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  1. 大分県議会 1991-12-01
    12月16日-05号


    取得元: 大分県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成 3年 第4回定例会(12月)       平成三年           大分県議会定例会会議録(第五号)       第四回平成三年十二月十六日(月曜日)     ----------------------------- 議事日程第五号        平成三年十二月十六日     午前十時開議第一 第九六号議案から第九九号議案まで   (議題、決算特別委員長の報告、質疑、討論、採決)第二 第一一三号議案から第一三九号議案まで、第一五三号議案、第三号報告及び第四号報告並びに請願七   (議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決)第三 第一五四号議案   (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)第四 議員提出第一六号議案から議員提出第二三号議案まで   (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)第五 閉会中の継続審査及び調査の件     ----------------------------- 本日の会議に付した案件日程第一 第九六号議案から第九九号議案まで     (議題、決算特別委員長の報告、質疑、討論、採決)日程第二 第一一三号議案から第一三九号議案まで、第一五三号議案、第三号報告及び第四号報告並びに請願七     (議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決)日程第三 第一五四号議案     (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)日程第四 議員提出第一六号議案から議員提出第二三号議案まで     (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)日程第五 閉会中の継続審査及び調査の件     ----------------------------- 出席議員 四十五名  議長  池田秀人  副議長 長田助勝      後藤国利      後藤利夫      安部省祐      佐藤 錬      阿部英仁      堀田庫士      中島和靖      盛田智英      諌山秀夫      和田至誠      釘宮 磐      佐々木敏夫      麻生一三      岩尾憲雄      日野立明      古田き一郎      長尾庸夫      牧野浩朗      三浦良隆      佐藤佑一      安部紀昭      仲道俊哉      古手川茂樹      友岡春夫      壁村史郎      相良補三郎      阿南結城      本多睦治      永吉 凱      首藤健次      堤 隆一      麻植敏秀      山田軍才      宮本憲一      川添由紀子      荒金信生      椛田博隆      内田淳一      相良勝彦      木許 晃      古屋虔郎      柴田 明      重野安正 欠席議員 二名      緒方喜代美      浜田 博     ----------------------------- 出席した県側関係者  知事     平松守彦  副知事    飯田志農夫  出納長    橋本 晃  教育委員長  岸野晋一  公安委員長  赤松重明  総務部長   帯刀将人  企画総室長  吉田 哲  企業局長   千手章夫  教育長    宮本高志  警察本部長  岡部宏泰  福祉生活部長 首藤 忍  保健環境部長 内田賢一  商工労働         飯田益彦  観光部長  農政部長   池辺藤之  林業水産部長 小野和秀  土木建築部長 松浦たかし  人事委員会         臼杵仲蔵  事務局長  監査事務局長 大嶋 稔  地方労働委員         上鶴聡明  会事務局長  総務部次長  魚返敬之  財政課長   橋本嘉一  秘書課長   外山邦夫     -----------------------------     午前十一時四十四分 開議 ○池田秀人議長 これより本日の会議を開きます。     -----------------------------池田秀人議長 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第五号により行います。     ----------------------------- △日程第一 第九六号議案から第九九号議案まで(議題、決算特別委員長の報告、質疑、討論、採決) ○池田秀人議長 日程第一、日程第一の各決算を議題といたします。     -----------------------------  〔朗読を経なかったが、参考のため掲載する〕 委員会審査報告書 本委員会は、付託された事件のうち、次の事件の審査を終了したから、その結果を会議規則第七十五条の規定により別紙のとおり報告します。          記第九六号議案 平成二年度大分県立病院事業会計決算の認定について第九七号議案 平成二年度大分県立三重病院事業会計決算の認定について第九八号議案 平成二年度大分県電気事業会計決算の認定について第九九号議案 平成二年度大分県工業用水道事業会計決算の認定について 平成三年十二月十六日            決算特別委員長 壁村史郎大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 第二回定例会において本委員会に付託された事件は、第九六号議案平成二年度大分県立病院事業会計決算の認定について、第九七号議案平成二年度大分県立三重病院事業会計決算の認定について、第九八号議案平成二年度大分県電気事業会計決算の認定について及び第九九号議案平成二年度大分県工業用水道事業会計決算の認定についてである。 委員会は、八月三十日から五回にわたって開催し、監査委員及び関係者の出席を求め、予算の執行が適正かつ効率的に行われたか、また、その結果、どのような事業効果をもたらしたかなどについて審査を行うとともに、各事業の施設や運営状況について現地調査するなど慎重に審査した結果、次の意見を付し、いずれも認定すべきものと決定した。   意見 一、平成二年度大分県立病院事業会計決算の認定について 平成二年度から、専門外来診療内容の充実及び専門研修医の配置を行うなど、診療体制充実強化を促進した結果、前年度に比べて入院患者は横ばいであったものの、外来患者は一万九千四百十六人(八・八%)の増加となり、合計延患者数は四十四万三千四百二十二人で四・五%増加している。 医業収益は、前年度に比べ四億七千八百五十万五千七百六十四円(七・四%)増加して六十九億二千六百五十四万五千九百五十八円となり、また、医業費用は、給与費、材料費、経費を中心に四億七千四百四十五万三千六百三十九円(六・五%)増加して七十七億四千百七十万一千七百十八円となった結果、医業損失は八億一千五百十五万五千七百六十円で四百五万二千百二十五円(〇・五%)減少している。 医業外収益は、負担金交付金の大幅な増加により七億六千九百三万六千二百九十四円となり、医業外費用は一億六千六百十万八千六百八十六円で、これにより医業外利益は六億二百九十二万七千六百八円となっている。 また、特別利益が一万七千三百十九円、特別損失が七百三十万四千百五十一円で、この結果、本年度の純損失は二億一千九百五十一万四千九百八十四円を計上し、当年度末未処理欠損金は二十億一千九百八十六万八千七百十一円となっている。 総収益対総費用比率医業収支比率、あるいは医業収益人件費率は前年度に比べて若干改善されたものの、経常損益は依然として厳しい状況にある。 加えて、平成四年八月、新病院の移転に伴い、建設費や高度医療機器の整備、さらには医師、看護婦等の増員により大幅な経費の増加が予想されることから、今後一層、管理運営の合理化に努めるとともに、高齢化社会の進行や高度、多様化する医療需要に適切に対応できる医療水準の向上と医療サービス充実強化を図り、県民の基幹総合病院としての使命を果されたい。 二、平成二年度大分県立三重病院事業会計決算の認定について 平成二年度の患者数は、外来患者が一千四百六十三人(二・五%)増えたものの、入院患者が一千五百八十九人(二・一%)減少したために、延患者数では百二十六人(〇・一%)減少して十三万一千九百十六人となっている。 医業収益は、外来収益が前年度に比べて二千二百二万三千百七十七円(四・一%)増加したものの、入院収益が四千三百五十六万八千七百四円(三・一%)減少したため、二千百六万五千二百七十一円(一・一%)減少して十九億二千三百十九万四百六十三円となっている。 医業費用は、材料費が三千六百十六万五千二百四十八円(四・八%)減少したものの、給与費が八千六百五十五万五千四百六円(一〇%)増加したことなどから、四千百七十一万六十二円(二・一%)増加して二十億六千七百七十二万九千六百七十三円となった結果、医業損失は一億四千四百五十三万九千二百十円で六千二百七十七万五千三百三十三円(七六・八%)増加している。 医業外収益は、負担金交付金が減少したことなどから、前年対比で二・九%減の一億八千四百四十六万九千五百九十五円で、医業外費用は三%減の二億六百七十六万八千六十二円となったため、医業外損失は二千二百二十九万八千四百六十七円となっている。 また、特別利益として三十一万一千五十八円、特別損失として二万五千五百二十四円を計上した結果、本年度の純損失は一億六千六百五十五万二千百四十三円で、当年度末未処理欠損金は九億六百八十七万五百十八円となっている。 総収益対総費用比率医業収支比率、あるいは医業収益人件費率は前年に比べていずれも悪化しており、経常損益は厳しい状況にある。 昭和五十九年度の全面改築以来、成人病及びリハビリテーションの専門病院として、また、無医地区の巡回診療など地域保健医療活動にも積極的に取り組むとともに、小児科、外科の新設など医療体制の充実に努力し、地域住民の信頼も高まっているところであるが、高齢化、過疎化の進む地域の医療特性を踏まえ、多様化する地域の医療ニーズに対応しながら経営の健全化を図るには、将来的展望に立ってさらに病院の機能を整備充実する必要がある。 今後、診療科目の充実や職員の適正配置を含めた診療体制のあり方や二次救急体制の整備を検討するとともに、一層経営の合理化に努め、地域の中核的病院としての使命を果されたい。 三、平成二年度大分県電気事業会計決算の認定について 豊肥地区の水害による大野川発電所の運転停止により、販売電力量は前年度対比で八〇・六%に減少したものの、電力料金の値上げにより営業収益は二十六億六千九百十八万七千九百九十二円で一〇・八%増加している。 一方、営業費用は、大野川発電所の災害復旧に伴う修繕費の増加などにより二十二億七千五百六十二万七百三十九円で、前年度に比べ二〇・六%の増加となった結果、営業利益は三億九千三百五十六万七千二百五十三円で一億二千九百十六万四千四百八十二円(二四・七%)の減少となっている。 さらに、財務収益が二億八千六百四十二万七千八百七十六円に対して財務費用が二億五千三万四千七百九十八円であり、また、事業外収益が二千三百十八万六千八百八十九円に対して事業外費用が五十三万三千二百三十八円であったため、経常利益は、二千六百六十一万六千六百四十六円(五・六%)減少して四億五千二百六十一万三千九百八十二円となっている。 ところが、特別利益が一億五千百八十二万七千八百九十九円、特別損失が一億二千五十六万四千四円であったため、純利益はほぼ前年度並みの四億八千三百八十七万七千八百七十七円を計上している。 経営分析比率で見ると、総資本利益率三・九%、総収益対総費用比率一一八・三%、営業収支比率一一七・三%、営業収益利益率一八・一%で、いずれも前年度をやや下回ってはいるが、経営的には安定している。 しかしながら、今後、新庁舎の建設や老朽施設の更新のための費用が大幅に増加することが予想される。 新庁舎の建設を機に発電所の運転、保守業務の集中化を進めて職員の適正配置に努めるとともに、新技術の導入による設備の近代化により生産性の一層の向上を図り、引き続き経営の安定に努力して、公営企業としての使命を果されたい。 また、自然エネルギー活用の観点から、長期的な展望にたって新たな水力発電所の開発にも積極的に取り組むよう要望する。 四、平成二年度大分県工業用水道事業会計決算の認定について 年間総配水量は一億四千二百八十四万二千三百五十三立方メートルで前年度に比べて五・四%増えているが、責任水量制を採用している関係から、営業収益はほぼ前年度並みで十八億二千六百五十七万九千五百二十一円となっている。 一方、営業費用は、職員給与費が七・五%減少したものの、配水量の増加などにより動力費、薬品費が増加したため、前年度に比べて一%増の十二億九千三百六十九万二千四十七円となっている。 このため、営業利益は五億三千二百八十八万七千四百七十四円で、前年度に比べて九百九十五万六千八百八十一円(一・八%)の減少となっているが、営業外収益が六四・二%増加して二億六千五百二十一万一千三百五十四円、営業外費用が六・四%減少して一億二千七百九十一万三千三百七十六円となったため、経常利益、純利益とも一八・一%増加し、純利益は六億七千十八万五千四百五十二円を計上している。 経営分析比率で見ると、営業収支比率は一四一・二%で前年度をやや下回ったものの、総資本利益率四・三%、総収益対総費用比率一四七・一%、営業収益利益率三六・七%でいずれも前年度を上回り、経営は今のところ順調である。 しかしながら、新庁舎の建設や三十年以上を経過している第一期事業施設老朽化対策など、大幅な経費の増加が予想される。 このため、浄水場の運転、保守業務の集中化や新技術の導入による設備の近代化を図るとともに、職員の適正配置に努めるなど経営の合理化に積極的に取り組み、引き続き経営の安定に努力して公営企業としての使命を果されたい。 なお、第三期事業については、新たな企業立地などに伴う工業用水需要動向を見極めながら、慎重に対処していくよう要望する。     -----------------------------池田秀人議長 これより委員長の報告を求めます。 決算特別委員長壁村史郎君。  〔壁村議員登壇〕 ◆壁村史郎決算特別委員長 決算特別委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会は、本年第二回定例会及び今回付託を受けました決算のうち、第九六号議案平成二年度大分県立病院事業会計、第九七号議案平成二年度大分県立三重病院事業会計、第九八号議案平成二年度大分県電気事業会計及び第九九号議案平成二年度大分県工業用水道事業会計の各決算について慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の委員会審査報告書のとおり、これを認定すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、決算特別委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑にはいります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結し、これより討論にはいりますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより各決算について採決いたします。 各決算に対する委員長の報告は認定であります。 各決算は、委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、各決算は委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。     ----------------------------- △日程第二 第一一三号議案から第一三九号議案まで、第一五三号議案、第三号報告及び第四号報告並びに請願七(議題、常任委員長の報告、質疑、討論、採決) ○池田秀人議長 日程第二、日程第二の各案件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。 福祉生活保健環境委員長古手川茂樹君。 〔古手川議員登壇〕 ◆古手川茂樹福祉生活保健環境委員長 福祉生活保健環境委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました第一一三号議案中本委員会関係部分ほか、議案七件、報告一件及び請願一件であります。 委員会は去る十三日開催し、部長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分、第一一五号議案平成三年度大分県立病院事業会計補正予算第二号について、第一二二号議案大分病院事業の設置等に関する条例等の一部改正について、第一二三号議案工事請負契約の変更について、第一二四号議案工事請負契約の変更について、第一二五号議案工事請負契約の変更について、第一二六号議案工事請負契約の変更について、第一二七号議案工事請負契約の変更について及び第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号については、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 なお、第一二二号議案については、総務警察委員会に合議し、その結果をも審査の参考にいたしました。 次に、請願六福祉タクシー制度実施市町村に対する事業費の県費補助については、さらに審査を要するので継続審査すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、福祉生活保健環境委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 商工労働観光企業委員長木許晃君。  〔木許議員登壇〕 ◆木許晃商工労働観光企業委員長 商工労働観光企業委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました第一一三号議案中本委員会関係部分及び第三号報告中本委員会関係部分であります。 委員会は去る十三日開催し、部局長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分及び第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号中本委員会関係部分については、それぞれ原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、商工労働観光企業委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 農林水産委員長古田き一郎君。  〔古田議員登壇〕 ◆古田き一郎農林水産委員長 農林水産委員会の審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました議案七件及び報告二件であります。 委員会は去る十三日開催し、部長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分、第一二八号議案大分県営土地改良事業分担金徴収条例の一部改正について、第一二九号議案大分土地改良財産の管理及び処分に関する条例の一部改正について、第一三〇号議案工事請負契約の変更について、第一三一号議案工事請負契約の変更について、第一三二号議案工事請負契約の変更について、第一三三号議案工事請負契約の変更について、第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号中本委員会関係部分及び第四号報告平成三年度大分県県営林事業特別会計補正予算第一号については、それぞれ原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、農林水産委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 上木建築委員長三浦良隆君。  〔三浦議員登壇〕 ◆三浦良隆土木建築委員長 土木建築委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました第一一三号議案中本委員会関係部分のほか、議案五件及び第三号報告中本委員会関係部分であります。 委員会は去る十三日開催し、部長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分、第一三四号議案平成三年度における土木事業に要する経費の市町村負担割合の一部変更について、第二二五号議案工事請負契約の締結について、第一三六号議案工事請負契約の締結について、第一三七号議案工事請負契約の締結について、第一三八号議案工事請負契約の締結について及び第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号中本委員会関係部分については、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、土木建築委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 文教委員長長尾庸夫君。  〔長尾議員登壇
    長尾庸夫文教委員長 文教委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、前回継続審査となりました請願二件並びに今回付託を受けました第一一三号議案中本委員会関係部分のほか、議案一件及び第三号報告中本委員会関係部分であります。 委員会は去る十三日に開催し、教育長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分について、第一三九号議案工事請負契約の締結について及び第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号中本委員会関係部分については、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 次に、継続請願剣道場建設について及び継続請願中津地区高校定員増については、さらに審査を要するので継続審査すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、文教委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 総務警察委員長佐藤佑一君。  〔佐藤(佑)議員登壇〕 ◆佐藤佑一総務警察委員長 総務警察委員会の審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会で審査いたしました案件は、今回付託を受けました第一一三号議案中本委員会関係部分のほか、議案八件、第三号報告中本委員会関係部分及び請願一件であります。 委員会は去る十三日に開催し、部局長ほか関係者の出席説明を求め慎重に審査いたしました結果、第一一三号議案平成三年度大分県一般会計補正予算第三号中本委員会関係部分、第二四号議案平成三年度大分県用品調達特別会計補正予算第一号について、第一一六号議案職員の退職手当に関する条例の一部改正について、第一一七号議案工事請負契約の変更について、第一一八号議案大分県立芸術短期大学設置条例等の一部改正について、第一一九号議案工事請負契約の変更について、第一二〇号議案工事請負契約の締結について、第一二一号議案損害賠償の額を定めることについて、第一五三号議案職員の給与に関する条例等の一部改正について及び第三号報告平成三年度大分県一般会計補正予算第二号中本委員会関係部分については、いずれも原案のとおり可決または承認すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 次に、請願七市内料金区域内人口格差の是正と長距離電話料の軽減を求める意見書の提出については、願意を妥当と認め、採択すべきものと全会一致をもって決定いたしました。 以上をもって、総務警察委員会の報告といたします。 ○池田秀人議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑にはいります。--別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結し、これより討論にはいりますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決にはいります。 第一一三号議案から第一三九号議案まで、第一五三号議案、第三号報告及び第四号報告並びに請願七について採決いたします。 各案件は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案件は委員長の報告のとおり決定いたしました。     ----------------------------- △日程第三 第一五四号議案(議題、提出者の説明、質疑、討論、採決) ○池田秀人議長 日程第三、第一五四号議案を議題といたします。     -----------------------------第一五四号議案 公害審査会委員の任命について     -----------------------------池田秀人議長 提出者の説明を求めます。 平松知事。  〔平松知事登壇〕 ◎平松守彦知事 ただいま上程されました人事議案についてご説明申し上げます。 第一五四号議案公害審査会委員の任命につきましては、大分県公害審査会委員の任期が平成四年一月七日で満了するため、後藤博氏、向井一正氏、内田健氏、富川盛郎氏、畑一郎氏及び三角順一氏を再任し、白井正昭氏、川野田実夫氏、瀧田祐作氏及び坂田英子氏を新たに任命することについて議会の同意をお願いするものであります。 何とぞ、慎重ご審議の上、ご協賛陽りますようお願い申し上げる次第であります。 ○池田秀人議長 以上で提出者の説明は終わりました。これより質疑にはいります。--別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論にはいりますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決いたします。 本案は、これに同意することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。     ----------------------------- △日程第四 議員提出第一六号議案から議員提出第二三号議案まで(議題、提出者の説明、質疑、討論、採決) ○池田秀人議長 日程第四、議員提出第一六号議案から議員提出第二三号議案までを一括議題といたします。     -----------------------------   議案提出書  議員提出第一六号議案 租税特別措置法の改正に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘宮 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉             〃          相良補三郎             〃          永吉 凱             〃          首藤健次            賛成者 大分県議会議員 堤 隆一             〃          古屋虔郎             〃          柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第一六号議案  租税特別措置法の改正に関する意見書 森林は、水源の涵養を初め災害防止、国土保全等に極めて大きな役割を果たしている。しかしながら近年、国産材の需要の低迷や後継者不足等林業を取り巻く環境は厳しく、このような状況が続くならば、わが国の山林は荒廃してしまうのではないかと懸念される。 さらに、本年九月の台風十九号等により、林業は壊滅的な打撃を受けており、本県においても、林業の再生を図るためのシステムづくりが急務となっているところである。 こうした中にあって、森林を育て、市場に出荷するまでには七十年から百年の歳月を要し、その間、親子三代にわたって相続がなされるが、その都度課される相続税が林業経営を圧迫しているところである。 よって、政府におかれては、災害防止、国土保全、林業振興の見地から、現行の租税特別措置法を改正し、林業後継者に対しても、農業後継者と同様に相続税の納税猶予等の措置を講じられるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。               大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿大蔵大臣   羽田 孜殿農林水産大臣 田名部匡省殿自治大臣   塩川正十郎殿国土庁長官  東家嘉幸殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第一七号議案 新離島振興法(仮称)制定に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘官 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉             〃          相良補三郎             〃          永吉 凱             〃          首藤健次             〃          堤 隆一            賛成者 大分県議会議員 古屋虔郎             〃          柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第一七号議案  新離島振興法(仮称)制定に関する意見書 昭和二十八年の離島振興法の制定以来、全国の離島は、四十年間にわたる離島振興政策の推進により、昔日の姿をー新し、公共施設を中心とする社会資本の整備も大きく進展した。 しかしながら、本土より隔絶する離島は、厳しい自然的、社会的諸条件の制約下に置かれていることはもとより、この間の急激な人口移動からくる未曾有の過疎化状況に加え、交通の高速化、経済のソフト化、高齢化、国際化、国民の価値観の多様化等、我が国経済社会の構造変化の渦中にある。 こうした現状を踏まえ、今後、公共事業と並行して、近年の情勢変化に即応し得る離島経済社会の活性化並びに住民生活に直結したいわゆるソフト対策を強力に実施するには、二十一世紀を展望する国土政策にのっとった新しい離島振興大綱が必要である。 よって、政府におかれては、このような情勢に対処するため、平成四年度末で離島振興法が期限切れを迎えることを踏まえ、「新離島振興法」 (仮称)を制定されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日               大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 官沢喜一殿大蔵大臣   羽田 孜殿自治大臣   塩川正十郎殿国土庁長官  東家嘉幸殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第一八号議案 松くい虫被害対策特別措置法の期限延長に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘宮 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉             〃          相良補三郎             〃          永吉 凱            賛成者 大分県議会議員 首藤健次             〃          堤 隆一             〃          古屋虔郎             〃          柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第一八号議案  松くい虫被害対策特別措置法の期限延長に関する意見書 松くい虫による被害は、現行法に基づく総合的な対策の実施により減少傾向にあるが、本県においても、国東半島を初め県下全域でいまだに被害が続いており、今後とも徹底した防除が緊要な課題となっている。 特に、自然景観土及び保安林等国土保全上、重要な松林については積極的に保護する必要がある。 しかしながら、現行の「松くい虫被害対策特別措置法」は、平成四年三月末で期限切れとなるため、今後の松くい虫被害対策に重大な支障を来すものと懸念されるところである。 よって、政府におかれては、松くい虫被害対策を引き続き強力に実施するため、「松くい虫被害対策特別措置法」の延長を強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日                  大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿大蔵大臣   羽田 孜殿農林水産大臣 田名部匡省殿自治大臣   塩川正十郎殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第一九号議案 米の市場開放阻止並びに将来を展望した食糧・農業政策の確立に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘宮 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉             〃          相良補三郎             〃          永吉 凱             〃          首藤健次             〃          堤 隆一             〃          古屋虔郎            賛成者 大分県議会議員 柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第一九号議案  米の市場開放阻止並びに将来を展望した食糧・農業政策の確立に関する意見書 米の市場開放問題については、現在、ガットのウルグアイ・ラウンドにおいて交渉が進められているが、米を巡る情勢は一段と厳しさを増してきている。 米は、国民の主食として、また、我が国農業の基幹作物として重要な地位をしめるばかりでなく、水田農業は、国土、自然環境保全、伝統文化の形成等多面にわたり重要な役割を果たしている。 また、生産農家は、米の過剰と価格低下の中で、厳しい生産調整を強いられながら生産コストの低減に懸命に取り組んでいるところである。 このような状況のもとで米の市場開放は行われるならば、地域経済・社会に及ぼす影響は計り知れないものがある。 よって、政府におかれては、米の自給方針を堅持するという国会決議等を踏まえ、米の市場開放は行わないとともに、将来を展望した食糧・農業政策を確立するよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年一二月十六日                  大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿外務大臣   渡辺美智雄殿大蔵大臣   羽田 孜殿農林水産大臣 田名部匡省殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第二〇号議案 地方交付税制度の適正な運用と地方行財政の充実確保に関する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘宮 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉             〃          相良補三郎             〃          永吉 凱             〃          首藤健次             〃          堤 隆一            賛成者 大分県議会議員 古屋虔郎             〃          柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第二〇号議案  地方交付税制度の適正な運用と地方行財政の充実確保に関する意見書 二十一世紀を間近に控え、国際化、情報化、高齢化の進展により我が国の経済社会構造が大きく変化しつつある今日、地方行政は住民のニーズを的確に把握し、増大、多様化する行政需要に適切に対応することが強く要請されている。 とりわけ、豊かさが実感できる国民生活を実現していく上で地方公共団体の果たす役割は大きなものがあり、地方公共団体における公共投資基本計画の遂行、高齢者保健福祉十カ年戦略の実現等、地域の特色を生かした活力ある地域づくりを推進していくことが求められている。 一方、地方財政の現況を見ると、平成二年度末で六十八兆円を超える借入金残高を抱え、その償還が大きな負担になるとともに、福祉、文化、環境、社会資本の整備等さまざまな分野で新たな財政需要にも対応する必要があり、地方財政の強化がますます望まれている。 今日、国と地方の関係は、国際的に見ても、地方重視へと政策転換が一段と加速されているのが時代の潮流であるやに見受けられる。 以上のことから、中長期的な視点に立って、行政改革の推進とあわせ、地方財政の健全化と財源の充実確保を図る必要がある。 よって、政府におかれては、地方自治の本旨にのっとり、地方交付税制度の適正な運用と地方行財政の充実確保を図られるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日                大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿大蔵大臣   羽田 孜殿自治大臣   塩川正十郎殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第二一号議案 公務員完全週休二日制の平成四年度における早期実施を求める意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 後藤利夫             〃          後藤国利            賛成者 大分県議会議員 和田至誠             〃          釘宮 磐             〃          古田き一郎             〃          佐藤佑一             〃          仲道俊哉            賛成者 大分県議会議員 相良補三郎             〃          永吉 凱             〃          首藤健次             〃          堤 隆一             〃          古屋虔郎             〃          柴田 明大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第二一号議案  公務員完全週休二日制の平成四年度における早期実施を求める意見書 すべての国民がゆとりのある生活を送り、充実した自由時間を持つためには、労働時間の短縮が極めて重要である。特に、完全週休二日制の実施は国際的要請であり、勤労者の強い要望である。また、平成五年までに年間総労働時間千八百時間を達成することを目標とした労働時間短縮に関する施策も展開されているところである。 公務員の完全週休二日制の実施については、社会一般の情勢に適応さ砂ることが何より大切であり、国民生活への影響、国民の理解等にも配慮Lながら、民間事業所における週休二日制の実施状況、土曜閉庁の定着状氾等社会情勢を見極めながら進める必要がある。 よって、政府におかれては、本年の人事院勧告に沿って、国民の理解と協力を得ながら公務員完全週休二日制を平成四年度のできるだけ早い時期に実施されるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日                 大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿労働大臣   近藤鉄雄殿自治大臣   塩川正十郎殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第二二号議案 電話料金の市内料金区域内人口格差の是正及び長距離通話料の軽減を求める意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 佐藤佑一             〃          岩尾憲雄            賛成者 大分県議会議員 阿部英仁             〃          壁村史郎             〃          堤 隆一             〃          宮本憲一             〃          重野安正大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第二二号議案  電話料金の市内料金区域内人口格差の是正及び長距離通話料の軽減を求める意見書 電話は、高度情報化時代を迎えた今日において最も身近で重要な通信手段であり、とりわけ過疎化が進行している地方では日常生活に欠くことのできない媒体である。 しかしながら、現行の電話料金体系では、最低料金で通話可能な市内電話区域内の人口が都市部と地方とでは大きく異なっており、こうした対象人口の地域間格差が利用者に不公平感を生ぜしめている。 また、同様の通信手段であるはがきや封書が全国均一の料金体系であるのに対し、距離により著しい料金格差を設けていることは均衡を失するものである。 よって、政府におかれては、市内料金区域内人口格差を是正するとともに、長距離通話料金を大幅に引き下げるなど、料金体系の抜本的改正を図るために所要の措置を講じられるよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日                大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 宮沢喜一殿郵政大臣   渡辺秀央殿     -----------------------------   議案提出書  議員提出第二三号議案 日米合同軍事演習の恒常化に反対する意見書 右の議案を別紙のとおり会議規則第十五条の規定により提出します。 平成三年十二月十六日            提出者 大分県議会議員 相良勝彦             〃          古屋虔郎            賛成者 大分県議会議員 内田淳一             〃          浜田 博             〃          木許 晃             〃          柴田 明             〃          重野安正大分県議会議長 池田秀人殿     -----------------------------(別紙) 議員提出第二三号議案  日米合同軍事演習の恒常化に反対する意見書 去る十一月、大分県日出生台演習場において二回目の日米合同軍事演習が行われた。七月に発生した対戦車ミサイル事故の原因究明がなされないままの演習強行に対し、地元住民を初め県民に大きな不安を与えた。 日出生台は広大な草原地帯であり、日米合同軍事演習が大分県の農業、観光等に与える影響は非常に大きなものがあり、今回の演習強行に対し抗議するものである。 この上、演習が恒常化することは、大分県民にとって耐え難い苦悩を強いるものである。 よって、政府におかれては、これらの状況を十分認識され、今後、合同演習を恒常化することのないよう強く要望する。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。 平成三年十二月十六日                大分県議会議長 池田秀人内閣総理大臣 官沢喜一殿防衛庁長官  宮下創平殿     -----------------------------池田秀人議長 順次、提出者の説明を求めます。 後藤利夫君。  〔後藤(利)議員登壇〕 ◆後藤利夫議員 ただいま議題となりました議員提出第一六号議案から議員提出第二一号議案までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議員提出第一六号議案租税特別措置法の改正に関する意見書についてであります。 林業を取り巻く情勢は、国産材の低迷や後継者不足、さらには先般の台風による壊滅的な打撃など、まことに厳しいものがあります。 そうした中で、林業後継者に対してその都度課される相続税が著しくその経営を圧迫し、林業振興の観点から課題となっているところであります。したがって、現行の租税特別措置法を改正して、林業後継者についても農業後継者と同様に相続税の納税猶予などの措置が受けられるよう、政府に対し強く要望するものであります。 次に、議員提出第一七号議案新離島振興法制定に関する意見書について申し上げます。 これは、平成四年度末で離島振興法が時限を迎えることを踏まえ、離島経済社会の活性化並びに住民生活に直結したソフト対策を実施する新離島振興法、仮称でございますが、この制定を政府に対し強く要望するものであります。 次に、議員提出第一八号議案松くい虫被害対策特別措置法の期限延長に関する意見書について、ご説明申し上げます。 これは、平成三年度末で期限切れとなる松くい虫被害対策特別措置法を延長することにより、いまだに県下全域で被害が続いている松くい虫被害対策を引き続き実施するよう、政府に対して強く要望するものであります。 次に、議員提出第一九号議案米の市場開放阻止並びに将来を展望した食糧・農業政策の確立に関する意見書について申し上げます。 これは、米が我が国の経済や文化などの各分野で果たす役割の重要性、多様性にかんがみ、現在大詰めを迎えています農業交渉において米の市場開放を阻止するとともに、将来を展望した食糧、農業政策を確立するよう、政府に対し強く要望しようとするものであります。 次に、議員提出第二〇号議案地方交付税制度の適正な運用と地方行財政の充実確保に関する意見書について申し上げます。 今日の地方行政は、地域の特色を生かした活力ある地域づくりを推進し、増大、多様化する行政需要に対応することが要請されているにもかかわらず、平成二年度末で六十八兆円を超える借入金残高を抱え、その償還が地方財政を大きく圧迫しているところであります。 このため、政府に対し、中長期的な視点に立った地方交付税制度の適正な運用と地方行財政の充実確保を強く要望するものであります。 次に、議員提出第二一号議案公務員完全週休二日制の平成四年度における早期実施を求める意見書についてであります。 これは、本年の人事院勧告に沿って、公務員完全週休二日制の平成四年度のできるだけ早い時期の実施を政府に要望することにより、すべての勤労者の要望であります労働時間短縮の実施を図るものであります。 それぞれの案文は、お手元に配付されておりますので、朗読は省略させていただきます。 何とぞ、慎重にご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○池田秀人議長 佐藤佑一君。  〔佐藤(佑)議員登壇〕 ◆佐藤佑一議員 ただいま議題となりました議員提出第二二号議案電話料金の市内料金区域内人口格差の是正及び長距離通話料の軽減を求める意見書について、提案理由のご説明を申し上げます。 今日において、電話は日常生活に欠くことのできない通信手段であります。しかしながら現行の料金体系では、市内料金区域内人口の地域間格差や距離による通話料の格差など、利用者にとって著しい不公平感が生じております。 よって、政府に対し、不均衡な料金体系の抜本的改正を図るために所要の措置を講じるよう強く要望するものであります。 案文は、お手元に配付されておりますので、朗読は省略させていただきます。 何とぞ、慎重にご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○池田秀人議長 相良勝彦君。  〔相良(勝)議員登壇〕 ◆相良勝彦議員 ただいま議題となりました日米合同軍事演習の恒常化に反対する意見書について、提案理由の説明をいたします。 去る十一月、大分県日出生台演習場において二回目の日米合同軍事演習が行われましたが、七月に発生した対戦車ミサイル事故の原因究明がなされないままの演習強行に対し、地元住民を初め県民に大きな不安を与えました。 日出生台は広大な草原地帯であり、日米合同軍事演習が大分県の農業、観光に与える影響は非常に大きなものがあります。今回の演習強行に対し抗議するものであります。この上、演習が恒常化することは、大分県民にとって耐えがたい苦悩を強いるものであります。 よって、政府におかれましては、これらの状況を十分認識され、今後合同演習を恒常化することのないよう強く要望するものであります。 以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提案するものでございます。 何とぞご賛同をいただきますようにお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○池田秀人議長 以上で提出者の説明は終わりました。 これより質疑にはいります。--別にご質疑もないようでありますので、質疑を終結いたします。お諮りいたします。各案は委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論にはいりますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決にはいります。 まず、議員提出第一六号議案から議員提出第二二号議案までについて採決いたします。 各案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なしこと呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、各案は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第二三号議案について採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○池田秀人議長 起立少数であります。よって、本案は否決されました。     ----------------------------- △日程第五 閉会中の継続審査及び調査の件 ○池田秀人議長 日程第五、閉会中の継続審査及び調査の件を議題といたします。 閉会中の継続審査事件福祉生活保健環境委員会 請願六文教委員会   継続請願四、五     ----------------------------- 閉会中における常任委員会、議会運営委員会の調査事件総務警察委員会 一、県政の総合企画について 二、県の歳入歳出予算、税、その他財務について 三、職員の定数及び勤務条件について 四、県立大学及び私学振興について 五、市町村の行政指導について 六、消防防災について 七、出納及び財産の取得管理について 八、治安及び交通安全について 九、他の委員会に属さない事項について福祉生活保健環境委員会 一、社会福祉対策について 二、消費者保護及び物資物価対策について 三、青少年の健全育成並びに女性の地位及び福祉の向上について 四、同和対策について 五、保健衛生及び医療対策について 六、環境保全及び公害対策について商工労働観光企業委員会 一、商工業の振興対策について 二、企業誘致対策について 三、観光及び貿易の振興対策について 四、労働福祉対策について 五、職業訓練及び雇用対策について 六、不況対策について 七、倒産防止対策について 八、電気事業及び工業用水道事業について農林水産委員会 一、農業振興対策について 二、農業生産の向上及び流通対策の促進について 三、園芸、畜産及び特産物の振興対策について 四、水田再編の促進と定着化について 五、土地改良事業の計画及び実施について 六、農協の管理運営について 七、農業金融について 八、林業振興対策について 九、林道の整備について 十、造林及び治山対策について 十一、県営林造成事業について 十二、水産振興対策について 十三、漁場改良、造成及び養殖事業について 十四、漁港整備事業について土木建築委員会 一、道路橋梁の新設、改良及び維持管理について 二、河川及び港湾の維持管理並びに海岸保全について 三、空港整備について 四、都市計画、公園及び砂防関係事業の実施並びに管理について 五、災害対策について 六、県有建築物の営繕について 七、住宅の建設及び管理並びに宅地造成について 八、新産業都市開発事業について文教委員会 一、市町村教委の指導について 二、県立学校の施設及び設備の充実について 三、教職員の定数及び勤務条件について 四、義務教育及び高校教育について 五、へき地及び特殊教育の振興について 六、社会教育及び体育の振興について 七、文化振興及び文化財の保護について議会運営委員会 一、議会の運営に関すること 二、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関すること 三、議長の諮問に関すること     -----------------------------池田秀人議長 各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第七十三条の規定により、お手元に配付の表のとおり閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。 お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池田秀人議長 ご異議なしと認めます。 よって、各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定いたしました。     -----------------------------池田秀人議長 以上をもって、今期定例会に付議されました諸案件は全部議了いたしました。     -----------------------------池田秀人議長 これをもって、平成三年第四回定例会を閉会いたします。     午後零時十三分 閉会     ----------------------------- なお、閉会後、前正副議長に対する感謝状の伝達及び永年勤続議員に対する表彰が行われたので、参考のため、その氏名を掲載する。全国都道府県議会議長会感謝状  前議長  後藤国利  前副議長 壁村史郎全国都道府県議会議長会表彰知事感謝状議会表彰 勤続二十五年以上       堤 隆一...