百十六万円の増額でございますが、他課と同様にNTT無利子貸し付け事業に係る貸付金の繰り上げ償還に伴う補正でございます。  続きまして、港湾整備事業特別会計について御説明を申し上げます。  五十三ページでございますが、まず、歳入についてでございますけれども、港湾使用料でございますが、志布志港における冷凍コンセント使用料等の増収によります増額補正でございます。  次の一般会計繰入金及び鹿児島臨海環境整備基金繰入金は、歳出の確定による補正でございます。  繰越金は、決算剰余金の確定による補正でございます。  埠頭用地造成債及び上屋建造債は、事業費の確定に伴う補正でございます。  五十四ページに移りまして、災害復旧債についてでございますが、十二月に補正いたしました災害復旧に係る経費の起債適用による補正でございます。  五十五ページの歳出でございますが、このうち港湾整備事業費の二億一千五百六十九万二千円の減額でございますが、これは、維持管理費など三事業につきまして、待合所、公園などの港湾施設の維持管理に要する経費の補正と、埠頭造成及び上屋建設等など整備事業費の確定に伴う補正でございます。  利子につきましては、起債償還金の確定に伴う補正でございます。  歳入、歳出とも合計二億五千六百七十八万円の減額でございます。  続きまして、五十六ページから五十七ページの一般会計の繰越明許費でございますが、港湾海岸局部改良事業など十四事業、六十カ所、総額七十九億九十六万一千円の繰り越しをお願いしております。  繰り越しの主な理由といたしましては、台風十四号等により被害を受けたことによりまして、調整等に日時を要したことにより、年度内の完成が困難となったものでございます。  次に、五十八ページの港湾整備事業特別会計の繰越明許費でございますが、港湾整備事業の十カ所、十二億四千八百七十万円の繰り越しをお願いしております。  繰り越しの理由は、一般会計と同様でございますけれども、台風十四号により被害を受けたことによりまして、調整等に日時を要したことにより、年度内完成が困難となったものでございます。  次に、五十九ページの予算外議案につきまして御説明を申し上げます。  議案第一六号の鹿児島県空港の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございますが、平成四年度から鋭意整備を進めておりました新種子島空港でございますが、三月十六日に開港する運びとなりました。  この新種子島空港の名称は、現空港との混同を避けるために一時的に使用しているものでございまして、三月十五日付をもちまして、現空港が閉港となります。これにかわりまして、その名称を、新種子島空港の名称を「種子島空港」というふうに変えるというものでございます。  以上で港湾課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。 59 ◯高橋委員長 次に、都市計画課長の説明を求めます。 60 ◯中村都市計画課長 都市計画課関係の主なものについて御説明をいたします。  六十一ページをお開きください。  まず、環境衛生対策費の減額補正額六千三百八十七万四千円のうち合併処理浄化槽整備促進事業は、事業費の確定に伴う減額補正でございます。  次に、土地改良費の減額補正額五百五十五万円は、団体営農業集落排水事業の事業費の確定に伴う減額補正でございます。  都市計画総務費の増額補正額七十万四千円につきましては、職員給与費の確定及び公共下水道整備促進事業の事業費の確定に伴う増額補正と、都市計画策定調査指導費、都市計画審議会費、下水道対策費及び市町村指導監督費の事業費の確定等に伴う減額補正によるものでございます。  次に、六十二ページをお開きください。  土地区画整理費の減額補正額二千三百七万六千円は、土地区画整理調査指導費及び土地区画整理事業の事業費の確定等に伴う減額補正でございます。  次に、公園費の増額補正額七十二万四千円につきましては、職員給与費の確定に伴う増額補正と公園総務費、県単公園管理費の事業費の確定等に伴う減額補正でございます。  次に、元金の増額補正額三千六百万円につきましては、特定資金公共投資事業債─NTT債─の繰り上げ償還に伴う増額補正でございます。  次に、六十三ページから六十四ページをごらんいただきたいと思います。  繰越明許費でございますが、都市計画課関係の繰り越しにつきましては、団体営農業集落排水事業など十五事業で六十五カ所、総額十八億九百六十三万五千円をお願いをいたしております。  繰り越しの理由といたしましては、用地補償交渉が難航したことや、計画調整に不測の日時を要したこと等によるものでございます。  以上で都市計画課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 61 ◯高橋委員長 次に、建築課長の説明を求めます。 62 ◯熊谷建築課長 建築課関係の補正予算について御説明申し上げます。  六十五ページをお聞きください。  第三目建築指導費で千二百六十六万五千円の減額補正でございます。このうち主なものについて御説明申し上げます。  まず、建築許可確認指導取締費でございますが、これは、各種会議参加旅費等の経費節減に伴う減額補正でございます。  上から六段目の市街地再開発事業費でございますが、これは、鹿児島市中央町二十二番・二十三番街区の事業費確定に伴う減額補正でございます。  次の建築防災プロジェクト推進事業でございますが、今般の構造計算書偽装事件を受けて、現在、国において建築確認審査方法の見直しが検討されているところでございますが、当面の審査体制の充実並びに県民の不安を解消するため、県において構造計算プログラムを三セット購入するための増額補正でございます。  以上で建築課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 63 ◯高橋委員長 次に、住宅課長の説明を求めます。 64 ◯安藤住宅課長 住宅課関係の主なものについて御説明を申し上げます。  六十七ページをお開きください。  まず、住宅管理費でございますが、二千二百九十四万七千円の増額となっております。  これは、人事異動に伴います職員給与関係費の補正等に伴うものでございます。  次に、住宅建設費につきましては、一億九千百十万九千円の減額となっております。
     減額となる主な事業といたしましては、下から二段目の優良賃貸住宅供給促進事業、これは良質な賃貸住宅の入居者の家賃負担軽減に要する経費でございますが、事業費の確定に伴うものでございます。  次のページ、六十八ページの上から四段目の県営住宅建設事業でございますけれども、この減額は、紫原第一団地、第二団地などの建てかえ事業を初めとする県営住宅の建設事業費の確定に伴うものでございます。  その下、優良賃貸住宅共同施設等整備事業は、良質な賃貸住宅の供給事業者に対しまして、共同施設などの整備費に助成をする事業でございますが、事業費の確定に伴うものでございます。  その三つ下、県営住宅建設用地取得造成事業でございますが、これは、ガーデンヒルズ松陽台におきます県営住宅用地の取得に係る事業でございまして、事業費の確定に伴う補正でございます。  次に、危険住宅移転等促進費につきましては、二千二百三十八万五千円の減額となっておりますが、がけ地近接等危険住宅移転事業の移転を実施した戸数の減に伴う補正でございます。  続きまして六十九ページをごらんください。繰越明許費について御説明を申し上げます。  県営住宅建設事業など五事業で五億三千五百七万円の繰り越しをお願いしております。  繰り越しの理由といたしましては、入居者の仮移転等の調整に不測の日数を要したため、建物の解体が遅延したことなどによるものでございます。  以上で補正予算に係る住宅課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 65 ◯高橋委員長 最後に、工業用水課長の説明を求めます。 66 ◯平田工業用水課長 工業用水課の説明に入ります前に、監理用地課関係で説明で訂正をさせていただきたいと存じます。  二十一ページでございます。  繰越明許費の説明で「西之谷ダムに係る用地補償費の一部を繰り越す」というふうな御説明を申し上げたところでございますけれども、「万之瀬川」でございます。大変申しわけございません。修正をお願いいたします。  七十一ページをお願いいたします。  工業用水課関係の平成十七年度三月補正予算につきまして御説明申し上げます。  工業用水道事業特別会計でございます。  まず、収益的支出でございますが、第一款、第一項、第一目総係費の減額は、職員給与費の確定に伴う補正でございます。  次に、第二目減価償却費の減額は、ナンバー2ローラーゲートの改修を平成十六年度から十七年度まで二カ年にわたって実施をいたしましたために、減価償却の開始が平成十八年度からになったことに伴う補正でございます。  次に、第二項、第二目消費税及び地方消費税の増額は、経費節減等の結果、課税仕入れに係ります仮払い消費税が減少したことによりまして、給水収益に係る借り受け消費税との差が大きくなりまして、消費税額が増加したことに伴う補正でございます。  七十二ページをお願いします。  資本的収入及び支出でございますけれども、まず、収入でございます。  第一款、第一項、第一目工事負担金の減額は、万之瀬川導水事業費のうち川辺ダム維持管理費の減額に伴い、鹿児島臨海環境整備基金から受け入れることとなってございます工事負担金を補正するものでございます。  次に、支出でございますが、第一款、第一項、第一目工業用水道整備費の減額は、収入見合いの川辺ダム維持管理費の確定に伴う補正でございます。  以上で工業用水課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 67 ◯高橋委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び事業名等もあわせてお願いいたします。  質疑はありませんか。 68 ◯松里委員 四十一ページの河川課関係、予算外議案第一五号普通河川管理条例を廃止する条例制定の件について教えていただきたいと思います。  地方分権一括法案等によってさまざまな法律が改正されまして、先ほど市来河川課長の方からの説明がございました。国有財産特別措置法によって、市町村への譲与が進みましたので、普通河川管理条例による管理の対象となる普通河川がなくなったことによって、条例を廃止するということです。  そこで、平成十三年に西之表と種子島の災害がございまして、これは普通河川管理条例を廃止する条例制定を出してありますけれども、土木部ですからいわゆる水路みたいなものを言うわけですよね。この条例制定だけ来ていますけれども、それ以外にも道路もあるわけですよね。こういう部分で市町村には道路もあるわけですけれども、まず一点は、この市町村へもう譲与して、市町村の財産になるわけですけれども、所有権がですね。こういう部分の水路等については、災害の対象に前はならなかったんですけれども、これからは、国が持っていた財産を半端強制的に法律の改正によって、地方分権という名のもとに国の所有権のものだったものを市町村の所有権にすると。当時は災害に遭ったところも災害の対象にならなかったと。例えばうちの西之表市の市街地で、これは道路ですけれども、市道の道路じゃなくて、こういう何というんですか、いわゆる里道、里道が市町村道よりも重要に使われている部分が崩れて災害の対象にならなかったわけですよ。これは水路等の部分ですけれども、これ、市町村に全部もう移ったわけですけれども、こういうところが災害になったらどういうふうな部分になっているのかお尋ねいたします。  言っている意味はわかるかな。 69 ◯市来河川課長 市町村が管理する河川についても、これまでも災害の対象になっているというふうに思っていますけれども、今、委員のおっしゃったのは、たしか里道の災害だったというふうに記憶しておりますが。 70 ◯松里委員 私の勘違いかな。暫時休憩していいですか。 71 ◯高橋委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時四十三分休憩      ────────────────         午前十一時四十九分再開 72 ◯高橋委員長 再開いたします。 73 ◯松里委員 議案一五号の件について、このたびこういう形で廃止する条例が出ましたけれども、市町村の所有権になったときに補助対象等があるのかどうなのか、ぜひ調べていただいて、また、後で結構ですので、教えていただければありがたいと思います。 74 ◯市来河川課長 ただいまの災害復旧の対象につきましては、再度資料を整備して回答させていただきたいと思います。 75 ◯高橋委員長 それでは、ここで、暫時休憩をいたします。  再開は、おおむね十三時十五分といたします。         午前十一時五十 分休憩      ────────────────         午後 一時 十六分再開 76 ◯高橋委員長 再開いたします。  午前中の松里委員の質問に際しましては、後ほど続行することとし、他の委員の質問を許可いたします。 77 ◯大園委員 一点お伺いいたします。  談合については、また県政一般等の方で質問する時間があろうかと思いますけれども、我々がこの談合情報とか、今回、予算外議案の一四号でそういうことが本会議で触れられたわけですけれども、談合という問題について、我々にもよく相談があるんですけれども、優秀な企業、健全な企業が談合情報で疑いを受けて、そして県の執行部の方ともなかなかうまくいかない。そういう中で大変迷惑をこうむっている業界もおられることもまた事実なんですよね。  ですから、この談合については、今後どういう形で、いろいろ問題があろうかと思うんですけれども、今回、この予算外議案の一四号の勝浦トンネルについて、本会議で共産党さんが少し触れられたんですけれども、これについて、一連の経過について再度詳しい御説明をお願いしたいと思います。 78 ◯知識道路建設課長 今回、予算外議案の一四号でお願いしておりますけれども、この勝浦トンネルの契約の経緯ということで、入札までの経緯につきまして御報告させていただきます。  五十八号の勝浦トンネルにつきましては、瀬戸内町の勝浦集落と、それから網野子集落を結ぶトンネルで、延長は千百二十二メートルの長大トンネルでございまして、WTOの対象工事となっております。このため、競争性の高い一般競争入札ということで実施いたしまして、その経緯を申しますと、昨年、十一月十五日に入札公告を行いました。十日間の期間で入札参加資格の確認申請を受け付けまして、十二月一日までにその資格審査を受け付けております。十二月一日までに十五社の建設共同企業体の特定建設共同企業体の応募がございました。  これら十五の建設共同企業体に対しましての入札参加資格の審査を行いまして、十二月十二日に各JVにその参加資格がありますというふうな旨の通知を行いました。  この入札参加資格を得ましたメンバーにつきましては、入札終了まで公表いたしておりません。この通知以降の閲覧に当たりましては、各JVごとに日時を異なって行っております。  このような経緯を踏まえまして、ことしの一月十七日、瀬戸内合庁会議室で入札が行われたものでございます。  一方、先月下旬、議会にいろいろと情報が寄せられまして、錯綜した情報でありましたことから、本会議で土木部長が答弁いたしましたように、勝浦トンネルは、競争性の高い一般競争入札で行われ、入札手続は厳正に執行されたものであることに加え、今回、県議会議員に対し寄せられた情報も錯綜しているところでありますので、県としては、「談合情報処理要領による調査すべき状況にはないと考えております」と答弁いたしたところでございます。  以上が、勝浦トンネルに関する経緯でございます。 79 ◯大園委員 今の執行部の説明で十分だと思うんですけれども、この談合については、情報等が余りにも錯綜している中で、我々としても本当に優良企業の頑張りを損なうものもあるんじゃないかと思って大変危惧しているところですので、今後は、ぜひそういう中で、談合情報についての取り扱いというものを企業等にも配慮していただいて、やはり鹿児島の企業が本当に競争の中で順調に育っていくことを祈念いたしまして、質問を終わります。  以上です。 80 ◯上村委員 関連しまして、談合云々ではないんですけれども、この勝浦トンネルですね、国道五十八号線の名瀬―古仁屋間というのは、これまで多くの資金が投入されて、トンネルとか道路改良がされてきたんですけれども、全部を知りたいという意味で質問しますが、この勝浦トンネルでもう終わりなんでしょうか、トンネルは。まだ全体的な線形、構造の流れからして、まだトンネル等やるべきところがあるというふうに見ていらっしゃるのかどうか。その辺はどうなんでしょうか。 81 ◯知識道路建設課長 今の委員の質問は、五十八号の全体の計画の中でまだトンネルがあるかというふうにお尋ねかと思うんですけれども、大島本島自体が地形が厳しい状況でございますので、どうしても交通の円滑化を図る観点では、トンネルというふうな大きなものが出てまいります。  今、取り組んでおりますのが、今回、お願いしております五十八号では勝浦トンネルでございますけれども、先般十二月二十五日に供用開始いたしました和光トンネルに引き続きまして、勝浦トンネルに入る予定でございます。  なお、この後の五十八号の計画といたしましては、この当該網野子バイパス区間にあります網野子トンネル、それから名瀬市街地部の渋滞解消を図りますおがみ山工区でトンネルをあと二本計画いたしているところでございます。  以上でございます。 82 ◯上村委員 ちなみにこの網野子トンネルの区間というのは、非常に急な坂で屈曲も急でありまして、待ち望まれているトンネルだと思うんですけれども、どれだけの時間短縮効果があって、これが完成すれば、古仁屋―名瀬間、大体どのぐらいの所要時間で行けるようになるのか、その辺はどうなんでしょうか。 83 ◯知識道路建設課長 五十八号の時間短縮効果、今、網野子工区につきましては、屈曲部が大きいということで、最小半径の十五メートルとかいうふうな曲線半径の小さくカーブで急勾配のある道路ということで、この分のトンネルで解消するということで進めておりまして、済みません、時間短縮効果につきましては、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 84 ◯上村委員 あ、そうですか、はい。  最後に、ちなみにこれは答弁できる内容かわかりませんけれども、三十四億三千万円というのは、恐らく予定した価格があったと思うんですけれども、何%で落札していらっしゃいますか。 85 ◯知識道路建設課長 勝浦トンネルにつきましては、今回の落札いたしました額につきましては、予定価格の九三・六%となっております。 86 ◯上村委員 はい、わかりました。  ぜひ先ほど大園委員が言われましたように、早期の開通を期待いたしております。  以上です。 87 ◯山口委員 今の勝浦トンネルの説明の中で、WTOの対象工事というお話がありましたけれども、不勉強ですので、意味合いを御説明お願いします。 88 ◯知識道路建設課長 WTO対象と申しますのは、世界貿易機関の政府調達に関する協定に基づきまして行っているものでございまして、世界貿易の一層の自由化拡大を図るために協定が結ばれたものでございます。  今現在、対象となっておりますのは、二十二億四千万円(後ほど「二十四億三千万円」に訂正の発言あり)を超える調達に関しましてはWTO対象で、全世界が対象になるというふうになっております。 89 ◯平田監理用地課長 補足説明を申し上げます。  WTOの政府調達協定ということでございますけれども、協定の対象となる建設工事につきましては、国内外の無差別の取り扱いをしなければならないということでございまして、海外からも競争に参入できるというふうなことでございます。  それの都道府県政令市が邦貨換算で二十四億三千万円、失礼しました。これが変わりまして、先ほどありましたように二十四億円(「二十二億円」という者あり)……ちょっと調べまして、済みません、また。失礼しました。 90 ◯高橋委員長 今、わかるんですか。  暫時休憩いたします。         午後一時二十九分休憩      ────────────────         午後一時二十九分再開 91 ◯高橋委員長 再開いたします。 92 ◯平田監理用地課長 金額につきましては、特定規模のうち建設工事の調達契約については、二十四億三千万円というふうになってございます。 93 ◯高橋委員長 暫時休憩いたします。         午後一時三十分休憩      ────────────────         午後一時三十分再開 94 ◯高橋委員長 再開いたします。 95 ◯知識道路建設課長 先ほどWTO対象の建設工事の調達金額が二十二億四千万と申し上げましたけれども、これは時点が違いまして、現在の時点では二十四億三千万円となっております。  訂正させていただきます。 96 ◯山口委員 これまで油井トンネルとか志戸勘一号トンネルとか議決をして工事にかかっていると思いますけれども、ここの工事の業者さんは、全部県内の業者さんであったかと思いますが、WTOの関係で、この戸田・山下(善)泰江特定建設工事共同企業体というのはゼネコンですかね、が入ってきたという理解でよろしいんですか。 97 ◯知識道路建設課長 今回の勝浦トンネルの公募要件の入札資格の選定に当たりましては、延長が千百二十二メートルと長大であるということから、八百メートル以上の過去の実績を持っていらっしゃる方ということを踏まえまして、これが一応代表者の資格というふうなことで出させていただいております。  あと、構成員一、構成員二につきましては、それぞれ各施工実績並びに施工能力のある方をその分で選定させていただいておるということでございます。 98 ◯山口委員 それと、油井トンネルの幅員が十・二五メートル、志戸勘一号トンネル二工区が幅員十・七五メートルだったかと思いますが、国道の勝浦トンネルが九・五メートルというのは、いかがな基準で出てきているんですか。 99 ◯知識道路建設課長 トンネルの総幅員の考え方でございますけれども、基本的には車道幅員と、あと歩道幅員の絡みで幅員の構成が変わってまいります。  今回の国道、勝浦トンネルにつきましては、網野子集落と勝浦集落を結ぶということで、この間の通行の想定をいたしまして、歩道幅員が二・五メートルで計画いたしておりまして、この分で総幅員九・五メートルとなったというふうでございます。 100 ◯山口委員 はい、よくわかりました。  一つ要望です。この議案の一四号、これ今までの議案もそうですけれども、勝浦トンネルと表題で出てまいりますが、どこにあるトンネルか、この議案書を見ただけでは我々はわからんわけですよね。
     今回は、たまたま地図つきで参考資料が出ていますけれども、この議案書の中に参考資料かどうか、何らかの格好でどこにあるトンネルですよと、国道何号のトンネルですよと、そういう補足事項を入れていただければ、より丁寧であり、また、各委員もより突っ込んだといいますか、審議ができるんじゃないかなというふうに思いますので、来年度以降のこういう部分については、そういう御協力といいますか、していただきたいと思います。  以上で終わります。 101 ◯高橋委員長 それでは、先ほどの松里委員の質問に対しての答弁をお願いいたします。 102 ◯市来河川課長 午前中、松里委員の方からのお尋ねがありました災害復旧についての回答をさせていただきます。  異常の自然現象、いわゆる台風ですとか大雨、地震等で公共施設が被災した場合に、いわゆる災害復旧事業が適用されるわけですけれども、これにつきましては、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法という法律によって、その対象が決まっておりまして、具体的に言いますと、河川ですとか海岸、道路、公園、そういうもろもろのいわゆる政令で定められた公共土木施設に対して、国の方から事業費の一部を負担できるという制度でございますけれども、この中の対象となる河川でございますけれども、この負担法の施行令の中で決まっていまして、河川法が適用され、もしくは準用される河川、もしくはその他の河川という規定がございまして、いわゆる普通河川がそれに該当するわけでございますけれども、普通河川以上については、負担法によって採択をできるというのがまず、ございます。  それと、道路につきましては、道路法の第二条第一項、これに規定される道路という規定がございまして、国道ですとか都道府県道、それから市町村道、こういう市町村道以上の道路について負担がされるということがございますので、午前中ちょっと議論のありました里道、これについては該当しないということになってくるというふうに思っております。  それと、一定以上の規模について被災がないと災害復旧事業には認められないと。例えば河川でありますと、一メートル以上の堤防が該当しまして、未満については適応除外ということになります。  それと道路については、幅員が二メートル以下については適応除外と、こういうのがまたございます。  それともう一つ、箇所ごとの事業費が決まっていまして、市町村にあっては六十万円以上、県の場合は百二十万円以上ということで、一定の要件と規模、これを満たした箇所については、災害復旧事業で採択ができるという条項になっているところでございます。  そういうことで、午前中に説明しました普通河川管理条例とはちょっと別の問題だと。普通河川条例を廃止した関係で災害復旧に採択できないということはないというふうに思っています。  以上でございます。 103 ◯高橋委員長 よろしいですか。  ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 104 ◯高橋委員長 ほかに質疑はありませんので、これで議案についての質疑を終了いたします。  これより採決に入ります。  採決を一時留保いたしておりました企画部関係を含め、議案第一号など議案七件について、それぞれ取り扱い意見をお願いいたします。 105 ◯山本委員 先ほどから留保いたしております議案第一号並びに議案第三号、四号、九号、一四号、一五号、一六号、いずれも原案のとおり可決でお願いいたします。 106 ◯高橋委員長 ほかにありませんか。    [「異議なし」という者あり] 107 ◯高橋委員長 ただいま取り扱い意見がありましたが、議案第一号及び第三号、第四号、第九号、第一四号、第一五号並びに第一六号の七件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものとの意見であります。  ほかに御意見もありませんので、一括して採決を行います。  議案第一号及び第三号、第四号、第九号、第一四号、第一五号並びに第一六号の七件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 108 ◯高橋委員長 御異議なしと認めます。  御異議ありませんので、議案第一号及び第三号、第四号、第九号、第一四号、第一五号並びに第一六号の七件につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、補正予算関係等の審査はすべて終了いたしました。  なお、委員長報告の文案につきましては、当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 109 ◯高橋委員長 御異議なしと認めます。  御異議ありませんので、そのようにいたします。  本日の委員会は、これで散会いたします。  御苦労さまでした。ありがとうございました。         午後一時三十九分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...