令和2年 9月
定例会令和2年9月4日(金曜日) 午前10時0分
開会 ─────────────────── 出 席 議 員(39名) 1番 有 岡 浩 一 (郷中
の会) 2番 坂 本 康 郎 (
公明党宮崎県議団) 3番 来 住 一 人 (
日本共産党宮崎県議会議員団) 4番 岩 切 達 哉 (
県民連合宮崎) 5番 武 田 浩 一 (
宮崎県議会自由民主党) 6番 山 下 寿 ( 同 ) 7番 窪 薗 辰 也 ( 同 ) 8番 脇 谷 のりこ ( 同 ) 9番 佐 藤 雅 洋 ( 同 ) 10番 安 田 厚 生 ( 同 ) 11番 内 田 理 佐 ( 同 ) 12番 日 髙 利 夫 ( 同 ) 13番 丸 山
裕次郎 ( 同 ) 14番 図 師 博 規 (無所属
の会 チームひむか) 15番 重 松 幸次郎 (
公明党宮崎県議団) 16番 前屋敷 恵 美 (
日本共産党宮崎県議会議員団) 17番 渡 辺 創 (
県民連合宮崎) 18番 髙 橋 透 ( 同 ) 19番 中 野 一 則 (
宮崎県議会自由民主党) 20番 横 田 照 夫 ( 同 ) 21番 外 山 衛 ( 同 ) 22番 西 村 賢 ( 同 ) 23番 山 下 博 三 ( 同 ) 24番 右 松 隆 央 ( 同 ) 25番 野 﨑 幸 士 ( 同 ) 26番 日 髙 陽 一 ( 同 ) 27番 井 上 紀代子 (
県民の声) 28番 河 野 哲 也 (
公明党宮崎県議団) 29番 田 口 雄 二 (
県民連合宮崎) 30番 満 行 潤 一 ( 同 ) 31番 太 田 清 海 ( 同 ) 32番 坂 口 博 美 (
宮崎県議会自由民主党) 33番 日 高 博 之 ( 同 ) 34番 濵 砂 守 ( 同 ) 35番 二 見 康 之 ( 同 ) 36番 星 原 透 ( 同 ) 37番 蓬 原 正 三 ( 同 ) 38番 井 本 英 雄 ( 同 ) 39番 徳 重 忠 夫 ( 同 ) ───────────────────
地方自治法第121条による
出席者 知 事 河 野 俊 嗣 副 知 事 郡 司 行 敏 副 知 事 永 山 寛 理
総合政策 部長 渡 邊 浩 司 総 務 部 長 吉 村 久 人
危機管理統括監 藪 田 亨
福祉保健 部長 渡 辺 善 敬
環境森林 部長 佐 野 詔 藏
商工観光労働部長 松 浦 直 康
農政水産 部長 大久津 浩
県土整備 部長 明 利 浩 久 会 計
管理者 大 西 祐 二 企 業 局 長 井 手 義 哉 病 院 局 長 桑 山 秀 彦 財 政 課 長 石 田 渉 教 育 長 日 隈 俊 郎 公 安
委員長 江 藤 利 彦 警 察
本部長 阿 部 文 彦
代表監査 委員 緒 方 文 彦 人 事
委員長 濵 砂 公 一 ──────────────────―
事務局職員出席者 事 務 局 長 亀 澤 保 彦 議 事 課 長 児 玉 洋 一
政策調査 課長 日 吉 誠 一
議事課長 補佐 鬼 川 真 治
議事担当 主幹 関 谷 幸 二 議 事
課主査 川 野 有里子 議 事
課主査 井 尻 隆 太────────────────────
△
開会
○
議長(
丸山裕次郎) これより
令和2年9月
定例県議会を開会いたします。 本日
の会議を開きます。────────────────────
△
会議録署名議員指名
○
議長(
丸山裕次郎)
会議録署名議員に、
日高博之議員、
髙橋透議員を指名いたします。────────────────────
△
議会運営委員長審査結果
報告
○
議長(
丸山裕次郎) まず、
会期の決定について議題といたします。
今期定例会の会期日程に係る
議会運営委員長の審査結果
報告を求めます。
議会運営委員会、
山下博三委員長。
◆(
山下博三議員) 〔登壇〕 おはようございます。御
報告いたします。 去る8月28日
の閉会中
の議会運営委員会において、本日招集
されました、
令和2年9月
定例県議会の会期日程等について協議いたしました。
今期定例会に
提案されます
知事提出議案は
合計20件、その内訳は、
補正予算4件、
条例10件、
予算・
条例以外4件、
報告承認2件であります。このほか5件
の報告があります。また、
決算議案が
追加提案される予定となっております。 これら
の提出議案の内容
等を踏まえ、当
委員会において
審査した結果、
会期は、本日から10月9日まで
の36日間と
することに
決定いたしました。なお、
会議日程は、お
手元に
配付されております
日程表のとおりであります。
今期定例会は、9月9日、10日
の2日間
の日程で
代表質問、11日、14日、15日
の3日間
の日程で
一般質問を行います。
一般質問終了後、
人事案件を採決し、その他
の議案・請願について、
所管常任委員会へ
の付託を行います。 9月16日から3日間
の日程で各
常任委員会を開催し、25日
の本
会議で、
付託された
議案・請願
の審査結果
報告及び
採決を行います。 引き続いて、
決算議案を上程
し、9月30日
の本
会議で
決算特別委員会を設置の上、同
委員会に
当該議案を付託することに
しております。
決算特別委員会は、9月30日から10月7日まで
の間に
開催し、10月9日
の最終日に、
決算特別委員長の審査結果
報告及び
採決を行います。 なお、
議員から
提出される
議案の取扱い及び
決算以外
の特別委員会については、
日程表に記載
のとおりであります。
議員各位におかれましては、円滑な
議会運営に特段
の御
協力をいただきますようお願いいたします。 以上で当
委員会の報告を終わります。〔降壇〕
○
議長(
丸山裕次郎)
議会運営委員長の報告は終わりました。 質疑
の通告はありません。────────────────────
△
会期決定
○
議長(
丸山裕次郎)
会期についてお諮りいたします。
今期定例会の会期は、ただいま
の議会運営委員長の報告のとおり、本日から10月9日まで
の36日間と
することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
丸山裕次郎) 御異議ありませんので、そのように
決定いたしました。 本日から
の日程は、お
手元に
配付の日程表のとおりであります。〔
巻末参照〕────────────────────
△
議案第1号から第18号まで、
報告第1号及び第2
号上程
○
議長(
丸山裕次郎) 次に、お
手元に
配付のとおり、
知事から、
議案第1号から第18号まで、
報告第1号及び第2号
の各
号議案の送付
を受けましたので、これら
を一括上程いたします
。〔巻末参照〕────────────────────
△
知事提案理由説明
○
議長(
丸山裕次郎) ここで、
知事に
提案理由の説明を求めます。
△
知事(
河野俊嗣君) 〔登壇〕 おはようございます。
令和2年9月
定例県議会の開会に当たり、初めに、
県議会の皆様におかれましては、一連
の新型コロナウイルス感染症対策につきまして、格別
の御配慮
をいただき、厚く
お礼を申し上げます。 ただいま
提案いたしました
議案に関する御
説明に先立ち、まず、
本県の新型コロナウイルス感染症対策の状況について御
報告申し上げます。
県内において昨日までに
確認された
感染者は、359名であります。このうち1名
の方が、8月14日、
県内のコロナ感染者としては初めて、お亡くなりになられました。改めて御冥福
をお祈りいたしますとともに、御遺族に心からお悔やみ申し上げます。 また、現在も、
医療機関や
宿泊施設等において多く
の方が療養
されております。一日も早く全快
されますようお祈り申し上げます。 7月下旬から8月にかけて、断続的に
感染が
確認されておりますが、
県内においては、爆発的な
感染拡大にまで至ることなく抑えることができているものと考えております。これも、ひとえに
感染拡大防止に向けた
県民や
事業者の方々の御
理解と御
協力や、
医療や
感染症対策の最前線で、昼夜
を分かたず業務に従事いただいている
皆様の御尽力
のたまものと、心より感謝申し上げます。
本県では、7月22日以降、
感染者が急増
し、「事実上
の第2波」と言うべき深刻な事態に直面いたしました。 7月25日に高鍋町で、8月2日には延岡市で、それぞれ接待
を伴う
飲食店において
感染集団(
クラスター)が
発生したこと
を踏まえ、
西都市・
児湯郡
圏域及び延岡市・西臼杵郡
圏域を、「感染状況が厳しい
圏域」と位置づけ、両
圏域の住民
の皆さんへ
不要不急の外出自粛等を要請しました。 また、
感染が急速に
拡大する傾向にあったことから、7月26日に
県内全域を対象として、県独自
の「感染拡大緊急警報」
を発令
し、徹底的な封じ込めと集中的な
感染拡大防止策に、
官民一体となって取り組んでまいりました。 さらに、
県内において
クラスターが
発生したこと、
食事提供施設で
の感染事例が全国的に増加
していること
等を踏まえ、
先手先手の対策を講じることが不可欠であると
の認識
のもと、
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、
西都市・
児湯郡
圏域については、7月28日から8月16日まで、
県内全域については、8月1日から8月16日まで
の間、接待
を伴う
飲食店に
休業要請を、それ以外
の食事提供施設には営業時間
の短縮
等を要請する決断
をいたしました。 4月
の休業要請に続き、
事業者や
県民の皆様には大変な御苦労
をおかけいたしました。御
理解と御
協力をいただきました
事業者の皆様、
市町村をはじめ、
関係者の方々に改めて
お礼を申し上げます。 おかげをもちまして、2つ
のクラスターに起因
する爆発的な
感染拡大や、新たな
クラスターの発生を防ぎ、急速に
拡大した
感染の連鎖
を封じ込めることができたものと考えております。 こうした一連
の取組により、ある程度
状況が落ち着き
を見せたことから、当初
の予定どおり8月17日に
休業要請等を解除
するとともに、2つ
の圏域の住民
の方々へ
の行動
等に関する
要請につきましても、「
新規感染者が限定的な
圏域」に変更いたしました。 その後も、8月18日、
宮崎市において、
重症化のリスクが高いとして特に警戒
を強めていた
高齢者の入所施設において
クラスターが
確認されるなど、依然として予断
を許さない
状況が続きましたが、
西都市・
児湯郡
地域が「
感染未
確認地域」になるなど、
新規感染者が
一定程度に収まっている
状況が
継続していることから、9月1日をもって、
県内全域を対象と
した
レベル3
の「感染拡大緊急警報」
を、レベル2
の「特別警報」へ引き下げたところであります。 この間、全庁的な
支援体制を強化し、機動的に
対策を実施するため、郡司副
知事をチーム長と
する「新型コロナウイルス対策特命チーム」
を8月3日に
設置し、市町村とタイムリーに
情報共有を図るため
の「ホットライン」
の開設など、
市町村と
の連携強化や、
県ホームページ特設サイトの充実をはじめ、
県民の皆様へ
の分かりやすい
情報発信に取り組んでまいりました。 また、
休業要請等解除後
の8月17日には、安心
して
飲食店等を利用できる
環境づくりのため、
飲食関連業の皆様と県・
市町村、
県民が一体となって
ガイドラインを遵守
し、感染防止対策
を強化していくことなど
を共同で宣言いたしました。
共同宣言では、毎月1日
を「県内一斉
ガイドライン点検の日」と定め、スタートとなる9月1日には、私も
宮崎市
の戸敷
市長とともにニシタチ
を巡回
するなど、
ガイドラインの遵守
を直接呼びかけているところであります。 一方、全国
の状況を見ますと、
大都市圏を中心として
一部地域では、
新規感染者数や
重症者数が減少
せず、
医療機関へ
の負荷が高い
状況が
継続しております。このため、県では
感染状況に応じて、県外
の地域を「感染流行地域」または「
感染注意地域」と位置づけ、
県民の皆様に対し、これら
の地域と
の往来については、その
必要性について十分に判断
した上で、慎重な行動
を取っていただくことなど
をお願い
しております。
県内における
医療提供体制につきましては、
関係する皆様の御
理解と御
協力をいただき、現時点で
入院病床を246床、
軽症者等の宿泊療養施設を250室確保
しております。また、
PCR検査の検査可能件数につきましても、1日当たり300件程度まで増強
し、クラスター発生時には
民間会社へ
の委託も含め500件近く
の検査を実施するなど、
体制強化に努めてまいりました。今後とも、
県民の命と健康
を守るため、これら
の充実・
強化に努め、
県民の皆様の安心・安全
の確保に万全
を期してまいります。
新型コロナウイルス感染症に係る
対策につきましては、これまで
県民生活や
地域経済を支える
対策を含め、総額518億円余
の様々な
対策を講じてまいりました。 特に、今般
の休業要請等に伴い、
市町村と
連携して
休業要請協力金及び
感染防止対策支援金を迅速に給付
するため、
県議会の皆様の御
理解のもと、7月29日と8月4日
の2回にわたり、
合計約11億円
の専決処分を行ったところであります。 今後とも、
県民の命と生活
を守り抜くため、徹底的な
感染拡大防止策の実施と、
本県経済の維持・発展に向け、
市町村や
関係団体と
の連携を強化しながら、
官民一体となって「
オール宮崎」で取り組んでまいります。 次に、県政に関しまして2点御
報告を申し上げます。 1点目は、
防災庁舎の完成についてであります。 平成29年12月から
建設工事を進めてまいりました
防災庁舎が、この7月に完成いたしました。
防災庁舎の竣工に当たり、これまで御
支援を頂きました
県議会の皆様をはじめ、御尽力頂きました
皆様方に、心から
お礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、多く
の関係者を御招待
して
の落成式の開催は見送りましたが、8月1日、
丸山議長に御出席いただき、
テープカットを実施いたしました。 8月3日には「
新型コロナウイルス対策特命チーム」が新庁舎で
の業務
を開始
するとともに、
本県防災の中心となる
危機管理局など
関係部局が順次移転
し、庁舎
の供用
を開始
したところであります。 今後とも、
防災訓練や研修
等の充実を図り、
本県の災害対応能力をさらに高い
レベルに引き上げ、
防災庁舎を災害応急対策の司令塔として、災害から
県民の生命・財産
を守るべく、全力で取り組んでまいります。 なお、台風10号が今後、
特別警報級の勢力まで発達
し、九州に接近
して
本県に大きな影響
を及ぼすおそれがあります。 県といたしましては、
災害対策本部など
の設置を含め、万全
の対策を取り、迅速かつ的確に
対応してまいります。
県民及び
関係機関の皆様には、最新
の台風情報を確認し、早めに備えと
対策を講じていただきますようお願いいたします。 2点目は、
鹿児島国体の延期に係る
本県の対応についてであります。
鹿児島国体の2023年
の開催に向け、先月、
大会主催者の一つである
公益財団法人日本スポーツ協会から、
本県における
国民スポーツ大会の開催を2026年から2027年へ1年
延期することについて、
協力を要請されました。 今回
の開催延期は、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因
するものであり、その痛み
を、鹿児島県だけではなく
日本全体で分かち合うべきものと考え、
県内関係団体等の御意見も伺った上で、先般、
本県として、
協力要請を受け入れる判断
をしたところであります。 今後、
延期が正式に
決定された場合におきましても、引き続き
開催準備を着実に進めてまいりたいと考えておりますので、御
理解と御
協力をお願いいたします。 それでは、本日
提案いたしました
議案の概要について、御
説明申し上げます。 初めに、
補正予算案についてであります。
補正額は、
一般会計221億5,275万6,000円、
特別会計9,643万円、
公営企業会計11億2,604万7,000円であります。この結果、
一般会計の歳入歳出予算規模は6,930億1,962万9,000円となります。今回
の補正予算による
一般会計の歳入財源は、
国庫支出金52億3,910万円、
財産収入1,590万1,000円、繰入金1,213万6,000円、繰越金76億2,269万5,000円、諸収入92億6,292万4,000円であります。 以下、
一般会計補正予算案に計上いたしました主な
事業の概要について御
説明いたします。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、これまで
の総合的な
対策の考え方
を基本として、現下
の本県における
状況を踏まえ、1、
感染拡大防止策と
医療体制の整備、2、
雇用維持と
事業継続のため
の支援(
セーフティネット)、3、
地域経済の再生・復興に向けた
支援、4、
みやざきの成長へつなげる取組
の4つ
の柱に基づき、必要な
事業を構築
したところであり、
合計80億円規模
の対策を講じたいと考えております。 なお、
予算編成に当たりましては、
地方創生臨時交付金など、国
の補正予算(第2号)で措置
された
交付金を活用
しております。 以下、4つ
の柱に沿って御
説明申し上げます。 1点目は、「
感染拡大防止策と
医療体制の整備」であります。 今回
のクラスター発生へ
の対処に係る経験など、
本県で
の事実上
の第2波へ
の対応等における教訓
を生かし、
感染拡大防止を徹底
するとともに、
PCR検査体制等をさらに
強化していくことが最も重要な課題であります。 このため、保健所や
県立学校等において
衛生環境改善のため
の施設改修
等を行い、
感染拡大防止を徹底
するとともに、
クラスター発生等に備えた
PCR検査体制の強化や、救急
医療機関における院内
感染防止
対策の支援、国
の方針が固まったことに伴う
医療従事者に対する慰労金
の増額など、
検査・
医療提供体制のさらなる
充実に取り組みます。 また、大規模災害に備えたマスクや消毒液
の備蓄物資
を確保
し、今後
の危機事象へ
の対応に万全
を期してまいります。 2点目は、「
雇用維持と
事業継続のため
の支援」であります。 依然として
本県の地域経済と雇用
状況は厳しい
状況に置かれており、その影響
の長期化が懸念
されますことから、中小・小規模
事業者の事業継続を強力に
支援するとともに、
県内の雇用
を守り抜く
対策を講じる必要があります。 このため、
県内の各金融機関と
連携し、利子及び保証料
の負担軽減
等を行う
新型コロナウイルス感染症関連
の融資枠
を、今回さらに、1,000億円から1,800億円へ大幅に
拡大し、中小企業・小規模
事業者の資金繰り
を幅広い業種にわたって
支援するとともに、
県内中小企業
の業績回復や
事業継続を図るため、販路回復・
拡大やICT活用など
の取組
を支援いたします。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響により離職
を余儀なく
された方
等を採用
する県内企業に対して、採用者1人当たり10万円
を給付
するなど、離職
された方
の早期就労
を後押し
し、
地域の雇用
を守り抜く取組
を進めてまいります。 3点目は、「
地域経済の再生・復興に向けた
支援」であります。 4月
の全国的な緊急事態宣言による経済活動
の停滞から、徐々に回復
の兆しが見え始めた矢先、「事実上
の第2波」や、これに対処
するため
の休業要請等により、再び厳しい
状況に直面
している
地域経済を維持・再生
するため、
市町村や
関係団体等と
連携し、「
オール宮崎」で
地域における消費喚起・経済活性化
を進めることが大変重要であります。 このため、国
の「Go To イートキャンペーン」で発行
される25%プレミアム付食事券に、県独自に5%上乗せ
するとともに、
市町村が行う最大で総額50億円規模
の、第2弾となるプレミアム付商品券
の発行
等を支援するなど、応援消費
の促進
を図ることにより、秋以降
の県内経済
の再生・復興につなげてまいります。 4点目は、「
みやざきの成長へつなげる取組」であります。 「ポストコロナ社会」
を見据え、農林水産業やフードビジネス
の基盤
強化、
地域におけるデジタル化・リモート化
の推進など、これから
の本県の成長へつなげるべく、これまで
の取組
をさらに
強化していくことが重要であります。 このため、農産物
の輸出
拡大のため
の設備や、外食産業におけるインバウンド需要
の回復
のため
の衛生管理設備
の導入
等を支援し、農林水産業
の基盤
強化に取り組んでまいります。 また、
地域の商工会、商工
会議所などにおける情報機器
整備等を支援するとともに、県庁
のテレワーク環境
整備等を進めるなど、
本県におけるデジタル化・リモート化
を推し進めてまいります。 以上、
新型コロナウイルス感染症対策に係る
事業について御
説明いたしました。 これら
のほか、住宅供給公社
の清算に伴う剰余金について、
宮崎県
国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会
開催基金に積み立てるとともに、災害時
の歯科保健
医療提供体制を整備するため
の機器導入や、旧耐震基準で建築
された木造住宅
の耐震
対策の取組
の支援等を行うことと
しております。 主な
事業に関する
説明は以上でありますが、これら
の事業のほか、
令和元年度
の決算により生じた剰余金
の一部について、地方財政法
の規定に基づき、県債管理基金へ
の積立て
を行うことと
しております。 最後に、債務負担行為
の設定についてでありますが、県有スポーツ施設
整備事業につきましては、
国民スポーツ大会のプール会場
整備に係る設計・建設、開業準備及び運営・維持管理費について、債務負担行為
を設定
するものであります。 それでは次に、
予算以外
の議案について御
説明いたします。
議案第5号「
宮崎県税
条例の一部を改正
する条例」は、
新型コロナウイルス感染症等に係る寄附金税額控除
の特例
の創設及び法人
県民税法人税割
の超過課税措置
の適用期限
の延長
等に伴い、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第6号「使用料及び手数料徴収
条例の一部を改正
する条例」は、漁業法
の改正に伴う手数料
の新設
等を行うほか、家畜伝染病予防法
の改正
等に伴い、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第7号「
知事等の損害賠償責任の一部免責に関する
条例の一部を改正
する条例」は、
地方自治法施行令
の改正に伴い、海区漁業調整
委員会の委員に係る
損害賠償責任の限度額
を変更
するため、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第8号「職員
の特殊勤務手当に関する
条例の一部を改正
する条例」は、
新型コロナウイルス感染症に係る
感染症予防
等手当
の特例
を定めるなど、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第9号「地方警察職員
の特殊勤務手当に関する
条例の一部を改正
する条例」は、
新型コロナウイルス感染症に係る特殊勤務手当
の特例
を定めるなど、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第10号「恩給並びに他
の地方公共団体
の退職年金及び退職一時金
の基礎となるべき在職期間と職員
の退職年金及び退職一時金
の基礎となるべき在職期間と
の通算に関する
条例の一部を改正
する条例」は、漁業法
の改正に伴い、同法
を引用
する関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第11号「
宮崎県安心こども基金
条例の一部を改正
する条例」は、国において基金
事業の実施期限が延長
されたことから、基金
の設置期間
を延長
するため
の改正
を行うものであります。
議案第12号「
宮崎県自転車
の安全で適正な利用
の促進に関する
条例」は、自転車
の安全で適正な利用
を促進
する施策
の基本的な事項
等を定めることにより、自転車
の関係する交通事故
の防止及び被害者
の保護
を図るため
の条例を制定
するものであります。
議案第13号「職員
の服務
の宣誓に関する
条例の一部を改正
する条例」は、服務
の宣誓について、会計年度任用職員に係る取扱い
を別に定めることができるよう、
関係規定
の改正
を行うものであります。
議案第14号「
宮崎県住民基本台帳法施行
条例の一部を改正
する条例」は、漁業法
の改正に伴い、同法に係る事務については、住民基本台帳ネットワーク
を通じた本人
確認情報
の利用
を行わなくなることから、
関係規定
を改正
するものであります。
議案第15号は、
令和2年2月
定例県議会で議決
を経た国営西諸土地改良
事業(二期)執行に伴う
市町村負担金徴収
の議決内容
の一部を変更
することについて、土地改良法
の規定により、議会
の議決に付すものであります。
議案第16号は、防災・安全社会資本
整備交付金事業国道327号尾平工区(仮称)尾平トンネル工事(2工区)
の請負契約
の変更について、議会
の議決に付すべき契約に関する
条例の規定により、議会
の議決に付すものであります。
議案第17号及び
議案第18号につきましては、教育
委員会委員2名が
令和2年10月8日をもって任期満了となりますので、このうち、
議案第17号は、島原俊英氏
の後任
委員として、同じく島原俊英氏
を、
議案第18号は、松山郁子氏
の後任
委員として、同じく松山郁子氏
をそれぞれ任命いたしたく、地方教育行政
の組織及び運営に関する法律
の規定により、議会
の同意
を求めるものであります。 次に、
報告第1号及び第2号は、先ほど御
説明いたしました、
新型コロナウイルス感染症対策に関する
令和2年度
宮崎県
一般会計補正予算(第7号)及び(第8号)
の専決
報告であり、いずれも早急に
対応するため、
専決処分を行ったものであります。 以上、今回
提案いたしました
議案の概要について御
説明いたしました。 7月下旬から
の本県における「事実上
の第2波」は、多く
の県民の皆様に、
新型コロナウイルス感染症の脅威が、私たち
の地域にとっても決して例外ではないと
の強い実感
をもたらしました。それまで、80日以上にわたり
県内で
の感染が
確認されていなかった
状況の中で、何らかの形でウイルスが県外から持ち込まれ、私たちに身近な会食、家族・親族、職場
等の場を通じて
感染が広がったものであり、中でも、接待
を伴う
飲食店等において、
クラスターが2か所で
発生したことが、
感染拡大の大きな要因となったものと考えられます。 本日で、3月4日に
本県で初めて
感染者が
確認されてから半年が経過いたしました。私は、今回
の感染拡大の経緯や一連
の対応をしっかりと検証
し、その教訓
をこれから
の対策に生かすことが大変重要であると考えております。この間歩んできた道
を顧みて、
県民の命と健康、暮らし
を守るために、現在
の課題
をよく見極め、その学び
をもってこれからも力強く歩み
を進めてまいります。
県民の皆様には、改めてマスク
の着用や手洗い
の徹底、3密
を避ける、体調が優れないときは自宅で休む、そして、県外と
の往来や、県外から来県
された方と接するとき
の注意など、「うつらない」「うつさない」ため
の感染防止
の徹底
をお願い申し上げます。
事業者の皆様には、
ガイドライン遵守による
感染防止
対策を徹底
していただき、誰もが安心
して店舗や施設
等を利用できる
環境づくりを進めていただきますよう、お願い申し上げます。 一方、
県民が心
を合わせて取組
を進める中、
感染された方やその
関係者、
医療従事者
の皆さん
を傷つけるような言動や、SNS上
の心ない書き込みなどにより、当事者
の皆さんが傷つき悲しんでおられる
状況が見受けられます。不当な偏見や差別といった人権侵害は決して許されるものではありません。お互い
を思いやる気持ち
を持ちながら、今後とも正確な情報に基づいた冷静な行動
をお願いいたします。 去る8月27日、29万7,808頭も
の牛や豚など
の貴い命が犠牲となり、
本県の地域社会に大きな打撃
をもたらした口蹄疫
の終息から10年
を迎えました。 これまで、「忘れない そして前へ」
を合い言葉に、
県民が力
を合わせて、口蹄疫から
の再生・復興に全力で取り組み、防疫
の徹底や畜産
の新生に向け着実に前進
してまいりました。 くしくも、この10年
の節目
の年、私たちは、同じ見えざる脅威である新型コロナウイルスと
の闘いに直面
し、今、人とウイルスと
の共生
の道も含めて、社会
のあらゆる分野で懸命な模索が続けられております。 平成22年4月20日に
発生した口蹄疫は、4か月余りで終息宣言
を迎えることができましたが、「コロナ禍」とも言うべき新型コロナウイルスへ
の対応は、過去
の感染症
の経験
を踏まえると、長きにわたる、全人類的な課題であると考えられます。 私たちは、
地域社会
の一員として、口蹄疫
を乗り越えてきたこれまで
の経験
を生かすとともに、一人一人が互いに寄り添う気持ち
を大切に、コロナ
の感染防止に対しても
県民が一致団結
することで、みやざきの「
地域力」
を結集
し、この困難な
状況を克服
してまいりたいと考えております。
県議会をはじめ
県民の皆様におかれましては、一層
の御
理解と御
協力を賜りますよう、お願い申し上げます。 以上であります。よろしく御審議
のほどお願いいたします。〔降壇〕
○
議長(
丸山裕次郎)
知事の説明は終わりました。 明日から
の日程をお知らせいたします。 明日5日から8日までは、
議案調査
等のため本
会議を休会いたします。 次
の本
会議は、9日午前10時から、
代表質問であります。 本日はこれで散会いたします。 午前10時33分散会...